JPS6025428Y2 - 果物包装用トレイ - Google Patents
果物包装用トレイInfo
- Publication number
- JPS6025428Y2 JPS6025428Y2 JP1976132976U JP13297676U JPS6025428Y2 JP S6025428 Y2 JPS6025428 Y2 JP S6025428Y2 JP 1976132976 U JP1976132976 U JP 1976132976U JP 13297676 U JP13297676 U JP 13297676U JP S6025428 Y2 JPS6025428 Y2 JP S6025428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fruit
- tray
- packaging tray
- fruits
- fruit packaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は果物、特に桃、梨、りんご等の高級果物を衝撃
から保護し、安全に輸送または保管するための果物包装
用トレイに関するものである。
から保護し、安全に輸送または保管するための果物包装
用トレイに関するものである。
従来、果物を包装するに際しては発泡ポリスチレン樹脂
ネットを用いて1個宛包装したり1.また多数の果物を
包装する場合には発泡ポリスチPン樹脂シートに果物の
形状に適合する凹陥部を多数形成させたトレイを使用し
、この凹陥部に果物を載置してこれを積重ね、輸送用包
装体を形成させることが行われている。
ネットを用いて1個宛包装したり1.また多数の果物を
包装する場合には発泡ポリスチPン樹脂シートに果物の
形状に適合する凹陥部を多数形成させたトレイを使用し
、この凹陥部に果物を載置してこれを積重ね、輸送用包
装体を形成させることが行われている。
しかし、果物を1個づつ包むことは非常に人手を要し、
非能、率的であり、不経済である。
非能、率的であり、不経済である。
また発泡ポリスチレン樹脂シート&ζ多数の凹陥部を設
けたトレイは果物を能率よく包装することはできるが、
従来のトレイは凹陥部が完全な半球状、即ち、トレイの
表面において円形に形成されていた。
けたトレイは果物を能率よく包装することはできるが、
従来のトレイは凹陥部が完全な半球状、即ち、トレイの
表面において円形に形成されていた。
従って、果物が凹陥部に密着した場合には果皮が外界の
空気に触れることがないので腐敗を促進するおそれがあ
る。
空気に触れることがないので腐敗を促進するおそれがあ
る。
また、果物が小さくて凹陥部に密着しない場合には凹陥
部内で、果物が回動し、特に移動、輸送等において果皮
を損傷するごとがある。
部内で、果物が回動し、特に移動、輸送等において果皮
を損傷するごとがある。
本考案者は、これらの点を改善すべく研究した結果、凹
陥部の隔壁をS字状にその周壁をS字状に対応する湾曲
を有するように形成せしめることによって、・果物を収
容したとき、果物が多少大きくても、また小さくても、
果物の側面が凹陥部の周壁で保持されて、果物が回動せ
ず、また果物の側面が全面に龍って凹陥部の内面に密着
しないので通気が良好であることが判明した。
陥部の隔壁をS字状にその周壁をS字状に対応する湾曲
を有するように形成せしめることによって、・果物を収
容したとき、果物が多少大きくても、また小さくても、
果物の側面が凹陥部の周壁で保持されて、果物が回動せ
ず、また果物の側面が全面に龍って凹陥部の内面に密着
しないので通気が良好であることが判明した。
更に凹陥部の隔壁をS字状に形成せしめることにより、
一定個数の果物を収容する面積が少くてすみ、極めて効
果的であることを見出し、本考案を完成した。
一定個数の果物を収容する面積が少くてすみ、極めて効
果的であることを見出し、本考案を完成した。
本考案は、複数個の果物を収容する発泡熱可塑性樹脂製
の果物包装用トレイにおいて、多数の果物収納用凹陥部
がトレイの長手方向に対し斜め方向に配列されていて、
斜め方向に隣接する凹陥部間の隔壁がS字状に形成され
、該凹陥部の周壁が隔壁のS字状に対応する湾曲を有し
、該凹陥部の高さが果物の最大半径より高し・ことを特
徴とする、果物包装用トレイ、を要旨とするものである
。
の果物包装用トレイにおいて、多数の果物収納用凹陥部
がトレイの長手方向に対し斜め方向に配列されていて、
斜め方向に隣接する凹陥部間の隔壁がS字状に形成され
、該凹陥部の周壁が隔壁のS字状に対応する湾曲を有し
、該凹陥部の高さが果物の最大半径より高し・ことを特
徴とする、果物包装用トレイ、を要旨とするものである
。
本考案の果物包装用トレイに使用される発泡熱可塑性樹
脂は、スチレン重合体、またはスチレンを主として含む
スチレンと共重合し得るモノマーとの共重合体等の樹脂
を発泡剤を加えてシート状に押出した発泡シートが用い
られる。
脂は、スチレン重合体、またはスチレンを主として含む
スチレンと共重合し得るモノマーとの共重合体等の樹脂
を発泡剤を加えてシート状に押出した発泡シートが用い
られる。
この発泡シートを一定の金型によって成形することによ
って一体に形成せしめることができる。
って一体に形成せしめることができる。
また、これらの発泡シートにポリスチレン、ポリプロピ
レン等の合成樹脂フィルムを積層した積層シートも好適
に使用されらる。
レン等の合成樹脂フィルムを積層した積層シートも好適
に使用されらる。
本考案の果物包装用トレイの凹陥部は、果物の最大径部
分が包装用トレイの表面と同一またはそれより下部に位
置する深さを有し、底部がほぼ球面状に形成せられてお
り、この凹陥部が包装用ドレイの斜方向に密接して配列
きれてう゛)る。
分が包装用トレイの表面と同一またはそれより下部に位
置する深さを有し、底部がほぼ球面状に形成せられてお
り、この凹陥部が包装用ドレイの斜方向に密接して配列
きれてう゛)る。
各凹陥部の相接する隔壁、即ち各凹陥部の各斜方向に設
けられた隔壁はS字状に形成されている。
けられた隔壁はS字状に形成されている。
而して、隔壁はトレイの表面とほぼ等しい高さに形成さ
れることが好ましい。
れることが好ましい。
゛本考案の果物包装用トレイの凹陥部に果物
を収納すると、果物の周辺が周壁の湾曲に部分的に接触
し、更に湾曲を押し拡げ、S字状の柚線はほぼ直線上に
引伸ばされる。
を収納すると、果物の周辺が周壁の湾曲に部分的に接触
し、更に湾曲を押し拡げ、S字状の柚線はほぼ直線上に
引伸ばされる。
引伸ばされた周壁はS字状に戻る力が加わるので軽く押
圧して果物め回動が防止される。
圧して果物め回動が防止される。
隣接するS字状の隔壁は果物によって異なる位置におい
て押圧されるので果物同志が圧迫されることがない。
て押圧されるので果物同志が圧迫されることがない。
従って大きな果物を収容することができ、或いは一定面
積内に多くの果物を収容するごとができる。
積内に多くの果物を収容するごとができる。
従来め、トレイの表面において円形の凹陥部を有するト
レイに果物を収納するには、予め果物の大きさに応じて
凹陥部の大きさの異なる幾種類かのトレイ゛に分けて収
納する必要があったが、本考案の果物包装用トレイにお
いては、上記の通り果物が周壁めS字状の湾曲を押圧し
て保持されるので、□果物の大きさに関係なく利用する
ことができる。
レイに果物を収納するには、予め果物の大きさに応じて
凹陥部の大きさの異なる幾種類かのトレイ゛に分けて収
納する必要があったが、本考案の果物包装用トレイにお
いては、上記の通り果物が周壁めS字状の湾曲を押圧し
て保持されるので、□果物の大きさに関係なく利用する
ことができる。
また、□果物は周壁によって接触保持されるので輸送中
において果物が回動することがない。
において果物が回動することがない。
本考案を図面によって説明すれば次の通りである。
図面は本考案の果物包装用トレイを例示するものである
。
。
1はポリスチレン発泡シートにポリエチレンフィルムを
積層し、これを押圧成形して得られたシートであり、凹
陥部2が包装用トレイの斜方向に密接して多数整然と配
列せしめられている。
積層し、これを押圧成形して得られたシートであり、凹
陥部2が包装用トレイの斜方向に密接して多数整然と配
列せしめられている。
凹陥部2の底部は僅かな平面3が形成せられ、凹陥部は
球面状を呈している。
球面状を呈している。
これにより、トレイが安定すると共に果物のトレイに密
着する面積が減少せられ、通気性が改善される。
着する面積が減少せられ、通気性が改善される。
斜方向に相接する隔壁4はトレイの表面9においてS字
状に彎曲形成せしめられている。
状に彎曲形成せしめられている。
隔壁4はトレイの表面と同じ高さに形成されている。
隔壁4がS字状に形成されたために、凹陥部2の周壁8
に該S字状部分に沿う曲面5が形成せしめられ、凹陥部
2内において少し浅い面を形成している。
に該S字状部分に沿う曲面5が形成せしめられ、凹陥部
2内において少し浅い面を形成している。
この曲面5の形成によって、凹陥部2内に果物を収納し
、たとき、果皮が凹陥部2内面に接触する面積が一層減
少させて、空気の流通が良く、果物の腐敗が防除される
。
、たとき、果皮が凹陥部2内面に接触する面積が一層減
少させて、空気の流通が良く、果物の腐敗が防除される
。
隔壁4のS字状彎曲はトレイの斜方向に隣接する凹陥部
2相互間の隔壁4に設けられ、例えば斜方向に4個の凹
陥部2に囲繞された凹陥部2には4個のS字状の隔壁が
形成せしめられ、2個の凹陥部2に囲繞された凹陥部2
には2個のS字状の隔壁が形成せしめられれている。
2相互間の隔壁4に設けられ、例えば斜方向に4個の凹
陥部2に囲繞された凹陥部2には4個のS字状の隔壁が
形成せしめられ、2個の凹陥部2に囲繞された凹陥部2
には2個のS字状の隔壁が形成せしめられれている。
6は包装用トレイの周辺の余白部分に設けられた陥没部
であって包装用トレイの余白部分を利用して包装用トレ
イの強度を増強するために設けられたものである。
であって包装用トレイの余白部分を利用して包装用トレ
イの強度を増強するために設けられたものである。
包装用トレイの外周端部はトレイを増強するために起立
部分7が上方に突出して形成されでいる。
部分7が上方に突出して形成されでいる。
。上記の果物包装用トレイの各
凹陥部2に果物Mを収納すると、果物の面はトレイのS
字状に湾曲する周壁8の一部に接触し、周壁8を押し拡
げて収納される。
凹陥部2に果物Mを収納すると、果物の面はトレイのS
字状に湾曲する周壁8の一部に接触し、周壁8を押し拡
げて収納される。
これに隣接する凹陥部2に収納される果物Mは、凹陥部
2がトレイの斜方向に密接して設けられているので、S
字状の隔壁4の異なる位置において交互に押し拡げるの
で、S字状の隔壁4は引伸ばされる。
2がトレイの斜方向に密接して設けられているので、S
字状の隔壁4の異なる位置において交互に押し拡げるの
で、S字状の隔壁4は引伸ばされる。
本考案の果物包装用トレイは、上記の通り、果物Mを収
納したとぎS字状の隔壁4および周壁8で保持せられる
ので果物Mが多少小さくても回動することなく収容せら
れ、また、大きい果物は周壁8の湾曲を押し拡げて収納
されるので、多少果物の大きさが不揃いであっても同一
のトレイに収納することができ、また通気性もよいので
極めて好適である。
納したとぎS字状の隔壁4および周壁8で保持せられる
ので果物Mが多少小さくても回動することなく収容せら
れ、また、大きい果物は周壁8の湾曲を押し拡げて収納
されるので、多少果物の大きさが不揃いであっても同一
のトレイに収納することができ、また通気性もよいので
極めて好適である。
更に、凹陥部2相互間の無駄なスペースが省略されるの
で、一定個数の果物Mを収容する面積が少くてすむ。
で、一定個数の果物Mを収容する面積が少くてすむ。
換言すれば同一の面積内に大きな果物Mを収容すること
ができる。
ができる。
また、果物の最大径部分が凹陥部内に収まるので、収容
した果物同志の果皮が接触することがないから果皮を損
傷することがない。
した果物同志の果皮が接触することがないから果皮を損
傷することがない。
従って、本考案の包装用トレイは桃、りんご、なし、柿
その他の果物の包装用トレイとして好適である。
その他の果物の包装用トレイとして好適である。
図面は、本考案の果物包装用トレイを例示するものであ
って、第1図は平面図、第2図は第1図A−A線断面図
、第3図は第1図B−B線断面図、第4図は本考案の果
物の包装用トレイに果物を収納した状態を示す部分拡大
平面図である。 図面中の主な符号は次の通りである。 1・・・・・・シート、2・・・・・・凹陥部、4・・
・・・・隔壁、5・・・・・・曲面、8・・・・・・周
壁、9・・・・・・トレイ表面。
って、第1図は平面図、第2図は第1図A−A線断面図
、第3図は第1図B−B線断面図、第4図は本考案の果
物の包装用トレイに果物を収納した状態を示す部分拡大
平面図である。 図面中の主な符号は次の通りである。 1・・・・・・シート、2・・・・・・凹陥部、4・・
・・・・隔壁、5・・・・・・曲面、8・・・・・・周
壁、9・・・・・・トレイ表面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 、l 複数個の果物を収容する発泡熱可塑性樹脂製の果
物包装用トレイにおいて、多数の果物収納用の凹陥部が
トレイの長手方向に対し斜め方向に配列されていて、斜
め方向に隣接する凹陥部間の隔壁がS字状に形成され、
該凹陥部の周壁が隔壁のS字状に対応する湾曲を有し、
該凹陥部の高さが果物の最大半径より高く形成されるこ
とを特徴とする果物6包装用トレイ7゜2 周壁に存在
する隔壁のS字状に対応する湾曲が周壁の上層部のみに
存在する第1項記載の果物包装用トレイ。 38字状の隔壁がトレイの表面とほぼ等しい高さに形成
せしめられたことよりなる第1項記載の果物包装用トレ
イ。 4 発泡熱可塑性樹脂がポリスチレン発泡樹脂または合
成樹脂フィルムを積層したポリスチレン、・発泡樹脂で
ある第1項記載の果物包装用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976132976U JPS6025428Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 果物包装用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976132976U JPS6025428Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 果物包装用トレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5351872U JPS5351872U (ja) | 1978-05-02 |
JPS6025428Y2 true JPS6025428Y2 (ja) | 1985-07-30 |
Family
ID=28741978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976132976U Expired JPS6025428Y2 (ja) | 1976-10-01 | 1976-10-01 | 果物包装用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025428Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4989167U (ja) * | 1972-11-16 | 1974-08-02 | ||
JPS5711907Y2 (ja) * | 1974-12-24 | 1982-03-09 |
-
1976
- 1976-10-01 JP JP1976132976U patent/JPS6025428Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5351872U (ja) | 1978-05-02 |
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