JPH0542010Y2 - - Google Patents

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JPH0542010Y2
JPH0542010Y2 JP4423789U JP4423789U JPH0542010Y2 JP H0542010 Y2 JPH0542010 Y2 JP H0542010Y2 JP 4423789 U JP4423789 U JP 4423789U JP 4423789 U JP4423789 U JP 4423789U JP H0542010 Y2 JPH0542010 Y2 JP H0542010Y2
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foam
fruit
foam layer
tray
fruits
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は内外2層の合成樹脂発泡体の積層シー
トより成形されてなる果物用トレーに関するもの
である。 [従来の技術] 例えば、梨、リンゴ等の果物の包装には、一般
にポリスチレン樹脂発泡体より成形した個装用の
収納凹部を有する緩衝体兼用のトレーが使用さ
れ、段ボール箱等に積み重ね収容される。 これに使用されるポリスチレン樹脂発泡シート
等のスチレン系樹脂発泡体は、発泡倍率を大きく
すればするほど、弾力性と緩衝性が増し、収容さ
れる果物の表面を傷付けないのであるが、この種
の果物用トレーとして、果物収納状態での積み重
ね使用に充分耐える耐圧強度を有することが必要
であり、そのために通常は厚み0.8〜5mm、発泡
倍率10〜13倍程度の発泡シートが一般に使用され
ている。 [考案が解決しようとする課題] 前記の発泡倍率のスチレン系樹脂発泡体のシー
トであると、表面硬度が比較的硬くて果物の表面
が傷付き易いものである。 殊に、収納凹部は収納対象の果物の標準の大き
さに合せて形成されるが、果物は大きさや形が一
定でなく、仮に標準寸法より大きい果物が収納さ
れると、収納凹部の表面が座屈し難いために、果
物表面が一層傷付き易いものである。 そのため、近年、スチレン系樹脂発泡体の少な
くとも片面に柔軟性のあるポリオレフイン系樹脂
発泡体を積層して表面に柔軟性を持たせることが
提案(実公昭62−18443号公報)されたが、ポリ
オレフイン系樹脂発泡体は、その性質上プレス成
形や真空成形および絞り加工等の成形加工、特に
比較的深い絞りの成形加工が行ない難い上、ポリ
スチレン系樹脂発泡体との接着一体性に乏しく、
また耐圧強度も劣ることになる。 従つて、この種の果物用トレーとして、その材
質は、シートからの成形性が良いことに加え、積
み重ね使用に耐える充分な耐圧強度を保有し、し
かも収納対象の果物と接触する側の表面は果物表
面を傷付けるおそれない強度の弾力性を有するも
【表】 このように、発泡倍率が15倍より高いものにな
ると、樹脂中の混合物によつても異なるが、やや
耐圧性が劣るものの、その表面硬度が50前後もし
くはそれ以下になつて、座屈、変形が生じ易くな
ることが判明した。 [課題を解決するための手段] そこで、本考案においては、この種の果物用ト
レーとして、前記スチレン系樹脂発泡体の材質的
特徴に着目して、収納対象の果物と接触する内面
側には座屈が比較的生じ易い発泡倍率の発泡体
を、外面側には耐圧力前記より発泡倍率の低い発
泡体を用いた2層構造にして、上記課題を解決す
ることとしたものである。 すなわち、本考案の果物用トレーは、内外2層
のスチレン系樹脂発泡体の積層シートから成形さ
れた収納凹部を有するトレーであつて、外側発泡
体積は発泡倍率5〜15倍、内側発泡体層は外側発
泡体層より発泡倍率の大きい発泡体からなること
を特徴とする。 [作用] 上記の構成よりなる本考案の果物用トレーによ
れば、スチレン系樹脂発泡体からなるものである
が、内側発泡体層の発泡倍率は通常15〜50倍の発
泡体が使用され、外側発泡体層に比して表面硬度
が低くて比較的座屈が生じ易いものとなつてい
る。そのため収納凹部が収納される果物によつて
押圧されると、この部分で座屈が生じて弾力性を
増す。特に果物が標準寸法より少々大きいもの、
または異形の果物であつても、該内側発泡体層が
座屈して拡系することにより収納できるととも
に、座屈発生によつて表面の弾力性が増すため
に、果物との接触も柔らかくなり、果物表面を傷
付けることがない。 しかも、外側発泡体層は前記内側発泡体層より
低い従来同様の発泡倍率であつて、適度の弾性を
有するとともに腰があつて、果物収納状態での積
み重ね使用に耐える耐圧強度および保形強度をこ
れによつて確保できる。 [実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。 第1図は、内外2層のポリスチレン樹脂発泡シ
ート等のスチレン系樹脂発泡体の積層シート1か
らなる本考案に係る果物用トレーAを示し、プレ
ス成形や真空成形等の成形加工により包装対象の
果物の標準の内径を持つた複数の果物個装用の収
納凹部2が形成されている。3は外側発泡体層、
4は内側発泡体層を示している。 前記の外側発泡体層3は、トレーとしての強
度、すなわち果物収納強度や積み重ねによる耐圧
強度を考慮して、従来品と同様の発泡倍率5〜15
倍の発泡体からなる。内側発泡体層4は発泡倍率
が外側より高く発泡倍率15〜50倍の発泡体よりな
る。 前記の内側発泡体層4が、発泡倍率50倍以上に
なると、その圧縮強度が低くなりすぎて、外側発
泡体層3を有していてもトレーとしての強度か低
下する。また前記発泡倍率15倍以下になると、表
面硬度が50前後以上になり、表面の座屈が殆ど期
待できず、果物表面が傷付き易くなるので、好ま
しくない。また外側発泡体層3が、前記の発泡倍
率15倍より大きいと、全体としてトレートしての
積み重ね強度や収納強度を保てなくなり、また前
記の発泡倍率5倍より低くなると、トレー全体の
剛性が増して内側発泡体層4を前記のようにした
効果が半減し緩衝性が低下する。 構成素材である内外2層のスチレン系樹脂発泡
体の積層シート1は、例えば素材樹脂を内外両発
泡体層に対応するように発泡倍率を異にしてシー
ト状に押出し発泡成形し、この両発泡シートを積
層することにより得られる。両発泡体層3,4は
同系の樹脂よりなるために一体性に優れ、しかも
いずれもスチレン系樹脂発泡体であるために成形
性も良好で、果物等の対応した比較的深い収納凹
部2を成形加工により形成することができる。前
記のスチレン系樹脂発泡体としては、スチレンを
主体とする共重合体も含む。 なお、内外両発泡体層4,3の厚みは収納対象
の果物の大きさ等によつて異なるが、通常積層シ
ート1の全厚が0.8〜8.0mm、内外発泡体層4,3
がそれぞれ前記の約1/3〜2/3に設定される。好ま
しくは内側が2/3、外側が1/3の厚みである。 そして上記の構成よりなる本考案の果物用トレ
ーAを用いた果物の包装においては、各収納凹部
2に果物aを収納した状態で段ボール箱等に収容
され包装される。 果物用トレーAは、その構成素材である積層シ
ート1がスチレン系樹脂発泡体よりなるもので、
内側発泡体層4は発泡倍率15〜50倍の発泡体であ
つて、外側発泡体層3に比して表面輝度が低くて
比較的座屈が生じ易いものとなつているため、収
納凹部2に果物aが収納されると、この果物bに
よつて押圧された部分で座屈が生じて弾力性が増
し、果物の緩衝保護効果を良好に果す。 また果物aが標準寸法より少々大きいものであ
つても、また多少異形形状のものであつても、該
内側発泡体層4が座屈して拡径することにより収
納できることになり、しかもこの座屈発生によつ
て表面の弾力性が増すために、果物との接触が柔
らかくなり、果物表面を傷付けることがない。 一方、外側発泡体層3は前記内側発泡体層4よ
り低い従来同様の発泡倍率であつて、適度の弾性
を有するとともに内側発泡体層4よりも腰がある
ため、果物収納状態での積み重ね使用にも耐える
耐圧強度および保形強度をこれによつて確保でき
る。 [考案の効果] 上記したように本考案の果物用トレーにおいて
は、スチレン系樹脂発泡体の内外2層構造をなす
もので、特に内外両発泡体層の発泡倍率を異に
し、内側発泡体層は表面輝度が低くて果物押接に
より比較的座屈が生じ易くなつているもので、ス
チレン系樹脂発泡体よりなるものでありにも拘ら
ず、この座屈発生により表面が適度に柔らかくな
つて弾力性が増し、果物との接触が柔らかくな
り、果物の緩衝保護を良好になすことができる。
また座屈によつて収納凹部が拡径し得て、標準寸
法より少々大きい果物や異形の果物も、傷つける
おそれなく収納可能となる。しかも外側発泡体層
によつて、内側発泡体層を補強し得て、充分な耐
圧強度および保形強度を保有するため、果物収納
状態での積み重ね使用にも充分耐える。さらにス
チレン系樹脂発泡体よりなるものであるために、
成形加工によつて何等問題なく容易に収納凹部を
有するトレー形状に形成でき、コスト安価に製
造、提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の果物用トレーの実施例を示す
一部欠截斜視図、第2図は同一部の拡大断面図、
第3図は座屈発生状態の部分拡大である。 A……果物用トレー、1……積層シート、2…
…収納凹部、3……外側発泡体層、4……内側発
泡体層、a……果物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内外2層のスチレン系樹脂発泡体の積層シート
    から成形された収納凹部を有するトレーであつ
    て、外側発泡体層は発泡倍率5〜15倍、内側発泡
    体層は外側発泡体層より発泡倍率の大きい発泡体
    からなることを特徴とする果物用トレー。
JP4423789U 1989-04-14 1989-04-14 Expired - Lifetime JPH0542010Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4423789U JPH0542010Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14

Applications Claiming Priority (1)

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JP4423789U JPH0542010Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02135421U JPH02135421U (ja) 1990-11-09
JPH0542010Y2 true JPH0542010Y2 (ja) 1993-10-22

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ID=31557355

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JP4423789U Expired - Lifetime JPH0542010Y2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14

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JPH02135421U (ja) 1990-11-09

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