JPS60251813A

JPS60251813A - 田植機における昇降制御装置

Info

Publication number: JPS60251813A
Application number: JP11014584A
Authority: JP
Inventors: 伊佐男石田
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1984-05-29
Filing date: 1984-05-29
Publication date: 1985-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、耕深の変動に対応してセンサフロートにがか
る田面接地圧を感知し、走行車輪のレベルを制御したり
、あるいは、昇降リンク機構の昇降リフト制御をしたり
して、田面に対する植付部のレベルを一定に保持するよ
うにした田植機における昇降制御装置に関するものであ
る。

【従来の技術】

この種の昇降制御装置としては、センサフロートの上下
動を直ちに油圧制御切換バルブの切換レバーあるいはス
プールロッドに連結したものが知られている。この構成
では、センサフロートの動作とバルブの切換レバーある
いはスプールロッドの動作とは一致しており、センサフ
ロートの動作領域は、上記バルブの切換レバーあるいは
スプールロッドの動作ストローク内に規制される。

【発明の技術的課題】

ここで問題になるのは、実際の作業態様の中では、急檄
に耕深が変化する場合や、旋回動作時に手元を持上げた
場合など、油圧制御系の作動が間に合わず、センサフロ
ートが田面下に深く沈下し、泥押し現象を起こしたり、
あるいは、フロートが表土上に宙吊りとなるなどの不岬
合を生ずることである。

【発明の目的】

本発明は、上記事情にもとづいてなされたちので、セン
サフロートの動作領域を、油圧制御切換バルブの動作ス
トロークに制約されることなく設定できるようにして、
センサフロートが円面に対し、常に具合のよい接地状態
を保てるようにした田植機における昇降制御装置を提供
しようとするものである。

【発明の構成ｊこの目的のため、本発明は、耕深の変動に対応してセン
サフロートにかかる田面接地圧を感知し、田面に対づる
植付部のレベルを一定に保持するように制御するものに
おいて、上記センサフロートの上下動を感知して、油圧
制御系を動作する手段は、上記センサフロートの上下動
の内の一定範囲につき、油圧制御切換バルブの切換制御
動作を取出すように構成し、上記センサフロートは上記
手段の動作に拘束されず上下動できるように構成きれて
いることを特徴とするものである。【実　施　例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。図において、符号１は田植機本体であり、前部にエンジ
ン２を搭載し、後部に植付部３を備えている。上記エン
ジン２からはベルト伝動系４を介してミッション５に動
力が伝達され、ミッション５からは、その左右に枢支し
たチェンケース６゜６にあるチェン伝動系を介して走行
車輪７．７に動力が伝達されるようになっている。上記
チェンケース６．６は、その後端に上記走行車輪７．７
を軸支すると共に、スイングアーム８，８を具備してお
り、上記スイングアーム８．８は連動ロッド９，９を介
して天秤１０に連繋されている。上記天秤１０は油圧シ
リンダ１１の伸縮動作ロッド１２に枢支され、かつ圧縮
コイルスプリング１３で弾持されている。また、上記田植機本体１の下にはセンサフロート１４が
設けてあり、上記センサフロート１４は後部を枢支ヒン
ジ１５で枢支され、前部をくの字形リンク機構１６で支
持されており、中間部より感知ロッド１７を直立させて
いる。この感知ロッド１７はカムレバー１８の先端に枢
着されており、上記カムレバー１８は、油圧制御機構１
９のハウジング−側に枢支されている。また、上記カム
レバー１８のカム面は半径Ｒｔ　＋　Ｒｚ　＋・・・と
変化するカム周面で構成されており、このカム周面に対
応してスプール式の油圧制御切換バルブ２０のバルブロ
ッド２１がスプリング２２によって弾接している。上記油圧制御切換パルプ２０は、半径Ｒ１（最小半径）
のカム面でバルブロッド２１が押されている時、油圧シ
リンダ１１をリリース状態にし、また、半径Ｒ２（中間
半径）のカム面でパルブロンド２１が押されている時、
油圧シリンダ１１を遮断状態にし、また、半径Ｒ３（最
大半径）のカム面でバルブロッド２１が押されている時
、油圧シリンダ１１をポンプ２３に連通して圧油を供給
するように、流路切換えする構成になっている。なお、図中符号２４は植付部３の植付杆、２５は苗タン
ク、２６は操向ハンドルである。このような構成では、耕深が変動すると、センサフロー
ト１４にかかる田面接地圧が変動し、感知ロッド１７を
上昇あるいは下降させる。これによつてフロート１４は
それ自体の持つ作動箱１１１１Ａでカムレバー１８を回
動動作するが、上記カムレバー１８のカム面は、最小半
径Ｒ１から最大半径Ｒ１の範囲でバルブ２０の切換動作
を行なう。これをフロート１４の作動範囲で示せば、バ
ルブ切換動作の必要範囲は８である。このようにして、
バルブ２０が切換えられると、例えば、耕深が深くなれ
ば、油圧シリンダ１１に圧油を供給し、天秤１０．連動
ロッド９を介してスイングアーム８，８を回動し、チェ
ンケース６．６を回動して車輪７．７のレベル降下を行
なう。耕深が浅（なれば、油圧シリンダ１１内の圧油を
リリース状態にする。ここで機体荷重により車輪７，７
がレベル上昇し、上記ヂエンケース６，６、スイングア
ーム８，８、連動ロッド９、天秤１０を介して油圧シリ
ンダ１１から排油させる。この排油の際、急激に耕深が変化した場合、あるいは、
旋回動作時に手元を持上げた場合、センサフロー［・１
４は、その動作をバルブ側から規制されていないので、
所定の田面圧を保って上昇あるいは下降できる。しかも
、その時、バルブ２０側では正規のようにカム面によっ
てバルブ切換制御が受けられることになる。したがって
、このような作業態様においても、フロート１４による
泥押しや宙吊り状態は発住せず、安定した走行状態が保
てる。なお、上記実施例ではカムレバー１８のカム周面を利用
したが、カム溝１８ａを具備していて、これにバルブロ
ッド２１の先端のガイドビン２１ａを嵌挿した形式にし
てもよい（第３図参照）。この実施例ではセンサフロート１４の上下動を感知して
、油圧制御系を動作する手段として、カムレバー１８．
バルブ２０を用いたが、他の構造のものを採用してもよ
い。例えば、上記バルブ２０はスプール式でなくロータ
リ式でもよい。この場合にはロータ式バルブに適応する
カム機構、その他の機構を採用すればよい。また、乗用
型田植機においても同様に適用できるものである。【発明の効果１本発明は、以上詳述したようになり、センサフロートの
上下動の内の一定範囲につき、油圧制御切換バルブの切
換制御動作を取出づ゛ように構成し、上記センサフロー
トは上記のバルブ動作に拘束されず上下動できる構成に
したから、急激な耕深の変化などの際にも、フロートに
よる泥押しヤ）宙吊り状態を生ずることなく、安定した
作業状態が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図・は本発明の一実施例を示す側面図、第２は要部
の側面図、第３図は別の実施例の側面図である。１・・・田植機本体、２・・・エンジン、３・・・植付
部、４・・・ベルト伝動系、５・・・ミッション、６・
・・チェンケース、１・・・走行車輪、８・・・スイン
グアーム、９・・・連動ロンド、１０・・・天秤、１１
・・・油圧シリンダ、１２・・・伸縮ロンド、１３・・
・スプリング、１４・・・レンサフロート、１５・・・
枢支ヒンジ、１６・・・リンク機構、１７・・・感知ロ
ッド、１８・・・カムレバー、１９・・・油圧制御機構
２０・・・油圧制御切換バルブ、２１・・・バルブ［Ｊ
ラド、２２・・・スプリング、２３・・・ポンプ、２４
・・・植付杆、２５・・・苗タンク、２６・・・操向ハ
ンドル。手続補正書（自発）昭和５９年　７月２６特許庁長官　志　賀　学殿１、事件の表示昭和５９年特　許　願第１１０１４５号２、発明の名称田植機における昇降制＊装置３、補正をする者事件との関係　特　許　出願人愛媛県松山市馬本町７００番地４、代理人５、補正の対象図面の第１図６、補正の内容図面の第１図を別紙のとおり補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

耕深の変動に対応してセンサフロートにかかる田面接地
圧を感知し、田面に対する植付部のレベルを一定に保持
するように制Ｈするものにおいて、上記センサフロート
の上下動を感知して、油圧制御系を動作する手段は、上
記センサフロートの上下動の内の一定範囲につき、油圧
制御切換バルブの切換制御動作を取出すように構成し、
上記センサフロートは上記手段の動作に拘束されず上下
動できるように構成されていることを特徴とする田植機
における昇降制御装置。