JP2987294B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
乗用型田植機Info
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- Japan
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- seedling planting
- planting device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗用型田植機において、
機体の後部のリンクに苗植付装置以外の作業装置を連結
した場合のリンクの昇降構造に関する。
機体の後部のリンクに苗植付装置以外の作業装置を連結
した場合のリンクの昇降構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機においては、機体の後部の
リンクの昇降構造の一例が実開昭62‐181115号
公報に開示されている。この構造では、レリーズワイヤ
(前記公報の第4図中の15)のインナー(前記公報の
第4図中の15a)の一方の端部を、センサーフロート
(前記公報の第4図中の7)の前部に接続し、インナー
の機体側の端部を制御弁(前記公報の第4図中の12
s)に接続している。このレリーズワイヤのアウター
(前記公報の第4図中の15b)の一方の端部を苗植付
装置の固定部に接続し、アウターの機体側の端部を感度
変更レバー(前記公報の第4図中の10,19)(人為
操作具に相当)に接続して、感度変更レバーによってア
ウターの機体側の端部をインナーに沿って位置変更操作
可能に構成している。
リンクの昇降構造の一例が実開昭62‐181115号
公報に開示されている。この構造では、レリーズワイヤ
(前記公報の第4図中の15)のインナー(前記公報の
第4図中の15a)の一方の端部を、センサーフロート
(前記公報の第4図中の7)の前部に接続し、インナー
の機体側の端部を制御弁(前記公報の第4図中の12
s)に接続している。このレリーズワイヤのアウター
(前記公報の第4図中の15b)の一方の端部を苗植付
装置の固定部に接続し、アウターの機体側の端部を感度
変更レバー(前記公報の第4図中の10,19)(人為
操作具に相当)に接続して、感度変更レバーによってア
ウターの機体側の端部をインナーに沿って位置変更操作
可能に構成している。
【0003】これにより、田面に接地追従するセンサー
フロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達さ
れ、苗植付装置に対してセンサーフロートが設定姿勢に
維持されるように、制御弁及び油圧シリンダにより苗植
付装置が自動的に昇降操作されて、田面から苗植付装置
まで(苗の植付深さ)が設定高さに維持される。そし
て、感度変更レバーによりアウターの機体側の位置を変
更操作すると、苗植付装置に対するセンサーフロートの
設定姿勢が上向き及び下向きに変更操作されて、前述の
自動的な昇降操作の感度が変更される(センサーフロー
トの上向きで鈍感、センサーフロートの下向きで敏
感)。前述の自動的な昇降操作に対して、昇降レバー
(前記公報の第4図中の9)により、制御弁を強制的に
上昇側に押し操作してリンクの強制的な上昇操作が行え
るのであり、同様に昇降レバーによりリンクの下降操作
が行える。
フロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達さ
れ、苗植付装置に対してセンサーフロートが設定姿勢に
維持されるように、制御弁及び油圧シリンダにより苗植
付装置が自動的に昇降操作されて、田面から苗植付装置
まで(苗の植付深さ)が設定高さに維持される。そし
て、感度変更レバーによりアウターの機体側の位置を変
更操作すると、苗植付装置に対するセンサーフロートの
設定姿勢が上向き及び下向きに変更操作されて、前述の
自動的な昇降操作の感度が変更される(センサーフロー
トの上向きで鈍感、センサーフロートの下向きで敏
感)。前述の自動的な昇降操作に対して、昇降レバー
(前記公報の第4図中の9)により、制御弁を強制的に
上昇側に押し操作してリンクの強制的な上昇操作が行え
るのであり、同様に昇降レバーによりリンクの下降操作
が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような乗用型田
植機においては、機体の後部のリンクから苗植付装置を
取り外し、苗植付装置以外の作業装置(例えば、薬剤散
布装置等)をリンクに連結して、この乗用型田植機を苗
の植付作業以外にも使用できるようにしたいと言う、乗
用型田植機の多目的利用の要望が高まってきている。こ
のようにリンクから苗植付装置を取り外すと、レリーズ
ワイヤのインナー及びアウターの一方の端部も、苗植付
装置の固定部及びセンサーフロートから取り外すことに
なるが、このような操作を行うと昇降レバーによるリン
クの昇降操作(特に下降操作)がうまく行えないことが
ある。
植機においては、機体の後部のリンクから苗植付装置を
取り外し、苗植付装置以外の作業装置(例えば、薬剤散
布装置等)をリンクに連結して、この乗用型田植機を苗
の植付作業以外にも使用できるようにしたいと言う、乗
用型田植機の多目的利用の要望が高まってきている。こ
のようにリンクから苗植付装置を取り外すと、レリーズ
ワイヤのインナー及びアウターの一方の端部も、苗植付
装置の固定部及びセンサーフロートから取り外すことに
なるが、このような操作を行うと昇降レバーによるリン
クの昇降操作(特に下降操作)がうまく行えないことが
ある。
【0005】この場合、前記公報の第4図において昇降
レバー(前記公報の第4図中の9)を上昇側(前記公報
の第4図中のU)に操作すると、昇降レバーの操作アー
ム(前記公報の第4図中の26)により制御弁が強制的
に上昇側(紙面左方)に押し操作されて、油圧シリンダ
によりリンクが上昇操作される。逆に昇降レバーを下降
側(前記公報の第4図中のA)に操作すると、昇降レバ
ーの操作アームが制御弁から紙面右方に離れることにな
るが、レリーズワイヤのインナーの一方の端部(センサ
ーフロート側)が自由状態なので、昇降レバーの操作ア
ームが制御弁から紙面右方に移動しても、制御弁が操作
アームから離れてその位置に残り下降側に操作されない
ような状態が生じるからである。本発明は、インナー及
びアウターで構成されたレリーズワイヤにより、機体の
後部のリンクの昇降操作を行うように構成した乗用型田
植機において、苗植付装置に代えて別の作業装置をリン
クに連結した場合でも、支障なくリンク及び別の作業装
置の昇降操作が行えるように構成することを目的として
いる。
レバー(前記公報の第4図中の9)を上昇側(前記公報
の第4図中のU)に操作すると、昇降レバーの操作アー
ム(前記公報の第4図中の26)により制御弁が強制的
に上昇側(紙面左方)に押し操作されて、油圧シリンダ
によりリンクが上昇操作される。逆に昇降レバーを下降
側(前記公報の第4図中のA)に操作すると、昇降レバ
ーの操作アームが制御弁から紙面右方に離れることにな
るが、レリーズワイヤのインナーの一方の端部(センサ
ーフロート側)が自由状態なので、昇降レバーの操作ア
ームが制御弁から紙面右方に移動しても、制御弁が操作
アームから離れてその位置に残り下降側に操作されない
ような状態が生じるからである。本発明は、インナー及
びアウターで構成されたレリーズワイヤにより、機体の
後部のリンクの昇降操作を行うように構成した乗用型田
植機において、苗植付装置に代えて別の作業装置をリン
クに連結した場合でも、支障なくリンク及び別の作業装
置の昇降操作が行えるように構成することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。つまり、機体の後部に上下揺動自在にリンクを連
結し、リンクを昇降操作する油圧シリンダと、油圧シリ
ンダに作動油を給排操作する制御弁とを機体側に備え、
リンクの後端に連結される苗植付装置に後部を支点とし
て前部が上下に揺動するセンサーフロートを備えて、レ
リーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサーフロー
トの前部に接続して、インナーの機体側の端部を制御弁
に接続し、レリーズワイヤのアウターの一方の端部を苗
植付装置の固定部に接続して、アウターの機体側の端部
をインナーに沿って位置変更自在に支持し、アウターの
機体側の端部をインナーに沿って人為的に位置変更操作
可能な人為操作具を備えて、田面に接地追従するセンサ
ーフロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達
され、制御弁及び油圧シリンダにより苗植付装置が昇降
操作されて、苗植付装置に対してセンサーフロートが設
定姿勢に維持されるように、且つ、人為操作具によるア
ウターの機体側の位置変更操作により、苗植付装置に対
するセンサーフロートの設定姿勢を上下に変更操作可能
に構成すると共に、苗植付装置をリンクから取り外し可
能に、レリーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサ
ーフロートの前部から取り外し可能に、且つ、レリーズ
ワイヤのアウターの一方の端部を苗植付装置の固定部か
ら取り外し可能に構成して、インナーの一方の端部及び
アウターの一方の端部を、この両端部の間隔を所定間隔
に維持して固定可能な取付部をリンク又は機体側の固定
部に備えてある。
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。つまり、機体の後部に上下揺動自在にリンクを連
結し、リンクを昇降操作する油圧シリンダと、油圧シリ
ンダに作動油を給排操作する制御弁とを機体側に備え、
リンクの後端に連結される苗植付装置に後部を支点とし
て前部が上下に揺動するセンサーフロートを備えて、レ
リーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサーフロー
トの前部に接続して、インナーの機体側の端部を制御弁
に接続し、レリーズワイヤのアウターの一方の端部を苗
植付装置の固定部に接続して、アウターの機体側の端部
をインナーに沿って位置変更自在に支持し、アウターの
機体側の端部をインナーに沿って人為的に位置変更操作
可能な人為操作具を備えて、田面に接地追従するセンサ
ーフロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達
され、制御弁及び油圧シリンダにより苗植付装置が昇降
操作されて、苗植付装置に対してセンサーフロートが設
定姿勢に維持されるように、且つ、人為操作具によるア
ウターの機体側の位置変更操作により、苗植付装置に対
するセンサーフロートの設定姿勢を上下に変更操作可能
に構成すると共に、苗植付装置をリンクから取り外し可
能に、レリーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサ
ーフロートの前部から取り外し可能に、且つ、レリーズ
ワイヤのアウターの一方の端部を苗植付装置の固定部か
ら取り外し可能に構成して、インナーの一方の端部及び
アウターの一方の端部を、この両端部の間隔を所定間隔
に維持して固定可能な取付部をリンク又は機体側の固定
部に備えてある。
【0007】
〔I〕本発明のように構成すると例えば図1及び図2に
示すように、リンク4に苗植付装置3を連結している場
合、田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗
植付装置3が上昇又は下降すると、センサーフロート9
が図1の設定姿勢から下向き又は上向きになり、レリー
ズワイヤ14のインナー14aが押し引き操作されて制
御弁11が操作され、苗植付装置3に対しセンサーフロ
ート9が図1に示す設定姿勢に戻るように、油圧シリン
ダ5によりリンク4及び苗植付装置3が自動的に昇降操
作される。以上のようにして苗植付装置3が自動的に昇
降操作されて、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維
持され苗の植付深さが一定に維持される。
示すように、リンク4に苗植付装置3を連結している場
合、田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗
植付装置3が上昇又は下降すると、センサーフロート9
が図1の設定姿勢から下向き又は上向きになり、レリー
ズワイヤ14のインナー14aが押し引き操作されて制
御弁11が操作され、苗植付装置3に対しセンサーフロ
ート9が図1に示す設定姿勢に戻るように、油圧シリン
ダ5によりリンク4及び苗植付装置3が自動的に昇降操
作される。以上のようにして苗植付装置3が自動的に昇
降操作されて、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維
持され苗の植付深さが一定に維持される。
【0008】次に、人為操作具20を操作してアウター
14bの機体側の端部をインナー14aに沿って制御弁
11側及び制御弁11から離れる側に移動させると、セ
ンサーフロート9側においてインナー14aが繰り出さ
れたり引き込まれたりして、センサーフロート9の設定
姿勢が下向き及び上向に変更される。この場合、センサ
ーフロート9の設定姿勢が下向きになると接地面積が増
加し、センサーフロート9が敏感に田面Gの凹凸に接地
追従していく状態になり、センサーフロート9の設定姿
勢が上向きになると接地面積が減少し、センサーフロー
ト9の凹凸への接地追従が鈍感な状態になる。以上の状
態がリンク4に苗植付装置3を連結した状態であり、人
為操作具20の操作によって、センサーフロート9の接
地追従の感度、つまり苗植付装置3の自動的な昇降操作
の感度を変更できる。
14bの機体側の端部をインナー14aに沿って制御弁
11側及び制御弁11から離れる側に移動させると、セ
ンサーフロート9側においてインナー14aが繰り出さ
れたり引き込まれたりして、センサーフロート9の設定
姿勢が下向き及び上向に変更される。この場合、センサ
ーフロート9の設定姿勢が下向きになると接地面積が増
加し、センサーフロート9が敏感に田面Gの凹凸に接地
追従していく状態になり、センサーフロート9の設定姿
勢が上向きになると接地面積が減少し、センサーフロー
ト9の凹凸への接地追従が鈍感な状態になる。以上の状
態がリンク4に苗植付装置3を連結した状態であり、人
為操作具20の操作によって、センサーフロート9の接
地追従の感度、つまり苗植付装置3の自動的な昇降操作
の感度を変更できる。
【0009】〔II〕次に、図2に示す苗植付装置3を
リンク4から取り外し、別の作業装置をリンク4の後端
に連結した場合には、次のような操作を行う。リンク4
の後端から苗植付装置3を取り外すと、図1に示す苗植
付装置3の固定部13及びセンサーフロート9から、レ
リーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14b
の一方の端部を取り外し、このインナー14a及びアウ
ター14bの一方を端部を、例えば図3及び図4に示す
ように取付部24,25に取り付ける。
リンク4から取り外し、別の作業装置をリンク4の後端
に連結した場合には、次のような操作を行う。リンク4
の後端から苗植付装置3を取り外すと、図1に示す苗植
付装置3の固定部13及びセンサーフロート9から、レ
リーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14b
の一方の端部を取り外し、このインナー14a及びアウ
ター14bの一方を端部を、例えば図3及び図4に示す
ように取付部24,25に取り付ける。
【0010】以上の状態において、レリーズワイヤ14
のインナー14a及びアウター15bの一方の端部の位
置が取付部24,25により決まっているので、人為操
作具20によりアウター14bの機体側の端部をインナ
ー14aに沿って移動操作すると、これに伴いインナー
14aの機体側の端部も移動操作されることになり、制
御弁11が上昇側及び下降側に操作される。これによ
り、リンク4に別の作業装置を連結した状態において、
苗植付装置3の自動的な昇降操作の感度変更用の人為操
作具20により、リンク4及び別の作業装置の昇降操作
が行える。
のインナー14a及びアウター15bの一方の端部の位
置が取付部24,25により決まっているので、人為操
作具20によりアウター14bの機体側の端部をインナ
ー14aに沿って移動操作すると、これに伴いインナー
14aの機体側の端部も移動操作されることになり、制
御弁11が上昇側及び下降側に操作される。これによ
り、リンク4に別の作業装置を連結した状態において、
苗植付装置3の自動的な昇降操作の感度変更用の人為操
作具20により、リンク4及び別の作業装置の昇降操作
が行える。
【0011】
【発明の効果】以上のように、レリーズワイヤを利用し
て苗植付装置の自動的な昇降操作を行うように構成した
乗用型田植機において、苗植付装置に代えてリンクに別
の作業装置を連結した場合、レリーズワイヤの特性を有
効に利用することにより、苗植付装置の自動的な昇降操
作の感度変更用の人為操作具により、リンク及び別の作
業装置の昇降操作が支障なく行えるようになって、乗用
型田植機の作業性及び機能性を高めることができた。
て苗植付装置の自動的な昇降操作を行うように構成した
乗用型田植機において、苗植付装置に代えてリンクに別
の作業装置を連結した場合、レリーズワイヤの特性を有
効に利用することにより、苗植付装置の自動的な昇降操
作の感度変更用の人為操作具により、リンク及び別の作
業装置の昇降操作が支障なく行えるようになって、乗用
型田植機の作業性及び機能性を高めることができた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に示すように前輪1及び後輪2で支持された
機体の後部に、苗植付装置3を、リンク4及び単動型の
油圧シリンダ5を介して昇降操作自在に支持して乗用型
田植機を構成している。植付ミッションケース6の後部
に植付アーム7が回転駆動自在に支持され、苗のせ台8
が植付ミッションケース6に対して左右に往復横送り駆
動自在に支持されて苗植付装置3が構成されており、エ
ンジン29からの動力がPTO軸30を介して苗植付装
置3に伝達される。これにより、植付アーム7の回転に
伴い、植付アーム7が苗のせ台8から苗を取り出して田
面Gに植え付けて行く。
する。図2に示すように前輪1及び後輪2で支持された
機体の後部に、苗植付装置3を、リンク4及び単動型の
油圧シリンダ5を介して昇降操作自在に支持して乗用型
田植機を構成している。植付ミッションケース6の後部
に植付アーム7が回転駆動自在に支持され、苗のせ台8
が植付ミッションケース6に対して左右に往復横送り駆
動自在に支持されて苗植付装置3が構成されており、エ
ンジン29からの動力がPTO軸30を介して苗植付装
置3に伝達される。これにより、植付アーム7の回転に
伴い、植付アーム7が苗のせ台8から苗を取り出して田
面Gに植え付けて行く。
【0013】次に、リンク4を自動的に昇降操作する構
造について説明する。図1に示すようにポンプ(図示せ
ず)からの作動油が、機体側に備えられた制御弁11を
介して図2の油圧シリンダ5に供給されており、制御弁
11内のスプール(図示せず)をスライド操作する操作
軸10が回動自在に支持されて、操作軸10に天秤アー
ム12が固定されている。図1及び図2に示すように、
苗植付装置3の左右中央にセンサーフロート9が配置さ
れており、植付ミッションケース6の横軸芯P1(支点
に相当)周りに上下揺動自在に、センサーフロート9の
後部が支持されている。
造について説明する。図1に示すようにポンプ(図示せ
ず)からの作動油が、機体側に備えられた制御弁11を
介して図2の油圧シリンダ5に供給されており、制御弁
11内のスプール(図示せず)をスライド操作する操作
軸10が回動自在に支持されて、操作軸10に天秤アー
ム12が固定されている。図1及び図2に示すように、
苗植付装置3の左右中央にセンサーフロート9が配置さ
れており、植付ミッションケース6の横軸芯P1(支点
に相当)周りに上下揺動自在に、センサーフロート9の
後部が支持されている。
【0014】制御弁11側の天秤アーム12の一端とセ
ンサーフロート9の前部とに亘り、レリーズワイヤ14
のインナー14aが接続されている。レリーズワイヤ1
4のアウター14bの一方の端部が、苗植付装置3の支
持ブラケット13(苗植付装置3の固定部に相当)に接
続されて、アウター14bの機体側の端部が、後述する
ブラケット15に支持されている。天秤アーム12を上
昇側(制御弁11から油圧シリンダ5に作動油が供給さ
れてリンク4が上昇操作される状態)に付勢するバネ1
7が、機体側の固定のフレーム18と天秤アーム12と
に亘って接続されている。
ンサーフロート9の前部とに亘り、レリーズワイヤ14
のインナー14aが接続されている。レリーズワイヤ1
4のアウター14bの一方の端部が、苗植付装置3の支
持ブラケット13(苗植付装置3の固定部に相当)に接
続されて、アウター14bの機体側の端部が、後述する
ブラケット15に支持されている。天秤アーム12を上
昇側(制御弁11から油圧シリンダ5に作動油が供給さ
れてリンク4が上昇操作される状態)に付勢するバネ1
7が、機体側の固定のフレーム18と天秤アーム12と
に亘って接続されている。
【0015】図1に示す状態は後述する昇降レバー16
を植付位置に操作している状態であり、図1に示す状態
から田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗
植付装置3が下降すると、センサーフロート9が図1の
設定姿勢から上向きになり、インナー14aが天秤アー
ム12側に押し出されて、バネ17により天秤アーム1
2が紙面時計方向に揺動し、制御弁11が上昇側に操作
される。これにより、制御弁11から作動油が油圧シリ
ンダ5に供給され、リンク4及び苗植付装置3が上昇操
作されて、苗植付装置3に対しセンサーフロート9が図
1に示す設定姿勢に戻る。
を植付位置に操作している状態であり、図1に示す状態
から田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗
植付装置3が下降すると、センサーフロート9が図1の
設定姿勢から上向きになり、インナー14aが天秤アー
ム12側に押し出されて、バネ17により天秤アーム1
2が紙面時計方向に揺動し、制御弁11が上昇側に操作
される。これにより、制御弁11から作動油が油圧シリ
ンダ5に供給され、リンク4及び苗植付装置3が上昇操
作されて、苗植付装置3に対しセンサーフロート9が図
1に示す設定姿勢に戻る。
【0016】逆に図1に示す状態から苗植付装置3が上
昇すると、センサーフロート9が図1の設定姿勢から下
向きになり、インナー14aがセンサーフロート9側に
引き出されて、天秤アーム12が紙面反時計方向に揺動
し、制御弁11が下降側に操作される。これにより、油
圧シリンダ5からの作動油が制御弁11を介して排出さ
れ、リンク4及び苗植付装置3が下降操作されて、苗植
付装置3に対しセンサーフロート9が図1に示す設定姿
勢に戻る。以上のように、田面Gに接地追従するセンサ
ーフロート9に対して苗植付装置3が上下動すると、こ
れに伴い制御弁11が操作されて油圧シリンダ5が伸縮
操作され、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持さ
れて苗の植付深さが一定に維持される。
昇すると、センサーフロート9が図1の設定姿勢から下
向きになり、インナー14aがセンサーフロート9側に
引き出されて、天秤アーム12が紙面反時計方向に揺動
し、制御弁11が下降側に操作される。これにより、油
圧シリンダ5からの作動油が制御弁11を介して排出さ
れ、リンク4及び苗植付装置3が下降操作されて、苗植
付装置3に対しセンサーフロート9が図1に示す設定姿
勢に戻る。以上のように、田面Gに接地追従するセンサ
ーフロート9に対して苗植付装置3が上下動すると、こ
れに伴い制御弁11が操作されて油圧シリンダ5が伸縮
操作され、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持さ
れて苗の植付深さが一定に維持される。
【0017】次に、リンク4を手動で昇降操作する構造
について説明する。図1に示すように、操作軸10に相
対回転自在に操作アーム19が支持され、操作アーム1
9に昇降レバー16が支持されている。これにより、天
秤アーム12が中立に位置している状態において、昇降
レバー16を中立位置に操作すると操作アーム19のピ
ン19aが天秤アーム12に接当して、天秤アーム12
の下降側への移動が中立で阻止されるのであり、昇降レ
バー16を上昇位置に操作すると操作アーム19のピン
19aが、天秤アーム12を上昇側に強制的に押し操作
する。そして、苗植付装置3が田面Gから上方に上昇操
作された状態で、昇降レバー16を下降位置に操作する
と、センサーフロート9の重量によりインナー14aが
センサーフロート9側に引き操作されて、天秤アーム1
2が下降側に操作される。
について説明する。図1に示すように、操作軸10に相
対回転自在に操作アーム19が支持され、操作アーム1
9に昇降レバー16が支持されている。これにより、天
秤アーム12が中立に位置している状態において、昇降
レバー16を中立位置に操作すると操作アーム19のピ
ン19aが天秤アーム12に接当して、天秤アーム12
の下降側への移動が中立で阻止されるのであり、昇降レ
バー16を上昇位置に操作すると操作アーム19のピン
19aが、天秤アーム12を上昇側に強制的に押し操作
する。そして、苗植付装置3が田面Gから上方に上昇操
作された状態で、昇降レバー16を下降位置に操作する
と、センサーフロート9の重量によりインナー14aが
センサーフロート9側に引き操作されて、天秤アーム1
2が下降側に操作される。
【0018】以上の構造により、昇降レバー16を植付
位置(苗植付装置3が植付作動し、前述のような苗植付
装置3の自動的な昇降操作が行われる状態)、下降位置
(苗植付装置3が植付作動を停止し、苗植付装置3の下
降操作が行われる状態)、中立位置(苗植付装置3が植
付作動を停止し、苗植付装置3の昇降操作が停止される
状態)、及び、上昇位置(苗植付装置3が植付作動を停
止し、苗植付装置3の上昇操作が行われる状態)に操作
して、リンク4及び苗植付装置3の昇降操作を行う。
位置(苗植付装置3が植付作動し、前述のような苗植付
装置3の自動的な昇降操作が行われる状態)、下降位置
(苗植付装置3が植付作動を停止し、苗植付装置3の下
降操作が行われる状態)、中立位置(苗植付装置3が植
付作動を停止し、苗植付装置3の昇降操作が停止される
状態)、及び、上昇位置(苗植付装置3が植付作動を停
止し、苗植付装置3の上昇操作が行われる状態)に操作
して、リンク4及び苗植付装置3の昇降操作を行う。
【0019】次に、リンク4の自動的な昇降操作におけ
る感度調節について説明する。図1に示すように、機体
側の固定のフレーム18の横軸芯P2周りに、天秤状の
ブラケット15が揺動自在に支持されて、ブラケット1
5の上部に感度調節レバー20(人為操作具に相当)が
備えられており、レリーズワイヤ14のアウター14b
の機体側の端部がブラケット15の下部に支持されてい
る。
る感度調節について説明する。図1に示すように、機体
側の固定のフレーム18の横軸芯P2周りに、天秤状の
ブラケット15が揺動自在に支持されて、ブラケット1
5の上部に感度調節レバー20(人為操作具に相当)が
備えられており、レリーズワイヤ14のアウター14b
の機体側の端部がブラケット15の下部に支持されてい
る。
【0020】以上の構造により、感度調節レバー20を
敏感側に操作していくと、アウター14bの機体側の端
部がインナー14aに沿って紙面左方の天秤アーム12
側に移動して、センサーフロート9の設定姿勢が下向き
になり接地面積が増加し、センサーフロート9が敏感に
田面Gの凹凸に接地追従していく状態になる。逆に感度
調節レバー20を鈍感側に操作していくと、アウター1
4bの機体側の端部が紙面右方に移動して、センサーフ
ロート9の設定姿勢が上向きになり接地面積が減少し、
センサーフロート9の凹凸への接地追従が鈍感な状態に
なる。
敏感側に操作していくと、アウター14bの機体側の端
部がインナー14aに沿って紙面左方の天秤アーム12
側に移動して、センサーフロート9の設定姿勢が下向き
になり接地面積が増加し、センサーフロート9が敏感に
田面Gの凹凸に接地追従していく状態になる。逆に感度
調節レバー20を鈍感側に操作していくと、アウター1
4bの機体側の端部が紙面右方に移動して、センサーフ
ロート9の設定姿勢が上向きになり接地面積が減少し、
センサーフロート9の凹凸への接地追従が鈍感な状態に
なる。
【0021】図2に示すようにリンク4に苗植付装置3
を連結して苗の植付作業を行った後に、田面Gに植え付
けられた苗がある程度成長すると、薬剤を苗の上から散
布する。この場合、図2に示す苗植付装置3をリンク4
から取り外し、図4に示すように薬剤散布装置28をリ
ンク4の後端に連結して薬剤の散布作業を行う。
を連結して苗の植付作業を行った後に、田面Gに植え付
けられた苗がある程度成長すると、薬剤を苗の上から散
布する。この場合、図2に示す苗植付装置3をリンク4
から取り外し、図4に示すように薬剤散布装置28をリ
ンク4の後端に連結して薬剤の散布作業を行う。
【0022】次に、リンク4の後端に別の作業装置とし
ての薬剤散布装置28を連結した場合において、リンク
4(薬剤散布装置28)を手動で昇降操作する構造につ
いて説明する。図3に示すように、折り曲げ部21a及
び長孔21bを備えた第1支持板21に、ピン22aを
備えたL字状の第2支持板22を、ピン22a周りで回
転自在に支持して、レリーズワイヤ14用の支持部材2
3が用意されている。これに対し図3及び図2に示すよ
うに、下側のリンク4の下面に切欠き部24aを持つ支
持ブラケット24(取付部に相当)、及び支持ピン25
(取付部に相当)が、所定間隔を置いて固定されてい
る。
ての薬剤散布装置28を連結した場合において、リンク
4(薬剤散布装置28)を手動で昇降操作する構造につ
いて説明する。図3に示すように、折り曲げ部21a及
び長孔21bを備えた第1支持板21に、ピン22aを
備えたL字状の第2支持板22を、ピン22a周りで回
転自在に支持して、レリーズワイヤ14用の支持部材2
3が用意されている。これに対し図3及び図2に示すよ
うに、下側のリンク4の下面に切欠き部24aを持つ支
持ブラケット24(取付部に相当)、及び支持ピン25
(取付部に相当)が、所定間隔を置いて固定されてい
る。
【0023】以上の構造により、図2に示す乗用型田植
機においてリンク4の後端に連結される苗植付装置3を
取り外すと、苗植付装置3からPTO軸30を取り外
し、図1及び図2に示す苗植付装置3の支持ブラケット
13及びセンサーフロート9から、レリーズワイヤ14
(インナー14a及びアウター14b)を取り外す。次
に図4に示すようにリンク4に薬剤散布装置28を連結
し、PTO軸30を薬剤散布装置28に接続する。
機においてリンク4の後端に連結される苗植付装置3を
取り外すと、苗植付装置3からPTO軸30を取り外
し、図1及び図2に示す苗植付装置3の支持ブラケット
13及びセンサーフロート9から、レリーズワイヤ14
(インナー14a及びアウター14b)を取り外す。次
に図4に示すようにリンク4に薬剤散布装置28を連結
し、PTO軸30を薬剤散布装置28に接続する。
【0024】図3に示すように、取り外されたアウター
14bの一方の端部を、支持部材23の第2支持板22
に取り付け、取り外されたインナー14aの一方にバネ
27(融通用であり、バネ17よりも充分に強いもの)
を取り付ける。図3及び図4に示すように、レリーズワ
イヤ14のアウター14bが取り付けられた支持部材2
3を、ボルト26でリンク4の支持ブラケット24に固
定し、インナー14aのバネ27をリンク4の支持ピン
25に取り付ける。
14bの一方の端部を、支持部材23の第2支持板22
に取り付け、取り外されたインナー14aの一方にバネ
27(融通用であり、バネ17よりも充分に強いもの)
を取り付ける。図3及び図4に示すように、レリーズワ
イヤ14のアウター14bが取り付けられた支持部材2
3を、ボルト26でリンク4の支持ブラケット24に固
定し、インナー14aのバネ27をリンク4の支持ピン
25に取り付ける。
【0025】この場合、第1支持板21の折り曲げ部2
1aをリンク4の支持ブラケット24の下辺に当て付け
て、支持部材23の回り止めを行うことにより1本のボ
ルト26で支持部材23が支持ブラケット24に固定さ
れる。そして、図3に示すように制御弁11の天秤アー
ム12が中立に位置いている状態で、感度調節レバー2
0がその操作範囲の中央(中立位置)に位置するよう
に、支持部材23の固定位置を調節する。
1aをリンク4の支持ブラケット24の下辺に当て付け
て、支持部材23の回り止めを行うことにより1本のボ
ルト26で支持部材23が支持ブラケット24に固定さ
れる。そして、図3に示すように制御弁11の天秤アー
ム12が中立に位置いている状態で、感度調節レバー2
0がその操作範囲の中央(中立位置)に位置するよう
に、支持部材23の固定位置を調節する。
【0026】以上のように、レリーズワイヤ14のイン
ナー14a及びアウター14bの一方の端部をリンク4
に取り付けた状態において、昇降レバー16を図1の植
付位置に操作すると、エンジン29からの動力がPTO
軸30を介して薬剤散布装置28に伝達され、薬剤散布
装置28が駆動される。この状態において、感度調節レ
バー20を操作範囲の中央の中立位置に操作している
と、制御弁11の天秤アーム12も中立に操作されてお
り、油圧シリンダ5及びリンク4はその位置で停止して
いる。
ナー14a及びアウター14bの一方の端部をリンク4
に取り付けた状態において、昇降レバー16を図1の植
付位置に操作すると、エンジン29からの動力がPTO
軸30を介して薬剤散布装置28に伝達され、薬剤散布
装置28が駆動される。この状態において、感度調節レ
バー20を操作範囲の中央の中立位置に操作している
と、制御弁11の天秤アーム12も中立に操作されてお
り、油圧シリンダ5及びリンク4はその位置で停止して
いる。
【0027】次に、リンク4側においてレリーズワイヤ
14のインナー14a及びアウター14bの一方の端部
の位置が決まっているので、感度調節レバー20を上昇
側(敏感側)に操作すると、感度調節レバー20及びブ
ラケット15の動作と一緒にアウター14b及びインナ
ー14aの機体側の端部が紙面左方に移動して、バネ1
7の作用により制御弁11の天秤アーム12が上昇側に
操作され、油圧シリンダ5によりリンク4が上昇操作さ
れる。この場合、天秤アーム12の中立から上昇側への
作動範囲よりも、感度調節レバー20の中立から上昇側
(敏感側)への操作範囲の方が大きいが、この差はイン
ナー14aが弛むことによって吸収される。
14のインナー14a及びアウター14bの一方の端部
の位置が決まっているので、感度調節レバー20を上昇
側(敏感側)に操作すると、感度調節レバー20及びブ
ラケット15の動作と一緒にアウター14b及びインナ
ー14aの機体側の端部が紙面左方に移動して、バネ1
7の作用により制御弁11の天秤アーム12が上昇側に
操作され、油圧シリンダ5によりリンク4が上昇操作さ
れる。この場合、天秤アーム12の中立から上昇側への
作動範囲よりも、感度調節レバー20の中立から上昇側
(敏感側)への操作範囲の方が大きいが、この差はイン
ナー14aが弛むことによって吸収される。
【0028】逆に、感度調節レバー20を下降側(鈍感
側)に操作すると、感度調節レバー20及びブラケット
15の動作と一緒にアウター14b及びインナー14a
の機体側の端部が紙面右方に移動して、バネ17に抗し
て制御弁11の天秤アーム12が下降側に操作され、油
圧シリンダ5によりリンク4が下降操作される。この場
合、天秤アーム12の中立から下降側への作動範囲より
も、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感側)へ
の操作範囲の方が大きいが、この差はバネ27が延びる
ことによって吸収される。そして、昇降レバー16を図
1の下降位置に操作すると、エンジン29からの動力が
遮断されて薬剤散布装置28が停止するのであり、この
ように薬剤散布装置28が停止した状態において、前述
のように感度調節レバー20を操作することによって、
リンク4及び薬剤散布装置28の昇降操作が行える。
側)に操作すると、感度調節レバー20及びブラケット
15の動作と一緒にアウター14b及びインナー14a
の機体側の端部が紙面右方に移動して、バネ17に抗し
て制御弁11の天秤アーム12が下降側に操作され、油
圧シリンダ5によりリンク4が下降操作される。この場
合、天秤アーム12の中立から下降側への作動範囲より
も、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感側)へ
の操作範囲の方が大きいが、この差はバネ27が延びる
ことによって吸収される。そして、昇降レバー16を図
1の下降位置に操作すると、エンジン29からの動力が
遮断されて薬剤散布装置28が停止するのであり、この
ように薬剤散布装置28が停止した状態において、前述
のように感度調節レバー20を操作することによって、
リンク4及び薬剤散布装置28の昇降操作が行える。
【0029】図4に示すように、リンク4に薬剤散布装
置28を連結して水田内に入っていく場合、田面Gには
既に苗が植え付けられているので、特に前輪1に苗が絡
み付かないように、又、前輪1により田面Gから持ち上
げた泥が田面Gの苗の上に落ちないようにする為に、前
輪1に外面に円盤状のカバー31及び分草部材32を取
り付ける。図5及び図4に示すようにカバー31を前輪
1に取り付ける場合、カバー31の中央内側に固定され
ているリング部材31aを、前輪1のボス部1aの座金
1bに嵌め込み、カバー31の外周部を前輪1のリブ1
cに当て付ける。そして、前輪1のスポーク1dにU金
具33で、カバー31をボルト連結する。
置28を連結して水田内に入っていく場合、田面Gには
既に苗が植え付けられているので、特に前輪1に苗が絡
み付かないように、又、前輪1により田面Gから持ち上
げた泥が田面Gの苗の上に落ちないようにする為に、前
輪1に外面に円盤状のカバー31及び分草部材32を取
り付ける。図5及び図4に示すようにカバー31を前輪
1に取り付ける場合、カバー31の中央内側に固定され
ているリング部材31aを、前輪1のボス部1aの座金
1bに嵌め込み、カバー31の外周部を前輪1のリブ1
cに当て付ける。そして、前輪1のスポーク1dにU金
具33で、カバー31をボルト連結する。
【0030】分草部材32は上下一対のリング状のフレ
ーム32a、上下のフレーム32aの外側に固定された
カバー32b、上下のフレーム32aに亘って固定され
る支持板32cにより構成されている。これに対し、前
輪支持ケース34の上下部分に亘って取付ステー35が
固定されており、分草部材32を上側から前輪1に被せ
るようにして、分草部材32の支持板32cを前輪支持
ケース34の取付ステー35にボルト連結する。
ーム32a、上下のフレーム32aの外側に固定された
カバー32b、上下のフレーム32aに亘って固定され
る支持板32cにより構成されている。これに対し、前
輪支持ケース34の上下部分に亘って取付ステー35が
固定されており、分草部材32を上側から前輪1に被せ
るようにして、分草部材32の支持板32cを前輪支持
ケース34の取付ステー35にボルト連結する。
【0031】〔別実施例〕図3及び図4の構成では、レ
リーズワイヤ14用の支持部材23が固定される支持ブ
ラケット24及び支持ピン25をリンク4に設けている
が、この支持ブラケット24及び支持ピン25をリンク
4ではなく、機体側の固定部分に設けてもよい。図3の
構成において、天秤アーム12の中立から下降側への作
動範囲と、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感
側)への操作範囲とが一致していれば、図3のバネ27
は不要になるので、この場合にはインナー14aの一方
の端部を支持ピン25に直接取り付ければよい。
リーズワイヤ14用の支持部材23が固定される支持ブ
ラケット24及び支持ピン25をリンク4に設けている
が、この支持ブラケット24及び支持ピン25をリンク
4ではなく、機体側の固定部分に設けてもよい。図3の
構成において、天秤アーム12の中立から下降側への作
動範囲と、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感
側)への操作範囲とが一致していれば、図3のバネ27
は不要になるので、この場合にはインナー14aの一方
の端部を支持ピン25に直接取り付ければよい。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】機体の後部のリンクに苗植付装置を連結した状
態において、レリーズワイヤの接続状態を示す図
態において、レリーズワイヤの接続状態を示す図
【図2】機体の後部のリンクに苗植付装置を連結した状
態での乗用型田植機の全体側面図
態での乗用型田植機の全体側面図
【図3】機体の後部のリンクに別の作業装置を連結した
状態において、レリーズワイヤの接続状態を示す図
状態において、レリーズワイヤの接続状態を示す図
【図4】機体の後部のリンクに別の作業装置(薬剤散布
装置)を連結した状態での乗用型田植機の全体側面図
装置)を連結した状態での乗用型田植機の全体側面図
【図5】前輪へのカバー及び分草部材の取付状態を示す
縦断背面図
縦断背面図
3 苗植付装置 4 リンク 5 油圧シリンダ 9 センサーフロート 11 制御弁 13 苗植付装置の固定部 14 レリーズワイヤ 14a レリーズワイヤのインナー 14b レリーズワイヤのアウター 20 人為操作具 24,25 取付部 P1 支点 G 田面
Claims (1)
- 【請求項1】 機体の後部に上下揺動自在にリンク
(4)を連結し、前記リンク(4)を昇降操作する油圧
シリンダ(5)と、前記油圧シリンダ(5)に作動油を
給排操作する制御弁(11)とを機体側に備え、前記リ
ンク(4)の後端に連結される苗植付装置(3)に後部
を支点(P1)として前部が上下に揺動するセンサーフ
ロート(9)を備えて、 レリーズワイヤ(14)のインナー(14a)の一方の
端部を前記センサーフロート(9)の前部に接続して、
前記インナー(14a)の機体側の端部を前記制御弁
(11)に接続し、前記レリーズワイヤ(14)のアウ
ター(14b)の一方の端部を前記苗植付装置(3)の
固定部(13)に接続して、前記アウター(14b)の
機体側の端部を前記インナー(14a)に沿って位置変
更自在に支持し、前記アウター(14b)の機体側の端
部を前記インナー(14a)に沿って人為的に位置変更
操作可能な人為操作具(20)を備えて、 田面(G)に接地追従する前記センサーフロート(9)
の上下動作が前記インナー(14a)を介して前記制御
弁(11)に伝達され、前記制御弁(11)及び油圧シ
リンダ(5)により前記苗植付装置(3)が昇降操作さ
れて、前記苗植付装置(3)に対して前記センサーフロ
ート(9)が設定姿勢に維持されるように、且つ、前記
人為操作具(20)による前記アウター(14b)の機
体側の位置変更操作により、前記苗植付装置(3)に対
する前記センサーフロート(9)の設定姿勢を上下に変
更操作可能に構成すると共に、 前記苗植付装置(3)を前記リンク(4)から取り外し
可能に、前記レリーズワイヤ(14)のインナー(14
a)の一方の端部を前記センサーフロート(9)の前部
から取り外し可能に、且つ、前記レリーズワイヤ(1
4)のアウター(14b)の一方の端部を前記苗植付装
置(3)の固定部(13)から取り外し可能に構成し
て、 前記インナー(14a)の一方の端部及び前記アウター
(14b)の一方の端部を、この両端部の間隔を所定間
隔に維持して固定可能な取付部(24),(25)を、
前記リンク(4)又は機体側の固定部に備えてある乗用
型田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185604A JP2987294B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6185604A JP2987294B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 乗用型田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847315A JPH0847315A (ja) | 1996-02-20 |
JP2987294B2 true JP2987294B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=16173712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6185604A Expired - Lifetime JP2987294B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987294B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6185604A patent/JP2987294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0847315A (ja) | 1996-02-20 |
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