JPS6024793B2 - オキサシクロヘキサン誘導体の製造方法 - Google Patents

オキサシクロヘキサン誘導体の製造方法

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JPS6024793B2
JPS6024793B2 JP8109481A JP8109481A JPS6024793B2 JP S6024793 B2 JPS6024793 B2 JP S6024793B2 JP 8109481 A JP8109481 A JP 8109481A JP 8109481 A JP8109481 A JP 8109481A JP S6024793 B2 JPS6024793 B2 JP S6024793B2
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好彦 広野
尚雄 石川
功 岩滝
幹夫 佐脇
孝 岡部
大学 滝口
邦泰 前田
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な化学構造を有する化合物の製造方法に関
し、詳しくは一般式(ただし式中、R,は低級アルキル
基を、R2は低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルキニル基またはペンジル基を、Aはを示し、Xはオ
キサシクロヘキサン環の水素原子を置換した低級ァルキ
ル基を、nは0または1〜4の整数を、R3およびR4
は水素原子、低級アルキル基またはフェニル基を示す。
)で表わされる化合物およびその金属塩の製造方法に関
する。本発明により製造される化合物類は有害生物防除
剤として有用である。本発明の目的とするところは該化
合物類を工業的に有利に得、簡便かつ効果の確実な有害
生並防除剤を提供するにある。
本発明者らは数多〈のオキサシクロヘキサンジオン誘導
体の中から上記目的に適合するものを検討中、一般式(
ただし式中R,は低級アルキル基を、 Yは または を示し、×はオキサシクロヘキサン環の水素原子を置換
した低級アルキル基を、nは0または1〜4の整数を、
R,およびR4は水素原子、低級アルキル基またはフェ
ニル基を示す。
)で表わされる化合物と一般式R20NH2
〔m〕(ただし式中R2は先に定
義したものと同一の意味を有する。
)で表わされる化合物を反応させたところ、前記一般式
〔1〕で表わされる化合物が工業的に有利に得られ、し
かも、土壌処理、茎葉数布処理共にスズメノカタビラ、
スズメノテツポウ、メヒシバ、などのィネ料雑草に対し
て極めて優れた選択的除草作用を示し、とくに他の多く
の除草剤によって薬害を受けやすい落花生、大豆などの
マメ科作物 ‐をはじめビートなどの広葉作物にはほと
んど無害であること、および殺菌活性、毅ダニ活性をも
有することを見し、出し、さらに生物学的および物理化
学的研究を重ね、本発明を完成した。
すでに本発明者らにより4ーヒドロキシー6ーメチルー
Qーピロン誘導体を有効成分とする除草剤はすでに特許
出願公告昭46−16916号として公知になっている
が、前記のィネ科雑草を完全に枯殺せしめるためにはか
なり多量の薬量を要することがこの除草剤の有する一つ
の欠点である。
すなわち前記公報の記載および本発明者らの追試したと
ころでは、実際の使用の場合、10アール当たり有効成
分500夕の薬量では期待された効果が得られるが、1
0アール当たり250タ以下の薬量ではすべての雑草を
枯殺まで至らしめることができず、完全な効果は得られ
ない。本発明化合物を除草剤として使用する場合公知の
除草剤と同様の処理方法により10アール当り250夕
の薬量ではもちろん、125タ以下でもその毅草作用は
強く、完全な雑草防除が期待できる。
驚くべきことにはヒェに対して湛水土壌処理においては
前記公知化合物の1M音以上の効力を発揮するものもあ
る。本発明の除草剤は茎業散布処理で、例えばイネ科雑
草のメヒシバを完全に枯殺せしめる薬量でも大根、大豆
、エンドウ、ホゥレン草、ビート等の広葉作物に対して
は全く影響が見られず、また雑草の発芽前土壌処理にお
いてメヒシバの発芽を完全に阻止する薬量でも広葉作物
の種子には全く影響が認められないなど広葉作物に対す
る除草剤による薬害の安全性が非常に高く、その適用も
適用時期、適用場所および適用濃度において極めて広範
に使用できる。
また本発明の有害生物防除剤は低濃度で使用されるため
、士嬢および植物体中における残留毒性や人蓄魚類に対
する急性毒性等の心配がなく、安全に使用される有害生
物防除剤である。本発明化合物の製造にあたっては原料
の一般式〔ロ〕で表わされる化合物と一般式〔m〕で表
わされる各種オキシアミンとをメタノール、エタノール
、ベンゼン、ジオキサン好ましくはアルコール類の不活
性有機溶媒中で反応せしめる。
反応温度は室温から使用される溶媒の沸点までの温度で
、好ましくは室温以上の温度で行われる。30分から数
時間の反応後、必要ならば溶媒を置き換えてアルカリ抽
出、アルカリ層を塩酸酸性にし、分離した油状物または
結晶を溶媒抽出または櫨過により分離して目的物を得る
。再結晶またはカラムクロマトグラフィー等により精度
の後、元素分析、NMRスペクトル、IRスペクトルか
ら構造確− 認oした。次に実施例をあげて本発明化合
物の製造方法を詳細に説明する。
実施例 1 3一(1ーヱトキシアミ/エチリデン)一5・6ージメ
チルテトラヒドロピランー2・4ージオン2ーアセチル
ー4−ヒドロキシー5・6−ジメチルー5・6ージヒド
ロー2H−ピランー2ーオン0.36夕(0.002モ
ル)をエタノール5の‘中に溶解しェトキシアミン0.
12夕(0.002モル)を加え室温下で1時間、さら
に還流下で1時間反応する。
反応後エタノールを溜去し得られた油状物をエーテルに
溶解する。ヱーテル層を5%カセイソーダ水溶解2.5
ccで2回抽出し、NaOH層をHCI酸性にする、塩
酸溶液をエーテル10ccで3回抽出しエーテル層を水
洗する。エーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥後エーテ
ルを減圧下で溜去すると無色油状物として目的物0.4
2夕(収率93%)が得られる。n奪う:1.5125 実施例 2 3一(1−アリルオキシアミノプロピリデン)一6−エ
チルーテトラヒドロピラン−2・4ージオン6ーエチル
−4−ヒドロキシ−3−プロピオニルー5・6−ジヒド
ロー2日ーピランー2ーオン3.5夕をエタノール30
ccに溶解し、室温でアリルオキシアミン2夕を加え室
温で2時間損枠後エタノールを溜去し得られた油状物を
5%カセィソーダ水溶液に溶解し、クロロホルムで1回
洗浄した後塩酸で中和し分離した油状物をエーテルで抽
出し、エーテル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後溜去
すれば目的物4.2夕(収率93%)が得られる。
n#:1.5191 本発明方法により製造される化合物を第1表に示す。
第1表 次に本発明の前記一般式で示される化合物の1種または
2種以上を有効成分として含有することを特徴とする有
害生物防除剤に関しては、一般に適当な量を坦体と混合
して水和剤、乳剤、粉剤、粒剤等の形で使用される、固
体担体としてはタルク、ベントナイト、クレー、ケイソ
ウ士、パーミキュラィトなどがあげられ、液体担体とし
ては水、アルコール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、
鱗油、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチルホ
ルムアミド等が用いられる。
これらの製剤に於て均一な、かつ安定な形態をとるため
に必要ならば界面活性剤を添加することもできる。この
様にして得られた水和剤、乳剤は水で所定の濃度に稀釈
し、懸濁液あるいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそのま
ま土壌処理または茎案散布処理される。また本発明の有
害生物防除剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、毅ダニ剤または
除草剤、例えばリニュロン、DCMU等のウレア系除草
剤、アトラジン、シマジン等のトリアジン系除草剤、ア
ラナップ等のアミド系除草剤などと混合して使用するこ
ともできる。
次に本発明の製剤に関する参考例を若干示すが、有効成
分化合物、添加物および添加割合は本参考例のみに限定
されることなく広い範囲で変更可能である。
参考例 1 水和剤 化合物1 5碇部ケ
ィソウ士 21部タルク
2碇部アルキル硫
酸ソーダ 9部以上を均一に混合
、微細に粉砕して有効成分50%の水和剤を得る。
参考例 2 乳剤 化合物2 25部
キシレン 5礎郡ジ
メチルホルムアミド 1$部ポリオ
キシエチレンフエニルエーテル 12部以上を混合
、溶解して有効成分25%の乳剤を得る。
参考例 3 粒剤 化合物3 1礎都タ
ルク 滋部クレー
3芥部ペントナ
イト 1庇部アルキル硫酸
ソーダ 5部以上を均一に混合し
て微細に粉砕後、造粒機で直径0.5〜1.仇岬の粒状
物にして有効成分10%の粒剤を得る。
次に本発明有害生物防除剤の効果に関する試験例を示す
対照化合物として特公昭46−16916号に記載され
ている3一(N−アリルオキシアセトイミドイル)一4
ーヒドロキシー6−メチル−Q−ピロンを用いた。試験
例 1 湛水土壌処理試験 表面積60地のポットに土壌を詰め、その上にヒヱ種子
約6の勤を播し、て軽く覆土した後、土壌表面を潤わす
程度の湛水状態にした。
各供教化合物の乳剤を水で希釈して調製した所定濃度の
薬液10ccをポットに溝注し温室内においた。2週間
後にヒェの生育状態を調査した。
無処理と同等の生育程度を0、枯死又は不発芽を5とす
る0〜5の6段階で生育状態を表わし、第2表に示す結
果を得た。第2表 試験例 2 土壌表面処理試験 メヒシバ種子を混在させた土壌を表面積100地のポッ
トに詰め、温室内で生育させた。
メヒシバの発芽前に各供謎化合物の乳剤を水で希釈して
調製した所定濃度の薬液5ccを土壌表面に贋霧処理し
21日後にメヒシバの生育状態を調査した。試験例1と
同様の判定基準に従って生育状態を表わし、第3表に示
す結果を得た。第3表 試験例 3 茎葉処理試験 表面積100のポットに土壌を詰め、メヒシバ種子を播
し、て軽く覆土して温室内で生育させた。
メヒシバが2〜4葉期に生育したとき、各供試化合物乳
剤を水で希釈して調製した所定濃度溶液を100夕/1
世の割合で茎葉数布処理した。二週間後にメヒシバの生
育状態を調査し、試験例1と同様の判定基準に従って生
育状態を表わし、第4表に示す結果を得た。第4表 試験例 5 アシノワハダニに対する効力 2寸鉢に植えられたインゲンの第1本葉にアシノワハダ
ニ雌成虫を30頭接種した。
1日後に傷害虫を取り除いて、上記化合物の乳剤の処法
に従い、化合物濃度が50Q風1こなるように水で希釈
して散布した。
散布3日後に殺虫率を求めるとともに、成虫を除去し、
その間に産下された卵に関して成虫まで発育し得たか杏
かを11日目に調査して、殺ダニ有効度を求めた。ただ
し毅虫力、毅ダニ有効度は次式により求めた。殺虫力=
電請鞍・oo 殺ダニ有効度 無処理成虫完成数−薬剤処理成虫完成数XI。
〇無処理成虫完成数第6表に結果を示した。
第6表 ※ 3・4・5・4ーテトラクロロジフエニルスルホン
を主成分とする市販の毅ダニ剤試験例 6 苗立枯病防除試験 ポット植えのキウリの子葉が展開した時、ふすま一もみ
がら塔地で培養した苗立枯病菌を土壌300夕当り10
夕混合し、ポット当り20夕を与えた。
その上から各供試化合物水和剤の所定濃度稀釈剤をポッ
ト当りlow‘宛土壌潅注した。4日後に発病苗を計数
し、対照無処理区を基準にして防除価(%)を算出した
その結果を第7表に示す。7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし式中、R_1は低級アルキル基を、Yは▲数式
    、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、Xはオキサシクロヘキサン環の水素原子を置換
    した低級アルキル基を、nは0または1〜4の整数を、
    R_3およびR_4は水素原子、アルキル基またはフエ
    ニル基を示す。 )で表わされる化合物と一般式 R_2ONH_2 (ただし式中、R_2は低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、低級アルキニル基、またはベンジル基を示す。 )で表わされる化合物とを反応せしめることを特徴とす
    る 一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし式中、R_1は低級アルキル基を、R_2は低
    級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基ま
    たはベンジル基を、Aは▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ または ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、Aはオキサシクロヘキサン環の水素原子を置換
    した低級アルキル基を、nは0または1〜4の整数を、
    R_3およびR_4は水素原子、低級アルキル基または
    フエニル基を示す。 )で表わされる化合物の製造方法。
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