JPS60246845A - 異色調編織物およびその製造方法 - Google Patents

異色調編織物およびその製造方法

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JPS60246845A
JPS60246845A JP59099542A JP9954284A JPS60246845A JP S60246845 A JPS60246845 A JP S60246845A JP 59099542 A JP59099542 A JP 59099542A JP 9954284 A JP9954284 A JP 9954284A JP S60246845 A JPS60246845 A JP S60246845A
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JP
Japan
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dyeing
dye
dyed
fiber
knitted fabric
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JP59099542A
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English (en)
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雨宮 邦夫
竹内 崇郎
佳久 岡本
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はポリエステル繊維布帛に関するものである。
(ロ)従来の技術 繊維製品において、異色の交編あるいは交織効果を表現
する方法として、異なる色相又は濃淡に染色した2種類
の繊維糸条を交編織して布帛を作製する先染法と、異種
素材を用いて交編織して布帛を作製した後、染色する後
染法とがある。
先染法で製編織されものについては、後染法では得られ
なジ)色の組合せ、風杏を得ることができるという特長
を有しているが、反面小ロツト多品種にわたる複雑な生
産体系が要求される場合コストアンプが避けられない。
一方異種素材の混用による後染法の場合は、染料等の選
択により、十分小ロツト多品種の生産体系に対応するこ
とができるが、反面衣料分野における商品価値の要求が
きびしく、異色あるいは濃淡の不十分さが問題となるこ
とが多く、又物性。
堅牢度等の面でのトラブルが発生しやすく、単一繊維素
材(例えばポリエステル系繊維100%、又はポリアミ
ド系繊維100%表示)でなければ、商品展開ができな
いといった困難な制約条件が付加される場合も生じてい
る。このような制約条件は先染法の場合でも例外ではな
い。したがってこのような条件を満たすには、単一繊維
素材で異色の交編織布帛を作製しなければならないこと
になる。
上記のような条件に対応して、従来ポリエステル系繊維
の場合において、分散染料可染のポリエチレンテレフタ
レート繊維糸条と2〜5モル%スルホイソフタル酸共重
合ポリエチレンテレフタレート繊維糸条との交編織物の
後染めによる2色染(例えば分散染料とカチオン染料に
よる異色染め。
カチオン染料による片染め、又は分散染料による濃淡染
めなど)があるが、分散染料が両繊維にほぼ同等に染色
するため、十分な異色又は濃淡を表現することが困難で
ある。例えば、レギュラーのポリエチレンテレフタレー
ト繊維とスルホイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフ
タレート繊維とを用い、分散染料とカチオン染料により
異色効果を目的として染色する方法では、分散染料によ
り染色する際120℃以上の高温染色が必要であり、そ
のため分散染料がポリエチレンテレフタレート繊維のみ
ならずスルホイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタ
レート繊維にも染着し、十分な異色効果を得ることがで
きない。又前記スルホイソフタル酸共重合ポリエチレン
テレフタレート繊維とポリブチレンテレフタレート繊維
とを用いてカチオン染料と分散染料による異色効果を目
的とする染色方法も考えられるが、従来市販のスルホイ
ソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート繊維は、
前記のごとくスルホイソフタル酸成分が2〜5モル%で
あるため、ポリブチレンテレフタレート繊維の分散染料
による染色を110℃以下の温度で行っても、同様に分
散染料による汚染性が大きく、十分な異色効果は得鐘い
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、ポリエステル系繊維のみを用いた、十分な異
色又は濃淡色を有する編織物及びその製造方法を提供し
ようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用本発明は、
主としてカチオン染料により染色されたスルホイソフタ
ル酸成分が0.8〜1.8モル%の共重合ポリエチレン
テレフタレート繊維糸条と分散染料により染色されたポ
リブチレンテレフタレート繊維糸条との交編織物である
ことを特徴とする異色調編織物であり、さらにスルホイ
ソフタル酸成分が0.8〜1.8モル%の共重合ポリエ
チレンテレフタレート繊維糸条とポリブチレンテレフタ
レート繊維糸条との交編織物を、カチオン染料により1
20°C以上の温度で染色した後、分散染料により11
0℃以下の温度で染色することを特徴とする異色調編織
物の製造方法である。
本発明の異色調編織物は、異色又は濃淡色に染色された
2種のボーリエステル系繊維糸条からなる交編、織物で
ある。本発明の異色調編織物を構成する第1の繊維糸条
は、スルホイソフタル酸成分が0.8〜1゜8モル%の
共重合ポリエチレンテレフタレート(以下SI共重合P
ETという、)繊維糸条である。共重合するスルホイソ
フタル酸成分が0.8%未満では、カチオン染料の繊維
への染着が悪く、120℃以上の高温で染色しても濃い
色相のものが得られず、又スルホイソフタル酸成分が1
.8モル%を超えると、後染法における分散染料による
110℃以下の染色での染着量が多くなり、汚染性が増
大する。次に、本発明の異色調編織物を構成する第2の
繊維糸条は、ポリブチレンテレフタレート(以下PBT
という、)繊維糸条である。ポリエステル系繊維の一種
であるPBT繊維は、その染色挙動において、分散染料
により 110℃以下の染色温度で十分に染色される特
徴を有している。
本発明の異色調編織物は、前記の2種のポリエステル系
繊維糸条が交編あるいは交織され、かつ第1のSll共
重合PE織繊維糸条カチオン染料により、第2のPBT
繊維糸条が分散染料により、異色又は濃淡色に染色され
たものである。これら2種のポリエステル性繊維糸条の
交編織は、常法により縞、格子、玉虫などの異色調の効
果が得られる任意の組織で形成されればよい。
次に、これら2種のポリエステル系繊維糸条の染色は、
あらかじめカチオン染料で染色したSI共重合PET 
1Jli維糸条と分散染料で染色したPBT繊維糸条と
を交編織する先染法、及びいずれも未染色のST共共重
合PE織繊維糸条PBT繊維糸条との交編織物をカチオ
ン染料及び分散染料で染色する後染法のいずれの方法で
行ってもよいが、特に後染法の場合の染色順序及び染色
温度について十分配慮しなければならない。
即ち、後染法での染色においては、カチオン染料により
120℃以上の温度で染色した後、分散染料により11
0℃以下の温度で染色することが必要である。まずカチ
オン染料により120°C以上、好ましくは130°C
〜140°Cの温度で染色することにより、SI共共重
合PE紙繊維糸条みが染色される。
120℃より低温では十分な濃色を得ることが困難であ
り、又必要以上の高温は繊維の脆化及び染料の分解を招
くおそれがあるため避けるべきである。
次に分散染料により110℃以下、好ましくは100℃
以下の温度で染色することによりPBT繊維糸条が染色
されるが、染色温度が110℃を超えると、Sr共共重
合PE織繊維糸条側分散染料による汚染がひどくなり、
十分な異色効果を得られない。前記のごと<SI共共重
合PE織繊維、スルホイソフタル酸成分が増すと110
℃以下の染色温度でも分散染料による汚染性が増大する
ため、スルホイソフタル酸成分を1.8モル%以下に抑
えることは重要である。又後染めの際、分散染料により
染色した後、カチオン染料で染色したのでは、カチオン
染料による120℃以上の高温下の染色の際、分散染料
が存在することになり、マイグレーション等によりSI
共共重合PE織繊維の汚染が発生して、十分な異色効果
が得られない。
以上のごとく、本発明において後染法による染色の際、
120℃以上の温度で分散染料が存在すれば、側繊維と
も染色されることになるため、十分留意することが必要
であり、又分散染料による染色において、110℃以下
の染色温度であっても、Sll共重合PE織繊維汚染が
全く無いわけではなく、従って淡色は分散染料で、濃色
はカチオン染料でそれぞれ染色するという配慮が好まし
いが、しかし本発明では別設特殊な手段を要することな
く、所望の製品の色柄に合うカチオン染料と分散染料を
選択して染色すればよい。
(ホ)実施例 実施例1゜ スルホイソフタル酸1.3モル%を共重合したSll共
重合PE織繊維糸条150d/72f仮撚加工糸とPB
T繊維糸条100d/48fの仮撚加工糸を用いて、2
0ゲージのジャガード編機にて、柄編地二表ストライプ
、裏カッコ調の編地を編成した。得られた編地を、精練
、プレセットを行った後、液流染色機を用いて下記処方
1.の染料配合にて、130℃で30分間染色してSl
l共重合PE織繊維糸条染色した後、引続き下記処方2
.の染料配合にて、100℃で30分間染色したところ
、表面は紺色と赤色のストライプ柄で、裏面は紺色と赤
色のカッコ模様の編地を得た。得られた編地は、先染糸
による交編地と同様の、美麗な異色効果を有し、商品価
値の高い製品であった。
処方1 、 Diacryl Br1lliant b
lue H2R−N (カチオン染料:三菱化成工業■
) 1.5%o、Iv、f。
酢酸(48%) 0.3cc/jl! 処方2 、 Kayalon Po1yester L
ight 5carlet G−5(分散染料二日本化
薬@) 1.5%o、w、f。
Disper TL (分散剤:明成化学工業@)0.
5g/j! 酢酸(48%) 0.2cc/’# 実施例2゜ スルホイソフタル酸1.0モル%を共重合したSll共
重合PE織繊維糸条100d/48fPBT繊維糸条5
0d/48fを経糸及び緯糸として、交互に約3(2)
間隔で使用して、格子柄織物を製織した。得られた織物
を、精練、プレセットを行った後、液流染色機を用いて
、下記処方3.の染料配合にて、135℃で30分間染
色してSll共重合PE織繊維糸条染色し、引続き下記
処方4.の染料配合にて、100℃で30分間染色し、
次いで仕上セントを行った。
得られた織物は、先染糸による交織織物と同様の美麗な
赤と黄の異色格子柄となり、商品価値の高い製品であっ
た。
処方3.^1zen Cathilon 5carle
t CD−GLH(カチオン染料:保土谷化学工業@) 2%o、pr、f。
酢酸(48%) 0.3cc/ρ 処方4 、 Dianix Br1lliant Ye
llow 5G−E (分散染料:三菱化成工業@) 
0.75%o、w、f。
Disper TL (分散剤:期成化学工業@)0.
5g/A 酢# (48%) 0.2cc/jlI(へ)発明の効
果 本発明の異色調編織物は、同じポリエステル系繊維であ
る、カチオン染料に対する親和性に冨むSI共共重合P
E織繊維糸条、分散染料に対する親和性に富むPBT繊
維糸条との交W4IIc物であるため、物性の面でも、
色相及び各種堅牢度の面でも、混用による問題点の発生
が無く、極めて格調の高い、商品価値のすぐれたもので
ある。さらに本発明の異色調編織物は、先染法及び後染
法のいずれの方法でも容易に得ることができ、特に後染
法でまずカチオン染料により120℃以上の温度で染色
した後、分散染料により110℃以下温度で染色するこ
とにより、先染法による場合と同様の美麗な異色調編織
物を多種の色相にわたって容易に得ることができる。
特許出願人 ユニチカ株式会社 代理人 弁理士 実相 茂樹

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主としてカチオン染料により染色されたスルホイ
    ソフタル酸成分が0.8〜1.8モル%の共重合ポリエ
    チレンテレフタレート繊維糸条と分散染料により染色さ
    れたポリブチレンテレフタレート繊維糸条との交編織物
    であることを特徴とする異色調編織物。
  2. (2)スルホイソフタル酸成分が0.8〜1.8モル%
    の共重合ポリエチレンテレフタレート繊維糸条とポリブ
    チレンテレフタレート繊維糸条との交編織物を、カチオ
    ン染料により120“C以上の温度で染色した後、分散
    染料により110℃以下の温度で染色することを特徴と
    する異色88m織物の製造方法。
JP59099542A 1984-05-16 1984-05-16 異色調編織物およびその製造方法 Pending JPS60246845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102193131B1 (ko) * 2019-08-08 2020-12-18 유진섬유 주식회사 상부와 하부의 디자인이 상이한 커튼을 위한 원단의 제조방법

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JPS58156053A (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 ユニチカ株式会社 ポリエステル加工糸織編物の製造方法
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JPS5947485A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 ユニチカ株式会社 ポリエステル系異色織編物の製造方法
JPS5953774A (ja) * 1982-09-21 1984-03-28 ユニチカ株式会社 絹様風合を有する織物およびその製造方法

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