JPS6024529B2 - 陰極線管のカラ−螢光面の形成方法 - Google Patents

陰極線管のカラ−螢光面の形成方法

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JPS6024529B2
JPS6024529B2 JP13594277A JP13594277A JPS6024529B2 JP S6024529 B2 JPS6024529 B2 JP S6024529B2 JP 13594277 A JP13594277 A JP 13594277A JP 13594277 A JP13594277 A JP 13594277A JP S6024529 B2 JPS6024529 B2 JP S6024529B2
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JP
Japan
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panel
crab
phosphor
slurry
ray tube
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JP13594277A
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JPS5469058A (en
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忠 橋本
実 大関
卓治 井上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、陰極線管のカラー蟹光面の形成方法に係わる
一般に、陰極線管のカラー蟹光面を形成するには、陰極
線管のパネル内面に均一に蟹光体スラリーを塗布し、乾
燥して後、所定パターンに露光・現像して第1色目、例
えば緑色後光体ストライプを形成し、次に同様の工程を
繰返して第2色目、例えば青色蟹光体ストライプ及び第
3色目、例えば赤色蟹光体ストライプを形成する。
次に、蟹光面上に平坦なメタルバック層を形成するため
の下地層となるプラィマール(例えばアクリル樹脂の溶
液)を塗布、乾燥し、このプラィマール層上にアルミニ
ウム等の蒸着膜より成るメタルバック層を形成する。プ
ライマール層はその後の熱処理工程で消失する。ところ
で、従来、パネル内面に蟹光体スラリーを塗布する方法
としては、先づパネル内面の中央部付近に蟹光体スラリ
ーを注入し、パネルを水平に対して約15o頃斜した状
態で回転(低速回転)せしめ蟹光体スラリ−をパネル内
面全体に一様に分布させつつ蟹光体粒子を沈降させる。
次にパネルの傾斜角度を増し、例えば9ぴ〜125o程
度に煩斜せしめ且つパネルの回転速度を早めて(高速回
転)不要な蟹光体スラリーを振り切りつつ蟹光体塗膜を
各部均等な薄膜をもってパネル全面に広げ、次いでパネ
ルを同程度の速度で高速回転させながらパネル内面に対
向して配した加熱手段にて後光体塗膜を乾燥、固定する
ようにしていた。しかし乍ら、本発明者等はこのような
方法で蟹光体スラリーを塗布形成した場合に、その後光
体塗膜の膜厚の分布がパネルの中心部と周辺部とで異な
ることを見出した。即ち、第1図は蟹光体塗膜の膜厚と
蟹光体スラリー粘度との関係を示す特性曲線図で、曲線
aはパネル中央部の膜厚、曲線bはパネル周辺部の膜厚
を夫々示す。この第1図から判るように蜜光体塗膜の膜
厚は中央部(曲線a)に比べ、周辺部(曲線b)が厚く
、また蟹光体スラリーの粘度が低い程その差は大きくな
る。これは、高速回転乾燥中に中央部の蟹光体塗膜が遠
心力で周辺部に移動するものと考えられる。又、パネル
の高速回転によって生じたパネル内面の層流効果によっ
て第2図に示すようにパネル1の周辺部則ちコーナ部に
塗布むら、所謂折り返り2が生じてしまう。一方、第3
図A及びBに示すように第1色目の蟹光体ストライプ3
を形成して後、第2色目、第3色目の蟹光体スラリー4
を塗布した場合に、1色目又は2色目の蟹光体ストライ
プが形成されている上に蟹光体スラリーを塗布すると、
先に形成されている蟹光体ストライプ3が土手になって
ストライプに平行する縦方向のみの遠0力yと、重力に
よる縦方向の流れとによって、特に回転中心付近の塗膜
が薄くなり、そこに蟹光体ストライプに平行に塗布むら
(所謂たて筋)が発生する。
かかる塗布むらは蟹光面の輝度むら、或はホワイトバラ
ンスの劣下につながる。前者のコーナ部の折り返し‘こ
よる塗布むらを解消する方法としてはコーナ部に層流を
乱す空気を吹き付ける方法が提案されており、後者の中
央部での塗布むらを解消する方法としては高速回転のパ
ネルの回転軸を一軸上(×軸)で揺動させる方法が提案
されている。
これらの方法を利用して、例えば第1色目では高速回転
による乾燥時にコ−ナ部に空気を吹き付けて層流を防ぎ
、2色目以降では空気の吹き付けとパネル回転軸心の揺
動で層流及びたて筋の発生を防止し、全面均一な姿光体
塗膜を形成することが考えられるが、かかる方法は装置
が大がかりとなる欠点がある。本発明は、上述の点に鑑
み、蟹光体スラリーの塗布形成に際して、パネルの回転
速度及び時間等を制御するのみで簡単に上記の塗布むら
を防止し、パネル全面に亘つて均一な膜厚の蟹光体塗膜
を形成できるようにした陰極線管のカラー蟹光面の形成
方法を提供するものである。
本発明に於ては、パネル内面に登光体スラリーを注入し
て後、通常のようにパネルを額むけて低速回転しながら
全面に一様に分布させつつ蟹光体粒子を沈降させ、次の
パネルを高速回転させて不要な蟹光体スラリーを振り切
りつつ全面均一な蟹光体塗膜を形成する工程において、
該工程を3硯砂以内で行い。
次いで、パネルを低速回転に落して蟹光体塗膜を乾燥固
定するようになすものである。以下、本発明の実施例に
つき説明する。
本発明においては、先づ第4図Aに示すようにパネル1
の内面に蟹光体スラリー4を注入し、パネルをその軸心
が垂線に対して150〜300程度煩斜した状態で1仇
pm(自転速度)程度の低い回転速度で回転せしめ蟹光
体スラリー4をパネル内面に一様に分布させ、蟹光体粒
子を沈降させる。
次に自転速度1仇pmのまま公転角度を120o迄変え
て蟹光体スラリ−4の排出を行い、更に第4図Bに示す
ように公転角度120oの状態でパネルの回転速度(自
転)を80〜14比pmまで高めて不要な蟹光体スラリ
ーを振り切りつつ、パネル全面に亘つて均一な膜厚の蟹
光体塗膜5を形成する。次に、第4図Cに示すようにパ
ネル1の回転速度(自転)を10〜38pmの低速に落
し乍ら、パネル内面に対向して配した加熱ヒータ6にて
蟹光体塗膜5を乾燥・固定する。パネル回転数は、パネ
ルの大きさにより異なるが、高速振り切り及び低速乾燥
の時の回転数としては上記の範囲が標準である。ここで
、第4図Bの高速回転による振り切り工程、即ち不要な
蟹光体スラリーを振り切りつつ均一な蟹光体塗膜を形成
する工程において、その工程の所要時間、所謂振り切り
時間により、中央部と周辺部の蟹光体塗膿5の膜厚の差
が変化する。
第5図はこの状態を示す特性図で、夫々曲線1は中央部
の膜厚、曲線0‘ま周辺部の膜厚、曲線皿は中間部の膜
厚の場合である。この特性図より、振り切り時間が3栃
砂以内であれば、中央部と周辺部での膜厚の差はなく各
部均一の膜厚をもって蟹光体塗膜を形成できるも、3現
砂を越えると膜厚差が生じてくる。従って、本発明では
振り切り時間は3岬砂以内に選ぶ。又、蟹光体膜厚とし
て望まれるものは4.0土0.5の9′c濯であり、こ
の膜厚を得るに要する蟹光体スラリ−の粘度は20〜7
比pが好ましい。特に粘度が7比pを越える場合には受
光体スラリー中のポリビニールアルコール(PVA)成
分が多くなり、これが爾後の熱処理時に熱分解してホル
マリンを排出して蟹光体に対し悪影響(輝度劣下)を与
える。上述せる本発明によれば、蟹光体スラリ−の粘度
を適切に選び、且つ高速回転での振り切り工程を3硯砂
以内で行うことにより、パネルの中央部と周辺部との蜜
光体塗膜の膜厚を均一化することが出来る。
しかも、振り切り工程の後の乾燥工程に於て、パネルの
回転速度を振り切り工程時よりも十分落して乾燥するこ
とにより、乾燥中に蟹光体塗膜の移動が生じにくくなり
従来のようなパネルコーナ部での層流による塗布むら(
折り返し)、或はストライプ型蟹光面の形成の際の第2
色目、第3色目の蟹光体スラリー塗布時に生ずる中心部
での塗布むら(たて筋)が防止され、パネル内面の全域
に亘つて均一な腹厚の蟹光体塗膜が形成される。従って
、本発明方法は、特にストライプ型蟹光面、大粒蓬蟹光
体を用いた蟹光面の形成に適用して好適ならしめるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は蟹光体塗膜の膜厚と姿光体スラリー粘度との関
係を示す特性図、第2図は塗布むらの説明に供する平面
図、第3図A及びBは他の塗布むらの説明に供する平面
図及びその断面図、第4図A〜Cは本発明方法の工程図
、第5図は蟹光体塗膜の膜厚と振り切り時間の関係を示
す特性図である。 1はパネル、4は蟹光体スラリ−、5は総光体塗腰であ
る。 第2図 第8図 第4図 第1図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 陰極線管のパネル内面に注入された螢光体スラリー
    を一様に分布させた後、前記パネルの公転角度を90°
    以上に保ちながら高速回転させて不要な螢光体スラリー
    を振り切り、前記パネル内面に全面均一な膜厚の螢光体
    塗膜を形成する工程を30秒以内で行い、同じ公転角度
    を保ちつつ、上記パネルを上記回転より遅く回転させ乍
    ら上記螢光体塗膜を乾燥固定するようにしたことを特徴
    とする陰極線管のカラー螢光面の形成方法。
JP13594277A 1977-11-11 1977-11-11 陰極線管のカラ−螢光面の形成方法 Expired JPS6024529B2 (ja)

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JP13594277A JPS6024529B2 (ja) 1977-11-11 1977-11-11 陰極線管のカラ−螢光面の形成方法

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Publication Number Publication Date
JPS5469058A JPS5469058A (en) 1979-06-02
JPS6024529B2 true JPS6024529B2 (ja) 1985-06-13

Family

ID=15163440

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JP13594277A Expired JPS6024529B2 (ja) 1977-11-11 1977-11-11 陰極線管のカラ−螢光面の形成方法

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