JPS60244572A

JPS60244572A - 熱転写記録装置

Info

Publication number: JPS60244572A
Application number: JP10015084A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Tanaka; 美昭田中; Hideyuki Takizawa; 滝沢　秀之; Mamoru Inami; 稲見　衛
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd; Nippon Victor KK
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd; Nippon Victor KK
Priority date: 1984-05-18
Filing date: 1984-05-18
Publication date: 1985-12-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はカラー印刷可能な熱転写記録装置に係り、特に
転写紙および記録紙の保守を容易にした熱転写記録装置
に関する。

（従　来　技　術）従来、この種の熱転写型記録装置において、例えばカラ
ー印刷を行なう場合には、記録紙を給排紙ローラによっ
てプラテンローラに送ってこれをプラテンローラ上にセ
ットした後、イエロー、マゼンタおよびシアンなどの色
インクをダンダラ塗りしてローラに巻付けられた単一の
転写紙（インクシート）を用いて、サーマルヘッドを転
写紙を介して記録紙に圧接するように構成さている。こ
の装置による印刷は、まず、第１番目の色インクを有す
る転写紙と記録紙とを所定の位置関係に接合させて印刷
を行ない、この第１番目の色が印刷終了した後、プラテ
ンローラと共に記録紙を元の位置に戻し、次に、第２番
目の色のインクを送って、これと記録紙とを所定の位置
関係に接合させて再度印刷を行ない、以下同様にしてこ
れを繰り返すことによって印刷を完了するものである。

このような従来の熱転写装置では、記録紙および転写紙
を別々にプラテンローラ上に送るように構成されいるた
め、記録紙の給排紙機構が必要となると共に、転写紙の
供給および巻取り機構が必要となって、装置の駆動機構
が複雑となる。また、記録紙とサーマルヘッドとの間に
長いテープ状の転写紙を介在させて、これを一方向に送
って巻取りローラに順次巻取るため、この転写紙を巻取
るための転写紙を配置する広いスペースを装置内に確保
する必要が有るなど装置が大型となり、且つ廉価に構成
し得ない欠点がある。また、記録紙および転写紙の保守
をそれぞれ別個に行なう必要があって手間がかかり、し
かも各転写紙の色の位置合わせが適切でないと色ズレの
原因となる。さらにＩｆＪ戒部品の組み立て誤差などに
よっても色ズレが生じ易いなど各種の欠点を有するもの
であった。

（発明の目的）本発明は上記欠点を除去すべくなされたものであり、記
録紙と転写紙とを一体的に形成した熱転写記録媒体を用
いる熱転写記録装置おいて、装置の駆動機構を簡素化し
て装置を小型に構成し、カラー印刷時における転写紙の
位置合わせを行なうことなく、色ズレのない高品質の印
刷を行ない得ると共に、転写紙と記録紙との保守を容易
にした熱転写記録装置を提供することを目的とするもの
である。

〈発明の構成）本発明は上記目的を達成するために、記録紙上に、それ
ぞれ異なる色インクを有する複数枚の転写紙を順次積層
し、前記各転写紙の一端部を前記記録紙に固定すると共
に、前記各転写紙の他端部にその転写紙を他の転写紙と
識別するため識別部を設けた熱転写記録媒体を用いて、
サーマルヘッドにより前記転写紙を前記記録紙に順次転
写する熱転写記録装置において、前記熱転写記録媒体を
プラテンローラに供給し、または排出する記・録媒体送
り機構と、前、２熱転写記録媒体の−の転写紙が記録紙
に対接するように他の転写紙の他端識別部を検出しこれ
を分離させる検出手段とよりなることを特徴とする熱転
写記録装置を提供するものである。

（実　施　例）第２図は尿発明になる熱転写記録装置に適用し得る熱転
写記録媒体の一実施例を示す断面図である。

１は普通紙などの記録紙であり、この場合、記録紙は長
方形で、図は長子方向の断面図を示しである。この記録
紙１の上に、例えばイエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、
シアン（Ｃ）およびブラック（Ｂ）の各色インクをそれ
ぞれ塗布して形成した複数枚の転写紙２，３，４．５が
順次積層しで設けられて熱転写記録媒体Ａが形成されて
いる。

１０は、複数の紙材６，７，８．９を一体的に結合した
接合部であり、この複数の紙材は、例えば繊維などの補
強部材により強化され、その厚さを各転写紙２〜５の厚
さと略同等として、階段状に形成されているものである
。これらの紙材６゜７．８．９の一端（左端）部は、そ
れぞれ記録紙１の一端（左端）と一致しているが、他端
（右端）は、記録紙１の長子方向に対して、積重ねられ
た上方に行くにしたがいその長さが順次短くなるように
構成されている。

一方、各転写紙２〜５の一端部は、記録紙１の長子方向
に対して、積重ねられた上方に行（にしたがい、その長
さが順次長くなるように構成されており、各転写紙２〜
５の一端部と、接合部を構成する紙材６，７，８．９の
他端部とは、熱溶解性の接着剤などの固定手段６ｂ、７
ｂ、８ｂ、９ｂを介してそれぞれ接合されている。従っ
て、このように各転写意を色順次で順次積層しているた
め、後述する印刷工程で色順次に印刷する場合に好都合
となっている。

１１は第１番目の色イエロー（Ｙ）の転写紙２を記録紙
１の右端に固定するための接着部で、こ、こは記録紙１
より容易に剥離できるような接着剤が用いられている。

また、上記各転写紙２〜５の他端部は記録紙１の右端よ
り突出し、かつ下層から上層にかけて長手方向の位置が
順次短くなるようなた長さとしてあり、これらの端部に
鉄片などの磁気吸着部材２ａ、３ａ、４ａおよび５ａが
それぞれ異なる位置に取り付けられている。従って、こ
の熱転写記録媒体Ａを用いて後述ザる本発明になる熱転
写記録装置によって印刷する場合、装置内の磁石などの
磁気吸着手段（検出手段）によって各色インクを有する
転写紙が第３図に示すように適宜選択されて検出・分離
されることになる。

この第３＠において、イエロー（Ｙ）の□転写紙２の識
別のために設けた磁気吸着部材２ａとマゼンタ（Ｍ）の
転写紙３の識別のために設けた磁気吸着部Ｕ３ａは、そ
れぞれ別々の方向（矢印Ｂ。

Ｃ方向）に吸着されることにより、イエロー（Ｙ）以外
の転写紙２および３〜５を分離させる。

上記各転写紙の構成としては、例えば第４図に示す如く
、基材１２上に接着層１３を介してインク層１４および
ワックス層１５を形成したものを使用し得る。

次に、上記熱転写記録媒体へを用いる本発明になる熱転
写記録装置の印刷工程を第１図（Ａ）〜（Ｅ）を参照し
ながら説明する。

同図（Ａ＞において、１６は前記熱転写記録媒体Ａを円
筒状のプラテンローラ１７に供給、またはプラテンロー
ラ１７から排出するための一対のガイドローラであり、
熱転写記録媒体Ａはこのガイドローラ１６に挟持され矢
印Ｘ、Ｙ両方向に走行する。

１８はプラテンローラ１７と対向した位置に設けられて
、複数の発熱体を有するライン型のサーマルヘッドであ
り、これの先端部には、記録媒体Ａがセン井２１および
ガイドローラ２４を介してプラテンローラ１フ上に供給
された際、記録媒体Ａの各転写紙３〜５をそれぞれ分離
する略三角状のガイド部１９が設【プられている。

２０はサーマルヘッド１８より先行した位置に設けられ
た一対の電磁石から構成される磁気吸着手段（検出手段
）であり、これによりガイドローラ１６によってＹ方向
にプラテンローラ１７に送られてきた記録媒体Ａの複数
枚の転写紙の内、所望の−の転写紙を記録紙１に対接づ
べく、他の転写紙の他端識別部を検出し、図示せぬ制御
回路によって選択的に分離させサーマルヘッド１８の進
入を許容する。この状態を同図（Ｂ）に承り。

ここで記録媒体Ａは、その走行に伴なってサーマルヘッ
ド１８の前方のガイド部１９によって転写されない他の
転写紙が剥離され、図示せぬステッピングモータにより
駆動され微小角度回転するプラテンローラ１７の回転に
伴なって、サーマルヘッド１８に、よってライン順次に
情報を印刷する。

これに伴なって印刷中の転写紙２はプラテンローラ１７
の後方に設置ノられた排除ローラ２２に案内されて排出
される。

第１番目の色（Ｙ）の印刷が終了するとサーマルヘッド
１８のガイド部１９ｄ５よびヘッドの熱によって、この
第１′番目の転写紙２の固定部６ｂが溶解し、転写紙２
は記録媒体へより除去され、同図（Ｃ）に示すＪ：うに
後方のパケット２３に収納される。

第１番目の色の転写紙２が除去されると同時にプラテン
ローラ１７が逆転して、記録媒体Ａは同図（Ｃ）の状態
よりＹ方向に走行し、再びガイドローラ１６に挟持され
、同図（Ｄ）で示す如（次の色の印刷準備がなされる。

にて、第２番目の色（Ｍ）の印刷が再び開始されるが、
この工程は上記第１番目の印刷工程（同図（Ｂ）〜（Ｄ
））と同様にして行なわれ、順次第３番目と第４番目の
色を重ねて繰り返し印刷する。このようにして全ての色
の印刷が終了すると、同図（Ｅ）で示づように印刷が完
了した記録紙１のみが方イドローラ１６に案内されてＹ
方向に走行し、これを取り出すことができる。

このように、記録紙１とそれぞれ異なる色インクを右す
る複数枚の転写紙２〜５とが一体的に形成された熱転写
記録媒体へを用いて印刷する本発明になる熱転写記録装
置は、記録媒体Ａの給排機構のみでよいため、装置の駆
動機構が簡素化すると共に：装置を小型化し得、しかも
、従来のように記録紙と転写紙の保守を別個に行なう必
要がないので、これらの保守が容易となり、色ズレのな
い高品質の印刷を行ない得る。

（発明の効果）以上の如く、本発明になる熱転写記録装置に′あっては
、例えば複数色のインクを重ねてカラー印刷をする際、
記録紙および転写紙をそれぞれ単独でプラテンローラに
送って位置決めするような従来の複雑な熱転写装置に比
して、装置の駆動機構が簡素化すると共に、転写紙を送
るための広いスペースを確保する必要がないため、転写
装置を小型化、かつ廉価に構成し得、また、記録紙およ
び転写紙の保守を容易にすると共に、各転写紙ごとの位
置合わせを行なうことなく、色ズレのない高品質の印刷
を行ない得るなどの特長がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）〜（Ｅ）は本発明になる熱転Ｖ記録装置の
一実施例を示す転写工程図、第２図は本発明になる熱転
写記装置に適用し得る熱転写記媒体の拡大断面図、第３
図は第２図に示す熱転写記録媒体の転写紙の剥離状態を
示す拡大断面図、第４図は使用し得る転写紙の一例を示
す構成図である。１・・・記録紙、２〜５・・・転写紙、１ｏ・・・接合
部、１６・・・ガイドローラ、１７・・・プラテンロー
ラ、１８・・・サーマルヘッド、１９・・・ガイド部、
２２・・・排除ローラ、２３・・・バケット。十１０オクロ第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）記録紙上に、それぞれ異なる色インクを有する複
数枚の転写紙を順次積層し、前記各転写紙の一端部を前
記記録紙に固定すると共に、前記各転写紙の他端部にそ
の転写紙を他の転写紙と識別するため識別部を設けた熱
転写記録媒体を用いて、サーマルヘッドにより前記転写
紙を前記記録紙に順次転写する熱転写記録装置において
、前記熱転写記録媒体をプラテンローラに供給し、また
は排出する記録媒体送り機構と、前記熱転写記録媒体の
−の転写紙が記録紙に対接するように他の転写紙の他端
識別部を、検出しこれを分離させる検出手段とよりなる
ことを特徴とする熱転写記録装置。 ■前記各転写紙を前記記録紙に順次転写する際、前記熱
転写記録媒体の走行に応じて前記転写紙を巻取る巻取り
手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載の熱転写記録装置。 ■＃記記報転写紙前記記録紙に順次転写する際、転写さ
れない他の転写紙を離反させる離反手段を設けたことを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の熱転写記録
装置。