JPS60244501A - 木材剥皮バ−カ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、剥皮能力を飛躍的に向上させると２もに、
騒音、振動を可及的に減じ、かつ設置を簡易にした木材
剥皮バーカーに関するものである。また、木材剥皮槽を
有する既存の木材剥皮バーカーにも応用可能゛なもので
ある。

「従来の技術」 従来木材の剥皮に使用する／＜−カーは、特公昭４７−
２１８８１号公報に示されているような回転ドラム型の
ものが、最も一般的であった。すなわち、回転する円筒
ドラム内に皮のついた状態の木材を投入して、ドラムの
回転によって木材をドラム内周面に沿って上方に持ち上
げ、落下した際−に木材と他の木材が衝突し、またこす
り合って剥皮作用が行われることになるのである。つま
り、投入された木材が、回転ドラム内において互いに乱
舞するようにして衝突、こすり合いをくり返えしつつ皮
が剥離されるのである。

したがってこのような従来のドラム型バーカーにあって
は、投入する木材は、乱舞を行いやすくするために、木
材を短尺に切断したものを投入しなければならず１例え
ば、その長さはせいぜい１〜１．．５ｍ程度にしなけれ
ばならないのみならず、ドラム内において木材がはげし
い乱舞をくり返えすために、作業中に生ずる騒音ははげ
しく、かつ振動もはげしいものであった。このように騒
音のはげしいものは、騒音規制の厳格になった今日、そ
の使用場所も非常に限定されてきている。

また、前記のように強烈な振動が生ずるため、この装置
をすえイづけるため、確固とした基盤を構築しなければ
ならず、基礎構築に要する費用もさることながら、簡単
に装置を移動することができない等の不都合も有してい
たのである。

そこで本発明者は先に、特開昭５８−１６８０４号公報
に示されているような断面Ｖ字状に形成した木材剥皮槽
の側板に、その長手方向に沿って所望間隔をおいて上下
方向の長孔を穿設するとともに、前記長孔を経由して木
材剥皮槽の外部から内部に出没する回転刃を配設して回
転刃を回転させることにより、回転刃により木材をひき
するように移動させつつ回転刃でひっかくようにして剥
皮作用を行うようにした木材剥皮パーカーを発明した。

従来の回転ドラム型に比し設置は簡単になり騒音も減少
したが、一方これだけで十分な剥皮を行なわせるために
は回転刃の数を相当多くしなければならず製作が面倒で
あるという欠点があった。しかし、側板から回転刃を臨
ませることが木材の剥皮及び揺動に有用であることは確
認できた。

そこで次に本発明者は、木材剥皮槽の下方に開放部を設
け、この開放部に臨ませて複数の回転体を長手方向に並
設するとともに、前記回転体に所望の剥皮刃を配設し、
またかつ木材剥皮槽の上方長手方向に高速回転刃物軸を
配設し、回転体を回転させることにより回転体に配設し
た剥皮刃で木材をひきするようにし、この移動時に木材
の表皮をむしり取るようにして剥皮を行なうとともに。

複数の並設した回転体でもって木材剥皮槽の底の役割を
なさしめるようにし、また高速回転刃物軸でも同時に剥
皮作用をなさしめるようにした木材剥皮パーカーを開発
して特許出願（特願昭５８−２１１００３号）した。こ
の発明で高速回転刃物軸が木材の剥皮に有用であること
は確認できたが、木材を高速回転刃物軸に接触させるた
めには高速回転刃物軸を低い位置に設けなければならず
、低い位置に設けると木材の移動を邪魔するという欠点
があった。また、木材は木材剥皮槽下方の回転体で揺動
されるようにしたので木材を多量に木材剥皮槽に投入す
ると、木材剥皮槽の上方の木材はなかなか回転体に接触
せず、逆に下方の木材は始終回転体により剥皮作用を受
けることになるという欠点があった。すなわち、多量の
木材を均一に剥皮することができないことがわかった。

また、このような作用が不足するために装置が大型であ
る割りには剥皮能力が十分に発揮されていない既存の木
材剥皮パーカーもある。

「発明が解決しようとする問題点Ｊ 木材剥皮槽の下方で木材を揺動させて剥皮するようにし
た木材剥皮パーカーでは、木材が木材剥皮槽内で十分に
揺動攪拌されないので、多量の木材を投入した場合に均
一な剥皮がなされない。多量の木材を均一に剥皮するた
めには、木材を木材剥皮槽内で十分に揺動撹拌移動させ
、剥皮刃に均等に接触するようにすればよい。

「問題点を解決するための手段」 そこで、この発明は木材剥皮槽内で木材が下方から上方
へ揺動されるように構成されている木材剥皮パーカーに
おいて、木材剥皮槽の側板に長手方向に所望間隔をおい
て上下方向に長孔を穿設し、木材剥皮槽の外部長手方向
に高速回転軸を配設するとともに、前記木材剥皮槽の側
板の長孔から木材剥皮槽内に刃部が臨むようにこの回転
軸に円盤刃配設し、木材をこの円盤刃により反対側の側
板へはじき飛ばすようにして木材剥皮槽内での撹拌移動
を促進させるとともに、同時にこの円盤刃でも剥皮作用
を行なわせるようにした木材剥皮パーカーである。

次にこの発明にかかる木材剥皮パーカーの一実施例を図
面に基づいて説明すると、１は上方と下方が開口してい
る木材剥皮槽である。２は木材剥皮槽ｌの下方長手方向
に配設した長尺な回転体である。３は回転体に配設した
剥皮刃であり、剥皮刃は鋸刃、チップ刃等所望形状のも
のが配設しである。そして回転体２は任意の駆動装置（
図示せず）により矢印の方向に回転するようになってい
る。４は回転体２の回転方向側の木材剥皮槽ｌの側板で
あり、５は反対側の側板である。側板４にはその長手方
向に間隔をおいて上下方向に長孔６が穿設しである。７
は木材剥皮槽１の外部に軸受８により支持された回転軸
であり、一端にはプーリー９が連結しである。１０はこ
の回転軸７に配設した円盤刃であり、外周にはチップ刃
１１が固着しである。そしてこの円盤刃１０はそのチッ
プ刃１１がｒｊη記ｌ；、孔６からノ、材７り皮槽１内
に臨むようになっている。１２はモーターであり、■ベ
ルト１３によりプーリー９と連結されている。１４は木
材投入部、１５は木材排出部であり、１６は皮緋出用コ
ンベアである。また軸受８の配設位置を調整可能として
おけば１回転軸７の位置を上下左右に移動できることに
なるので、木材剥皮槽ｌ内への円盤刃１０の突出位置及
び突出量を調整でき、投入木材の量や太さに合わせるこ
とができる。

しかして、回転体２及び高速回転軸７を回転せしめ、木
材投入部１４より木材を木材剥皮槽ｌに投入する。する
と、木材は回転体２により揺動されながら、剥皮刃３に
より剥皮作用を受けながら後続の木材に押されて徐々に
木材排出部１５側に移動していく。回転体２の回転によ
り側板４側に揺動されてきた木材はやがて、円盤刃１０
に接触する。すると、円盤刃ｌＯは高速で回転している
ので接触した木材は一瞬のうちにはね飛ばされて反対側
の側板５に＃ｙ突し、そして回転体２の１一番′ＩＡ　
Ｉ’　を乙。そしくこのときに、λ祠は円盤刃１０のチ
ップ刃１１によっても剥皮作用を受け、また側板５に衝
突することによっても剥皮作用を受けるのである。そし
て側板５側の回転体２上に落下した木材は再度、回転体
の剥皮刃３により剥皮作用を受けながら側板４側に揺動
されてくるのである。剥皮された皮は、回転体２と木材
剥皮槽ｌとの間隙から下方に落下し、ベルトコンベヤー
１６により回収される。そして剥皮の完了した木材は木
材排出部１５から外部に排出されるのである。

円盤刃ＩＯは回転体２のように木材を支持するという役
目はなく、木材の支持は側板４が受け持つているので円
盤刃１０は任意の位置に設けることができる。

「発明の効果」 前記のように、この発明にかかる木材剥皮バーカーによ
れば、回転軸を木材剥皮槽の外部に設けであるので木材
剥皮槽内での木材の攪拌移動の邪魔とならず、そして円
盤刃を高速回転させるので接触した木材を反対側にはじ
き飛ばすように働くので、木材を木材剥皮槽内で効率的
に移動させることができる。また、側板に長孔を穿設す
ればよいので既存の木材剥皮バーカーにも簡単に取り付
けることができ、剥皮能力を飛躍的に高めることができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明にかかる木材剥皮バーカーの実施例を示
すもので、第１図はＡ−Ａ線断面図、第２因子面図、第
３図は正面図である。 １・・・木材剥皮槽、？・・・回転体、３・・・剥皮刃
、４．５・・・側板、６・・・長孔、７・・・回転軸、
８・・・軸受、９・・・プーリー、１０・・・円盤刃、
１１・・・チップ刃、１２・・・モーター、１３・・・
Ｖベルト、１４・・・木材投入部、１５・・・木材排出
部、１６・・・ベルトコンベア。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 木材剥皮槽内で木材が下方から上方へ揺動されるように
   構成されている木材剥皮バーカーにおいて、木材剥皮槽
   の側板に長手方向に所望間隔をおいて上下方向に長孔を
   穿設し、木材剥皮槽の外部長手方向に高速回転軸を配設
   するとともに、前記木材剥皮槽の側板の長孔から木材剥
   皮槽内に刃部が臨むようにこの回転軸に円盤刃配設した
   ことを特徴とする木材剥皮バーカー。