JPH0130076Y2 - - Google Patents

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JPH0130076Y2
JPH0130076Y2 JP19973584U JP19973584U JPH0130076Y2 JP H0130076 Y2 JPH0130076 Y2 JP H0130076Y2 JP 19973584 U JP19973584 U JP 19973584U JP 19973584 U JP19973584 U JP 19973584U JP H0130076 Y2 JPH0130076 Y2 JP H0130076Y2
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taro
stirring
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roots
blades
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は里芋に多数発生する種々のひげ根(小
根)を切取る里芋根切装置、特に里芋を撹拌して
それらのひげ根を切取り易くする羽根を有する撹
拌回転体に関する。
従来の技術 従来、畑より堀りだした里芋には表面に長短大
小種々のひげ根が多数あり、生産者は市場に出荷
する前に、手作業でそれらのひげ根をきれいにむ
しり取つていた。だが、これらのひげ根をきれい
にむしり取るには、非常な労力と時間を有するも
のであつた。これらの問題を解消するため、里芋
根切装置が開発されており、それらの装置には里
芋のひげ根を切取る移動経路内に、ひげ根を切取
り易くするため里芋を撹拌する羽根を有する回転
体を備えたものがある。そのような撹拌回転体と
して、例えば回転軸の周囲に螺旋状送り羽根を捲
着し、その送り羽根の背面適当数ヶ所にゴム質の
小円盤を突設したものがある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、同転軸の周囲に螺旋状送り羽根
を捲着し、その送り羽根の背面適当数ヶ所にゴム
質の小円盤を突設したものでは、回転軸の周囲に
螺旋状送り羽根が連続して捲着しているため、ど
うしても里芋に対する送り作用が主なものとな
り、送り羽根の背面適当数ヶ所にゴム質の小円盤
を突設するという程度のことでは、里芋の撹拌作
用が不十分なものとなる。このように絶えず里芋
に対する送り作用が働き、撹拌作用が十分に行な
われないと、当然根切も行なわれず、または不十
分な状態で、ただ移動経路内を通過して出口に達
する里芋が増える。このような里芋は拾い出し
て、再度装置にかける必要があり、依然問題は解
消されずに残ることになる。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであり、撹拌羽根を有する回転体を
改善することによつて、撹拌作用を良く行ない、
ひげ根を良く切取つて、効率よく送出することが
できる里芋根切装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための手段を、実施例に対
応する第1〜第4図を用いて以下に説明する。
軸架した大径ロール10と、その大径ロール面
に軸架した小径ロール16によつて圧接保持され
るベルト14との圧接面間で、里芋Mのひげ根を
狭んで切取る、水平に対して傾斜した移動経路3
8内に、それらの里芋Mを撹拌する羽根42を側
面に設けた回転体44を設置する。その撹拌羽根
42を複数枚とし、回転体44の軸線に沿つて、
それらの羽根42の突出位置が交互に異なるよう
に並べて設けるものとする。
作 用 上記手段は次のように作用する。
軸架した大径ロール10と、その大径ロール面
に軸架した小径ロール16によつて圧接保持され
るベルト14との圧接面間で、里芋Mのひげ根を
狭んで切取る移動経路38を水平に対して傾斜す
ると、特別の送り装置を設けずとも、里芋自体に
働く重力の作用によつて、里芋Mは自然に入口か
ら移動経路38に沿つて出口方向に回転などしな
がら送られて行く。このため、この移動経路38
内に、里芋Mを撹拌する羽根42を側面に設けた
回転体44を設置すると、この撹拌回転体40に
は里芋Mの撹拌のみを行わせることができる。こ
のような撹拌回転体40として、回転体44の側
面に、その軸線に沿つて、複数枚の撹拌羽根42
をそれらの羽根42の突出位置が交互に異なるよ
うに並べて設けたものを採用すると、羽根42が
不連続で切れており、その突出位置も交互に異な
るため、里芋全体が同時に撹拌されることはな
く、その移動経路38内の位置によつて撹拌が行
なわれる時期も異なる。そのため、撹拌時以外の
期間に里芋Mのひげ根切りを行わせるようにする
と、入口から移動経路38に沿つて出口まで、ひ
げ根切りと撹拌とが順次繰り返して行われるよう
になる。即ち、里芋Mは撹拌間の期間ではひげ根
を切取られても、そのままその位置に留まろうと
する。だが、ひげ根を切取られた里芋Mがそのま
まひげ根切り位置に留まつていては他の里芋Mの
ひげ根切りに邪摩となる。そこで、次に撹拌羽根
42でそれらの里芋Mを撹拌移動し、他の里芋M
と位置を入れ換えてやる。このようにして、里芋
Mは下方にある出口方向に移動しながら、次ぎ次
ぎと撹拌により入れ換わつてひげ根が取り除かれ
ていく。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を
説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図であ
る。第2図は、その撹拌回転体の側面図である。
第3図は、その−線断面図である。第4図
は、その左側面図である。図中、10は外径の大
きい軸架された大径ロールであり、その側面上に
は弾性体被覆層たるゴム、プラスチツクなどから
なるスポンジ層12が固着している。14はベル
トであり、弾力性を有するゴム、プラスチツクな
どの材料から構成されている。このベルト14は
外径の小さい軸架された各小径ロール16,18
と、外径が大径ロール10と小径ロール16,1
8との中間の大きさを有するベルト受用の軸架さ
れた中径ロール20とに懸回、支持され誘導され
る。さらにベルト14は上記した複数個の小径ロ
ール、即ち里芋Mに近い第1小径ロール16とそ
の第1小径ロール16より径の大きい里芋Mに遠
い第2小径ロール18とによつて、大径ロール1
0のスポンジ層12に圧接保持されている。これ
らの第1小径ロール16と第2小径ロール18と
は近接し、軸線が平行となるように並べられてお
り、それらの側面に互いに接触させて設置しても
よいし、少し離すようにすることもできる。さら
に、小径ロールを増設することもできる。22,
22a〜22dは桟枠足、24はそれらをつなぐ
つなぎ板であり、いずれも装置枠体を構成するも
のである。前述した大径ロール10、第1小径ロ
ール16、第2小径ロール18、中径ロール20
などは、いずれも対応する金属軸26,28,3
0,32を有し、それらは互いに軸線を平行にし
て、水平に対し傾斜させて、その装置枠体に軸架
する。なお、それらのロール本体にはいずれも機
械的強度の大きい材料、例えば金属材料などを用
いる。また、ロール本体と軸とは一体に構成する
こともできる。34,34a,34bは里芋受け
案内板、36は里芋吐出し樋である。里芋Mのひ
げ根を切取る水平に対して傾斜した移動経路38
は樋状であり、その底部は里芋Mのひげ根を狭み
込んで切取るスポンジ層12とベルト14とから
なり、その側部は里芋Mの移動方向を規制する里
芋受け案内板34とからなる。また、この移動経
路38における里芋Mの入口は水平に対して傾斜
した大径ロール10の高位置にある軸端上方にあ
り、出口は他方の底位置にある軸端上方にある。
その出口は里芋吐出樋36に連なつている。40
は移動経路38に沿つて、その内部中央に設置さ
れた撹拌回転体であり、里芋Mを撹拌する羽根4
2を側面に設けた回転体44からなる。この撹拌
羽根42はゴム、プラスチツクなどの比較的軟ら
かい物質からなる台形状板体であり、回転方向に
対して中央部が凹んで弧状となつている。また、
この回転体44には機械的強度の大きい、軸46
を有する細長い金属円柱などを用いる。羽根42
を回転体44の側面に取付けるには、回転体44
から突起を出し、そこにビス止めしたり、突起で
サンドイツチ状に狭んだりして固定する。このよ
うな撹拌羽根42は複数枚例えば5枚42a〜4
2eとし、回転体44の軸線に沿つて一方の軸端
付近から他方の軸端付近まで、それらの羽根42
の突出位置が交互に異なるように並べて設ける。
特に、交互に180゜突出方向を異ならせて千鳥状に
配置すると好適なものとなる。48はモータであ
り、モータ軸プーリ50に掛けられた駆動Vベル
ト52を介し、大径ロールの軸26に取付けられ
た駆動Vプーリ54によつて大径ロール10に回
転力に伝達する。この大径ロール10の回転駆動
力により、そのスポンジ層12の側面に各小径ロ
ール16,18によつて圧接保持されるベルト1
4は、摩擦力のため回転駆動され、互いの圧接面
は等速で同一方向に進み、ベルト14は大径ロー
ル10と逆方向に回転する(矢示方向)。また、
大径ロールの軸26に取付けられたスプロケツト
51によつて、チエーン53を介し、回転体44
の軸46に取付けられたスプロケツト55を経
て、撹拌回転体40に回転力が伝達する。
次に、本実施例の動作を説明する。
まず、多数のひげ根の付いた里芋Mを入口(図
示なし)から高位置にある移動経路38の端部に
乗せてやる。すると、里芋Mは大径ロール10の
スポンジ層12に乗つてベルト14の方向に移動
する。このとき、スポンジ層12とベルト14と
の圧接面は互いに等速で同一方向に矢示のように
進んでいるため、里芋Mの周囲のひげ根は短いも
のでもその里芋Mに近い径の小さい小径ロール1
6の作用によつて狭み込まれ、太いものは里芋M
に遠い径の大きい小径ロール18の機械的強度の
補強を得て、切取られていく。このようにしてひ
げ根を切取られた里芋は、そのままその位置に留
まろうとする。だが、ひげ根を切取られた里芋M
がそのままひげ根切り位置に留まつていては、他
の里芋Mのひげ根切りの邪摩となる。そこで、次
に撹拌羽根42でそれらの里芋Mを撹拌移動し、
他の里芋Mと位置を入れ換えてやる。このような
働きをする撹拌回転体40には、その回転体44
の側面にその軸線に沿つて、複数枚の撹拌羽根4
2をそれらの羽根42の突出位置が交互に異なる
ように並べて設けられているため、里芋全体が同
時に撹拌されることはなく、その移動経路38内
の位置によつて撹拌が行なわれる時期が異なる。
そのため、入口から移動経路38に沿つて出口ま
で、ひげ根切りと撹拌とが順次繰り返して行なわ
れる。このようにして、里芋Mは下方にある出口
方向に移動しながら、次ぎ次ぎと撹拌により入れ
換わつてひげ根が取り除かれていき、里芋吐出し
樋36より長短大小種々のひげ根を切取られた里
芋Mが外部に取り出される。なお、撹拌羽根42
を交互に180゜突出方向を異ならせて千鳥状に配置
すると、里芋の撹拌が大体半分ずつ均等に繰り返
されることになる。また、撹拌羽根42を台形状
板体とし、回転方向に対して中央部を凹ませ弧状
とすると、里芋Mをすくうようにして撹拌するこ
とが可能となり、撹拌時に無理な力がかからず里
芋Mを傷付けるようなこともない。さらに、大径
ロール10に設けられたスポンジ層12とベルト
14とによつてひげ根を狭むため、そのひげ根の
太さに応じてその部分のスポンジ層12などが凹
むだけで他に空間が出きず、根切がよく行なわれ
て里芋に傷が付かない。また、石などの異物が混
入しても、同様にその部分が凹むだけである。
本実施例では撹拌羽根を台形状板としたが、方
形状や弧状など種々の形状のものを採用すること
ができる。
考案の効果 以上説明した本考案によれば、里芋のひげ根を
切取る水平に対して傾斜した移動経路内に、撹拌
回転体を設置して、その撹拌羽根を複数枚とし、
回転体の側面に軸線に沿つて、それらの羽根の突
出位置が交互に異なるように並べて設けるため、
里芋は自重によつて移動経路に沿つて移動して行
くことができ、その過程でひげ根切りと撹拌とが
順次繰り返して行なわれる。それ故に、里芋に対
する撹拌作用を良く行ない、ひげ根を良く切取つ
て、短時間に効率よく送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図であ
る。第2図は、第1図に示した撹拌回転体の右側
面図である。第3図は、第1図の−線断面図
である。第4図は、第1図の左側面図である。 10……大径ロール、12……スポンジ層、1
4……ベルト、16……第1小径ロール、18…
…第2小径ロール、34……里芋受け案内板、3
8……移動経路、40……撹拌回転体、42……
撹拌羽根、44……回転体、48……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸架した大径ロールと、その大径ロール面に軸
    架した小径ロールによつて圧接保持されるベルト
    との圧接面間で、里芋のひげ根を狭んで切取る、
    水平に対して傾斜した移動経路内に、それらの里
    芋を撹拌する羽根を側面に設けた回転体を設置し
    た里芋根切装置において、上記撹拌羽根を複数枚
    とし、回転体の軸線に沿つて、それらの羽根の突
    出位置が交互に異なるように並べて設けることを
    特徴とする里芋根切装置。
JP19973584U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0130076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19973584U JPH0130076Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19973584U JPH0130076Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61115093U JPS61115093U (ja) 1986-07-21
JPH0130076Y2 true JPH0130076Y2 (ja) 1989-09-13

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ID=30759932

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JP19973584U Expired JPH0130076Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61115093U (ja) 1986-07-21

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