JPS60243193A - ネマチツク液晶組成物 - Google Patents

ネマチツク液晶組成物

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JPS60243193A
JPS60243193A JP9913884A JP9913884A JPS60243193A JP S60243193 A JPS60243193 A JP S60243193A JP 9913884 A JP9913884 A JP 9913884A JP 9913884 A JP9913884 A JP 9913884A JP S60243193 A JPS60243193 A JP S60243193A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はネマチック液晶組成物、特にダイナミック駆動
に適したネマチック液晶組成物に関する。
〔従来技術〕
ダイナごツク駆動に用いるネマチック液晶組成*には下
記の特性が必要である。
■ 電圧−透過率曲線の閾電圧付近の立ち上がりが急使
であること(以後本文中に於て急峻性と略記する)。
■ 賦圧の変化に対して透過率変化の応答速度が早いこ
と。
■ 室温付近で駆動できる事 ■ 化学的に安定で耐湿性・耐光性に優れる事。
■ 駆動電圧(またけ閾′亀圧)が自由に選べる事O ■、■は表示品位に対して、■、■は信租性に対して特
に関係がある。これら■〜■の重要性は次の通りである
■ 単純マトリクス表示体に於てダイナミック駆動をし
た時、選択電極と非選択゛電極に印加される相対的な電
圧の差は走査電極の本数が増えるにつれて小さくなる。
従って十分なコントラストを得るには液晶の点燈電圧〔
即ち透過率(または遮蔽率)の飽和する電圧〕と非点燈
電圧(閾電圧)の差も相対的に小さくなければならない
。即ち単純マトリクヌ表示体に於て十分なコントラスト
を得、しかも走査′電極の本数を多くし、画素数を増や
すには電圧−透過率曲線に於て点燈電圧(飽和電圧)と
非点燈電圧(閾電圧)の間の曲線が浦、俊である事が必
要である。
■ 静止画像を表示する場合応答速度はそれ程問題とな
らない。しかしコンピュータ端末やワード・プロセッサ
ーなどの様に画像を頻繁に切り換える必要のある場合、
高速応答性が要求されるようになる。テレビ画像などの
動画を表示する場合更に速い応答性が要求されるのは言
うまでもない。
■、■ 室内用については従来と変わりない。
しかし戸外用、例えば自動車搭載用など一部の用途につ
いては■の要求は厳しくなっており、室温のみならず高
温側は摂氏80度以上、低温側は摂氏マイナス50度以
下でも駆動できる事が望まれる。従って液晶にもこの温
度範囲でネマチック相を示す事が要求される場合がある
■ 液晶表示体は他の表示体と比較して消費電力が小さ
い。液晶が低電圧で駆動できると液晶自身を動かすため
に消費される電力も小さくなるばかりでなく、駆動回路
も低消費車力でしかも価格の安い相補形集積回路が使え
有利となる。しかし電力が十分得られる場所での使用を
目的とし、しかも生産原価より画像品位を優先する場合
は駆動電圧の条件は緩められる。
液晶組成物に課せられた特性の条件は以上■〜■に示し
た通りである。しかし従来市販されている液晶組成物は
これらの条件のうち全てを満たしているものはない。例
えば一般式R+ CT(= N−@−R’(RN R’
は各々任意の数の炭素数をMする直鎖アルキル基または
直鎖アルコキシ基またはシアノ基を表わす)で表わされ
る化合は液晶相を示す温度範囲(以下本文中に於て液晶
温度範囲と略記する)が室温付近を中心として比較的広
く、またこれを用いた液晶組成物の・眠気光学的特性も
比較的良好である。しかしこの化合物は化学的に不安定
であり水分により容易に分解されてしまい信頼性に関し
て十分な特性を有するとは言い難い。
を用いた液晶組成物は電気光学特性が優れている。
しかし紫外線及び短波長の可視光を吸収して光劣化を起
こすため電気抵抗の減少や気泡の発生などが生じる。劣
化を防ぐためには黄色フィルターにより液晶を外部光か
ら保護する必要があるが、表示が黄っぽく見える上フィ
ルターの代価やそれを剥り付ける手間が増える等の欠点
が生じる。従つてアゾキシ化合物の用途は限定される。
さらK 一般式R−@−c o o −@−B′で表わ
れる化合物及び一般式R−6−■−R′で表わ・される
化合物は液晶温度範囲が広い。これを用いた液晶組成物
は急峻性や視角依存性などの電気光学特性が優れている
。しかし応答速度が遅いためテレビ画像などを表示する
のには適当でない。
以上従来技術による液晶組成物は安定でしかも高品位の
画像表示をするには様々の欠点がある事が明らかである
〔目的〕
本発明の目的は従来技術のかかる欠点を取り除き、ダイ
ナミック駆動に於て高いコントラストを得るのに適した
。急峻性を持ちしかも応答速度が速く、さらに信頼性の
高いネマチック液晶組成物を提供するこ、とにある。
〔概要〕
本発明のネマチック液晶組成物は少なくとも一般式が下
記Aで表わされる化合物群の少なくとも一種、一般式が
下記Bで表わされる化合物の少くとも一種及び一般式が
下記Cで表わされる化合物群の少なくとも一種からなる
事を′#微と干る。
A ・・・ Rs −@−Q−OR2+R3−@−(C
Hth −(=9−o R番。
B・・・R6’(トCN C・R,−〇−4<”))−Q−Rq 、 R,1−(
K)−CIHQr−CN +R,→’)−Ck−<φ→
トR□。。
R,、−@−か<’:〉)=(CHz )* @−R□
但し、R1は炭、素数1〜10の直鎖アルキル基R2は
 # 1〜11の l R5け I 1〜11の 〃 R番は 1〜12の 1 BITは 1〜12の l R6は 1〜12の I  Rりけ 1〜12の I R9は 1〜10の l R,は 1〜12の I R8゜は 1〜12の 〃 都は 1〜10の l −2は 1〜10の I さらに上記組成物に、一般式がR+s Q−Q−4とC
N(但し、R8sは炭素数1〜10の直鎖アルキル基)
で表わされる化合物の少なくとも一種を添加したことを
特徴とする。
尚、本発明によるネマチック液晶組成物は、一般式A、
Bお−よびCで表わされる前記化合物以外にシキロへキ
サン環、ベンゼン環、ナフタレン環などから成る分子骨
格を有し、゛これにアルキル基およびアルコキシ基など
が結合した棒状の低粘性を特徴とする化合物、コレステ
リック性を有する光学活性物質、染料あるいは色素を含
有しても良い。また本発明によるネマチック液晶組成物
は、一般式Aで表わされる化合物が45.0〜84.0
重量%、一般式Bで表わされる化合物が4.2〜566
重量%、一般式Cで表わされる化合物が4.0〜50.
0重量%組成範囲でちることが望ましい。
〔実施例〕
以下、本発明について実施例に蘂づき詳細に説明する。
尚、液晶組成物の特性の測定は次の如く行った。
gg1図は電気光学特性に対する測定系を表わしたもの
である。測定セル5はガラス製基板の片面に蒸着などの
操作により酸化錫などの透明電極を設け、更にその面を
有機薄膜で覆い配向処理を施した上、スペーサーを兼ね
るナイロンフィルム製の枠を間に挾んで、液晶組成物を
封入した時、液晶層が一定の厚みになるように、二枚の
該ガラス基板を対向させて固定したものであり、該セル
の両面には各々一枚づつの偏光板を、電圧が印加されて
いない時光が透過し、電圧が印加された時光が遮断され
るように偏光軸の向きを調整して貼付けである。なお、
以後液晶1−の厚みをセル厚と称する。白色光源1から
出た光線はレンズ系2を通りセル6に垂直方向から入射
し、後方に設けられた検出器でその透過光強度が測定さ
れる。この時セル3には駆動回路5によって任意の実効
値電圧を持つ周波a1キロ・ヘルツの交番矩形・電圧を
印加されている。第一図の測定系を用いて液晶セルを測
定した電圧−透過率曲線が第二図である。第二図に於て
透過率は通常の印加′電圧範囲で最も明るくなった時及
び最も暗くなった時の透過率を各々100%及び0チと
して表わし印加ぼ圧を透過率100チの電圧から始めて
除々に上げて行き透過率が10%だけ変化した時の実効
値電圧をM電圧vth 、また更に印加電圧を上げて透
過率が100優の時から90チ変化した時の実効値電圧
を飽和電圧Vsatと各々定める。この時、電圧−透過
率曲線の閾電圧付近の立ち上がり(即ち急使性)は下式
に於けるβ値として定められる。
β=□ vth 点燈時(マトリクス・セルに於て選択された時)の実効
値電圧(Vanと表わす)がv■」に等しく、非点燈時
(非選択時)°の実効値電圧(voFFと表わす)がv
thに等しい電気信号が印加された時各々透過率が90
%及び10%と成り、1累の点燈及び非点燈が認識され
る事と成る。更に言えばV、o nかv++atよりや
や大きく、Voffがvthよりやや小さければ各々の
透過率は90チ以上と10−以下と成る。この時Yon
/Voff>V m a t / V t h =βで
ある。これとは逆にV o nがVsatより小さく、
Voffがvthより大きければ各々の透過率は90%
以下と10チ以上と成り視穂性が悪くなってしまう。即
ちV o n / V o f f(V s a t 
/ V t h =βなる信号電圧が印加された場合視
認性が悪くなるのである。この様にβ直が電気信号の実
効電圧比Yon/Voffより小さければ視認性の良い
画素表示が得られ、同じ画像表示を得るのにβ値が小さ
い程Yon/Voff比も小さくて済む。単純マトリク
ス表示体では走査線本数を多くする程Von/Voff
が小さくなるためβ値も小さい(1に近づく)事が必要
である。以上β値はV o n / V o f fが
許容される最小値を示すためマルチプレックス特性の指
標となる。
印加′電圧の変化に対する応答速度は次の通りとする。
印加する実効値域圧を瞬間的にvthからV s h 
tへ切り換えた時定常状態での各々の実効電圧に対する
透過率同志の差の90%だけ透過率が変化するのに装す
る時間(即ち透過率が90%から18%へ変化するのに
要する時間)をミリ抄単位でTon表わし、同様にVs
atからvthへ実効値′電圧を瞬間的に切り喚えた時
定常状態での各々の央効′電圧に対する透過率同志の差
の90チだけ透過率が変化するのに要する時間(透過率
が10チから82%へ変化するのに要する時間)をiす
秒単位でToffと表わす。’l”onとToffを足
したT(ミリ秒隼位)を以て応答速度の指標とする。
尚、一般に印加電圧を0から任意の電圧υ(V)へ瞬間
的に切り換えてから透過率が0の状態から90チへ変化
するのに要する時間をt o n、印加電圧をυから0
へ瞬間的に切り換えてから透過率が100チの状態から
10%変化するのに要する時間をtoffとすると下記
の式で表わされる事が知られている(参考文献: M 
、S c h a d t 1日本学術振興会情報料学
用有機材料第142委員会A部会(液晶グループ)第1
.1回研究会資料、1978年)。
ton=η/(8oΔg E ” K (a戸)=d2
・η/(6oΔtl−Kff宜)toff=η/K(i
戸 =d2・η/K 72 (ここでlはバルク粘度、ε。は真空誘電率、Δ8け相
対誘電率の異方性、Eは電場、Kn 十(Kai−2に
□)/4なる弾性定数項、dはセル厚を各々表わしダ、
ΔεおよびKは液晶組成物に個有である。
従ってton及びtoffは共にd”ll比例して長く
なる。
本実施例で定義し九Tなる応答速度もセル厚と密接な関
係があり、定性的ではあるがセル厚が薄いとTは短かく
、セル厚が厚いと長い傾向を見出した。これらの関係は
当業者ならば納得するに難くない。従って同じ液晶組成
物を用いて液晶表示体を作った場合セル厚を薄くする程
応答速度を速くする事ができる。
一方、急峻性βはセル厚d(μ)と屈折率異方性Δnの
積であるΔn−dが0,8付近の時最も小さくなる(最
良となる)事を見出した(参考文献:山崎淑夫、山下裕
、永田光夫、宮地幸夫。
Proceedings of the 5rd In
ternationalDisplay Re@ear
ch Conference ” JAPANDISP
LAY ’8.5”、520頁、1985年、(DSI
D)。従ってコントラストを重視する場合セル厚dをΔ
n・dが0.8付近に成る様に液晶表示体を作るのが最
も得策であり、液晶組成物の急峻性の比較もこのセル厚
で行うのが最も妥当であると考えられる。
応答時間も先に記した如くセル厚と関係するため液晶組
成物の応答時間を比較するには適当な厚みで測定する事
が必要である。
以上を鑑み、本実施例では急峻性を重視する立場から急
峻性、応答速度及び閾電圧の測定は全てΔn−dが0.
8となるセル厚のセルを用いて測定した。
本実施例ではツイスト・セルを用いたため、配向の安定
性を高めるためネマチック液晶組成物へ微量のコレステ
リック性光学活性剤を添加し、混合した後セルへ封入し
た。
〔実施例−1〜5〕 第−表は本発明による実施例1〜3の組成及び特性を示
したものである。
以後、表に於て高温液晶性、低温液晶性とは各々、室温
を摂氏20度と想定し、これを標準としてそれより60
度高い温度及び50度低いm度(即ち摂氏50度及び摂
氏マイナス10度)に於て液晶組成物が安定にネマチッ
ク相を呈するが否かを表わし、ネマチック相が安定なら
O印、摂氏50度に於て等方性液体なら!、摂氏マイナ
ス10度に於てスメクチック相ならSr、析出する場合
はX印で示す。
実施例1〜5は本発明に於て化合物AとしてPCI(負
)を用い、化合物Bよりビフェニル(正)を、化合物群
CよりBCH(負)を各々選択し、調整された組成物で
ある。正の誘電異方性を有する化合物の群Bの含有量を
4.2重量%から36.6重量%まで種々変えることに
より閾電圧vthを4.05 Vから1.45 Vまで
変化させである。この際、高温液晶性及び低温液晶性は
各々良好であり閾電圧を変化させたことKより液晶性に
与える悪影響は見当らない。
第二表は従来列として一般式、a−@−c o O−<
G−0−R’テ表b −! tL 6フエニル・シクロ
ヘキサン・エステル化合物(R、R’は任意の炭素数の
直鎖アルキル基を示し、以後本文中に於て該化合物をP
CI(負)と略記する)及び一般式Rぺ))C00−<
G−CNで表わされるアロマティック・エステル化合物
(以後本文中に於てARE(正)と略記する)から成る
液晶組成物の組成及び特性を示したものである。ARE
(正)の含有量を変える事により電圧を3.04 Vか
ら1.38 Vまで変化させである。
応答時間Tは全閾電圧に渡ってほぼ540ミリ秒であり
、本発明に於ける目標値200εり秒より遥かに遅い。
β値も1゜29で一定しているが今日液晶組成物及びそ
れを用いた表示孝子に対してはより一層優れた電気光学
特性が要求されている。
上記従来例に対して電気光学特性を改善する目的でPC
B(負)に代えて一般式Aで表わされる化合物として一
般式R−@−、t))−0−R’で表わされるフェニル
・シクロヘキサン化合物(以後本文中に於てPCH(負
)と略記する)を用いた液晶組成物を比較例1〜5とし
て第三表に示した。応答時間は180#lJ秒台であり
著しく改善された。一方β値は閾電圧2.4v付近の組
成では1.27と良好である。しかし閾電圧が1.6v
以下と成るような組成ではβ値が1.29以上と成り全
く改善されないばかりか寧ろ悪化する傾向がある。組成
物に於けるβ値は用いられた化合物自身の特性のみなら
ず、組み合わされる相手の化合物のs類及び量に大いに
依存している事が本比較例1〜3の特性から見て取れる
。従って我々は種々の液晶化合物を用いた各種の組成物
について検討した結果本発明に至った□ものである。
本発明による実施例1〜5のβ値は従来例及び比較例と
比べ最も優れており、第3図に示す如く電圧を変えても
この関係は変わらない。(第6図及び第4図は第1表、
第2表、第5衣に記載のβ値及び応答時間をグラフ化し
たものである)。
更に第1表及び第4図に示される如〈実施例1〜5の応
答時間も従来列及び比較列のいづれよりも優れている。
第1表 第2表 第3表 以上実施例1〜5で示された如く本発明によるネマチッ
ク液晶組成物は急使性及び応答性の両特性とも従来技術
による液晶組成物より著しく優れている。またB群の化
合物、即ち正の誘電異方性を有する化合物の含有縁を適
宜変える事忙より閾′酸圧の高低を液晶温度範囲をあま
り変えずに調整する事ができる。
〔実施例−6,7,9) 0群の化合物として一般式R−(jり−<3−4;> 
a’で表わされる化合物(以後本文中に於てBCH(負
)と略記する)、一般式R−@−Q−Q−CNで表わさ
れる化合物(以後本文中に於てB CH(、E )と略
記する)、一般式R−@−Dう六トR′で表わされる化
合物(以後本文中に於てCBCHと略記する)を各々用
いたネマチック液晶組成物を実施例6,7゜8として第
4表(b)に示した。これらはA群の化合物としてm4
表(&)にその組成を示したPCH(負)からなる組成
物Iを用いた。
β値はいづれも1.27以下であり従来例の1.29と
比較して良好であり、特に実施例6は1.25と極めて
優れている。また応答時間全て200ミリ秒以下であり
従来例の540 < 17秒より蓬かに速い。これに対
して一般式Cで表わされる。化合物に代えて本発明以外
の化合物である一般式R()Coo−(G−COO−<
(1)−R’で表わされる化合物を用いた組第4表(&
) 第4表(b) 放物を比較例4として示した。比較例4は実施例6.7
.8と比べβ値が1.28とやや劣り、応答時間も24
5ξす秒とかなり遅い。液晶一度範囲は実施例6,7及
び8は十分である。
〔実施例−9〕 一般式Cで表わされる化合物として一般式R−くか(ト
o−(CHz ) *+ R’ で表わされる化、金物
(以後本文中に於′”(CP P A Cと略記する)
を選択した場合の例を実施例−7として第5表として示
した。急峻性は1.26とかなり良好であり、応答時間
も189ミリ秒とかなり速い。また液晶温度範囲も十分
である。
〔実施例−10,113 一般式Cで宍わされる化合物のうちCBCHの含有量を
11重量%及び20重撮チに各々増量したネマチック液
晶組成物を実施例−10及び実施例−11として第6表
に示した。β値は各々1.26及び1.27であり従来
例よりかなり良好であり応答時間も各々155 # リ
秒及び154秒と非常に速い。また液晶温度範囲も十分
である。
第5表 〔実施例−12〕 一般式〇で表わされる化合物のうちCP PACの含有
量を増量したネマチック液晶組成物の一例が第6表に引
き続き示した実施例−12であり、該化合物を20重量
%含有している。β値は1.27応答時間は162ミリ
秒であり 〔実施例−15,14) 一般式Cで表わされる化合物のうちBCH(負)及びC
PPACの含有量が各々20重量%及び5重量%であり
その合計が25重量%であるネマチック液晶組成物を実
施例−15及び実施例−14として第6表に示す。両実
施例は8群の化合物が各々15重量%及び30重量%含
有している点が異なる。急峻性けいづれもかなり良好で
あり、応答時間も152ぼり秒であり相当速い。液晶温
度範囲も十分である。
〔実施例−15,16) 一般式Cで表わされる化合物の含有量が30重量%であ
るネマチック液晶組成物が実施例−15及び実施例−1
6であり、一般式〇で表わされる化合物の含有量が実施
例中量も多い。両実施例とも急峻性及び応答性は良好で
あり、温度範囲も十分である。
〔実施例−17,18,19,20,21,)第7表に
示す一般式AおよびBで表わされる化合物のみから成り
、一般式Cで表わされる化合物を全く含有していない組
成物が比較例−5,6で桑る。これらは摂氏20度に於
てネマチック相であるため電気光学特性を測定すること
が可能であり、その結果も良好である。しかし摂氏50
度以上ではネマチック相ではなく、等方性液体となるた
め表示を行う事が不可能となる(但しネマチック相を示
す温度まで冷却すれば再び表示ができるようになる)。
これに対し実施例−17乃し21は一般式A。
B及びCの化合物で表わされる化合物から成るネマチッ
ク液晶組成物であり、一般式Cで表わされる化合物の含
有量が4乃し5重量%である。該実施例は摂氏50度に
於てもネマチック相が安定である事から一般式Cで表わ
される化合物が高温液晶性に寄与している事は明らかで
ある。該実楕例−1,8乃し20は一般式Cで表わされ
る化合物のアルキル鎖長さが各々異なるが電気光学特性
及び液感性に大きな違いは焦<、全て良好である。従っ
て本発明に於て一般式〇で表わされる化合物のアルキル
鎖長さは任意に選択できる。
以上の実施例から、一般式〇で表わされる化合物の含有
量は4重量%乃し50重量%が望ましい。
一般式Aで表わされる化合物の含有量は実施例−17及
び18で実施例中量も多く84重量%である。
〔実施例−22,25,24,25) 一般式Aで表わされる化合物のうち特に一般式R+H(
CHt )−トOR’で表わされる化合物を60重量%
及び45重量%含有してなる本発明のネマチック液晶組
成物が第8表に示す実施例−22及び23である。β値
は極めて良好であり、応答速度は本実施例中最も速い。
液晶温度範囲も十分である。
以上の実施例の如く一般式Aで表りされる什介物として
はp CH(負)及びCAPのどちらを選択しても良好
な特性を有するネマチック液晶組成切乞得る事ができ、
更に実施例24及び25の如(pCH(負)及びCAP
の両化合物を同時に用いても優れた効果が得られる。
以上の実施例から一般式Aで衣わされる化合物は45〜
84重量%が望ましい。
第8表 〔実施例−26,27,28) 一般式がA、B及びCで表わされる化合物及びそれ以4
の化合物(表中罠於てPで表わす)から成る例として実
施例−26,27,28を第10表に示す。該実施例は
一般式がA、B及びCで表わされる化合W以外の化合物
として一般式R+o−o−cNで表わサレル化合物を各
々5,10.15重量%づつ含有してなる事を特徴とす
る。β値は1.24乃し1.25であり極めて優れてお
り、応答時間も17 B < リ秒乃し145ミリ秒で
一般式A。
BまたはC以外で表わされる化合物の含有酸が増える程
速くなり好ましい効果を与えている。液晶温度範囲も実
施例−27,28,29全て十分である。
第9表 〔実施例29〕 本発明に於て一般式Aで表わされる化合、一般式Bで表
わされる化合物、一般式〇で表わされる化合物及び染料
(表中に於てEと表わす)から成るネマチック液晶組成
物の一例を実施例−29として第10表に示す。染料入
りのネマチック液晶は電気光学特性が入っていないもの
と異なるため急峻性及び応答時間は数値的に表中に載せ
ることはしなかった。しかし実際、セルに封入して液晶
表示体を作ったところ元に対する題蔽性が増し、黒色表
示部分がより黒く成り画質の向上が見られた。また液晶
I7!度範囲も十分であった。
第10表 〔効果〕 以上述べたように、本発明によれば急使性即ちダイナミ
ック特性が格段に改−良されかつ応答速度も大巾に速く
なり、ねじれネマチック型表示素子のネマチック液晶及
びゲスト・ホスト型表示素子のホスト液晶として用いれ
ば従来にない優れた画像表示を与える効果がある。また
本発明のネマチック液晶組成物はノック化合物及びアゾ
キン化合 。
物などの化学的または光物理的、(弱い化合物を用いて
いないため安定で信頼性が^い。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施ll1iに於て用いた測定装置を表わすハ
ード図、第2図は該測定装置を用いて一般的に得られる
相対透過率〜実効電圧のグラフ、第5図は本発明による
実施例2〜5、従来例1〜3及、び比較例1〜5の各々
のβ値の閾電圧■thに対する関係を示すグラフ、第4
図は該ネマチック液晶組成物の応答時間Tの閾電圧vt
hに対する関係を示すグラフである。 1・・・光源 2・・・光線 3・・・レンズ及びフィルター系 4・・・セル 5・・・受光部(充電増培管) 12・・・実施例−2〜5 13・・・従来例−1〜5 14・・・比較例−1〜5゜ 以上 第1 図 ’ VthVsat 東効11tB−(、’;r) Iスう V聾(r) 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 少なくとも一般式が下記Aで表わされる化合物
    群の少なくとも1種、一般式が下記Bで表わされる化合
    物の少なくとも1種及び一般式が下記Cで表わされる化
    合物群の少なくとも1種から成る事特徴とするネマチッ
    ク液晶組成物。 A −Rx()@−0Rz r Rs →ト(CHt 
    )2−@−0R4B・・・R1−伽<ThCH C−R6+H@−@−R7* Rs @−伽<icN?
    R1ωへ針0→トRso r Ro +(f)−<f)
    −(CHz ) *→トR12 (但し、R1* R5+ RBおよびR12は炭素数1
    〜10の直鎖アルキル基N RRおよびR8は炭素数1
    〜11の直鎖アルキル基、R番r R’S + R11
    + R)、R9およびR1゜は炭素a1〜12の直鎖ア
    ルキル基をそれぞれ示す。)
  2. (2) 一般式がRI3 (針@−@−CN (但し、
    R□3は炭素数1〜10の直鎖アルキル基を示す。)で
    表わされる化合物の少なくとも1種を添加した事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のネマチック液晶組成
    物。
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