JPS60242970A - チタン又はチタン合金の表面処理法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱間圧延後のチタン又はチタン合金の表面疵
を除去するための表面処理法に関するものである０ 〔従来の技術〕 熱間圧延後のチタン又はチタン合金には酸化スケールお
よび各種表面疵が存在するので、デスケーリングおよび
表面疵除去が必要である。熱間圧延後のデスケーリング
はメカニカルデスケール法とケミカルデスケール法の組
合せにより行われるのが一般的であるが、メカニカルデ
スケール法のみによシ表面処理する方法が特開昭５１−
１８９３７号公報により知られている。この方法は、研
削材を高圧液体中に混入し湿式でノズルよシチタン材の
表面ｅｃ打ちつけチタン材表面を研削することにより熱
間圧延工程で発生したチタン特有のマトリックスに楔状
に喰い込んだスケールを除去するものである。しかし々
から、上記方法は、熱間圧延工程で発生した疵（例えば
、熱間圧延設備のサイドガイドとのこすシによるチタン
又れチタン合金のストリップ表面へのとび込み疵、同設
備内各機器とのこすシによる掻疵、スリ疵等）の除去に
は不十分である。

また、ショツトブラスト処理を行った後、硝酸と弗酸で
酸洗しデスケーリングしさらにベルトグラインダーで機
械研削することも特開昭５１＝１８９３７号公報によシ
知られている。しかし、ショツトブラスト処理を行うと
表面の粗さが犬きくな９、また従来の酸洗では表面の溶
解量が少いため該公報にも記載されているようにチタン
材表面層の除去が不十分であシ、またベルトグラインダ
ーは片面の処理しか行えない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、チタン又はチタン合金の熱間圧延工程で発生
するスケールのみならずと−ひ込み疵、掻疵、スリ疵等
の疵をも効果的に除去するとかできるチタン又はチタン
合金の表面処理法を提供することを目的とする。

〔問題を解決するだめの手段、作用〕

、本発明の上記目的を達成する手段は、熱間圧延後のチ
タン又はチタン合金に、まずメカニカルデスケール法と
して研掃材を混入した高圧液体を投射することによシ８
０〜９０　ｗｔ％のスケールを除去し、次にケミカルデ
スケール法として硝酸と弗酸の混合水溶液（以下硝弗酸
という）でスプレー酸洗することによシ２０〜１０　ｗ
ｔ’ｌの残存スケールを完全除去すると同時にチタン又
はチタン合金表面の酸洗溶剤を行う。なお、対象とする
熱間圧延後のチタン又はチタン合金は、焼鈍を行ったも
のでも焼鈍を行わないものでもよい。

硝弗酸でスプレー酸洗する場合、熱延板に発生生する疵
の大きさ、深さにょシ硝弗緻中の硝酸、弗酸の濃度また
はスプレー酸洗時間あるいは双方を調整して所要溶剤量
を変更する。なお、スプレー酸洗時間の変更は、スプレ
ー長変更またはストリップ速度変更あるいは双方にょ）
行う。

硝弗酸の適正濃度は硝酸１５０〜３５０　ｇ／ｌ。

弗ａＲ１０〜４０ｇ／ｌで１適正＠度は２０〜５０℃で
ある。

〔実施例〕

熱間圧延し焼鈍したチタンホットコイルをっぎの条件で
表面処理した。

上記条件で処理した結果、溶剤量は５０μｍ片面でアシ
、スケールが完全に除去されるとともに熱延疵を除去さ
れ平滑な表面が得られた。これを冷間圧延して薄板ス）
　ＩＪッグを製造した結果、表面疵のない製品が得られ
た。

〔発明の効果〕

本発明にょシ、チタン又はチタン合金の熱間圧延後の表
面に存在する酸化スケールおよび各種表面疵が除去婆れ
るので、疵除去のためのベルトグラインダー設備が不要
である。また、本発明は、ステンレス鋼ストリップの製
造設備で実施することができるので新たな設備設置は不
要であるという利点がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱間圧延後のチタン又はチタン合金表面に研掃材を混入
   した高圧液体を投射し、ついで硝酸と弗酸の混合水溶液
   でスプレー酸洗することを特徴とするチタン又はチタン
   合金の表面処理法。