JPS624891A - ステンレス鋼帯のスマツト処理装置 - Google Patents
ステンレス鋼帯のスマツト処理装置Info
- Publication number
- JPS624891A JPS624891A JP14395285A JP14395285A JPS624891A JP S624891 A JPS624891 A JP S624891A JP 14395285 A JP14395285 A JP 14395285A JP 14395285 A JP14395285 A JP 14395285A JP S624891 A JPS624891 A JP S624891A
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- steel strip
- smut
- pickling
- stainless steel
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はステンレス鋼の酸洗装置に係り、特にＣｒ系ス
テンレス鋼の耐洗後のスマット処理装置に［Ａするもの
である。
テンレス鋼の耐洗後のスマット処理装置に［Ａするもの
である。
（従来の技術）
熱間圧延まま、あるいは熱延後焼鈍されたＣｒ系ステン
レス鋼の酸洗法としては、一般に連続焼鈍酸洗ライン（
通称ＡＰライン）において、ショツトブラスト等のメカ
ニカルな予備脱スケールを施した後、硫酸および硝弗酸
溶液中において酸洗する方法が知られている。
レス鋼の酸洗法としては、一般に連続焼鈍酸洗ライン（
通称ＡＰライン）において、ショツトブラスト等のメカ
ニカルな予備脱スケールを施した後、硫酸および硝弗酸
溶液中において酸洗する方法が知られている。
しかし硝弗酸を使用するとＮＯｘの問題や、粒界腐食が
生ずる等の問題があることが判明し、その対策として、
特開昭５９−８３７８３号公報は硫酸水溶液に浸漬して
酸化スケールを除去する第１工程の条件を満たす）と硝
酸水溶液に浸漬させて表面の汚れを除去する（スマット
除去）と共に不働態化処理する第２工程よりなる酸洗方
法を開示している。
生ずる等の問題があることが判明し、その対策として、
特開昭５９−８３７８３号公報は硫酸水溶液に浸漬して
酸化スケールを除去する第１工程の条件を満たす）と硝
酸水溶液に浸漬させて表面の汚れを除去する（スマット
除去）と共に不働態化処理する第２工程よりなる酸洗方
法を開示している。
本発明者らもＣｒ系ステンレス鋼の熱延鋼板を焼鈍省略
したもの、及び８００〜１１００°Ｃの高温で短時間焼
鈍したものについての酸洗法を検討した。
したもの、及び８００〜１１００°Ｃの高温で短時間焼
鈍したものについての酸洗法を検討した。
特にＣｒ系ステンレス鋼は薄板の製品表面特性として、
光沢の良好なこと、ＢＡ型製品はゴールドダストと呼ば
れる表面欠陥の生じないことが要求される。
光沢の良好なこと、ＢＡ型製品はゴールドダストと呼ば
れる表面欠陥の生じないことが要求される。
また、特にＢＡ型製品のゴールドダストに対するスマッ
ト処理条件の影響として、硫酸や塩酸デスケーリング後
のスマット処理として硝酸による処理を検討した。その
結果スマット除去に関しては特開昭５９−８３７８３号
公報に述べられている通り硝酸濃度が犬でかつ時間が長
い程有効であるが、硝酸中においても粒界腐食が生ずる
ことを見出し、この点からＨＮＯ３濃度、温度、時間が
規制されることを見出した。殊に、熱延後焼鈍を省略し
た熱延鋼帯や、高温短時間熱処理材でも、熱処理条件に
よってはＨＮＯ３中で粒界腐食が発生し、この粒界腐食
が発生すると、ゴールドダストの発生は避けられないこ
とがわかった。
ト処理条件の影響として、硫酸や塩酸デスケーリング後
のスマット処理として硝酸による処理を検討した。その
結果スマット除去に関しては特開昭５９−８３７８３号
公報に述べられている通り硝酸濃度が犬でかつ時間が長
い程有効であるが、硝酸中においても粒界腐食が生ずる
ことを見出し、この点からＨＮＯ３濃度、温度、時間が
規制されることを見出した。殊に、熱延後焼鈍を省略し
た熱延鋼帯や、高温短時間熱処理材でも、熱処理条件に
よってはＨＮＯ３中で粒界腐食が発生し、この粒界腐食
が発生すると、ゴールドダストの発生は避けられないこ
とがわかった。
（発明が解決しようとする問題点）
Ｃｒ系ステンレス鋼熱延板は熱延のままで焼鈍を省略し
たり、あるいは８００〜１１００℃の温度範囲で１０分
以内の高温短時間熱処理後の冷却中に鋭敏化するＩＩ丁
能性があり、これをＨ２ＳＯ，ｅ）ＩＣＩでデスケーリ
ング後に、ＨＮＯ３中でスマット処理をすると、ごく表
層の粒界に粒界腐食が生じ、その後の冷間圧延時に最表
面が粒界割れ状となり、製品板では肌荒れとなって、製
品の光沢を害し、光輝焼鈍板のゴールドダストの原因と
なる。
たり、あるいは８００〜１１００℃の温度範囲で１０分
以内の高温短時間熱処理後の冷却中に鋭敏化するＩＩ丁
能性があり、これをＨ２ＳＯ，ｅ）ＩＣＩでデスケーリ
ング後に、ＨＮＯ３中でスマット処理をすると、ごく表
層の粒界に粒界腐食が生じ、その後の冷間圧延時に最表
面が粒界割れ状となり、製品板では肌荒れとなって、製
品の光沢を害し、光輝焼鈍板のゴールドダストの原因と
なる。
本発明はＨＮＯ３によるスマット処理のかかる問題点を
明らかにし、ＨＮＯ３によらないでスマット処理をする
ことを特徴とする装置を完成したものである。
明らかにし、ＨＮＯ３によらないでスマット処理をする
ことを特徴とする装置を完成したものである。
（問題点を解決するための手段）
以下本発明の詳細な説明する。
Ｈ２ＳＯ４やＨＣＩ で酸洗しデスケールを完了した試
験片に伺看したスマットの性状を詳細に検討した結果、
次の点が判明した。
験片に伺看したスマットの性状を詳細に検討した結果、
次の点が判明した。
（１）スマットはＨ２ＳＯ４やＨＣＩで酸洗された表面
に沈析して付着している。
に沈析して付着している。
（２） ）Ｉ２ＳＯ４やＨＣＩで酸洗後−μ乾爆すると
、きわめて除去しにくい。
、きわめて除去しにくい。
（３）スマットを鋼板に強く押しつけると、その部分の
スマットは除去しにくい。
スマットは除去しにくい。
（４）スマットは水中等の湿潤状態でブラシ等でこすれ
ば簡単に除去出来る。
ば簡単に除去出来る。
こうして、沈析したスマットは湿潤状態での耐酸ブラシ
等による研掃作用によって、きわめて有効に除去するこ
とが判明した。
等による研掃作用によって、きわめて有効に除去するこ
とが判明した。
すなわち、本発明はかかる認識に基づいて、ステンレス
鋼帯の酸洗槽の出側に湿潤状態の上記酸洗済銅帯の表面
を研掃する研掃装置を配置したことを特徴とするステン
レス鋼帯のスマット処理装置を提供するものである。
鋼帯の酸洗槽の出側に湿潤状態の上記酸洗済銅帯の表面
を研掃する研掃装置を配置したことを特徴とするステン
レス鋼帯のスマット処理装置を提供するものである。
以下本発明を図面に基づいて更に説明する。
図において、酸洗すべき熱延鋼帯１は、Ｈ２ＳＯ４−０
）ＩＣＩの溶液２が貯蔵されている酸洗槽内で酸洗され
、サポートロール６によって緊張搬送されるが、第１図
では該酸洗槽の出側とサポートロール６の間に、研掃装
置５が設けられている。図の例では水或いは温水のスプ
レー４を上記研掃装置５の前後に設けているが、前方の
スプレー４−１は銅帯上の酸液の希釈と銅帯表面の湿間
のために、又後方のスプレー４−２は鋼帯表面の湿潤と
研掃されたスマットの系外除去のために夫々水或いは温
水を噴出する。
）ＩＣＩの溶液２が貯蔵されている酸洗槽内で酸洗され
、サポートロール６によって緊張搬送されるが、第１図
では該酸洗槽の出側とサポートロール６の間に、研掃装
置５が設けられている。図の例では水或いは温水のスプ
レー４を上記研掃装置５の前後に設けているが、前方の
スプレー４−１は銅帯上の酸液の希釈と銅帯表面の湿間
のために、又後方のスプレー４−２は鋼帯表面の湿潤と
研掃されたスマットの系外除去のために夫々水或いは温
水を噴出する。
研掃装置５は耐酸性のブラシロールを上下並列に設けて
構成されているが、ブラシロールに代り固定のブラシ盤
でもよい。また、上記研掃装置５を水槽内に浸漬して水
中で研掃させてもよい（図示せず）。図中３は酸洗液の
遮蔽用ゴムロールで、鋼’ＩＦ表面に軽く接触している
。
構成されているが、ブラシロールに代り固定のブラシ盤
でもよい。また、上記研掃装置５を水槽内に浸漬して水
中で研掃させてもよい（図示せず）。図中３は酸洗液の
遮蔽用ゴムロールで、鋼’ＩＦ表面に軽く接触している
。
上記例では研掃装置をサポートロール６の前方に配置し
であるので、サポートロール６による強い押付けがなく
、最も効果的にスマット除去ができるが、第２図に示す
ように、サポートロール６−１の後方に研掃装置５を配
置した場合には第１図の場合に比べ、ブラシロールを多
数設置する必要がある。
であるので、サポートロール６による強い押付けがなく
、最も効果的にスマット除去ができるが、第２図に示す
ように、サポートロール６−１の後方に研掃装置５を配
置した場合には第１図の場合に比べ、ブラシロールを多
数設置する必要がある。
以下本発明の作用について説明する。
（作用）
通常の方法で熱延した５４３０ステンレス鋼の熱延鋼板
において、８延板焼鈍を省略したまま、あるいは１ｏＯ
Ｑ’ｏ１分の連続焼鈍をした熱延鋼帯に、高圧水中に砂
鉄粒を混入させて吹き付けるメカニカルデスケーリング
を施した後、２００〜３００ｇ／ＪｌのＨ２ＳＯ，やｏ
＋ｏｇ／文のＨＣＩ中６０６Ｃ〜９０℃で３０秒から１
２０秒まで酸洗した。その後本発明の装置（第１図の装
置）に通過させ、銅帯表面にスプレー水を吹き付けつつ
、表裏２対よりなる耐酸ブラシロールによりスマット処
理を実施した。比較例として従来通り１５０ｇ／文ＨＮ
Ｏ，、５０°Ｃ中に浸漬して３０秒から１２０秒のスマ
ット処理を実施した。
において、８延板焼鈍を省略したまま、あるいは１ｏＯ
Ｑ’ｏ１分の連続焼鈍をした熱延鋼帯に、高圧水中に砂
鉄粒を混入させて吹き付けるメカニカルデスケーリング
を施した後、２００〜３００ｇ／ＪｌのＨ２ＳＯ，やｏ
＋ｏｇ／文のＨＣＩ中６０６Ｃ〜９０℃で３０秒から１
２０秒まで酸洗した。その後本発明の装置（第１図の装
置）に通過させ、銅帯表面にスプレー水を吹き付けつつ
、表裏２対よりなる耐酸ブラシロールによりスマット処
理を実施した。比較例として従来通り１５０ｇ／文ＨＮ
Ｏ，、５０°Ｃ中に浸漬して３０秒から１２０秒のスマ
ット処理を実施した。
その後これらの酸洗液は冷間圧延を大径ロールによるタ
ンデム冷延−小径ロールのゼンジミャー冷延の組合せ及
びゼンジミャー冷延のみで冷間圧延後光輝焼鈍した。製
品板のゴールドダストをテストした結果、ＨＮＯ，を使
用しないでスマット処理をしたものには全く発生せず、
表面光沢も良好であった。ＨＮＯ３を使用した場合、焼
鈍有無にかかわらずゴールドダストテストによる３０秒
以上の浸漬によって、ゴールドダストが発生しはじめ、
浸漬詩間が長いと発生程度が犬となり、６０秒以上はゴ
ールドダストが全面発生し、光沢も不良であった。これ
らの酸洗液を調査した結果、）ＨＮＯ３でスマット処理
した場合には明らかに粒界腐食が認められたが１本発明
法による場合には粒界腐食の発生はなかった。
ンデム冷延−小径ロールのゼンジミャー冷延の組合せ及
びゼンジミャー冷延のみで冷間圧延後光輝焼鈍した。製
品板のゴールドダストをテストした結果、ＨＮＯ，を使
用しないでスマット処理をしたものには全く発生せず、
表面光沢も良好であった。ＨＮＯ３を使用した場合、焼
鈍有無にかかわらずゴールドダストテストによる３０秒
以上の浸漬によって、ゴールドダストが発生しはじめ、
浸漬詩間が長いと発生程度が犬となり、６０秒以上はゴ
ールドダストが全面発生し、光沢も不良であった。これ
らの酸洗液を調査した結果、）ＨＮＯ３でスマット処理
した場合には明らかに粒界腐食が認められたが１本発明
法による場合には粒界腐食の発生はなかった。
（発明の効果）
本発明は」二連のように鋭敏化したＣｒ系ステンレス熱
延鋼板や高温短時間熱処理鋼板に有害なＨＮＯ３を全く
使用せず、従ってゴールドダスト疵の原因となる粒界腐
食の発生を完全に防止できるので、その工業的効果は甚
大である。
延鋼板や高温短時間熱処理鋼板に有害なＨＮＯ３を全く
使用せず、従ってゴールドダスト疵の原因となる粒界腐
食の発生を完全に防止できるので、その工業的効果は甚
大である。
第１図は本発明装置の概略図、第２図は本発明装置の他
の実施例の概略図である。 １・・・熱延鋼帯、２・・・溶液、３・・・ゴムロール
、４・・・スプレー、５・・・研掃装置、６・・・サポ
ートロール。
の実施例の概略図である。 １・・・熱延鋼帯、２・・・溶液、３・・・ゴムロール
、４・・・スプレー、５・・・研掃装置、６・・・サポ
ートロール。
Claims (5)
- （１）ステンレス鋼帯の酸洗槽の出側に、湿潤状態の酸
洗済鋼帯の表面を研掃する研掃装置を配置したことを特
徴とするステンレス鋼帯のスマット処理装置。 - （２）研掃装置が水槽中にある特許請求の範囲第１項記
載の装置。 - （３）研掃装置の前後にスプレー装置が設けられた特許
請求の範囲第１項記載の装置。 - （４）研掃装置を酸洗槽の出側とサポートロールとの間
に設けた特許請求の範囲第１項記載の装置。 - （５）研掃装置をサポートロールの後方に設けた特許請
求の範囲第１項記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14395285A JPS624891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | ステンレス鋼帯のスマツト処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14395285A JPS624891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | ステンレス鋼帯のスマツト処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS624891A true JPS624891A (ja) | 1987-01-10 |
| JPH0440433B2 JPH0440433B2 (ja) | 1992-07-02 |
Family
ID=15350864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14395285A Granted JPS624891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | ステンレス鋼帯のスマツト処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS624891A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100467772B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 산세탱크의 스트립 표면 얼룩 방지장치 |
| JP2020037174A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-12 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 酸化スケールの除去方法および除去装置、ならびに鋼材の製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5154034A (ja) * | 1974-11-07 | 1976-05-12 | Kobe Steel Ltd | Kozainosanaraisoseibutsu |
| JPS5536063A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-13 | Hitachi Ltd | Roll replacement device of rolling mill |
| JPS5881979A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-17 | Nippon Steel Corp | Ｃｒ系ステンレス鋼の酸洗スマットの除去方法 |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14395285A patent/JPS624891A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5154034A (ja) * | 1974-11-07 | 1976-05-12 | Kobe Steel Ltd | Kozainosanaraisoseibutsu |
| JPS5536063A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-13 | Hitachi Ltd | Roll replacement device of rolling mill |
| JPS5881979A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-17 | Nippon Steel Corp | Ｃｒ系ステンレス鋼の酸洗スマットの除去方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100467772B1 (ko) * | 2000-12-23 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 산세탱크의 스트립 표면 얼룩 방지장치 |
| JP2020037174A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-12 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 酸化スケールの除去方法および除去装置、ならびに鋼材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0440433B2 (ja) | 1992-07-02 |
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