JPS6024283B2 - 蒸気タービンの内部異常診断装置 - Google Patents
蒸気タービンの内部異常診断装置Info
- Publication number
- JPS6024283B2 JPS6024283B2 JP10667378A JP10667378A JPS6024283B2 JP S6024283 B2 JPS6024283 B2 JP S6024283B2 JP 10667378 A JP10667378 A JP 10667378A JP 10667378 A JP10667378 A JP 10667378A JP S6024283 B2 JPS6024283 B2 JP S6024283B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- steam turbine
- detection device
- abnormality
- pressure
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、運転中の蒸気タービン内部を常時監視してそ
の異常を検知し得る蒸気タービンの内部異常診断装置に
関する。
の異常を検知し得る蒸気タービンの内部異常診断装置に
関する。
一般に、蒸気タービンには常時タービンの振動、伸び差
或は位相角等の機械的な状態の変化量を測定し、タービ
ンの内部や外部の状態を把握するタービン監視装置が設
けられている。
或は位相角等の機械的な状態の変化量を測定し、タービ
ンの内部や外部の状態を把握するタービン監視装置が設
けられている。
しかし、上述の如き従来タービン監視装置は、例えば軸
受潤滑不良の外部要因で異常を示したり、或は内部要因
によって一時的な異常値を示すことがある等の不都合が
あった。
受潤滑不良の外部要因で異常を示したり、或は内部要因
によって一時的な異常値を示すことがある等の不都合が
あった。
本発明はこのような点に鑑み、タービンの異常をタービ
ンの内部効率の低下によって検知するようにした内部異
常診断装置を提供することを目的とする。
ンの内部効率の低下によって検知するようにした内部異
常診断装置を提供することを目的とする。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について説
明する。
明する。
第１図において符号１はボィであって、そのボィラ１で
発生した蒸気は主蒸気供〉給導管２を介して蒸気タービ
ン３に供聯合され、そこで膨張して仕事を行ない発電気
４を駆動する。
発生した蒸気は主蒸気供〉給導管２を介して蒸気タービ
ン３に供聯合され、そこで膨張して仕事を行ない発電気
４を駆動する。
ところで、上記主蒸気供総合導管２には、上記蒸気ター
ビン３に供Ｖ給される主務気の圧力および温度を検出す
る圧力検出装贋５および温度検出袋贋６がそれぞれ設け
られており、またタービンの第１段落部には当該部分の
圧力を検出するタービン第１段落圧力検出装置７が配設
されている。
ビン３に供Ｖ給される主務気の圧力および温度を検出す
る圧力検出装贋５および温度検出袋贋６がそれぞれ設け
られており、またタービンの第１段落部には当該部分の
圧力を検出するタービン第１段落圧力検出装置７が配設
されている。
また、上記タービン３の排気部には排気圧力検出装置８
および排気温度検出装置９が設けられており、上記各圧
力検出装置５，７，８よび各温度検出装置６，９からの
信号は演算装置１川こ印加せしめられている。一方、上
記演算袋贋１川こは、記憶装置１１において記憶された
蒸気タービンの上記各点の圧力、温度の設計値にもとず
くｉ−ｓ線図信号、および発電気出力検出装置１２によ
って検出された負荷信号も印加されている。
および排気温度検出装置９が設けられており、上記各圧
力検出装置５，７，８よび各温度検出装置６，９からの
信号は演算装置１川こ印加せしめられている。一方、上
記演算袋贋１川こは、記憶装置１１において記憶された
蒸気タービンの上記各点の圧力、温度の設計値にもとず
くｉ−ｓ線図信号、および発電気出力検出装置１２によ
って検出された負荷信号も印加されている。
しかして、上記演算装置１川こにおいては、上記発電気
出力検出装置１２によって検出された負荷に対応するｉ
−ｓ線図上における設計膨張線図と、前記各検出装置に
よって検出された圧力および温度信号に基づいて算出さ
れた実際のタービン膨張線との各々の額斜が比較される
。
出力検出装置１２によって検出された負荷に対応するｉ
−ｓ線図上における設計膨張線図と、前記各検出装置に
よって検出された圧力および温度信号に基づいて算出さ
れた実際のタービン膨張線との各々の額斜が比較される
。
すなわち、上記演算装置１０においては、前記記憶装置
１１に記憶させられているｉ−ｓ線図上において、主蒸
気の圧力装置５および温度検出装置６から検出された主
蒸気圧力および主蒸気温度の交点Ａが求められる（第２
図）。
１１に記憶させられているｉ−ｓ線図上において、主蒸
気の圧力装置５および温度検出装置６から検出された主
蒸気圧力および主蒸気温度の交点Ａが求められる（第２
図）。
次に、タービン第１段落圧力検出装置７で検出された第
１段圧力に相当するェンタルピｉＢと第１段落圧力との
交点Ｂが求められる。なお、上記ｉ８は主蒸気ェンルピ
（前記Ａ点ェンタルピ）×Ｑ＝ｉ＾×Ｑとして計算でき
る（ここで、Ｑは設計時の第１段落ェンタルピ曲線より
求まる定数）。また同様にして排気圧力検出装置８およ
び排気温度検出装置９から検出された排気圧力および排
気温度によってタービン膨張線の終末点Ｃが求められ、
上記点Ｂと点Ｃを結ぶ線がタービンの膨張線として求め
られる。そして、この膨張線はタービンが正常に作動し
ている場合には、記憶装置１１に記憶されている設計膨
張線（（第２図のＢｏ−Ｃ′の直線）とほぼ平行な懐き
となり、タービン内部な異常があれば、排気のェンタル
ピが上がり第２図のＢ−Ｃ″の直線で示すようにその額
斜が異なり、タービン性能低下として表われる。しかし
て、第２図の−ｓ線図におけるＢ′，Ｂ′，Ｃ，〇，Ｃ
″の各点をｘ−ｙ軸座標でそれぞれＢ点（ＳＢ，ｉＢ）
、Ｂ′（ＳＢ′，ｉＢ′）、Ｃ点（Ｓｃ，ｉＣ）、Ｃ′
点（ＳＣ′，ｉＣ′）、Ｃ″点（Ｓ。′，ｉＣ″）とし
て表わすと、タービン内部が正常、異常な場合はそれぞ
れ次式で表わすことができる。すなわち、正常な場合 異常な場合 したがって、上記計算結果が１より小さければ小さい程
タービン内部の異常の度合が大きいと判定され、上記計
算結果が或る値以下になると、タービン内部の異常が発
生したとしてその信号が外部表示装置１３に印加され、
その表示を行なうとともに警報が発せられる。
１段圧力に相当するェンタルピｉＢと第１段落圧力との
交点Ｂが求められる。なお、上記ｉ８は主蒸気ェンルピ
（前記Ａ点ェンタルピ）×Ｑ＝ｉ＾×Ｑとして計算でき
る（ここで、Ｑは設計時の第１段落ェンタルピ曲線より
求まる定数）。また同様にして排気圧力検出装置８およ
び排気温度検出装置９から検出された排気圧力および排
気温度によってタービン膨張線の終末点Ｃが求められ、
上記点Ｂと点Ｃを結ぶ線がタービンの膨張線として求め
られる。そして、この膨張線はタービンが正常に作動し
ている場合には、記憶装置１１に記憶されている設計膨
張線（（第２図のＢｏ−Ｃ′の直線）とほぼ平行な懐き
となり、タービン内部な異常があれば、排気のェンタル
ピが上がり第２図のＢ−Ｃ″の直線で示すようにその額
斜が異なり、タービン性能低下として表われる。しかし
て、第２図の−ｓ線図におけるＢ′，Ｂ′，Ｃ，〇，Ｃ
″の各点をｘ−ｙ軸座標でそれぞれＢ点（ＳＢ，ｉＢ）
、Ｂ′（ＳＢ′，ｉＢ′）、Ｃ点（Ｓｃ，ｉＣ）、Ｃ′
点（ＳＣ′，ｉＣ′）、Ｃ″点（Ｓ。′，ｉＣ″）とし
て表わすと、タービン内部が正常、異常な場合はそれぞ
れ次式で表わすことができる。すなわち、正常な場合 異常な場合 したがって、上記計算結果が１より小さければ小さい程
タービン内部の異常の度合が大きいと判定され、上記計
算結果が或る値以下になると、タービン内部の異常が発
生したとしてその信号が外部表示装置１３に印加され、
その表示を行なうとともに警報が発せられる。
また、同時に前記計算結果は指示記録装置１４にも伝え
られ異常の進行度が指示記録される以上説明したように
、本発明はｉ−ｓ線図上における膨張線の煩斜の度合に
よってタービン内部の異常を検知するようにしたので、
従来装置のように外部要因によってタービンの異常と誤
判断するようなことがなく、確実にタービン自体の異常
を検出することができる等の効果を奏する。
られ異常の進行度が指示記録される以上説明したように
、本発明はｉ−ｓ線図上における膨張線の煩斜の度合に
よってタービン内部の異常を検知するようにしたので、
従来装置のように外部要因によってタービンの異常と誤
判断するようなことがなく、確実にタービン自体の異常
を検出することができる等の効果を奏する。
第１図は本発明のタービン異常診断装置の概略を示す系
統図、第２図は本装置の作動説明用のｉ−ｓ線図である
。 ２・・・タービン、５・・・主蒸気圧力検出装置、６・
・・主蒸気温度検出装置、７・・・タービン第１段落圧
力検出装層、８・・・排気圧力検出装置、９・・・排気
温度検出装置、１０・・・演算装置、１１・・・記憶装
置、１２・・・発電機出力検出装置、１３・・・外部表
示装置、１４・・・指示記録装置。 多１図 多２図
統図、第２図は本装置の作動説明用のｉ−ｓ線図である
。 ２・・・タービン、５・・・主蒸気圧力検出装置、６・
・・主蒸気温度検出装置、７・・・タービン第１段落圧
力検出装層、８・・・排気圧力検出装置、９・・・排気
温度検出装置、１０・・・演算装置、１１・・・記憶装
置、１２・・・発電機出力検出装置、１３・・・外部表
示装置、１４・・・指示記録装置。 多１図 多２図
Claims (1)
- １ 蒸気タービンに供給される主蒸気およびそれから排
出される排気の温度並びに圧力、およびタービン第１段
落圧力をそれぞれ検出する検出装置と、上記タービンに
おけるｉ−ｓ線図上での設計膨張線が記憶せしめられた
記憶装置と、前記検出装置によつて検出された温度およ
び圧力信号によつてその時点におけるタービンの膨張線
図を求め、その膨張線と前記設計膨張線の傾斜を比較し
てタービン内部の異常を判定する演算部と、その演算部
により異常が検知されたときその異常状態を外部に表示
する表示装置とからなる、蒸気タービンの内部異常診断
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10667378A JPS6024283B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 蒸気タービンの内部異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10667378A JPS6024283B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 蒸気タービンの内部異常診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5535112A JPS5535112A (en) | 1980-03-12 |
| JPS6024283B2 true JPS6024283B2 (ja) | 1985-06-12 |
Family
ID=14439582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10667378A Expired JPS6024283B2 (ja) | 1978-08-31 | 1978-08-31 | 蒸気タービンの内部異常診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024283B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5832421A (en) * | 1996-12-13 | 1998-11-03 | Siemens Corporate Research, Inc. | Method for blade temperature estimation in a steam turbine |
| US5838588A (en) * | 1996-12-13 | 1998-11-17 | Siemens Corporate Research, Inc. | Graphical user interface system for steam turbine operating conditions |
| US7632059B2 (en) * | 2006-06-29 | 2009-12-15 | General Electric Company | Systems and methods for detecting undesirable operation of a turbine |
-
1978
- 1978-08-31 JP JP10667378A patent/JPS6024283B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5535112A (en) | 1980-03-12 |
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