JP3440018B2 - 波形記録装置 - Google Patents
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Description
ムにおけるガバナ室などに設置され、地震などの振動を
記録する波形記録装置に関するものである。
報に開示された従来の波形記録装置を示すブロック図で
ある。図において、61はそれぞれ振動に応じた検出信
号を出力する地震計、62はAD変換器、63はレベル
判定器、64はバッファメモリ、65は最大値判定器、
66はそれぞれ記録器、67はデータ出力用インタフェ
ース、68はスイッチ、69はタイムデータ装置であ
る。
1,・・・,61から出力された振動に応じた検出信号
はAD変換器62においてデジタルデータに変換され、
この検出信号が一定値以上であればレベル判定器63を
介してバッファメモリ64に入力される。このバッファ
メモリ64に一定量のデータが入力されると、最大値判
定器65はその振動特性値を演算し、当該振動特性値が
最も小さいデータを記録している記録器66,・・・,
66に対して当該検出データおよびタイムデータを転送
して記録させる。
以上のように構成されているので、波形を一時的に記憶
するバッファメモリ64が必ず必要となり、その分、余
分なスペースが必要になったり、このデータを転送する
ためのハードウェアやソフトウェアのコストが増加して
しまうという課題があった。
てしまうような地震が発生した後に更にそれよりも大き
な地震が発生してしまった場合には、重要度の高い前回
の地震のデータの上に新たな地震のデータが上書きされ
てしまうことになり、ガス供給システムを停止させたと
きの地震波形データを得ることができなくなってしまう
恐れもあった。
めになされたもので、第一に、バッファメモリを使用す
ることなく振動波形を連続的に記録することができる波
形記録装置を得ることを目的とする。
せるような地震があった後に更に大きな地震があったと
しても当該前回の地震の波形データを得ることができる
波形記録装置を得ることを目的とする。
装置は、感知した振動を振動波形信号として出力する振
動検出器と、上記振動波形信号が入力され、上記振動の
大きさの程度に応じた値を有する振動特性値を演算する
振動特性値演算手段と、複数の振動記録領域からなる波
形記憶手段と、1つの振動記録領域を現在の振動記録エ
リアとして設定し、そこに連続的に上記振動波形信号お
よび上記振動特性値を記憶させ、この振動記録領域にお
ける振動特性値が他の振動記録領域に記憶させた振動特
性値よりも大きな振動に対応する値となった時、当該他
の振動記録領域を新たなワークエリアとして設定してそ
こへ振動波形信号および上記振動特性値を継続して記憶
させる波形記録制御手段とを備えたものである。
制御手段が、振動特性値が所定の大きさの振動に対応す
る波形保存閾値以上となったら当該振動特性値を記憶さ
せた振動記録領域への上書き記録を行わないものであ
る。
入力端子を有し、波形記録制御手段が、当該保存信号入
力端子から保存信号が入力された場合には、その信号入
力タイミングにおける振動記録領域への上書き記録を行
わないものである。
制御手段が、振動記録領域を変更する場合には、変更前
の振動記録領域において所定の遅延記録期間継続して記
憶を行い、その後に新たな変更先の振動記録領域におい
て記憶を開始させるものである。
領域が記憶している振動波形に関する情報を記憶するヘ
ッダ記憶領域を有するものである。
信号入力端子を有し、波形記録制御手段が、当該強制記
録信号入力端子から強制記録信号が入力された場合に
は、所定の振動記録領域に強制的に記録を行うものであ
る。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による波
形記録装置を適用したガス供給システムを示すブロック
図である。図において、1は防爆域を備えたガス製造工
場、2はガスタンク、3は高圧導管、4は防爆域を備え
たガバナステーション、5は緊急遮断弁、6は中圧導
管、7は防爆域に設置されたガバナ室、8は低圧導管、
9はガスを供給される家庭、10はガスを供給される工
場である。また、11は監視室、12および13は緊急
遮断指示、14はガバナ、15は緊急遮断機能を有した
ガバナである。
振動に応じて変化する検出信号を出力する半導体加速度
センサ(振動検出器)、17はこの検出信号に基づいて
振動判別を行い判別信号を出力する演算処理回路、18
は演算処理回路17から出力されるデジタル(2値)形
式の判別信号、19は振り子などを利用して振動を検出
する機械式地震センサ、20は判別信号18と機械式地
震センサ19の出力信号とが入力され、この両方共が振
動検出である場合に遮断信号(地震検出信号)を発生さ
せる判定回路、21はこの遮断信号、22はこの遮断信
号21により防爆域においてガス流路を遮断するガバナ
である。なお、半導体加速度センサ16および演算処理
回路17は防爆域内に設置されるため防爆ケースに収容
され、機械式地震センサ19および判定回路20は非防
爆域であるガバナ室外壁面に設置された制御盤内に配設
されている。
は、例えば、特開平9−43068号公報に記載された
静電容量の変化を利用したセンサおよびその信号処理回
路を用いることができる。同公報の従来の技術の欄にあ
る通り、固定基板と可撓基板との各対向面に電極を着設
して対向配置される静電容量素子を複数対設け、当該基
板面に平行なXY平面を設定し、これと直交するZ軸の
X,Y,Z軸3次元方向の加速度の変化を、複数対の静
電容量素子間の静電容量変化に基づき各X,Y,Z軸方
向成分の検出を行うものである。そして、X軸方向の加
速度に対する出力として、静電容量素子C21とC23
との静電容量差(C21−C23)、Y軸方向の加速度
に対する出力として、静電容量素子C22とC24との
静電容量差(C22−C24)、Z軸方向の加速度に対
する出力として、静電容量素子C25の静電容量C25
あるいはC21+C22+C23+C24として検出す
ることができる。他にも、半導体加速度センサ16とし
ては、静電容量型加速度センサに限定されず、例えば、
ピエゾ抵抗型あるいは圧電型の加速度センサを使用する
こともできる。また、半導体加速度センサ16は3軸
(X,Y,Z軸)計測ができるようにしたほうがよい。
これにより、正確な地震動の振動計測ができる。特に直
下型地震では、Z軸(鉛直)方向が最初に振動すること
から、より重要な計測情報を得ることができる。
処理回路17およびその周辺部材の詳細な構成を示すブ
ロック図である。図において、23は半導体加速度セン
サ16の検出信号とともに基準電圧回路24および補正
用温度センサ25の出力が入力され、これらの出力であ
る検出信号をサンプリングして加速度、温度、基準電圧
のデータを出力する(A/D変換する)センサインタフ
ェース、26はメモリ(RAM;波形記録手段)27、
リアルタイムクロック28、バックアップ回路29、電
源回路30などが接続されるとともに上記加速度、温
度、基準電圧データが入力され、各種振動の特性値を演
算したり、デジタル(2値)形式の判別信号を出力する
中央処理装置(CPU)などの制御部(波形記憶制御手
段)であり、31はこの判別信号を外部に出力するデジ
タル出力インタフェースである。
(振動特性値演算手段)32aによって算出された地震
動の強度の一つの尺度であるSI(スペクトラム強度:
Spectrum Intensity)値と、震度演
算部32bによって算出された震度と、加速度演算部3
2cによって算出された加速度と、変位量演算部32d
によって算出された変位量と、速度演算部32eによっ
て算出された速度の各算出値の中から任意の複数の算出
値を選択する算出値選択手段である。すなわち、この算
出値選択手段32は、各種演算機能を必要に応じて適宜
組み合わせることにより、設置現場において最適な設定
を提供することができる。また、33はこれらの算出値
に基づいて振動判別を行い、判別信号18を出力するト
リガ信号出力手段、34は上記リアルタイムクロック2
8のクロック信号に基づいて判別時間をカウントする第
一タイマ、35は上記リアルタイムクロック28のクロ
ック信号に基づいて保持時間をカウントする第二タイマ
である。
ス、37は演算処理結果をリレー接点出力信号として出
力するリレーインタフェース、38はアナログ出力イン
タフェース、39はローダインタフェース(強制記録信
号入力端子)である。このリレーインタフェース37
は、例えば、直流24ボルトや交流100ボルトなどの
回路を直接、接続できるように構成されており、したが
って、アクチュエータやバルブ、大型の継電器などの各
種の負荷を直接動作させることができるようになってい
るものである。また、このリレーインタフェース37と
図示しない接点側回路とは電気的に分離して設けられて
いる。なお、リレーインタフェース37は、リレーだけ
でなく、フォトカプラやフォトモスリレーなどの分離絶
縁型電気部品にも接続することができる。ローダインタ
フェース39は、携帯型設定器を接続するための図示し
ないローダ接続端子を備え、例えば特許2523053
号公報に開示された手段により算出値選択手段32に算
出値を選択させるための設定信号などを与えるものであ
る。
線や各インタフェース31,36,37,38,39の
配線は、防爆ケースの外部に引き出されている。また、
判定信号18はデジタル信号となっているのでノイズに
強くなっており、この配線をガバナ室7から制御盤まで
引き回したとしても誤動作し難くなる。
リ27の記憶領域構成を示す説明図である。図におい
て、40,41,42,・・・はそれぞれ波形を記憶す
る振動記録エリア(振動記録領域)、43はこれら複数
の振動記録エリア40,41,42,・・・が記憶して
いる振動波形に関する情報、例えばエリア名、最大SI
値、その最大SI値が発生した日時、波形開始アドレ
ス、最大加速度などを記憶するヘッダ記憶エリア(ヘッ
ダ記憶領域)である。そして、各振動記録エリア40,
41,42,・・・は上記半導体加速度センサ16が所
定の最大記録時間(a秒)の間にサンプリングするデー
タを記憶できるアドレス空間を有し、また、各アドレス
において半導体加速度センサ16の3軸(X,Y,Z
軸)方向の加速度が記録され、且つ、記録区間内の最大
SI値が発生した加速度波形を記録できるようになって
いる。
ば、速度応答スペクトルなどのデータや、それに基づい
て地震による振動の有無を判断するためのしきい値など
が記録されている。また、上記最大記録時間(a秒)は
今までの地震波形記録の実績などに基づいて、そのほと
んど全ての波形が記録できるような長さ(例えば最大記
録可能期間が約50秒程度)に設定している。
ろの各記録区間の最大SI値を説明するための波形図で
ある。図において、44は地震波形、45はそれぞれ一
定の長さの記録区間、46は最大SI値出力図である。
は、まず、第一タイマ34のタイムアウト毎に(例えば
10ms毎に)加速度データを基に速度応答Svを演算
し、この速度応答Svを基に新たなSI値を演算する。
次に、この新たに演算した最新SI値がトリガ信号出力
手段33で保持している保持SI値以上であるか否かを
判定し、この最新SI値が保持SI値以上である場合に
は最新SI値を新たに保持させる。また、第二タイマ3
5が2回タイムアウトしたらトリガ信号出力手段33で
保持している保持SI値およびそのタイムアウト回数を
リセットする。以上の動作により、制御部26は、第一
タイマ34のタイムアウト期間毎に最新のSI値を求
め、第二タイマ35に設定された保持期間の間にこれ以
上の値のSI値が得られなければ、少なくとも当該保持
期間の間この保持している最新SI値を保持することに
なる。
る最中に地震が発生した場合の動作を説明する。図5は
この発明の実施の形態1による地震検出システムの地震
検知動作の一例を説明するタイミングチャートである。
図において、44は地震波形、47はこの地震振動に応
じて半導体加速度センサ16の検出信号出力に基づいて
演算されるSI瞬時値、48は保持されたあとのSI出
力値、49はこのSI出力値と比較される感震閾値、1
8はこの2つの値の比較の結果として得られるデジタル
(2値)形式の判別信号である。同図に示すように、S
I出力値は、地震などによる振動が発生すると瞬時値と
ともに増加し、瞬時値が低下しても第二タイマ35が2
回タイムアウトするまでは最大の瞬時値を保持する。従
って、判別信号18も少なくとも上記第二タイマ35が
2回タイムアウトするまでの期間、つまり少なくとも第
二タイマ35に設定した期間の間保持されることにな
る。
と機械式地震センサ19の出力との両方が振動検出であ
る場合に遮断信号21を発生し、これに応じてガバナ2
2はガス流路を遮断する。これにより、低圧導管8への
ガスの供給が緊急遮断され、ガス漏れによる被害の拡大
や2次災害の発生を有効に防止できる。
時に制御部26において実行される波形記録動作を示す
フローチャートである。このフローチャートは制御部2
6がメモリ27の所定の振動記録エリア40,41,4
2,・・・に対して波形の記録をしながら実行されるも
のである。図において、ST1は新たに求めたSI値が
感度閾値49よりも小さいか否かを判断する記録開始判
断ステップであり、ST2は判別信号18を出力する判
別信号出力ステップであり、ST3は所定時間後に判別
信号18の出力を停止する判別信号停止ステップであ
る。
エリア(現在の振動記録エリアが例えば40であれば4
1,42,・・・)の最大SI値の最小値よりも大きい
か否かを判断するSI値エリア間比較ステップであり、
ST5は上記新たなSI値が現在波形を記録している振
動記録エリア(以下、ワークエリアと呼ぶ)の中の最大
値であるか否かを判断するSI値エリア内比較ステップ
であり、ST6は所定の遅延記録期間(a/2秒)継続
して記憶を行なう記録終了処理ステップであり、ST7
は上記最大SI値が最小である他の振動記録エリアを新
たなワークエリアとして設定する振動記録エリア変更ス
テップであり、ST8は変更前の振動記録エリアのヘッ
ダ情報を修正するヘッダ情報修正ステップであり、ST
9は現在の振動記録エリアに波形を継続して記録する記
録継続ステップである。
には、その振動計測開始から終了までの間において、そ
の最大SI値が大きいものから順番に振動記録エリア4
0,41,42,・・・の個数分の波形データが記憶さ
れることになり、この波形データを用いて後に地震の影
響などを判断し、ガス供給システムの修理点検復旧作業
を効率よく実施することができる。具体的には例えば、
A,B,C,D,Eの5つの振動記録エリアがあり、ワ
ークエリアがAで、その他のエリアB,C,D,Eに最
大SI値としてそれぞれ10,20,30,40(単位
はカイン=cm/s)が記録されている状況下で、SI
値が25の地震が発生したとすると、そのAエリアには
最大SI値として25が記録され、次のワークエリアと
してBが選択され、続けて記録が行われる。
リアの最大SI値以下である間は、現在の振動記録エリ
アの最終アドレスに波形データを記録した後は最初のア
ドレスに戻って連続的に震動波形の記録がなされる。
ば、感知した振動を振動波形信号として出力する半導体
加速度センサ16と、上記振動波形信号が入力され、上
記振動の大きさの程度に応じた値を有するSI値を演算
するSI値演算部32aと、複数の振動記録エリア4
0,41,42,・・・からなるメモリ27と、1つの
振動記録エリアに連続的に上記振動波形信号および上記
最大SI値を記憶させ、この振動記録エリアにおける最
大SI値が他の振動記録エリアに記憶させた最大SI値
よりも大きな値となったら記録先を当該他の振動記録エ
リアに変更して上記振動波形信号および上記最大SI値
を継続して記憶させる制御部26とを備えているので、
振動波形信号を直接メモリ27に順次記憶させることが
できる。また、全ての振動記録エリア40,41,4
2,・・・に波形が記憶されてしまっているような場合
においても、最大SI値が最も小さな値である振動記録
エリアに記録先を変更して上記振動波形信号および上記
最大SI値を継続して連続的に記憶させることができ
る。従って、従来の振動記録装置のようにバッファメモ
リを使用することなく、限られた少ないメモリ容量にて
重要度の高い振動波形を記録することができる効果があ
る。
形信号を優先的に保持することとなるので、振動が激し
かった時の重要度の高い波形データを得ることができ、
波形記録装置としての機能を十分に確保することができ
る効果がある。
が、振動記録エリア40,41,42,・・・を変更す
る場合には、変更前の振動記録エリアにおいて所定の遅
延記録期間(a/2秒)継続して記憶を行い、その後に
新たな変更先の振動記録エリアにおける記憶を開始する
ので、最大SI値が他の振動記録エリアよりも大きくな
った時点から所定の遅延記録期間(a/2秒)だけ継続
して同一の振動記録エリアに波形記録を行うことができ
る。例えば、図3の右側の図のように00から05のア
ドレスがある場合には、a秒間の間に順番に00,0
1,・・・,05と波形を記録し続けている状態で地震
が発生し、04のアドレス時点で最大SI値を得たとす
ると、その後a/2秒間(アドレスで言えば05,0
0,01)継続して波形の記録を行なう。これにより0
2,03,04のアドレスには、自動的に最大SI値が
得られる時点以前の波形が記録され、且つ、05,0
0,01のアドレスには自動的に最大SI値が得られた
後の波形が記録されることになる。実際には50秒間で
10ms毎とすると5000個のアドレス(データ)が
ある。そして、一般的にこの最大SI値の発生時点と前
後して振動波形のピーク(振動特性の最重要部分)が訪
れるので、ピーク前後の波形を1つの振動記録エリア内
に記録することができる。従って、この振動記録エリア
を後から調べる際にその最大の振動の発生状態を的確に
捉えることができ、地震解析などにおいて非常に有効と
なる効果がある。
ア40,41,42,・・・が記憶している振動波形に
関する情報を記憶するヘッダ記憶エリア43を有するの
で、振動記録エリア40,41,42,・・・が多数あ
る場合においてその中にランダムに振動波形データが記
録されていたとしても容易にその順番などを把握するこ
とができ、地震解析などの作業効率が向上する効果があ
る。
性値として最大SI値を利用していたが、このほかに
も、振動の加速度値や、震度などを振動特性値として利
用することができ、更にこれらを組み合わせて振動特性
値として利用することもできる。
態2による制御部において実行される波形記録動作を示
すフローチャートである。図において、ST10は所定
の遅延記録期間(a/2秒)継続して記憶を行なう記録
終了処理ステップであり、ST11はこの振動記録エリ
アに対して上書禁止設定を行う書き込み禁止設定ステッ
プであり、ST12は最大SI値が最小である他の振動
記録エリアを新たなワークエリアとして設定する振動記
録エリア変更ステップであり、ST13は変更前の振動
記録エリアのヘッダ情報を修正するヘッダ情報修正ステ
ップである。これ以外の構成および動作は実施の形態1
と同様であり説明を省略する。
には、その振動計測開始から終了までの間において、そ
の最大SI値が大きいものから順番に振動記録エリア4
0,41,42,・・・に記録されつつも、最大SI値
が所定の大きさ(例えば50カイン)以上となった場合
には、そのものから順番に振動記録エリア40,41,
42,・・・の個数分の波形データが固定的に記憶され
ることになり、この波形データを用いて後に地震の影響
などを判断し、ガス供給システムの修理点検復旧作業を
効率よく実施することができる。
ば、制御部26が、最大SI値が所定の大きさ以上とな
ったら当該最大SI値を記憶させた振動記録エリアへの
上書き記録を行わないので、最大SI値が所定の大きさ
以上となった期間の波形データを保存することができ、
例えば、ガス供給システムを停止させるような地震があ
った後に更に大きな地震があったとしても当該前回の地
震の波形データを確実に得ることができる効果がある。
態3による波形記録装置を適用したガス供給システムを
示すブロック図である。図9はこの発明の実施の形態3
による演算処理回路17およびその周辺部材の詳細な構
成を示すブロック図である。これらの図において、51
は地震と判定した際に判定回路20から演算処理回路1
7へ出力される遮断信号であり、52は演算処理回路1
7に設けられた遮断信号入力端子(保存信号入力端子)
であり、53は遮断信号の入力を判定する遮断信号入力
判定手段である。これ以外の構成は実施の形態2と同様
であり説明を省略する。
発明の実施の形態3による制御部26において実行され
る波形記録動作を示すフローチャートである。図におい
て、ST14は遮断信号が入力されたか否かを判断する
遮断信号有無判断ステップである。これ以外の動作は実
施の形態2と同様であり同一の符号を付して説明を省略
する。
には、その振動計測開始から終了までの間において、そ
の最大SI値が大きいものから順番に振動記録エリア4
0,41,42,・・・に記録されつつも、地震判定に
基づく遮断信号が入力された場合には、そのものから順
番に振動記録エリア40,41,42,・・・の個数分
の波形データが固定的に記憶されることになり、この波
形データを用いて後に地震の影響などを判断し、ガス供
給システムの修理点検復旧作業を効率よく実施すること
ができる。
ば、遮断信号入力端子52を有し、制御部が、当該遮断
信号入力端子52から遮断信号が入力された場合には、
その信号入力タイミングにおける振動記録エリア40,
41,42,・・・への上書き記録を行わないので、例
えば、地震判定に基づいてガス供給システムを停止させ
る際に発生される信号をこの遮断信号入力端子52に入
力させることにより、遮断信号の入力タイミングにおけ
る地震の波形データを確実に得ることができる効果があ
る。
形態4による制御部において実行される波形記録動作を
示すフローチャートである。図において、ST15は所
定時間後の新たな振動記録エリアの記録期間中のSI値
が他の振動記録エリアの最大SI値の最小値よりも大き
いか否かを判断するSI値エリア間比較ステップであ
り、ST16は当該振動記録エリアに所定の遅延記録期
間(a秒)継続して記憶を行なう記録継続終了処理ステ
ップであり、ST17はSI値エリア間比較ステップS
T15において最大SI値が小さいと判定された、更に
他の振動記録エリアを新たなワークエリアとして設定す
る振動記録エリア再変更ステップである。これ以外の構
成および動作は実施の形態1と同様であり説明を省略す
る。
ば、制御部26が、変更後の他の振動記録エリアにおい
て、そのSI値が更に他の振動記録エリアに記憶させた
最大SI値よりも大きな値である場合には、記録先を当
該更に他の振動記録エリアに変更して振動波形および上
記最大SI値を継続して記憶させるので、1つの振動記
録エリア内に一連の振動に係る波形データが納まらない
ような場合が発生したとしても、その一連の振動全体の
波形データを複数の振動記録エリア40,41,42,
・・・にまたがって確実に記録させることができる効果
がある。
形態5による演算処理回路17およびその周辺部材の詳
細な構成を示すブロック図である。図13はこの発明の
実施の形態5によるメモリの記憶領域構成を示す説明図
である。これらの図において、54はローダインタフェ
ース39に接続されたローダ、55はメモリ27に設け
られ、振動記録エリア40,41,42,・・・と同様
に波形を記録する強制記録エリアである。これ以外の構
成は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
ら制御部26に強制記録信号を入力すると、制御部26
はこの強制記録信号が入力されたタイミングから所定の
強制記録期間(a秒)の間に強制記録エリア55に波形
を記録させる。これ以外の動作は実施の形態1と同様で
あり説明を省略する。
には、この時の最大SI値が他の全ての振動記録エリア
40,41,42,・・・の最大SI値よりも低い場合
であったとしても、任意のタイミングにおいて所定の強
制記録間の間の波形を記録させることができるようにな
り、この波形データに基づいて半導体加速度センサ16
および演算処理回路17が正常に動作しているか否かを
判断することができる。
ば、ローダインタフェース39を有し、制御部26が、
当該ローダインタフェース39から強制記録信号が入力
された場合には、所定の強制記録エリア55に強制的に
記録を行うので、定期メンテナンスや試運転などにおい
てその時の最大SI値が全ての波形記録エリア40,4
1,42,・・・の最大SI値よりも小さいものであっ
たとしても波形記録動作のチェックを行なうことがで
き、これを利用したガス供給システムなどの信頼性を維
持することができる効果がある。更に、波形記録エリア
40,41,42,・・・の波形を消去することなくメ
ンテナンス等のチェックを実施することができる。
した振動を振動波形信号として出力する振動検出器と、
上記振動波形信号が入力され、上記振動の大きさの程度
に応じた値を有する振動特性値を演算する振動特性値演
算手段と、複数の振動記録領域からなる波形記憶手段
と、1つの振動記録領域を現在の振動記録エリアとして
設定し、そこに連続的に上記振動波形信号および上記振
動特性値を記憶させ、この振動記録領域における振動特
性値が他の振動記録領域に記憶させた振動特性値よりも
大きな振動に対応する値となった時、当該他の振動記録
領域を新たなワークエリアとして設定してそこへ振動波
形信号および上記振動特性値を継続して記憶させる波形
記録制御手段とを備えているので、振動波形信号を直接
波形記憶手段に順次記憶させることができる。また、全
ての波形記憶手段に波形が記憶されてしまっているよう
な場合においても、振動特性値が最も小さな振動に対応
する値である振動記録領域に記録先を変更して上記振動
波形信号および上記振動特性値を継続して連続的に記憶
させることができる。従って、従来の振動記録装置のよ
うにバッファメモリを使用することなく、限られた少な
いメモリ容量にて重要度の高い振動波形を記録すること
ができる効果がある。
形信号を優先的に保持することとなるので、振動が激し
かった時の重要度の高い波形データを得ることができ、
波形記録装置としての機能を十分に確保することができ
る効果がある。
振動特性値が所定の大きさの振動に対応する波形保存閾
値以上となったら当該振動特性値を記憶させた振動記録
領域への上書き記録を行わないので、振動特性値が所定
の大きさ以上の振動となった期間の波形データを保存す
ることができ、例えば、ガス供給システムを停止させる
ような地震があった後に更に大きな地震があったとして
も当該前回の地震の波形データを確実に得ることができ
る効果がある。
し、波形記録制御手段が、当該保存信号入力端子から保
存信号が入力された場合には、その信号入力タイミング
における振動記録領域への上書き記録を行わないので、
例えば、ガス供給システムを停止させる信号をこの保存
信号入力端子に入力させることにより当該信号の発生タ
イミングにおける地震の波形データを確実に得ることが
できる効果がある。
振動記録領域を変更する場合には、変更前の振動記録領
域において所定の遅延記録期間継続して記憶を行い、そ
の後に新たな変更先の振動記録領域において記憶を開始
させるので、振動特性値が他の振動記録領域のそれより
も大きくなった時点から所定の遅延記録期間だけ継続し
て記憶を行うことができる。そして、一般的にこの時点
と前後して波形のピーク(振動特性の最大値部)が訪れ
るので、ピーク前後の波形を1つの振動記録領域内に記
録することができる。従って、この振動記録領域を後か
ら調べる際にその振動の発生状態を的確に捉えることが
でき、地震解析などにおいて非常に有効となる効果があ
る。
ている振動波形に関する情報を記憶するヘッダ記憶領域
を有するので、振動記録領域が多数ある場合においてそ
の中にランダムに振動データが記録されていたとしても
容易にその順番などを把握することができ、地震解析な
どの作業効率が向上する効果がある。
を有し、波形記録制御手段が、当該強制記録信号入力端
子から強制記録信号が入力された場合には、所定の振動
記録領域に強制的に記録を行うので、定期メンテナンス
や試運転などにおいてその時の振動特性値が全ての波形
記録領域の振動特性値よりも小さな振動に対応するもの
であったとしても波形記録動作のチェックを行なうこと
ができ、これを利用したガス供給システムなどの信頼性
を維持することができる効果がある。
適用したガス供給システムを示すブロック図である。
よびその周辺部材の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
域構成を示す説明図である。
区間の最大SI値を説明するための波形図である。
ムの地震検知動作の一例を説明するタイミングチャート
である。
において実行される波形記録動作を示すフローチャート
である。
実行される波形記録動作を示すフローチャートである。
適用したガス供給システムを示すブロック図である。
よびその周辺部材の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
て実行される波形記録動作を示すフローチャートであ
る。
て実行される波形記録動作を示すフローチャートであ
る。
およびその周辺部材の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
領域構成を示す説明図である。
る。
領域) 43 ヘッダ記録エリア(ヘッダ記憶領域) 52 遮断信号入力端子(保存信号入力端子)
Claims (6)
- 【請求項1】 感知した振動を振動波形信号として出力
する振動検出器と、 上記振動波形信号が入力され、上記振動の大きさの程度
に応じた値を有する振動特性値を演算する振動特性値演
算手段と、 複数の振動記録領域からなる波形記憶手段と、 1つの振動記録領域を現在の振動記録エリアとして設定
し、そこに連続的に上記振動波形信号および上記振動特
性値を記憶させ、この振動記録領域における振動特性値
が他の振動記録領域に記憶させた振動特性値よりも大き
な振動に対応する値となった時、当該他の振動記録領域
を新たなワークエリアとして設定してそこへ振動波形信
号および上記振動特性値を継続して記憶させる波形記録
制御手段とを備えた波形記録装置。 - 【請求項2】 波形記録制御手段は、振動特性値が所定
の大きさの振動に対応する波形保存閾値以上となった
時、当該振動特性値を記憶させた振動記録領域への上書
き記録を行わないことを特徴とする請求項1記載の波形
記録装置。 - 【請求項3】 保存信号入力端子を有し、波形記録制御
手段は、当該保存信号入力端子から保存信号が入力され
た場合には、その信号入力タイミングにおける振動記録
領域への上書き記録を行わないことを特徴とする請求項
1記載の波形記録装置。 - 【請求項4】 波形記録制御手段は、振動記録領域を変
更する場合には、変更前の振動記録領域において所定の
遅延記録期間継続して記憶を行い、その後に新たな変更
先の振動記録領域において記憶を開始させることを特徴
とする請求項1記載の波形記録装置。 - 【請求項5】 振動記録領域が記憶している振動波形に
関する情報を記憶するヘッダ記憶領域を有することを特
徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記
載の波形記録装置。 - 【請求項6】 強制記録信号入力端子を有し、波形記録
制御手段は、当該強制記録信号入力端子から強制記録信
号が入力された場合には、所定の振動記録領域に強制的
に記録を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の
うちのいずれか1項記載の波形記録装置。
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---|---|---|---|
JP5479999A JP3440018B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 波形記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5479999A JP3440018B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 波形記録装置 |
Publications (2)
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JP2000249771A JP2000249771A (ja) | 2000-09-14 |
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JP7201382B2 (ja) * | 2018-10-10 | 2023-01-10 | 大阪瓦斯株式会社 | ガスメータ、ガスメータの制御方法、及びガス監視システム |
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-
1999
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