JPS6024123Y2 - フレーム構造材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立を容易にすると共に堅固なフレーム構
造体を得る為のフレーム構造材に関するものである。

従来、軽量な物品を整理したり或いは陳列する目的で、
いわゆるチャンネル材を組んでフレーム構造体を構成し
ていたが、これに使用するフレーム構造材は、主として
断面が口形状をしたチャンネル材を採用したので、螺子
又はボルトなどによる固定部が使用中に緩む欠点があっ
た。

又緩みを防止する為に座金を介装する場合もあるが、組
立作業上わずられしく、作業の能率化をはＳ゛む欠点が
あった。

然るにこの考案はフレーム構造材を断面０形をした型材
で、該型材の内側中央面に、１条又は２条のストッパー
条を突設して構成したので、螺子、ボルトなどでフレー
ム構造体を組み立てた場合、螺子、ボルトなどの緩みが
前記ストッパー条により阻止でき、極めて堅固なフレー
ム構造体を容易に組み立て得る様になり、従来の欠点を
解決したのである。

即ちこの考案を実施例について説明すれば、例えば第１
図に示す様な園芸側１を構成するフレーム構造材２，２
を、第２図に示す様に断面。

型の型材で、該型材の内側中央面に２条のストッパー条
３，３を所定間隔で平行に突設して構成する。

尚、使用する材質はこの種のフレーム構造体の性格上、
アルミニウム製が、軽量かつ発錆しないなどの点におい
て有利である。

このフレーム構造材２によれば、螺子止め部において、
前記ストッパー条３，３の間隔を螺子４の頭径或いはナ
ツトの短径などと一致する様にしておけば、螺子止め後
、フレーム３，３が抵抗となって緩みを発生することが
ないばかりでなく、組み立て時にワッシャーなどを必要
としない為、園芸側１などを極めて短時間にかつ容易に
組み立てることができる。

尚上記実施例では２条のストツバー条３，３を設けたが
、第６図のように一側に１条のストッパー条３を設けて
も、上記と同様の効果を期待することができる。

第３図および第４図は他の実施例のフレーム構造材２ａ
および２ｂの断面図であって、第３図はストッパー条３
ａ、３ａの間隔が、Ｏ型材の開口側において、組み立て
時に使用する螺子４の頭径にほぼ等しく、Ｑ型材の外側
においてやや狭くしたフレーム構造材であり、第４図は
、ストッパー条３ｂ、３ｂの間隔を、組み立て時に使用
する螺子４の頭径よりやや狭くして構成したフレーム構
造材である。

この場合には、フレーム構造体の組み立てに際して螺子
４の頭（或いはナツトなど）がストッパー条３ａ又は３
ｂに噛い込むの、一層確実に、螺子４の緩みを防止する
ことができる。

尚このフレーム構造材は、図面に示す様な、０型材で構
成すれば、外壁面に丸みをおび、他の接触体に対し抵抗
が少なく、例えば指などを触れた場合に、引掛りによる
事故などを起き難くすることができる。

又曲げ加工を行なう場合にも、○型材に比べ断面剛性が
強いので、第５図に示す様にＵ字状に曲げても、曲げ断
面は第６図に示す通り原形を保ち、従って曲げ加工も美
しく施すことができる。

即ちこの考案によれば、０型材内側に１条又は２条のス
トッパー条を所定の位置又は所定の間隔に突設したので
、該フレーム構造材によりフレーム構造体を組み立てる
場合に、前記ストッパー条が螺子止め部の緩みを防止し
て、堅固なフレーム構造体を得ることができるばかりで
なく、従来緩み防止の為に介装していた座金を不用とし
たので、フレーム構造材の組み立てを容易かつ迅速に行
ない得るなどの諸効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例のフレーム構造材による園芸
棚の斜視図、第２図はこの考案の実施例の断面図、第３
図はこの考案の他の実施例の断面図、第４図はこの考案
の別の実施例の断面図、第５図はこの考案の実施例のフ
レーム構造材を曲げ加工した平面図、第６図は同じく第
５図中Ａ−Ａ線における断面図である。 １・・・・・・園芸棚、２． ２ａｖ ２ｂ・・・・
・・フレーム構造材、３． ３ ａ、 ３ ｂ・・・
・・・ストッパー条、４・・・・・・螺子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断面Ｏ型材の内側中央面に螺子又はボルトの緩みを防止
   する為の１条又は２条のストッパー条を前記型材の長手
   方向に平行して突設してなるフレーム構造材。