JPS6023978Y2 - マイクロ波集積回路 - Google Patents
マイクロ波集積回路Info
- Publication number
- JPS6023978Y2 JPS6023978Y2 JP17984879U JP17984879U JPS6023978Y2 JP S6023978 Y2 JPS6023978 Y2 JP S6023978Y2 JP 17984879 U JP17984879 U JP 17984879U JP 17984879 U JP17984879 U JP 17984879U JP S6023978 Y2 JPS6023978 Y2 JP S6023978Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave integrated
- integrated circuit
- microwave
- metal
- metal body
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- Waveguides (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路(略称
MIC)の構造に関するものである。
MIC)の構造に関するものである。
近年、マイクロ波帯以上の周波数で使用されるデバイス
などには誘電体板の上面に導体層及び薄膜抵抗を設け、
さらにトランジスタ、ダイオードあるいはコンデンサな
どの個別部品を積載して回路を構成するマイクロ波集積
回路が多く用いられている。
などには誘電体板の上面に導体層及び薄膜抵抗を設け、
さらにトランジスタ、ダイオードあるいはコンデンサな
どの個別部品を積載して回路を構成するマイクロ波集積
回路が多く用いられている。
このマイクロ波集積回路の構造として、誘電体板の裏面
の導体面に金属体を固着するキャリヤ方式が多く使用さ
れている。
の導体面に金属体を固着するキャリヤ方式が多く使用さ
れている。
この金属体には誘電体板と線膨張係数がほぼ等しい金属
が使用される。
が使用される。
例えば、誘電体板として線膨張係数4〜6 X 10
’cyn/’Cのアルミナを使用する場合、金属体には
線膨張係数4〜5X10−6cm/’Cのコバー、ある
いは3.7〜5.3X 1O−6Cal/℃のモリブデ
ンその他が選ばれる。
’cyn/’Cのアルミナを使用する場合、金属体には
線膨張係数4〜5X10−6cm/’Cのコバー、ある
いは3.7〜5.3X 1O−6Cal/℃のモリブデ
ンその他が選ばれる。
前述のキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路は通常別
の金属よりなる筐体に納められ、マイクロ波集積回路の
金属体は筐体にネジ止めされる。
の金属よりなる筐体に納められ、マイクロ波集積回路の
金属体は筐体にネジ止めされる。
マイクロ波集積回路と筐体とは製作精度のばらつき及び
線膨張係数の違いから筐体側壁とマイクロ波集積回路の
間、及びマイクロ波集積回路間には伺隙が必要になる。
線膨張係数の違いから筐体側壁とマイクロ波集積回路の
間、及びマイクロ波集積回路間には伺隙が必要になる。
第1はキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路の従来例
の構造斜視図である。
の構造斜視図である。
図において、1は誘電体板、2及び3は誘電体板1の上
面に設けた導体層による入力端子及び出力端子である。
面に設けた導体層による入力端子及び出力端子である。
その他のマイクロ波回路はすべて省略しである。
また、4は誘電体板1の裏面に半田付などで固着された
金属体で、誘電体板1とほぼ等しい線膨張係数を持つ金
属が選ばれている。
金属体で、誘電体板1とほぼ等しい線膨張係数を持つ金
属が選ばれている。
第2図は筐体内に第1図で示されたマイクロ波集積回路
と類似のものを3個納めた場合の従来例の断面図である
。
と類似のものを3個納めた場合の従来例の断面図である
。
第2図において、10,20゜及び30はマイクロ波集
積回路で筐体40に底よりネジ止めされている。
積回路で筐体40に底よりネジ止めされている。
41及び42はコネクタ、43及び44はコネクタ41
及び42の中心導体で、それぞれマイクロ波集積回路1
0及び30の端子に接続されて、マイクロ波信号を通す
。
及び42の中心導体で、それぞれマイクロ波集積回路1
0及び30の端子に接続されて、マイクロ波信号を通す
。
45及び46は金属リボンで、それぞれマイクロ波集積
回路10と20及び20と30の端子に接続されて、マ
イクロ波信号を通す。
回路10と20及び20と30の端子に接続されて、マ
イクロ波信号を通す。
47,48゜49及び50は筐体側壁とマイクロ波集積
回路の間、あるいはマイクロ波集積回路間に設けた間隙
である。
回路の間、あるいはマイクロ波集積回路間に設けた間隙
である。
51,52,53及び54はマイクロ波信号のリターン
通路を矢印で示したものである。
通路を矢印で示したものである。
間隙47,48.49及び50は筐体40とマイクロ波
集積回路10,20及び30の製作精度のばらつき及び
線膨張係数の違いからあらかじめ計算して設けた間隙で
、通常0.1〜0.5鴫である。
集積回路10,20及び30の製作精度のばらつき及び
線膨張係数の違いからあらかじめ計算して設けた間隙で
、通常0.1〜0.5鴫である。
またマイクロ波集積回路10,20及び30は筐体40
の底面よりネジ止めされるため、マイクロ波集積回路の
金属体4の底面よりの高さはある程度、例えば2Trr
In以上必要である。
の底面よりネジ止めされるため、マイクロ波集積回路の
金属体4の底面よりの高さはある程度、例えば2Trr
In以上必要である。
この金属体4の高さのため、コネクタの中心導体43及
び44、金属リボン45及び46によるマイクロ波信号
の通路とマイクロ波信号のリターン通路47゜48.4
9及び50の間に長さの差を生ずる。
び44、金属リボン45及び46によるマイクロ波信号
の通路とマイクロ波信号のリターン通路47゜48.4
9及び50の間に長さの差を生ずる。
この長さの差がマイクロ波信号の波長に比較して無視出
来ない長さの場合、コネクタ41とマイクロ波集積回路
10の間、マイクロ波集積回路10と20及び20と3
0の間、マイクロ波集積回路30とコネクタ42の間で
、大きな不整合を生ずる。
来ない長さの場合、コネクタ41とマイクロ波集積回路
10の間、マイクロ波集積回路10と20及び20と3
0の間、マイクロ波集積回路30とコネクタ42の間で
、大きな不整合を生ずる。
この不整合は第2図に示すデバイスの入力VSWR,出
力VSWR,振幅偏差その他のマイクロ波特性の劣化を
もたらす。
力VSWR,振幅偏差その他のマイクロ波特性の劣化を
もたらす。
このように従来のマイクロ波集積回路は構造上避けられ
ない欠点がある。
ない欠点がある。
本考案の目的はマイクロ波信号の通路とマイクロ波信号
のリターン通路の長さの差を軽減するキャリヤ方式によ
るマイクロ波集積回路を提供することにある。
のリターン通路の長さの差を軽減するキャリヤ方式によ
るマイクロ波集積回路を提供することにある。
本考案はマイクロ波集積回路の入出力端子に対応する金
属体の側面に、バネ性の部分を有する金属板を固着する
構造のキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路である。
属体の側面に、バネ性の部分を有する金属板を固着する
構造のキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路である。
本考案によれば、マイクロ波集積回路の金属体は固着さ
れている金属板のバネが筐体の側壁あるいは隣接するマ
イクロ波集積回路の金属体に接触するため、マイクロ波
信号のリターン通路を短かくすることが出来る。
れている金属板のバネが筐体の側壁あるいは隣接するマ
イクロ波集積回路の金属体に接触するため、マイクロ波
信号のリターン通路を短かくすることが出来る。
それ放生心導体あるいは金属リボンによるマイクロ波信
号の通路とマイクロ波信号のリターン通路の間の長さの
差が軽減され、マイクロ波特性の劣化をなくすことが出
来、効果が大である。
号の通路とマイクロ波信号のリターン通路の間の長さの
差が軽減され、マイクロ波特性の劣化をなくすことが出
来、効果が大である。
次に本考案の実施例を図面に従って詳細に説明する。
第3図は本考案によるキャリヤ方式によるマイクロ波集
積回路の実施例の構造斜視図である。
積回路の実施例の構造斜視図である。
第3図において第1図と相違する点は金属体4に固着さ
れた金属板5である。
れた金属板5である。
金属板5にはバネ性を持つフィンガー6が複数個設けで
ある。
ある。
この金属板5は入力端子2に対応する金属体4の側面に
設けである。
設けである。
通常金属板はマイクロ波集積回路の信号端子に対応する
金属体の側面に設ける。
金属体の側面に設ける。
但し、出力端子3のように設けてない場合もあるが、こ
の場合隣接するマイクロ波集積回路側にあればよい。
の場合隣接するマイクロ波集積回路側にあればよい。
第4図は筐体内に第3図で示されたマイクロ波集積回路
と類似のものを3個納めた場合の本考案実施例の断面で
ある。
と類似のものを3個納めた場合の本考案実施例の断面で
ある。
第4図において第2図と相違する点は金属板61,62
,63及び64でそれぞれマイクロ波集積回路10,2
0及び30に固着されている。
,63及び64でそれぞれマイクロ波集積回路10,2
0及び30に固着されている。
65,66.67及び68はマイクロ波信号のリターン
通路を矢印で示したものである。
通路を矢印で示したものである。
マイクロ波集積回路10に設けた金属板61は筐体40
の側壁に接触し、マイクロ波集積回路20に設けた金属
板62は隣接するマイクロ波集積回路10の金属体に接
触し、マイクロ波集積回路30に設けた金属板63及び
64は、それぞれ隣接するマイクロ波集積回路20の金
属体及び゛筐体40の側壁に接触する。
の側壁に接触し、マイクロ波集積回路20に設けた金属
板62は隣接するマイクロ波集積回路10の金属体に接
触し、マイクロ波集積回路30に設けた金属板63及び
64は、それぞれ隣接するマイクロ波集積回路20の金
属体及び゛筐体40の側壁に接触する。
そのため、コネクタの中心導体43及び44、金属リボ
ン45及び46によるマイクロ波信号の通路と、マイク
ロ波信号のリターン通路65,66.67及び68の間
め長さの差が軽減され、その差がマイクロ波信号の波長
に比較して無視出来る程度になる。
ン45及び46によるマイクロ波信号の通路と、マイク
ロ波信号のリターン通路65,66.67及び68の間
め長さの差が軽減され、その差がマイクロ波信号の波長
に比較して無視出来る程度になる。
それ故、コネクタ41とマイクロ波集積回路10の間、
マイクロ波集積回路10と20及び20と30の間、マ
イクロ波集積回路30とコネクタ42の間で、大きな不
整合を生ずることがなくなるので、第4図のデバイスは
所望のマイクロ波特性を得ることが出来る。
マイクロ波集積回路10と20及び20と30の間、マ
イクロ波集積回路30とコネクタ42の間で、大きな不
整合を生ずることがなくなるので、第4図のデバイスは
所望のマイクロ波特性を得ることが出来る。
また、金属板にはバネ性を有するフィンガーを設けであ
るため、間隙のばらつき、及び温度変化に対して強固な
接触を保つことが出来る。
るため、間隙のばらつき、及び温度変化に対して強固な
接触を保つことが出来る。
以上の実施例で述べたように、本考案によれば、キャリ
ヤ方式によるマイクロ波集積回路にバネ性を有する部分
を持つ金属板を固着するという簡単な構造により、マイ
クロ波信号のリターン通路を短かくすることが出来るた
め、デバイス所望のマイクロ波特性が得られ、その効果
は非常に大である。
ヤ方式によるマイクロ波集積回路にバネ性を有する部分
を持つ金属板を固着するという簡単な構造により、マイ
クロ波信号のリターン通路を短かくすることが出来るた
め、デバイス所望のマイクロ波特性が得られ、その効果
は非常に大である。
なお、実施例の第3図では金属板5のバネ性を有する部
分を複数個のフィンガー6で表わしているが、フィンガ
ーの形状にこだわることなくバネ性を有する構造であれ
ば同様の効果が得られることは言うまでもない。
分を複数個のフィンガー6で表わしているが、フィンガ
ーの形状にこだわることなくバネ性を有する構造であれ
ば同様の効果が得られることは言うまでもない。
第1図はキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路の従来
の構造斜視図、第2図は筐体内に従来の構造のマイクロ
波集積回路を3個納めた場合の断面図、第3図は本考案
の実施例のキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路の構
造斜視図、第4図は筐体内に本考案の実施例の構造のマ
イクロ波集積回路を3個納めた場合の断面図である。 図において、1・・・・・・誘電体板、2・・・・・・
入力端子、3・・・・・・出力端子、4・・・・・・金
属体、5・・・・・・金属板、6・・・・・・フィンガ
、10.20.30・・・・・・マイクロ波集積回路、
40・・・・・・筐体、41,42・・・・・・コネク
タ、43,44・・・・・・中心導体、45,46・・
・・・・金属リボン、47. 48. 49.50・・
・・・・間隙、61.62.63.64・・・・・・金
属板、51゜52、53.54.65.66、67、6
8・・・・・・マイクロ波信号のリターン通路である。
の構造斜視図、第2図は筐体内に従来の構造のマイクロ
波集積回路を3個納めた場合の断面図、第3図は本考案
の実施例のキャリヤ方式によるマイクロ波集積回路の構
造斜視図、第4図は筐体内に本考案の実施例の構造のマ
イクロ波集積回路を3個納めた場合の断面図である。 図において、1・・・・・・誘電体板、2・・・・・・
入力端子、3・・・・・・出力端子、4・・・・・・金
属体、5・・・・・・金属板、6・・・・・・フィンガ
、10.20.30・・・・・・マイクロ波集積回路、
40・・・・・・筐体、41,42・・・・・・コネク
タ、43,44・・・・・・中心導体、45,46・・
・・・・金属リボン、47. 48. 49.50・・
・・・・間隙、61.62.63.64・・・・・・金
属板、51゜52、53.54.65.66、67、6
8・・・・・・マイクロ波信号のリターン通路である。
Claims (1)
- 上面に入力及び出力端子を有するマイクロ波回路を設け
、裏面に面導体を設けた誘電体板と、前記面導体に固着
された金属体とよりなるマイクロ波集積回路において、
前記入力及び出力端子の少なくとも一方の近傍の前記金
属体の側面にバネ性の金属部材を固着したことを特徴と
するマイクロ波集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17984879U JPS6023978Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | マイクロ波集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17984879U JPS6023978Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | マイクロ波集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5696640U JPS5696640U (ja) | 1981-07-31 |
JPS6023978Y2 true JPS6023978Y2 (ja) | 1985-07-17 |
Family
ID=29690309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17984879U Expired JPS6023978Y2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | マイクロ波集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023978Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-25 JP JP17984879U patent/JPS6023978Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5696640U (ja) | 1981-07-31 |
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