JPS60239327A - 微粒状等方性コバルト含有フエライト粉末の製造法 - Google Patents
微粒状等方性コバルト含有フエライト粉末の製造法Info
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- JPS60239327A JPS60239327A JP60096146A JP9614685A JPS60239327A JP S60239327 A JPS60239327 A JP S60239327A JP 60096146 A JP60096146 A JP 60096146A JP 9614685 A JP9614685 A JP 9614685A JP S60239327 A JPS60239327 A JP S60239327A
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野:
本発明は、実質的に等方性の粒子形を有する。
一般式:
CoXFe3−XO4.5−0.5X
〔但し、Xの値は零よりも大きく1までである〕で示さ
れる微粒状フェライト粉末を、Xの範囲が同じである組
成CoXFe3−XO4のフェライト粉末を酸素含有ガ
スで150〜500℃で乾式酸化することによって製造
する方法に関する。
れる微粒状フェライト粉末を、Xの範囲が同じである組
成CoXFe3−XO4のフェライト粉末を酸素含有ガ
スで150〜500℃で乾式酸化することによって製造
する方法に関する。
従来技術:
コバルト含量Xが増大すると等方性フェライト粉末の保
磁界の強さが高められることは、公知である。従って、
フェライト顔料の保磁界の強さは、コバルト含量により
調節することができる。更に、組成CoXFe3−XO
4≡〔Co(II)XFe(III)1−XFe(II
I)2O4)(0<X≦1)のコバルト含有マグネタイ
ト粉末を乾式酸化して組成CoXFe3−XO4.5−
0.5X≡〔CoX(II)Fe3−X(III)O4
.5−0.5X)(0<X≦1)のコバルト含有γ−F
e(III)−酸化物に変えると、保磁界の強さの増大
、比残留磁化の増大、相対残留磁気mr=Mr/Msの
増大及び配電盤部分布の低下が生じることは、公知であ
る。しかし、顔料粒径、比BET表面積及び等方性粒子
形は、乾式酸化の際に殆んど変わらずにそのままである
。
磁界の強さが高められることは、公知である。従って、
フェライト顔料の保磁界の強さは、コバルト含量により
調節することができる。更に、組成CoXFe3−XO
4≡〔Co(II)XFe(III)1−XFe(II
I)2O4)(0<X≦1)のコバルト含有マグネタイ
ト粉末を乾式酸化して組成CoXFe3−XO4.5−
0.5X≡〔CoX(II)Fe3−X(III)O4
.5−0.5X)(0<X≦1)のコバルト含有γ−F
e(III)−酸化物に変えると、保磁界の強さの増大
、比残留磁化の増大、相対残留磁気mr=Mr/Msの
増大及び配電盤部分布の低下が生じることは、公知であ
る。しかし、顔料粒径、比BET表面積及び等方性粒子
形は、乾式酸化の際に殆んど変わらずにそのままである
。
組成CoXFe3−XO4.5−0.5Xのフェライト
粉末は。
粉末は。
磁性情報蓄積媒体の製造、殊に組合された縦−垂直記録
装置のための等方性磁性媒体の製造にとって重要である
。そのために必要とされる磁性粒子は、良好な分散可能
性、高い比残留磁化、高い相対残留磁気mr−Mr/M
s、僅かな配電盤部分布、磁力値の僅かな温度依存性、
僅かな磁気歪み、狭い粒度スペクトル及び著しく高い粉
末度を有しなければならない。
装置のための等方性磁性媒体の製造にとって重要である
。そのために必要とされる磁性粒子は、良好な分散可能
性、高い比残留磁化、高い相対残留磁気mr−Mr/M
s、僅かな配電盤部分布、磁力値の僅かな温度依存性、
僅かな磁気歪み、狭い粒度スペクトル及び著しく高い粉
末度を有しなければならない。
組成CoXFe3−XO4(0<X≦1)のコバルト含
有マグネタイトは、湿式化学法で2つの異なる方法によ
り得ることができる。
有マグネタイトは、湿式化学法で2つの異なる方法によ
り得ることができる。
中和法の場合には、11〜13の限定されたpH価を有
する混合沈殿物から出発する。この混合沈殿物は、アル
カリ金属水酸化物水溶液、アルカリ金属水酸化物溶液、
Co−塩溶液、Fe(II)−塩溶液及びFe(III
)−塩溶液を一緒に加えることによって得られる。混合
沈殿物を非酸化性保護ガス、例えば窒素又はアルゴンの
雰囲気下で加熱する場合には、等方性粒子形を有する組
成CoXFe3−XO4≡(Co(1)XFe(II)
1−XFe(III)2O4〕(0<X≦1)の、極く
微粒状の、Coをドープしたマグネタイトが生じる。中
和法は。
する混合沈殿物から出発する。この混合沈殿物は、アル
カリ金属水酸化物水溶液、アルカリ金属水酸化物溶液、
Co−塩溶液、Fe(II)−塩溶液及びFe(III
)−塩溶液を一緒に加えることによって得られる。混合
沈殿物を非酸化性保護ガス、例えば窒素又はアルゴンの
雰囲気下で加熱する場合には、等方性粒子形を有する組
成CoXFe3−XO4≡(Co(1)XFe(II)
1−XFe(III)2O4〕(0<X≦1)の、極く
微粒状の、Coをドープしたマグネタイトが生じる。中
和法は。
第1に混合沈殿物中でのFe(III)/Fe(II)
−比が得られるCoをドープしたマグネタイトの場合と
同じであるということによって特徴づけられる。従って
、Fe(III)/Fe(II)−比は、反応の間一定
不変である。第2に、反応混合物のpH価は、反応の間
不変のままである。生じるフェライト粉末は、極めて微
粒状であり、反応条件に応じて約60〜150Aの粒径
を有し;顔料の比BET−表面積は、100m2/g〜
300m2/gの間にある。このpH=11〜13で強
アルカリ性で得られる極めて微粒状の生成物は、室温で
多少とも高い超常磁性含分及び相対残留磁気mr≡Mr
/Msの小さい値を有する〔アール・イー・バンデンバ
ーグ(R,E、VANDENBERGHE)、アール・
バンレーアバーグ(R,VANLEERBFRGHE〕
、イー・ドウ・ブレイブ(E.DEGRAVE)及びジ
ー・ロノブレクト(G、ROBBRECHT)、“ジエ
イ・マグン・マグン・マテル(J、Magn、Magn
、Mater、)”、第15巻〜第18巻(1980年
)、第1117頁〜第1118頁〕。従って、この極め
て微粒状の粉末は。
−比が得られるCoをドープしたマグネタイトの場合と
同じであるということによって特徴づけられる。従って
、Fe(III)/Fe(II)−比は、反応の間一定
不変である。第2に、反応混合物のpH価は、反応の間
不変のままである。生じるフェライト粉末は、極めて微
粒状であり、反応条件に応じて約60〜150Aの粒径
を有し;顔料の比BET−表面積は、100m2/g〜
300m2/gの間にある。このpH=11〜13で強
アルカリ性で得られる極めて微粒状の生成物は、室温で
多少とも高い超常磁性含分及び相対残留磁気mr≡Mr
/Msの小さい値を有する〔アール・イー・バンデンバ
ーグ(R,E、VANDENBERGHE)、アール・
バンレーアバーグ(R,VANLEERBFRGHE〕
、イー・ドウ・ブレイブ(E.DEGRAVE)及びジ
ー・ロノブレクト(G、ROBBRECHT)、“ジエ
イ・マグン・マグン・マテル(J、Magn、Magn
、Mater、)”、第15巻〜第18巻(1980年
)、第1117頁〜第1118頁〕。従って、この極め
て微粒状の粉末は。
磁性顔料として磁気蓄力器には不適当である。pH価が
10.5よりも小さい混合沈殿物を用いて中和法を実施
する場合には、コバルトフェライトは、X線分析により
無定形で生じ、かつむしろ完全に超常磁性である〔ティ
ー・サト−(T、SATO)、エム・ウギハラ(M、U
GIHARA)及びエム・サイトー(M、SAITO)
、”リビュー・オブ・エィ・エレクトリカル・コミユニ
エイジョン・ラボラトリー(Review of th
e Electrical Communiation
Labo−ratory)“、第11巻(1〜2)(
1963年)第26頁〜第36頁〕。100℃よりも高
い温度で過圧下でのコバルトフェライト粉末の費用のか
かる熱水後処理によって初めて、大きい粒径及び良好な
フェリ磁性の性質を有するフェライト粉末を合成させる
ことができる〔ダブリュー・ジェイ・シューレ(W、J
、SOHUBLE)及びヴイー・ディー・ディートスク
リーク(V、D、DEETSCREEK)、”ジャーナ
ル・オブ・アブライド・フィズイノクス(J、Appl
、Phys、)、“第32巻、補遺(3)(1961年
)第235頁〜第236頁〕。中和法のもう1つの欠点
は、濾過によるコロイド状で生じる極めて微粒状の顔料
の分離が困難なこと及び濾過ケーキの洗浄除去が長すぎ
ることにある。その上、沈殿粉末を乾燥する場合には著
しく硬質の物質が形成する。
10.5よりも小さい混合沈殿物を用いて中和法を実施
する場合には、コバルトフェライトは、X線分析により
無定形で生じ、かつむしろ完全に超常磁性である〔ティ
ー・サト−(T、SATO)、エム・ウギハラ(M、U
GIHARA)及びエム・サイトー(M、SAITO)
、”リビュー・オブ・エィ・エレクトリカル・コミユニ
エイジョン・ラボラトリー(Review of th
e Electrical Communiation
Labo−ratory)“、第11巻(1〜2)(
1963年)第26頁〜第36頁〕。100℃よりも高
い温度で過圧下でのコバルトフェライト粉末の費用のか
かる熱水後処理によって初めて、大きい粒径及び良好な
フェリ磁性の性質を有するフェライト粉末を合成させる
ことができる〔ダブリュー・ジェイ・シューレ(W、J
、SOHUBLE)及びヴイー・ディー・ディートスク
リーク(V、D、DEETSCREEK)、”ジャーナ
ル・オブ・アブライド・フィズイノクス(J、Appl
、Phys、)、“第32巻、補遺(3)(1961年
)第235頁〜第236頁〕。中和法のもう1つの欠点
は、濾過によるコロイド状で生じる極めて微粒状の顔料
の分離が困難なこと及び濾過ケーキの洗浄除去が長すぎ
ることにある。その上、沈殿粉末を乾燥する場合には著
しく硬質の物質が形成する。
この硬質の物質から良好な分散可能性を有するフェライ
ト粉末を得ることは、粉砕によっては不可能である。
ト粉末を得ることは、粉砕によっては不可能である。
第2の方法、所謂酸化法の場合には、限定されたpH価
を有する混合沈殿物から出発する。この混合沈殿物は、
アルカリ金属水酸化物水溶液、Co−塩溶液及びFe(
II)−塩溶液を一緒に加えることによって得られる。
を有する混合沈殿物から出発する。この混合沈殿物は、
アルカリ金属水酸化物水溶液、Co−塩溶液及びFe(
II)−塩溶液を一緒に加えることによって得られる。
この混合沈殿物は、加熱され、かつ酸化ガス、特に空気
で、等方性粒子形を有する組成CoXFe3−XO4≡
〔Co(■)XFe(■)1−XFe(■)2O4〕(
0<X≦1)のコバルト含有マグネタイトが生じるまで
酸化される。酸化法は、Fe(III)−不含混合沈殿
物から出発することによって特徴づけられる。この反応
の場合、混合沈殿物のFe(II)の一部は、酸化され
て生じるフェライト粉末のFe(III)−含量に変わ
る。
で、等方性粒子形を有する組成CoXFe3−XO4≡
〔Co(■)XFe(■)1−XFe(■)2O4〕(
0<X≦1)のコバルト含有マグネタイトが生じるまで
酸化される。酸化法は、Fe(III)−不含混合沈殿
物から出発することによって特徴づけられる。この反応
の場合、混合沈殿物のFe(II)の一部は、酸化され
て生じるフェライト粉末のFe(III)−含量に変わ
る。
この場合、この混合沈殿物の初期pHは、反応の間に連
続的にアルカリ金属水酸化物溶液を添加しないと小さい
値、すなわち酸性へと変わる。
続的にアルカリ金属水酸化物溶液を添加しないと小さい
値、すなわち酸性へと変わる。
得られるフェライト粉末の粉末度をpH価及び反応温度
のような反応条件を適当に選択することによって限定さ
れた範囲内で変動させることができることは、公知であ
る(米国特許第3822910号明細書)。更に、一定
の反応条件下で得られる顔料粉末度に対するコバルト濃
度Xの影響が存在する。
のような反応条件を適当に選択することによって限定さ
れた範囲内で変動させることができることは、公知であ
る(米国特許第3822910号明細書)。更に、一定
の反応条件下で得られる顔料粉末度に対するコバルト濃
度Xの影響が存在する。
しかし、さらに酸化法により0.15μ未満の粒径及び
22m2/gよりも大きい比BET−表面積を有するコ
バルト含有マグネタイト粉末を得ることは、極めて困難
であることが判明した。工業用塩化鉄(II)溶液を使
用する場合には、高い顔料粉末度を達成するために特別
の問題が生じる。この顔料粉末度の特別の欠点は、高い
表面平滑性を有する雑音の少ない磁気情報担体を製造す
る際に生じる。
22m2/gよりも大きい比BET−表面積を有するコ
バルト含有マグネタイト粉末を得ることは、極めて困難
であることが判明した。工業用塩化鉄(II)溶液を使
用する場合には、高い顔料粉末度を達成するために特別
の問題が生じる。この顔料粉末度の特別の欠点は、高い
表面平滑性を有する雑音の少ない磁気情報担体を製造す
る際に生じる。
発明が解決しようとする問題点:
従って、本発明の課題は、安価な方法で等方性コバルト
含有マグネタイト及びこれから生しる。
含有マグネタイト及びこれから生しる。
高い粉末度にも拘らず高い相対残留磁気を有するコバル
ト含有γ−Fe2O3を得ることができる製造法を準備
することであった。
ト含有γ−Fe2O3を得ることができる製造法を準備
することであった。
問題点を解決するための手段:
ところで、実質的に等方性の粒子形を有する。
一般式:
CoXFe3−XO4.5−0.5X
〔但し、Xの値は零よりも大きく1までである〕で示さ
れる微粒状フェライト粉末は、CoXFe3−XO4−
前駆物質がアルカリ金属水酸化物水溶液、コバルト塩溶
液、鉄(II)塩溶液及び鉄(III)塩溶液から得ら
れた混合沈殿物中への酸素含有ガスの導入によって製造
され、その際この混合沈殿物の鉄(III)−/鉄(I
I)−イオン−比が組成CoXFe3−XO4の生じる
フェライト粉末の場合よりも小さい場合に課題に従って
、Xの範囲が同じである組成CoxFe3−XO4のフ
ェライト粉末を酸素含有ガスで150〜500℃で乾式
酸化することによって製造することができることが見い
出された。
れる微粒状フェライト粉末は、CoXFe3−XO4−
前駆物質がアルカリ金属水酸化物水溶液、コバルト塩溶
液、鉄(II)塩溶液及び鉄(III)塩溶液から得ら
れた混合沈殿物中への酸素含有ガスの導入によって製造
され、その際この混合沈殿物の鉄(III)−/鉄(I
I)−イオン−比が組成CoXFe3−XO4の生じる
フェライト粉末の場合よりも小さい場合に課題に従って
、Xの範囲が同じである組成CoxFe3−XO4のフ
ェライト粉末を酸素含有ガスで150〜500℃で乾式
酸化することによって製造することができることが見い
出された。
本発明方法は、出発混合沈殿物中でのFe(III)/
Fe(II)−比が中和法の場合とは異なり得られるフ
ェライト粉末中でのFe(III)/Fe(II)−比
に相当することによって中和法と区別される。本発明方
法の場合、出発混合沈殿物中でのFe(III)−Fe
(II)−比は、組成CoXFe3−XO4(0<X≦
1)の得られるフェライト粉末の場合よりも常に小さい
。更に、本発明方法は、ガス状酸素の化学反応を必然的
に伴ない、中和法は、保護ガス雰囲気下、ひいては酸化
カスの遮断下で実施される。更に、本発明方法において
、6.0〜10.0のpH価、すなわち中和法を実施す
る際に完全にX線分析により無定形の超常磁性生成物を
生じるようなpH範囲内で酸化すると、特に良好なフェ
リ磁性の性質を有する顔料が得られる。
Fe(II)−比が中和法の場合とは異なり得られるフ
ェライト粉末中でのFe(III)/Fe(II)−比
に相当することによって中和法と区別される。本発明方
法の場合、出発混合沈殿物中でのFe(III)−Fe
(II)−比は、組成CoXFe3−XO4(0<X≦
1)の得られるフェライト粉末の場合よりも常に小さい
。更に、本発明方法は、ガス状酸素の化学反応を必然的
に伴ない、中和法は、保護ガス雰囲気下、ひいては酸化
カスの遮断下で実施される。更に、本発明方法において
、6.0〜10.0のpH価、すなわち中和法を実施す
る際に完全にX線分析により無定形の超常磁性生成物を
生じるようなpH範囲内で酸化すると、特に良好なフェ
リ磁性の性質を有する顔料が得られる。
本発明方法によれば中和法による場合よりも粗粒状の顔
料が得られるので、本発明方法の場合には、中和法の場
合のような濾過及び洗浄除去の問題は生じない。
料が得られるので、本発明方法の場合には、中和法の場
合のような濾過及び洗浄除去の問題は生じない。
本発明方法は、酸化法の場合にはFa(III)−塩含
分なしにアルカリ金属水酸化物含有、Co(II)−塩
含有及びFe(II)−塩含有の混合沈殿物から出発し
、本発明方法の場合にFe(III)−塩含有混合沈殿
物から出発することによって酸化法と区別される。本発
明方法を実施する場合には、意外なことに、混合沈殿物
のFe(III)−含量が上昇すると、得られるコバル
ト含有マグネタイトCoXFe3−XO4(0<X≦1
)の粉末度、ひいては乾式酸化後に生じるコバルト含有
γ−Fe2O3=〔CoXFe3−XO4.5−0.5
X〕(0<X≦1)の粉末度が増大することが判明した
。混合沈殿物中のFe(III)含量が増大すると、粒
径は、約0.15μから約0.02μに低下する。相当
する顔料は、約12〜100m2/gの比BET−表面
積を有する。従って、本発明方法によれば、酸化法によ
り予想されるものよりも明らかに微粒状の顔料を得るこ
とができる。
分なしにアルカリ金属水酸化物含有、Co(II)−塩
含有及びFe(II)−塩含有の混合沈殿物から出発し
、本発明方法の場合にFe(III)−塩含有混合沈殿
物から出発することによって酸化法と区別される。本発
明方法を実施する場合には、意外なことに、混合沈殿物
のFe(III)−含量が上昇すると、得られるコバル
ト含有マグネタイトCoXFe3−XO4(0<X≦1
)の粉末度、ひいては乾式酸化後に生じるコバルト含有
γ−Fe2O3=〔CoXFe3−XO4.5−0.5
X〕(0<X≦1)の粉末度が増大することが判明した
。混合沈殿物中のFe(III)含量が増大すると、粒
径は、約0.15μから約0.02μに低下する。相当
する顔料は、約12〜100m2/gの比BET−表面
積を有する。従って、本発明方法によれば、酸化法によ
り予想されるものよりも明らかに微粒状の顔料を得るこ
とができる。
付加的に顔料の粉末度を増大させるためには、出発混合
沈殿物中での高すぎないFe(III)−含量によって
予想できない意外な方法で一定のOo/Fe−比で乾式
酸化により得られるコバルト含有酸化鉄(III)顔料
(CoXFe3−XO4.5−0.5X)(0<X≦1
)の保磁界の強さを増大させる。出発混合沈殿物中での
最大HC−増加率に必要とされる最適なFe(III)
−含量及び達成可能な最大HC−増加率は、使用される
Co/Fe−比に依存する。従って、CoXFe3−X
O4.5−0.5X−顔料の限定された保磁界の強さを
調節するためには、本発明方法により微粒状顔料が生じ
ることは別として上記組成の顔料が本発明方法により得
られ、公知の酸化法では得られない場合に僅かなCo−
含量が必要とされる。顔料中に必要とされるCo−含量
が僅かであることは、第1に経済的に好ましい。
沈殿物中での高すぎないFe(III)−含量によって
予想できない意外な方法で一定のOo/Fe−比で乾式
酸化により得られるコバルト含有酸化鉄(III)顔料
(CoXFe3−XO4.5−0.5X)(0<X≦1
)の保磁界の強さを増大させる。出発混合沈殿物中での
最大HC−増加率に必要とされる最適なFe(III)
−含量及び達成可能な最大HC−増加率は、使用される
Co/Fe−比に依存する。従って、CoXFe3−X
O4.5−0.5X−顔料の限定された保磁界の強さを
調節するためには、本発明方法により微粒状顔料が生じ
ることは別として上記組成の顔料が本発明方法により得
られ、公知の酸化法では得られない場合に僅かなCo−
含量が必要とされる。顔料中に必要とされるCo−含量
が僅かであることは、第1に経済的に好ましい。
第2に、顔料中のCo−含量が僅かであることによって
公知方法で磁力値の温度依存、性及び磁気歪みは減少さ
れる。更に、本発明方法により得られたCoXFe3−
X04.5−0.5X−顔料の配電盤部分布は、酸化法
により得られる顔料に比して有利に減少している。更に
、得られた顔料は、意外なことに公知の酸化法により得
られる磁性顔料よりも狭い粒度分布を示す。この狭い粒
度分布は、高められた保磁界の強さ及び減少された配電
盤部分布と一致している。
公知方法で磁力値の温度依存、性及び磁気歪みは減少さ
れる。更に、本発明方法により得られたCoXFe3−
X04.5−0.5X−顔料の配電盤部分布は、酸化法
により得られる顔料に比して有利に減少している。更に
、得られた顔料は、意外なことに公知の酸化法により得
られる磁性顔料よりも狭い粒度分布を示す。この狭い粒
度分布は、高められた保磁界の強さ及び減少された配電
盤部分布と一致している。
本発明により得られた等方性フェリ磁性コバルト含有酸
化鉄は、磁気記録担体を製造するための磁性材料として
使用する場合に予想しなかった好ましい性質を示す。磁
性層を得るためには、フェリ磁性酸化鉄は、高分子量結
合剤中に分散される。
化鉄は、磁気記録担体を製造するための磁性材料として
使用する場合に予想しなかった好ましい性質を示す。磁
性層を得るためには、フェリ磁性酸化鉄は、高分子量結
合剤中に分散される。
このために、結合剤としては、ポリビニル誘導体。
ポリウレタン、ポリエステル等の単独重合体及び共重合
体のような公知の化合物が適当である。結合剤は、場合
によっては他の添加剤を含有していてもよい。適当な有
機溶剤中の溶液で使用される。
体のような公知の化合物が適当である。結合剤は、場合
によっては他の添加剤を含有していてもよい。適当な有
機溶剤中の溶液で使用される。
磁性層は、板、フィルム又はカードのような硬質又は曲
げ易い担体上に設けられる。
げ易い担体上に設けられる。
本発明により得られた等方性の、Coをドープしたフェ
リ磁性酸化鉄は、一定のCo/Fe−比において意外な
ことに、良好なフェリ磁性の性質、殊に高い保磁界の強
さ、比残留磁化及び相対残留磁気によって公知の、中和
法により得られる等方性コバルト含有酸化鉄と明らかに
区別されるか、ないしは高められた粉末度、高められた
保磁界の強さ及び狭い粒度分布によって公知の、酸化法
により得られるコバルト含有酸化鉄と明らかに区別され
る。磁性材料におけるこの改善は、これがら得られた磁
気記録担体の場合にも極めて明らかに認めることができ
る。すなわち、例えば本発明により得られた顔料の高い
粉末度により、高い表面平滑性及び減少した粒子雑音(
PGA)を有する磁性媒体が導かれる。本発明による等
方性コバルト含有酸化鉄は、所望のように減少した粒子
雑音を遥かに越えてプリント減衰(Ko)の高まり、ひ
いては改善を導く。このことは、全く予想できず意外な
ことである。それというのも、周知のように顔料粉末度
が高まればプリント減衰の低下、ひいては劣化を惹起す
るからである。プリント減衰の改善は、本発明による顔
料の狭い粒度スペクトルに帰因しなければならない。
リ磁性酸化鉄は、一定のCo/Fe−比において意外な
ことに、良好なフェリ磁性の性質、殊に高い保磁界の強
さ、比残留磁化及び相対残留磁気によって公知の、中和
法により得られる等方性コバルト含有酸化鉄と明らかに
区別されるか、ないしは高められた粉末度、高められた
保磁界の強さ及び狭い粒度分布によって公知の、酸化法
により得られるコバルト含有酸化鉄と明らかに区別され
る。磁性材料におけるこの改善は、これがら得られた磁
気記録担体の場合にも極めて明らかに認めることができ
る。すなわち、例えば本発明により得られた顔料の高い
粉末度により、高い表面平滑性及び減少した粒子雑音(
PGA)を有する磁性媒体が導かれる。本発明による等
方性コバルト含有酸化鉄は、所望のように減少した粒子
雑音を遥かに越えてプリント減衰(Ko)の高まり、ひ
いては改善を導く。このことは、全く予想できず意外な
ことである。それというのも、周知のように顔料粉末度
が高まればプリント減衰の低下、ひいては劣化を惹起す
るからである。プリント減衰の改善は、本発明による顔
料の狭い粒度スペクトルに帰因しなければならない。
実施例:
本発明の対象を次の実施例につき詳説する。実施例1、
4及び7は、公知の酸化法によるコバルト含有酸化鉄の
製出を示す。実施例2,3.5、6、8及び9には、本
発明方法によるコバルト含有酸化鉄の製出が詳説されて
いる。実施例10には、公知の酸化法により得られたコ
バルト含有酸化鉄を用いる磁気情報担体の製造が記載さ
れている。
4及び7は、公知の酸化法によるコバルト含有酸化鉄の
製出を示す。実施例2,3.5、6、8及び9には、本
発明方法によるコバルト含有酸化鉄の製出が詳説されて
いる。実施例10には、公知の酸化法により得られたコ
バルト含有酸化鉄を用いる磁気情報担体の製造が記載さ
れている。
実施例11及び12には、本発明による磁気情報担体の
製造が再び記載されている。
製造が再び記載されている。
実施例1
5lの攪拌容器中で(CoCl2、6H2O50.19
g及びN2O1.6l中のFeCl2、4H2O620
.29gの溶液に攪拌しながら純粋な窒素(200l/
h)の導入下に、7.5のpH及び4.0lの全容量が
存在するまでNaOH水溶液及び水を添加した。引続き
、この混合沈殿物を80℃に加熱した。その後に窒素ガ
ス流を停止し、その代りに空気(200l/h)を混合
沈殿物中に導入した。この反応混合物のpH価を2.5
モルの苛性ソーダ液の連続的添加によって7.5の調節
した値に一定に維持した。反応混合物のFe(II)−
含量が一定に留まるまで空気を導入した。この分散液を
冷却した後、生じたフェライト粉末を濾別し。
g及びN2O1.6l中のFeCl2、4H2O620
.29gの溶液に攪拌しながら純粋な窒素(200l/
h)の導入下に、7.5のpH及び4.0lの全容量が
存在するまでNaOH水溶液及び水を添加した。引続き
、この混合沈殿物を80℃に加熱した。その後に窒素ガ
ス流を停止し、その代りに空気(200l/h)を混合
沈殿物中に導入した。この反応混合物のpH価を2.5
モルの苛性ソーダ液の連続的添加によって7.5の調節
した値に一定に維持した。反応混合物のFe(II)−
含量が一定に留まるまで空気を導入した。この分散液を
冷却した後、生じたフェライト粉末を濾別し。
洗浄し、かつ乾燥した。引続き、等方性粒子形を有する
組成Co0.19Fe2.81O4の得られたコバルト
含有マグネタイトを300℃で1時間回転する石英フラ
スコ中で空気(100l/h)で酸化した。組成Co0
.19Fe2.81O4.405の得られた等方性コバ
ルト含有酸化鉄(III)について次の顔料特性を測定
した:HC=66.9kA/m、Mr/δ=62nTm
2/g、mr=0.82、SFD(配電盤部分布)=0
.43、SN2(比BET−表面積)=12.0m2/
gO 実施例2 5lの攪拌容器中でCoCl2、6H2O50.19g
、FeCl2.4H2O575,97g及びH2O2,
2l中のFeCl3、6H2O60.01gの溶液を攪
拌しながら純粋な窒素(200l/h)の導入下に、実
施例1の記載と同様にさらに処理した。80℃及びpH
=7.5での反応時間は3時間であった。
組成Co0.19Fe2.81O4の得られたコバルト
含有マグネタイトを300℃で1時間回転する石英フラ
スコ中で空気(100l/h)で酸化した。組成Co0
.19Fe2.81O4.405の得られた等方性コバ
ルト含有酸化鉄(III)について次の顔料特性を測定
した:HC=66.9kA/m、Mr/δ=62nTm
2/g、mr=0.82、SFD(配電盤部分布)=0
.43、SN2(比BET−表面積)=12.0m2/
gO 実施例2 5lの攪拌容器中でCoCl2、6H2O50.19g
、FeCl2.4H2O575,97g及びH2O2,
2l中のFeCl3、6H2O60.01gの溶液を攪
拌しながら純粋な窒素(200l/h)の導入下に、実
施例1の記載と同様にさらに処理した。80℃及びpH
=7.5での反応時間は3時間であった。
組成Oo0.19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=76.6kA/m、Mr/δ=54nTm′/g
、mr=0.78、SFD=0.41、SN2=20.
0m2/gO実施例3 5lの攪拌容器中でCoCl2、6H2O50.19g
、FeCl2.4H2O531,84g及びH2O2,
2l中のFeCl3、6H20120.01gの溶液を
攪拌しながら純粋な窒素(200l/h)の導入下に、
実施例1の記載と同様にさらに処理した。80℃及びp
H=7.5での反応時間は3時間であった。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=76.6kA/m、Mr/δ=54nTm′/g
、mr=0.78、SFD=0.41、SN2=20.
0m2/gO実施例3 5lの攪拌容器中でCoCl2、6H2O50.19g
、FeCl2.4H2O531,84g及びH2O2,
2l中のFeCl3、6H20120.01gの溶液を
攪拌しながら純粋な窒素(200l/h)の導入下に、
実施例1の記載と同様にさらに処理した。80℃及びp
H=7.5での反応時間は3時間であった。
組成Co0.19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: Hc=67.4kA/m、Mr/δ=45nTm2/g
、mr=0.70、SFD=0.41、SN2=23.
0m2/gO実施例4 実施例1に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに90℃の高められた反応温度に調節した。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: Hc=67.4kA/m、Mr/δ=45nTm2/g
、mr=0.70、SFD=0.41、SN2=23.
0m2/gO実施例4 実施例1に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに90℃の高められた反応温度に調節した。
組成Co0;19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=59.5kA/m、Mr/δ=65nTm3/g
、mr=0.81、SFD:0.44、SN2=9.6
m2/gO実施実5 例節例2に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに実施例4の場合と同様に90℃の反応温度に調
節した。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=59.5kA/m、Mr/δ=65nTm3/g
、mr=0.81、SFD:0.44、SN2=9.6
m2/gO実施実5 例節例2に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに実施例4の場合と同様に90℃の反応温度に調
節した。
組成Co0,19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=64,3kA/m、Mr/δ=52nTm2/g
、mr=0.75、SFD=0.42、SN2=18.
0m2/gO実施例6 実施例3に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに実施例4の場合と同様に90℃の反応温度に調
節した。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=64,3kA/m、Mr/δ=52nTm2/g
、mr=0.75、SFD=0.42、SN2=18.
0m2/gO実施例6 実施例3に記載の試験を繰り返した。80℃の反応温度
の代りに実施例4の場合と同様に90℃の反応温度に調
節した。
組成Co0.19Fo2.81O4.405の得られた
等方性フバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=59.9kA/m、Mr/δ=46nTm3/g
、mr=0.70.SFD=0.44.SN2=25.
8m2/gO実施例7 5lの攪拌容器中でH2O1.2l中のCoCl2、6
H2O50,19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度Fe3Cl240.6g
/100mlの工業用塩化鉄(II)溶液974.01
mlと混合した。得られた溶液に6.8のpH及び4.
0lの全容量が存在するまでNaOH水溶液及び水を添
加した。引続き、実施例4の記載と同様にさらに処理し
た。90℃及びpH=6.8での反応時間は5時間であ
った。
等方性フバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=59.9kA/m、Mr/δ=46nTm3/g
、mr=0.70.SFD=0.44.SN2=25.
8m2/gO実施例7 5lの攪拌容器中でH2O1.2l中のCoCl2、6
H2O50,19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度Fe3Cl240.6g
/100mlの工業用塩化鉄(II)溶液974.01
mlと混合した。得られた溶液に6.8のpH及び4.
0lの全容量が存在するまでNaOH水溶液及び水を添
加した。引続き、実施例4の記載と同様にさらに処理し
た。90℃及びpH=6.8での反応時間は5時間であ
った。
組成Co0.19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=53.9kA/m、Mr/δ=58nTm2/g
、m=0.79、SFD=0.53、SN2=8.7m
2/gO実施例8 5lの攪拌容器中でH2O1,2l中のCoCl2、6
H2O50.19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度FeCl239.2g/
100mlの工業用塩化鉄(II)溶液972.4ml
及び濃度FeCl3/100mlの工業用塩化鉄(II
I)溶液27.09mlと混合した。得られた溶液を実
施例7の記載と同様にさらに処理した。90℃及びpH
=6.8での反応時間は4時間であった。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=53.9kA/m、Mr/δ=58nTm2/g
、m=0.79、SFD=0.53、SN2=8.7m
2/gO実施例8 5lの攪拌容器中でH2O1,2l中のCoCl2、6
H2O50.19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度FeCl239.2g/
100mlの工業用塩化鉄(II)溶液972.4ml
及び濃度FeCl3/100mlの工業用塩化鉄(II
I)溶液27.09mlと混合した。得られた溶液を実
施例7の記載と同様にさらに処理した。90℃及びpH
=6.8での反応時間は4時間であった。
組成Co0,19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した。
HC=70.1kA/m、Mr/δ=53nTm2/g
、mr=0.75、SFD=0.50、SN2=16.
0m2/gO実施例9 5lの攪拌容器中でH2O1,2l中のCoCl2、6
H2O50,19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度FeCl239,2g/
100mlの工業用塩化鉄(II)溶液936.92m
l及び濃度FeCl366.48g/100mlの工業
用塩化鉄(III)溶液54.17mlと混合した。得
られた溶液を実施例7の記載と同様にさらに処理した。
、mr=0.75、SFD=0.50、SN2=16.
0m2/gO実施例9 5lの攪拌容器中でH2O1,2l中のCoCl2、6
H2O50,19gの溶液を攪拌しながら純粋な窒素(
200l/h)の導入下に濃度FeCl239,2g/
100mlの工業用塩化鉄(II)溶液936.92m
l及び濃度FeCl366.48g/100mlの工業
用塩化鉄(III)溶液54.17mlと混合した。得
られた溶液を実施例7の記載と同様にさらに処理した。
90℃及びpH=6.8での反応時間は4時間であった
。
。
組成Co0,19Fe2.81O4.405の得られた
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=71.6kA/m、Mr/δ=47nTm2/g
、mr=0.71、SFD=0.46、SN2=21.
3m2/gO実施例10 磁気情報担体を製造するために250cm2のガラスフ
ラスコ中で次の組成の配合物を得た:BETによる比表
面積12.0m2/gを有する実施例1により得られた
磁性顔料50g、同じ割合のテトラヒドロフランとジオ
キサンの溶剤混合物18.8g。
等方性コバルト含有酸化鉄(III)について次の顔料
特性を測定した: HC=71.6kA/m、Mr/δ=47nTm2/g
、mr=0.71、SFD=0.46、SN2=21.
3m2/gO実施例10 磁気情報担体を製造するために250cm2のガラスフ
ラスコ中で次の組成の配合物を得た:BETによる比表
面積12.0m2/gを有する実施例1により得られた
磁性顔料50g、同じ割合のテトラヒドロフランとジオ
キサンの溶剤混合物18.8g。
この溶剤混合物中でのK値60を有する塩化ビニル、マ
レイン酸ジメチル及びマレイン酸ジエチル(80:10
:10)の共重合体の20%の溶液12.5g、同様に
上記溶剤混合物中でブタンジオールとアジピン酸からの
ポリエステル、ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン及びジフェニルメタンジイソシアネートから得られた
。K値60のポリエステルポリウレタンの13%の溶液
12.8gならびにオキシエチル化燐酸エステルを基礎
とする市販のアニオン活性分散助剤3g。
レイン酸ジメチル及びマレイン酸ジエチル(80:10
:10)の共重合体の20%の溶液12.5g、同様に
上記溶剤混合物中でブタンジオールとアジピン酸からの
ポリエステル、ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン及びジフェニルメタンジイソシアネートから得られた
。K値60のポリエステルポリウレタンの13%の溶液
12.8gならびにオキシエチル化燐酸エステルを基礎
とする市販のアニオン活性分散助剤3g。
この配合物を鋼球100cm2(Φ=2mm)と一緒に
3時間振動ボールミルを用いて分散させた。引続き、上
記の最後に記載した結合剤溶液37.85g、溶剤混合
物5g及びイソステアリン酸0.5gを添加し、さらに
0.5時間分散させた。鋼球を分離しかつ孔径5μのフ
ィルターを介して濾過した後、この分散液を磁気配向な
しに線状注型装置を用いて厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に塗布し、乾燥し、かつ70℃
に加熱したロールで圧延した。こうして得られた磁化可
能な層の厚さは5μであった。
3時間振動ボールミルを用いて分散させた。引続き、上
記の最後に記載した結合剤溶液37.85g、溶剤混合
物5g及びイソステアリン酸0.5gを添加し、さらに
0.5時間分散させた。鋼球を分離しかつ孔径5μのフ
ィルターを介して濾過した後、この分散液を磁気配向な
しに線状注型装置を用いて厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に塗布し、乾燥し、かつ70℃
に加熱したロールで圧延した。こうして得られた磁化可
能な層の厚さは5μであった。
幅3.81mmのテープ断片を得た後、このテープ断片
をDIN45401、DIN45403、DIN455
12B1.12による間隙長さ2.5μの磁気ヘッドを
有する市販の走行装置上で試験した。テープ残留磁気1
41mTの場合、IECII−対照テープに比較してプ
リント減衰(KO)−5,8dB及び雑音(PGA)−
0.2dBを測定した。
をDIN45401、DIN45403、DIN455
12B1.12による間隙長さ2.5μの磁気ヘッドを
有する市販の走行装置上で試験した。テープ残留磁気1
41mTの場合、IECII−対照テープに比較してプ
リント減衰(KO)−5,8dB及び雑音(PGA)−
0.2dBを測定した。
実施例11
実施例10の記載と同様に行なったが、比表面積20.
0m2/gを有する本発明により実施例2に従って得ら
れた磁性顔料を使用した。同様に測定した結果は次のと
おりである: テープ残留磁気=123mT、 Ko=+8dB、 PGA=+3dB。
0m2/gを有する本発明により実施例2に従って得ら
れた磁性顔料を使用した。同様に測定した結果は次のと
おりである: テープ残留磁気=123mT、 Ko=+8dB、 PGA=+3dB。
実施例12
実施例10の記載と同様に行なったが、比表面積23.
0m2/gを有する本発明により実施例3に従って得ら
れた磁性顔料を使用した。同様に測定した結果は次のと
おりである: テープ残留磁気=113mT、 Ko=+8.3dB、 PGA=+5.1dB。
0m2/gを有する本発明により実施例3に従って得ら
れた磁性顔料を使用した。同様に測定した結果は次のと
おりである: テープ残留磁気=113mT、 Ko=+8.3dB、 PGA=+5.1dB。
特許出願人 パスフ アクチェンゲゼルシャフト代理人
弁理士 田代烝治
弁理士 田代烝治
Claims (5)
- (1)実質的に等方性の粒子形を有する。一般式:Co
XFe3−XO4.5−0.5X 〔但し、Xの値は零よりも大きく1までである〕で示さ
れる微粒状フェライト粉末を、Xの範囲が同じである組
成CoXFe3−XO4のフェライト粉末を酸素含有ガ
スで150〜500℃で乾式酸化することによって製造
する方法において、CoXFe3−XO4−前駆物質を
アルカリ金属水酸化物水溶液、コバルト塩溶液、鉄(I
I)塩溶液及び鉄(III)塩溶液から得られた混合沈
殿物中への酸素含有ガスの導入によって製造し、この場
合この混合沈殿物の鉄(III)/鉄(II)−イオン
−比が組成CoXFe3−XO4の生じるフェライト粉
末の場合よりも小さいことを特徴とする。微粒状等方性
コバルト含有フェライト粉末の製造法。 - (2)混合沈殿物の酸化を酸素含有ガスの導入によって
6.0〜10.0のpH範囲内の一定のpH価で行なう
、特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3)水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムをアルカリ
金属水酸化物として使用する。特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - (4)混合沈殿物中に導入される酸素含有ガスは空気で
ある。特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (5)150〜500℃での乾式酸化に使用される酸素
含有ガスは空気である。特許請求の範囲第1項記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3416988.1 | 1984-05-09 | ||
DE19843416988 DE3416988A1 (de) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | Verfahren zur herstellung von feinteiligem isotropem kobalthaltigem ferritpulver |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60239327A true JPS60239327A (ja) | 1985-11-28 |
JPH0641375B2 JPH0641375B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=6235242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60096146A Expired - Lifetime JPH0641375B2 (ja) | 1984-05-09 | 1985-05-08 | 微粒状等方性コバルト含有フエライト粉末の製造法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4650597A (ja) |
EP (1) | EP0160877B1 (ja) |
JP (1) | JPH0641375B2 (ja) |
DE (2) | DE3416988A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6186424A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-05-01 | バスフ アクチェン ゲゼルシャフト | スピネル構造を有する微粒子状等方性フエライト粉末の製法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5202043A (en) * | 1985-01-09 | 1993-04-13 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the preparation of isometric magnetic iron oxide |
US7487908B1 (en) * | 1999-10-23 | 2009-02-10 | Ultracard, Inc. | Article having an embedded accessible storage member, apparatus and method for using same |
DE102008002989A1 (de) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Basf Se | Elektrisch leitfähiges, magnetisches Kompositmaterial, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung |
DE102008015365A1 (de) * | 2008-03-20 | 2009-09-24 | Merck Patent Gmbh | Magnetische Nanopartikel und Verfahren zu deren Herstellung |
RU2725231C1 (ru) * | 2019-08-27 | 2020-06-30 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Пермский федеральный исследовательский центр Уральского отделения Российской академии наук | Способ получения частиц ферритов |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1142215A (en) * | 1966-02-21 | 1969-02-05 | Nippon Electric Co | Improvements in or relating to ferrite particles and process for manufacturing same |
US3827210A (en) * | 1973-01-02 | 1974-08-06 | Johns Manville | Method and apparatus for packaging flexible duct |
-
1984
- 1984-05-09 DE DE19843416988 patent/DE3416988A1/de not_active Withdrawn
-
1985
- 1985-04-22 DE DE8585104855T patent/DE3580612D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-04-22 EP EP85104855A patent/EP0160877B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-08 JP JP60096146A patent/JPH0641375B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-08 US US06/731,720 patent/US4650597A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6186424A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-05-01 | バスフ アクチェン ゲゼルシャフト | スピネル構造を有する微粒子状等方性フエライト粉末の製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0160877A2 (de) | 1985-11-13 |
EP0160877A3 (en) | 1989-02-22 |
DE3580612D1 (de) | 1991-01-03 |
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EP0160877B1 (de) | 1990-11-22 |
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