JPS60234593A - 微生物によるプソイドジサツカライド化合物の製造法 - Google Patents
微生物によるプソイドジサツカライド化合物の製造法Info
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- JPS60234593A JPS60234593A JP9261784A JP9261784A JPS60234593A JP S60234593 A JPS60234593 A JP S60234593A JP 9261784 A JP9261784 A JP 9261784A JP 9261784 A JP9261784 A JP 9261784A JP S60234593 A JPS60234593 A JP S60234593A
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- Japan
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- pseudodisaccharide
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は微生物による抗菌活性を有するプソイドジサッ
カライド化合物の製造法に関する。
カライド化合物の製造法に関する。
(解決手段)
さらに詳細には9本発明はY−03873J−A、−B
。
。
−Cまたは−Dからなるプソイドジサッカライド化合物
の生産能を有するサツカロポリスポラ(Sacchal
opolyspora )属に属する微生物を培地に培
養し、上記プソイドジサッカライド化合物を生成蓄積せ
しめ、これを採取することからなる上記プソイドジサッ
カライド化合物の製造法である。
の生産能を有するサツカロポリスポラ(Sacchal
opolyspora )属に属する微生物を培地に培
養し、上記プソイドジサッカライド化合物を生成蓄積せ
しめ、これを採取することからなる上記プソイドジサッ
カライド化合物の製造法である。
(発明の背景)
本発明の製造法で得られるプソイドジサッカライド化合
物はつぎの構造式で示される。
物はつぎの構造式で示される。
Y−03873J−CY−03873J−Dこれらの化
合物中、 Y−03873J−Bと−Cは立体異性体で
ある。また、Y−03873J=Aを除き他は公知化合
物である。これらの公知化合物は。
合物中、 Y−03873J−Bと−Cは立体異性体で
ある。また、Y−03873J=Aを除き他は公知化合
物である。これらの公知化合物は。
従来化学的合成法によって製造できることが報告されて
いる(特開昭56−2997号公報および同55−16
4695号公報)。
いる(特開昭56−2997号公報および同55−16
4695号公報)。
本発明はこれらのプソイドジサッカライド化合物をサツ
カロポリスポラ属に属する微生物を用いて生物学的手法
により製造するものである。
カロポリスポラ属に属する微生物を用いて生物学的手法
により製造するものである。
(発明の詳細な説明)
本発明で使用されるサツカロポリスポラ属に属する微生
物の一例としては9本発明者等が沖縄県座間味島の土壌
より分離したY−03873J株を挙げることができる
。以下、この菌株の菌学的性状を示す。
物の一例としては9本発明者等が沖縄県座間味島の土壌
より分離したY−03873J株を挙げることができる
。以下、この菌株の菌学的性状を示す。
1形態
本菌株は、光学顕微鏡下で、基土菌糸は、比較的長く分
枝し、基土菌糸上に分枝した短か−・胞子柄の末端に9
通常1個、まれには2〜3個の基土胞子が観察される。
枝し、基土菌糸上に分枝した短か−・胞子柄の末端に9
通常1個、まれには2〜3個の基土胞子が観察される。
気菌糸は短かく、その先端に胞子の連鎖が認められる。
電子顕微鏡下では、胞子はほぼ長だ円形で、05μ〜0
6μ×07〜08μ の大きさで。
6μ×07〜08μ の大きさで。
成熟した場合、15〜20個の連鎖を呈する。又。
胞子表面は毛様構造をもつさやにおおわれている。
2、各種寒天培地上の性状
各種寒天培地上の性状は以下に示すとおりである。
特に記載しない限り、28℃で21日間培養し、常法に
よって観察したものである。色調の記載については1色
の標準(日本色彩研究所)によった。
よって観察したものである。色調の記載については1色
の標準(日本色彩研究所)によった。
(注) G;生育
A;気菌糸の着生及びその色相
R;裏面の色相 S;可溶性色素
3、生理的性質
(注)生育温度は各温度(s、1o、 15.20.2
5.28.30.33.37.40゜45.50℃)で
7〜21日までの観察結果。
5.28.30.33.37.40゜45.50℃)で
7〜21日までの観察結果。
ミルクに対する作用は37℃で3〜21日までの観察結
果。
果。
それ以外は特に指摘のない限り28℃で2週間後の観察
結果を示す。
結果を示す。
4 炭素源の資化性(ブ2.゛・・・・:/MV−プ寒
天培地、28℃培養)(注)丑:非常に良く生育する
+;生育する士、生育が疑わしい −;生育しない 5 細胞−壁の分析 ■ メン・ジアミノピメリン酸を有し、糖としてアラビ
ノース及びガラクトースを含有することより■型と判断
される。
天培地、28℃培養)(注)丑:非常に良く生育する
+;生育する士、生育が疑わしい −;生育しない 5 細胞−壁の分析 ■ メン・ジアミノピメリン酸を有し、糖としてアラビ
ノース及びガラクトースを含有することより■型と判断
される。
■ LCN−A(リビド・キャラクタリスティク・オプ
・メカルディア)および ’Nocardomyeolic acidのいずれも
含まない。
・メカルディア)および ’Nocardomyeolic acidのいずれも
含まない。
以上の結果に基づき、既知菌属を検索すると2本菌株に
類似の菌属として、ミクロポリスポラ(Micropo
lyspora )属(バーシーズ港マニュアル。
類似の菌属として、ミクロポリスポラ(Micropo
lyspora )属(バーシーズ港マニュアル。
オブ・ディターミネイティブ・バクテリオロジー。
第8版、861頁、’ 1975年)及びサツカロポリ
スポラ(5accharopolyspor& )属(
J、 Laceyら、ジャーナル・オブ・ゼネラルマイ
クロバイオニ94,88巻、75頁。
スポラ(5accharopolyspor& )属(
J、 Laceyら、ジャーナル・オブ・ゼネラルマイ
クロバイオニ94,88巻、75頁。
1975年)があげられる。前者は、胞子が毛様構造を
呈さず2本菌株とは明らかに異なる。一方、後者と本菌
株とは、形態的に極めて類似している。
呈さず2本菌株とは明らかに異なる。一方、後者と本菌
株とは、形態的に極めて類似している。
次に実際にサツカロポリスポラ ヒルスタ(S。
hirsuta ) KCCA −0170株を入手し
2本菌株と比較検討した結果を以下に記す。
2本菌株と比較検討した結果を以下に記す。
表に示す様にY−03873J株とKCCA−0170
株とは形態的に表面の毛様構造、気菌糸および基土菌糸
の形状などで良く一致する。又。
株とは形態的に表面の毛様構造、気菌糸および基土菌糸
の形状などで良く一致する。又。
コロニー表面の色調等も、はぼ類似している。
相違点としては、ゼラチン液化能力に差かある事、及び
糖(イノシトール、L−ラムノース、ラフィノース)の
利用性の相違があげられる。特に、 Y−03873J
株はラフィノース添加培地上できわめて良好な発育を示
す点が ′特徴としてあげられる。これらの知見に基づ
き、Y−03873J株はサツカロポリスボラ属に属す
る菌であり、サツカロポリスポラ とルスタに極めて近
縁な種であると考えられる。
糖(イノシトール、L−ラムノース、ラフィノース)の
利用性の相違があげられる。特に、 Y−03873J
株はラフィノース添加培地上できわめて良好な発育を示
す点が ′特徴としてあげられる。これらの知見に基づ
き、Y−03873J株はサツカロポリスボラ属に属す
る菌であり、サツカロポリスポラ とルスタに極めて近
縁な種であると考えられる。
以上の事から本菌株をす・ンカロボリスボラヒルスタ(
5accharopolyspora hirsuta
) Y −03873J株とした。
5accharopolyspora hirsuta
) Y −03873J株とした。
なお本菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所に 受
託番号 微工研菌寄第7353号として受託されている
。
託番号 微工研菌寄第7353号として受託されている
。
つぎにY−03873J−A、 −B、−Cまたは−D
化合物の生産はサツカロポリスホラ ヒルスタY−03
873J (微工研菌寄第7353号)株を培地に培養
し、培養物より採取することにより行なわれる。培養方
法は一般微生物の培養方法に準じて行なわれるが2通常
は液体培地による深部培養法が有利である。培養に用℃
・られる培地としては、サツカロポリスホラ ヒルスタ
Y−03873J株が利用する栄養源を含有する培地で
あれはよ(・。
化合物の生産はサツカロポリスホラ ヒルスタY−03
873J (微工研菌寄第7353号)株を培地に培養
し、培養物より採取することにより行なわれる。培養方
法は一般微生物の培養方法に準じて行なわれるが2通常
は液体培地による深部培養法が有利である。培養に用℃
・られる培地としては、サツカロポリスホラ ヒルスタ
Y−03873J株が利用する栄養源を含有する培地で
あれはよ(・。
すなわち2合成培地、半合成培地あるいは天然培地が用
(・られ、培地の組成は例えは炭素源としてはグルコー
ス、ラフィノース、アラビノース、フラクトース、デン
プン、バカス、水アメ、植物油等力f、窒素源としては
肉エキス、ペプトン、グルテンミール、綿実粕、大豆粉
、落花生粉、魚粉、コーンスチープリカー、乾燥酵母、
酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿
素その他の有機、無機の窒素源が用いられる。また、金
属塩としてはNa、 K、 Mg。
(・られ、培地の組成は例えは炭素源としてはグルコー
ス、ラフィノース、アラビノース、フラクトース、デン
プン、バカス、水アメ、植物油等力f、窒素源としては
肉エキス、ペプトン、グルテンミール、綿実粕、大豆粉
、落花生粉、魚粉、コーンスチープリカー、乾燥酵母、
酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿
素その他の有機、無機の窒素源が用いられる。また、金
属塩としてはNa、 K、 Mg。
Ca、 Zn、 Feなとの硫酸塩、硝酸塩、塩化物。
炭酸塩、燐酸塩などが必要に応じて添加される。
また、必要に応じてメチオニン、システィン。
シスチン、チオ硫酸塩、オレイン酸メチル、ラード油、
シリコン油、界面活性剤などの抗生物質生成促進物質又
は消泡剤を添加することもできる。
シリコン油、界面活性剤などの抗生物質生成促進物質又
は消泡剤を添加することもできる。
培養条件としては好気的条件下に培養するのが一般的に
有利で、培養温度は約25〜35℃の範囲が望ましく、
好ましくは約30℃附近で行なわれる。培地のpHは約
5〜10.好ましくは約5〜7の範囲に保持すると好結
果が得られる。
有利で、培養温度は約25〜35℃の範囲が望ましく、
好ましくは約30℃附近で行なわれる。培地のpHは約
5〜10.好ましくは約5〜7の範囲に保持すると好結
果が得られる。
培養期間は培地の組成、温度条件に応じて適宜設定され
る。
る。
培養物より目的とする Y−03873J−A、 −B
、−CまたはD化合物を単離採取するには通常の微生物
の培養物より抗生物質を単離する方法が適用される。目
的物は主に培養液中に含有されるので、遠心分離又は濾
過により菌体を除去した後、濾過液から有効物質の分離
を行なう。
、−CまたはD化合物を単離採取するには通常の微生物
の培養物より抗生物質を単離する方法が適用される。目
的物は主に培養液中に含有されるので、遠心分離又は濾
過により菌体を除去した後、濾過液から有効物質の分離
を行なう。
すなわち、適当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差、
溶液からの析出性及び析出速度の差。
溶液からの析出性及び析出速度の差。
目的物質の塩基性の強弱を利用する吸着剤からの溶出度
の差2種々の吸着剤に対する吸着親和性の差、2種の液
相間における分配の差などを利用する一般の抗生物質の
製造に用いられる手段によって5分離、採取、精製され
る。これらの方法は必要に応じて単独に用いられ、ある
いは任意の順序に組合せ、また反覆し適用できる。
の差2種々の吸着剤に対する吸着親和性の差、2種の液
相間における分配の差などを利用する一般の抗生物質の
製造に用いられる手段によって5分離、採取、精製され
る。これらの方法は必要に応じて単独に用いられ、ある
いは任意の順序に組合せ、また反覆し適用できる。
このようにして得られた抗生物質Y−03873J−A
、−B、−Cまたは−D化合物の理化学的性状は、つぎ
の通りである。
、−B、−Cまたは−D化合物の理化学的性状は、つぎ
の通りである。
Y−03873J−A化合物
1、紫外部吸収スペクトル :末端吸収2、分子量 3
74 (マススペクトルより)3、分子式 Cl7H3
4N40゜ 4、マススペクトル 第、1図 5、核磁気共鳴スペクトル(in D20 )1.3
ppm (3H、d ) C−CH32,05” (3
H,s) COCH32,8ppm (3H、s )
N−CH33,47〃(3H,s) 0−CH3 5,311(IH,d) アノメリックH6、薄層クロ
マトグラフィーのRf値 HP −TLC鵡e1gel 60 F −254(M
erck社)■;クロロホルム:メタノール:アンモニ
ア水(20:15:8)■;クロロホルム:メタノール
:アンモニア水(2:l=1 下層)■;クロロホルム
:メタノール=17%アンモニア水(1:8:3)7、
呈色反応 陽 性 : ニンヒドリン反応 陰 性 : 坂口反応 Y−03873J−B化合物 1、紫外部吸収スペクトル:末端吸収 2、 分子量375 (マススペクトルより)3、分子
式 C,6H3,N、0゜ 4、マススペクトル m/e 143. rn/e 216. m/e 23
4. m/e 2625、薄層クロマトグラフィーのR
f値 HP−TLCKieselgel 60 F−254(
Merck社)■;クロ0水ルム:メタノール:アンモ
ニア水(20:15二8)■;クロロホルム:メタノー
ル:アンモニア水(2:1:1 下層)m;クロロホル
ム:メタノール=17% 7ンモニ7(1:8:3)6
、呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応 Y−03873J−C化合物 1 紫外部吸収スペクトル:末端吸収 2、分子量 375 (マススペクトルより)3、分子
式 〇、、H33N、0゜ 4 マススペクトル m/e 143 m/e 216 m7’e 234 m/e 262 5゜薄層クロマトグラフィーのRf値 HP−TLCKieselgel 60 F−254(
MercK社)I;クロロホルム:メタノール:アンモ
ニア (20:15:8)■;クロロホルム:メタノー
ル=アンモニア (2:1:1 下層)■;クロロホル
ム:メタノール:17%7ンモニ7(1:8:3)6、
呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応 Y−03873J −D化合物 1゜紫外部吸収スペクトル二末端吸収 2、赤外吸収(臭化カリウム) 第2図3、分子量 3
89’ (マススペクトルより)4、分子式 C,?H
3,N、0゜ 5、マススペクトル 第3図 6、核磁気共鳴スペクトル(in D20− DCI
)1.34(3H,d) C−CH。
74 (マススペクトルより)3、分子式 Cl7H3
4N40゜ 4、マススペクトル 第、1図 5、核磁気共鳴スペクトル(in D20 )1.3
ppm (3H、d ) C−CH32,05” (3
H,s) COCH32,8ppm (3H、s )
N−CH33,47〃(3H,s) 0−CH3 5,311(IH,d) アノメリックH6、薄層クロ
マトグラフィーのRf値 HP −TLC鵡e1gel 60 F −254(M
erck社)■;クロロホルム:メタノール:アンモニ
ア水(20:15:8)■;クロロホルム:メタノール
:アンモニア水(2:l=1 下層)■;クロロホルム
:メタノール=17%アンモニア水(1:8:3)7、
呈色反応 陽 性 : ニンヒドリン反応 陰 性 : 坂口反応 Y−03873J−B化合物 1、紫外部吸収スペクトル:末端吸収 2、 分子量375 (マススペクトルより)3、分子
式 C,6H3,N、0゜ 4、マススペクトル m/e 143. rn/e 216. m/e 23
4. m/e 2625、薄層クロマトグラフィーのR
f値 HP−TLCKieselgel 60 F−254(
Merck社)■;クロ0水ルム:メタノール:アンモ
ニア水(20:15二8)■;クロロホルム:メタノー
ル:アンモニア水(2:1:1 下層)m;クロロホル
ム:メタノール=17% 7ンモニ7(1:8:3)6
、呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応 Y−03873J−C化合物 1 紫外部吸収スペクトル:末端吸収 2、分子量 375 (マススペクトルより)3、分子
式 〇、、H33N、0゜ 4 マススペクトル m/e 143 m/e 216 m7’e 234 m/e 262 5゜薄層クロマトグラフィーのRf値 HP−TLCKieselgel 60 F−254(
MercK社)I;クロロホルム:メタノール:アンモ
ニア (20:15:8)■;クロロホルム:メタノー
ル=アンモニア (2:1:1 下層)■;クロロホル
ム:メタノール:17%7ンモニ7(1:8:3)6、
呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応 Y−03873J −D化合物 1゜紫外部吸収スペクトル二末端吸収 2、赤外吸収(臭化カリウム) 第2図3、分子量 3
89’ (マススペクトルより)4、分子式 C,?H
3,N、0゜ 5、マススペクトル 第3図 6、核磁気共鳴スペクトル(in D20− DCI
)1.34(3H,d) C−CH。
3.14 (3H、a ) N−CH33,45(3H
9s) OC)(3 5,38(IH,d) アノメリックH7、薄層クロマ
トグラフィーのRf値 1ピe1gel 60 F−254(Merck社)I
;クロロホルム:メタノール:アンモニア (20:1
5:8)11; tt : u :17%7ンモニ7水
(l:s:3)ill HII : II :アンモニ
ア水 (2:1:1下層)8、呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応、 FeCl3反応 (発明の効果) 本発明の製造法で得られるプンイドジサツカライド化合
物は、ダラム陽性および陰性に属する種々の細菌に対し
て抗菌活性を示す。たとえばY−03873J−D化合
物の抗菌活性をディスクプレート法(濃度1000 m
cg/nl、直径8 mmディスク使用)で測定した結
果は以下の通りであるO 菌 株 名 阻止円径(mm) スタフィロコッカス アウレウス 2217 12.0
バチルス ズブチリス ATCC663330,5マイ
コバク苓リウム 607 24.8ニジユリチア コリ
K−1213,8プロテウス ミラビリス IMF−
0M9 15.0クレブシエラ ニューモ=7 A−1
1512,0シユードモナス エルギノーザ NCTC
1049020,2(実施例) ポテト・スターチ3.0%、大豆粉1.5%、コーンス
テイブ・リカー0.5%、酵母エキス0.2%、 Na
C103%、MgSO4−7H2O0,05%、CoC
l20.001%。
9s) OC)(3 5,38(IH,d) アノメリックH7、薄層クロマ
トグラフィーのRf値 1ピe1gel 60 F−254(Merck社)I
;クロロホルム:メタノール:アンモニア (20:1
5:8)11; tt : u :17%7ンモニ7水
(l:s:3)ill HII : II :アンモニ
ア水 (2:1:1下層)8、呈色反応 陽性:ニンヒドリン反応 陰性:坂口反応、 FeCl3反応 (発明の効果) 本発明の製造法で得られるプンイドジサツカライド化合
物は、ダラム陽性および陰性に属する種々の細菌に対し
て抗菌活性を示す。たとえばY−03873J−D化合
物の抗菌活性をディスクプレート法(濃度1000 m
cg/nl、直径8 mmディスク使用)で測定した結
果は以下の通りであるO 菌 株 名 阻止円径(mm) スタフィロコッカス アウレウス 2217 12.0
バチルス ズブチリス ATCC663330,5マイ
コバク苓リウム 607 24.8ニジユリチア コリ
K−1213,8プロテウス ミラビリス IMF−
0M9 15.0クレブシエラ ニューモ=7 A−1
1512,0シユードモナス エルギノーザ NCTC
1049020,2(実施例) ポテト・スターチ3.0%、大豆粉1.5%、コーンス
テイブ・リカー0.5%、酵母エキス0.2%、 Na
C103%、MgSO4−7H2O0,05%、CoC
l20.001%。
消泡剤(加電化社製アデカノール LG126)0.0
03%からなる培地(滅菌前pH7,1)を500m1
三角フラスコに60mtづつ分注し、常法通り滅菌した
後、べ不ノト寒天培地上に生育させか〜ソ サク力ロポリスポラ ヒルスタY−03873J4%(
微工研菌寄第7353号)の菌糸をかきとって接種し、
32℃で48時間振盪培養を行った。
03%からなる培地(滅菌前pH7,1)を500m1
三角フラスコに60mtづつ分注し、常法通り滅菌した
後、べ不ノト寒天培地上に生育させか〜ソ サク力ロポリスポラ ヒルスタY−03873J4%(
微工研菌寄第7353号)の菌糸をかきとって接種し、
32℃で48時間振盪培養を行った。
次に30tジヤー ファーメンタ−を用い同一組成の培
地を、滅菌後20tになるよう調製して。
地を、滅菌後20tになるよう調製して。
120°Cで30分間蒸気滅菌を行った後、先の培養液
を2%の割合で接種して、32°Cで40時間通気撹拌
培養を行う。次に150tタンク3基を用い、同一組成
の培地を、滅菌後約100tになるように調整して12
0°G30分間蒸気滅菌を行った後、上記のジャーファ
ーメンタ−培養液を3%の割合で接種して32370時
間2通気量毎分1ooz。
を2%の割合で接種して、32°Cで40時間通気撹拌
培養を行う。次に150tタンク3基を用い、同一組成
の培地を、滅菌後約100tになるように調整して12
0°G30分間蒸気滅菌を行った後、上記のジャーファ
ーメンタ−培養液を3%の割合で接種して32370時
間2通気量毎分1ooz。
回転数50〜300rpm”’j”撹拌培養を行う。培
養終了後pH2に調整し室温で30分撹拌する。ラデオ
ライト13 kgを加え、 フィルタープレスで沢過し
、培養f液270tを得る。培養f液を希可性ソーダで
pH7,0に調整し沈殿した不溶物を沢去したのち、P
液をIRC−50(NH:〕20tを含むカラムに通導
する。そのカラムを100tの水で洗い次いでIN−ア
ンモニア水60Zで溶出する。溶出液を少量になるまで
減圧下濃縮し濃縮液ノI)Hな6.c+に調u後、 c
a −50CNH: 〕5ooccを含むカラムに上記
pH調整液を通導して1tの水で洗う。次いでアンモニ
アグラディエンド法で溶出しA、 B、 CおよびDを
含む各画分をそれぞれ集め減圧下濃縮乾固した。まずA
画分をシリカゲル(和光紬薬)を充填した01×506
Inカラムでクロロホルム拳メタノール・アンモニア水
(2:1:1)(容量比)の下層を用いてクロマトグラ
フィーを行う。目的画分を濃縮乾固し次いでKeise
lgel 60 F 254 CMerck社)により
プレパレイティプ りロマトグラフィーに供し目的画分
を溶出し溶出液を濃縮する。濃縮液をDowex 1
x 2 (OH−) 1 mlカラムに通過し水洗する
。その通過液及び水洗液を集め凍結乾燥するとY−03
873J−A化合物2.1511!gを得た。
養終了後pH2に調整し室温で30分撹拌する。ラデオ
ライト13 kgを加え、 フィルタープレスで沢過し
、培養f液270tを得る。培養f液を希可性ソーダで
pH7,0に調整し沈殿した不溶物を沢去したのち、P
液をIRC−50(NH:〕20tを含むカラムに通導
する。そのカラムを100tの水で洗い次いでIN−ア
ンモニア水60Zで溶出する。溶出液を少量になるまで
減圧下濃縮し濃縮液ノI)Hな6.c+に調u後、 c
a −50CNH: 〕5ooccを含むカラムに上記
pH調整液を通導して1tの水で洗う。次いでアンモニ
アグラディエンド法で溶出しA、 B、 CおよびDを
含む各画分をそれぞれ集め減圧下濃縮乾固した。まずA
画分をシリカゲル(和光紬薬)を充填した01×506
Inカラムでクロロホルム拳メタノール・アンモニア水
(2:1:1)(容量比)の下層を用いてクロマトグラ
フィーを行う。目的画分を濃縮乾固し次いでKeise
lgel 60 F 254 CMerck社)により
プレパレイティプ りロマトグラフィーに供し目的画分
を溶出し溶出液を濃縮する。濃縮液をDowex 1
x 2 (OH−) 1 mlカラムに通過し水洗する
。その通過液及び水洗液を集め凍結乾燥するとY−03
873J−A化合物2.1511!gを得た。
Y−03873J−B化合物も同様の処理により1.9
514gを得た。Y−03873J−C化合物について
は Y−03873J−Cを含む濃縮画分をプレパレイ
ティブクロマトグラフィーに供し、目的画分を溶出し溶
出液を濃縮した後濃縮液をD’owex 1 x 2
(OHつ1 mlカラムに通導し水洗する。その通過液
及び水洗液を集め凍結乾燥するとY−03873J−C
物質0.711Qgを得た。
514gを得た。Y−03873J−C化合物について
は Y−03873J−Cを含む濃縮画分をプレパレイ
ティブクロマトグラフィーに供し、目的画分を溶出し溶
出液を濃縮した後濃縮液をD’owex 1 x 2
(OHつ1 mlカラムに通導し水洗する。その通過液
及び水洗液を集め凍結乾燥するとY−03873J−C
物質0.711Qgを得た。
更にY−03873J−D化合物にライてはY−038
73J−Dを含む濃縮画分をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー11.7 x 66crrLに供し、クロロ
ホルム:メタノール:アンモニア(2:1:I下層)で
溶出する。目的画分を合わせ濃縮した後。
73J−Dを含む濃縮画分をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー11.7 x 66crrLに供し、クロロ
ホルム:メタノール:アンモニア(2:1:I下層)で
溶出する。目的画分を合わせ濃縮した後。
プレパレイティブクロマトグラフィー(シリカゲル)に
供し、目的画分を溶出する。溶出液を濃縮した後、濃縮
液をDowex 1 x 2 (OH−) 3 ccを
含むカラムに通導し′、水洗する。通過液、水洗液を集
め凍結乾燥すると Y−03873J−D化合物6.3
6■を得た。
供し、目的画分を溶出する。溶出液を濃縮した後、濃縮
液をDowex 1 x 2 (OH−) 3 ccを
含むカラムに通導し′、水洗する。通過液、水洗液を集
め凍結乾燥すると Y−03873J−D化合物6.3
6■を得た。
(1)第1図は、 Y−03873J−A化合物ツマス
スベクトルを示す。 (2) 第2図は、 Y−03873J−D化合物の赤
外線吸収スペクトルを示す。 (3) 第3図は、 Y−03873J−D化合物のマ
ススペクトルを示す。 特許出願人 山之内製薬株式会社 代理人弁理士長井省三
スベクトルを示す。 (2) 第2図は、 Y−03873J−D化合物の赤
外線吸収スペクトルを示す。 (3) 第3図は、 Y−03873J−D化合物のマ
ススペクトルを示す。 特許出願人 山之内製薬株式会社 代理人弁理士長井省三
Claims (2)
- (1) Y−03873J−A、 Y−03873J−
B、 Y−03873J−CまたはY−03873J−
Dからなるプソイドジサッカライド化合物の生産能を有
するサツカロポリスボラ(Sacchalopolys
pora)属に属する微生物を培地に培養し、上記プソ
イドジサッカライド化合物を生成蓄積せしめ、これを採
取することを特徴とする上記プソイドジサッカライド化
合物の製造法。 - (2)サツカロポリスポラ属に属する微生物がサノカロ
ポリスポラヒルスタ(Sacchalopolyspo
rahirsuta) Y 03873 J株(微工研
菌寄第7353号)である特許請求の範囲第(1)項記
載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261784A JPS60234593A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 微生物によるプソイドジサツカライド化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261784A JPS60234593A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 微生物によるプソイドジサツカライド化合物の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60234593A true JPS60234593A (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=14059391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9261784A Pending JPS60234593A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 微生物によるプソイドジサツカライド化合物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60234593A (ja) |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP9261784A patent/JPS60234593A/ja active Pending
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