JPS6023346B2 - 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 - Google Patents
厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法Info
- Publication number
- JPS6023346B2 JPS6023346B2 JP661377A JP661377A JPS6023346B2 JP S6023346 B2 JPS6023346 B2 JP S6023346B2 JP 661377 A JP661377 A JP 661377A JP 661377 A JP661377 A JP 661377A JP S6023346 B2 JPS6023346 B2 JP S6023346B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- liquid
- film
- photosensitive resin
- photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液体状感光性樹脂を用いた厚腹スクリーン印刷
版の製造方法に関するものである。
版の製造方法に関するものである。
スクリーン印刷は製版及び印刷の容易さ、画像精度の高
さ、被印刷物体にあまり制限がないこと、印刷されるイ
ンキの厚みが大であること、などの特徴により、他の印
刷方式に比較して多種多様な方面で使用され、応用範囲
がますます拡がり需要が急速に増加している。スクリー
ン印刷の数ある特徴の中でも、インキの厚みが大きいこ
とは、特にこの印刷方式の最大の特徴であり、織物の捺
染や各種ディスプレイの製造に重用されている。
さ、被印刷物体にあまり制限がないこと、印刷されるイ
ンキの厚みが大であること、などの特徴により、他の印
刷方式に比較して多種多様な方面で使用され、応用範囲
がますます拡がり需要が急速に増加している。スクリー
ン印刷の数ある特徴の中でも、インキの厚みが大きいこ
とは、特にこの印刷方式の最大の特徴であり、織物の捺
染や各種ディスプレイの製造に重用されている。
しかし、現在市販の感光乳剤を用いたスクリーン印刷版
で印刷できるインキの厚みはせし、ぜし、50rが限界
で、それ以上の厚みは無理である。スクリーン印刷版で
印刷できるインキの厚みは、一般に版の厚みに大きく左
右されると云われている。ところが、現在市販されてい
るスクリーン用感光乳剤はポリビニルアルコールと重ク
ロム酸塩又はジアゾ樹脂の組合せより成るものが殆んど
である。この感光乳剤は通常水溶液であり、かつポリビ
ニルアルコールの溶液粘度が高いため、スクリーンへの
塗布作業を行ない易くするには、固形分含有量の少ない
希薄液を用いざるを得ない。従って乾燥された感光層の
膜厚は当然薄くなる。そこで、感光乳剤の塗布乾燥を数
回繰り返すことにより、膜厚は増すことができるが、作
業時間がいたずらに長く実用的でなく、また繰り返し乾
燥される熱履歴により、感光乳剤が階反応(かぶり)を
起す危険性が高いので好ましくない。一方、薄い膜厚の
スクリーン印刷版に塗料を塗り重ねることにより、厚膜
化する技術も一部実用化されている。
で印刷できるインキの厚みはせし、ぜし、50rが限界
で、それ以上の厚みは無理である。スクリーン印刷版で
印刷できるインキの厚みは、一般に版の厚みに大きく左
右されると云われている。ところが、現在市販されてい
るスクリーン用感光乳剤はポリビニルアルコールと重ク
ロム酸塩又はジアゾ樹脂の組合せより成るものが殆んど
である。この感光乳剤は通常水溶液であり、かつポリビ
ニルアルコールの溶液粘度が高いため、スクリーンへの
塗布作業を行ない易くするには、固形分含有量の少ない
希薄液を用いざるを得ない。従って乾燥された感光層の
膜厚は当然薄くなる。そこで、感光乳剤の塗布乾燥を数
回繰り返すことにより、膜厚は増すことができるが、作
業時間がいたずらに長く実用的でなく、また繰り返し乾
燥される熱履歴により、感光乳剤が階反応(かぶり)を
起す危険性が高いので好ましくない。一方、薄い膜厚の
スクリーン印刷版に塗料を塗り重ねることにより、厚膜
化する技術も一部実用化されている。
たとえば、通常二液型ウレタン塗料を塗布して、乾燥す
る前に画像部分のスクリーンに付着した塗料を裏面から
吸引除去する方法がとられている。しかしこの方法にも
、厚膜にするためには塗布乾燥を数回繰り返すわずらわ
しさや、出来た画像の精度が、塗料のスクリーンへの目
詰まりにより低下する欠陥がある。このように、現行技
術では厚膜スクリーン印刷版を製造することは極めて難
しいが、一方捺染業界、ディスプレー業界、などからは
厚膜に対する強い要望が出されている。そこで我々は鋭
意研究に励んだ結果、非常に能率的で、精度の高い厚膜
スクリーン印刷版の製造方法を開発した。
る前に画像部分のスクリーンに付着した塗料を裏面から
吸引除去する方法がとられている。しかしこの方法にも
、厚膜にするためには塗布乾燥を数回繰り返すわずらわ
しさや、出来た画像の精度が、塗料のスクリーンへの目
詰まりにより低下する欠陥がある。このように、現行技
術では厚膜スクリーン印刷版を製造することは極めて難
しいが、一方捺染業界、ディスプレー業界、などからは
厚膜に対する強い要望が出されている。そこで我々は鋭
意研究に励んだ結果、非常に能率的で、精度の高い厚膜
スクリーン印刷版の製造方法を開発した。
即ち、最近とみに発展して来た液体状感光性樹脂技術を
応用する方法である。液体状感光性樹脂に活性光線を照
射すると、100%固体状となる性質は、厚みのある画
像形成に非常に有利である。我々が開発した厚膜スクリ
ーン印刷版の製造方法は、この液体状感光性樹脂と、常
温で固体状の感光性樹脂を溶剤又は水に溶解又は分散さ
せた感光液剤(以下「感光液剤」と称する)とを絹合せ
た方法である。即ち本発明は、まず感光液剤をスクリ−
ンの一方の面上に塗布乾燥して、スクリーンの網目が塞
がれた連続膜を形成したのちに、液体状感光性樹脂を所
定の厚み(好ましくは50仏〜1職)となるように、そ
の上に流延したのち、画像部(スクリーン印刷して画像
となる部分に対応する)が活性光線を遮えぎるフィルム
(以下ポジフィルムと称する)をスクリーン側又は液体
状感光性樹脂層側に密着せしめて、ポジフィルムを通し
て活性光線を照射して非画像部分を硬化させたのち、未
照射部分(画像部分)の感光性樹脂両層を溶媒を用いて
溶解除去したのち、さらに活性光線を照射することを特
徴とする厚膜スクリーン印刷版の製造方法である。
応用する方法である。液体状感光性樹脂に活性光線を照
射すると、100%固体状となる性質は、厚みのある画
像形成に非常に有利である。我々が開発した厚膜スクリ
ーン印刷版の製造方法は、この液体状感光性樹脂と、常
温で固体状の感光性樹脂を溶剤又は水に溶解又は分散さ
せた感光液剤(以下「感光液剤」と称する)とを絹合せ
た方法である。即ち本発明は、まず感光液剤をスクリ−
ンの一方の面上に塗布乾燥して、スクリーンの網目が塞
がれた連続膜を形成したのちに、液体状感光性樹脂を所
定の厚み(好ましくは50仏〜1職)となるように、そ
の上に流延したのち、画像部(スクリーン印刷して画像
となる部分に対応する)が活性光線を遮えぎるフィルム
(以下ポジフィルムと称する)をスクリーン側又は液体
状感光性樹脂層側に密着せしめて、ポジフィルムを通し
て活性光線を照射して非画像部分を硬化させたのち、未
照射部分(画像部分)の感光性樹脂両層を溶媒を用いて
溶解除去したのち、さらに活性光線を照射することを特
徴とする厚膜スクリーン印刷版の製造方法である。
本発明に用いられる感光液剤の役割は、液体状感光性樹
脂のスクリーン上での画像形成を実用化ならしめるため
には、必要不可欠であり、本発明の構成上最も重要なも
のである。
脂のスクリーン上での画像形成を実用化ならしめるため
には、必要不可欠であり、本発明の構成上最も重要なも
のである。
即ち、この感光液剤でスクリーンの網目を塞ぐ工程を用
いないで、液体状感光性樹脂層をスクリーン上に直接塗
布することは、種々の努力を払ったにもかかわらず、主
として次の理由により実用化が成らなかった。一つは、
スクリーンの網目上に直接液体状感光性樹脂を流展する
と、スクリーン付近の空気が逃げ切れずに細かい気泡と
なって、該樹脂中に残存し、その脱泡は容易ではない。
一つは、従来法のスクリーンは感光性樹脂層の片表面側
から一定距離の位贋を占めていなければ、均一な印刷が
出来ないのであるが、これに対し液体状感光性樹脂をス
クリーンに直接流展すると、スクリーンの網目を液状樹
脂が通過するのでスクリーンの位置決めをすることが極
めて困難である。ところが、この本発明で行なわれるよ
うに、スクリーンの網目を固体の感光性樹脂を連続膿で
あらかじめ塞いでおくと、上記の問題は解消し、均一な
厚みの樹脂層の片表面側から一定距離の位置をスクリー
ンが占めた印刷版が極めて容易に製造できた。
いないで、液体状感光性樹脂層をスクリーン上に直接塗
布することは、種々の努力を払ったにもかかわらず、主
として次の理由により実用化が成らなかった。一つは、
スクリーンの網目上に直接液体状感光性樹脂を流展する
と、スクリーン付近の空気が逃げ切れずに細かい気泡と
なって、該樹脂中に残存し、その脱泡は容易ではない。
一つは、従来法のスクリーンは感光性樹脂層の片表面側
から一定距離の位贋を占めていなければ、均一な印刷が
出来ないのであるが、これに対し液体状感光性樹脂をス
クリーンに直接流展すると、スクリーンの網目を液状樹
脂が通過するのでスクリーンの位置決めをすることが極
めて困難である。ところが、この本発明で行なわれるよ
うに、スクリーンの網目を固体の感光性樹脂を連続膿で
あらかじめ塞いでおくと、上記の問題は解消し、均一な
厚みの樹脂層の片表面側から一定距離の位置をスクリー
ンが占めた印刷版が極めて容易に製造できた。
本発明に用いられる感光液剤としては、スクリーンに塗
布乾燥して、そこに連続固形膜を形成し、かつポジフィ
ルムを通して活性光線を照射することにより、溶剤不落
部分と可溶部分を形成し、可溶部分を溶解除去すること
により、スクリーン上に強固に密着した画像を形成する
ことが出来るものなら何でもよい。
布乾燥して、そこに連続固形膜を形成し、かつポジフィ
ルムを通して活性光線を照射することにより、溶剤不落
部分と可溶部分を形成し、可溶部分を溶解除去すること
により、スクリーン上に強固に密着した画像を形成する
ことが出来るものなら何でもよい。
このようなものとして、例えば現在スクリーン製版用感
光乳剤として使用されているポリビニルアルコール一重
クロム酸塩水溶液系、ポリビニルアルコールージアゾ樹
脂ェマルジョン系、エッチングレジストなどに使用され
ているポリ桂皮酸ビニル系、オフセット製版などに用い
られているフェノール−ジアゾ樹脂系、固形状感光性樹
脂凸版材などに用いられているポリアミドー多官能ビニ
ルモノマー系、セルロース誘導体−多官能ビニルモノマ
ー系、ポリビニルアルコール−多官能ピニルモノマ−系
、不飽和二重結合を多数結合させたアクリル、ウレタン
、ェポキシ樹脂系の感光性樹脂の溶剤又は水の溶液、ェ
マルジョン又はディスパージョンなどが用いられる。こ
れらの感光液剤の乾燥膜は後述の液体状感光性樹脂とほ
ぼ同じ感光波長城を有し、同じ溶媒に溶けるのが製版作
業上望ましい。
光乳剤として使用されているポリビニルアルコール一重
クロム酸塩水溶液系、ポリビニルアルコールージアゾ樹
脂ェマルジョン系、エッチングレジストなどに使用され
ているポリ桂皮酸ビニル系、オフセット製版などに用い
られているフェノール−ジアゾ樹脂系、固形状感光性樹
脂凸版材などに用いられているポリアミドー多官能ビニ
ルモノマー系、セルロース誘導体−多官能ビニルモノマ
ー系、ポリビニルアルコール−多官能ピニルモノマ−系
、不飽和二重結合を多数結合させたアクリル、ウレタン
、ェポキシ樹脂系の感光性樹脂の溶剤又は水の溶液、ェ
マルジョン又はディスパージョンなどが用いられる。こ
れらの感光液剤の乾燥膜は後述の液体状感光性樹脂とほ
ぼ同じ感光波長城を有し、同じ溶媒に溶けるのが製版作
業上望ましい。
この感光液剤のスクリーンへの塗布はボールスキージ、
刷毛、スプレー、ロールコーター、ディッピングなどの
うちから作業性の良い方法を選べばよい。
刷毛、スプレー、ロールコーター、ディッピングなどの
うちから作業性の良い方法を選べばよい。
感光液剤のスクリーンへの塗布量は、少なくとも乾燥膜
がスクリーンの網目を塞ぐ程度であり、一方乾燥膜中に
スクリーンの絹が著しく埋没する程度以上に塗布すると
印刷適性が劣化することがあるのであまり好ましくない
。スクリ−ン(絹、ナイロン、ポリエステル、サラン、
ステンレスなど通常の糸で綴ったもの)は通常枠に鮎り
つけたものを用いるが、出来上ったスクリーン版が厚膜
でしっかりしている場合は、枠なしで用いることも出来
る。特に枠のない版を要求される場合、例えば友禅の捺
染などには本発明はまことに好適な版を与えることがで
きるが、この場合、枠は始めから使わなくてもよいし、
又は以後のいずれの工程の前又は後でも枠からはずすこ
とも出釆る。本発明に用いられる液体状感光性樹脂は活
性光線を照射することにより液体状から固体状に変化す
るいわゆる無溶剤型感光性液状樹脂であり、技近感光性
塗料やインキ又は液状感光性樹脂凸版材などに用いられ
ているものが使用できる。例えば、不飽和ポリエステル
樹脂や、アクリル、ウレタン、エポキシ、ポリエステル
などのプレポリマーに不飽和基を導入した不飽和樹脂の
ビニルモ/マー溶液に光増感剤、熱安定剤などを添加し
たものなどがある。スクリーン印刷作業のためには、こ
の感光硬化膜は適度のたわみ性を有しているのが望まし
く、また製版の評価のためには、この硬化膜又は前述の
感光液剤硬化膜のどちらか一方又は両方が着色するよう
に染料又は顔料などの着色剤を含有せしめるのが望まし
い。
がスクリーンの網目を塞ぐ程度であり、一方乾燥膜中に
スクリーンの絹が著しく埋没する程度以上に塗布すると
印刷適性が劣化することがあるのであまり好ましくない
。スクリ−ン(絹、ナイロン、ポリエステル、サラン、
ステンレスなど通常の糸で綴ったもの)は通常枠に鮎り
つけたものを用いるが、出来上ったスクリーン版が厚膜
でしっかりしている場合は、枠なしで用いることも出来
る。特に枠のない版を要求される場合、例えば友禅の捺
染などには本発明はまことに好適な版を与えることがで
きるが、この場合、枠は始めから使わなくてもよいし、
又は以後のいずれの工程の前又は後でも枠からはずすこ
とも出釆る。本発明に用いられる液体状感光性樹脂は活
性光線を照射することにより液体状から固体状に変化す
るいわゆる無溶剤型感光性液状樹脂であり、技近感光性
塗料やインキ又は液状感光性樹脂凸版材などに用いられ
ているものが使用できる。例えば、不飽和ポリエステル
樹脂や、アクリル、ウレタン、エポキシ、ポリエステル
などのプレポリマーに不飽和基を導入した不飽和樹脂の
ビニルモ/マー溶液に光増感剤、熱安定剤などを添加し
たものなどがある。スクリーン印刷作業のためには、こ
の感光硬化膜は適度のたわみ性を有しているのが望まし
く、また製版の評価のためには、この硬化膜又は前述の
感光液剤硬化膜のどちらか一方又は両方が着色するよう
に染料又は顔料などの着色剤を含有せしめるのが望まし
い。
また製版作業上、液体状感光性樹脂が前記のスクリーン
を被覆している連続固体膜を溶解する速度があまり大き
くないような組成の組合せを選ぶべきである。液体状感
光性樹脂層を前記の感光液剤で被覆されたスクリーン上
に設けるには、通常の液体状感光性樹脂凸版材を用いた
凸版製版プロセスのように、水平に置いたガラス板の上
に雛型用のフィルムを密着させて、その上にスキージや
ドクターを用いて液体状感光性樹脂を一定の厚みに流延
し、その表面を被覆されたスクリーンでカバーするか、
又は逆に被覆されたスクリーンを水平台上に置いて密着
させて、その上に同様に液体を流延させ、その表面を平
滑なフィルムでカバーする方法などが利用できる。
を被覆している連続固体膜を溶解する速度があまり大き
くないような組成の組合せを選ぶべきである。液体状感
光性樹脂層を前記の感光液剤で被覆されたスクリーン上
に設けるには、通常の液体状感光性樹脂凸版材を用いた
凸版製版プロセスのように、水平に置いたガラス板の上
に雛型用のフィルムを密着させて、その上にスキージや
ドクターを用いて液体状感光性樹脂を一定の厚みに流延
し、その表面を被覆されたスクリーンでカバーするか、
又は逆に被覆されたスクリーンを水平台上に置いて密着
させて、その上に同様に液体を流延させ、その表面を平
滑なフィルムでカバーする方法などが利用できる。
液体状感光性樹脂層の厚さは、特に制限はないが印刷適
性などからみて、50一〜1側の範囲が特に好ましいが
、これ以外の厚さでも用途によっては使用できる。画像
部が活性光線を遮えぎるフィルム(ポジフィルム)とし
ては、従来スクリーン印刷版の焼きつけに用いられるも
のは、たいてい使用できるが従来の版にくらべて相当厚
い膜を光照射するために露光量を多くする必要があるか
ら、画像部の活性光線透過率をより小さくする必要があ
る。例えばリスフィルムを用いたポジフィルムでは透過
渡度は3〜4ぐらいが望ましい。ポジフィルムの密着は
、スクリーンのどちら側でもよいが、特に印刷物の画像
精度が要求される場合は、液体状感光性樹脂層側が望ま
しい。
性などからみて、50一〜1側の範囲が特に好ましいが
、これ以外の厚さでも用途によっては使用できる。画像
部が活性光線を遮えぎるフィルム(ポジフィルム)とし
ては、従来スクリーン印刷版の焼きつけに用いられるも
のは、たいてい使用できるが従来の版にくらべて相当厚
い膜を光照射するために露光量を多くする必要があるか
ら、画像部の活性光線透過率をより小さくする必要があ
る。例えばリスフィルムを用いたポジフィルムでは透過
渡度は3〜4ぐらいが望ましい。ポジフィルムの密着は
、スクリーンのどちら側でもよいが、特に印刷物の画像
精度が要求される場合は、液体状感光性樹脂層側が望ま
しい。
製版に用いる光源としては、前記二種類の感光性樹脂を
硬化させる活性光線を有効に発生させるもので、製版作
業環境上、特に近紫外線を効率よく出すランプが望まし
い。例えば、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンラン
プ等が用いられる。薄い感光性樹脂のスクリーン版を蛾
付ける場合とちがつて、膜が厚い場合は光線の感光層へ
の入射角が特に問題となる。例えば散乱光を用いると画
像部の厚み方向にテーパーが形成されるため、画像の大
きさが減少したり、細部がうまったりする。従って光線
は感光層に対して直角に入射するのが望ましく、その方
策としては光源から感光層までの距離を長くしたり、中
間にスリットルーバーを設けたりするなどが簡便である
。
硬化させる活性光線を有効に発生させるもので、製版作
業環境上、特に近紫外線を効率よく出すランプが望まし
い。例えば、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンラン
プ等が用いられる。薄い感光性樹脂のスクリーン版を蛾
付ける場合とちがつて、膜が厚い場合は光線の感光層へ
の入射角が特に問題となる。例えば散乱光を用いると画
像部の厚み方向にテーパーが形成されるため、画像の大
きさが減少したり、細部がうまったりする。従って光線
は感光層に対して直角に入射するのが望ましく、その方
策としては光源から感光層までの距離を長くしたり、中
間にスリットルーバーを設けたりするなどが簡便である
。
本発明で用いる液体状感光性樹脂は、活性光線を照射す
ることにより固型化する性質のものであるが、照射量が
過度になると画像が太る煩向にあるので、特に厚膜にし
て使用するときには、画像を形成するに最低の露光量を
照射するようにしないとスクリーン印刷するに際し、画
像インキが細ったものとなって好ましくない。
ることにより固型化する性質のものであるが、照射量が
過度になると画像が太る煩向にあるので、特に厚膜にし
て使用するときには、画像を形成するに最低の露光量を
照射するようにしないとスクリーン印刷するに際し、画
像インキが細ったものとなって好ましくない。
したがって画像インキを原画に忠実に再現した場合には
、活性光線照射により固型化した感光性樹脂は十分な面
さを有しておらず印刷適性が満足されない。そこで未照
射部分を溶解除去したのちに、再び活性光線を照射して
物理的あるいは化学的に強化する必要がある。次に本発
明をさらに詳細に説明するために実施例を記する。
、活性光線照射により固型化した感光性樹脂は十分な面
さを有しておらず印刷適性が満足されない。そこで未照
射部分を溶解除去したのちに、再び活性光線を照射して
物理的あるいは化学的に強化する必要がある。次に本発
明をさらに詳細に説明するために実施例を記する。
実施例 1
ポリビニルアルコール一重クロム酸アンモン系感光液剤
を、枠に貼りつけた100メッシュのポリエステルスク
リーンにボールスキージを用いて塗布し、4000の温
風にて乾燥してスクIJーンの網目を塞いだ。
を、枠に貼りつけた100メッシュのポリエステルスク
リーンにボールスキージを用いて塗布し、4000の温
風にて乾燥してスクIJーンの網目を塞いだ。
このスクリーンを水平面作業台上に枠を下向きに密着さ
せて、その上にポIJェステル系液体状感光性樹脂、ゾ
ンネKPMI039(関西ペイント■製)をナイフコー
ターで0.4帆の厚さに流延し、その四周を厚さ0.3
5肌のベアラーで函んで、厚さ0.05凧のポリエステ
ルフィルムをロールを用いて液体の表面を覆い、その上
にポジフイルム(花柄)を置いて厚さ5肋のガラス板で
押さえた。ガラス板の上方5比〆の距離から氷W超高圧
水銀灯で2分間照射し、次いでガラス、ポジフィルム及
びポリエステルフィルムをとり去り、0.2%の苛性ソ
ーダ水溶液を3k9/地の圧力で4現@間頃接して未露
光部分(画像部分)のゾネンKPMI039及び感光液
剤層を除去した。
せて、その上にポIJェステル系液体状感光性樹脂、ゾ
ンネKPMI039(関西ペイント■製)をナイフコー
ターで0.4帆の厚さに流延し、その四周を厚さ0.3
5肌のベアラーで函んで、厚さ0.05凧のポリエステ
ルフィルムをロールを用いて液体の表面を覆い、その上
にポジフイルム(花柄)を置いて厚さ5肋のガラス板で
押さえた。ガラス板の上方5比〆の距離から氷W超高圧
水銀灯で2分間照射し、次いでガラス、ポジフィルム及
びポリエステルフィルムをとり去り、0.2%の苛性ソ
ーダ水溶液を3k9/地の圧力で4現@間頃接して未露
光部分(画像部分)のゾネンKPMI039及び感光液
剤層を除去した。
この版を水洗乾燥した後、さらに丈夫にするために前述
の露光条件を再照射した。この版を用いてアクリル坂上
にプラスチック用スクリーンインキで印刷したところ、
今までに得られなかったインキ層厚が250りもあるレ
リーフ感に溢れたディスプレーが出釆た。実施例 2 メタクリル酸ブチル30部(部は重量部を表わす。
の露光条件を再照射した。この版を用いてアクリル坂上
にプラスチック用スクリーンインキで印刷したところ、
今までに得られなかったインキ層厚が250りもあるレ
リーフ感に溢れたディスプレーが出釆た。実施例 2 メタクリル酸ブチル30部(部は重量部を表わす。
以下同様)、スチレン3戊部、アクリル酸プチル15部
、アクリル酸25部よりなるアクリル共重合体の50%
酢酸ブチル溶液にテトラエチルアンモニウムブロマイド
0.4部を触媒として、130qoでグリシジルメタク
リレート3礎都を反応させて、酸価紅のワニスを得た。
これにペンゾィンメチルェーテル2夕を溶解して感光液
剤とした。
、アクリル酸25部よりなるアクリル共重合体の50%
酢酸ブチル溶液にテトラエチルアンモニウムブロマイド
0.4部を触媒として、130qoでグリシジルメタク
リレート3礎都を反応させて、酸価紅のワニスを得た。
これにペンゾィンメチルェーテル2夕を溶解して感光液
剤とした。
一方、ポリエステルグリコール1000(MW=100
0)100碇都とキシリレンジイソシアネート茂り部を
10び○で2時間反応させた後、2ーヒドロキシェチル
メタクリレートを1356部加えて、空気気流中8ぴ0
で4時間反応させ、次いでペンゾィンメチルェーテルを
28部溶解させて、液状感光性樹脂とした。
0)100碇都とキシリレンジイソシアネート茂り部を
10び○で2時間反応させた後、2ーヒドロキシェチル
メタクリレートを1356部加えて、空気気流中8ぴ0
で4時間反応させ、次いでペンゾィンメチルェーテルを
28部溶解させて、液状感光性樹脂とした。
金枠にはりつけた80メッシュのポリエステルスクリー
ンに、上記感光液剤をボールスキージで塗布し、60つ
0で10分間乾燥させて網目を塞いだ上に、上記液状感
光性樹脂を厚さ350ムに流延し、その表面を厚さ25
仏のポリエステルフィルムでカバーし、さらにその上に
厚さ100ムのポリエステルフィルム上に製図用インキ
で花柄を描いたトレースフィルムをガラス板を用いて密
着させ、雛Wの高圧水銀灯でlmの距離から90秒間露
光し、未露光部分の液状樹脂を中性洗剤水溶液で洗い流
した後、0.5苛性ソーダ水溶液で未露光部の感光液剤
膜をも溶解除去し、水洗乾燥後、前記ランプで50肌の
距離で2分間再露光した。
ンに、上記感光液剤をボールスキージで塗布し、60つ
0で10分間乾燥させて網目を塞いだ上に、上記液状感
光性樹脂を厚さ350ムに流延し、その表面を厚さ25
仏のポリエステルフィルムでカバーし、さらにその上に
厚さ100ムのポリエステルフィルム上に製図用インキ
で花柄を描いたトレースフィルムをガラス板を用いて密
着させ、雛Wの高圧水銀灯でlmの距離から90秒間露
光し、未露光部分の液状樹脂を中性洗剤水溶液で洗い流
した後、0.5苛性ソーダ水溶液で未露光部の感光液剤
膜をも溶解除去し、水洗乾燥後、前記ランプで50肌の
距離で2分間再露光した。
この版を用いて、布に捺染したところ従来のスクリーン
版にくらべて、非常に濃く鮮やから染め上りとなった。
版にくらべて、非常に濃く鮮やから染め上りとなった。
Claims (1)
- 1 常温で固体状の感光性樹脂を溶剤又は水に溶解又は
分散させた感光液剤をスクリーンの一方の面上に塗布乾
燥してスクリーンの網目を塞いだ上に、液体状感光性樹
脂層を設けたのち、画像部が活性光線の透過を遮えぎる
フイルムをスクリーン側又は液体状感光性樹脂層側に密
着せしめ、該フイルムを通して活性光線を照射し、未照
射部分の感光性樹脂両層を溶媒を用いて溶解除去し、さ
らに活性光線を照射することを特徴とする厚膜スクリー
ン印刷版の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP661377A JPS6023346B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP661377A JPS6023346B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5391804A JPS5391804A (en) | 1978-08-12 |
JPS6023346B2 true JPS6023346B2 (ja) | 1985-06-07 |
Family
ID=11643202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP661377A Expired JPS6023346B2 (ja) | 1977-01-24 | 1977-01-24 | 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023346B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029939B2 (ja) * | 1979-04-17 | 1985-07-13 | 住友化学工業株式会社 | 厚手ステンシルの製造方法 |
JPS6048044A (ja) * | 1983-08-27 | 1985-03-15 | Tokai Shoji Kk | スクリ−ン印版への乳剤の塗布方法及びその塗布装置 |
JPS60188948A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-26 | Tokai Shoji Kk | スクリ−ン印版への乳剤の塗布方法及びその塗布装置 |
JPS61112342U (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-16 |
-
1977
- 1977-01-24 JP JP661377A patent/JPS6023346B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5391804A (en) | 1978-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE1471707B2 (de) | Verfahren zur herstellung einer sensibilisierten, insbesondere zur herstellung einer flachdruckform geeigneten photographischen platte | |
CA1098361A (en) | Intaglio halftone gravure printing plate with patterned layer of cured photopolymer | |
CH648136A5 (de) | Verfahren zur herstellung einer schablone fuer den siebdruck auf fotografischem wege. | |
CN107264099B (zh) | 一种图案的印刷方法 | |
DE1447643A1 (de) | Verfahren zur Herstellung eines photographischen Reliefbildes sowie photographischesMaterial zur Durchfuehrung des Verfahrens | |
US2860576A (en) | Method of producing stencil screens | |
EP0080363A2 (en) | Stencil making and utilization methods, apparatus and articles | |
JPS6023346B2 (ja) | 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 | |
JPS6023344B2 (ja) | 厚膜スクリ−ン印刷用感光性樹脂版 | |
DE3125564A1 (de) | Verfahren zur verbesserung der druckqualitaet von lichthaertbaren aufzeichnungsmaterialien | |
CH633893A5 (en) | Photosensitive single-layer film, process for its production and use of the film | |
US4262084A (en) | Process for preparing a screen stencil | |
DE3004340A1 (de) | Verfahren zur erzeugung sichtbarer bilder | |
US4199359A (en) | Photographic screen stencil printing process | |
JPS6023345B2 (ja) | 厚膜スクリ−ン印刷版の製造方法 | |
DE2226164B2 (de) | Verwendung einer waessrigen, perjodationen enthaltenden loesung zum entfernen einer unloeslich gemachten, polyvinylalkohol enthaltenden oberflaechenschicht | |
DE2312496C2 (de) | Verfahren zur Herstellung von leicht abschälbaren Negativdruckvorlagen | |
KR100786629B1 (ko) | 알루미늄 질감을 갖는 폴리카보네이트 인레이 제조방법 | |
DE2822836A1 (de) | Mit hilfe eines photographischen verfahrens hergestellter kathodenstrahlleuchtschirm | |
JPS638906Y2 (ja) | ||
JPS63123002A (ja) | 液晶表示体用カラ−フイルタ及びその製造法 | |
US1574156A (en) | Process for manufacturing photographic glass pictures and the like with colored background | |
DE649304C (de) | Verfahren zum Herstellen von einfaerbbaren Diffusions- oder Beizbildern, wobei unter Kopiervorlagen belichtete, nicht entwickelte lichtempfindliche, Metallsalze enthaltende Schichten mit ferrosalzhaltigen Gallertschichten in Beruehrung gebracht werden | |
JPH0328699B2 (ja) | ||
JPS58131643A (ja) | カラ−受像管のフエ−ス・プレ−トの内側表面上の燐光体領域間にブラツク・マトリクスを生成する方法 |