JPS60233138A - クロロスルホン化ポリオレフイン組成物およびその製法 - Google Patents

クロロスルホン化ポリオレフイン組成物およびその製法

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JPS60233138A
JPS60233138A JP59089273A JP8927384A JPS60233138A JP S60233138 A JPS60233138 A JP S60233138A JP 59089273 A JP59089273 A JP 59089273A JP 8927384 A JP8927384 A JP 8927384A JP S60233138 A JPS60233138 A JP S60233138A
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JP
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chlorosulfonated
weight
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chlorosulfonated polyolefin
polyolefin
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Application number
JP59089273A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Nakagawa
中川 辰司
Nobuo Nagira
柳楽 修男
Yasuhiro Sakanaka
坂中 靖弘
Tokuaki Emura
江村 徳昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 物およびその製法に関するものである。
さらに詳しくは加熱時にも変色が起らず白色の安定性が
優れ、かつ加硫物の強度の大きなりロロスルホン化ポリ
オレフィン組成物およびその製法に関するものである。
クロロスルホン化ポリオレフィンは白色性の優れたポリ
マーであり、明色配合の可能なエラストマーとして、た
とえばエスカレータ−手摺,LPガスホース,色物電線
,着色シート,着色マット。
塗料用ビヒクルなどのカラフルな製品を形成している。
一方、クロロスルホン化ポリオレフィンは製造時には白
色のポリマーであるものの、長期間貯蔵すると、貯蔵の
状態により、白色ポリマーが薄黄色〜薄茶色へと変化す
る。
特に暑い地域において倉庫へ長期間貯蔵する場合や、船
により長期間輸送する場合のように、貯蔵時に熱がかか
る状態ではこの変色は激しいものとなる。
一担このような変色を起すと、明色配合が可能な白色ポ
リマーであることを特色とするクロロスルホン化ポリオ
レフィンはその商品的価値を失ってしまう。
このため、加熱時にも変色を起さず白色の安定性が優れ
かつ加硫物性の優れたクロロスルホン化ポリオレフィン
組成物の開発が当業者における課題であった。
本発明者らはかかる問題点を解決するために、鋭意検討
を行った所、クロロスルホン化ポリオレフィンにエポキ
シ化合物とA型ゼオライトを混合してなるクロロスルホ
ン化ポリオレフィン組成物が著しい効果を示すことを見
い出し、本発明を成すに至ったものである。
即ち本発明はクロロスルホン化ポリオレフィン100重
量部に対して、エポキシ化合物0.1〜50重量部とA
型ゼオライト0.1〜50重量部を混合することを特徴
とするクロロスルホン化ポリオレフィン組成物および後
述の該組成物の製法である。
本発明において、ポリオレフィンとはオレフィンの単独
重合体または共重合体を言い、たとえば中低圧法ポリエ
チレン、高圧法ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
ブテン−1共重合体、エチレンーエチルアクリレート共
重合体などを挙げることが出来る。
本発明で言うクロロスルホン化ポリオレフィンとはこの
ようなポリオレフィンを塩素と亜硫酸ガス、塩素と塩化
スルフリルあるいは塩化スルフリルを単独で反応させる
ことから、ポリオレフィンを塩素量5〜60wt%、イ
オウ量0.1〜5.0wt%まで塩素化およびクロロス
ルホン化して得られるもので製法に制限されない。
本発明で言うエポキシ化合物は分子中にエポキシ基(オ
キシラン環)を1個以上有する化合物である。
一般にポリ塩化ビニル用の安定剤として使用され、たと
えば 1)エピクロルヒドリンと□ビスフェノールの縮合物で
ある低分子エポキシ樹脂 2)天然樹脂の不飽和部分にオキシラン酸素を導入した
エポキシ化油脂およびエポキシ化天然油脂酸ならびに樹
脂酸のアルキルエステル3) 3.4−エポキシシクロ
ヘキシルメタノールの脂肪酸エステル又は6,4−エポ
キシシクロへキシルカルボン酸のアルキルエステル4)
4.5−エポキシシクロヘキサン1,2−ジカルボン酸
のジアルキルエステル 5) 3.4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメ
チル−5,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカ
ルボキシレート などがある。
クロロスルホン化ポリオレフィンに対しエポキシ化合物
を安定剤として用いることは公知である。
しかしながら本発明者らはさまざまなエポキシ化合物を
用いてもエポキシ化合物単独では本発明の(6) 言う加熱時にも変色が起らず白色の安定性が優れたクロ
ロスルホン化ポリオレフィン組成物を得ることは出来な
いことを知った。
即ちエポキシ化合物とA型ゼオライトを併用することに
よりはじめて目的とする加熱時にも白色の安定性が優れ
たクロロスルホン化ポリオレフィンを製造し5ることが
判った。
本発明において好ましいエポキシ化合物にはエピクロル
ヒドリンとビスフェノールの縮合物である低分子エポキ
シ樹脂がある。
これはたとえばシェルケミカルのエピコート828.8
58,1001あるいはフェロケミカルのフェロ909
,920,931などとして市販されている。
またエポキシ化大豆油も好ましいエポキシ化合物である
コレラのエポキシ化合物はクロロスルホン化ポリオレフ
ィン100重量部に対し0.1〜50重量部用いられる
好ましくは1〜5重量部である。
(7) 本発明において、A型ゼオライトとは結晶アルミノ・シ
リケートの含水アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩
であり金属としてはNa、 K、 Ca などが使われ
、組成式はそれぞれNa、 O・A40.・2SiO,
・χI(、O,K−トA40.−2SiOt ・χH,
0,Ca0−kl、 0.・2SiO2・χH,Oで表
わされる。(但しχは0≦χ≦4.5) クロロスルホン化ポリオレフィンの加熱時の白色の安定
性あるいは加硫物の強度は添加するA型ゼオライトの部
数により変化する。
A型ゼオライトの添加部数が0.1重量部未満であると
加熱時の白色の安定性および加硫物の強度の向上は見ら
れない。
一方A型ゼオライトの添加部数が50重量部を超えるも
のは加熱時の白色の安定性が劣るとともに加硫物の強度
も低下する。即ちA型ゼオライトはクロロスルホン化ポ
リオレフィン100重i部に対して01〜50重量部用
いられる。
さらに加硫物の強度はA型ゼオライトの添加量に特に大
きく依存しクロロスルホン化ポリオレフィン100重量
部に対し、3〜8重量部を用いるものが最も強度は大き
い。
加熱時の白色の安定性は1〜10重量部の添加が特に好
ましいことから、クロロスルホン化ポリオレフィン10
0重量部に対し、A型ゼオライトの添加部数は1〜10
重量部であるものが好ましく特に好ましくは3〜8重量
部である。
A型ゼオライトの粒子形状、粒子径、粒子径分布に特に
制限はないが、粒子径は0.5ミクロン以上300ミク
ロン以下が好ま17い。
またゼオライトのりらA型ゼオライトのみが有効であり
Nat O・Ak O@ ・5.5S 102 ・XH
20などで示されるY型ゼオライトI Nap O・A
1103 ・1 os 102”xH,Oなどで示され
るモルデナイト型ゼオライトでは本発明で言う効果は得
られない。
だとえばA型ゼオライトに代りモルデナイト型ゼオライ
トを用いてエポキシ化合物とともにクロロスルホン化ポ
リオレフィンニ混合シタクロロスルホン化ポリオレフィ
ン組成物は空気加熱により暗黒色へと変化してしまう。
またA型ゼオライトの代りにシリカ、クレー。
炭酸カルシウム、タルクなどの他のゴム用白色充填剤を
使用しても、本発明の言う加熱時の白色の安定性の向上
は見られず、いづれも薄茶〜黒色へと変色する。
一般にポリ塩化ビニルや塩素化ポリエチレン。
クロロブレンゴムなどのハロゲン化重合体は加熱により
脱塩化水素を起こし、変色、劣化を起こすことが知られ
ている。
このような脱塩化水素の捕捉剤としてエポキシ化合物や
ゼオライトがそれぞれ有効であることも知られている。
ところが、本発明者らの検討によるとポリ塩化ビニルや
塩素化ポリエチレン、クロロプレンなどの一般のハロゲ
ン化重合体にエポキシ化合物とA型ゼオライトを混合し
て成る組成物は、加熱によりその色相が薄茶色〜暗黒色
へと変化し、本発明に見られるような加熱時の白色の安
定性の効果は見られなかった。
一方、クロロスルホン化ポリオレフィンの加熱(和) による熱分解はPolymer Letters、 V
61.4゜PP、215−221 (j 966)に示
されるように220°Cでクロロスルホン基(−so、
 ct基)が分解し亜硫酸ガスと塩化水素を生成するこ
とから始まり、次いで327℃で前述のハロゲン化重合
体と同様に脱塩化水素を起こす。
このためクロロスルホン化ポリオレフィンの加熱による
変色現象は前述のハロゲン化重合体の脱塩化水素とは異
だもめと考えなければならない。
本発明で用いるエポキシ化合物とA型ゼオライトがどの
ような機構でクロロスルホン化ポリオレフィンの変色を
押えるかについては明らかではないが、クロロスルホン
基の分解挙動と密接な関係を持ち、クロロスルホン化ポ
リオレフィンに特有な現象と考えられる。
クロロスルホン化ポリオレフィンにエポキシ化合物とA
型ゼオライトを混合する方法はロールやバンバリーミキ
サ−あるいは混線用押出機などの一般のゴム用混練機を
用いてゴムの配合と同様に混合してよい。また溶剤にク
ロロスルホン化ボリ(11) オレフィンを溶解して混合することもできる。
しかし、クロロスルホン化ポリオレフィンの製造の途中
でこれらを添加することも省エネルギー易加工性の面か
らより望ましい方法のひとつである。
特に、溶剤に溶解したポリオレフィンを塩素化およびク
ロロスルホン化してクロロスルホン化ポリオレフィンを
製造する方法において、反応溶液に溶解したクロロスル
ホン化ポリオレフィン100重量部に対して、0.1−
750重量部に相当するエポキシ化合物と0.1〜50
重量部に相当するA型ゼオライトを該反応溶液に添加し
、直接乾燥法により溶剤と分離することを特徴とするク
ロロスルホン化ポリオレフィン組成物の製法は、A型ゼ
オライトを均一に分散させ目的とするクロロス化ホン化
ポリオレフィン組成物を得るのに好ましい方法である。
溶剤に溶解したポリオレフィンを塩素化およびクロロス
ルホン化してクロロスルホン化ポリオレフィンを合成す
る方法は、一般に溶液法と呼ばれるもので、均一な溶液
で反応を行なうことを特色としている。
以下に溶液法によるクロロスルホン化ポリオレフィンの
合成の一般的な製造法を示す。
ポリオレフィンを溶媒に溶解し、均一溶液とした後、ラ
ジカル発生剤を触媒として、 1)塩素と亜硫酸ガス あるいは 2)塩素と塩化スルフリル あるいは 3)塩化スルフリルを単独で 反応液へ添加することから反応を行なう。
反応温度は50〜180℃であり、反応の圧力は常圧〜
!3 y lcr& (ゲージ圧)が適当である。反応
中は発生する塩化水素等のガスを連続的に系外ヘパージ
する。
反応に用いる溶媒としては、四塩化炭素、クロロホルム
、ジクロルエタン、トリクロルエタン。
テトラクロルエタン、モノクロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン、フロロベンゼン、シクロロジフロロメタン、ト
リクロロフロロメタン等の塩素化反応に対し不活性なハ
ロゲン化炭化水素溶媒が用いられる。好ましくは四塩化
炭素である。
(13) 触媒となるラジカル発生剤としては、α、α′−アゾビ
スイソプチロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボ
ニトリル、2.2’ −アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)のようなアゾ系ラジカル開始剤や過酸化
ベンゾイル、過酸化t−ブチル、過酸化アセチルのよう
な有機過酸化物系ラジカル開始剤がある。好ましくはα
、α′−アゾビスイソブチロニトリルである。
ラジカル開始剤を用いる代りに紫外線を照射してもよい
前述のように、塩素化およびクロロスルホン化を行なう
反応試薬は、 1)塩素と亜硫酸ガス(例えば、特公昭36−7868
がある)。
2)塩素と塩化スルフリル(例えば、特開昭56−76
406がある。) 3)塩化スルフリル(例えば、特開昭59−18.7 
(j8がある)。
の三種が知ら、れているが、工業的炉は2)又は3)が
好ましX4〕。 。
(14) 塩化スルフリルを用いる場合には、イオウな付加させる
ために、ピリジン、キノリン、ジメチルアニリン、ニコ
チン、ピペリジy等のアミン化合物を助触媒として用い
る。
溶解するポリオレフィンの量は任意でよいが、反応溶液
の粘度が高くなるために3〜15重量%であるものが反
応上好ましい。
反応の終了後、溶液中に残存している塩化水素。
亜硫酸ガスを溶媒の還流下、窒素等の不活性ガスを吹き
込むことから系外に除く。
得られた溶液はクロロスルホン化ポリオレフィンが溶解
した均一溶液である。
この溶液に、クロロスルホン化ポリオレフィン100重
量部に対してα1〜50重量部に相当するエポキシ化合
物とα1〜50重量部に相当するA型ゼオライトを添加
し攪拌により混合することからA型ゼオライトを均一に
分散させる。
この際ム型ゼオライト同士が凝集して「ままこ状態」と
なることを防ぐためにゼオライトの表面処理を行なうこ
とは有効である。
(15) 本発明において、反応溶剤に不溶なA型ゼオライトをク
ロロスルホン化ポリオレフィンが溶解した均一溶液に均
一に分散させることより、該粉体をクロロスルホン化ポ
リオレフィン分子に均一に分散させる点が特に肝要であ
る。
たとえば懸濁法により反応を行ない生成した不均一溶液
へ同じようにA型ゼオライトを添加しても、このような
均一分散の効果は達成されない。
以上の反応、粉体添加、混合の一連の操作により得られ
た溶液は次に直接乾燥法により溶剤と生成物(クロロス
ルホン化ポリオレフィン組成物)に分離される。
本発明で言う直接乾燥法とは、貧溶媒沈澱法あるいは水
蒸気蒸留法などのように他の溶媒や水を使うことなく、
反応溶液から直接溶剤を蒸発除去し、生成物を分離する
乾燥法である。
クロロスルホン化ポリオレフィンの反応溶液力ら直接乾
燥法により生成物を得る手段としてはたとえば次のもの
が知られている。
1) ドラム乾燥法 加熱された回転ドラム表面に反応溶液をフィードしてポ
リマーをフィルムとして取り出す方法である。(たとえ
ば米国特許2923979 )2)押出乾燥法 反応溶液を予備濃縮した後、ベント付押出乾燥機にフィ
ードして分離する方法である。
(たとえば特開昭57−47303) これらの方法はいづれも反応溶液から直接溶剤を蒸発さ
せてクロロスルホン化ポリオレフィンを分離する。この
ため、本発明においては、反応溶液に均一分散したA型
ゼオライトを、均一分散したままの状態で分離すること
から該ゼオライトが均一分散したクロロスルホン化ポリ
オレフィン組成物を得ることを特色とする。
たとえば、熱水中に反応溶液をフィードしスラリー状態
で溶媒と分離する水蒸気蒸留法(たとえば米国特許25
92814゜)により分離乾燥を行なうと、A型ゼオラ
イトとクロロスルホン化ポリオレフィンスラリーが水中
で分離するため、ゼオライ(17) ト同士の凝集が起こり生成物の分散状態が悪くなる。
さらに、直接乾燥法による分離、乾燥においては他の界
面活性剤や分散剤の使用をすることなく直接乾燥を行な
うためにA型ゼオライトの持つ表面活性を損うことがな
い。
このことはA型ゼオライトにより加硫物の強度を向上さ
せる意味において特に有益なことである。
さらに、ドラム乾燥法により生成物を得るに際して、ド
ラム乾燥法の欠点のひとつにドラム表面からナイフによ
りはがされるポリマーフィルムが薄く、強度が小さいた
めに、フィルムが切れやすいことがある。
一方、本発明においてA型ゼオライトを分散した反応溶
液をドラムドライヤーにより分離すると、生成するポリ
マーフィルムの強度が増大してフィルム切れのトラブル
が防止出来る。このことは工業上、安定生産という点で
大きなメリットである。
本発明により得られるクロロスルホン化ポリオレフィン
組成物は加熱時にも変色が起らず白色の(18) 安定性が優れたものである。
このため、暑い雰囲気の中で長期間貯蔵しても、変色を
起すことがなく明色配合の可能な白色ポリマーとしての
特徴を損うことがない。
さらに本発明によるクロロスルホン化ポリオレフィンは
従来のクロロスルホン化ポリオレフィンの加硫剤、加硫
助剤、充填剤等により加硫物として使用されるがこの加
硫物は強度が大きいという特徴を有している。
これは製品の耐久性、寿命の向上につながり商品化に好
ましいことである。
むろん未加硫の状態で使用することも構わない。
本発明により得られるクロロスルホン化ポリオレフィン
組成物から作られる製品にはたとえばエスカレータ−手
摺、LPガスホース、色物電線。
着色マット、着色シート、磁性ゴム、導伝シート。
引布、塗料などの色物製品はもちろん自動車用ポース、
プラグキャップ、電線、ガスケット、パツキンなどの黒
色製品にも使用される。
次に実施例にもとづき、本発明をさらに詳しく(19) 説明するが、これらは本発明の理解を助けるための例で
あって、本発明はこれらの実施例から伺らの制限を受け
るものではない。・ なお本発明で用い、た数値は以下の測定法に準拠して得
られたものである。
塩素、イオウ量の分析;燃焼フラスコ法ムーニー粘度、
ML 、1006C: JIS K 63001+4 加硫ゴム物性: JIS K 6301クロロスルホン
化ポリオレフインの加熱時の変色の様子:空気加熱老化
試験、150°C,5時間後の色相の変化を観察する。
このような空気加熱老化試験は、ゴムの耐熱試験の一つ
である。が、その方法や意義については日本ゴム協会発
行の「ゴム試験法(新版)」等に詳しく記載されている
。 、 。
(実施例−1) 601の攪拌機付グラスライニング製オートクレーブに
メルトインデックス69/10分、密度0゜958g/
cIlの中低圧法ポリエチレン2B00gをチャージし
た。
溶媒の四塩化炭素2aOkPと助触媒のピリジンα54
1を仕込んだ後、加圧下に110℃まで昇温しポリエチ
レンを溶解した。
続いて100℃まで温度を降下させ、ラジカル発生剤と
してのα、a−アゾビスインブチロニトリルaoIIを
溶解した四塩化炭素溶液2800gを添加しつつ、塩化
スルフリル5950!jを添加することから反応を行っ
た。
反応の終了後、反応溶液へ窒素を吹き込み溶液中に残存
する塩化水素、亜硫酸ガスを系外へ排出した。
得られた溶液はクロロスルホン化ポリエチレンが均一に
溶解した溶液である。不揮発分は12%でありたが、少
量のサンプルを取り分析すると、クロロスルホン化ポリ
エチレンの塩素量は35,7wt%でイオウ量は1. 
Q wt%であることが判った。エポキシ化合物として
2.2・−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロ
パン1001/ ヲ添加した。(これはクロロスルホン
化ポリエチレン(21) 100重量部に対し、2.3重量部に相当する。)引き
続きA型ゼオライト(東洋曹達工業■のトヨビ化ダー 
組成式 Na、 o−A40.−2sso、 *gHI
O。
平均粒径1.5μ) a、 61. (これゆクロロス
ルホン化ポリエチレン100重量部に対し2重量部に相
当する。)を反応溶液に添加した。
−10分間攪拌の後、該溶液を光面温度が145℃に加
熱した。ト°ラムドライヤーにフィードして溶剤と生成
物を分離した。
クロロスルホン化ポリエチレン組成物は白、色フィルム
として取り出し、ロープにまとめられた後カッターによ
りチップ化した。
チップの一部は150℃に保った空気恒温槽(■東洋精
機製作所製)に入れ1、加熱条件下における色相の経時
変化(空気加熱老化試験)を観察したが、3時間を経過
し、たものも白色を保ち、何・らの変色も観察されなか
った。 ・ さらに残力のチップはロールにより表−1に示す配合を
行ない150℃で20分間プレス加硫してその物性を測
定した。 ′ (22) これらの結果をまとめて表−2に示す。
(実施例−2) 添加するA型ゼオライトの量を21511(これはクロ
ロスルホン化ポリエチレン100重量部に対し5重量部
に相当する。)と変えた以外は実施例−1と同一の方法
によりクロロスルホン化ポリエチレン組成物の白色チッ
プを得た。
実施例−1と同二の操作により空気加熱老化試験を行っ
たが何らの変色も観察されず、チップは白色を保った。
表−1に示す配合でプレス加硫してその物性を測定した
が、これらをまとめて表−2に示す。
(実施例−3) 添加するA型ゼオライトの量を430g(これはクロロ
スルホン化ポリエチレン100重量部に対し10重量部
に相当する。)と変えた以外は実施例−1と同一の方法
によりクロロスルホン化ポリエチレン組成物の白色チッ
プを得た。
(23) なお、ドラムドライヤーから生成するフィルムは強度が
大きく強(引き伸ばしてもフィルム切れのトラブルを起
こすことがなかった。
得られたチップの一部は実施例−1と同一の操作により
空気加熱老化試験を行ったが何らの変色も観察されず、
チップは白色を保った。
残りのチップは表−1に示す配合でプレス加硫してその
物性を測定したがこれらをまとめて表−2に示す。
(実施例−4) 市販のクロロスルホン化ポリエチレンであるデーポン社
のハイハロン 40,1000.!i’にエポキシ化大
豆油10Ilと実施例−1で用いたA型ゼオライト10
09をロールにより配合した。
得られたクロロスルホン化ポリエチレン組成物の白色シ
ートをチップ状に切断した。
この一部は実施例−1と同一の条件で空気加熱老化試験
を行ったが、何らの変色も観察されずチップは白色を保
った。
残りのチップは表−1に示す配合でプレス加硫してその
物性を測定したがこれらをまとめて表−2に示す。
(比較例−1) A型ゼオライトの添加を行なわないようにした以外は実
施例−1と同一の方法によりクロロスルホン化ポリエチ
レン組成物の白色チップを得た。
一部のチップを実施例−1と同一の操作により空気加熱
老化試験を行ったが、チップは淡黄色に変色した。
残りのチップを表−1に示す配合でプレス加硫してその
物性を測定したが、これらをまとめて表−2に示す。
(比較例−2) エポキシ化合物としての2,2・−ビス(4−グリシジ
ルオキシフェニル)プロパンの添加を行なわないように
した以外は実施例−1と同一の方法によりクロロスルホ
ン化ポリエチレン組成物の白色(25) チップを得た。実施例−1と同一の操作により空気加熱
老化試験を行ったがチップは淡茶色に変色した。
(比較例−3) A型ゼオライトを添加する代りにシリカ(日本シリカニ
業株製のニップシールVN3)430.9(これはクロ
ロスルホン化ポリエチレン100重量部に対して10重
量部に相当する。)を添加した以外は実施例−1と同一
の操作によりクロロスルホン化ポリエチレン組成物の白
色チップを得た。
実施例−1と同一の操作により空気加熱老化試験を行っ
たが、チップは暗黒色へと変化した。
(比較例−4) 実施例−4で用いたハイハロン 40のチップをそのま
ま実施例−1と同一の条件で空気加熱老化試験を行った
がチップは淡黄色に変色した。
残りのチップは表−1に示す配合でプレス加硫してその
物性を測定したがこれらをまとめて表−(26) 2に示す。
(27) (29) これらの実施例が示すように本発明により得られるクロ
ロスルホン化ポリオレフィンは加熱時にも変色が起らず
、白色の安定性に優れ、かつ加硫物の強度が太きい優れ
た特質を有するものであることは明らかである。
特許出願人 東洋曹達工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 クロロスルホン化ポリオレフィン100重量部に
    対して、エポキシ化合物01〜50重量部とA型ゼオラ
    イト01〜50重量部を混合することを特徴とするクロ
    ロスルホン化ポリオレフィン組成物。 2、溶剤に溶解したポリオレフィンを塩素化おヨヒクロ
    ロスルホン化しテクロロスルホン化ポリオレフィンを製
    造する方法において、反応溶液に溶解したクロロスルホ
    ン化ポリオレフィン100重量部に対して、01〜50
    重量部に相当するエポキシ化合物と0.1〜50重量部
    に相当するA型ゼオライトを該反応溶液に添加し、直接
    乾燥法により溶剤と分離することを特徴とするクロロス
    ルホン化ポリオレフィン組成物の製法。
JP59089273A 1984-05-07 1984-05-07 クロロスルホン化ポリオレフイン組成物およびその製法 Pending JPS60233138A (ja)

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JP59089273A JPS60233138A (ja) 1984-05-07 1984-05-07 クロロスルホン化ポリオレフイン組成物およびその製法

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