JPS6022589B2 - フライバツクトランス - Google Patents

フライバツクトランス

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Publication number
JPS6022589B2
JPS6022589B2 JP53040132A JP4013278A JPS6022589B2 JP S6022589 B2 JPS6022589 B2 JP S6022589B2 JP 53040132 A JP53040132 A JP 53040132A JP 4013278 A JP4013278 A JP 4013278A JP S6022589 B2 JPS6022589 B2 JP S6022589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode
coil
bobbin
flyback transformer
lead wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP53040132A
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English (en)
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JPS54132729A (en
Inventor
淳一 岩沢
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Denki Onkyo Co Ltd
Original Assignee
Denki Onkyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Denki Onkyo Co Ltd filed Critical Denki Onkyo Co Ltd
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Publication of JPS54132729A publication Critical patent/JPS54132729A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビジョン受信機に使用されるフライバック
トランスに関する。
周知のように、フライバックトランスは、高圧コイルの
分布容量や漏洩ィンダクタンスを小さくして高次高調波
同調を行い出力特性を改善している。
高圧コイルの漏洩ィンダクタンスを小さくするには、水
平出力電流が流れる駆動コイルとの磁気結合を大きくす
れば良いのであるが、逆に分布容量が増大するという不
都合が生じる。この問題を解決するため、実公昭41−
17292号公報「フライバックトランス」に開示され
ているように、高圧コイルが巻回されるボビンを複数の
鍔部で仕切った分割ボビンを用いて高圧コイルを分割し
て巻回し、漏洩ィンダクタンスと共に分布容量をも小さ
くしている。
しかしながら、高圧コイルを上述のように構成しても共
振周波数が高くなるにつれて高調波同調が困難になるも
のであった。
所で、カラーテレビジョン受信機に使用されるフライバ
ックトランスは、出力電圧のレギュレーションが良好で
あることが要求されるので、第5次高調波同調や第7次
高調波同調が利用される。
このような共振周波数を得るには、漏洩ィンダクタンス
と分布容量からなる高周波共振回路の回路要素、特に分
布容量を小さくする必要がある。また、電池等を電源と
して使用するときには、低い電圧から昇圧するために昇
圧比を大きくするべく高圧コイルの巻数を多くするから
、必然的に分布容量が大きくなって第3次高調波同調さ
えも得られなくなり、これまた分布容量を小さくすこと
が要求される。これらの要求を満すため、特開昭49−
73623号公報「高圧発生装置」に示されているよう
に、高圧側巻線を2つの区分に分け、その間にダイオー
ドを直列に接続して高圧コイルの分布容量を小さくして
いる。
すなわち、第1図に示すように、駆動コイル10と磁気
結合する高圧側巻線11をホーカスコィル12と高圧コ
イル13に分け、これらのコイルの間に2個のダイオー
ド14,15を直列に接続し、ダイオード14と15の
間からホーカス電圧を取出し、また高圧コイル13の出
力はダイオード16で整流して陰極線管アノードに供V
給している。この場合、ダイオード14,15は、第2
図に示すように、分割ボビン20の鍔部21で仕切られ
た分割区分22の中に配置され、ホーカスリード23が
引出される。
なお、ホーカス電圧を整流するコンデンサ18と可変抵
抗19は分割ボビン201こ収容されずフライバックト
ランスの他の部分に取付けられる。また、特公昭52−
36246号公報「フライバックトランス」に述べられ
ているように、高圧コイルを複数個に分割し、その間に
ダイオードを直列に後続し、高圧コイルの分布容量を小
さくしている。
例えば、第3図に示すように、高圧コイル30を第1コ
イル31、第2コイル32、第3コイル33に分け、そ
れぞれの闇をダイオード34,35で直列に接続し、第
3コイルの出力をダイオード36で整流し陰極線管37
のアノードーこ印加している。この場合にも、ダイオー
ド34,35,36は分割ボビン20の金言部21で仕
切られた分割区分22にそれぞれ収容される。
上記2つの例から明らかなように、少くとも1個のダイ
オードが分割ボビン20の狭い分割区分22の中に配置
されるが、ダイオードの固定方法として、分割ボビン2
0の導線が巻回されない分割区分内に、穴や溝を有する
突起を設けるなどしてダイオードのリード線を支持し、
且つこのリード線にコイルの引出線をからげている。
しかしながら、このような固定方法では、ダイオードが
不動に固定されず、ダイオードの取付けガタや位置ずれ
が生じ、フライバックトランスの特性や信頼曲こ悪影響
を与えるばかりか、ダイオード線径が0.4〜1.仇肋
であるのに比較しコイルの導線径が0.08〜0.12
側と極めて細いので、コイルの引出線をダイオードのリ
ード線にからげて接続し難く、また切断の廉れも大きか
った。
本発明は上述のような欠点を解決するもので、ダイオー
ドを分割ボビンに一体に埋設して構成したフライバック
トランスを提供するものである。
以下本発明の実施例を第5図乃至第11図を用いて詳細
に説明する。第5図aに於て、分割ボビン40は、円筒
部41の上に金警部42,43が一定間隔で一体に設け
られて分割区分49を作るように構成されている。
このボビンの円筒部41の一端に位置する鍔部43は、
他の金警部42より肉厚に成形されている。鍔部43に
は、第5図bに示すように、鍔部43の平面方向に配置
してダイオード44が埋設されている。すなわち、ダイ
オードは金警部43の肇の中に埋め込まれている。ダイ
オード44のリード線45,46の端部47,48は鍔
部43の縁面から突出している。鍔部43が他の鍔部4
2より肉厚に形成されたことによりヒケが大きく分割ボ
ビンの成形が困難なときは、第6図に示すように、金言
部43はダィオ−ド44を埋設する部分のみ肉厚にして
他は鍔部42と同様に成形する。
分割ボビン40は、上述のように、ダイオード44を埋
設して成形されるので、ダイオードのガタッキはなく、
鍔部43の綾南から突出している一方のリード線端部、
例えば47は、ダイオード44に隣接した分割区分49
に巻回される図示しないコイルの巻終りの引出線をから
げる接続端子として機能し、また、ダイオード44の他
方のIJ−ド線端部、例えば48は、他のコイルに、或
はフライバックトランスの外への引出線の端子として役
立つものである。第7図はフライバックトランスのコイ
ル、例えば高圧側巻線を、第1図に示すように、高圧コ
イルとホーカスコイルの2つに分け、その間にダイオー
ドを接続する場合の実施例である。
分割ボビン5川こは、円筒部51と一体に金警部52,
53,54が設けられ、導線を巻回する分割区分55,
56、が形成されている。円筒部51の鯛方向の途中に
設けられた鍔部53は、肉厚に成形されて2個のダイオ
ード57,58を埋設し、そのリード線端部は鍔部53
の縁面から突出している。また、円筒部61の一端に成
形された鍔部54には、上述同様にダイオード59が埋
設されている。この場合、ダイオード57,58は第1
図のダイオード14,15に相当し、ダイオード59は
第1図のダイオード16に相当する。
第】図のコイル12は分割区分55に巻回され、またコ
イル13は分割区分56に巻回される。ダイオード59
の埋設が分割ボビン50の耐圧上困難なときは、金警部
54を鍔部52と同様に成形し、ダイオード59は従来
公知の方向で固定して分割区分56に巻回されるコイル
引出線を接続してもよい。金言部53,54の形成時に
ヒケが大きく分割ボビンの成形が困難なときは、第8図
に示すように、ダイオード埋設部分を除いて他は鍔部5
2と同様の厚さに成形する。また、第3図のような高圧
コイル30‘こ使用する場合は、分割されたコイル31
,32,33間に介在するダイオード34,35を、上
述同様に金警部に埋設して構成すればよいことはこれま
での説明から明らかである。
この場合、分割されたコイルの数が多くなれば、それに
応じてダイオードの数、換言すればダイオードが埋設さ
れた鍔部が多くなることは言うまでもない。上述のよう
に、本発明に係るフライバックトランスに使用される分
割ボビンは、コイルに接続されるダイオード分割ボビン
の所定位置で鍔部に埋設することである。
分割ボビンは、第3図に示すようにな高圧コイルの回路
接続では1個の分割ボビンで構成できる。
また、第1図のように、高圧側が高圧コイル13とホー
カスコィル12に分割されて存在する場合には、1個の
分割ボビンで構成することも出来、また、コイル12と
ダイオード14を第5図或は第6図のような分割ボビン
40を用いて構成し、一方コイル13とダイオード15
,16は第9図に示すように、円筒部71と一体の鍔部
72,73,74のうち、両端に位置する鍔部73,7
4にダイオード75,76を埋設した分割ボビン70を
用いて構成し、これらを組合せてフライバックトランス
を作ることも出来る。上述では完成されたダイオードを
用いる例を示したが、分割ボビンの成形樹脂としてダイ
オードの外皮と同じ樹脂を使用するときは、ダイオード
を外皮形成前の状態、すなわちリード線の付いたべレッ
トの状態で分割ボビンに埋設してもよい。
また、ダイオードのリード線は板状とか端子を前提に作
られた形状でもよい。第10図は鍔部の他の実施例を示
す。
ダイオード91を埋設した鍔部90‘こは、リード線端
部92,93の位置で相互に反対側面に切欠部94,9
5が設けられている。このようにすると、コイル引出線
の接続が容易になり、リード線端部を切欠部内に折曲げ
るので反対側面への耐圧が向上する。第11図は本発明
に係わるフライバックトランスの一例を示す断面図であ
る。
1対のU形コアー80,80の磁脚には、複数の端子ピ
ン81を楯立した馬蹄形の端子部82を備える低圧コイ
ルボビン83が装着されている。
コイルボビン83には、低圧コイル84がAGC等のパ
ルスコイル85と共に巻回されている。低圧コイル84
の上には、分割ボビン86に巻回された高圧コイル87
が巻回され、高圧コイル87は分割ボビン86に埋設さ
れたダイオード88によって所定数分割されている。上
述のコイルを巻回したボビン83,86は有低円筒状の
ケース89に収納され、ケース89には絶縁モールド樹
脂が充填されている。
本発明のフライバックトランスは上述の構成であるから
、次のような効果を有する。
○} 従釆のようにダイオードのガタや位置ずれ等でリ
ード線の位置が不安定となることがなく、分割ボビンに
埋設されたダイオードの先端部分が端子として機能する
ため、線経0.08〜0.12側のような細い線を用い
たコイルの引出線の接続が容易になり、且つ切断の塵れ
もなくなる。
‘21 分割ボビンにダイオードが埋設されているため
、従来のように分割ボビンの分割区分内でダイオードが
一方に片寄って位置し両側のコイルに対する耐圧を不均
衡にしたり〜 またダイオードが低圧コイルやコアーに
接近しすぎて耐圧を低下したり、逆に分割ボビンからは
み出る状態になって絶縁層の外面に接近し外部へのコロ
ナ放電の危険を増大したり、更にはダイオードが煩いて
ダイオードのカノード側が被整流電圧発生コイルに接近
して耐圧を著しく低下させるというような欠点が生じな
いので、高い信頼性のフライバックトランスが得られる
。(3’分割ボビンの定められた位置に正確にダイオー
ドが埋設されるから、従来のよにダイオードの位置ずれ
で高圧コイルの分布容量が変り高調波同調が得られなく
なるという欠点はなく、希望する高調波同調を利用出来
る。
‘4’ダイオードを分割ボビンの金芸部の外縁に取付け
るとフライバックトランスの形状が大きくなるが、本願
発明によれば、絶縁モールド層を余分に必要としないの
で経済的であると共により小型化出来る。
‘51 ダイオードを埋設した鍔部にはリード線端部の
位置にコイル引出線を引出した側の分割区分と連続する
切欠部を設け、コイル引出線をリード線端部に接続した
後、リード線端部を切欠部内に折曲げるから、鍔部の反
対側面への耐圧が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は従釆のフライバックトランスの回
路結線図、第2図および第4図は第1図および第3図の
フライバックトランスに使用ごている分割ボビンを用い
たコイルの側面図、第5図aは本発明に係わるフライバ
ックトランスに使用する分割ボビンの正面図、同bは側
面図、第6図乃至第9図は本発明に係わる分割ボビンの
他の美施例を示す正面図、第10図はダイオードを埋設
した金言部の他の実施例を示すものでaは左側面図、b
は正面図、cは右側面図、第11図は本発明に係わるフ
ライバックトランスの一例を示す概略断面である。 図中の40,50,60,70,86は分割ボビン、4
4,57,58,59,75,76,88? 91はダ
イオード、45,46はリード線である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コアーに駆動コイルと高圧コイルを装着し、コイル
    を巻回する分割ボビンに整流用ダイオードを埋設してな
    るフライバツクトランスに於て、前記ダイオードを前記
    ボビンの鍔部に埋設すると共に、該鍔部には、ダイオー
    ドのリード線端部の位置に、コイル引出線を接続する側
    と連続する切欠部を説け、前記リード線端を折曲げ収容
    する如く構成したことを特徴とするフライバツクトラン
    ス。
JP53040132A 1978-04-05 1978-04-05 フライバツクトランス Expired JPS6022589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53040132A JPS6022589B2 (ja) 1978-04-05 1978-04-05 フライバツクトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53040132A JPS6022589B2 (ja) 1978-04-05 1978-04-05 フライバツクトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54132729A JPS54132729A (en) 1979-10-16
JPS6022589B2 true JPS6022589B2 (ja) 1985-06-03

Family

ID=12572271

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53040132A Expired JPS6022589B2 (ja) 1978-04-05 1978-04-05 フライバツクトランス

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JPS54132729A (en) 1979-10-16

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