JPS60224565A - 多色転写型プリンタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、受像紙の１回の送りで多色のプリントを行え
る転写型プリンターに関する。

」二記プリンターとしては特開昭５９−５０９１　号公
報で開示されたものがある。これは、受像紙送り方向に
沿って一定ピッチで、かつ平行にプリント色の種類と同
数の記録ヘッドを設置し、複数種の単色インキ部が送り
方向に順次形成されたインクドナーフィルムを受像紙と
同一速度で各記録ヘッドに亘って移送するとともに、隣
接するヘッド間においてインクドナーフィルムのみを迂
回して引き回し、受像紙及びインクドナーフィルムがヘ
ッド間ピッチ送られて記録画面の先端が各ヘッドに至る
と、異った色の単色インキ部の先端がこれと一致するよ
うに構成されたものである。

上記プリンターは、受像紙を各記録ヘッドに亘って１回
通すだけでヘッド数に相当する種類の色で重ね打ちがで
き、１個の記録ヘッドに対して受像紙とインクドナーフ
ィルムを繰返し作用させて多色プリントを行っていた旧
来のものに比較してプリント時間が短縮できるとともに
、重ね打ちプリント精度を高めることができる特徴を有
しているのであるが、上記公報で提案されたものにおい
ては、各記録ヘッドを等間隔に設置していたので次のよ
うな不具合が生じるものであった。

つまり、装置の寸法や形状、色の種類数、インクドナー
フィルムの引回しのためのスペース、受像紙やインクド
ナーフィルムの供給排出径路の確保等の主として機械的
スペースの制約から、記録ヘッドの間隔を等間隔にとり
難い場合があり、ことに記録ヘッドに対向するプラテン
を共用した場合にはヘッド設置位置がプラテン外周に沿
う１個の円弧状に限られるためにか〜る制約が一層きび
しくなるものであった。

本発明は、上記提案技術に改良を加えることによって、
上記のような機械的な制約を受けること少（、比較的自
由なレイアウトで連続多色プリントを行うことができる
転写型プリンターを提供することを目的とする。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係るプリンターの基本構成を示す側面
図、第２図はその斜視図であり、ここで（３） は３色プリンターが例示される。一定方向に回転する１
個のプラテン１の外周部には適当間隔をもって３個のサ
ーマルヘッド２，３．４が配備され、各ヘッド２，３．
４上には直線状発熱体５，６゜７がプラテン軸心方向と
互いに平行に設けられている。プラテン１とこれらサー
マルヘッド２，３゜４の間に受像紙８と多色インクドナ
ーフィルム９がガイドローラ１０．１１を介して供給さ
れ夫々同一速度でプラテン回転方向に送られる。

インクドナーフィルム９は、第３図に示すように、移送
方向に沿って一定ピッチＰごとにシアン、マゼンタ及び
イエローの各単色インキ部ｃ、Ｍ。

Ｙが順次繰返し形成されたものであり、前記受像紙８の
プリント横幅と同幅となっている。又、前記単色インキ
部Ｃ，Ｍ、Ｙの各ピッチＰは１枚の受像紙８の送り方向
長さ以上に設定されている。

又、各サーマルヘッド２，３．４の間には、ガイドロー
ラ１２・・・によってインクドナーフィルム９をプラテ
ン１から離間させる迂回径路１３．１４が形成されてい
る。

（４） そして、イエロー用となる第１のサーマルヘッド２の発
熱体５からマゼンダ用となる第２のサーマルヘッド３の
発熱体６の間での迂回径路１３の長さＬ＋が、前記両売
熱体５．６間の受像紙巻回長さ１＋と単色インク部ピッ
チＰとの和（Ｌ＋＝ｔｔ＋Ｐ　）となり、第２のサーマ
ルヘッド３の発熱体６からシアン用となる第３のサーマ
ルヘッド４の発熱体７の間での迂回径路１４の長さＬ２
が前記両売熱体６゜７間の受像紙巻回長さｔ２と単色イ
ンク部ピッチＰとの和（Ｌ２−４２＋Ｐ）となるように
設定されている。

上記構成に基づくプリント作動を第４図乃至第６図に基
づいて説明する。

先ず第４図に示すように、受像紙８とプラテン１とイエ
ロー用サーマルヘッド２との間に供給し、受像紙８の先
端８ａと、インクドナーフィルム９におけるイエロー単
色インク部Ｙの先端ｙとが発熱体５上に一致するようセ
ットする。このとき、迂回径路１３におけるインクドナ
ーフィルム９のマゼンダ単色インキ部Ｍの先端ｍは次の
マゼンダ用発熱体６から距離４１分だけ後方にあり、又
、迂回径路１４におけるインクドナーフィルム９のシア
ン単色インク部Ｃの先端Ｃは次のシアン用発熱体７から
距離ＡＩ＋１２分だけ後方に位置している。

上記セット状態から受像紙８及びインクドナーフィルム
９を同一速度で移送しながら、発熱体５を１ライン分づ
つ所定パターンで発熱制御してイエロー単色部Ｙのイン
クを受像紙８の受像面に転写して所定のイエロープリン
トを行う。

受像紙８及びインクドナーフィルム９が発熱体間距離Ａ
ｔだけ移行して第５図に示すように、受像紙先端８ａが
マゼンタ用発熱体６上に至ると、このときちょうどマゼ
ンタ単色インク部Ｍの先端ｍがこれに合致し、これより
以降、受像紙先端からマゼンタインクの転写が行われ、
先に転写されたイエローインク上に重ね打ちされてゆく
。尚、第５図に示す状態では、迂回径路１４におけるイ
ンクドナーフィルム９のシアン単色インク部Ｃの先端は
シアン用発熱体７から距離４２分だけ後方に位置してい
る。又、図示のように、受像紙８の長さが発熱体間距離
ｔ１より大きいときには、サーマルヘッド２，３で同時
に転写が行われる。

更に、プリントが進行して第６図に示すように受像紙先
端８ａがシアン用発熱体７１に達したときに、シアン単
色インク部Ｃの先端Ｃもちょうどここに至り、以後シア
ンインクが更に重ね打ちされてゆ（。

以上のようにして、受像紙８とインクドナーフィルム９
を各サーマルヘッド２，３．４を順に１回通過させるこ
とによって、受像紙先端８ａからイエロー、マゼンタ、
及びシアンの重ね打ちが行われ、シアンの転写が終了し
て受像紙８が送り出されると、各サーマルヘッド２，３
．４をソレノイド等の適宜手段を用いてプラテン１から
離間させ、インクドナーフィルム９を次の単色インク部
Ｙ。

Ｍ、Ｃの組に巻き進め初期位置に設定して次のプリント
に備える。

以上説明したように、本発明は、隣接するサーマルヘッ
ド間においてインクドナーフィルム９をプラテン１から
離間する迂回径路１３．１３の各長さく７） Ｌｌ、Ｌ２を、各隣接するサーマルヘッド間の受像紙巻
回長さｔｌ、１２と単色インクピッチＰとの和（Ｌ＋＝
ｔｌ＋Ｐ、　Ｌ２＝ｔ２＋Ｐ）に設定することによって
、サーマルヘッド間隔を任意に選択することができ、従
って、装置の寸法、形状、色の種類数、インクドナーフ
ィルムの引回し用迂回径路を形成するスペース、受像紙
やインクドナーフィルムの供給・排出径路の確保、等の
主として機械的スペースに対する制約を受けること少く
、比較的自由なレイアウトで連続多色プリントを行うこ
とのできる転写型プリンターを得ることができるように
なった。

特に、１個のプラテンを全サーマルヘッドに使用してコ
ンパクトを図る場合には、ヘッド配列がプラテン外周に
沿う一定円弧上に限られて、一層制約を受けるが、ヘッ
ド間隔の設定の自由度によって、この制約による不利を
ある程度補うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明プリンターの基本構成を示す側面図、第
２図はその斜視図、第３図はインクドナ（８） −フイルムの一部を示す斜視図、第４図乃至第６図はプ
リント経過を示す概略側面図である。 出願人　ローム株式会社 代理人　弁理士岡田和秀

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数種の単色インク部Ｙ、Ｍ、Ｃが送り方向に沿って一
   定ピッチＰごとに順次形成されたインクドナーフィルム
   ９と受像紙８とを、単一のプラテン１とその周部に配備
   されたインク種類と同数ノサーマルヘッド２，３．４と
   の間に同一速度で順次通過させるよう構成し、受像紙８
   をその全長においてプラテン１の外周に沿って巻回案内
   するとともに、隣接するサーマルヘッド間においてイン
   クドナーフィルム９をプラテン１から離間する迂回径路
   １３．１４を形成し、各迂回径路１３．１４の長さＬｌ
   、Ｌ２を、各隣接するサーマルヘッド間の受像紙巻回長
   さｔｌ、１２と単色インク部ピッチＰとの和（Ｌ＋＝ｚ
   ＋＋Ｐ　、　Ｌ＋＝ｔ２＋Ｐ　）に設定しであることを
   特徴とする多色転写型プリンター。