JPS6022449B2 - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
- Publication number
- JPS6022449B2 JPS6022449B2 JP56034615A JP3461581A JPS6022449B2 JP S6022449 B2 JPS6022449 B2 JP S6022449B2 JP 56034615 A JP56034615 A JP 56034615A JP 3461581 A JP3461581 A JP 3461581A JP S6022449 B2 JPS6022449 B2 JP S6022449B2
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- Japan
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- composition
- porcelain composition
- dielectric porcelain
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
最近、電子回路装置、電子部品の小形化の要求に応ずる
ため、積層形磁器コンデンサが注目されてきた。
ため、積層形磁器コンデンサが注目されてきた。
現在これに使用されている磁器材料の鯖緒温度は１２０
０００以上で、積層形の構造上、電極材料は白金（Ｐｔ
）、パラジウム（Ｐｄ）等高価な貴金属材料を使用せざ
るを得ず、コンデンサが高価格になる。また１２００ｏ
ｏ以上の高温度で焼結するため、多量の熱エネルギーを
必要とし、最近の省エネルギー時代にそぐわない。そこ
で製造コストの低減、および省エネルギーのため是非低
温度（９００ｑｏ以下）で暁縞できる誘電体磁器材料の
開発が望まれている。本発明は低温度で焼成可能であり
、かつ、特性の安定した磁器コンデンサ材料を提供する
ことにあり、これにより、電極材料として、銀、（Ａｇ
）、銀一パラジウム合金（Ａｇ−Ｐｄ）、ニッケル（Ｎ
ｉ）、銅（Ｃｕ）等、低価格の金属電極材料の使用が可
能となり、低価格の積層形コンデンサの提供が可能とな
る。
０００以上で、積層形の構造上、電極材料は白金（Ｐｔ
）、パラジウム（Ｐｄ）等高価な貴金属材料を使用せざ
るを得ず、コンデンサが高価格になる。また１２００ｏ
ｏ以上の高温度で焼結するため、多量の熱エネルギーを
必要とし、最近の省エネルギー時代にそぐわない。そこ
で製造コストの低減、および省エネルギーのため是非低
温度（９００ｑｏ以下）で暁縞できる誘電体磁器材料の
開発が望まれている。本発明は低温度で焼成可能であり
、かつ、特性の安定した磁器コンデンサ材料を提供する
ことにあり、これにより、電極材料として、銀、（Ａｇ
）、銀一パラジウム合金（Ａｇ−Ｐｄ）、ニッケル（Ｎ
ｉ）、銅（Ｃｕ）等、低価格の金属電極材料の使用が可
能となり、低価格の積層形コンデンサの提供が可能とな
る。
本発明は複合酸化物の固相反応によって合成されるＰｂ
（Ｍｇ１／がｂ２′３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／州ｂｌ／
３ＷＩ／３）０３一Ｐｂ（Ｆｅ２／３ＷＩ／３）０３系
の酸化物で特に低温度で齢結可能な誘電体磁器組成物に
関するものである。
（Ｍｇ１／がｂ２′３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／州ｂｌ／
３ＷＩ／３）０３一Ｐｂ（Ｆｅ２／３ＷＩ／３）０３系
の酸化物で特に低温度で齢結可能な誘電体磁器組成物に
関するものである。
従釆、磁器コンデンサ用誘電体組成物とて一般にチタン
酸バリウム（母Ｔｉ０３）、チタン酸カルシウム（Ｃａ
Ｔｉ０３）、錫酸バリウム（ＢａＳｎ０３）、チタン酸
ストロンチウム（ＳｒＴｉ０３）等を主成分として、そ
れらの固溶体または、他の化合物との複合酸化組成が多
く実用化されている。
酸バリウム（母Ｔｉ０３）、チタン酸カルシウム（Ｃａ
Ｔｉ０３）、錫酸バリウム（ＢａＳｎ０３）、チタン酸
ストロンチウム（ＳｒＴｉ０３）等を主成分として、そ
れらの固溶体または、他の化合物との複合酸化組成が多
く実用化されている。
いずれも焼成温度は１２００ｏｏ以上である。本発明は
、従来に比較して低温度で焼結可能な誘電体磁器材料を
開発するため、下記実施例のごと〈本発明の磁器組成物
が得られたものである。
、従来に比較して低温度で焼結可能な誘電体磁器材料を
開発するため、下記実施例のごと〈本発明の磁器組成物
が得られたものである。
以下実施例により説明する。出発原料としては、ＰＤ０
，Ｗ０３，Ｎｂ２０５，Ｍｇ○，Ｆｅ２０３，Ｌｉ２Ｃ
Ｑの各粉末を用いた。
，Ｗ０３，Ｎｂ２０５，Ｍｇ○，Ｆｅ２０３，Ｌｉ２Ｃ
Ｑの各粉末を用いた。
いずれもその純度は、化学的に９９％以上のものである
。まず原料を所定の組成になるように秤量し、ポリエチ
レンポット中にメノボール、およびメタノールと共に入
れ、ボールミル架台で約６時間湿式混合を行なった。混
合後の原料は、ポットからホーロー引きバットに取り出
し、加熱乾燥した。これを５００ｋ９／塊の圧力で成形
プレス組成に応じて所定の温度で仮隣を行なった。仮嫌
後の試料は再び、ボールミルにかけ紬粉化したものを直
径２０物厚さ１〜２肋に成形プレス（８００ｋｇ／の）
し本焼成を行なった。従来、一般にＰｂ含有組成物を競
結する場合にはＰｂの蒸発による組成の変化および、そ
れに付随した特性の不安定性を防止するために、特殊な
厚針を用いてＰｂの雰囲気を調整しているが、本発明の
組成物ではその必要のないことがわかり「通常の厘針を
用いた。
。まず原料を所定の組成になるように秤量し、ポリエチ
レンポット中にメノボール、およびメタノールと共に入
れ、ボールミル架台で約６時間湿式混合を行なった。混
合後の原料は、ポットからホーロー引きバットに取り出
し、加熱乾燥した。これを５００ｋ９／塊の圧力で成形
プレス組成に応じて所定の温度で仮隣を行なった。仮嫌
後の試料は再び、ボールミルにかけ紬粉化したものを直
径２０物厚さ１〜２肋に成形プレス（８００ｋｇ／の）
し本焼成を行なった。従来、一般にＰｂ含有組成物を競
結する場合にはＰｂの蒸発による組成の変化および、そ
れに付随した特性の不安定性を防止するために、特殊な
厚針を用いてＰｂの雰囲気を調整しているが、本発明の
組成物ではその必要のないことがわかり「通常の厘針を
用いた。
焼成して得た試料は直径約１５側、厚さ約１職の円板状
で、電極として銀を暁付け、電気的特性を測定し、誘電
率（ご）、譲電正接（ｔａｎ６）、絶縁抵抗等を求めた
。
で、電極として銀を暁付け、電気的特性を測定し、誘電
率（ご）、譲電正接（ｔａｎ６）、絶縁抵抗等を求めた
。
測定は室温、周波数はＩＫＨＺで行なった。第１図に実
験試料の組成を、３成分系で示し、第１表に組成と焼成
温度および電気特性をまとめて示した。本発明の目的で
ある低温度競緒可能で、電気的性質の優れている領域を
求める条件として〔暁結温度：９００００以下〕、〔損
ｎ６：１％以下〕を適用すると、例えば第１図中「 Ｘ
−Ｙ系で組成番号■は焼成温度：１２０００○、譲露率
（ど）：５１０以議電正接（ねｎ６）：０．６％、組成
番号■は同様に焼成温度：８５０００、ご：１，８５５
ねｎ６：０．２％である。
験試料の組成を、３成分系で示し、第１表に組成と焼成
温度および電気特性をまとめて示した。本発明の目的で
ある低温度競緒可能で、電気的性質の優れている領域を
求める条件として〔暁結温度：９００００以下〕、〔損
ｎ６：１％以下〕を適用すると、例えば第１図中「 Ｘ
−Ｙ系で組成番号■は焼成温度：１２０００○、譲露率
（ど）：５１０以議電正接（ねｎ６）：０．６％、組成
番号■は同様に焼成温度：８５０００、ご：１，８５５
ねｎ６：０．２％である。
第１表 組成−焼成温度−電気的特性組成番号■は焼成
温度が１２００℃であり、これは必要条件を満足せず、
したがって、その境界は組成番号■と判断される。
温度が１２００℃であり、これは必要条件を満足せず、
したがって、その境界は組成番号■と判断される。
一方組成番号■■はそれぞれ、焼成温度は７５０ｑＣ、
７５０ｑｏ、ご：３５０２３執ａｎ６さ０．７％および
１．３％である。総成番号■のｔａｎ６は１．３％であ
るため「その境界は組成番号■と判断され、したがてＸ
−Ｙ系では組成番号■と■の範囲内に限定されることが
わかる。同様にＸ−Ｙ−Ｚ系における組成番号■、Ｘ−
Ｙ系における組成番号■，■，Ｙ−２系における組成番
号■，■の各組成点が必要条件を満たすための境界点と
なる。勿論それらの組成点で示される範囲内の組成は必
要条件を十分満足するものである。以上の結果より焼成
温度９００ｑｏ以下、ねｎ６１％以下の磁器組成物はＰ
ｂ〔（Ｍｇ１′州ｂ２′３）ｘ．（Ｌｉｌ／３Ｎｂｌ／
３ＷＩ′３）ｙ．（Ｆｅ２′３ＷＩ／３）ｚ〕０３系に
おいてｘ十ｙ十ｚ＝１．００と表現したとき、ｘ，ｙ，
Ｚの値がそれぞれ第２表のように示される範囲に限定さ
れることが「明らかである。第２表 また、本発明の各組成と焼成温度、電気的特性の関係は
第１表に示すとおりであり、極めて優れた性質をもって
いる。
７５０ｑｏ、ご：３５０２３執ａｎ６さ０．７％および
１．３％である。総成番号■のｔａｎ６は１．３％であ
るため「その境界は組成番号■と判断され、したがてＸ
−Ｙ系では組成番号■と■の範囲内に限定されることが
わかる。同様にＸ−Ｙ−Ｚ系における組成番号■、Ｘ−
Ｙ系における組成番号■，■，Ｙ−２系における組成番
号■，■の各組成点が必要条件を満たすための境界点と
なる。勿論それらの組成点で示される範囲内の組成は必
要条件を十分満足するものである。以上の結果より焼成
温度９００ｑｏ以下、ねｎ６１％以下の磁器組成物はＰ
ｂ〔（Ｍｇ１′州ｂ２′３）ｘ．（Ｌｉｌ／３Ｎｂｌ／
３ＷＩ′３）ｙ．（Ｆｅ２′３ＷＩ／３）ｚ〕０３系に
おいてｘ十ｙ十ｚ＝１．００と表現したとき、ｘ，ｙ，
Ｚの値がそれぞれ第２表のように示される範囲に限定さ
れることが「明らかである。第２表 また、本発明の各組成と焼成温度、電気的特性の関係は
第１表に示すとおりであり、極めて優れた性質をもって
いる。
なお、本発明の組成範囲内の磁器の固有電気抵抗は１び
ｏ〜１び２Ｑ．仇の範囲にあり、コンデンサの絶縁抵抗
としては十分の値を示している。
ｏ〜１び２Ｑ．仇の範囲にあり、コンデンサの絶縁抵抗
としては十分の値を示している。
本発明により、特別にＰｂの雰囲気を調整することなく
、９００００以下の温度で暁緒可能な磁器組成物が得ら
れるため、積層形コンデンサにおいてＰｔ，Ｐｄ等の高
価な電極材料によらずＡｇ，Ｎｊ，Ｃｕ等の安価な電極
材料が使用でき、かつ特殊な厘針を要しないため、従釆
よりも低価格で特性の安定した積層形コンデンサの生産
が可能になる。
、９００００以下の温度で暁緒可能な磁器組成物が得ら
れるため、積層形コンデンサにおいてＰｔ，Ｐｄ等の高
価な電極材料によらずＡｇ，Ｎｊ，Ｃｕ等の安価な電極
材料が使用でき、かつ特殊な厘針を要しないため、従釆
よりも低価格で特性の安定した積層形コンデンサの生産
が可能になる。
第１図に本発明に際して実験した組成点をＰｂ（Ｍｇ１
′３Ｎｂ２′３）０３，Ｐｂ（Ｌｉｌ／３Ｎｂｌ／３Ｗ
Ｉ／３）０３，Ｐｂ（Ｆｅ２′３ＷＩ／３）０３，の３
成分系で示したものである。 矛｝図
′３Ｎｂ２′３）０３，Ｐｂ（Ｌｉｌ／３Ｎｂｌ／３Ｗ
Ｉ／３）０３，Ｐｂ（Ｆｅ２′３ＷＩ／３）０３，の３
成分系で示したものである。 矛｝図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Ｐｂ（Ｍｇ１／３Ｎｂ２／３）Ｏ＿３−Ｐｂ（Ｌｉ
１／３Ｎｂ１／３Ｗ１／３）Ｏ＿３−Ｐｂ（Ｆｅ２／３
Ｗ１／３）Ｏ＿３の３成分系組成物Ｐｂ〔（Ｍｇ１／３
Ｎｂ２／３）（Ｌｉ１／３Ｎｂ１／３Ｗ１／３）Ｙ．（
Ｆｅ２／３Ｗ１／３）ｚ〕Ｏ＿３において、ｘ＋ｙ＋ｚ
＝１．００と表現したとき、ｘ，ｙ，ｚの値がそれぞれ
▲数式、化学式、表等があります▼と表わされる範囲内
に限定される組成であることを特徴とする誘電体磁器組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56034615A JPS6022449B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56034615A JPS6022449B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57148806A JPS57148806A (en) | 1982-09-14 |
| JPS6022449B2 true JPS6022449B2 (ja) | 1985-06-01 |
Family
ID=12419274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56034615A Expired JPS6022449B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6022449B2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-12 JP JP56034615A patent/JPS6022449B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57148806A (en) | 1982-09-14 |
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