JPS6022448B2 - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
- Publication number
- JPS6022448B2 JPS6022448B2 JP56034614A JP3461481A JPS6022448B2 JP S6022448 B2 JPS6022448 B2 JP S6022448B2 JP 56034614 A JP56034614 A JP 56034614A JP 3461481 A JP3461481 A JP 3461481A JP S6022448 B2 JPS6022448 B2 JP S6022448B2
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- Japan
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- composition
- porcelain composition
- present
- dielectric porcelain
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複合酸化物の固相反応によって合成されるＰｂ
Ｍ Ｉ′がｂ２／３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／水ｂｌ／
３ＷＩ′３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／岬ｅｌ／４ＷＩ／２
）０３系の酸化物で特に低温度で暁縞可能な誘電体磁器
組成物に関するものである。
Ｍ Ｉ′がｂ２／３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／水ｂｌ／
３ＷＩ′３）０３‐Ｐｂ（Ｌｉｌ／岬ｅｌ／４ＷＩ／２
）０３系の酸化物で特に低温度で暁縞可能な誘電体磁器
組成物に関するものである。
従来、磁器コンデンサ用誘電体組成物とて一般にチタン
酸バリウム（母Ｔｉ０３）、チタン酸カルシウム（Ｃａ
Ｔｉ０３）、錫酸バリウム（ＢａＳｎ０３）、チタン酸
ストロンチウム（ＳｒＴｉ０３）等を主成分として、そ
れらの閏溶体、または、他の化合物との複合酸化物組成
が多く実用化されている。
酸バリウム（母Ｔｉ０３）、チタン酸カルシウム（Ｃａ
Ｔｉ０３）、錫酸バリウム（ＢａＳｎ０３）、チタン酸
ストロンチウム（ＳｒＴｉ０３）等を主成分として、そ
れらの閏溶体、または、他の化合物との複合酸化物組成
が多く実用化されている。
いずれも焼成温度は１２００ｑｏ以上である。最近、電
子回路装置、電子部品の小形化の要求に応ずるため、積
層形磁器コンデンサが注目されてきた。
子回路装置、電子部品の小形化の要求に応ずるため、積
層形磁器コンデンサが注目されてきた。
現在これに使用されている、磁器材料の暁緒温度は１２
０び○以上で、積層形の構造上、電極材料は、白金（Ｐ
ｔ）、パラジウム（Ｐｄ）等高価な貴金属材料を使用せ
ざるを得ず、コンデンサが高価になる。また１２０ぴ０
以上の高温度で擬綾するため、多量の熱エネルギーを必
要とし、最近の省エネルギー時代にそぐわない。そこで
製造コストの低減、および省エネルギーのため是非低温
度（９００ｑｏ以下）で糠結できる誘電体磁器材料の開
発が望まれている。本発明は低温度で焼成可能でかつ特
性の安定した磁器コンデンサ材料を提供することにあり
、これにより電極材料として銀（Ａｇ）、銀パラジウム
合金（Ａｇ−Ｐｄ）、ニッケル（Ｎｉ）、銅（Ｃｕ）等
の低価格の金属電極材料の使用が可能になり、低価格の
積層形コンデンサの提供が可能となる。
０び○以上で、積層形の構造上、電極材料は、白金（Ｐ
ｔ）、パラジウム（Ｐｄ）等高価な貴金属材料を使用せ
ざるを得ず、コンデンサが高価になる。また１２０ぴ０
以上の高温度で擬綾するため、多量の熱エネルギーを必
要とし、最近の省エネルギー時代にそぐわない。そこで
製造コストの低減、および省エネルギーのため是非低温
度（９００ｑｏ以下）で糠結できる誘電体磁器材料の開
発が望まれている。本発明は低温度で焼成可能でかつ特
性の安定した磁器コンデンサ材料を提供することにあり
、これにより電極材料として銀（Ａｇ）、銀パラジウム
合金（Ａｇ−Ｐｄ）、ニッケル（Ｎｉ）、銅（Ｃｕ）等
の低価格の金属電極材料の使用が可能になり、低価格の
積層形コンデンサの提供が可能となる。
本発明は従釆に比較して低温度で焼綾可能な誘電体磁器
材料を開発するため、下記の如き実験を実施、本発明の
磁器組成物が得られたものである。以下実験に基づいた
実施例により本発明を説明する。出発原料としては、Ｐ
ｂｏ，Ｗ０３，Ｎｂ２０５，Ｍｇ○，Ｆｅ２０３，Ｌｉ
２Ｃ０３の各粉末を用いた。
材料を開発するため、下記の如き実験を実施、本発明の
磁器組成物が得られたものである。以下実験に基づいた
実施例により本発明を説明する。出発原料としては、Ｐ
ｂｏ，Ｗ０３，Ｎｂ２０５，Ｍｇ○，Ｆｅ２０３，Ｌｉ
２Ｃ０３の各粉末を用いた。
いずれもその純度は、化学的に９９％以上のものである
。まず、原料を所定の組成になるように秤量し、ポリエ
チレンポット中に、メノーボール、およびメタノールと
共に入れ、ポールミル架台で約６時間湿式混合を行なっ
た。混合後の原料はポットからホーロー引きバットに取
り出し加熱乾燥した。これを５００ｋ９／仇の圧力で成
形プレスし、組成に応じて所定の温度で仮焼を行なった
。仮暁後の試料は再び、ボールミルにかけ細粉化したも
のを直径２仇舷厚さ１〜２柵に成形プレス（８００ｋ９
／地）し、本焼成を行なった。従来一般にＰｂ系組成物
を焼結する場合には、Ｐｂの蒸発による組成の変化およ
び、それに付随した特性の不安定性を防止すために、特
殊な厚針を用いＰｂの雰囲気を調整しているが、本発明
の組成物ではその必要のないことがわかり、通常の厘針
を用いた。
。まず、原料を所定の組成になるように秤量し、ポリエ
チレンポット中に、メノーボール、およびメタノールと
共に入れ、ポールミル架台で約６時間湿式混合を行なっ
た。混合後の原料はポットからホーロー引きバットに取
り出し加熱乾燥した。これを５００ｋ９／仇の圧力で成
形プレスし、組成に応じて所定の温度で仮焼を行なった
。仮暁後の試料は再び、ボールミルにかけ細粉化したも
のを直径２仇舷厚さ１〜２柵に成形プレス（８００ｋ９
／地）し、本焼成を行なった。従来一般にＰｂ系組成物
を焼結する場合には、Ｐｂの蒸発による組成の変化およ
び、それに付随した特性の不安定性を防止すために、特
殊な厚針を用いＰｂの雰囲気を調整しているが、本発明
の組成物ではその必要のないことがわかり、通常の厘針
を用いた。
焼成して得た試料は直径約１５肋、厚さ約１肌の円板状
で、電極として銀を競付け、電気的特性を測定し、誘電
率（ご）、誘電正袋（ｔａｎ６）、絶縁抵抗等を求めた
。
で、電極として銀を競付け、電気的特性を測定し、誘電
率（ご）、誘電正袋（ｔａｎ６）、絶縁抵抗等を求めた
。
測定は室温周波数はＩＫＨ２で行なった。第１図に実験
試料の組成を３成分系で示し、第１表に組成と焼成温度
および電気特性をまとめて示した。本発明の目的である
低温度暁結可能で電気的性質の優れている領域を求める
条件として、〔競成温度：９００ｑｏ以下〕〔ｔａｎ６
：１％以下〕を適用すると、例えば第１図中、Ｘ−Ｙ系
で組成番号■は焼成温度：１２００午０、誘電率（ご）
：５１００、誘電正接（Ｇｎ６）：０．６％組成番号■
は同様に焼成温度：８５０ｑｏ、ご＝１，８５５ねｎ６
：０．２％である。
試料の組成を３成分系で示し、第１表に組成と焼成温度
および電気特性をまとめて示した。本発明の目的である
低温度暁結可能で電気的性質の優れている領域を求める
条件として、〔競成温度：９００ｑｏ以下〕〔ｔａｎ６
：１％以下〕を適用すると、例えば第１図中、Ｘ−Ｙ系
で組成番号■は焼成温度：１２００午０、誘電率（ご）
：５１００、誘電正接（Ｇｎ６）：０．６％組成番号■
は同様に焼成温度：８５０ｑｏ、ご＝１，８５５ねｎ６
：０．２％である。
組成番号■は焼成温度が１２００ｑ○であり、これは必
要条件を満足せず、したがって、その境界は組成番号■
と判断される。一方組成番号■，■はそれぞれ焼成温度
は、７５０℃，７５０℃，ど＝３５６ ２３９，ねｎ６
＝０．７％、１．３％である。組成番号■のｔａｎ６は
１．３％であるため、その境界は組成番号■と判断され
、したがってＸ−Ｙ系では組成番号が■と■の範囲内に
限定されることがわる。同様にＸ−Ｚ系における組成番
号■、と■，Ｙ−Ｚ系における組成番号■，■の各組成
点が必要条件を満たすための境界点となる。勿論それら
の細貝ら点で示される範囲内の組成は必要条件を十分満
足するものである。以上の結果より焼成温度９００℃以
下ｔａｎ６１％以下の磁器組成物はＰｂ（Ｍｇ１／３Ｎ
ｂ２／３）ｘ．（Ｌｉｌ／刈ｂｌ／３ＷＩ′３）ｙ．（
Ｌｉｌ／４Ｆｅｌ′４ＷＩ／２）ｚ〕０３系においてｘ
＋ｙ＋ｚ＝１．００と表現したとき、ｘ，ｙ，Ｚの値が
それぞれ第２表のように示される範囲に限定されること
が明らかである。第２表 また、本発明の各組成と焼成温度、電気的特性の関係は
第１表に示すとおりであり、極めて優れた性質をもって
いる。
要条件を満足せず、したがって、その境界は組成番号■
と判断される。一方組成番号■，■はそれぞれ焼成温度
は、７５０℃，７５０℃，ど＝３５６ ２３９，ねｎ６
＝０．７％、１．３％である。組成番号■のｔａｎ６は
１．３％であるため、その境界は組成番号■と判断され
、したがってＸ−Ｙ系では組成番号が■と■の範囲内に
限定されることがわる。同様にＸ−Ｚ系における組成番
号■、と■，Ｙ−Ｚ系における組成番号■，■の各組成
点が必要条件を満たすための境界点となる。勿論それら
の細貝ら点で示される範囲内の組成は必要条件を十分満
足するものである。以上の結果より焼成温度９００℃以
下ｔａｎ６１％以下の磁器組成物はＰｂ（Ｍｇ１／３Ｎ
ｂ２／３）ｘ．（Ｌｉｌ／刈ｂｌ／３ＷＩ′３）ｙ．（
Ｌｉｌ／４Ｆｅｌ′４ＷＩ／２）ｚ〕０３系においてｘ
＋ｙ＋ｚ＝１．００と表現したとき、ｘ，ｙ，Ｚの値が
それぞれ第２表のように示される範囲に限定されること
が明らかである。第２表 また、本発明の各組成と焼成温度、電気的特性の関係は
第１表に示すとおりであり、極めて優れた性質をもって
いる。
なお「本発明の組成範囲内の磁器の固有電気抵抗は１ぴ
ｏ〜１ぴ２０仇の範囲にあり、コンデンサの絶縁抵抗と
しては十分の値を示している。
ｏ〜１ぴ２０仇の範囲にあり、コンデンサの絶縁抵抗と
しては十分の値を示している。
第１表 組成 焼成温度一電気的特性
本発明により、特別にＰｂの雰囲気を調整することなく
、９００ｑｏ以下の温度で焼成可能な磁器組成物が得ら
れるため、積層形コンデンサにおいてＰｔ，Ｐｄ等の高
価な電極材料によらずＡｇ，Ｎｉ，Ｃｕ等安価な電極材
料が使用でき、かつ特殊な厚針を要しないため、従釆よ
りも低価格で特性の安定した積層形コンデンサの生産が
可能になる。
、９００ｑｏ以下の温度で焼成可能な磁器組成物が得ら
れるため、積層形コンデンサにおいてＰｔ，Ｐｄ等の高
価な電極材料によらずＡｇ，Ｎｉ，Ｃｕ等安価な電極材
料が使用でき、かつ特殊な厚針を要しないため、従釆よ
りも低価格で特性の安定した積層形コンデンサの生産が
可能になる。
第１図は本発明に際して実験した組成点を、Ｐｂ（Ｍｇ
１／３Ｎｂ２／３）０３，Ｐｂ（Ｌｉｌ′３Ｎｂｌ／３
ＷＩ／３）Ｑ，Ｐｂ（Ｌｊｌ／４Ｆｅｌ／４ＷＩ′２）
０３の３成分系で示したものである。 矛ｆ図
１／３Ｎｂ２／３）０３，Ｐｂ（Ｌｉｌ′３Ｎｂｌ／３
ＷＩ／３）Ｑ，Ｐｂ（Ｌｊｌ／４Ｆｅｌ／４ＷＩ′２）
０３の３成分系で示したものである。 矛ｆ図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Ｐｂ（Ｍｇ１／３Ｎｂ２／３）Ｏ＿３−Ｐｂ（Ｌｉ
１／３Ｎｂ１／３Ｗ１／３）Ｏ＿３−Ｐｂ（Ｌｉ１／４
Ｆｅ１／４Ｗ１／２）Ｏ＿３の３成分系組成物 Ｐｂ〔
（Ｍｇ１／３Ｎｂ２／３）ｘ・（Ｌｉ１／３Ｎｂ１／３
Ｗ１／３）ｙ・（Ｌｉ１／４Ｆｅ１／４Ｗ１／２）ｚ〕
Ｏ＿３において、ｘ＋ｙ＋ｚ＝１．００と表現したとき
、ｘ，ｙ，ｚの値がそれぞれ▲数式、化学式、表等があ
ります▼ と表わされる範囲内に限定される組成であることを特徴
とする誘電体磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56034614A JPS6022448B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56034614A JPS6022448B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57148805A JPS57148805A (en) | 1982-09-14 |
| JPS6022448B2 true JPS6022448B2 (ja) | 1985-06-01 |
Family
ID=12419246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56034614A Expired JPS6022448B2 (ja) | 1981-03-12 | 1981-03-12 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6022448B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6278535U (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-20 |
-
1981
- 1981-03-12 JP JP56034614A patent/JPS6022448B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6278535U (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57148805A (en) | 1982-09-14 |
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