JPS6022278B2 - アルミニウム合金製熱交換器の製造方法 - Google Patents
アルミニウム合金製熱交換器の製造方法Info
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- JPS6022278B2 JPS6022278B2 JP13704380A JP13704380A JPS6022278B2 JP S6022278 B2 JPS6022278 B2 JP S6022278B2 JP 13704380 A JP13704380 A JP 13704380A JP 13704380 A JP13704380 A JP 13704380A JP S6022278 B2 JPS6022278 B2 JP S6022278B2
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- F28F21/00—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
- F28F21/08—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
- F28F21/089—Coatings, claddings or bonding layers made from metals or metal alloys
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0477—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0478—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag the conduits having a non-circular cross-section
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- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/126—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28F19/00—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動車冷房袋贋の蒸発器、凝縮器等に用いて好
適なアルミニウム合金製熱交換器の製造方法に関する。
適なアルミニウム合金製熱交換器の製造方法に関する。
〔従来の技術）従釆、コルゲートフィン型アルミニウム
熱交換器のチューブとしては、ＪＩＳ規格でＡ３００３
（Ｃｕ：０．０５〜０．２０％、Ｓｉ：０．６以下、Ｆ
ｅ；０。
熱交換器のチューブとしては、ＪＩＳ規格でＡ３００３
（Ｃｕ：０．０５〜０．２０％、Ｓｉ：０．６以下、Ｆ
ｅ；０。
７以下Ｍｈ：１．０〜１．５％、Ｚｎ：０．１０以下、
残部Ｎ）のアルミニウム合金あるいはこのＡ３００３ア
ルミニウム合金よりＭｎが若干少ないアルミニウム合金
を使用し「コルゲートフィンとしては表面にろう村用の
被覆層を有し「且つチューブ材のＡ３００３アルミニウ
ム合金よりも電極電位が卑となり犠牲腐食効果を有する
アルミニウム−亜鉛合金の心材を使用して、熱交換器チ
ューブの孔あき腐食の防止を行なうようにしていた。
残部Ｎ）のアルミニウム合金あるいはこのＡ３００３ア
ルミニウム合金よりＭｎが若干少ないアルミニウム合金
を使用し「コルゲートフィンとしては表面にろう村用の
被覆層を有し「且つチューブ材のＡ３００３アルミニウ
ム合金よりも電極電位が卑となり犠牲腐食効果を有する
アルミニウム−亜鉛合金の心材を使用して、熱交換器チ
ューブの孔あき腐食の防止を行なうようにしていた。
ところで「上記チューブは引き抜きあるいは押出し加工
によって「多数の穴を有する偏平形状に成形されるので
あるが「 その際上記したＡ３００３系アルミニウム合
金は引き抜きあるいは押出し加工性が低く「その加工速
度が純アルミニウムの約１′３でありへ このためＡ３
００３系アルミニウム合金を引き抜きあるし１は押出加
工して熱交換チューブを作る場合は純アルミニウムの場
合に比較して製造コストが非常に高くつくという欠点を
有していた。
によって「多数の穴を有する偏平形状に成形されるので
あるが「 その際上記したＡ３００３系アルミニウム合
金は引き抜きあるいは押出し加工性が低く「その加工速
度が純アルミニウムの約１′３でありへ このためＡ３
００３系アルミニウム合金を引き抜きあるし１は押出加
工して熱交換チューブを作る場合は純アルミニウムの場
合に比較して製造コストが非常に高くつくという欠点を
有していた。
本発明は上記点に鑑みトチューブの引き抜きあるいは押
出し加工性の向上を図ると同時に、従釆のＡ３００３系
アルミニウムチューブの場合と同等の耐食性を得ること
を目的とする。
出し加工性の向上を図ると同時に、従釆のＡ３００３系
アルミニウムチューブの場合と同等の耐食性を得ること
を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために〜アルミニウム合金
製熱交換器の製造方法において、０．２〜１．０％の銅
と避けることのできない不純物とを含有するアルミニウ
ム合金を引き抜きもし〈は押し出し加工することによっ
て、多数の穴を有する偏平形状のチューブを成形し、次
にこのチューブを蛇行状に曲げ加工し〜一方、上誌チュ
ーブを穣成するアルミニウム合金の電位よりも電位が卑
となり、それにより犠牲腐食効果を有するアルミニウム
合金からなる心材と「 この心材の両面に被覆されたろ
う材被覆層とからなるプレージングシートによって波形
状のコルゲートフィンを成形し「前記蛇行状チューブの
平行部間に前記コルゲ−トフィンを槌付け、このチュー
ブとコルゲ−トフインを前託ろう村被覆層を介して一体
にろう付けするという技術的手段を採用する。
製熱交換器の製造方法において、０．２〜１．０％の銅
と避けることのできない不純物とを含有するアルミニウ
ム合金を引き抜きもし〈は押し出し加工することによっ
て、多数の穴を有する偏平形状のチューブを成形し、次
にこのチューブを蛇行状に曲げ加工し〜一方、上誌チュ
ーブを穣成するアルミニウム合金の電位よりも電位が卑
となり、それにより犠牲腐食効果を有するアルミニウム
合金からなる心材と「 この心材の両面に被覆されたろ
う材被覆層とからなるプレージングシートによって波形
状のコルゲートフィンを成形し「前記蛇行状チューブの
平行部間に前記コルゲ−トフィンを槌付け、このチュー
ブとコルゲ−トフインを前託ろう村被覆層を介して一体
にろう付けするという技術的手段を採用する。
本発明においては勺チューブ製造用のアルミニウム合金
として、銅０．２〜１．０％と、残部アルミニウムと、
避けることのできない不純物とから成るアルミニウム合
金を使用しており、このアルミニウム合金はＡＩ０５０
アルミニウム合金（Ｃｕｏ．０５％以下、Ｓｉｏｏ．２
５％以下、Ｆｅｏ．４０％以下、Ｍｎｏ．０５％以下ｔ
Ｍｇ０．０５％以下、Ｚｎｏ，０５％以下、Ｔｉｏ．０
３以下、ＡＩ９９．５０％以上）よりも擬含有量が多く
、これにより本発明で使用しているこの合金の爵位をＡ
３００３アルミニウム合金の鰭位に近い値とすることが
できる。
として、銅０．２〜１．０％と、残部アルミニウムと、
避けることのできない不純物とから成るアルミニウム合
金を使用しており、このアルミニウム合金はＡＩ０５０
アルミニウム合金（Ｃｕｏ．０５％以下、Ｓｉｏｏ．２
５％以下、Ｆｅｏ．４０％以下、Ｍｎｏ．０５％以下ｔ
Ｍｇ０．０５％以下、Ｚｎｏ，０５％以下、Ｔｉｏ．０
３以下、ＡＩ９９．５０％以上）よりも擬含有量が多く
、これにより本発明で使用しているこの合金の爵位をＡ
３００３アルミニウム合金の鰭位に近い値とすることが
できる。
本発明で使用する上記合金の銅含有量が０．２％より低
い場合、合金の鰭位はＡ３００３アルミニウム合金の蟹
位と同程度にならず不適であり、また同含有量が１．０
％を超えると電位は充分に貴となるが合金の硬さが増加
し、引き抜きあるいは押出し加工性及び曲げ加工性が劣
化し不適であることを見し、出した。このように銅を少
量添加することによってアルミニウム合金の電位を貴に
することができるとともに、銅の添加量を１．０％以下
とすることによってアルミニウム合金の引き抜きあるし
・は押出加工性及び曲げ加工性を純アルミニウム系のＡ
ｉ０５０アルミニウム合金と同程度に保つことができる
ことが判明した。そして、上記合金からなるチューブの
電位が前記のごとく貴になるので、犠牲陽極材からなる
コルゲートフィンと組合せることによって、チューブの
耐孔食性はＡ３００３を用いた場合と同等になる。犠牲
陽極材は、心材の両面に５〜２０％程度のクラッド比（
片面につき）でるう材がクラツドされたプレージングシ
ートからなるが、心材に徴量のＺｎ，Ｓｎあるいはｌｎ
などを添加したものが用いられる。また同時にろう村へ
も上記元素を徴量添加する場合もある。チューブとコル
ゲートフィンの接合はろう付法でおこなうが、そのろう
付はフラックスブレ−ジング法、真空ろう付法、不活性
ガス（具体的にはＮ２ガス）雰囲気ろう付法あるいはそ
の他いずれの方法をも適用できる。上気合金からなるチ
ューブと組み合わされている電位の卑な犠牲腐食フィン
の心材の好ましい例としては、Ａ３００３アルミニウム
合金（Ｃｕｏ．０５〜０．２０％、Ｓｉｏ．６％以下、
Ｆｅｏ．７％以下、Ｍｎｌ．０〜１．５％、Ｚｎｎｏ．
１０％以下、その他０．１５％以下、残部ＡＩ）に徴量
のＺｎ及びＳｎを添加したアルミニウム合金を使用した
。〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
い場合、合金の鰭位はＡ３００３アルミニウム合金の蟹
位と同程度にならず不適であり、また同含有量が１．０
％を超えると電位は充分に貴となるが合金の硬さが増加
し、引き抜きあるいは押出し加工性及び曲げ加工性が劣
化し不適であることを見し、出した。このように銅を少
量添加することによってアルミニウム合金の電位を貴に
することができるとともに、銅の添加量を１．０％以下
とすることによってアルミニウム合金の引き抜きあるし
・は押出加工性及び曲げ加工性を純アルミニウム系のＡ
ｉ０５０アルミニウム合金と同程度に保つことができる
ことが判明した。そして、上記合金からなるチューブの
電位が前記のごとく貴になるので、犠牲陽極材からなる
コルゲートフィンと組合せることによって、チューブの
耐孔食性はＡ３００３を用いた場合と同等になる。犠牲
陽極材は、心材の両面に５〜２０％程度のクラッド比（
片面につき）でるう材がクラツドされたプレージングシ
ートからなるが、心材に徴量のＺｎ，Ｓｎあるいはｌｎ
などを添加したものが用いられる。また同時にろう村へ
も上記元素を徴量添加する場合もある。チューブとコル
ゲートフィンの接合はろう付法でおこなうが、そのろう
付はフラックスブレ−ジング法、真空ろう付法、不活性
ガス（具体的にはＮ２ガス）雰囲気ろう付法あるいはそ
の他いずれの方法をも適用できる。上気合金からなるチ
ューブと組み合わされている電位の卑な犠牲腐食フィン
の心材の好ましい例としては、Ａ３００３アルミニウム
合金（Ｃｕｏ．０５〜０．２０％、Ｓｉｏ．６％以下、
Ｆｅｏ．７％以下、Ｍｎｌ．０〜１．５％、Ｚｎｎｏ．
１０％以下、その他０．１５％以下、残部ＡＩ）に徴量
のＺｎ及びＳｎを添加したアルミニウム合金を使用した
。〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第１図は自動車冷房装置の凝縮器を示し、また第２図は
同装置の蒸発器を示し、それぞれ本発明方法によって製
造されたものであり、１はコルゲートフィン、２は引き
抜きもしくは押出し加工によって多数（後述の例では４
個）の穴を有する偏平形状に成形されたチューブ、３は
流体入口パイプ、４は流体出口パイプを示す。第３図は
熱交換器のチューブ２とコルゲートフイン１の拡大図で
あり、コルゲートフィン１はろう付用ろう材の被覆層４
と心材５とから成る。図面から明らかなように蛇行状に
屈曲されたチューブ２の平行部間にコルゲートフィン１
が絹付けられ、ろう付接合されている。このろう付けは
コルゲートフィン１の心材５の表面に予め被覆されたろ
う村の被覆層４によりおこなわれる。チュ−プ２の両端
には入口パイプ３及び出口パイプ４がろう付け接合され
ている。図中矢印は冷嬢等の流れ方向を示す。〔実施例
１〕 前記したチューブ２に用いるアルミニウム合金の化学成
分は次の通りであって、Ｃｕを０．４％含み、残部はア
ルミニウムと不可避的不純物であり、この不純物の中で
Ｆｅ十Ｓｊが０．４％である。
同装置の蒸発器を示し、それぞれ本発明方法によって製
造されたものであり、１はコルゲートフィン、２は引き
抜きもしくは押出し加工によって多数（後述の例では４
個）の穴を有する偏平形状に成形されたチューブ、３は
流体入口パイプ、４は流体出口パイプを示す。第３図は
熱交換器のチューブ２とコルゲートフイン１の拡大図で
あり、コルゲートフィン１はろう付用ろう材の被覆層４
と心材５とから成る。図面から明らかなように蛇行状に
屈曲されたチューブ２の平行部間にコルゲートフィン１
が絹付けられ、ろう付接合されている。このろう付けは
コルゲートフィン１の心材５の表面に予め被覆されたろ
う村の被覆層４によりおこなわれる。チュ−プ２の両端
には入口パイプ３及び出口パイプ４がろう付け接合され
ている。図中矢印は冷嬢等の流れ方向を示す。〔実施例
１〕 前記したチューブ２に用いるアルミニウム合金の化学成
分は次の通りであって、Ｃｕを０．４％含み、残部はア
ルミニウムと不可避的不純物であり、この不純物の中で
Ｆｅ十Ｓｊが０．４％である。
このアルミニウム合金をまず押出し加工することによっ
て、４穴でかつ肉厚１凧の偏平形状のチュ−ブ２を形成
する。第４図はこの偏平状チューブ２の断面形状を示す
もので、２ａはその冷媒流通用の穴である。上記成分か
らなるアルミニウム合金を用いたチューブ２の押出し性
（押出し速度）は、８血／ｍｉｎであり、ＡＩ０５０と
同等であり、Ａ３００３の押出し性（３仇ｈ／ｍｉｎ）
に比して著しく向上している。次いで、上記の偏平形状
のチューブ２を曲げ加工することによって第１図、第２
図に示すごとき蛇行状に形成する。
て、４穴でかつ肉厚１凧の偏平形状のチュ−ブ２を形成
する。第４図はこの偏平状チューブ２の断面形状を示す
もので、２ａはその冷媒流通用の穴である。上記成分か
らなるアルミニウム合金を用いたチューブ２の押出し性
（押出し速度）は、８血／ｍｉｎであり、ＡＩ０５０と
同等であり、Ａ３００３の押出し性（３仇ｈ／ｍｉｎ）
に比して著しく向上している。次いで、上記の偏平形状
のチューブ２を曲げ加工することによって第１図、第２
図に示すごとき蛇行状に形成する。
一方、上記チューブ２と組合わせるコルゲートフィン１
の材料として、心材５がＮ−１．１％Ｍｎ−０．４％Ｚ
ｎ一０．０６％Ｓｎのアルミニウム合金からなり、皮村
がＮ−１０％Ｓｉ−１．５％Ｍｇの真空ろう付用ろう材
４からなり、このろう材４を心材５の両面に片面で１２
％の比率になるようにクラッドしたプレージングシート
を用いる。
の材料として、心材５がＮ−１．１％Ｍｎ−０．４％Ｚ
ｎ一０．０６％Ｓｎのアルミニウム合金からなり、皮村
がＮ−１０％Ｓｉ−１．５％Ｍｇの真空ろう付用ろう材
４からなり、このろう材４を心材５の両面に片面で１２
％の比率になるようにクラッドしたプレージングシート
を用いる。
このプレージングシートの板厚は０．１６側であり、こ
のプレージングシートを第１図、第２図に示すごとき波
形状に成形することによってコルゲートフイソーを作る
。このコルゲートフィン１を前記の蛇行状に曲げ加工さ
れたチューブ２の平行部間に組付けるとともに、チュー
ブ２の両端に前記入口パイプ３および出口パイプ４を粗
付ける。次いで、この組付体を、４ｘｌｏ‐５Ｔｏｒｒ
の真空に維持された真空加熱炉内にて６１０℃の温度で
１０分間加熱するという条件下で、真空ろう付けする。
これにより、コルゲートフィンーとチューブ２は前記し
たろう材被覆層４を介して一体に接合される。なお、入
口パイプ３および出口パイプ４とチューブ２は通常入口
パイプ３および出口パイプ４側にクラッドされたろう材
を介して一体に接合される。夏空ろう付け後の電位を、
３％食塩水（室温）中で測定すると、本実施例に用いた
チューブ２が−０．７９Ｖで、本実施例に用いたコルゲ
ートフィンが−０．９０Ｖであった。
のプレージングシートを第１図、第２図に示すごとき波
形状に成形することによってコルゲートフイソーを作る
。このコルゲートフィン１を前記の蛇行状に曲げ加工さ
れたチューブ２の平行部間に組付けるとともに、チュー
ブ２の両端に前記入口パイプ３および出口パイプ４を粗
付ける。次いで、この組付体を、４ｘｌｏ‐５Ｔｏｒｒ
の真空に維持された真空加熱炉内にて６１０℃の温度で
１０分間加熱するという条件下で、真空ろう付けする。
これにより、コルゲートフィンーとチューブ２は前記し
たろう材被覆層４を介して一体に接合される。なお、入
口パイプ３および出口パイプ４とチューブ２は通常入口
パイプ３および出口パイプ４側にクラッドされたろう材
を介して一体に接合される。夏空ろう付け後の電位を、
３％食塩水（室温）中で測定すると、本実施例に用いた
チューブ２が−０．７９Ｖで、本実施例に用いたコルゲ
ートフィンが−０．９０Ｖであった。
なお、参考データ一としてＡＩ０５０とＡ３００３の電
位を示すと、それぞれ−０．８６Ｖ、一０．７８Ｖとな
り、本発明によるチューフ２の電位はＡ３００３に近い
ことがわかる。このようにして作ったアルミニウム合金
製熱交換器の耐食性をＣＡＳＳ試験で評価したところ、
７０餌時間後のチューブにおける最大孔食深さはわずか
０．１２肌であった。比較のためＡＩ０５０とＡ３００
３チューブについてもＣＡＳＳ試験を行ったところ、孔
食深さはそれぞれ０．７０肋、０．１２肌で、本発明に
よるチューブ２の耐食性はＡＩ０５０より優れており〜
Ａ３００３と同等であることがわかった。〔実施例 ２
〕チューブ成分：Ｎ−０．３％Ｃｕ−０．５％（Ｆｅ十
Ｓｉ）チューブ肉厚：０．９舷 フィン成分：心材Ｍ−１．１％Ｍｎ−０．４％Ｚｎ−０
．０６％Ｓｎ皮材Ｎ−１０％Ｓｉ−１．５％ Ｍｇ フィン肉厚：ｏ．１８肋 押出性：本発明チューフ ８肌／ｍｉｎＡＩ０
５０ 同上Ａ３００３
３仇ｈ／ｍｊｎＣＡＳＳ試験：７０独時間、最
大孔食深さ本発明チューフ ０．１５側 Ａ１０５０ ０，７２凧舷００３
０．１６凧ろう付条件：６×１０
‐５Ｔｏｒｒの 裏空ろう付 ６００００ ８分 〔実施例 ３〕 チューブ成分：山一０．５％Ｃｕ−０．４５％（Ｆｅ＋
Ｓｉ）チューブ肉厚：０．８７岬 フィン成分：心材山一１．１％Ｍｈ一０．４％Ｚｎ−０
．０１％Ｓｎ皮材Ｎ−９．５％Ｓｉ−１．３％ Ｍｇ フィン肉厚：０．１６肌 押出性：本発明チュ−ブ ８仇ｈ／ｍｉｎＡ
Ｉ０５０ 同上船００３
３皿／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００拍時間、技
大孔食深さ本発明チューブ ０．１４肋ＡＩ。
位を示すと、それぞれ−０．８６Ｖ、一０．７８Ｖとな
り、本発明によるチューフ２の電位はＡ３００３に近い
ことがわかる。このようにして作ったアルミニウム合金
製熱交換器の耐食性をＣＡＳＳ試験で評価したところ、
７０餌時間後のチューブにおける最大孔食深さはわずか
０．１２肌であった。比較のためＡＩ０５０とＡ３００
３チューブについてもＣＡＳＳ試験を行ったところ、孔
食深さはそれぞれ０．７０肋、０．１２肌で、本発明に
よるチューブ２の耐食性はＡＩ０５０より優れており〜
Ａ３００３と同等であることがわかった。〔実施例 ２
〕チューブ成分：Ｎ−０．３％Ｃｕ−０．５％（Ｆｅ十
Ｓｉ）チューブ肉厚：０．９舷 フィン成分：心材Ｍ−１．１％Ｍｎ−０．４％Ｚｎ−０
．０６％Ｓｎ皮材Ｎ−１０％Ｓｉ−１．５％ Ｍｇ フィン肉厚：ｏ．１８肋 押出性：本発明チューフ ８肌／ｍｉｎＡＩ０
５０ 同上Ａ３００３
３仇ｈ／ｍｊｎＣＡＳＳ試験：７０独時間、最
大孔食深さ本発明チューフ ０．１５側 Ａ１０５０ ０，７２凧舷００３
０．１６凧ろう付条件：６×１０
‐５Ｔｏｒｒの 裏空ろう付 ６００００ ８分 〔実施例 ３〕 チューブ成分：山一０．５％Ｃｕ−０．４５％（Ｆｅ＋
Ｓｉ）チューブ肉厚：０．８７岬 フィン成分：心材山一１．１％Ｍｈ一０．４％Ｚｎ−０
．０１％Ｓｎ皮材Ｎ−９．５％Ｓｉ−１．３％ Ｍｇ フィン肉厚：０．１６肌 押出性：本発明チュ−ブ ８仇ｈ／ｍｉｎＡ
Ｉ０５０ 同上船００３
３皿／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００拍時間、技
大孔食深さ本発明チューブ ０．１４肋ＡＩ。
５０ ０，７８豚
Ａ３００３ ０，１４凧ろう付条件
：５×１０‐５Ｔｏｎの真空ろう付 ６００午○ １２分 〔実施例 ４〕 チュ−ブ成分：Ｎ−０．８％Ｃｕ−０．４％（Ｆｅ＋Ｓ
ｉ）チューブ肉厚：１．比豚 フィン成分三心材Ｎ−１．１％Ｍｍ−１．０％Ｚｎ皮材
山一７．５％Ｓｉフィン肉厚：０．１６岬 押出性：本発明チューブ ７８ｈ／ｍｉｎＡ
Ｉ０５０ ８比ｈ／ｍｉｎ側０３
３帆／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００
岬時間、技大孔食深さ本発明チューブ ０．１６
風ＡＩ０５０ ０．８仇舷Ａ３０
０３ ０，１５風ろう付条件：フラツ
クスプレ−ジング （フラックス中のＺｎ糠） ６００つ○ １〇分 〔実施例 ５〕 チューブ成分：Ｎ−０．６％Ｃｕ−０．８％（Ｆｅ＋Ｓ
ｉ）チューブ肉厚：１．物舷 フィン成分：心材Ｎ−１．１％Ｍｍ−０．９％Ｚｎ皮材
Ｎ−１０％Ｓｉ一０．０８％Ｂｉフィン肉厚：０．１６
風 押出性：本発明チューブ ７８ｈ／ｍｉｎＡＩ
０５０ ８皿／ｍｉｎＡ３００３
３仇ｈ／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００
ｑ時間、最大孔食深さ本発明チューブ ０．１５
肋ＡＩ０５０ ０．７９舷Ａ３０
０３ ０．１５肋ろう付条件：６００
ｒｏｒｒにおけるＮ２塚函気ろう付 ６００午○ １〇分 本発明におけるチューブとコルゲートフィンのろう付方
法は、上記実施例１〜３で示した真空ろう付け法の他に
、上記実施例５で示した不活性ガス（Ｎ２ガス）雰囲気
ろう付法、上記実施例４で示したフラックスブレージン
グ法（炉中ろう付法）等の種々の方法を使用できる。
：５×１０‐５Ｔｏｎの真空ろう付 ６００午○ １２分 〔実施例 ４〕 チュ−ブ成分：Ｎ−０．８％Ｃｕ−０．４％（Ｆｅ＋Ｓ
ｉ）チューブ肉厚：１．比豚 フィン成分三心材Ｎ−１．１％Ｍｍ−１．０％Ｚｎ皮材
山一７．５％Ｓｉフィン肉厚：０．１６岬 押出性：本発明チューブ ７８ｈ／ｍｉｎＡ
Ｉ０５０ ８比ｈ／ｍｉｎ側０３
３帆／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００
岬時間、技大孔食深さ本発明チューブ ０．１６
風ＡＩ０５０ ０．８仇舷Ａ３０
０３ ０，１５風ろう付条件：フラツ
クスプレ−ジング （フラックス中のＺｎ糠） ６００つ○ １〇分 〔実施例 ５〕 チューブ成分：Ｎ−０．６％Ｃｕ−０．８％（Ｆｅ＋Ｓ
ｉ）チューブ肉厚：１．物舷 フィン成分：心材Ｎ−１．１％Ｍｍ−０．９％Ｚｎ皮材
Ｎ−１０％Ｓｉ一０．０８％Ｂｉフィン肉厚：０．１６
風 押出性：本発明チューブ ７８ｈ／ｍｉｎＡＩ
０５０ ８皿／ｍｉｎＡ３００３
３仇ｈ／ｍｉｎＣＡＳＳ試験：１００
ｑ時間、最大孔食深さ本発明チューブ ０．１５
肋ＡＩ０５０ ０．７９舷Ａ３０
０３ ０．１５肋ろう付条件：６００
ｒｏｒｒにおけるＮ２塚函気ろう付 ６００午○ １〇分 本発明におけるチューブとコルゲートフィンのろう付方
法は、上記実施例１〜３で示した真空ろう付け法の他に
、上記実施例５で示した不活性ガス（Ｎ２ガス）雰囲気
ろう付法、上記実施例４で示したフラックスブレージン
グ法（炉中ろう付法）等の種々の方法を使用できる。
更に、本発明の上記各実施例では、コルゲートフィン１
の心材としてＡ３００３アルミニウム合金に少量のＳｎ
，Ｚｎを添加した合金を使用したけれどもチューブより
も電極電位の卑な性質を有するアルミニウム合金であれ
ば上記した各実施例で示す合金以外のものを使用しても
よい。
の心材としてＡ３００３アルミニウム合金に少量のＳｎ
，Ｚｎを添加した合金を使用したけれどもチューブより
も電極電位の卑な性質を有するアルミニウム合金であれ
ば上記した各実施例で示す合金以外のものを使用しても
よい。
以上詳述した通り、本発明によれば、Ａ３００３アルミ
ニウム製チューブを使用している従来の熱交換器と比較
して、同程度の良好なる耐食性を確保できると同様に、
多穴偏平チューブを引き抜きもし〈は押出し加工する際
の加工速度を純アルミニウム系のＡＩ０５０アルミニウ
ム製チューブの場合と同種度まで向上することができ、
従って耐食性の確保と、押出し性の向上による製造コス
ト低減の両立を図ることができるという葵用上極めて有
用なる効果が得られる。
ニウム製チューブを使用している従来の熱交換器と比較
して、同程度の良好なる耐食性を確保できると同様に、
多穴偏平チューブを引き抜きもし〈は押出し加工する際
の加工速度を純アルミニウム系のＡＩ０５０アルミニウ
ム製チューブの場合と同種度まで向上することができ、
従って耐食性の確保と、押出し性の向上による製造コス
ト低減の両立を図ることができるという葵用上極めて有
用なる効果が得られる。
図面の脇単な説明
第１図は本発明方法を使用した凝縮器を示す斜視図であ
り、第２図は本発明方法を使用した蒸発器を示す斜視図
であり、第３図は本発明方法によるコルゲートフィンと
チューブとの接合状態を示す部分的拡大断面図、第４図
はチューブの断面形状を示す断面図である。
り、第２図は本発明方法を使用した蒸発器を示す斜視図
であり、第３図は本発明方法によるコルゲートフィンと
チューブとの接合状態を示す部分的拡大断面図、第４図
はチューブの断面形状を示す断面図である。
１…・・・コルゲートフイン、２・・・・・・チューブ
、４・・・・・・ろう材被覆層、５・…・・フィンの心
材。
、４・・・・・・ろう材被覆層、５・…・・フィンの心
材。
第１図第２図
第３図
第４図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ０．２〜１．０％の銅と避けることのできない不純
物とを含有するアルミニウム合金を引き抜きもしくは押
し出し加工することによつて、多数の穴を有する偏平形
状のチユーブを成形し、次にこのチユーブを蛇行状に曲
げ加工し、 一方、上記チユーブを構成するアルミニウ
ム合金の電位よりも電位が卑となり、それにより犠牲腐
食効果を有するアルミニウム合金からなる心材と、この
心材の両面に被覆されたろう材被覆層とからなるブレー
ジングシートによつて波形状のコルゲートフインを成形
し、 前記蛇行状チユーブの平行部間に前記コルゲート
フインを組付け、このチユーブとコルゲートフインを前
記ろう材被覆層を介して一体にろう付けすることを特徴
とするアルミニウム合金製熱交換器の製造方法。 ２ 前記ブレージングシートの心材がＡｌ−Ｍｎ−Ｚｎ
−Ｓｎ系合金からなり、ろう材被覆層がＡｌ−Ｓｉ−Ｍ
ｇ系合金からなり、前記チユーブとコルゲートフインと
を真空ろう付け法により接合することを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載のアルミニウム合金製熱交換器の
製造方法。 ３ 前記ブレージングシートの心材がＡｌ−Ｍｎ−Ｚｎ
系合金からなり、ろう材被覆層がＡｌ−Ｓｉ系合金から
なり、前記チユーブとコルゲートフインとをフラツクス
ブレージング法により接合することを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のアルミニウム合金製熱交換器の製
造方法。 ４ 前記ブレージングシートの心材がＡｌ−Ｍｎ−Ｚｎ
系合金からなり、ろう材被覆層がＡｌ−Ｓｉ−Ｂｉ系合
金からなり、前記チユーブとコルゲートフインとを不活
性ガス雰囲気ろう付け法により接合することを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載のアルミニウム合金製熱交
換器の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13704380A JPS6022278B2 (ja) | 1980-10-01 | 1980-10-01 | アルミニウム合金製熱交換器の製造方法 |
| US06/305,357 US4410036A (en) | 1980-10-01 | 1981-09-24 | Heat exchanger made of aluminum alloys and tube material for the heat exchanger |
| DE19813139154 DE3139154C3 (de) | 1980-10-01 | 1981-10-01 | Wärmeaustauscher aus Aluminiumlegierungen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13704380A JPS6022278B2 (ja) | 1980-10-01 | 1980-10-01 | アルミニウム合金製熱交換器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5762398A JPS5762398A (en) | 1982-04-15 |
| JPS6022278B2 true JPS6022278B2 (ja) | 1985-05-31 |
Family
ID=15189523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13704380A Expired JPS6022278B2 (ja) | 1980-10-01 | 1980-10-01 | アルミニウム合金製熱交換器の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6022278B2 (ja) |
| DE (1) | DE3139154C3 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CH675884A5 (ja) * | 1988-03-30 | 1990-11-15 | Albano Stebler | |
| EP0899350A1 (en) * | 1997-07-17 | 1999-03-03 | Norsk Hydro ASA | High extrudability and high corrosion resistant aluminium alloy |
| EP0893512A1 (en) * | 1997-07-17 | 1999-01-27 | Norsk Hydro ASA | High extrudability and high corrosion resistant aluminium alloy |
| JP2001027484A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-01-30 | Zexel Valeo Climate Control Corp | サーペンタイン型熱交換器 |
| DE10159148A1 (de) * | 2001-12-01 | 2003-06-12 | Bosch Gmbh Robert | Klimaanlage |
| WO2013155384A2 (en) * | 2012-04-12 | 2013-10-17 | Carrier Corporation | Aluminum alloy tube-fin heat exchanger |
| CN104768690B (zh) * | 2012-11-14 | 2017-05-10 | 松下电器产业株式会社 | Al合金管的接合体和使用其的热交换器 |
| JP2019070499A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | 熱交換器の製造方法 |
| JP6822547B1 (ja) * | 2019-12-11 | 2021-01-27 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器、空気調和機の室内機および冷凍装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3697260A (en) * | 1969-12-30 | 1972-10-10 | Aluminum Co Of America | Aluminum conductor wire |
| US4150980A (en) * | 1978-05-30 | 1979-04-24 | Mitsubishi Aluminum Kabushiki Kaisha | Aluminum alloy excellent in high-temperature sagging resistance and sacrificial anode property |
| JPS5824719B2 (ja) * | 1979-03-16 | 1983-05-23 | 住友軽金属工業株式会社 | 耐食性が良好なアルミニウム合金製熱交換器コアおよびその製造法 |
| CA1164450A (en) * | 1980-07-15 | 1984-03-27 | Masao Takemoto | Brazed aluminum heat exchanger |
-
1980
- 1980-10-01 JP JP13704380A patent/JPS6022278B2/ja not_active Expired
-
1981
- 1981-10-01 DE DE19813139154 patent/DE3139154C3/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3139154A1 (de) | 1982-04-29 |
| JPS5762398A (en) | 1982-04-15 |
| DE3139154C2 (de) | 1986-02-06 |
| DE3139154C3 (de) | 1993-02-11 |
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