JPS6022163Y2 - 天井パネルの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天井パネルの取付構造に関する。

従来の天井パネルの取付構造は、第１図に示すように、
外周壁１に構造用合板２を張設し、該合板２の頂部２ａ
に木ピース３を介在して天井パネル４の端部を載せ、こ
の天井パネル４から木ピース３を通して合板２に釘５を
矢印の如く打ち込み、該天井パネル４を固定していた。

ところが、釘５を打ち込むと、合板２自体が釘５によっ
て割れが生じ天井パネルを完全に取り付けることが不可
能であり、かつ凹凸が生じることがあるため、天井高さ
も不定であった。

本考案はかかる上記従来の欠点を解消したパネル取付構
造を提供するものである。

以下、第２図、第３図を用いて本考案の一実施例につい
て説明する。

なお、第１図と同一または均等の部分は同一番号を用い
重複する説明を省略する。

図中１ａは外周壁１の上枠で、挿通孔１０が穿設され、
この挿通孔１０の位置に相当する下面にナツト１１が溶
接されている。

１２は第２図に単独で示した天井パネル取付用金物で、
前記上梓１ａ面に載置される基板１２ａと、該基板１２
ａから切り起され天井パネル４と略同−厚さ寸法ａ（第
２図参照）に折曲して形成した前記天井パネル４の抱持
部１２ｂと、その側部に水平に延設された支持片１５よ
りなり、前記基板１２ａには前記挿通孔１０と合致する
挿通孔１２ｃおよび前記抱持部１２ｂの頂面には該抱持
部１２ｂに抱持された天井パネル４に打ち込まれるべき
天井パネル止め相打１３が挿通する挿通孔１２ｄが穿設
されている。

１４は前記挿通孔１２ｃおよび１０を挿通して前記ナツ
ト１１に螺合締付され、もって前記取付用金物１２を外
周壁１の上枠１ａに固定するための取付ボルトである。

しかして天井パネル４を固定する場合には、外周壁１の
上枠１ａ面に取付金物１２の基板１２ａを載置し、これ
を取付ボルト１４により上枠１ａに固定し、次に、天井
パネル４の端部を取付金物１２の抱持部１２ｂと支持片
１５との間に差し込み、この状態で挿通孔１２ｄから釘
１３を天井パネル４に打ち込み、該天井パネル４を前記
取付金物１２を介して前記外周壁１に固定するものであ
る。

上記のように、本考案によれば、天井パネルは基板と抱
持部とその側方に水平に延設された支持片とからなる取
付用金物を介して外周壁に固定されるので、天井パネル
が完全に取り付けられ、かつその固定力が合板に加わら
ないので、合板が割られることがなく、また、取付用金
物の寸法が一定であるから、天井パネルの高さが常に一
定となる利点がある他、天井パネルは取付用金物の支持
片で支えられているため、天井パネルに対する釘の打ち
込みが容易かつ確実に行え、作業能率を増進することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の天井パネル取付構造の説明図、第２図は
本考案の一実施例における一構成部品である取付用金物
の斜視図、第３図は同じく天井パネルの取付構造説明図
である。 １・・・・・・外周壁、１ａ・・・・・・上枠、４・・
・・・・天井パネル、１０・・・・・・挿通孔、１１・
・・・・・ナツト、１２・・・・・・天井パネル取付用
金物、１２ａ・・・・・・基板、１２ｂ・・・・・・天
井パネル抱持部、１５・・・・・・支持片、１２ｃ・・
・・・・挿通孔、１２ｄ・・・・・・釘挿通孔、１３・
・・・・・止め相打、１４・・・・・・取付ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外周壁の上枠に取付用金物の基板を取付ボルトにより固
   定すると共に前記取付用金物の基板から切り起され天井
   パネルと略同−厚さ寸法に折曲して形成七た抱持部とそ
   の側部に水平に延設された支持片との間に天井パネルの
   端部を差し込み、抱持部上面に穿設した挿通孔を通して
   天井パネルに止め相打を打ち込んで、天井パネルを外周
   壁に取り付けたことを特徴とする天井パネルの取付構造
   。