JPS60219624A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高密度磁気記録に適する強磁性金属薄膜を磁気
記録層とする磁気記録媒体に関する。

従来例の構成とその問題点 近年高密度記録への要求が高まり、磁気記録層を強磁性
金属薄膜で構成した磁気記録媒体の実用化が強く望まれ
ている。

かかる媒体は、すべて高密度記録を目指すものであるか
ら、スペーシング損失は記録方式の如何を問わず重大で
あり、保護膜として許容される膜厚には自ずから限界が
ある。

湿式塗布法によシ脂肪酸、脂肪酸アミド、脂肪酸エステ
ル、シリコンオイル、弗素オイル等ヲ塗布形成すること
や、テフロン等の高分子をターゲットにして高分子薄膜
をスパッタリング法により形成したり、各種のモノマー
から出発してプラズマ重合膜を形成する方法等が提案さ
れ、検討されているものの、床几な環境使用条件下での
耐久性特にドロップアウト、走行性に関する耐久性を満
足せしめるには厚みが、０．０６μから０．１μ近く必
要で、スペーシング損失が大きすぎて改良が望まれてい
る。

発明の目的 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、スペーシング
損失が少なくて、耐久性の改良された磁気記録媒体を提
供するものである。

発明の構成 本発明の磁気記録媒体は、突起を有する磁気記録層の表
面がプラズマ重合膜で被覆され、かつ該突起部先端のみ
強磁性金属薄膜が露出していることを特徴とし、くり返
し使用しても、ドロップアウドの増加、走行性の悪化の
ない改良された耐久性を有するものである。

実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。

先ず比較例である先行技術を第１図にて説明する。第１
図は従来の磁気記録媒体の拡大断面図である。第１図に
於て、１は基板で２は強磁性金属薄膜３は、プラズマ重
合膜である。

この構成のものは、例えば、電子通信学会論文誌Ｖｏ１
．Ｊ６７−ＣＮＯｌ　８８頁〜９５頁１７ｍ報告されて
いるように、オクタメチルシクロテトラシロキサンから
出発したプラズマ重合膜で保護効果を十分得るには、厚
みを０．１μｍ以上にすることが必要である。しかしこ
の厚みは、記録波長が１μｍ以下になると大きなスペー
シング損失を生じ、例えば、記録波長０．８μｍでは、
１ｏ（ｄＢ、）近い損失上なり、改良が望まれる。

本発明の構成によれば、前述のプラズマ重合膜であって
も、０．０１μｍ以下にしても同等以上の効果を有する
ことができるものである。

第２図は本発明の磁気記録媒体の基本構成を示す図であ
る。第２図に於て、４は基板、６は微粒子、６は、微粒
子の形状の影響を受けた突起を有する強磁性金属薄膜で
ある。テが突起部でこの部分がプラズマ重合膜８で覆わ
れずに露出しているのが特徴である。

本発明に用いることの出来る基板は、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン類、セルローストリアセテート、ニトロセ
ルロース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリアミ
ドイミド、ポリパラパニック酸、ポリイミド等が挙げら
れる。

本発明に用いることの出来る強磁性金属薄膜としては、
電子ビーム蒸着法、スパッタリング法。

イオンブレーティング法、無電解めっき法等で形成した
、Ｃｏ　、Ｆｅ　、Ｎｉ　、Ｃｏ−ＮＬ　、Ｇｏ−Ｆｅ
　、Ｃｏ　−Ｃｅ　、Ｃｏ　−Ｃｒ　、Ｃｏ　−Ｃｕ　
、Ｃｏ　−Ｂ　、Ｃｏ−Ｂ１　、Ｃｏ　−Ｇｏ　、Ｇｏ
−Ｌａ　、Ｇｏ　−Ｍｇ　、Ｇｏ　−Ｍｎ　、Ｃｏ　−
Ｍｏ　、Ｃｏ　−Ｐ　、Ｃｏ−Ｐｔ　、Ｃｏ　−Ｒｕ　
、Ｃｏ　−Ｒｈ　、Ｇｏ−８ｎ　、Ｇｏ　−Ｆ３ｒｎ、
Ｃｏ−８Ｌ　、Ｃｏ−Ｔｉ　、Ｃｏ−Ｔａ　、Ｃｏ−Ｖ
、Ｃｏ−−Ｗ。

Ｃｏ−Ｎｉ−Ｃｒ、Ｃｏ−０ｒ−Ｒｈ、Ｃｏ−Ｎ１−Ｐ
及びそれらの部分酸化膜９部分窒化膜等で磁化容易軸の
方向とは無関係である。

本発明に用いられる微粒子は、無機微粒子、有機微粒子
、それらの複合微粒子であり、代表的な無機微粒子とし
ては、１００Ａから１０００人好ましくは２００人から
５００人のＴｔｏ２，５ｔＯ２゜ＣａＦ２．ＣａＣＯ３
，ＣｒＯ２，ＷＯ３，Ｍｏ、Ｃｒ、Ｗ、等が挙げられる
。

プラズマ重合膜を得るのに用いられるモノマーとしては
ポリテトラフルオロエチレン、弗素化ポリエチレンの如
きフルオロカーボン類、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン等のクロロフルオロハイドロカーボン類、ポリ弗化ビ
ニリデン、ポリ弗化ビニル等のフルオロハイドロカーボ
ン類、ポリアミド類、ポリイミド類、ポリカーボネート
類、ポリフェニレンオキサイド類、ポリエチレンのよう
な炭化水素類、アリルアミン、アクリルアミド類。

ピリジン、エチレンオキサイド等のへテロ原子を含む環
状有機化合物、テトラアルキルシラン、トリアルキルシ
ラン等のシラン類２等の単−又は混合物で、材料に限定
はない。

プラズマ重合膜の厚みは、１０八から１０００人好まし
くは、６０八からＳＯＯ人で、突起部先端は、例えばＣ
ｏ−Ｂ系の非晶質合金で構成されたダミーヘッドでテー
プ状にしてテープの表面を、市販のビデオテープレコー
ダ（以下ＶＴＲと記す）の回転シリンダを利用して摺接
することで、露出せしめる仁とができる。

本発明の構成によシ、磁気記録媒体の表面が帯電しない
ためと、強磁性金属薄膜が接触する確率が高くなること
から、粉塵をまき込んでドロップアウトが増えたり、く
り返し使用で帯電して走行系を構成する機材とはりつい
て走行しにくくなることや、粉塵をまき込んでスクラッ
チを発生させたりするなどの高密度磁気記録の障害とな
る不都合が全く生じなくなるのである。

この作用効果は、表面に更に潤滑剤をうすく配しても同
様に得られるものである。

以下さらに具体的に本発明の一実施例を説明する。

厚み１１μｍのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、エポキシ樹脂をバインダにして、Ｃａ　ＣＯ３の粒
子を（平均粒子径４００人）１μｍ角に１ケから３ケに
なるよう塗布し乾燥した。その上に３Ｘ１０　Ｔｏｒｒ
のアルゴン中で１３．５６Ｍ１ｌｚの高周波グロー放電
を利用して、垂直抗磁力６６０（Ｏｅ）のＧｏ−Ｏｒ（
Ｃｒ２０ｗｔ％）垂直磁化膜を０．１６μｍ　形成した
。

次にプラズマ重合膜を前記スパッタ装置を利用して、平
均圧力Ｉ　Ｘ　１０−２Ｔｏｒｒで重合させて得た。次
に突起先端部を、８Ｒ幅の磁気テープにして、市販ノＶ
　Ｔ　Ｒ（ｔ　シ＝ｘ　ｆル製、ＮＶ−３７０）のシリ
ンダ部を改造し、Ｃｏ−Ｔｉ−Ｂ　非晶質合金で表面け
ん磨して、前記重合膜を除去したものと、比較例で、こ
の処理をしないものを準備した。

この両者を試作したＶＴＲでフェライトヘッド（ギャッ
プ長０．１６μｍ）によりくり返し記録再生を行った。

信号はビット長０．２６μｍのディジタル信号で、エラ
ーレイトは出力が１６ｄＢ以上低下したらエラーとして
計数した。

走行性能はスティックスリップの有無で評価した。

この結果を次表に示す。

以下余白 本実施例によれば、突起を有する磁気記録層の、突起先
端の露出した状態でプラズマ重合膜を保護膜として配す
ることで、くり返し使用での帯電によるトラプルをさけ
られ、保護層をうずくできるのでディジタル記録などの
高密度化におけるエラーレイトの信頼性とあわせて有用
性が理解される。

本実施例に述べた材料以外の他の組み合わせでも本発明
の効果は太き、いものであることを確認した。

発明の効果 本発明の磁気記録媒体９強磁性金属薄膜を磁気記録層と
しプラズマ重合膜を保護膜として有するものにあって、
磁気記録層が突起を有し、その突起の先端部にはプラズ
マ重合膜がないもので、静電気の発生によるエラーレイ
トの増大、走行性能の臀下などの不都合のない、高密度
磁気記録媒体で、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気記録媒体の拡大ｍ１面図、第２図は
本発明の磁気記録媒体の拡大断面図である。 、剰・・・・高分子基板、６・・・・・・微粒子、６・
・川・強磁性金属薄膜、８・・・・・プラズマ重合膜。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 突起を有する磁気記録層の表面がプラズマ重合膜で被覆
   され、かつ該突起部先端のみ強磁性金属薄膜が露出して
   いることを特徴とする磁気記録媒体。