JPS60219379A

JPS60219379A - 家具類における扉の蝶番装置

Info

Publication number: JPS60219379A
Application number: JP59075575A
Authority: JP
Inventors: 田崎　道晴
Original assignee: KIYOUEI KOGYO KK; KYOEI IND
Current assignee: KIYOUEI KOGYO KK; KYOEI IND
Priority date: 1984-04-14
Filing date: 1984-04-14
Publication date: 1985-11-02
Also published as: JPH054518B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は家具類における扉の蝶番装置の改良に関するも
のである。

例えばロッカー、保管庫等、開蘭扉を有する家具類を並
設したような場合、扉の開度が隣接する家具類の扉に制
限を受け、充分に開くことができず不便なことが多かっ
た。

出願人は先の出願において、扉を連結板を介して本体戸
口に連結し、扉を二段階に開閉させて隣接する家具の前
面において−ばいに開くようにした扉の蝶番装置を提示
したが（実公昭５８−１５５７４号公報）、これでは扉
の開閉が段階的であるため円滑に作動し難い欠点がある
。

本発明は上記に鑑みなされたもので、家具本体の戸口に
扉保持部材を前後方向に移動可能に設けてその前端部に
扉を蝶着し、この扉保持部材に駆動部材な回動自在に設
けてその離心部を本体戸口の適当個所に係合し、この駆
動部材を扉の開閉に対応して回動せしめることにより上
記扉保持部材を推進し得るようにしたもので、扉を開く
と共に、卵保持部材、従って扉蝶着部が前進して扉を隣
接する家具の前面に−ばいに開くことができ、しかも作
動が連続的に行われ、円滑な開閉ができるものである。

次にその詳細を図示の実施例について説明すると、第１
図において（１）は家具本体、（２）は扉で、本体（１
）戸口の側端部には第２図、第３図に示すように断面は
ぼ上向きコ字状の受板（３）が取付板（４）を介して本
体天板（１′）の下面にねじ止め（５）。

（５）され、受板（３）前縁の下向き折曲片（３′）が
天板（１′）前縁のコ字状折曲部（１“）に支持されて
いる。

（６）は断面はぼ下向きコ字状の扉保持板で、先端部は
外側方に屈曲しており、この扉保持板（６）が受板（３
）に前後方向に摺動自在に被嵌され、先端部は上記天板
（１′）のコ字状折曲部に突設したスリット（７）から
前方に突出し、さらに扉（２）の裏板から外側面にかげ
て穿設した切欠０部から扉（２）内に入り、扉（２）の
側端部がこれに軸支されている。

即ち、扉（２）の側端部には裏面にナラ）　（ｓ）、（
８）を固着した取付板部（９）が設けられ、これには先
端部にカラー（１０）を介し調車（１１）を固定した固
定板（１２）が上記ナラ）　（８）’、（８）に螺着せ
しめたポル）　（１３）、（１３）をもって締着されて
おり（第５図）、このカラー（１０）と調車（１１）を
貫通せしめた支軸ｔ（１４）が扉保持板（６）の支持孔
（６ａ）に固定されて扉（２）を回動自在に支持してい
る。また扉保持板（６）の基部上面には取付板（４）の
前端部に取付けた滑子（１５）　、　（１５）が係合し
ている。

扉保持板（６）の基部には調車（１６）が支持孔（１６
ｂ’）に固定した支軸（１６ｂ）により取付けられ（第
４図。

第５図）、調車（１６）の下部には大径の円板部（ｉ６
ａ）が一体重に設けられてその離心部下面にはピン（１
７）が突設され、このピン（１７）が受板（３）に穿設
された横長の係合溝（１８）に摺動自在に係合している
。

而して扉保持板（６）先端の調車（１１）と基部の調車
（１６）は扉保持板（６）の支持孔（１９’）　、　（
２０’）にそれぞれ支軸（１９つ、（２０つを介し取付
けた調車（１９）、（２０）に掛は渡したベルト（２１
）をもって連結されている。

上記ベルト（２１）と調車（１１）　、　（１６）　、
　（１９）　、　（２０）の代りにチェノおよび鎖車等
を使用してもよく、また歯車等で連結してもよい。

本体戸口の下部においても上記と同様に構成された蝶番
装置が底板（２２）の下面に設けられている。

本発明の扉の蝶番装置は上記の如き構成であるから扉（
２）を開くときは調車（１１）が自動し、その回動はベ
ル）　（２１）により調車（１６）に伝達され、円板部
（１６ａ）のピン（１７）により後向きの力が保合溝（
１８）の孔縁に加えられるので、扉保持板（６）はその
反作用により受板（３）と滑子（１５）　Ｋ保持されつ
つ前進する。而して扉保持板（６）はピン（１７）が保
合溝（１８）の端縁に係止される鎖線位置まで扉（２）
の開度に対応して前進し停止する。

従って上記支点（１６ｂ）とピン（１７）間の長さを適
当に設定すれば、扉（２）を隣接する家具（２３）の扉
（２４）　（第２図）の前面において１８０°開くこと
ができ、しかも上述のように扉保持板（６）が扉開度に
対応して連続的に前進するので作動が極めて円滑に行わ
れる。また上記と反対に扉を閉じるときもこれに対応し
て扉保持板（６）が後退するので扉■）を閉じ終ったと
きは本体戸口を完全に覆うことができる。このときピン
０７）は再び保合孔（１８）の端縁に係止されるので扉
保持板（６）は原位置まで後退して停止する。

本発明の蝶番装置は上述のように作動が極めて円滑に行
われ、また蝶番部が本体戸口内部と扉内に設けられるの
で扉を閉じた際外部に現われず、外観が極めて良好とな
る等の利点を有している。

尚、上記調車（１６）、円板部（１６ａ）およびピン（
１７）等、は扉保持板（６）を推進する駆動部材の一例
を示すものであって、この駆動部材はレバー状に形成し
てもよく、また例えば本体戸口の受板（３）に固定され
たラックに噛合わせたピニオン等でもよく、或はカム面
を有する回動体を本体戸口にばねをもって弾発的に係合
せしめたもの、もしくは本体戸口に突設したピン部材に
係合するカム溝を有する回動体等を使用することも可能
である。この場合、回動体を直接扉の蝶着部に設けるこ
ともできる。

又、上側においてベル）　（２１）の外側部分を受板（
３）の先端部においてこれに固定しても同様の効果が得
られる。この場合、ピン（１７）と保合溝（１８）の保
合は不用となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示し、第１図は保管庫等家具
の外観斜視図、以下拡大して示し、第２図は要部の部分
平面図、第３因は同部分縦断側面図、第４図は扉保持板
支持部の分解斜視図、第５図は扉蝶着部と各調車の関係
を示す分解斜視図である。（１）・・・家具本体、　（１′）・・本体天板、（２
）・扉、　（３）・・・受板、（４）・・・取付板、　（６）・・・扉保持板、（９）
・・・取付板部　（１０）・・・カラー、（ｕ）、（１
６）、（１９）、（２０）・・・調車、（１２）・・固
定板、　（１４）・・・扉支軸、（１５）・・・滑子、
　（１７）・・・ピン、（２１）・・ベルト、　（２２
）・・・本体底板。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）家具本体の戸口に前後方向に移動可能に設け、前
端部に扉を蝶着した扉保持部材と；該扉保持部材に軸着
して上記扉の開閉に連動して回動可能に設け、離心部を
本体戸口の適当個所に係合してその回動により上記扉保
持部材を推進する如くした駆動部材を備えてなる家具類
における扉の蝶番装置。
（２）上記駆動部材の離心部に設けたピン（１７）を本
体戸口に設けた受板（３）の横長の係合溝（１８）に摺
動自在に係合せしめてなる特許請求の範囲第１項に記載
の家具類における扉の蝶番装置。
（３）　上記扉の回動を駆動部材に伝達する伝達手段を
備えてなる特許請求の範囲第１項もしくは第２項に記載
の家具類における扉の蝶番装置。
（４）上記伝達手段がベルトもしくはチェノであること
を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の家具類にお
ける扉の蝶番装置。