JPH0489983A - 持出し蝶番 - Google Patents
持出し蝶番Info
- Publication number
- JPH0489983A JPH0489983A JP2204764A JP20476490A JPH0489983A JP H0489983 A JPH0489983 A JP H0489983A JP 2204764 A JP2204764 A JP 2204764A JP 20476490 A JP20476490 A JP 20476490A JP H0489983 A JPH0489983 A JP H0489983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- tension
- drive wheel
- hinge according
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 44
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 30
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Hinges (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、被蝶着体を蝶持するための機構が、閉成時の
被蝶着体の前面よりも前方へ突出しないようにした上で
、その被蝶着体を隣接する被蝶着体等の前面に重合させ
得るような位置まで開成させることができるようにした
持出し蝶番に関するものである。
被蝶着体の前面よりも前方へ突出しないようにした上で
、その被蝶着体を隣接する被蝶着体等の前面に重合させ
得るような位置まで開成させることができるようにした
持出し蝶番に関するものである。
[従来の技術]
被蝶着体の一例として、左右に隣接配置されるべき扉を
考えた場合、持出し蝶番が開発される以前の蝶番による
と、これによって蝶持された扉の開成角度が180°に
達する位置よりもはるかに手前で、その開成させた扉が
隣接する扉と干渉を起こし、それ以上その扉を開成させ
ることが困難となる不都合を生じていた。このような不
具合は、蝶番の軸をより前方に配置することにより解消
することは可能であるが、このような方向で扉の開成範
囲を拡大すると、扉を閉めた際にその前面よりも前方へ
蝶番が突出することになり、その蝶番が通行等の阻害要
因となり易く、危険性が増すという問題があった。
考えた場合、持出し蝶番が開発される以前の蝶番による
と、これによって蝶持された扉の開成角度が180°に
達する位置よりもはるかに手前で、その開成させた扉が
隣接する扉と干渉を起こし、それ以上その扉を開成させ
ることが困難となる不都合を生じていた。このような不
具合は、蝶番の軸をより前方に配置することにより解消
することは可能であるが、このような方向で扉の開成範
囲を拡大すると、扉を閉めた際にその前面よりも前方へ
蝶番が突出することになり、その蝶番が通行等の阻害要
因となり易く、危険性が増すという問題があった。
そこで開発されたのか持出し蝶番であり、現在において
2軸ヒンジ機構式のものと多関節リンク機構式のものが
知られている。前者の例として、例えば、実公昭60−
6133号、実開昭6246772号、実開昭62−1
76374号、実開昭62−176375号等の各公報
に示されるものがあり、これらに共通の構造として、第
6図(A)〜(E)に模式的に示すようなヒンジ機構a
を用い、このヒンジ機構aを開口部Sの上縁近傍及び下
縁近傍に一対に配設して扉すの上端および下端を支持す
るようにしている。このヒンジ機構aの構造は、固定金
具Cに中間体dの基端部eを90°の規制回動範囲内で
回動可能に枢着し、その中間体dの先端部fに扉すの出
光の上下端を枢支させている。そして、第5図(A)に
示す閉成位置から、先ず扉すを中間体dとともに基端枢
着点0回りに同図(A)→(B)→(C)の如く回動さ
せることによって、扉すを90°回動させた中間回動位
置において先端枢着点fを開口部Sの前面にせり比させ
、この位置からはそのせり出した先端枢着点f回りに今
度は扉すだけを同図(C)−(D)−(E)の如く回動
させることによって、前記中間回動位置から更に扉すを
90″′回動させた最終回動位置において隣接する扉す
の前面にその扉すを干渉させることなく配置することが
できるようになっている。
2軸ヒンジ機構式のものと多関節リンク機構式のものが
知られている。前者の例として、例えば、実公昭60−
6133号、実開昭6246772号、実開昭62−1
76374号、実開昭62−176375号等の各公報
に示されるものがあり、これらに共通の構造として、第
6図(A)〜(E)に模式的に示すようなヒンジ機構a
を用い、このヒンジ機構aを開口部Sの上縁近傍及び下
縁近傍に一対に配設して扉すの上端および下端を支持す
るようにしている。このヒンジ機構aの構造は、固定金
具Cに中間体dの基端部eを90°の規制回動範囲内で
回動可能に枢着し、その中間体dの先端部fに扉すの出
光の上下端を枢支させている。そして、第5図(A)に
示す閉成位置から、先ず扉すを中間体dとともに基端枢
着点0回りに同図(A)→(B)→(C)の如く回動さ
せることによって、扉すを90°回動させた中間回動位
置において先端枢着点fを開口部Sの前面にせり比させ
、この位置からはそのせり出した先端枢着点f回りに今
度は扉すだけを同図(C)−(D)−(E)の如く回動
させることによって、前記中間回動位置から更に扉すを
90″′回動させた最終回動位置において隣接する扉す
の前面にその扉すを干渉させることなく配置することが
できるようになっている。
また、後者の例としては、例えば、実公昭63−194
93号公報に示されるものがあり、図示しないが、開口
部Sの上下両縁に一対の多関節リンク機構を配設し、こ
れらのリンク機構を介して扉の出光の上下端を枢支する
ようにしている。そして、その多関節リンクによって、
扉が回動するにつれてリンクの先端側の関節が開口部の
前面側にせり出してくるようにし、これとともに先端の
関節回りに扉を回動させて、開口部に対しその扉を18
0°近くまで回動させた段階で隣接する扉の前面にその
扉を干渉させることなく配置することかできるようにし
である。
93号公報に示されるものがあり、図示しないが、開口
部Sの上下両縁に一対の多関節リンク機構を配設し、こ
れらのリンク機構を介して扉の出光の上下端を枢支する
ようにしている。そして、その多関節リンクによって、
扉が回動するにつれてリンクの先端側の関節が開口部の
前面側にせり出してくるようにし、これとともに先端の
関節回りに扉を回動させて、開口部に対しその扉を18
0°近くまで回動させた段階で隣接する扉の前面にその
扉を干渉させることなく配置することかできるようにし
である。
[発明か解決しようとする課題]
ところで、扉すには第7図に示すように荷重Mgに応じ
て出光の上端す、に矢印f1のような力か作用し、出光
の下端b2に矢印f2のような力か作用する。このよう
な力f+、f2は、第5図に示したヒンジ機構aにおい
て中間体dがgbとともに同図(A)〜(C)の範囲に
あるときには、それらの力f、、f2か中間体dを介し
て基端枢着点eに全面的に作用し、該基端枢着点eにお
いて有効に受は止められる。ところが、中間体dが同図
(C)に示す中間回動位置に達し、扉すがさらにその位
置から単独で同図(C)〜(E)の領域に回動したきに
は、基端枢着点eがそれらの力f1、f2の作用線上か
ら外れることになり、それらの力f+、f2の一部は基
端枢着点eの回りに回転モーメントを発生させる。具体
的には、吊元の上端す、ではその力f、が中間体dに開
成方向への付勢力として作用し、吊元の下端b2ではそ
の力f2が中間体dに開成方向への付勢力として作用す
る。この結果、上端の中間体dは作動規制を受けてそれ
以上開成方向に回動することはないにしても、下端の中
間体dは基端枢着点eの回りを同図(F)に示す如く閉
成方向に移動し始めるという作動の乱れを生じ、作動不
良や軸受の損傷等の原因となる問題を生じる。
て出光の上端す、に矢印f1のような力か作用し、出光
の下端b2に矢印f2のような力か作用する。このよう
な力f+、f2は、第5図に示したヒンジ機構aにおい
て中間体dがgbとともに同図(A)〜(C)の範囲に
あるときには、それらの力f、、f2か中間体dを介し
て基端枢着点eに全面的に作用し、該基端枢着点eにお
いて有効に受は止められる。ところが、中間体dが同図
(C)に示す中間回動位置に達し、扉すがさらにその位
置から単独で同図(C)〜(E)の領域に回動したきに
は、基端枢着点eがそれらの力f1、f2の作用線上か
ら外れることになり、それらの力f+、f2の一部は基
端枢着点eの回りに回転モーメントを発生させる。具体
的には、吊元の上端す、ではその力f、が中間体dに開
成方向への付勢力として作用し、吊元の下端b2ではそ
の力f2が中間体dに開成方向への付勢力として作用す
る。この結果、上端の中間体dは作動規制を受けてそれ
以上開成方向に回動することはないにしても、下端の中
間体dは基端枢着点eの回りを同図(F)に示す如く閉
成方向に移動し始めるという作動の乱れを生じ、作動不
良や軸受の損傷等の原因となる問題を生じる。
これに対して、上述した装置の中には扉すが第5図(C
)〜(E)の状態にあるとき中間体dにロックを掛けて
同図(F)に示す状態を招かないようにしたものも提案
されているが、そのロック機構は組付上の制約から爪の
如き小さな掛止部材を利用できるのが限度であり、扉す
の重量が大きい場合に有効なロック効果を伴わせること
ができるかどうか疑問である。その上に、ロック機能が
仮に有効に働くとし、でも、扉すは2つの枢着点e、f
を介して壁等の固定部材に支持されているため、それら
のガタつきは中間体dの先端枢着点eに増幅されて現れ
、扉すにたとえ剛性があってもそのガタつきの範囲で上
下の中間体dは逆方向に作動できることになる。このた
め、この構成では作動の乱れを完全に克服することは困
難となる。
)〜(E)の状態にあるとき中間体dにロックを掛けて
同図(F)に示す状態を招かないようにしたものも提案
されているが、そのロック機構は組付上の制約から爪の
如き小さな掛止部材を利用できるのが限度であり、扉す
の重量が大きい場合に有効なロック効果を伴わせること
ができるかどうか疑問である。その上に、ロック機能が
仮に有効に働くとし、でも、扉すは2つの枢着点e、f
を介して壁等の固定部材に支持されているため、それら
のガタつきは中間体dの先端枢着点eに増幅されて現れ
、扉すにたとえ剛性があってもそのガタつきの範囲で上
下の中間体dは逆方向に作動できることになる。このた
め、この構成では作動の乱れを完全に克服することは困
難となる。
また、このヒンジ機構aは、上述したように中間回動位
置で回動軸心をeからfに移動させるようにしており、
2段感触で操作が行われるようになっている。このため
、通常の扉のような連続した操作性を得たい場合に、こ
れに対応できない欠点がある。しかも、軸心を移動させ
るときにロック機構をよほど適時に作動させなければ、
2段感触の操作の谷間で作動不良を起こし、解決すべき
新たな問題を生じることになる。
置で回動軸心をeからfに移動させるようにしており、
2段感触で操作が行われるようになっている。このため
、通常の扉のような連続した操作性を得たい場合に、こ
れに対応できない欠点がある。しかも、軸心を移動させ
るときにロック機構をよほど適時に作動させなければ、
2段感触の操作の谷間で作動不良を起こし、解決すべき
新たな問題を生じることになる。
他方、多関節リンク機構においては、リンクの性質上、
扉の上下でそれらの機構が逆動作することにより生じる
作動の乱れは上述したヒンジ機構のそれよりも激しく、
また、扉の吊元の上下端に現れるガタつきもヒンジ機構
のそれに比べて太きくなると思われる。操作性もリンク
の伸縮が不規則に起こるため違和感は拭えない。
扉の上下でそれらの機構が逆動作することにより生じる
作動の乱れは上述したヒンジ機構のそれよりも激しく、
また、扉の吊元の上下端に現れるガタつきもヒンジ機構
のそれに比べて太きくなると思われる。操作性もリンク
の伸縮が不規則に起こるため違和感は拭えない。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであ
って、全く新たな着想により、重iのある扉等の被蝶着
体をも安定して支持することができ、作動上の円滑さも
確保して、隣接位置にある回動上の障害物との干渉を避
けつつその被蝶着体を広角に回動させることができるよ
うにした持出し蝶番を提供することを目的としている。
って、全く新たな着想により、重iのある扉等の被蝶着
体をも安定して支持することができ、作動上の円滑さも
確保して、隣接位置にある回動上の障害物との干渉を避
けつつその被蝶着体を広角に回動させることができるよ
うにした持出し蝶番を提供することを目的としている。
し課題を解決するための手段]
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。
段を講じたものである。
すなわち、本発明の持出し蝶番は、軸と、一対のアーム
と、張力伝動機構とを具備してなる。軸は、略鉛直に配
設したもので、軸心周りに回転し得るように保持させて
あり、各アームは、前記軸に基端部を固設したもので、
同一方向に延出したその先端部間に被蝶着体の吊元の上
下端を枢支させてあり、張力伝動機構は、前記被蝶着体
の吊元の枢支点上に軸心を一致させて該被蝶着体に固設
した駆動ホイルと、前記軸に軸心を一致させて固定部材
に固設した固定案内ホイルと、前記駆動ホイルと前記固
定案内ホイルの間に架設したスリップ防止機能を有する
張力伝動体とから構成しである。そして、前記駆動ホイ
ルの回転力によって、前記被蝶着体の吊元の枢支点を前
方かっ吊元の反対方向の側縁に向かって連続的に移動さ
せるようにしたことを特徴としている。
と、張力伝動機構とを具備してなる。軸は、略鉛直に配
設したもので、軸心周りに回転し得るように保持させて
あり、各アームは、前記軸に基端部を固設したもので、
同一方向に延出したその先端部間に被蝶着体の吊元の上
下端を枢支させてあり、張力伝動機構は、前記被蝶着体
の吊元の枢支点上に軸心を一致させて該被蝶着体に固設
した駆動ホイルと、前記軸に軸心を一致させて固定部材
に固設した固定案内ホイルと、前記駆動ホイルと前記固
定案内ホイルの間に架設したスリップ防止機能を有する
張力伝動体とから構成しである。そして、前記駆動ホイ
ルの回転力によって、前記被蝶着体の吊元の枢支点を前
方かっ吊元の反対方向の側縁に向かって連続的に移動さ
せるようにしたことを特徴としている。
張力伝動機構は、少なくとも上アーム側にのみ、または
下アーム側にのみ設けておけば足りるが、上下両アーム
にそれぞれ設けておくこともできる。
下アーム側にのみ設けておけば足りるが、上下両アーム
にそれぞれ設けておくこともできる。
張力伝動体は、無端のものの他、有端のものも利用する
ことができる。これらの具体例としては、張力伝動体を
タイミングベルトとし、駆動ホイル及び固定案内ホイル
をタイミングギヤとする態様や、張力伝動体をチェーン
とし、駆動ホイル及び固定案内ホイルをスプロケットと
する態様や、張力伝動体をVベルト又は0リングとし、
駆動ホイル及び固定案内ホイルをプーリーとする態様等
が考えられる。
ことができる。これらの具体例としては、張力伝動体を
タイミングベルトとし、駆動ホイル及び固定案内ホイル
をタイミングギヤとする態様や、張力伝動体をチェーン
とし、駆動ホイル及び固定案内ホイルをスプロケットと
する態様や、張力伝動体をVベルト又は0リングとし、
駆動ホイル及び固定案内ホイルをプーリーとする態様等
が考えられる。
[作用コ
例えば、張力伝動機構の張力伝動体が無端である場合を
考える。駆動ホイルに駆動力が付与され、回転しようと
すると、この駆動ホイルは固定案内ホイルとの間に架設
きれた張力伝動体のはり側をたぐり寄せようとし、その
際に、その駆動力の一部がアームを足場にして固定案内
ホイルを中心とした円周方向への回動力に変換される。
考える。駆動ホイルに駆動力が付与され、回転しようと
すると、この駆動ホイルは固定案内ホイルとの間に架設
きれた張力伝動体のはり側をたぐり寄せようとし、その
際に、その駆動力の一部がアームを足場にして固定案内
ホイルを中心とした円周方向への回動力に変換される。
しかして、駆動ホイルが回転すると、それに伴ってこの
駆動ホイルを支持しているアームが回動し始める。また
、駆動ホイルがアームとともに回動することにより、固
定案内ホイル上における張力伝動体の巻掛位置が移動し
、それまで接触していた部位が順次はり側へ送り出され
、それまで接触していなかったゆるみ側の部位が順次新
たに接触部に引き込まれる。このため、張力伝動体にお
いては、はり側の張力とゆるみ側の張力との間に必要な
張力差、すなわち有効張力を変化させることがなく、駆
動ホイルの挙動が連続して行われるために必要な条件を
一定して満たすことになる。
駆動ホイルを支持しているアームが回動し始める。また
、駆動ホイルがアームとともに回動することにより、固
定案内ホイル上における張力伝動体の巻掛位置が移動し
、それまで接触していた部位が順次はり側へ送り出され
、それまで接触していなかったゆるみ側の部位が順次新
たに接触部に引き込まれる。このため、張力伝動体にお
いては、はり側の張力とゆるみ側の張力との間に必要な
張力差、すなわち有効張力を変化させることがなく、駆
動ホイルの挙動が連続して行われるために必要な条件を
一定して満たすことになる。
次に、張力伝動体が有端である場合を考える。
上記作動中、張力伝動体の一部に終始固定案内ホイルに
接触している部位があるとすれば、その部位は張力を維
持するために単に固定端としての役割を担っているに過
ぎない。このため、張力伝動体がその部位を欠いた有端
のものであっても、その端部が適当な場所に固定されて
いれば作動上回、ら不都合を生じることはない。
接触している部位があるとすれば、その部位は張力を維
持するために単に固定端としての役割を担っているに過
ぎない。このため、張力伝動体がその部位を欠いた有端
のものであっても、その端部が適当な場所に固定されて
いれば作動上回、ら不都合を生じることはない。
しかして、無端であれ、有端であれ、この持出し蝶番を
例えば被蝶着体である扉に適用すると、該扉に8元の枢
支点を中心として開成方向に回動操作力を付与した場合
に、前記駆動ホイルに生じた回動力が、逆に扉をしてそ
の8元の枢支点を開成時の位置から離反させ前方かつ8
元の反対方向の側縁に向かって連続的に移動せしめるこ
とになる。また、該アームがこのような動作を行うと、
張力伝動機構が設けられていない他方のアームにも軸を
通じてその回動力が及び、前記アームに追従してこのア
ームも扉の8元の枢支点とともに同期回動していくこと
になる。両アームに張力伝動機構が設けられた場合にそ
れらのアームが同期回動することは言うまでもない。こ
の結果、扉を180″近くまで回動させた時点で8元の
枢支点が扉の開成時の前面位置よりも前面側にせり出す
ように設定しておけば、隣接する扉等との干渉を避けて
、その扉を隣接する扉の前面に重合させ得るような位置
まで開成できることになる。また、この位置から上記と
逆の操作を行えば、扉は再び開成位置に納められること
になる。
例えば被蝶着体である扉に適用すると、該扉に8元の枢
支点を中心として開成方向に回動操作力を付与した場合
に、前記駆動ホイルに生じた回動力が、逆に扉をしてそ
の8元の枢支点を開成時の位置から離反させ前方かつ8
元の反対方向の側縁に向かって連続的に移動せしめるこ
とになる。また、該アームがこのような動作を行うと、
張力伝動機構が設けられていない他方のアームにも軸を
通じてその回動力が及び、前記アームに追従してこのア
ームも扉の8元の枢支点とともに同期回動していくこと
になる。両アームに張力伝動機構が設けられた場合にそ
れらのアームが同期回動することは言うまでもない。こ
の結果、扉を180″近くまで回動させた時点で8元の
枢支点が扉の開成時の前面位置よりも前面側にせり出す
ように設定しておけば、隣接する扉等との干渉を避けて
、その扉を隣接する扉の前面に重合させ得るような位置
まで開成できることになる。また、この位置から上記と
逆の操作を行えば、扉は再び開成位置に納められること
になる。
しかも、従来では上、下の中間体が全(別個に取り付け
られ、雇に対して回動軸心を与えるはずのそれらの中間
体が扉の剛性や姿勢を介して逆に互いの同期位置を与え
られるという相互依存的な釣合関係の下になりたってい
たのに対し、このものは上下両アームが軸を介して連結
されており、軸の剛性さえ確保すれば両アームは扉の剛
性に頼らすとも積極的に同期位置を確保できることにな
る。したがってζ−この構成によると、上下アームに扉
の荷重に起因した逆方向の力が作用するようなことがあ
っても、アームを簡単にぐらつかせないだけの強度を確
保できることになる。その上、このものは前述したヒン
ジ機構やリンク機構等と異なり、扉の8元の枢支点位置
が最初から最後まで常に同じ割合で連続的に変化する挙
動の中で行う点において、操作感触が従来の蝶番により
近いものとなる。
られ、雇に対して回動軸心を与えるはずのそれらの中間
体が扉の剛性や姿勢を介して逆に互いの同期位置を与え
られるという相互依存的な釣合関係の下になりたってい
たのに対し、このものは上下両アームが軸を介して連結
されており、軸の剛性さえ確保すれば両アームは扉の剛
性に頼らすとも積極的に同期位置を確保できることにな
る。したがってζ−この構成によると、上下アームに扉
の荷重に起因した逆方向の力が作用するようなことがあ
っても、アームを簡単にぐらつかせないだけの強度を確
保できることになる。その上、このものは前述したヒン
ジ機構やリンク機構等と異なり、扉の8元の枢支点位置
が最初から最後まで常に同じ割合で連続的に変化する挙
動の中で行う点において、操作感触が従来の蝶番により
近いものとなる。
[実施例コ
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。
明する。
この実施例の持出し蝶番は、被蝶着体として、ビル等の
壁に設けられている配電盤の前面開口部Sをその壁に沿
って間仕切的に面一に閉成するための鉄の扉に適用され
る。
壁に設けられている配電盤の前面開口部Sをその壁に沿
って間仕切的に面一に閉成するための鉄の扉に適用され
る。
具体的に説明すると、開口部Sの上縁近傍及び下縁近傍
にはそれぞれ建築構造材等に固定された固定部材2.3
が設けてあり、これらの固定部材2.3にベアリング2
a、’3aを装着し、開口部Sの上縁から下縁に亘って
鉛直に配設した軸4の上FJ4a及び下端4bを前記両
ベアリング2a。
にはそれぞれ建築構造材等に固定された固定部材2.3
が設けてあり、これらの固定部材2.3にベアリング2
a、’3aを装着し、開口部Sの上縁から下縁に亘って
鉛直に配設した軸4の上FJ4a及び下端4bを前記両
ベアリング2a。
3aに回転可能に支承させている。
また、この軸4の下端4bに下アーム5の基端部5aを
固設し、上端4aにもナツト4dによって前記下アーム
5と平行に伸びる上アーム6の基端部6aを締着してい
る。そして、これら両アーム5.6の先端部5b、6b
にベアリング5c。
固設し、上端4aにもナツト4dによって前記下アーム
5と平行に伸びる上アーム6の基端部6aを締着してい
る。そして、これら両アーム5.6の先端部5b、6b
にベアリング5c。
6cを装着し、これらのベアリング5C160間に扉7
を枢支させている。
を枢支させている。
扉7は、鉄パイプ製の横枠材7aと縦枠材7bを剛接し
たもので、出光の上端7.及び下端72に取付金具7C
17dを介して軸7e、7fが一体突設しである。そし
て、これらの軸7e、7fを前記両ベアリング6C15
Cに支持させている。
たもので、出光の上端7.及び下端72に取付金具7C
17dを介して軸7e、7fが一体突設しである。そし
て、これらの軸7e、7fを前記両ベアリング6C15
Cに支持させている。
このような構成において、本実施例では、上アム6側に
、扉7の回動動作と該アーム6の回動動作とを関連づけ
る張力伝動機構8を構成している。この張力伝動機構8
は、前記軸7eに軸心mを一致させてその外周に固設し
た駆動ホイルたるタイミングギヤ9と、前記軸4の軸心
1回りに前記上固定部材2に固設した固定案内ホイルた
るタイミングギヤ10と、このタイミングギヤ10と前
記タイミングギヤ9の間に一定の張力をもって張設され
た張力伝動体たるタイミングベルト11とにより構成さ
れている。
、扉7の回動動作と該アーム6の回動動作とを関連づけ
る張力伝動機構8を構成している。この張力伝動機構8
は、前記軸7eに軸心mを一致させてその外周に固設し
た駆動ホイルたるタイミングギヤ9と、前記軸4の軸心
1回りに前記上固定部材2に固設した固定案内ホイルた
るタイミングギヤ10と、このタイミングギヤ10と前
記タイミングギヤ9の間に一定の張力をもって張設され
た張力伝動体たるタイミングベルト11とにより構成さ
れている。
次に、本実施例の作動を説明する。第3図実線に示す扉
7の開成位置から、先ず扉7に対して開成方向へ向かう
矢印Uの回動操作力を付与すると、その回動操作力は先
ずタイミングギヤ9に伝達される。これによってタイミ
ングギヤ9は図中V方向に回転しようとするが、その際
にタイミングベルト0との間に架設されたタイミングベ
ルト11のはり側11aをたぐり寄せようとし、その力
が上アーム6を足場に軸心nの周りの回動力を生じさせ
る。そして、タイミングギヤ9の回転に伴って図中矢印
W方向に回動し始める。また、タイミングギヤ9が回動
することにより、タイミングギヤ10上におけるタイミ
ングベルト11の巻掛位置が移動し、それまでそれまで
接触していた部位がはり側11aへ順次送り比され、そ
れまで接触していなかったゆるみ側11bの部位が新た
に接触部に引き込まれる。このため、はり側9aの張力
T、とゆるみ側9bの張力T、との間に必要な張力差、
すなわち有効張力を変化させることなく、タイミングギ
ヤ9の挙動が連続して行われるために必要な条件を一定
して満たすことになる。
7の開成位置から、先ず扉7に対して開成方向へ向かう
矢印Uの回動操作力を付与すると、その回動操作力は先
ずタイミングギヤ9に伝達される。これによってタイミ
ングギヤ9は図中V方向に回転しようとするが、その際
にタイミングベルト0との間に架設されたタイミングベ
ルト11のはり側11aをたぐり寄せようとし、その力
が上アーム6を足場に軸心nの周りの回動力を生じさせ
る。そして、タイミングギヤ9の回転に伴って図中矢印
W方向に回動し始める。また、タイミングギヤ9が回動
することにより、タイミングギヤ10上におけるタイミ
ングベルト11の巻掛位置が移動し、それまでそれまで
接触していた部位がはり側11aへ順次送り比され、そ
れまで接触していなかったゆるみ側11bの部位が新た
に接触部に引き込まれる。このため、はり側9aの張力
T、とゆるみ側9bの張力T、との間に必要な張力差、
すなわち有効張力を変化させることなく、タイミングギ
ヤ9の挙動が連続して行われるために必要な条件を一定
して満たすことになる。
このような作動を通じて、扉7を操作するほど、該扉7
の出光7□の枢支点mがタイミングギヤ9に案内されて
上アーム6とともに回動しなから閉成時の出光7.の位
置から離れつつ前面側にせり出してくることになる。し
かも、上アーム6の動作は、軸4を通じて張力伝動機構
8が設けられていない下アーム5にも伝達されるため、
この下アーム5も前記上アーム6に一体に同期回動して
扉7の出光72を前面側にせり出させることになる。
の出光7□の枢支点mがタイミングギヤ9に案内されて
上アーム6とともに回動しなから閉成時の出光7.の位
置から離れつつ前面側にせり出してくることになる。し
かも、上アーム6の動作は、軸4を通じて張力伝動機構
8が設けられていない下アーム5にも伝達されるため、
この下アーム5も前記上アーム6に一体に同期回動して
扉7の出光72を前面側にせり出させることになる。
このため、扉7を180°近くまで回動させたとき出光
7..72の枢支点mか扉7の閉成時の前面位置よりも
前面側にせり出すようにタイミングギヤ9及びタイミン
グギヤ10の各々の半径を設定しておけは、扉7を閉成
位置から90°開成させた状態(第4図参照)を経て、
更に扉7を90°回動させることによって、最終的に第
3図想像線で示すようにその扉7を隣接する扉7の前面
に途中干渉させることなく重合配置することが可能にな
る。しかして、この持出し蝶番によって開口部Sを広角
に開放できることにより、前面側の通路等を塞ぐことな
く、配電盤の操作や保守、管理に係る作業を円滑かつ能
率よく行うことが可能になる。また、開成位置から上記
と逆の操作を行なうことにより、扉7は再び開成位置に
納められることになる。
7..72の枢支点mか扉7の閉成時の前面位置よりも
前面側にせり出すようにタイミングギヤ9及びタイミン
グギヤ10の各々の半径を設定しておけは、扉7を閉成
位置から90°開成させた状態(第4図参照)を経て、
更に扉7を90°回動させることによって、最終的に第
3図想像線で示すようにその扉7を隣接する扉7の前面
に途中干渉させることなく重合配置することが可能にな
る。しかして、この持出し蝶番によって開口部Sを広角
に開放できることにより、前面側の通路等を塞ぐことな
く、配電盤の操作や保守、管理に係る作業を円滑かつ能
率よく行うことが可能になる。また、開成位置から上記
と逆の操作を行なうことにより、扉7は再び開成位置に
納められることになる。
しかも、従来では上、下の中間体が全(別個に取り付け
られ、扉に対して回動軸心を与えるはずのそれらの中間
体が扉の剛性や姿勢を介して逆に互いの同期位置を与え
られるという相互依存的な釣合関係の下になりたってい
たのに対し、このものは上下両アーム6.5が軸4を介
して連結されており、軸4の剛性さえ確保すれば両アー
ム5.6は扉7の剛性に頼らずとも積極的に同期位置を
確保できることになる。したがって、この構成によると
、上下アーム5.6に扉7の荷重に起因した逆方向の力
が作用するようなことがあっても、それらのアーム5.
6を簡単にはぐらつかせないだけの強度を確保できるこ
とになり、図示のような鉄の扉7も安定して支持し、円
滑な回動動作を行わせることが可能になる。その上、こ
のものは前述したヒンジ機構やリンク機構等と異なり、
扉7における吊元71.72の枢支点mの位置が最初か
ら最後まで常に同じ割合で連続的に変化する挙動の中で
行われるため、2段感触のヒンジ機構やリンク機構に比
べて操作の途中で別設のショックや違和感を感じること
がなくなる。
られ、扉に対して回動軸心を与えるはずのそれらの中間
体が扉の剛性や姿勢を介して逆に互いの同期位置を与え
られるという相互依存的な釣合関係の下になりたってい
たのに対し、このものは上下両アーム6.5が軸4を介
して連結されており、軸4の剛性さえ確保すれば両アー
ム5.6は扉7の剛性に頼らずとも積極的に同期位置を
確保できることになる。したがって、この構成によると
、上下アーム5.6に扉7の荷重に起因した逆方向の力
が作用するようなことがあっても、それらのアーム5.
6を簡単にはぐらつかせないだけの強度を確保できるこ
とになり、図示のような鉄の扉7も安定して支持し、円
滑な回動動作を行わせることが可能になる。その上、こ
のものは前述したヒンジ機構やリンク機構等と異なり、
扉7における吊元71.72の枢支点mの位置が最初か
ら最後まで常に同じ割合で連続的に変化する挙動の中で
行われるため、2段感触のヒンジ機構やリンク機構に比
べて操作の途中で別設のショックや違和感を感じること
がなくなる。
なお、本発明が上記実施例に限定されるものではないの
は勿論であり、例えば、第5図に示すような張力伝動体
111及び固定案内ホイル110を用いることができる
。この張力伝動体111は、前記実施例が無端であった
のに対して一対の固定端111a、1llbを有してな
る。これは、前記実施例で用いているタイミングベルト
11のうち、タイミングギヤ10に終始接触している部
位を開放し、その開放端を固定したものと考えることが
でき、前記実施例と全く同採の作動を与え得るものであ
る。また、固定案内ホイル110は、実質的に張力伝動
体111が接触し得る範囲のみに一対の部分円弧面11
0a、110bを設けたものであり、このような構成で
あっても作動に何ら支障を来たすことはない。さらに、
張力伝動機構8は下アーム5側にのみ設けるようにして
もよく、或いは上下両アーム5.6にそれぞれ設けてお
くこともできる。また、張力伝動機構の他の構成として
は、張力伝動体をチェーンとし、駆動ホイル及び固定案
内ホイルをスプロケットとする態様や、張力伝動体をV
ベルト又はOリングとし、駆動ホイル及び固定案内ホイ
ルをプーリーとする態様等において実施可能である。さ
らにまた、本発明は扉以外の被蝶着体にも適用すること
ができる。例えば、重量のある据付機械をこの持出し蝶
番によって支持しておくと、簡単な回動操作のみで、周
囲との干渉を極力避けるようにしてその機械を反転でき
、背面の点検等を行うことが可能になる。その他の構成
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
は勿論であり、例えば、第5図に示すような張力伝動体
111及び固定案内ホイル110を用いることができる
。この張力伝動体111は、前記実施例が無端であった
のに対して一対の固定端111a、1llbを有してな
る。これは、前記実施例で用いているタイミングベルト
11のうち、タイミングギヤ10に終始接触している部
位を開放し、その開放端を固定したものと考えることが
でき、前記実施例と全く同採の作動を与え得るものであ
る。また、固定案内ホイル110は、実質的に張力伝動
体111が接触し得る範囲のみに一対の部分円弧面11
0a、110bを設けたものであり、このような構成で
あっても作動に何ら支障を来たすことはない。さらに、
張力伝動機構8は下アーム5側にのみ設けるようにして
もよく、或いは上下両アーム5.6にそれぞれ設けてお
くこともできる。また、張力伝動機構の他の構成として
は、張力伝動体をチェーンとし、駆動ホイル及び固定案
内ホイルをスプロケットとする態様や、張力伝動体をV
ベルト又はOリングとし、駆動ホイル及び固定案内ホイ
ルをプーリーとする態様等において実施可能である。さ
らにまた、本発明は扉以外の被蝶着体にも適用すること
ができる。例えば、重量のある据付機械をこの持出し蝶
番によって支持しておくと、簡単な回動操作のみで、周
囲との干渉を極力避けるようにしてその機械を反転でき
、背面の点検等を行うことが可能になる。その他の構成
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
[発明の効果]
本発明は、以上のような構成であるから、重量のある被
蝶着体を安定して支持することができ、作動上の円滑さ
も確保して、隣接する扉等との干渉を避けつつ目的とす
る被蝶着体を広角に回動させることができるようにした
持出し蝶番を提供することができる。
蝶着体を安定して支持することができ、作動上の円滑さ
も確保して、隣接する扉等との干渉を避けつつ目的とす
る被蝶着体を広角に回動させることができるようにした
持出し蝶番を提供することができる。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は一
部省略の斜視図、第2図はアームの長平方向及び扉の面
方向に沿った断面図、第3図及び第4図は作用を説明す
るための部分平面図である。 第5図は本発明の他の実施例を示す模式的な説明図であ
る。第6図及び第7図は従来例を示し、第6図(A)〜
(F)は作動に沿って示す模式的な説明図、第7図は蝶
着状態の説明図である。 2.3・・・固定部材 4・・・軸 5・・・下アーム5a・−
・基端部 5b・・・先端部6・・・上アーム
6a・・・基端部6b・・・先端部
7・・・被蝶着体(扉)7、・・・吊元の上端
72・・・吊元の下端8・・・張力伝動機構 9・・・駆動ホイル(タイミングギヤ)10・・・固定
案内ホイル(タイミングギヤ)11・・・張力伝動体(
タイミングベルト)m・・・軸心(吊元の枢支点) n・・・軸心
部省略の斜視図、第2図はアームの長平方向及び扉の面
方向に沿った断面図、第3図及び第4図は作用を説明す
るための部分平面図である。 第5図は本発明の他の実施例を示す模式的な説明図であ
る。第6図及び第7図は従来例を示し、第6図(A)〜
(F)は作動に沿って示す模式的な説明図、第7図は蝶
着状態の説明図である。 2.3・・・固定部材 4・・・軸 5・・・下アーム5a・−
・基端部 5b・・・先端部6・・・上アーム
6a・・・基端部6b・・・先端部
7・・・被蝶着体(扉)7、・・・吊元の上端
72・・・吊元の下端8・・・張力伝動機構 9・・・駆動ホイル(タイミングギヤ)10・・・固定
案内ホイル(タイミングギヤ)11・・・張力伝動体(
タイミングベルト)m・・・軸心(吊元の枢支点) n・・・軸心
Claims (10)
- (1)軸と、一対のアームと、張力伝動機構とを具備し
てなる持出し蝶番であって、 軸は、略鉛直に配設したもので、軸心周りに回転し得る
ように保持させてあり、 各アームは、前記軸にそれぞれ基端部を固設したもので
、同一方向に延出したその先端部間に被蝶着体の吊元の
上下端を枢支させてあり、 張力伝動機構は、前記被蝶着体の吊元の枢支点上に軸心
を一致させて該被蝶着体に固設した駆動ホイルと、前記
軸に軸心を一致させて固定部材に固設した固定案内ホイ
ルと、前記駆動ホイルと前記固定案内ホイルの間に架設
したスリップ防止機能を有する張力伝動体とから構成し
てあり、前記駆動ホイルの回転力によって、前記被蝶着
体の吊元の枢支点を前方かつ吊元の反対方向に連続的に
移動させるようにしたことを特徴とする持出し蝶番。 - (2)上アーム側にのみ張力伝動機構を設けていること
を特徴とする請求項1記載の持出し蝶番。 - (3)下アーム側にのみ張力伝動機構を設けていること
を特徴とする請求項1記載の持出し蝶番。 - (4)上下両アームにそれぞれ張力伝動機構を設けてい
ることを特徴とする請求項1記載の持出し蝶番。 - (5)張力伝動体が無端であることを特徴とする請求項
1記載の持出し蝶番。 - (6)張力伝動体が有端であり、その端部を固定部材に
固定していることを特徴とする請求項1記載の持出し蝶
番。 - (7)張力伝動体がタイミングベルトであり、駆動ホイ
ル及び固定案内ホイルがタイミングギヤであることを特
徴とする請求項5又は6記載の持出し蝶番。 - (8)張力伝動体がチェーンであり、駆動ホイル及び固
定案内ホイルがスプロケットであることを特徴とする請
求項5又は6記載の持出し蝶番。 - (9)張力伝動体がVベルトであり、駆動ホイル及び固
定案内ホイルがプーリーであることを特徴とする請求項
5又は6記載の持出し蝶番。 - (10)張力伝動体がOリングであり、駆動ホイル及び
固定案内ホイルがプーリーであることを特徴とする請求
項5又は6記載の持出し蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204764A JP2595785B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 持出し蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204764A JP2595785B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 持出し蝶番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489983A true JPH0489983A (ja) | 1992-03-24 |
JP2595785B2 JP2595785B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16495962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204764A Expired - Fee Related JP2595785B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 持出し蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595785B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536551A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-14 | Sugatsune Kogyo | Hinge |
JPS60219379A (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-02 | 共栄工業株式会社 | 家具類における扉の蝶番装置 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP2204764A patent/JP2595785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536551A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-14 | Sugatsune Kogyo | Hinge |
JPS60219379A (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-02 | 共栄工業株式会社 | 家具類における扉の蝶番装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595785B2 (ja) | 1997-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1130327A (en) | Dual arm operator for a casement-type window | |
CA2236750A1 (en) | Plug-type overwing emergency exit door assembly | |
JP6053908B2 (ja) | 揺動及び摺動運動でドアを移動させるための装置 | |
US3956793A (en) | Closure hinge | |
RU2009145527A (ru) | Шарнирный узел двери воздушного судна | |
JPH0489983A (ja) | 持出し蝶番 | |
CA2087310A1 (en) | Operator for an Awning Type Window | |
CN108533106A (zh) | 一种转轴呈v形布置的隐形合页 | |
JPH0489984A (ja) | 持出し蝶番 | |
KR101324139B1 (ko) | 출입문 개폐장치 | |
JPH04110588A (ja) | 扉密閉装置 | |
CN110593703A (zh) | 摆臂式滑移门机构和应用其的移动机械 | |
JPH0452388A (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2564060Y2 (ja) | 家具等における扉の隠し蝶番 | |
JPH0452389A (ja) | 扉開閉装置 | |
CN114165142A (zh) | 智控全自动多扇折叠门 | |
RU2657723C1 (ru) | Устройство навески поворотной створки транспортного средства | |
CN205778149U (zh) | 电动门窗致动机构 | |
JP3926671B2 (ja) | 弧状扉の開閉装置 | |
JPH0512156Y2 (ja) | ||
JPS5823902Y2 (ja) | 蓋開閉装置 | |
JPH02285184A (ja) | ヒンジ | |
JP2000027544A (ja) | 扉開閉動用ダンパ― | |
JPH0512157Y2 (ja) | ||
JP2719200B2 (ja) | 折り畳み扉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |