JPS6021863B2 - 耐水成形防音材 - Google Patents

耐水成形防音材

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JPS6021863B2
JPS6021863B2 JP9655481A JP9655481A JPS6021863B2 JP S6021863 B2 JPS6021863 B2 JP S6021863B2 JP 9655481 A JP9655481 A JP 9655481A JP 9655481 A JP9655481 A JP 9655481A JP S6021863 B2 JPS6021863 B2 JP S6021863B2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
rubber
weight
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impregnated
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JP9655481A
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JPS57212054A (en
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佳昭 渡辺
いく男 永井
譲 高橋
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐水性の秀れた成形防音材に関し、更に詳細に
は、耐水性、耐油性、耐摩耗性、耐熱性及び各層間の接
着性等の護性状に優れた自動車用の耐水成形防音材に関
する。
従来より車室内においては嵩高性不織布、ニドルフェル
ト又はウレタン発泡体等による吸音処理、ダッシュボー
ド、含浸フェルト、熱可塑性樹脂成形物又はゴム、塩ビ
、鷹青物からなるシート状物等による遮音処理が施され
て来ている。
しかしかかる方法のみでは車室内騒音対策として未だ不
充分でありかつ近時社会問題化してきている車外騒音の
対策には殆んど寄与し得ないものである。車外騒音対策
、特にエンジンルーム内で発生するエンジン音を車外に
伝搬せしめないための対策としてエンジンルーム内、例
えばボンネット裏面、エンジン本体、エンジンルーム側
のダッシュ部等に防音対策材料が用いられるようになっ
たが、従来の吸音材、遮音材あるいはその組合せから成
る防音材では耐水性、耐油性、耐摩耗性又は強度や型保
持性等の面からエンジン収納部等の車外における使用に
耐え得るものではなく、たかだか美装のためあるいは雛
燃のための処理が施されているにすぎない。本発明者ら
はかかる実情に鑑み鋭意研究の結果本発明を完成するに
至ったものであり、而して本発明の目的は、車外特にエ
ンジン収納部において好適に用い得る耐水成形防音材の
製造方法を提供することにある。
即ち本発明の要旨は、 不織布10の重量部に対し、固形分で15〜25の重量
部の未加流のゴム溶液を含浸した表皮用不織布及び嵩高
性不織布、要すればシート状物又は未加硫ゴム溶液舎浸
表皮用不織布を加熱加圧成形してなる耐水成形防音材に
存する。
嵩高性不織布に実装のための表皮材や遮音性のある塩ビ
系シート、ゴム系シートあるいは熱可塑性シート等を積
層又は貼着し、加熱加圧により一体成形する製造方法は
本発明者により種々提供されているところである。
例えば、特関昭50一139880には、実質的に未キ
ュアーのレンジを含有してなる嵩高性不織布とゴム及び
充てん材を含有してなるシート状物とを接着剤により貼
着し熱プレスして一体成形する方法が、特関昭51一2
8181には、含有するレジソの硬化度合の異なる嵩高
性不織布を積層し要すれば塩ビ系やゴム系の遮音層を貼
着し加熱加圧成形する方法が提供されている。
しかしながら従来の車室内を対象とした成形体では嵩高
性不織布面は実装のための表皮材を積層せしめるのみで
、水、油、砂れきによる摩耗等に対する対策は何ら施さ
れていなかった。
本発明によれば、耐水性、耐油性、耐摩耗性等の性状に
秀れた成形防音材を吸音性や遮音性を損なうことなく得
られるものであり、かつ要望する範囲の空気流れ抵抗を
有する吸音材から実質的に通気性を有さない遮音材まで
中広い防音材を可能ならしめるものである。
本発明に用い得る嵩高性不織布は動物性、植物性、鉱物
性、合成樹脂不連続繊維材料の1種もしくは2種以上お
よび熱硬化性合成樹脂よりなる結合剤を主体としてなり
、それ自体公知の嵩高性不織布の製造方法により得るこ
とが出来るが、加熱成形前において熱硬化性樹脂よりな
る結合剤は禾硬化の状態であり、しかも該熱硬化性合成
樹脂の溶融もしくは熱可塑性樹脂を併用する等の他の手
段により嵩欄性不織布として取り扱い得る状態となして
おくことは大切である。
混合不連続繊維材料中の合成繊維の割合は防音材の使用
部位により、例えばより路面に近く雨水や砂れきを受け
易いかどうかにより変更することは好ましくその過半数
以上を合成繊維となすことは好ましいことである。該状
態に於ける嵩高性不織布は一般的には厚さが8乃至50
m/のであり面密度は400乃至4000タ′あの範囲
にある。
未加稀のゴム溶液を含浸せしめる表皮用不織布としては
、合成繊維からなる不織布であれば良く、スパンボンド
布、ステッチボンド布、ニードルパンチ布、樹脂線等を
用い得る。
好ましくは、成形性の良い樹脂線を用いる。
3これらに用い得る合成繊維は、軟化点が比較的
高く、吸水性の比較的4・さし、ものであれば良く、例
えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維
等を挙げることが出来る。樹脂線は綿状でその峯高密度
は8×10‐4〜10‐24夕/塊のものが好ましく、
8×10‐4タ′戊より4・さし、場合スケが生じ成形
後の嵩高性不織布を完全に被うことが出来ず、8×10
‐2夕/地より大きいと成形性が劣る。
本発明においてはこれらの表皮用不織布に未加碗のゴム
溶液を成形前にあらかじめ含浸せしめておくことを必須
とするものである。
未加硫のゴム溶液とは、天然ゴム、合成ゴムを5有機溶
剤に溶かしたものであって、素練り混合練りをじゆうふ
くんに行ったのち小片に切り有機溶剤を入れた溶解機に
入れてゴムを膨潤させるとともに雛拝してゴムを溶かし
たものである。
溶剤としては天然ゴムではガソリン、合成ゴムではトル
ェ0ンが一般的に用いられる。またメチルエチルケトン
、キシレンなども用いられる。ゴムとしては天然ゴムま
たはクロロプレンゴム、ニトリルブタジエンゴム、イソ
ブチレンーイソプレンゴム、シリコーンゴム、ふつ素ゴ
ム、アクリルゴム等の合成タゴムを用いる。表皮用不織
布に含浸せしめるゴム溶液の含浸量は固形分で不織布1
0の重量部に対し約15〜25の重量部である。
含浸量が15重量部以下では耐水性、耐油性、耐摩耗性
等の諸性状を顕現し得ず、250重量部以上では防音材
の成形時間内に十分に加硫し切れない。ゴム溶液を不織
布に含浸せしめるには、スプレー、デイツピング、ロー
ラーコート、ナイフコート等の手段を用いる。
含浸量が多い場合2回以上繰り返し行っても良い。ゴム
溶液を不織布に含浸せしめた後予備加熱を加え溶媒を実
質的に輝散せしめておくことは、該表皮用不織布を取り
扱い易くし作業能率の向上せしめる上で極めて好ましい
ことである。
予備加熱のためにはそれ程の高温は必要とせず約60〜
130℃程度のオーブンを通してやれば良い、時間は長
くて15分で十分である。前記した表皮用不織布を嵩高
性不織布の片面あるいは両面に鏡層し加熱加圧成形によ
り防音材を製造する場合の条件は、温度150〜250
qo、圧力1〜150k9/地の条件下で1〜10分程
度である。
例えば吸音材を製造する場合、任意形状の複数個の張り
出し部と平坦部よりなるボンネットに装着する成形体を
例にとると、ゴム溶液の含浸量が50〜15の重量部の
表皮用不織布を用い平坦部は強度を持たすべ〈張り出し
部より高密度に押圧しその厚さを2〜5の/仇程度に、
張り出し部は空気流れ抵抗を30乃至30比.g.s.
raylsとするために4〜low/仇程度に設けて成
形するごとくである。表皮用不織布、嵩高性不織布と共
に必要に応じて一体成形されるシート状物とは、アスフ
ァルト、塩化ビニルやエチレン−酢ビ共重合体の如き熱
可そ性樹脂又はゴム等から選ばれる1種又は2種以上の
混合物とタルク、炭酸カルシューム等の充てん剤とを混
練し1〜5肌/机程度のシート状にしたものである。例
えばエンジンルームと車室内を区切るダッシュ部へ装着
するダッシュィンシュレーターを製造する場合、ゴム溶
液の含浸量が固形分で75〜250重量部の表皮用不織
布、嵩高1性不織布及び要すればシート状物又はゴム溶
液含浸不織布を順次積層し、前記した条件にて加熱加圧
成形する。
これらの防音材は接着剤等により自動車に装着しても良
く、ビス止め等により装着されることも可能であり、装
着方法、手段等については何らの制約も要しない。
以下に実施例を挙げ本発明のより詳細な理解に供する。
当然のことながら本発明は以下の実施例のみに限定され
るものではない。実施例 1 反毛3の重量部、落綿5の重量部を開綾混合し融点15
000で反応温度18000のフェノール樹脂粉末2の
重量部を散布混合しフリース形成機でフリースとなした
後16000の加熱炉を通して厚さ25川/肌、面密度
9509/あの嵩高性不織布を得た。
繊維重量10G重量部に対して固形分で5重量部のアク
リル樹脂を接着結合剤として含有する高密度10‐2夕
/塊(厚み10肌/机、面密度100夕/れのポリエス
テル繊維フリース(通称 樹脂線)を固形分50%のニ
トリルブタジェンゴムのキシロール溶液中に浸潰したの
ち引き上げ、間隙が7の/川のロール間を通したところ
フリース10の重量部に対し24の重量部のゴム溶液が
含浸されていた。
8000で5分間予備加熱を加え溶剤を鷹散せしめて取
扱い易くした半製品を得た。
前記嵩高性不織布を3枚積層し嵩高性不織布層の面密度
を2850夕/〆とし、その両面に前記ゴム溶液含浸樹
脂線を積層した。
次いで、その大部分が台形の平坦面であり、車体に対す
る取付部分の一部が高さ約1比1程度平坦面よりL字形
に立上つたほぼ左右対称の成形体の厚みをほぼ均一に4
.8肌厚に設けるろごく、18000の加熱条件下で3
分間、ゴム溶液含浸樹脂線が両面に積層された嵩高性不
織布を加圧成形し、実質的に通気性を有さない本発明に
なる遮音村を得た。
比較例 1 実施例1中のゴム溶液舎浸樹脂綿に代えて、ゴム溶液を
含浸せしめない前の市販の樹脂綿を用い、実施例1と同
様操作にて比較例になる遮音材を得た。
実施例1及び比較例1で得た遮音村の透過損失を残響室
法により測定した。
又このものに2岬時間散水したのち1時間自然放置後同
様の測定を行ったところ比較例の透過損失は低下してい
た。又はこのもののJIS−K−7203の方法による
弾性率n/柵を水散布を行う前と2独特間水散布を行っ
たのち1時間自然放置したものについて測定したところ
、比較例になる遮音材は水散布により強度が著しく低下
した。実施例1 比較例1 水散布前 3.3×1ぴN′磯 3.2×1ぴN/桝水
散布後 3.2×1ぴN/柵 1.2×1ぴN/桝実施
例 2反毛3の重量部、落綿5の重量部を開綾混合し、
融点140午0で反応温度17ぴ0のフェノール樹脂粉
末20重量部を散布混合しフリース形成機でフリースと
なした後150ooの加熱炉を通して厚さ24の/肌、
面密度1000夕/〆の嵩高性不織布を得た。
繊維重量10の重量部に対し固形分で5重量部のアクリ
ル樹脂を接着結合剤として含有する高密度10‐2タ′
地(厚みlow/仇、面密度100夕/〆)のポリエス
テル繊維フリース(通称 樹脂線)に固形分50%のニ
トリルブタジェンのキシロール溶液をスプレーにてフリ
ース100重量部に対し8の重量部になるように吹き付
けたのち80午○で5分間予備加熱を加え溶剤を蝉散せ
しめて取扱い易くした半製品を、前記嵩高性不織布の両
面に鏡層した。ついで、新たにエンジン下部を蓋う形で
その四隅が車体に取付けられたほぼ台形の通気性のない
実施例1における遮音材の形より、ほぼ平面な部分に対
応せしめて成形体の厚さを除いた高さ30の/肌として
概ね錐台形の12箇所の張り出し部を設け、該張り出し
部を厚さ5m/肌該成形体の周囲に対応せしめて平坦部
を厚さ2の/机に設けるごとく、180qoの加熱条件
下で2分間、ゴム溶液含浸樹脂線が両面に積層された嵩
高性不織布を加圧成形し、該張り出し部の頂部の空気流
れ抵抗が約104cg.s.raylsである本発明に
なる吸音材を得た。比較例 2 実施例2中のゴム溶液含浸樹脂線に代えて、ゴム溶液を
含浸せしめない前の樹脂線を用い、実施例2と同様操作
にて比較例になる吸音材を得た。
実施例2及び比較例2で得た吸音材の吸音率を残響室法
により測定したところ次のごとくであった。又該吸音材
に2岬時間水を散布したのち乾燥を加えたものについて
も、吸音率及びJIS−K−6301による引張強ご及
ぴ引裂強さを定した。
以上の結果本発明になる耐水成形防音材は水散布後であ
っても吸音率、引張強さ、引裂強さがまったく変らず極
めて優れた耐水性を有していることが明らかとなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 不織布100重量部に対し、固形分で15〜250
    重量部の未加流のゴム溶液を含浸した表皮用不織布及び
    嵩高性不織布、要すればシート状物又は未加硫ゴム溶液
    含浸表皮用不織布を加熱加圧成形してなることを特徴と
    する耐水成形防音材。
JP9655481A 1981-06-24 1981-06-24 耐水成形防音材 Expired JPS6021863B2 (ja)

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JPS57212054A JPS57212054A (en) 1982-12-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6030336A (ja) * 1983-07-27 1985-02-15 ダイキン工業株式会社 複合材料
JPH066362B2 (ja) * 1985-08-28 1994-01-26 日本特殊塗料株式会社 樹脂コ−テイング複層成形防音材

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