JPS6021735A - 内視鏡の切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内視鏡の挿入部内に配設された送気パイプ内
を洗浄可能とする切換装置に関する。

体腔内を観察する内視鏡において、内視鏡を体腔内に挿
入するとき、挿入部先端に設けた観察窓は、粘液や汚物
などによって汚れ、明瞭な視野を確保できない。そこで
観察窓の近傍にｔｊＡ察窓に向けたノズルを設け、この
ノズルを通して観察窓に洗浄液を吹き付けて洗浄し、そ
の後・、別のパイプから送気を行なって観察窓表面に残
った水滴を除去し明瞭な視野を確保している。又、この
送気パイプは、観察時において体腔内挿入管の先端と体
腔壁との間の距離を確保するために体腔内を膨ませる時
の送気にも用いられる。このため体腔内圧は外気に対し
若干高くなっているので、体腔内に漏れた造影剤や胃液
、汚物などが各ノズルを通して各パイプ内に浸入し汚染
する恐れがある。送水パイプに関しては、送水すること
によりある程度洗浄されるが、送気パイプに関しては、
送気だけでは十分に洗浄できないため、使用後洗浄もせ
ずに放置しておくと、汚物がパイプ内壁に乾燥イ」着し
て非常に不衛生である＞ｙかりか、こうした状態を継続
的に繰り返すとパイプ内に汚物が蓄積して送気流量の減
少をきたしたりパイプを閉塞してしまい、後日の検査に
支障をきたすことも起こる。

従って、従来より送気パイプ内に洗浄液や消毒液を流し
て簡単に洗浄できる手段が強く望まれていた。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、送気パイプ先端の送気ノズルより
洗浄液、消毒液等を吸引することによって容易にパイプ
内を洗浄でき、清潔な状態で内視鏡検査が行なえる装置
を提供することにある。

以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。第１図
ないし第５図は図示しない内視鏡の操作部に設けられた
送気送水操作部と吸引操作部の断面図である。第１図は
通常状態を示し、第２図は鉗子口を介した吸引を行なう
場合の状態を示す。

また、第３図は送気状態を、第４図は送水状態を夫々示
し、第５図は吸引による送気パイプの洗浄消毒状態を示
す。

まず第１図に基づいて本発明の装置における送気送水操
作部及び吸引操作部の構成を説明する。

送気送水操作部はシリンダ部１とピストン部２とからな
り、シリンダ部１の開放端１ａは内視鏡の外壁３に固定
環４を介して螺合同着されており、前記シリンダ部１の
胴部片側には図示しない周知の給気給水機構と夫々連通
する給気管５．給水管６及びやはり図示しない吸引ポン
プと後述する吸引操作部を経由して連通ずる連通路７．
吸引管８が配管されている。一方、前記シリンダ一部１
の胴部他側には、体腔内挿入管の先端部９まで延設され
た送気パイプ１０．送水パイプ１１と連通する送気管１
２．送水管１３及び操作部外方に開放する通気パイプ１
４が配管されている。シリンダ部１に摺動自在に挿入さ
れたピストン部２は、該ピストン部２の一端フランジ部
と前記固定環４に螺合する固定筒１５との間に設けられ
た発条１６の付勢力によって通常は前記フランジ部側を
突出させており、発条１６と前記固定筒１５との間に摺
動自在に配置された付勢環１８は、発条１７の付勢力に
よって前記固定筒１５から一部を突出させている。また
、前記ピストン部２の軸方向には通気路１９が貫通して
おり、周面には給水用環状溝２０及び送気パイプ洗浄用
環状溝２１が、下部には給気用環状溝２２が夫々形成さ
れている。更に該給気用環状溝２２を介して給気管５と
送気管１２とを結ぶ空気路を絞る鍔部２３は、前記ピス
トン部２の下端に形成されている。

吸引操作部はシリンダ部２４とピストン部２５とからな
り、シリンダ部２４の開放端は内視鏡の外壁３に固定環
４を介して螺合固定されており、前記シリンダ部２４の
胴部には前記送気送水操作部のシリンダ部１に一端が開
口する連通路７及び図示しない吸引ポンプと連通ずる吸
引管８が、底部には図示しない鉗子チャンネルに連通ず
る吸引管２９が夫々配管されている。前記シリンダ部２
４と摺動自在のピストン部２５は、該ピストン部２５の
一端フランジ部と前記固定環４に螺合する固定筒２７と
の間に設けられた発条２６によって前記フランジ部側が
突出する向きに付勢されており、前記ピストン部２５の
下端には吸引用の環状溝２８が形成されている。

次に上記送気送水操作部及び吸引操作部の操作方法につ
いて説明する。

第１図に示すような通常状態においては、給気管５を介
してシリンダ部１内に送られる空気の大部分はピストン
部２の通気路１９を通って外部に放出される。尚、第１
図の状態では、給気管５と送気管１２とはシリンダ部１
内の給気用環状溝２２を介して連通しているが、シリン
ダ部１内と給気用の環状溝２２との間は鍔部２３によっ
てせばめられており、また、送気管１２に連通された送
気パイプ１０は体腔内の全長にわたって配設され且つ細
管であることから抵抗が大きく、以上の理由によって給
気管５よりの空気は流れたとしてもごく少量しか体腔内
に流れ込まない。一方、図示しない吸引ポンプへの空気
の流れは、内視鏡の操作部外方に一端が開口している通
気パイプ１４．送気パイプ洗浄用の環状溝２１．連通路
７を通過し、更に吸引洗浄用の環状溝２８を介して吸引
ポンプと連通ずる吸引パイプ８へ流れ込んでいる。

次に、通常は挿入管先端部９に開口し挿入管の全長にわ
たって配設される図示しない鉗子チャンネルを介した吸
引操作を行なう場合を説明する。

第２図に示す如く、ピストン部２５の一端を発条２６に
抗してシリンダ部２４内に一定量押し込んでやると、通
気路７が閉塞され、吸引管８と鉗子チャンネル基端部（
図示せず）に連通するパイプ２９が連通し、挿入管先端
部９の鉗子口より吸引が行なわれる。

また、挿入管先端部９がら送気を行なう場合には、第３
図に示す如く通気路１９の開放端を指で塞ぐことにより
、給気管５がらシリンダ部１内に流れ込んだ空気は通気
路１９を介して外部へ逃げ出すことができなくなり、給
気用の環状溝２２を介して送気管１２に送り込まれ、送
気パイプ１゜を介して挿入管先端部９がら放出される。

この時、給水管６はピストン部２周壁によって閉塞され
ているため、送水管１３への送水は行なわれない。

第４図は挿入管先端部９がら送水を行なう状態を示して
おり、ピストン部２を発条１６の付勢力に抗して前記ピ
ストン部２のフランジ部が付勢環１８の一端と当接する
位置まで押し込んでやると、ピストン部２の周面に形成
された給水用の環状溝２０が給水管６．送水管１３と夫
々対向するので、給水管６より送られてきた水は送水管
１３を介して送水パイプ１１に送られ挿入管の先端部９
から放水される。

次に本発明による送気パイプの吸引洗浄操作を行なう場
合について説明する。

事前に準備された洗浄消毒液に挿入管先端部９を浸し、
ピストン部２を第４図に示した押し込み位置から更に発
条１６及び発条１７の付勢力に抗して第５図に示す位置
まで押し込んでやると、ピストン部２周壁によって給気
管５と送気管１２との連通を断ち、ピストン部２の周面
に形成された洗浄用環状溝２１が連通路７．送気管１２
と夫々対向して連通路７と送気管１２とを連通させるの
で、洗浄消毒液は送気パイプ１０．送気管１２．洗浄用
環状溝２１．連通路７．吸引用環状溝２８．吸引管８の
順を経て吸引ポンプに吸引され、送気パイプｌＯ内の洗
浄消毒が行なわれる。

第６図は本発明に係る装置の別実施例の吸引洗浄状態を
示したものであり、上記実施例では送気パイプの吸引洗
浄操作を送気送水操作部に設けた連通切換手段によって
行なったが、本実施例においては前記連通切換手段を有
する吸引洗浄操作部を新たに設け、送気送水操作部とは
独立させている。尚、送気送水操作及び鉗子チャンネル
を介した吸引操作機構については、上記実施例の説明中
に示されたものと同様の機構であるためここでは同一符
号を付して説明は省略する。

第６図中、送気送水操作部とは別設される吸引洗浄操作
部は内視鏡外壁に固定環４を介して螺合固定されるシリ
ンダ一部３１と、該シリンダ一部３１に摺動自在に挿入
され発条３２によって突出方向に付勢されるピストン部
３０とよりなり、該ビス１一ン部３０には通気路３３及
び吸引洗浄用の環状溝２１ａが形成されている。また、
シリンダ部３１には、送気パイプ１０と連通する送気管
１２、吸引操作部のシリンダ部２４に一端を開口する連
通路７及び送気送水操作部のシリンダ部１に一端を開口
する連通路３４が配管されている。

従って、吸引洗浄操作部のピストン部３０を第６図に示
す如く通気路３３を閉じつつ押し込んでやる仁、吸引洗
浄用の環状溝２１ａが送気管１２及び吸引操作部を介し
て図示しない吸引ポンプと連通する連通路７と対向し、
前記送気管１２と連通路７とを連通させるので、吸引ポ
ンプの吸引力によって洗浄消毒液等が送気パイプ１０内
を流れ、送気パイプ１０の洗浄消毒が行なわれる。

また通常状態においてはピストン部３０が一点破線で示
す位置にあるので、送気管１２は吸引洗浄用環状溝２１
ａを介して連通路３４と連通し、−労連通路７は通気路
３３と連通している。

本発明の切換え装置は以上のように構成される所から１
選択的な送気、送水、吸引及び洗浄消毒が可能であり、
ピストン部を所定量だけ押し込むことによって吸引ポン
プからの連通路と送気パイプが環状溝を介して連通ずる
ため、内視鏡の挿入管先端部を洗浄液或は消毒液に浸す
ことにより送気パイプ内に侵入した体液や汚物等を容易
に洗浄消毒でき、特別の装置を用いることなく汚物の残
留による感染や汚物の蓄積によるパイプの詰り等を防止
できるなどその実用性は極めて大きい。

尚、実施例においては送気パイプと送水パイプを別設し
たものについてのみ説明したが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではなく、送気パイプと送水パイプ
を１本のパイプで併用したものについても適用可能であ
ることは当業者には容易に推測できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は、本発明の一実施例の断面図。第
６図は本発明の別実施例の断面図。 １．２４．３１・・・シリンダ部 ２．２５．３０・・・ピストン部 ７・・・連通路 １０・・・送気パイプ ２１．２１ａ・・・洗浄用環状溝 ＋１閏 舖３　図 累４図 第　５　図 駕　ｑ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　挿入管内に配設され、該挿入管先端部に設けられた
   ノズルに気体もしくは液体を供給するパイプと、該パイ
   プに気体もしくは液体を選択的に送る送気送水操作部と
   、鉗子チャンネルと吸引管を連通操作する吸引操作部と
   を有する内視鏡において、前記パイプと前記吸引操作部
   を連通ずる連通路と、該連通路を介して前記パイプと前
   記吸引管を連通可能とする連通切換手段を設けたことを
   特徴とする内視鏡の切換装置。 ２　前記連通切換手段を、前記送気送水操作部に設けた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の内視鏡
   の切換装置。