JPS6324885Y2 - - Google Patents

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JPS6324885Y2
JPS6324885Y2 JP16702783U JP16702783U JPS6324885Y2 JP S6324885 Y2 JPS6324885 Y2 JP S6324885Y2 JP 16702783 U JP16702783 U JP 16702783U JP 16702783 U JP16702783 U JP 16702783U JP S6324885 Y2 JPS6324885 Y2 JP S6324885Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は観察窓を水切れ良く洗浄できると共
に、逆止弁体の交換を簡単に行い得るようにした
内視鏡の切換操作装置に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 近年、医療用及び工業用分野において広く内視
鏡が用いられるようになつている。
上記内視鏡は、硬性で略直線状の挿入部を有す
る硬性の内視鏡と、挿入部が軟性で口腔あるいは
管腔から湾曲した経路内に挿入可能となる軟性の
内視鏡とがある。これら内視鏡は、体腔内とか管
腔内に挿入部を挿入し、挿入部先端側に設けた対
物レンズ系の窓部となる観察窓が体腔内の胃液と
か汚物等の付着物で汚れ易く、正常な観察を妨げ
る欠点があつた。
そこで、上記欠点を解消するために、観察窓の
近傍に噴出ノズルを設け、該噴出ノズルから観察
窓の外表面に向けて洗浄水を吹き付けて洗浄する
ようにしていた。
しかしながら、観察窓の外表面に向けて噴出ノ
ズルから洗浄水を吹き付けるにしても、観察窓の
外表面全体にわたつて充分に吹き付けることがで
きず、部分的な洗浄に終ることが多かつた。ま
た、特に最近の内視鏡は、観察視野を広角にする
ため、広い観察窓のものも多く使われるようにな
つてきている。このようなことからも観察窓の外
表面を広範囲に充分な洗浄を行うことが強く望ま
れてきいている。
また、噴出ノズルから洗浄水を吹き付ける上記
従来の手段では、洗浄後、その観察窓の外表面に
洗浄水の一部が水滴として残りやすく、良好な観
察を妨げるという欠点があつた。
そこで、特開昭55−158032号公報に開示されて
いるように送気及び送液のみならず、気体と液体
との混合流体(混合流)を噴出可能として観察窓
の外表面を広い範囲にわたつて充分洗浄すること
ができる従来例がある。
しかしながら、この従来例においては、洗浄す
る工程が、送気、混合流、送液の順で行われる構
造になつているため、混合流の工程で広範囲の洗
浄が可能となり且つ水切れも良く、便利である
が、付着物が下部消化管のコートのように粘着性
がつよいと、混合流での洗浄では不充分であり、
送液の工程も必要となる。
しかしながら、この送液を行うと、観察窓ガラ
ス外表面に水滴が残り、該水滴を除去するには送
気が必要となるが、送気にするには混合流を噴出
する操作工程を経て行わなければならず、不便と
なる。
又、通常の内視鏡においては、送気と送液を行
うことができるようになつているため、この操作
に慣れているユーザにとつては、混合流の工程が
途中に入る操作は誤操作し易く、使いにくくなる
という欠点がある。
又、上記従来例においては、体腔内圧による各
種粘液、体腔内気体の逆流を防止するための逆止
弁が、送気・送水等の切換装置とは別個に設けら
れているが、長期間の使用によつて逆止弁が可動
せず固着されてしまうことがあるため、しばしば
交換する必要があるが、この交換に非常に手間取
るという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、観察窓の外表面を広い範囲にわたつて水切れ
良く充分洗浄することを可能にすると共に、逆止
弁の交換も容易にできるようにした内視鏡の切換
操作装置を提供することを目的とする。
[考案の概要] 本考案は切換装置における可動可能なピストン
状弁体を着脱自在に取付ける構造にすると共に、
摺動可能な逆止弁を前記弁体に取付けることによ
つて、逆止弁を容易に交換できるようにしてあ
る。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例を備えた内視鏡を示し、
第2図は第1実施例における要部となる逆止弁周
辺を拡大して示し、第3図は送液状態における第
1実施例の切換弁装置を示し、第4図は混合流体
送流状態における切換弁装置を示し、第5図は第
1図の挿入部先端面の形状を拡大して示す。
第1図に示すように第1実施例を備えた軟性の
内視鏡1は、体腔内等に挿入可能となる細長で可
撓性の挿入部2と、該挿入部2の後端側に連設さ
れた太幅の操作部3と、該操作部3の側部から延
出されたユニバーサルコード4と、操作部3の後
端側に形成された接眼部5とから構成されてい
る。
上記挿入部2の先端側には硬性の先端構成部6
が形成されており、該先端構成部6の先端面6A
には観察窓7の他、図示しない照明窓、鉗子口等
が設けられている。上記観察窓7はカバーガラス
で閉塞され、そのカバーガラスの内側には結像用
の対物レンズ系9が配設されている。この対物レ
ンズ系9のさらに奥の挿入部2内には軟性チユー
ブ10で被覆され、像伝達手段としてフアイババ
ンドルで形成されたイメージガイド11が挿通さ
れ、このイメージガイド11の先端面に前記対物
レンズ系9で結像された光学像は、該イメージガ
イド11にて後方の接眼部5側に伝達されるよう
になつている。
上記観察窓7の近傍には噴出ノズル12が突出
するように設けられ、この噴出ノズル12の先端
のノズル口12Aは上記観察窓7に向けてある。
尚、上記先端構成部6の外周には、弾性部材で形
成したフード13を装着できるようになつてい
る。
しかして、上記挿入部2内には、噴出ノズル1
2に洗浄液と気体とを供給可能とする送液用(送
水用)供給路14及び送気用供給路15とが形成
されており、これら供給路14,15は先端構成
部6直前で一本の供給路にされている。これら供
給路14,15は操作部3に形成した第1実施例
の切換操作装置としての切換弁装置16を介して
ユニバーサルコード4内の送液(送水)パイプ1
7及び送気パイプ18とに接続できるようになつ
ている。しかして、送液パイプ17は内視鏡1本
体とは別体に形成した洗浄液の供給源19に接続
できるようになつている。又、送気パイプ18
は、電源部20内に設けられた気体の供給源21
に接続できるようになつている。
即ち、ユニバーサルコード4の先端にはコネク
タ22が形成されており、該コネクタ22を電源
部20に着脱自在に装着できるようになつてい
る。又、コネクタ22を電源部20に装着したと
き、送気パイプ18が気体の供給源21に連結さ
れる。尚、上記気体の供給源21は、例えば電動
送風機からなり、メインスイツチ23にてオン、
オフ操作できるようになつている。
ところで、上記洗浄液の供給源19は、連通用
パイプ24を介して上記送気パイプ18に連通す
る液タンク25で形成され、該液タンク25には
その底部に略達する液上げパイプ26が設けられ
ている。この液上げパイプ26に対して、上記送
液パイプ17を着脱自在に連結できるようになつ
ており、上記気体の供給源21を作動させること
によつて、圧縮した気体、例えば空気を送気パイ
プ18に送り込むと共に、連通用パイプ24を通
して液タンク25内にも同時に送り込んで内部の
圧力を高めて、液タンク25内の洗浄液(又は洗
浄水)を液上げパイプ26を通して送液パイプ1
7側に送り込めるようになつている。
ところで、上記切換弁装置16は、有底筒状の
弁本体27内に、外部に臨む端部(上端部)を排
気口28とする中空の弁体(ピストン)29を摺
動自在に設け、該ピストン29はコイルばね30
によつてフランジ部を形成した上端部を外部に突
出するよう付勢されていると共に、該ピストン2
9の途中に形成した段部に係合可能とする径方向
内側に突出する突部を有するピストン押え部材3
1にて段部係合した位置より外部(上方)に突出
しないようにしてある。このピストン押え部材3
1の取付け部となる筒部内周には雌ねじが形成さ
れており、弁本体27の上端側外周に形成した雄
ねじに着脱自在で螺着できるようになつている。
上記ピストン押え部材31で係合された段部よ
り内側(下方)となる弁本体27内に収納された
ピストン29の外周面には、(上下方向に)幅の
広い送液用の溝32と、該溝32のさらに下方に
送気用の溝33とが形成され、これら各溝32,
33の上下方向の両側には液密用及び気密用の溝
を設けてOリングが嵌装されている。
上記送気用の溝33は、ピストン29の中心を
通るような径方向の透孔で連通路34が形成され
るようになつており、該連通路34はピストン2
9の中空部とも連通するようになつている。
又、上記ピストン29の下端近傍は、第2図に
拡大して示すように下端側外周の細径部35と該
細径部35の上部側にさらに段部状に(より細
い)細径部36が形成され、下部側細径部35の
外周に周溝37を形成して上部側に拡開するラツ
パ状の逆止弁38の基部側を収納している。この
逆止弁38は、体腔内圧力によつて、体液等が逆
流するのを防止するためのものである。この逆止
弁38は、通常拡開する上部側が弁本体27内周
面に弾性的に接した状態にあつて、上下に摺動自
在であり、下部側に送気された空気が排気口28
から排気されない状態においては、逆止弁38を
径方向内側に押圧して送気できるようになつてい
る。
上記逆止弁38を形成したピストン29は、通
常コイルばね30の付勢力によつて、第1図に示
すようにピストン29が最も突出する状態にあ
り、この状態にあつては送液用の溝32は送液パ
イプ17と送液用供給路14とを遮断する位置に
あり、一方送気パイプ18は中空部を経て排気口
28と連通すると共に、逆止弁38を介して送気
用供給路15と連通する状態にあるように形成さ
れている。従つて、排気口38を塞がないと、送
気された空気は排気口28から外部に排気される
が、排気口28を指等で塞ぐと、送気された空気
はその圧力によつて逆止弁28を押して送気用供
給路15側に送気できるようになつている。
又、上記ピストン29を、コイルばね30の付
勢力に抗して第3図に示す位置まで押圧すると、
該ピストン29に取付けた最上部側の弾性を有す
るOリング40がその外周の弁本体27のクリツ
ク溝41に収納されると、Oリング40が溝41
内で拡開するので作動抵抗が増すことになり、操
作者はその作動抵抗の増大したクリツク感にてそ
の位置を感知することができるようになつてい
る。この位置においては、弁本体27の両側面に
形成した孔に各端部が臨む送液パイプ17及び送
液用供給路14とが第3図に示すように送液用の
溝32を経て連通する送液状態となるようになつ
ている。
さらに、ピストン29を押圧して該ピストン2
9を押圧挿入可能となる位置まで下方(奥)に挿
入すると、第4図に示す状態となり、この状態に
おいては、送液用の溝32によつて送液パイプ1
7が送液用供給路14と連通すると共に、送気用
パイプ18も中空部及び連通路34を経て送気用
供給路15とも連通し、送液及び送気による混合
気を送出できるようになつている。
尚、ユニバーサルコード4側の送気パイプ18
及び連通用パイプ24等送気側の途中には、例え
ば第1図中符号a,b,cで示す位置の全部ある
いはその一部に定圧弁42が設けられており、一
定以上の危険な圧力を逃がすようになつている。
ところで、挿入部2内に略直線状に形成された
送気用供給路15の先端側近傍において、湾曲さ
れた送液用供給路14と合流点で一本化すること
になるため、第4図に示すように送気及び送液可
能な状態で作動して気体及び液体を送出すると、
(送気あるいは送液のみの場合には単一の経路を
経て屈曲された噴出ノズル12から第5図におけ
る符号Aで示す範囲内をあまり拡散されないで、
噴出されることになるが)合流点で気体と液体と
が衝突して例えば露状となつた混合流体(混合
気)となり、該混合流体は挿入部2方向と大きな
角度をなす方向の速度成分も有することになり、
噴出ノズル12を経てノズル口12Aから噴出さ
れる場合、第5図における符号Bで示すように広
範囲に拡散されるものとなり、観察窓7を広範囲
にわたつて洗浄できるようになつている。又、露
状の混合流体で洗浄すると、送液による洗浄の場
合よりも洗浄操作後に水滴等が残ることのない水
切れが良い洗浄を行うことができる。
このように構成された第1実施例の動作を以下
に説明する。先ずユニバーサルコード4のコネク
タ22を電源部20に装着し、該ユニバーサルコ
ード4の送気パイプ18を気体の供給源21に接
続すると共に、ユニバーサルコード4の送液パイ
プ17を洗浄液の供給源19に接続する。
しかして、気体の供給源21のスイツチ23を
入れて、気体の供給源21を動作させることによ
り、圧縮気体が送気パイプ18を通り、切換弁装
置16に送り込まれる。この場合、第1図に示す
ようにピストン29の排気口38が指等で塞がれ
ていないと、気体は該排気口28から外部に放出
され、噴出ノズル12側には送られない。又、圧
縮気体は同時に連通用パイプ24を通つて液タン
ク25内の圧力を高め、液タンク25内の洗浄液
を液上げパイプ26及び送液パイプ17に送り込
む。しかし、送液パイプ17は第1図に示すよう
に切換弁装置16において遮断されているので、
送液用供給路15側に送り込まれない。つまり、
第1図に示す通常の状態では送気も送液も行われ
ない。
体腔内に挿入部2を挿入した状態で、適当な観
察距離に保持するため、体腔内に気体を送り込
み、脹らませるときには、ピストン29の排気口
28を指で閉塞して該排気口28から気体を逃げ
ないようにする。
すると、送気パイプ18を通つて切換弁装置1
6側に送気された気体は、逆止弁38を押圧して
送気用供給路15側に送られ、さらに噴出ノズル
12を通つてノズル口12Aから第5図における
符号Aで示すように、比較的狭い範囲に向けて噴
出される。このようにして体腔内を脹らませるこ
とができると共に、観察窓7の付着物を噴出の際
に除去することもできる。
上記観察窓7が送気後においても体腔内の粘液
等によつて汚れ、観察や写真撮影等に支障を来た
すときには、その観察窓7の外表面を洗浄する必
要がある。この場合には、上記ピストン29の排
気口28を指で塞いだ送気操作における該指でピ
ストン29を押圧してクリツク感が生じる位置ま
で該ピストン29を内側に押し込んで第3図に示
す状態にする。
この状態においては送気パイプ18と送気用供
給路15とは遮断されるが、送液パイプ17は溝
32を経て送液用供給路14と連通する。従つ
て、送液パイプ17に送り込まれた洗浄液は、送
液用供給路14を経て、さらに噴出ノズル12の
屈曲したノズル口12Aから観察窓7外表面に噴
出される。この噴出された洗浄液によつて粘着性
の高い付着物の洗浄に有効である。上記送液操作
の状態からさらにピストン29を強く押圧して該
ピストン29を内側に押し込むと、第4図に示す
混合気を送流可能となる状態となる。
この状態において、送気パイプ18は送気用供
給路15と連通し、且つ送液パイプ17は送液用
供給路14と連通するので、送液用供給路14側
に送り込まれた洗浄液は、送液用供給路14が湾
曲されて送気用供給路15と一本化された部分で
気体と混合された混合流体となり、噴出ノズル1
2の先端のノズル口12Aから第5図における符
号Bで示すように広範囲に拡散されて観察窓7の
外表面全域を充分洗浄することになる。
この混合流体の送出(送流)工程においては洗
浄液量は露状にされて気体と混合された状態であ
るので観察窓7の面及び周辺に水滴等が後に残る
ことが少く、洗浄できる。又、送液の際の観察窓
7外表面等に残つた水滴を除去する機能も有す
る。
さらに、混合流体を送出させる操作によつて、
送液操作後における送気用及び送液用供給路1
4,15との合流点から先端側の噴出ノズル12
にかけて送液の際の水滴が残ることを殆んど防止
でき、つまり混合流体送流操作後の水切れが非常
に良い。尚、上記混合流体の送流操作を必要とし
ない場合には送気及び送液のみを行うこともでき
る。
上記第1実施例は、送気及び送液操作は通常の
内視鏡における場合と全く同様の操作であり、こ
の操作に慣れたユーザ(術者)にとつても使い易
いものである。
又、上記切換弁装置16を長期間使用した場合
等に、逆止弁38が故障その他で可動しなくなつ
た場合には、ピストン押え部材31は回転するこ
とによつて螺着を解いて簡単に取り外すことがで
き、この取り外しによつてピストン29を引き抜
くようにすれば簡単に取り外すことができる。従
つて、逆止弁28を簡単且つ迅速に取り換えるこ
とができる。
第6図は本考案の第2実施例を示す。
この第2実施例の切換弁装置51においては、
ピストン52の上端側が排気口28に連通する中
空部の下部側は閉塞されており、その外周に送液
用の溝32が形成されている。この溝32の上部
側に送気用の溝33及び透孔(連通路)34が形
成され、上記中空部と連通するように形成され、
さらにその上部側に透孔53が形成されている。
この透孔53の上部のピストン52外周は上下方
向に幅広く細径され、途中に凹部を形成して該ピ
ストン52外周の弁本体54内周に当接して摺動
移動可能な逆止弁38が取付けてある。
上記弁本体54の側部には段差状に孔を形成し
てそれぞれ送気用供給路15及び送気パイプ18
の端部が固着され、これらの下部側に段差状に形
成した各孔には送液用供給路14及び送液パイプ
17の端部が固着してある。
上記ピストン52は、コイルばね30で上部側
に突出する方向に付勢され、弁本体54の上端外
周の雌ねじに螺合して着脱自在となるピストン押
え部材55にて、該ピストン押え部材55に段部
が当接する位置から突出しないように規制されて
いる。この状態においては第6図に示すように、
送気パイプ18は中空部を経て排気口28と連通
するので、送気された気体は排気口28から排出
されるが、該排気口28を閉じると、透孔53を
通つて、逆止弁38を押圧して送気用供給路15
側に送気できるようになつている。
又、上記ピストン52を押圧して第7図に示す
ように、該ピストン52の上部側のOリング40
がクリツク溝41に収納される位置まで下方に移
動させると、送液可能な状態に設定できるように
なつている。
さらにピストン52をコイルばね30の付勢力
に抗して押圧して、押圧移動可能となる位置まで
押し下げると、第8図に示すように送気及び送液
が共に可能となり、混合気を送出できる状態に設
定できるようになつている。
この第2実施例の作用効果は上記第1実施例と
略同様のものとなる。
尚、上述の各実施例においては、送気操作と送
液操作とを通常の内視鏡のように行うことができ
る他に、必要に応じて把持した手で混合流体を送
出できるようになつているが、上述のように混合
流体を送出した操作後は指で押圧した操作を止め
る際に所望としない場合にも送液あるいは送気操
作が微小時間行われてしまうが、ことを防止する
ためには例えば第4図において、排気口28を塞
いで押圧した指を該排気口28から横方向にずら
して排気し、その後押圧した力を緩めるようにす
れば良い。この操作を行い易くするためには、例
えばピストン29の上端を指をずらし易い形状に
すれば良い。又、送気操作あるいは送液操作を介
装することなく直接混合流体送流を行うには、例
えば第1図に示すピストン29の排気口28を塞
がないで最も下まで押圧移動させ、その後に排気
口28を塞ぐようにすれば良い。
尚、上記第1実施例において、送液操作が行わ
れる位置を押圧操作の感触で分るようにするため
に設けた溝41は、常に水が入らないように形成
することもできる(これは例えば弁本体27を第
1図に示すものより長い形状にして、溝41の位
置よりも溝32の位置が常に下方にあるようにす
れば良い。)。
尚、本考案は上述したものに限定されるもので
なく、上記各実施例に類似する多くの変形例を形
成することができ、それらについても本考案に属
するものである。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、容易に着脱
自在となるピストンに逆止弁を取付けるようにし
てあるので、逆止弁の交換を容易に行うことがで
きる。又、通常の内視鏡における洗浄操作と同じ
ようにして送気及び送液を行うことができると共
に、さらに必要に応じて混合流体を観察窓の外表
面に、広範囲にわたつて噴出できる構造にしてあ
るので、水切れ良く観察窓を充分洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例を備えた内視鏡を示す説
明図、第2図は第1実施例における要部となる逆
止弁周辺を拡大して示す断面図、第3図は送液状
態における第1実施例の切換弁装置を示す断面
図、第4図は混合流体送流状態における切換弁装
置を示す断面図、第5図は第1図の挿入部先端面
の形状を拡大して示す正面図、第6図ないし第8
図は本考案の第2実施例に係り、第6図は、排気
口を指で塞ぐ等することにより送気可能となる状
態における第2実施例の切換弁装置を示す断面
図、第7図は送液状態における切換弁装置を示す
断面図、第8図は混合流体送流状態における切換
装置を示す断面図である。 1……内視鏡、2……挿入部、3……操作部、
7……観察窓、12……噴出ノズル、14……送
液用供給路、15……送気用供給路、16,51
……切換弁装置、17……送液パイプ、18……
送気パイプ、19……洗浄液の供給源、21……
気体の供給源、27,54……弁本体、28……
排気口、29,52……弁体(ピストン)、31,
55……ピストン押え部材、38……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入部の先端側に形成された観察窓の外表面に
    対向してその噴出口が臨む噴出ノズルに連通する
    挿入部内に形成された供給路側に、気体の供給源
    及び洗浄用液体の供給源から送気、送液、あるい
    は気体及び液体の混合流体送流の選択制御を可能
    とする内視鏡の操作部に形成された切換操作装置
    において、可動可能なピストン状の弁体を着脱自
    在に装着すると共に、挿入部内に形成した送気用
    供給路からの体液等の逆流を防止する為の逆止弁
    を摺動可能に前記弁体に取付けたことを特徴とす
    る内視鏡の切換装置。
JP16702783U 1983-10-28 1983-10-28 内視鏡の切換操作装置 Granted JPS6073502U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16702783U JPS6073502U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 内視鏡の切換操作装置

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JP16702783U JPS6073502U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 内視鏡の切換操作装置

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JPS6073502U JPS6073502U (ja) 1985-05-23
JPS6324885Y2 true JPS6324885Y2 (ja) 1988-07-07

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JP16702783U Granted JPS6073502U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 内視鏡の切換操作装置

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