JPS6021724B2 - 長椅子に変換することができるひじ掛け椅子 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、種々の位置をとることができるようにしまた
変換を容易にすることができるようにして一体にヒンジ
結合された４つの金属フレームから成る長椅子に変換す
ることができるひじ掛け椅子に関するものである。

多くの形式のひじ掛け椅子は、ｍ快適な坐り心地を有す
る位置として通常ひじ掛けと座部と背当てとを有する普
通の椅子の状態と、｛２１このひじ掛け椅子のフレーム
に可榛性をもって又は着脱自在にして通常接続された付
属のヘッドレストと脚掛けとを有し使用者をほぼ水平位
置に完全に支持するようにした長椅子の状態とにするこ
とができる。

このように２つの状態製こ変換することができる椅子は
「閉じた一時（通常の位置の時）又は「開いた一時（拡
げた時）椅子が乗る基台を形成する胸の支持構造体を必
要とし、一方、ヘッドレスト及び隣掛けの如き付属のェ
レメントは閉じた位魔では用いられないで開いた礎用い
られる不便さがある。

このため、基台の固定構造体、脚掛けを収納したり取外
すための複雑な機構又は種々の部品を拡げた位置にする
ことができるように可動させる手段を必要とするので椅
子全体の重量が著しく大きくなる。従って、技術的な課
題は、このような不便さをなくすことであり、変換する
ことができる椅子は軽量であり、複雑な機構を必要とす
ることなく構造が簡単であり、且つ変換を容易に行うこ
とができなければならない。これらの目的は、通常の機
構が不要であり、各部品がその使用を正当化して拡げた
位置で床に著しく接近せしめ前端が下方に曲げ込まれて
床に乗るようにした本発明の椅子によって達成される。
本発明の長椅子に変換することができる椅子は、４つの
フレームに分割された金属構造体から成り、中心フレー
ムは座部を形成し、後部フレ−ムは背当てを形成し、上
部フレームはヘッドレストを形成するが２つの別個の部
分に細分されており、また下部フレームは基台を形成し
、これらのフレームはヒソジ結合され、下部フレームは
椅子を閉じた位置に支持するため下方に折り込まれた位
置と脚掛けを形成するため前方に拡げられた位置とをと
るように中心フレームの前端に可動的に敬付けちれてい
る。

拡げた状態での椅子の支持は中心フレームの後端と下部
フレームの拡げられた前端とによって行われ、上部フレ
ームの２つの部分は、それぞれが直立位置と後方に反ら
せた位置との２つの固定位置のいずれかとなるように後
部フレームの上端に相互に独立して動くことができるよ
うに取付けられている。中心フレームと下部フレームと
はほぼ垂直な位層とした前端を有し、これらの前端は水
平軸線でヒンジ結合されていて、椅子が閉じた時にはこ
れらの端部が実質的に整列し、椅子が開いた時にはこれ
らの端部は座部と脚掛けとを垂直に対し角度を保つよう
にしている。

上記したように、２つの別個の独立したヘッドレストを
形成する上部フレームの２つの部分は後部フレームの上
部に対し回転することができ、また各端部が固定され可
変する平衡状態で取付けられたばねによって２つの極限
位置のいずれかに保たれる。椅子が拡げられると、この
椅子は座部と脚掛けとの前後機で支持され、このため椅
子は閉じた椅子よりも著しく低くなり、更にその安定性
と使用者の坐り心地をよくすることになる。

本発明のこれらの特徴と他の特徴とは添付図面を参照し
てなされた本発明による長椅子に変換することができる
椅子の１つの典型的な実施例の詳細な記載から明らかに
なることと思う。

第１図乃至第４図を参照すると、本発明の椅子は、４つ
の基本的なフレームに分けられた管状骨組によって形成
された金属構造体から成っており、中心フレーム１は座
部を形成し（第１図，第２図及び第５図）、後部フレー
ム２は背当てを形成し、下部フレーム３は、椅子が閉じ
た時基台を構成し、第１図の点線で示すように椅子が開
いた時脚掛けを構成し、上部フレーム６，７は２つの部
分のヘッドレストを形成する。

座部を形成する中心フレーム１は前部が下向き‘こ轡曲
し、この轡曲部分ｌａは下部フレーム３の部分３ａの上
部に乗っている。一方、中心フレーム１の後端は軸２ａ
とキャップ４とによって後部フレーム２に接続されてい
て背当てが種種の傾斜位置となるようにしている。これ
らの管状フレームは荷重受け構造体を形成し、カバーを
支持するため金属又は他の材料の補強条件ｌｂ，２ｂ，
３ｂによってそれぞれ完成され、各フレームは人体の相
応する輪郭に倣うように人体に適合した形状を有する。
下部フレーム３の前部３ａは水平軸線上でヒンジ５によ
って中心フレームーの前端ｌａに接続され、下部フレー
ム３の後部は管状の上向きに曲げられた付属物３ｃを有
し、この付属物には中心フレーム１の後部に固定された
管状付属物ｌｃが秦つている。

後部フレーム２の上方部分２ｃには２つの成形された上
部フレーム６，７が取付けられ、これらの上部フレーム
は、第１図及び第４図に示すように、相互に独立したヘ
ッドレストの２つの別個の部分６ａ，７ａを形成し、こ
れらのヘッドレスト部分は、２つの固定位置（第６図参
照）とすることができ、その１つは第６図に点線で示し
第１図乃至第４図に実線で示すように直立した位置であ
り、他の１つは第６図及び第７図で示すように後方に反
らせた位置である。

ヘッドレスト６ａ，７ａの別個の上部フレーム６，７は
相互に別個に後に曲げられ、且つ後部フレーム２のアー
ム２ｃ上を旋回する各ヘッドレスト６ａ，７ａ用の管状
ロッドによって形成された抱止臭によって後部フレーム
２のアーム２ｃ上を枢動する。

これらの２つのヘッドレスト６ａ，７ａの各々は、不安
定な平衡点を越え２つの相対する位置をある程度の弾性
で維持するように上部フレーム６，７の各々とアーム２
ｃとの間に設けられたヒンジ又は他の手段６ｃ，７ｃに
よって直立位置と後方に反らせた位置との２つの位置に
安定維持される。第６図及び第７図は２つのヘッドレス
ト部分の一方、図面ではヘッドレスト部分６ａの２つの
位贋を示し、他方のヘッドレスト部分も同様に作用する
。

各ヘッドレスト部分の上下方向への傾きは使用者が選択
する矢印Ａで示されたいずれかの方向で生ずる。

第５図はヘッドレスト付の背当てが軸２ａのまわりで傾
くこと（矢印Ｂ参照）に関して後部フレーム２の詳細を
示し、この懐きは確定した位贋又は他の位置で可能であ
る。

椅子の構造体全体は詰物で覆われ任意の表張りが被ふせ
られて確実に取付けられたひじ掛け１０ａ，背当て２０
及び胸掛け３０を有する椅子１０を形成する。

単一のヘッドレストを構成してもよ‐いが、２つの別個
のヘッドレスト部分は充分な詰物を有し、各部分は個々
に被覆されている。第１図，第２図及び第３図を詳細に
参照すると、本発明によれば、椅子は、第１図及び第２
図で示された所謂「閉じた」位置と第３図で示された「
開いた」位置との２つの位置のいずれかとすることがで
きる。閉じた位置では、中心フレーム１はこの開位置で
下方に折曲げられて椅子の基台を形成する下部フレーム
３上に乗る。中心フレームは、この位置では前縁のヒン
ジ５によって支持され、後縁のアームｌｃ，３ｃによっ
て支持されている。第３図は椅子を拡げた状態を示し、
この位贋は、中心フレーム１の前部ｌａと下部フレーム
３の前部３ａとが相互に衝合して垂直に対しある角度を
形成するようにヒンジ５を覆う詰物３０を有する下部フ
レーム３を回転することによって得られる。

この位置では、椅子は中心フレーム１の後端と下部フレ
ーム３の付属物３ｃとで床上に支持され、一方椅子が閉
じた時床上の支持部分は、第３図に明瞭に示し第１図に
点線で示すように、長椅子位置で脚掛けとなる。椅子が
どんな位置にあろうと、背当て２０全体を種々の角度で
頃斜し、更に、使用者の好きなように一方又は双方のヘ
ッドレストを後方に反らせ又は直立させることができる
。

本発明の限定を越えることがなければ、構造、特に椅子
の詰物、カバー並びにヒンジ及び結合臭の形式及び位置
について種々の変形を行うことができることは理解され
るべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は金属フレームの概略を示す椅子全体の構造体の
斜視図、第２図は第１図のローロ線で垂直に切断した，
閉じた椅子の断面図、第３図は第２図と同じ断面である
が椅子が開いた状態の断面図、第４図は第１図のＷ−Ｎ
線の垂直面で横断した第１図の閉じた椅子の断面図、第
５図は傾斜した背当ての詳細の概略図、第６図及び第７
図はヘッドレストの構造及び動きをそれぞれ示す図であ
る。 １・・・・・・中心フレーム、２・・・・・・後部フレ
ーム、３・・・・・・下部フレーム、５・・・・・・ヒ
ンジ、６，７・・・・・・上部フレーム、ｌａ，３ａ・
・・・・・前部、６ａ，７ａ・・・…ヘッドレスト、１
０……椅子、２０……背当て、３０…・・・脚掛け。 ‘ぞ．〆 夕ぞ．ど 〆ノタ．夕 パタ夕 夕ぞ。 ｊ‘多〆 ‘多ク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 座部を形成する中心フレームと背当てを形成する後
   部フレームと２つの別個の部分のヘツドレストを形成す
   る上部フレームと基台を形成する下部フレームとの４つ
   のフレームに分割された金属構造体から成り、これらの
   ４つのフレームはヒンジによつて結合され、前記下部フ
   レームは前記中心フレームの下方にあつて椅子を閉じた
   位置に支持するように前記中心フレームの前部に回転自
   在に取付けられて脚掛けを形成するように前方に拡げる
   ことができ、前記拡げた位置での椅子の支持は前記中心
   フレームの後部と前記下部フレームの拡げた前端とで行
   われ、前記上部フレームの前記２つの部分の各々は直立
   した位置と後方に反らせた位置との２つの固定位置のい
   ずれかとなるように前記後部フレームの上端に相互に独
   立して回転することができるように支持されていること
   を特徴とする長椅子に変換することができるひじ掛け椅
   子。 ２ 前記中心フレームと下部フレームとは実質的に垂直
   である位置に曲げられて水平軸線で結合された端部を有
   していて、椅子が閉じられた時これらの中心フレームと
   下部フレームとの端部はほぼ整列し椅子が開いた時座部
   と脚掛けとなるこれらの中心フレームと下部フレームと
   は垂直に対し角度を形成するようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載の長椅子に変換すること
   ができるひじ掛け椅子。 ３ 前記ヘツドレストを形成する前記上部フレームの２
   つの部分の各々は前記後部フレームの上縁に曲げること
   ができるように結合され、且つ２つの固定位置を有する
   ばねによつて相互に独立して直立位置又は後方に反らせ
   た位置に別個に回転することができることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の長椅子に変換
   することができるひじ掛け椅子。 ４ 荷重受け構造体を形成する前記４つのフレームの各
   々は詰物を支持する人体の形状に適合した補強条件を備
   え、前記個々のフレームの回転運動を許すように全体に
   は種々の形式の表張りが覆われていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載の長
   椅子に変換することができるひじ掛け椅子。