JPS60216995A - 低水素系被覆ア−ク溶接棒 - Google Patents
低水素系被覆ア−ク溶接棒Info
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- JPS60216995A JPS60216995A JP7415784A JP7415784A JPS60216995A JP S60216995 A JPS60216995 A JP S60216995A JP 7415784 A JP7415784 A JP 7415784A JP 7415784 A JP7415784 A JP 7415784A JP S60216995 A JPS60216995 A JP S60216995A
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- weld metal
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- alloy powder
- powder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/36—Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest
- B23K35/365—Selection of non-metallic compositions of coating materials either alone or conjoint with selection of soldering or welding materials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は低水素系被覆アーク溶接棒に関し、特に溶接金
属の機械的性質のうち低温度域での衝撃靭性を著しく改
善し、さらには溶接作業を容易にすることを目的とした
低水素系被覆アーク溶接棒に関するものである。
属の機械的性質のうち低温度域での衝撃靭性を著しく改
善し、さらには溶接作業を容易にすることを目的とした
低水素系被覆アーク溶接棒に関するものである。
最近、寒冷地における海洋構造物、低温タンクあるいは
ノミイブラインなでが建設あるいは施工されるとともに
その量も増加している。これにともない使用される溶接
金属についても低温度域で高く、かつ安定した衝撃靭性
が要求されるようになり、良好な衝撃靭性を有する低水
素系被覆アーク溶接棒が多量に使用されるようになって
きた。
ノミイブラインなでが建設あるいは施工されるとともに
その量も増加している。これにともない使用される溶接
金属についても低温度域で高く、かつ安定した衝撃靭性
が要求されるようになり、良好な衝撃靭性を有する低水
素系被覆アーク溶接棒が多量に使用されるようになって
きた。
この低水素系被覆アーク溶接棒は、溶接構造物の適用条
件例えば材質、板厚、溶接環境などによりその溶接金属
に対して要求される靭性や強度に応じて、被覆剤中K
B 、 M 9 、 A l 、 S i 、 T i
’tOr 、 M n 、i 、 M oなどの金属
粉、S i −MnAl−Mj7. N i −Mfj
、 Fe−Mn 、 Fc−8i 、 Fe −T
iなどの合金粉や鉄合金粉を適宜選択、配合することに
より、溶接金属の所望の機械的性能を得るように設計さ
れている。
件例えば材質、板厚、溶接環境などによりその溶接金属
に対して要求される靭性や強度に応じて、被覆剤中K
B 、 M 9 、 A l 、 S i 、 T i
’tOr 、 M n 、i 、 M oなどの金属
粉、S i −MnAl−Mj7. N i −Mfj
、 Fe−Mn 、 Fc−8i 、 Fe −T
iなどの合金粉や鉄合金粉を適宜選択、配合することに
より、溶接金属の所望の機械的性能を得るように設計さ
れている。
この低水素系被接アーク溶接棒で得られる溶接金属を、
シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーで表わされる衝撃
靭性について試験温度を変え評価すると、−20℃まで
の温度範囲では比較的バラツキの少ない安定した衝撃靭
性値を示すが、−30℃以下の低温度側になると衝撃靭
性値が大巾なバラツキを示すようになる。例えば−30
℃における2藺■ノツチシヤルピー衝撃靭性値を見ると
、最小値は2.5kff−mであり最大値は180kg
f−m となる。さらには−70℃において最小値は0
.6kff−mであり最大値は15kff−mとなる。
シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーで表わされる衝撃
靭性について試験温度を変え評価すると、−20℃まで
の温度範囲では比較的バラツキの少ない安定した衝撃靭
性値を示すが、−30℃以下の低温度側になると衝撃靭
性値が大巾なバラツキを示すようになる。例えば−30
℃における2藺■ノツチシヤルピー衝撃靭性値を見ると
、最小値は2.5kff−mであり最大値は180kg
f−m となる。さらには−70℃において最小値は0
.6kff−mであり最大値は15kff−mとなる。
このようにバラツキ範囲は著しく大きく、安定した衝撃
靭性が得られないため、溶接金属の脆性破壊の観点より
その性能を評価する上において信頼性に乏しく問題であ
った。
靭性が得られないため、溶接金属の脆性破壊の観点より
その性能を評価する上において信頼性に乏しく問題であ
った。
また低水素系被覆アーク溶接棒の高靭性化を計る試みと
して、特公昭3’6−5966号公報では被覆剤中に強
脱酸剤であるFeA7?を含有させろことにより溶接金
属中の酸素含有量全減少し改善すること、特公昭54−
40059号公報と特公昭58−47960号公報では
特に心線中のNもしくはC量を制限し、Ti、Zr、M
uもしくはI3量を規制した心線と被覆する被覆剤原料
を規制し、これらを組合せることにより改善すること、
特開昭57−118’896号公報ではFe−8iの粒
度構成を規制することにより改善すること、など種々の
手段が講じられ、提案されている。
して、特公昭3’6−5966号公報では被覆剤中に強
脱酸剤であるFeA7?を含有させろことにより溶接金
属中の酸素含有量全減少し改善すること、特公昭54−
40059号公報と特公昭58−47960号公報では
特に心線中のNもしくはC量を制限し、Ti、Zr、M
uもしくはI3量を規制した心線と被覆する被覆剤原料
を規制し、これらを組合せることにより改善すること、
特開昭57−118’896号公報ではFe−8iの粒
度構成を規制することにより改善すること、など種々の
手段が講じられ、提案されている。
これら溶接棒ではある程度の高靭性化は達成されるが、
最近要求される一30℃から一105℃の超低温度域で
の衝撃靭性に対しては、その値のバラツキ巾がまだ大き
く、十分に改善されたものとはいえない。さらに特公昭
59−1516号公報には、鉄粉中のN量を制限すると
立向下進溶接における耐ピツト性とのと厚を得ることに
効果が有ると報じられているが、超低温度域での衝撃靭
性においては前記溶接棒以上にその値は低く、かつバラ
ツキ巾も太きいものである。
最近要求される一30℃から一105℃の超低温度域で
の衝撃靭性に対しては、その値のバラツキ巾がまだ大き
く、十分に改善されたものとはいえない。さらに特公昭
59−1516号公報には、鉄粉中のN量を制限すると
立向下進溶接における耐ピツト性とのと厚を得ることに
効果が有ると報じられているが、超低温度域での衝撃靭
性においては前記溶接棒以上にその値は低く、かつバラ
ツキ巾も太きいものである。
また、これら低水素系被覆アーク溶接棒における重要構
造物の溶接作業においては極力安定性の有る溶接金属の
靭性な得るため、溶接入熱、溶接継目のオーツζラップ
法、およびその継[]部のグラインダ一作業などきめこ
まかい溶接施工が重要であるとともに、その管理と注意
が必要で、経済的あるいは能率的ではなかった。
造物の溶接作業においては極力安定性の有る溶接金属の
靭性な得るため、溶接入熱、溶接継目のオーツζラップ
法、およびその継[]部のグラインダ一作業などきめこ
まかい溶接施工が重要であるとともに、その管理と注意
が必要で、経済的あるいは能率的ではなかった。
このように、現状の低水素系被覆アーク溶接棒において
超低温度域での溶接金属の高靭性と安定性を得ることは
、非常に困難であるとともに高度な技術が要求されてい
る。これらの要求を満たす溶接棒を得ることは溶接棒業
界で重要な研究課題であった。
超低温度域での溶接金属の高靭性と安定性を得ることは
、非常に困難であるとともに高度な技術が要求されてい
る。これらの要求を満たす溶接棒を得ることは溶接棒業
界で重要な研究課題であった。
本発明は前述した実情に対し、種々の研究を重さねた結
果、超低温度域における溶接金属の高靭性と安定化を達
成するとともに溶接作業を効率的に実施することを可能
としたものであって、その要旨とするところはN量を0
030%以下に制限したB 、Mg、Al、Sr 、T
i、Or、Mn、Ni、M。
果、超低温度域における溶接金属の高靭性と安定化を達
成するとともに溶接作業を効率的に実施することを可能
としたものであって、その要旨とするところはN量を0
030%以下に制限したB 、Mg、Al、Sr 、T
i、Or、Mn、Ni、M。
の金属粉、合金粉または鉄合金粉のいずれか2種以上を
被覆剤中に重量ノミ−セントで5〜27%含有したこと
を特徴とする低水素系被覆アーク溶接棒である。
被覆剤中に重量ノミ−セントで5〜27%含有したこと
を特徴とする低水素系被覆アーク溶接棒である。
まず本発明では、超低温度域における溶接金属の高靭性
化と安定化を計るための要因について種々調査したとこ
ろ、溶接金属中に存在する全N量を常にO,Qr−08
0w 1%以下に保てば、超低温度域で高靭性が得られ
るとともにバラツキ巾も極端に小さくなり、信頼性ある
溶接金属を確保出来るの生成を抑制することが肝要であ
るとの理念に立ち、種々の基礎試験を重ね、被覆剤原料
が保有するN量を制限すればよいとの観点より、200
数種類におよぶ被覆剤原料のN分析方法を確立するとと
もに、そのN含有量全調査したところ、特に、被覆剤原
料の内でも溶接金属の機械的性能の調整剤や脱酸剤の役
目をする金属粉、合金粉あるいは鉄合金粉のN含有量が
千差万別で、かつ高い値を示し、これが溶接金属のN量
を高くしている主要因であることをつきとめたのである
。
化と安定化を計るための要因について種々調査したとこ
ろ、溶接金属中に存在する全N量を常にO,Qr−08
0w 1%以下に保てば、超低温度域で高靭性が得られ
るとともにバラツキ巾も極端に小さくなり、信頼性ある
溶接金属を確保出来るの生成を抑制することが肝要であ
るとの理念に立ち、種々の基礎試験を重ね、被覆剤原料
が保有するN量を制限すればよいとの観点より、200
数種類におよぶ被覆剤原料のN分析方法を確立するとと
もに、そのN含有量全調査したところ、特に、被覆剤原
料の内でも溶接金属の機械的性能の調整剤や脱酸剤の役
目をする金属粉、合金粉あるいは鉄合金粉のN含有量が
千差万別で、かつ高い値を示し、これが溶接金属のN量
を高くしている主要因であることをつきとめたのである
。
B 、 八4,9.Aj?、Si、Ti、Or、Mn、
Ni、Mo、 の金属粉、合金粉または鉄合金粉のN量
を00300%%l 1%以下に制限したのは、第1表
に示す基礎実験の結果(表中%はwt%である)、各原
料のN含有量がO,O’300 w 1%以下であれば
溶接金属へ移行す6N量が極微量となり、非常に曖れた
低温靭性を得るのに効果があるためである。
Ni、Mo、 の金属粉、合金粉または鉄合金粉のN量
を00300%%l 1%以下に制限したのは、第1表
に示す基礎実験の結果(表中%はwt%である)、各原
料のN含有量がO,O’300 w 1%以下であれば
溶接金属へ移行す6N量が極微量となり、非常に曖れた
低温靭性を得るのに効果があるためである。
すなわ゛ら、B、M、9.AJ、Si、Ti、Or、M
n。
n。
Ni、Moの金属粉、A l−Mll 、 N i −
Ml 、 S i −Mnの合金粉、Fe −B 、
Fe−Al 、 Fe −8i 、 Fe −T i
。
Ml 、 S i −Mnの合金粉、Fe −B 、
Fe−Al 、 Fe −8i 、 Fe −T i
。
FeMnの鉄合金粉の17種類について、N量を重量%
で0. OO20〜0.0150%、 0.0151〜
0.0300%、 0.0400〜0.06.00%。
で0. OO20〜0.0150%、 0.0151〜
0.0300%、 0.0400〜0.06.00%。
o、 o s o o〜0.1000 、0.1800
〜022001O,3000%以上含有した102種類
の粉末原料を試作し、これらを第2表に示す基本被覆剤
配合成分に重量%で5%と10%になるように配合した
被覆剤に珪酸ソーダと珪酸カリからなる水ガラスである
粘結剤を添加したものをJISG35231種1号の4
ma X 450 msの心線に公知の手段により被
覆外径が6.3’Omになるように夫々被覆し、その後
乾燥および焼成工程を経て溶接棒を作成した。
〜022001O,3000%以上含有した102種類
の粉末原料を試作し、これらを第2表に示す基本被覆剤
配合成分に重量%で5%と10%になるように配合した
被覆剤に珪酸ソーダと珪酸カリからなる水ガラスである
粘結剤を添加したものをJISG35231種1号の4
ma X 450 msの心線に公知の手段により被
覆外径が6.3’Omになるように夫々被覆し、その後
乾燥および焼成工程を経て溶接棒を作成した。
これらの溶接棒とJIS規格に相当する5M−50B鋼
板の板厚25關、開先角度が60°Vの突合せ継手試験
板とを用い、130〜160 Ampの溶接電流で立向
溶接を行い、突合せ溶接金属な作成した。
板の板厚25關、開先角度が60°Vの突合せ継手試験
板とを用い、130〜160 Ampの溶接電流で立向
溶接を行い、突合せ溶接金属な作成した。
この溶接金属より分析試料を採取し、溶接金属中に含有
するN量を分析し調査した。この分析値より配合比率1
%に対する溶接金属へのN移行量を式■にて算出したも
のを第1表に示したのであここに示す0.0046は基
本被覆剤の溶接棒における溶接金属の全N量である。
するN量を分析し調査した。この分析値より配合比率1
%に対する溶接金属へのN移行量を式■にて算出したも
のを第1表に示したのであここに示す0.0046は基
本被覆剤の溶接棒における溶接金属の全N量である。
第1表に示す結果より明らかなように、各種金属粉、合
金粉および鉄合金粉ともN含有量が0、0 ’300
w t%を超えると溶接金属へのN移行量は著しく増加
する傾向を示している。したがって溶接金属のN含有量
を低くおさえるためには金属粉、合金粉および鉄粉のN
含有量を0.0300wt%以下とすることが好ましい
ことが明らかとなった。またN移行量は配合比率5wt
%よりも10wt%のほうが極くわずか高い量を示す傾
向にあるが、はぼ一定量と考えても差しつかえなし・程
度のものである。なおここで使用した金属粉、合金粉お
よび鉄合金粉の粒度構成は80Mesbす、下が95%
以上のものを用いた。
金粉および鉄合金粉ともN含有量が0、0 ’300
w t%を超えると溶接金属へのN移行量は著しく増加
する傾向を示している。したがって溶接金属のN含有量
を低くおさえるためには金属粉、合金粉および鉄粉のN
含有量を0.0300wt%以下とすることが好ましい
ことが明らかとなった。またN移行量は配合比率5wt
%よりも10wt%のほうが極くわずか高い量を示す傾
向にあるが、はぼ一定量と考えても差しつかえなし・程
度のものである。なおここで使用した金属粉、合金粉お
よび鉄合金粉の粒度構成は80Mesbす、下が95%
以上のものを用いた。
このように金属粉、合金粉および鉄合金粉とも0、03
0 Q w t%以下のN含有量であれば溶接金属への
移行量が減少する理由としては、全N量が少ないためで
あるのはもとより、前記原料がアーク熱で溶融する際全
N量が少ないため、アーク雰囲気中のNガス量が少なく
過飽和状態とならず窒化物の生成を抑制するため溶接金
属中の全N量が少なくなるためでもあると考えられる。
0 Q w t%以下のN含有量であれば溶接金属への
移行量が減少する理由としては、全N量が少ないためで
あるのはもとより、前記原料がアーク熱で溶融する際全
N量が少ないため、アーク雰囲気中のNガス量が少なく
過飽和状態とならず窒化物の生成を抑制するため溶接金
属中の全N量が少なくなるためでもあると考えられる。
B 、M#、Aj’、Si 、Ti、Or、Mn、Ni
’、Mo の金属粉、合金粉または鉄合金粉の2種以上
の含有量を規制したのは、これらは溶接金属の機械的性
能の調整剤や脱酸剤として作用するためで、5%未満で
は脱酸不足となり溶接金属にブロホールが発生するとと
もに耐われ性や靭性なと十分な機械的性能を得るのに不
十分である。一方27%を超える1と溶接金属の全N量
が0.0080 w t%以上となりやすく、超低温度
域での靭性値のバラツキ1]が大きくなりこのましくな
い。また粘結剤である水ガラスと反応し、生産性におい
て被覆表面にわれやガスふくれが発生し、歩留りが低下
し、経済的でない。
’、Mo の金属粉、合金粉または鉄合金粉の2種以上
の含有量を規制したのは、これらは溶接金属の機械的性
能の調整剤や脱酸剤として作用するためで、5%未満で
は脱酸不足となり溶接金属にブロホールが発生するとと
もに耐われ性や靭性なと十分な機械的性能を得るのに不
十分である。一方27%を超える1と溶接金属の全N量
が0.0080 w t%以上となりやすく、超低温度
域での靭性値のバラツキ1]が大きくなりこのましくな
い。また粘結剤である水ガラスと反応し、生産性におい
て被覆表面にわれやガスふくれが発生し、歩留りが低下
し、経済的でない。
本発明溶接棒な用いれば溶接金属中の全N量が低いため
溶接継目部の溶接金属の靭性劣化もなくなり、特にオー
バーラツプ法などの継目溶接を実施する必要がなく、か
つ過乗継目部の溶接金属のグラインダー切除作業も不必
要となる。また溶接入熱やアーク長の保持も従来溶接棒
程に敏感に管理することがなくなり、溶接作業が能率的
に容易に出来るのである。
溶接継目部の溶接金属の靭性劣化もなくなり、特にオー
バーラツプ法などの継目溶接を実施する必要がなく、か
つ過乗継目部の溶接金属のグラインダー切除作業も不必
要となる。また溶接入熱やアーク長の保持も従来溶接棒
程に敏感に管理することがなくなり、溶接作業が能率的
に容易に出来るのである。
なおこれら金属粉、合金粉および鉄合金粉はM、90−
’Mg003 ’a’主成分とする低水素系すみ肉溶接
棒や、他被覆系統溶接棒に適用しても本発明溶接棒と同
様な効果が得られることを確認した。
’Mg003 ’a’主成分とする低水素系すみ肉溶接
棒や、他被覆系統溶接棒に適用しても本発明溶接棒と同
様な効果が得られることを確認した。
本発明溶接棒の製造手段は通常の低水素系溶接棒と同様
であって、配合フラックスに固着剤として水ガラスを重
量%で15〜30%添加して湿式混合を行い、JIS7
,3523心線または相当品あるいは合金心線に塗装し
、適当な温度で乾燥を経た後300〜600℃にて05
〜3時間焼成するものである。
であって、配合フラックスに固着剤として水ガラスを重
量%で15〜30%添加して湿式混合を行い、JIS7
,3523心線または相当品あるいは合金心線に塗装し
、適当な温度で乾燥を経た後300〜600℃にて05
〜3時間焼成するものである。
この場合金属粉、合金粉および鉄合金粉は適当な前処理
を行なって粉末粒子表面に不働態化皮膜を生じさせて使
用してもよい。
を行なって粉末粒子表面に不働態化皮膜を生じさせて使
用してもよい。
以下に実施例にもとづいて本発明の効果をさらに具体的
に述べる。
に述べる。
第3表は本発明溶接棒と比較溶接棒の被覆剤配合割合な
示す。
示す。
溶接棒はJISZ3j23のS W Y相当品で、4、
Ol+a X 450 axに成形加工した心線に第
3表に示す被覆剤を公知の手段により被覆外径が6.3
0Uになるように夫々被覆し、その後適当な温度で乾燥
を行った後、400℃×1時間の焼成工程を経て溶接棒
を作成した。これら本発明溶接棒と比較溶接棒とについ
て、J ’I S規格に相当する5M−50BおよびW
ES規格に相当するH W 56材を用い、溶接金属の
N量と靭性および溶接作業性を詳細に試験した。
Ol+a X 450 axに成形加工した心線に第
3表に示す被覆剤を公知の手段により被覆外径が6.3
0Uになるように夫々被覆し、その後適当な温度で乾燥
を行った後、400℃×1時間の焼成工程を経て溶接棒
を作成した。これら本発明溶接棒と比較溶接棒とについ
て、J ’I S規格に相当する5M−50BおよびW
ES規格に相当するH W 56材を用い、溶接金属の
N量と靭性および溶接作業性を詳細に試験した。
その試験結果を第4表に示す。
溶接金属の靭性の良い悪いの判定基準は、板厚25II
IJlの5M−5013鋼板を用い開先角度60°■開
先を立向姿勢にて突合せ継手溶接を行い、その継手部よ
りJ I S 7.2204.4号試験片を作成し、J
’ l S Z 2242の試験方法に準拠して試験温
度−30℃、−70℃−105℃で試験な行い、−30
℃では全ての試験本数とも衝撃値が15kf(−m以上
の場合を、同様に一70℃の場合は10kLL’−m以
上な、−105℃の場合は7kf r−m以上で、さら
に最大と最小の衝撃値の差が4kff−111以内の溶
接棒を良好とした。
IJlの5M−5013鋼板を用い開先角度60°■開
先を立向姿勢にて突合せ継手溶接を行い、その継手部よ
りJ I S 7.2204.4号試験片を作成し、J
’ l S Z 2242の試験方法に準拠して試験温
度−30℃、−70℃−105℃で試験な行い、−30
℃では全ての試験本数とも衝撃値が15kf(−m以上
の場合を、同様に一70℃の場合は10kLL’−m以
上な、−105℃の場合は7kf r−m以上で、さら
に最大と最小の衝撃値の差が4kff−111以内の溶
接棒を良好とした。
溶接作業性の良い悪いの判定基準は板厚25間の8M−
50Bと1.1 W 、56鋼板に深さ20關で開先角
度が60°となるV溝を加工した試験板を用い、下向溶
接は溶接電流170〜190Ampにて、立向溶接は溶
接電流130〜160Ampで盛土溶接を行なって、ア
ークの安定性、スラグの流動性と剥離性、ビード外観お
よびビード継目のピント発生の有無について試験な行っ
た。またこの試験片よりブロホールの発生状況をX−線
で調査し、これら試験項目の全てが優れている場合を良
好とした。
50Bと1.1 W 、56鋼板に深さ20關で開先角
度が60°となるV溝を加工した試験板を用い、下向溶
接は溶接電流170〜190Ampにて、立向溶接は溶
接電流130〜160Ampで盛土溶接を行なって、ア
ークの安定性、スラグの流動性と剥離性、ビード外観お
よびビード継目のピント発生の有無について試験な行っ
た。またこの試験片よりブロホールの発生状況をX−線
で調査し、これら試験項目の全てが優れている場合を良
好とした。
ます庵1〜&10は本発明による溶接棒で、溶接金属の
N量は全て0. OO80w 1%以下を示しており、
溶接金属の衝撃靭性において高い値が得られるとともに
、そのバラツキ11]も少なく安定してお訪信頼出来る
。また溶接作業性においても陵れており、十分満足でき
るものである。
N量は全て0. OO80w 1%以下を示しており、
溶接金属の衝撃靭性において高い値が得られるとともに
、そのバラツキ11]も少なく安定してお訪信頼出来る
。また溶接作業性においても陵れており、十分満足でき
るものである。
一方IK、 11〜爲17は比較溶接棒であって、泥1
1と512はN含有量が0.0300 w 1%以下の
金属粉、合金粉および鉄合金粉を用いているが、その配
合割合が本発明の要件を満たさないため一70℃以下の
衝撃靭性値のバラツキ巾が大きく安定性に欠は信頼でき
るもので&斜ない。また溶接作業性において、特に溶接
ビード継目部にブロホールやビットが発生しこのましく
ない。
1と512はN含有量が0.0300 w 1%以下の
金属粉、合金粉および鉄合金粉を用いているが、その配
合割合が本発明の要件を満たさないため一70℃以下の
衝撃靭性値のバラツキ巾が大きく安定性に欠は信頼でき
るもので&斜ない。また溶接作業性において、特に溶接
ビード継目部にブロホールやビットが発生しこのましく
ない。
爲13〜爲16はN含有量が本発明の要件を満たす金属
粉、合金粉および鉄合金粉と本発明の要件を満たさない
ものと?併用し、配合割合は5〜27wt%の範囲内に
あるが、N含有量0030wj%以上の金属粉、合金粉
および鉄合金粉からの溶接金属へのN移行量が太きいた
め、溶接金属中のN量が0.0135〜00373wt
%と高く、目標とする温度での衝撃靭性値が得られない
とともにノ々ラツキl〕も大きく安定性に欠は信頼性が
ない。−1:た溶接作業性においてはIK、 13とI
K、 14は良好であったが、爲15と厖16において
は溶接仝厘のN今右魯7へ京すギス介払成f茨培−−「
ポロにビットが著しく発生しやすくこのましくない。
粉、合金粉および鉄合金粉と本発明の要件を満たさない
ものと?併用し、配合割合は5〜27wt%の範囲内に
あるが、N含有量0030wj%以上の金属粉、合金粉
および鉄合金粉からの溶接金属へのN移行量が太きいた
め、溶接金属中のN量が0.0135〜00373wt
%と高く、目標とする温度での衝撃靭性値が得られない
とともにノ々ラツキl〕も大きく安定性に欠は信頼性が
ない。−1:た溶接作業性においてはIK、 13とI
K、 14は良好であったが、爲15と厖16において
は溶接仝厘のN今右魯7へ京すギス介払成f茨培−−「
ポロにビットが著しく発生しやすくこのましくない。
爲17はN含有量が0.030 w 1%以上の金属粉
、合金粉および鉄合金粉を用い、配合割合は5〜27w
t%の範囲内にあり溶接作業性は良好であるが、溶接金
属のN含有量が0.0107wt%と高く、目標とする
温度での衝撃靭性値が得られないとともにバラツキ巾も
大きく安定性に欠は信頼性がない。以上、いずれの比較
溶接棒も要求される諸溶接性能を有しない。
、合金粉および鉄合金粉を用い、配合割合は5〜27w
t%の範囲内にあり溶接作業性は良好であるが、溶接金
属のN含有量が0.0107wt%と高く、目標とする
温度での衝撃靭性値が得られないとともにバラツキ巾も
大きく安定性に欠は信頼性がない。以上、いずれの比較
溶接棒も要求される諸溶接性能を有しない。
し発明の効果〕
以上説明したように、本発明は特に超低温度域での靭性
な一段と向上するとともに溶接作業が容易で、かつ能率
的である低水素系被覆アーク溶接棒を提供するものであ
る。
な一段と向上するとともに溶接作業が容易で、かつ能率
的である低水素系被覆アーク溶接棒を提供するものであ
る。
自発手続補正書
1.事件の表示
特願昭59−第74157号
2、発明の名称
低水素系被覆アーク溶接棒
:(、補正をする者
事件との関係 出 願 人
住 所 東京都千代田区大手町2丁g6番3号名 称
(665)新日本製鐵株式会社4、代理人 居 所 東京都中火区日本橋兜町12番1号補正の内容 1、明細書第1ベージドから2打の1なでが」を1など
が」と補正する。
(665)新日本製鐵株式会社4、代理人 居 所 東京都中火区日本橋兜町12番1号補正の内容 1、明細書第1ベージドから2打の1なでが」を1など
が」と補正する。
2、明細書第2ページ第1行の「使用される」を[得ら
れる」と補正する。
れる」と補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 N量を0.030%以下に制限したB、Ml。 A l 、 S i 、 T i 、 Or 、 M
++ 、 N i 、 M oの金属粉、合金粉または
鉄合金粉のいずれか2種以上を被覆剤中に重量ノミ−セ
ントで5〜27%含有したことを特徴とする低水素系被
覆アーク溶接棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7415784A JPS60216995A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7415784A JPS60216995A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60216995A true JPS60216995A (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=13539036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7415784A Pending JPS60216995A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60216995A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144895A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-17 | Kobe Steel Ltd | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
JP2012143809A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | 被覆アーク溶接棒用Ni粉および低水素系被覆アーク溶接棒 |
CN105880870A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-24 | 武汉铁锚焊接材料股份有限公司 | 一种高韧性耐热钢焊条 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57152396A (en) * | 1981-03-18 | 1982-09-20 | Nippon Steel Corp | Low hydrogen type covered electrode |
JPS5853394A (ja) * | 1981-09-26 | 1983-03-29 | Nippon Steel Corp | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP7415784A patent/JPS60216995A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57152396A (en) * | 1981-03-18 | 1982-09-20 | Nippon Steel Corp | Low hydrogen type covered electrode |
JPS5853394A (ja) * | 1981-09-26 | 1983-03-29 | Nippon Steel Corp | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144895A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-17 | Kobe Steel Ltd | 低水素系被覆ア−ク溶接棒 |
JP2012143809A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | 被覆アーク溶接棒用Ni粉および低水素系被覆アーク溶接棒 |
CN105880870A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-24 | 武汉铁锚焊接材料股份有限公司 | 一种高韧性耐热钢焊条 |
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