JP3346887B2 - 高窒素オーステナイト・ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒 - Google Patents
高窒素オーステナイト・ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒Info
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Description
高圧環境下で使用されるオーステナイト・ステンレス鋼
の溶接に適用する被覆アーク溶接棒に係わるものであ
る。詳しくは、δフェライトの晶出を抑制した高窒素オ
ーステナイト・ステンレス鋼の溶接において、その溶接
部が高温・高圧環境に曝されても強度・耐高温割れ性・
耐食性等の諸特性が優れ、かつ全姿勢で溶接作業性が優
れる被覆アーク溶接棒に関する。
の観点から効率向上の動きが活発になってきている。こ
うした背景から、熱効率の向上を可能とするボイラー用
鋼管等の用途に、δフェライトの晶出を抑制した高Cr
−高Ni−高N系でMo、Nb、Ti、B等を添加した
新しいオーステナイト・ステンレス鋼管が開発され、す
でに実用化されつつある。このような趨勢から溶接材料
面においても、鋼材と同様な特性を確保することが必要
になってきている。この種の溶接材料としては、特開平
5−69187号公報「高Cr高Nオーステナイト鋼用
溶接材料」のTIGワイヤが開示されており、この溶接
用ワイヤはδフェライトの晶出抑制および高温強度の確
保のために25Cr−20Ni−0.5%Nb−0.2
N−0.06C系とし、さらに溶接高温割れを防ぐため
にMgの添加およびP、Sを制限したものとなってい
る。
にあるため、従来からある高窒素オーステナイト系ステ
ンレス鋼用として21Cr−9Ni−0.2N−0.0
4C系および25Cr−14Ni−2.5Mo−0.3
N−0.04C系等の「高窒素Cr−Niオーステナイ
ト鋼被覆アーク溶接棒」が特開昭53−37554号公
報に開示されているだけである。この被覆アーク溶接棒
は27Cr−22Ni−0.3N−0.04C系および
25Cr−13Ni−2.5Mo−0.3N−0.04
C系等の心線に炭酸塩−金属弗化物系の被覆剤を被覆し
て、被覆剤の水分を抑制するとともにAlおよびSiを
心線または被覆剤に添加することによって高窒素オース
テナイト・ステンレス鋼の溶接においてブローホールの
発生を防止できる旨記載されている。
ーステナイト・ステンレス鋼の溶接において、ブローホ
ールの発生防止を目的としており、δフェライトの晶出
を完全に抑制したものではない上に、心線にNb、T
i、Bの添加やOの制御をしておらず、被覆剤の炭酸塩
および金属粉末中のCも制御していないため、本発明が
目標とするような高温・高圧下に曝された溶接部の強度
・延性・耐食性等諸特性が得られず、しかもばらつきの
大きいものとなっていた。
うな高温・高圧環境下で使用される完全オーステナイト
組織の高窒素ステンレス鋼に用いる被覆アーク溶接棒の
課題を解決しようとするものである。
に開示されている従来の被覆アーク溶接棒は、Cr、N
i、N量を制御したステンレス鋼心線を用いており、こ
の点からすれば高強度で耐食性にも優れたものであると
理解できるが、このようなCr、Ni、N量を調整する
方法だけでは、最近要求値が高まりつつある高温強度お
よび耐食性の確保とともに、良好な耐高温割れ性を満足
させることは困難であった。また、この被覆アーク溶接
棒の被覆剤は炭酸塩−金属弗化物系でありSiO2 やC
r、Mn、Al等の金属粉末を添加できるものの、被覆
剤中のCを制御しておらず、ばらつきのない安定した溶
着金属性能が確保できないという問題もあった。
るMgを必須とするTIGワイヤ成分等の知見を溶接棒
の心線成分設計に応用したとしても、アークの安定性が
著しく損なわれる等溶接作業性の点から実用化が困難で
あった。このように心線へMgを添加するケースは、従
来の溶接棒においては極めて少なく、Mg添加による溶
接作業性劣化について、一般的に全く知られていない。
技術だけではなし得ない「高温強度・延性・耐食性およ
び耐高温割れ性の確保」という課題を解決するためにな
されたものである。
圧環境下において高い強度と優れた耐食性を有しなが
ら、脆化しにくく、しかも耐高温割れ性が良好な溶着金
属を確保するとともに、鋼管の裏波溶接が容易になるよ
うな良好な作業性も確保することを目標にして、被覆ア
ーク溶接棒の心線および被覆剤の組成上から種々の検討
を実施した。その結果、以下の知見を得るに至った。
等の諸特性を優れたものとするためには、まず溶着金属
の基本成分を25%Ni−20%Cr−1%Mo−0.
2N系とし、δフェライトの晶出を抑制する必要があ
る。
着金属成分を得るためには、これら合金成分の添加は主
として心線中から添加することになるが、心線中のNi
およびMo添加量は溶着金属の目標値とほぼ等量の添加
で良い。しかし、溶接中に酸化し易いCrの添加量につ
いては、その消耗分等も考慮に入れて決めなければなら
ない。
を高める成分としてC、Nb、TiおよびBの添加が有
効である。
たものであり、その要旨とするところは、心線全重量に
対し重量%で(以下同じ)、Cが0.01〜0.12
%、Siが0.05〜0.5%、Mnが0.5〜1.5
%、Pが0.01%以下、Sが0.008%以下、Ni
が22〜28%、Crが18〜28%、Moが0.5〜
2.5%、Nbが0.05〜0.6%、Tiが0.02
〜0.2%、Bが0.001〜0.01%、Nが0.1
〜0.3%、Oが0.002〜0.025%、Mgが
0.01%以下、残部Feおよび不可避的不純物の組成
の心線の周囲に、被覆剤全重量に対し、炭酸塩を15〜
45%、SiO2 を3〜17%、金属弗化物を5〜30
%、金属粉末を1〜45%含有し、かつ前記炭酸塩中の
Cが2〜5.5%、金属粉末中のCが0.001〜0.
2%である被覆剤が被覆率20〜40%で被覆されてい
ることを特徴とする高窒素オーステナイト・ステンレス
鋼用被覆アーク溶接棒にある。
用被覆アーク溶接棒が目標とする必須性能として、高温
・高圧環境下における優れた耐食性・強度・耐脆化特性
の確保とともに、良好な耐高温割れ性や溶接作業性の確
保がある。これらすべての溶接性能を満足させるために
は、被覆アーク溶接棒の心線および被覆剤の成分を調整
することにより、良好な溶接作業性を確保しつつ、高窒
素オーステナイト・ステンレス鋼の溶着金属成分をベー
スにしてC、Si、Mn、P、S、Ni、Cr、Mo、
Nb、Ti、B、N、O、Mgをそれぞれ適量範囲に制
御する必要がある。
明する。心線中に添加するCは、被覆剤中のC添加源と
ともに溶着金属に歩留って高温強度を高めるが、適正量
を超えると耐高温割れ性の劣化を著しく助長する。従っ
て心線中のC適量範囲は0.01〜0.12%にする必
要がある。
ル等のない清浄な溶着金属を得られるが、多量に添加す
ると高温割れの発生を助長する。従って、心線中に添加
する適量範囲は0.05〜0.5%に制御しなければな
らない。
効果が期待でき、窒化し易いのでブローホールがない健
全な溶着金属を保ちながら、Nの溶解量を高めることが
できる。また高温割れの防止にも有効に作用するが、多
量に添加するとスラグの剥離性を損なうことになるので
0.5〜1.5%にしなければならない。
般的に知られているが、本発明のように完全オーステナ
イト組織の溶着金属においては、Pを0.01%以下、
Sを0.008%以下に制限する必要がある。
安定化し、延性・靱性の機械的性質を高める。しかし、
心線中のNi量が高くなると被覆アーク溶接棒の耐棒焼
け性が著しく劣化するため、22〜28%に制御しなけ
ればならない。
め必須である。また先のMnと同様にNの溶解量を高め
たり、脱酸剤としても作用する反面、添加し過ぎると延
性・靱性の機械的性質を損なう。従って18〜28%が
適量である。
を助長するので0.5〜2.5%に制御する。
対しては悪影響を及ぼすものの、高温強度を高めるとい
う利点がある。これらの短所を抑えながら長所を引き出
すためには、これらすべての成分をともに必須としてN
bを0.05〜0.6%、Tiを0.02〜0.2%、
Bを0.001〜0.01%に制御しなければならな
い。
接中のシールドが完全であれば大気中のNの侵入を阻止
できるため、心線と溶着金属のN量はほぼ当量になる。
しかし、Nの上限添加量には限界があり、Nと親和力の
強いCr、Mn等の含有量によって必然的に決まる。N
は、高温強度および耐食性を高める上で心線中に0.1
%以上必要であるが、心線中にNが固溶できる最大量は
0.3%程度である。
金属に添加するCr、Mn、Nb、Ti、B、C等の歩
留率を低下するので、間接的ではあるが高温強度や耐食
性等の溶接諸性能に影響を及ぼすので0.002〜0.
025%に制御する必要がある。
の、心線中にMgを所定量以上に含有すると、心線の溶
融速度を高める結果、アーク切れを多発させるので溶接
を安定して持続させることが難しくなる。したがって
0.01%以下に制限する必要がある。
はFeおよび不可避的不純物がある。
いて説明する。溶着金属に添加されるCは、心線中のC
とともに、被覆剤中に不純物として含まれるCや炭酸塩
中のCからもたらされるので、これらのCの添加源につ
いて、それぞれ適正範囲に制御しなければ溶着金属のC
含有量は不安定なものとなる。例えば、Cは高温強度を
高める一方、適正添加量を超えると耐高温割れ性が著し
く劣化する性質があるので、溶着金属性能を安定化させ
るためにもC量の制御は必須である。
生してアークの吹付けを強くするとともに、スラグの流
動性を良くするが、過多にするとスパッタが多発し、ビ
ード形状も劣化するので15〜45%に制御しなければ
ならない。炭酸塩としては炭酸カルシウム、マグネサイ
ト、ドロマイト、炭酸バリウム等を添加できる。
せ、全姿勢溶接でのビード形状を良好にするが、過多に
なると立向姿勢のビード形状が凸になるので3〜17%
にする必要がある。SiO2 の添加源としては、珪砂、
カリ長石、セリサイト、固着剤に用いる水ガラス等があ
る。
かつ溶込みを深くするので、融合不良やブローホールの
欠陥防止に有効である。しかし過多になるとスパッタが
多発し、ビード形状が凸になるので5〜30%に制御し
なければならない。
た合金剤および脱酸剤として添加するものであり、C
r、Ni、Mn、Mo、Ti、Fe−Nb、Fe−B、
Fe−Al等の粒径が350μm以下の粉末を指す。1
%以上添加されるが45%を超えると被覆剤の耐熱性が
著しく劣化するので、上限を制限しなければならない。
するCO2 発生量に関係するため、大気雰囲気を遮断
し、安定した溶着金属成分を得るために有効である。炭
酸塩が溶接中に発生するCO2 量は炭酸塩中のCに比例
するから、溶着金属のC量やその他の成分の含有量にも
影響を及ぼすので、2〜5.5%に制御しなければなら
ない。
中に含まれるC量を指し、これらのCは、心線中のCと
同様に溶着金属に歩留り易く、その作用も同様であり
0.001〜0.2%に制御しなければならない。
CaO、MgO、Al2 O3 、Na2 O、K2 O、Fe
O、MnO、TiO2 等があり、アークの安定性、スラ
グの流動性等作業性目的の必要に応じて、単独あるいは
2種類以上を複合して使用できるが、いずれの場合にお
いても、その許容範囲は必須成分の構成比を損なわない
程度の、被覆剤全重量で10%以下にとどめる必要があ
る。
る被覆剤全重量の占める割合を意味し、少なすぎたり、
多すぎても溶接時のアークは不安定になり、溶着金属成
分もばらつくことになる。また、少なすぎると溶接棒が
棒焼けを起こし、多すぎるとスラグ量は過多になるので
20〜40%の範囲に制御しなければならない。
ト・ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒は心線中のC、M
n、Ni、Cr、Mo、Nb、Ti、B、N、O等の成
分を適量範囲に制御し、かつ所定の割合に制御した被覆
剤において、その被覆剤中の炭酸塩、SiO2 、金属弗
化物、金属粉末を適正範囲に制御するとともに、炭酸塩
や金属粉末に含まれるC量を制御することにより、高温
・高圧下でも高強度・高耐食性の耐高温割れ性に優れる
溶着金属が得られ、全姿勢の溶接作業性も良好にするこ
とができる。
いて言及すると、心線と配合・混合した被覆剤を準備し
てから被覆剤に固着剤(珪酸カリおよび珪酸ソーダの水
溶液)を添加しながら湿式混合を行い、心線の周囲に塗
装する。また塗装後150〜400℃で約1〜3時間の
乾燥・焼成を行う。
発明被覆アーク溶接棒の適用鋼種は高温環境で使用され
る高窒素オーステナイト・ステンレス鋼であり、その他
の溶接施工条件は市販汎用ステンレス溶接棒と特に差異
のない一般的なものである。表1に供試心線の化学成分
を示す。また表2ないし表5に供試心線と被覆剤の組合
わせによる被覆アーク溶接棒の組成を示す。表6には使
用した母材の化学成分を示す。
アーク溶接棒と母材を用いて溶接した溶着金属の分析結
果、引張試験結果、衝撃試験結果、側曲げ試験結果、高
温割れ試験結果、耐食性試験結果、X線試験結果、溶接
作業性試験結果を示す。
い、溶接電流70〜100A(AC)、アーク電圧21
〜25V、溶接速度100〜250mm/minで図1
に示す開先形状の試験板を治具で拘束してから1パス目
を裏波溶接し、その上を積層盛りした。図1において、
板厚t=16mm、開先角度θ=60°、ルートフェー
スr=1.5mmとした。なお、溶接作業性試験は下向
および立向上進の各姿勢で行ったが、その他の諸試験は
下向だけで実施した。
6個採取し、湿式研磨およびエッチング後、100〜2
00倍の顕微鏡にて割れの有無を観察した。また引張試
験片は図2の要領でJIS Z3111 A2号試験片
を採取した。衝撃試験は700℃×1000および30
00時間の時効処理した溶着金属から図3の要領でJI
S Z3111 4号試験片を採取した。また側曲げ試
験は溶接部から厚さ9.5mmの試験片を採取し、曲げ
半径18mm、曲げ角度180°の条件で溶接部断面の
曲げ延性を調査した。
し、石炭焚ボイラの環境を想定した混合ガス(0.5%
SO2 +5%O2 +15%CO2 +bal.N2 )雰囲
気のもとで人工合成灰(1.5mol K2 SO4 +
1.5mol Na2 SO4 +1.0mol Fe2 O
3 )中における700℃×100hrの条件で腐食減量
を調査した。なお上記図2ないし図4において1が母
材、2が溶接金属、3がそれぞれの試験片採取位置であ
る。またX線試験は溶接部のX線透過写真を撮影し、J
IS Z3104の判定基準により評価した。
被覆アーク溶接棒記号No.1〜21は比較例であり、
No.22〜36は本発明である。表7ないし表10か
ら明らかなように、No.1は心線中のCが0.01%
未満で、被覆剤中の炭酸塩のCも2%未満のため高温強
度が低すぎる。またNo.2は心線中のCが0.12%
を超え、被覆剤中の炭酸塩のCも5.5%を超えてお
り、また金属粉末のCも0.2%を超えたため高温割れ
が発生し易い。またNo.3は心線中のSiが0.05
%未満で、Mnも0.5%未満のためブローホールが発
生し易い。
iが0.2%を、Bが0.01%をいずれも超えている
ため高温割れが発生し易い。またNo.5は心線中のM
nが1.5%を超えているため、スラグの剥離性が悪
い。またNo.6は心線中のPが0.01%を、Sが
0.008%をそれぞれ超えているため高温割れが発生
し易い。No.7はNiが22%未満で、Crが28%
を超えており、またMoも2.5%を超えているため靱
性が低い。
耐棒焼け性が悪く、No.9はCrが18%未満で、M
oも0.5%未満のため高温強度が低い。またNo.1
0はNbが0.6%を超えているため高温割れが発生し
易く、またNo.11はNが0.1%未満のため高温強
度が低い。またNo.12はOが0.002%未満のた
め、C、Si、Nb、Ti、Bの歩留りが高くなったた
め、高温割れが発生し易く、逆にOが0.025%を超
えているNo.13は高温強度が低い。
るためアークが切れ易く、不安定になっている。またN
o.15は被覆剤中の炭酸塩が15%未満のためアーク
が弱く、スラグの流動性も悪いため凸ビードになり易
い。またNo.16は炭酸塩が45%を超えているた
め、スパッタが多く、均一なビードが得られない。また
No.17はSiO2 が3%未満のため、ビード形状が
悪く、No.18は17%を超えているため立向姿勢の
作業性が悪い。
スラグ流動性が悪く、30%を超えるNo.20はスパ
ッタが多い。またNo.21は金属粉末が45%を超え
ているため耐棒焼け性が悪い。これに対して本発明のN
o.22〜36は、いずれも強度、靱性、耐食性が良好
であり、X線性能や耐高温割れ性、溶接作業性も優れて
いる。
イト・ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒は、発電プラン
ト等の高温・高圧環境で使用される高窒素オーステナイ
ト・ステンレス鋼の溶接において良好な溶接作業性を有
し、高温割れおよびブローホール、融合不良等の欠陥防
止が容易であって、その溶接部は強度・延性・靱性・耐
食性が優れている。従って高窒素オーステナイト・ステ
ンレス鋼の被覆アーク溶接の作業能率が向上するととも
に、健全で高品質の溶接部を確保できる。
図
Claims (1)
- 【請求項1】 心線全重量に対し重量%で、Cが0.0
1〜0.12%、Siが0.05〜0.5%、Mnが
0.5〜1.5%、Pが0.01%以下、Sが0.00
8%以下、Niが22〜28%、Crが18〜28%、
Moが0.5〜2.5%、Nbが0.05〜0.6%、
Tiが0.02〜0.2%、Bが0.001〜0.01
%、Nが0.1〜0.3%、Oが0.002〜0.02
5%、Mgが0.01%以下、残部Feおよび不可避的
不純物の組成の心線の周囲に、被覆剤全重量に対し、炭
酸塩を15〜45%、SiO2 を3〜17%、金属弗化
物を5〜30%、金属粉末を1〜45%含有し、かつ前
記炭酸塩中のCが2〜5.5%、金属粉末中のCが0.
001〜0.2%である被覆剤が被覆率20〜40%で
被覆されていることを特徴とする高窒素オーステナイト
・ステンレス鋼用被覆アーク溶接棒。
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