JPS61286090A - ア−ク溶接用フラツクス入りワイヤ - Google Patents
ア−ク溶接用フラツクス入りワイヤInfo
- Publication number
- JPS61286090A JPS61286090A JP12631085A JP12631085A JPS61286090A JP S61286090 A JPS61286090 A JP S61286090A JP 12631085 A JP12631085 A JP 12631085A JP 12631085 A JP12631085 A JP 12631085A JP S61286090 A JPS61286090 A JP S61286090A
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- Japan
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- less
- flux
- arc welding
- welding
- cored wire
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、シールドガスを用いないアーク溶接に適用
され、とくに溶接部においてピットやブローホール等の
欠陥の発生が著しく少なく、機械的性質の優れた溶接継
手部を得るのに利用されるアーク溶接用フラックス入り
ワイヤに関するものである。
され、とくに溶接部においてピットやブローホール等の
欠陥の発生が著しく少なく、機械的性質の優れた溶接継
手部を得るのに利用されるアーク溶接用フラックス入り
ワイヤに関するものである。
(従来の技術)
従来、構造物の溶接を屋内で行うに際しては。
半自動または全自動のガスシールドアーク溶接が広く利
用されており、溶接作業能率の向上に大きく寄与してい
る。しかし、海洋構造物や造船などのように屋外で溶接
を行う場合には、強風によってガスシールドの効果が減
殺されるおそれがあるため被覆アーク溶接棒を使用した
手作業による非能率的な溶接を行っているのが実情であ
る。
用されており、溶接作業能率の向上に大きく寄与してい
る。しかし、海洋構造物や造船などのように屋外で溶接
を行う場合には、強風によってガスシールドの効果が減
殺されるおそれがあるため被覆アーク溶接棒を使用した
手作業による非能率的な溶接を行っているのが実情であ
る。
そこで、シールドガスを用いないアーク溶接用フラック
ス入りワイヤを使用して屋外での溶接作業をも半自動ま
たは全自動で行えるようにする技術が開発されている。
ス入りワイヤを使用して屋外での溶接作業をも半自動ま
たは全自動で行えるようにする技術が開発されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来のシールドガスを用いないアーク溶
接用フラックス入りワイヤを使用してノンガスシールド
(セルフシールド)アーク溶接を行った場合に、溶接部
にピットやブローホールを生じやすく、機械的性質に優
れた溶接継手を得−かたいという問題点があった。
接用フラックス入りワイヤを使用してノンガスシールド
(セルフシールド)アーク溶接を行った場合に、溶接部
にピットやブローホールを生じやすく、機械的性質に優
れた溶接継手を得−かたいという問題点があった。
この発明は、この、ような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、シールドガスを用いずに溶接を行ったとき
でも、溶接部におけるピットやブローホールの発生が少
なく、靭性等の機械的性質に優れた溶接継手を得ること
ができ、しかも溶接作業性も良好であるノンガスシール
ドアーク溶接用のフラックス入り溶接ワイヤを提供する
ことを目的としている。
れたもので、シールドガスを用いずに溶接を行ったとき
でも、溶接部におけるピットやブローホールの発生が少
なく、靭性等の機械的性質に優れた溶接継手を得ること
ができ、しかも溶接作業性も良好であるノンガスシール
ドアーク溶接用のフラックス入り溶接ワイヤを提供する
ことを目的としている。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
この発明によるアーク溶接用フラックス入りワイヤは、
ワイヤ全重量に対し、Li2CO3゜Na2 CO3、
CaCO3、BaCO3。
ワイヤ全重量に対し、Li2CO3゜Na2 CO3、
CaCO3、BaCO3。
SrCO3の群より選ばれる1種または2種以上の炭酸
塩の合計=6.0〜20.0%、Al=4.0〜13.
0%、Mg:1.0〜5.5.5%、C:0.2%以下
、Si:0.1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、
T i : 0 、 1〜1 、 1%、Ti
O2:0.3〜3.4%、を含み、必要に応じて、Cr
:2.0%以下、Ni:3.0%以下、Mo:1.0%
以下、B:0.01%以下、Zr:1.096以下の群
より選ばれる1種または2種以上を含み、同じく必要に
応じて、Bi:0.02%以下、ZrO2:1.0%以
下。
塩の合計=6.0〜20.0%、Al=4.0〜13.
0%、Mg:1.0〜5.5.5%、C:0.2%以下
、Si:0.1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、
T i : 0 、 1〜1 、 1%、Ti
O2:0.3〜3.4%、を含み、必要に応じて、Cr
:2.0%以下、Ni:3.0%以下、Mo:1.0%
以下、B:0.01%以下、Zr:1.096以下の群
より選ばれる1種または2種以上を含み、同じく必要に
応じて、Bi:0.02%以下、ZrO2:1.0%以
下。
SiO2:0.8%以下、fifL2o3 : 0.4
%以下、MgO:0.5%以下、F:0.5%以下の群
より選ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的に
Feよりなり、上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラ
ックスとして含有させると共に、それ以外の成分はフラ
ックスおよび金属外皮の一方または両方に含有させた構
造としたことを特徴としている。
%以下、MgO:0.5%以下、F:0.5%以下の群
より選ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的に
Feよりなり、上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラ
ックスとして含有させると共に、それ以外の成分はフラ
ックスおよび金属外皮の一方または両方に含有させた構
造としたことを特徴としている。
こノJt[によるノンガスシールドアーク溶接用のフラ
ックス入り溶接ワイヤは上記したような成分を含むもの
であるが、上記溶接ワイヤの成分範囲(溶接ワイヤ全体
に対する重量比)の限定理由について説明する。
ックス入り溶接ワイヤは上記したような成分を含むもの
であるが、上記溶接ワイヤの成分範囲(溶接ワイヤ全体
に対する重量比)の限定理由について説明する。
まず、L i 2 CO3、N a2 CO3。
CaCO3、BaCO3、SrCO3より選ばれる炭酸
塩は、溶接時に加熱されることによってCO2ガスを発
生し、アークの安定化、溶接部のシールド、溶滴の欺細
化などに寄与する。そして、炭酸塩の含有量が少ないと
上記の効果が得られなくなるので、上記炭酸塩の合計で
6.0%以上含有させた。しかし、炭酸塩の含有量が多
すぎるとCO2ガスの発生が活発になりすぎ、アークを
不安定にすると共にスパッタを増大させて溶接作業性の
低下をもたらすので上記炭酸塩の合計で20.0%以下
とした。
塩は、溶接時に加熱されることによってCO2ガスを発
生し、アークの安定化、溶接部のシールド、溶滴の欺細
化などに寄与する。そして、炭酸塩の含有量が少ないと
上記の効果が得られなくなるので、上記炭酸塩の合計で
6.0%以上含有させた。しかし、炭酸塩の含有量が多
すぎるとCO2ガスの発生が活発になりすぎ、アークを
不安定にすると共にスパッタを増大させて溶接作業性の
低下をもたらすので上記炭酸塩の合計で20.0%以下
とした。
次にA見、Mgは溶接時に金属蒸気を発生して外部から
の酸素の侵入を阻止し、また、仮に侵入したとしても強
力な脱酸剤として作用するので、鋼の清浄度を高めて機
械的性質を向上させるのに有効である。したがって、こ
のような効果を得るためにAuは4.0%以上、Mgは
1.0%以上含有させた。しかし、An含有量が多すぎ
ると溶着金属が脆くなるので13.0%以下とする必要
があり、また、Mg含有量が多すぎると酸化を生じてM
g O、M g C03などのヒユームが発生しやす
くなって溶接作業性を低下させると共に環境を悪化させ
るので5.5%以下とする必要がある。
の酸素の侵入を阻止し、また、仮に侵入したとしても強
力な脱酸剤として作用するので、鋼の清浄度を高めて機
械的性質を向上させるのに有効である。したがって、こ
のような効果を得るためにAuは4.0%以上、Mgは
1.0%以上含有させた。しかし、An含有量が多すぎ
ると溶着金属が脆くなるので13.0%以下とする必要
があり、また、Mg含有量が多すぎると酸化を生じてM
g O、M g C03などのヒユームが発生しやす
くなって溶接作業性を低下させると共に環境を悪化させ
るので5.5%以下とする必要がある。
Cは溶接部の強度および靭性などの機械的性質を高める
のに有効であるが、多すぎると硬さが増大して機械的性
質をかえって低下させるので0.2%以下とした。
のに有効であるが、多すぎると硬さが増大して機械的性
質をかえって低下させるので0.2%以下とした。
Siは脱酸作用を有しているため鋼の清浄度を高め、溶
接部の機械的性質を向上させる。しかし、0.1%より
も少ないとこのような効果が小さいとともに、ブローホ
ールが発生しやすくなるので0.1%以上とした。また
、Stが多すぎると溶接部の硬さが増大して機械的性質
が低下するので2.4%以下とした。
接部の機械的性質を向上させる。しかし、0.1%より
も少ないとこのような効果が小さいとともに、ブローホ
ールが発生しやすくなるので0.1%以上とした。また
、Stが多すぎると溶接部の硬さが増大して機械的性質
が低下するので2.4%以下とした。
Mnは脱酸および脱硫作用を有しているため鋼の清浄度
を高め、溶接部の機械的特性を向上させる。しかし、0
.3%よりも少ないとこのような効果が小さいとともに
、ブローホールが発生しや多すぎると溶接部の硬さが増
大し、延性が低下して機械的性質を劣化させるので、4
.5%以下とした。
を高め、溶接部の機械的特性を向上させる。しかし、0
.3%よりも少ないとこのような効果が小さいとともに
、ブローホールが発生しや多すぎると溶接部の硬さが増
大し、延性が低下して機械的性質を劣化させるので、4
.5%以下とした。
T1は脱酸剤として作用し、鋼の清浄度を高めると共に
、結晶粒を微細化して機械的特性を向上させるので0.
1%以上含有させた。しかし、多すぎるとかえって溶着
金属を脆化させるので1.1%以下とした。
、結晶粒を微細化して機械的特性を向上させるので0.
1%以上含有させた。しかし、多すぎるとかえって溶着
金属を脆化させるので1.1%以下とした。
T L 02はスラグ形成剤として作用し、適量の添加
でスラグがビードの全面を被覆して溶接部の機械的性質
を向上させる。しかし、TiO2量が少なすぎるとスラ
グの形成量が少ないためビードの全面を覆わなくなるの
で0.3%以上とした。
でスラグがビードの全面を被覆して溶接部の機械的性質
を向上させる。しかし、TiO2量が少なすぎるとスラ
グの形成量が少ないためビードの全面を覆わなくなるの
で0.3%以上とした。
また、TiO2量が多すぎるとスラグの形成量が多くな
り、溶着金属中に巻き込まれて残留したり、スラグの粘
性が増大してビードの表面を均一に覆わなくなったり、
さらにはスラグのはくり性が低下したりするので3.4
%以下とした。
り、溶着金属中に巻き込まれて残留したり、スラグの粘
性が増大してビードの表面を均一に覆わなくなったり、
さらにはスラグのはくり性が低下したりするので3.4
%以下とした。
Cr、Ni 、Mo 、B、Zrはいずれも溶接部の機
械的性質を向上させるのに有効な成分である、これらの
うち、Cr、Ni、Moはこれらの成分を含有する構造
用鋼の継手部を形成するのに有効であり、溶接部の衝撃
値を高めて靭性を増大させるのに有効である。しかし、
多く添加しても靭性の向上はあまりみられず、かえって
溶接部の硬さが増大して靭性を低下させたり、コストの
上昇をきたしたりするので、添加する場合にはCrを2
.0%以下、Niを3 、0%以下、Moを1.0%以
下とするのが良い、また、Bは溶接部の衝撃値を高めて
靭性を改善するのに有効であるが、多く添加しても靭性
改善の効果は期待できず、かえって脆くするので添加す
る場合は、0.01%以下とするのが良い、さらに、Z
rは強力な脱酸剤として作用し、鋼の清浄度を高めてそ
の機械的性質を向上させるが、多量に添加すると溶接金
属の機械的性質を低下させるので、添加する場合は1,
0%以下とするのが良い。
械的性質を向上させるのに有効な成分である、これらの
うち、Cr、Ni、Moはこれらの成分を含有する構造
用鋼の継手部を形成するのに有効であり、溶接部の衝撃
値を高めて靭性を増大させるのに有効である。しかし、
多く添加しても靭性の向上はあまりみられず、かえって
溶接部の硬さが増大して靭性を低下させたり、コストの
上昇をきたしたりするので、添加する場合にはCrを2
.0%以下、Niを3 、0%以下、Moを1.0%以
下とするのが良い、また、Bは溶接部の衝撃値を高めて
靭性を改善するのに有効であるが、多く添加しても靭性
改善の効果は期待できず、かえって脆くするので添加す
る場合は、0.01%以下とするのが良い、さらに、Z
rは強力な脱酸剤として作用し、鋼の清浄度を高めてそ
の機械的性質を向上させるが、多量に添加すると溶接金
属の機械的性質を低下させるので、添加する場合は1,
0%以下とするのが良い。
B s * Z r O2+ S i O2* A !
L203+MgO、Fは、いずれも溶接作業性の向上に
寄与する成分である。これらのうち、B1は溶接後のス
ラグのはくり性を良好にして、溶接作業性を向上させる
。しかし、多すぎると機械的性質を低下させるので添加
する場合は、0.02%以下とするのが良い、また、Z
r O2* S i O2+AJ1203 、MgO
はいずれもスラグの粘性を調整するのに有用な成分であ
り、これらの成分を添加することによってスラグの粘性
が高くなり、たて向き溶接も可能になって溶接の全姿勢
性を向上させる。しかし、多すぎると粘性が高くなりす
ぎ、スラグのはくり性が悪化するので、添加する場合に
、ZrO2は1.0%以下、5f02は0.8%以下、
Al、03は0.4%、MgOは0.5%以下とするの
が良い、さらに、Fはアークの安定性を高めて溶接作業
性を向上させるのに有効である。この場合、Fは金属の
フッ化物として添加する場合もこの発明に含まれるもの
であり、具体的にはアルカリ金属やアルカリ土類金属の
フッ化物として添加するのがむしろ望ましい。
L203+MgO、Fは、いずれも溶接作業性の向上に
寄与する成分である。これらのうち、B1は溶接後のス
ラグのはくり性を良好にして、溶接作業性を向上させる
。しかし、多すぎると機械的性質を低下させるので添加
する場合は、0.02%以下とするのが良い、また、Z
r O2* S i O2+AJ1203 、MgO
はいずれもスラグの粘性を調整するのに有用な成分であ
り、これらの成分を添加することによってスラグの粘性
が高くなり、たて向き溶接も可能になって溶接の全姿勢
性を向上させる。しかし、多すぎると粘性が高くなりす
ぎ、スラグのはくり性が悪化するので、添加する場合に
、ZrO2は1.0%以下、5f02は0.8%以下、
Al、03は0.4%、MgOは0.5%以下とするの
が良い、さらに、Fはアークの安定性を高めて溶接作業
性を向上させるのに有効である。この場合、Fは金属の
フッ化物として添加する場合もこの発明に含まれるもの
であり、具体的にはアルカリ金属やアルカリ土類金属の
フッ化物として添加するのがむしろ望ましい。
そして、上記フッ化物中のFがアークの安定性を向上さ
せると共に、分離したアルカリ金属やアルカリ土類金属
がスラグのはぐり性を向上させ、ビードの外観を良好な
ものとする。しかし、多すぎると溶接部の機械的性質を
低下させるので。
せると共に、分離したアルカリ金属やアルカリ土類金属
がスラグのはぐり性を向上させ、ビードの外観を良好な
ものとする。しかし、多すぎると溶接部の機械的性質を
低下させるので。
フッ化物として添加する場合にF量に換算して0.5%
以下とするのが良い。
以下とするのが良い。
この発明によるアーク溶接用フラックス入りワイヤは、
当該ワイヤ全重量に対して上記した成分をもつものであ
り、例えば第1図(a)〜(f)に示すような断面形状
を有するものである。すなわち、第1図(a)〜(f)
に示すアーク溶接用フラックス入りワイヤ1において、
2は金属外皮、3はフラックス、4はソリッドワイヤで
ある。そして、上記成分のうち、炭酸塩およびF(アル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属等のフッ化物)はフ
ラックス3として含有させると共に、それ以外の成分は
フラックス3および金属外皮2(ただし、第1図(C)
の場合はソリッドワイヤ4を含む)の一方または両方に
含有させるようにしたものである。
当該ワイヤ全重量に対して上記した成分をもつものであ
り、例えば第1図(a)〜(f)に示すような断面形状
を有するものである。すなわち、第1図(a)〜(f)
に示すアーク溶接用フラックス入りワイヤ1において、
2は金属外皮、3はフラックス、4はソリッドワイヤで
ある。そして、上記成分のうち、炭酸塩およびF(アル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属等のフッ化物)はフ
ラックス3として含有させると共に、それ以外の成分は
フラックス3および金属外皮2(ただし、第1図(C)
の場合はソリッドワイヤ4を含む)の一方または両方に
含有させるようにしたものである。
と中値7’+
この実施例では、第1表に示す組成をもつセルフシール
ドアーク溶接用スラックス入りワイヤを使用し、第2表
に示す条件でノンガスシールドアーク溶接を行った5゜ また、溶接母材としては第2図に示すように、板厚20
mmの鋼板(SS41)5.6(7)各端面θを10°
にしかつ間隔りを16mmとして底部に板厚12mmの
鋼板(SS41)7を設けた開先形状を有するものを用
いた0次いで、溶接部分における長さ100mmあたり
のピット発生数および同じく長さ100mmあたりのブ
ローホール発生数を調べると共に、溶接部分の衝愁値(
vEo)を測定した。これらの結果を同じく第1表に示
す。
ドアーク溶接用スラックス入りワイヤを使用し、第2表
に示す条件でノンガスシールドアーク溶接を行った5゜ また、溶接母材としては第2図に示すように、板厚20
mmの鋼板(SS41)5.6(7)各端面θを10°
にしかつ間隔りを16mmとして底部に板厚12mmの
鋼板(SS41)7を設けた開先形状を有するものを用
いた0次いで、溶接部分における長さ100mmあたり
のピット発生数および同じく長さ100mmあたりのブ
ローホール発生数を調べると共に、溶接部分の衝愁値(
vEo)を測定した。これらの結果を同じく第1表に示
す。
第2表
第1表に示すように、この発明の条件を満足する崩、1
0〜25の場合にはいずれもピット発生数およびブロー
ホール発生数が0であり、溶接部の機械的性質に債れて
いると共に、溶接作業性にも優れていた。
0〜25の場合にはいずれもピット発生数およびブロー
ホール発生数が0であり、溶接部の機械的性質に債れて
いると共に、溶接作業性にも優れていた。
これに対して、この発明の条件を満足しないIb、1〜
9の場合には、炭酸塩の量が少なすぎると共に他の成分
も適切でないものがあるため、また、陽、26〜28の
場合には炭酸塩の量が多すぎると共に他の成分も適切で
ないものがあるため、ビット発生数およびブローホール
発生数がいずれも高い値を示し、溶接作業性のあまり良
くないものもあり、総合的にはこの発明による場合はど
良好な結果は得られなかった。
9の場合には、炭酸塩の量が少なすぎると共に他の成分
も適切でないものがあるため、また、陽、26〜28の
場合には炭酸塩の量が多すぎると共に他の成分も適切で
ないものがあるため、ビット発生数およびブローホール
発生数がいずれも高い値を示し、溶接作業性のあまり良
くないものもあり、総合的にはこの発明による場合はど
良好な結果は得られなかった。
[発明の効果]
以上説明してきたように、この発明によるアーク溶接用
フラックス入りワイヤは、ワイヤ全重量に対し、L l
2 CO3* N a 2 CO3*CaCO3、B
aCO3、S rc03cy)群より選ばれる1種また
は2種以上の炭酸塩の合計=6.0〜20.0%、Al
=4.0〜13.0%、Mg:1.0〜5.5%、C:
0.2%以下、Si:0.1〜2.4%、M n :
0 、3〜4.5%、Ti:0.1〜1.1%、TiO
□:0.3〜3,4%、を含み、必要に応じて、Cr:
2,0%以下、Ni:3.0%以下、 M o :1.
0%以下、B:0.01%以下、Zr:1.0%以下の
群より選ばれる1種または2種以上を含み、同じく必要
に応じて、Bi :0.02%以下、ZrO2:1.0
%以下、SiO2:0.8%以下、A旦203:0.4
%以下。
フラックス入りワイヤは、ワイヤ全重量に対し、L l
2 CO3* N a 2 CO3*CaCO3、B
aCO3、S rc03cy)群より選ばれる1種また
は2種以上の炭酸塩の合計=6.0〜20.0%、Al
=4.0〜13.0%、Mg:1.0〜5.5%、C:
0.2%以下、Si:0.1〜2.4%、M n :
0 、3〜4.5%、Ti:0.1〜1.1%、TiO
□:0.3〜3,4%、を含み、必要に応じて、Cr:
2,0%以下、Ni:3.0%以下、 M o :1.
0%以下、B:0.01%以下、Zr:1.0%以下の
群より選ばれる1種または2種以上を含み、同じく必要
に応じて、Bi :0.02%以下、ZrO2:1.0
%以下、SiO2:0.8%以下、A旦203:0.4
%以下。
MgO: 0.5%以下、F:0.5%以下の群より選
ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的にFeよ
りなり1.上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラック
スとして含有させると共に、それ以外の成分はフラック
スおよび金属外皮の一方または両方に含有させた構造と
したものであるから、シールドガスを用いずに溶接を行
ったときでも、溶接部におけるビットおよびブローホー
ルの発生がきわめて少なく、靭性等の機械的性質に著し
く優れた溶接継手部を得ることができ、造船や海洋構造
物等の屋外における溶接作業を半自動または全自動で行
うことも可能となり、被覆アーク溶接棒を用いる手溶接
作業に比べて溶接作業性を著しく向上させることが可能
となるなどの非常に優れた効果がもたらされる。
ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的にFeよ
りなり1.上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラック
スとして含有させると共に、それ以外の成分はフラック
スおよび金属外皮の一方または両方に含有させた構造と
したものであるから、シールドガスを用いずに溶接を行
ったときでも、溶接部におけるビットおよびブローホー
ルの発生がきわめて少なく、靭性等の機械的性質に著し
く優れた溶接継手部を得ることができ、造船や海洋構造
物等の屋外における溶接作業を半自動または全自動で行
うことも可能となり、被覆アーク溶接棒を用いる手溶接
作業に比べて溶接作業性を著しく向上させることが可能
となるなどの非常に優れた効果がもたらされる。
第1図(a)〜(f)はこの発明によるアーク溶接用フ
ラックス入りワイヤの断面形状を例示する各々説明図、
第2図は溶接母材の断面形状を示す説明図である。 1・・・アーク溶接用フラックス入りワイヤ、2・・・
金属外皮、 3・・・フラックス、 4・・・ソリッドワイヤ。
ラックス入りワイヤの断面形状を例示する各々説明図、
第2図は溶接母材の断面形状を示す説明図である。 1・・・アーク溶接用フラックス入りワイヤ、2・・・
金属外皮、 3・・・フラックス、 4・・・ソリッドワイヤ。
Claims (4)
- (1)ワイヤ全重量に対し、Li_2CO_3、Na_
2CO_3、CaCO_3、BaCO_3、SrCO_
3の群より選ばれる1種または2種以上の炭酸塩の合計
:6.0〜20.0%、Al:4.0〜13.0%、M
g:1.0〜5.5%、C:0.2%以下、Si:0.
1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、Ti:0.1
〜1.1%、TiO_2:0.3〜3.4%を含み、残
部実質的にFeよりなり、上記炭酸塩およびF(フッ化
物)はフラックスとして含有させると共に、それ以外の
成分はフラックスおよび金属外皮の一方または両方に含
有させたことを特徴とするシールドガスを用いないアー
ク溶接用フラックス入りワイヤ。 - (2)ワイヤ全重量に対し、Li_2CO_3、Na_
2CO_3、CaCO_3、BaCO_3、SrCO_
3の群より選ばれる1種または2種以上の炭酸塩の合計
:6.0〜20.0%、Al:4.0〜13.0%、M
g:1.0〜5.5%、C:0.2%以下、Si:0.
1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、Ti:0.1
〜1.1%、TiO_2:0.3〜3.4%、および、
Cr:2.0%以下、Ni:3.0%以下、Mo:1.
0%以下、B:0.01%以下、Zr:1.0%以下の
群より選ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的
にFeよりなり、上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフ
ラックスとして含有させると共に、それ以外の成分はフ
ラックスおよび金属外皮の一方または両方に含有させた
ことを特徴とするシールドガスを用いないアーク溶接用
フラックス入りワイヤ。 - (3)ワイヤ全重量に対し、Li_2CO_3、Na_
2CO_3、CaCO_3、BaCO_3、SrCO_
3の群より選ばれる1種または2種以上の炭酸塩の合計
:6.0〜20.0%、Al:4.0〜13.0%、M
g:1.0〜5.5%、C:0.2%以下、Si:0.
1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、Ti:0.1
〜1.1%、TiO_2:0.3〜3.4%、および、
Bi:0.02%以下、ZrO_2:1.0%以下、S
iO_2:0.8%以下、Al_2O_3:0.4%以
下、MgO:0.5%以下、F:0.5%以下の群より
選ばれる1種または2種以上を含み、残部実質的にFe
よりなり、上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラック
スとして含有させると共に、それ以外の成分はフラック
スおよび金属外皮の一方または両方に含有させたことを
特徴とするシールドガスを用いないアーク溶接用フラッ
クス入りワイヤ。 - (4)ワイヤ全重量に対し、Li_2CO_3、Na_
2CO_3、CaCO_3、BaCO_3、SrCO_
3の群より選ばれる1種または2種以上の炭酸塩の合計
:6.0〜20.0%、Al:4.0〜13.0%、M
g:1.0〜5.5%、C:0.2%以下、Si:0.
1〜2.4%、Mn:0.3〜4.5%、Ti:0.1
〜1.1%、TiO_2:0.3〜3.4%、および、
Cr:2.0%以下、Ni:3.0%以下、Mo:1.
0%以下、B:0.01%以下、Zr:1.0%以下の
群より選ばれる1種または2種以上、さらに、Bi:0
.02%以下、ZrO_2:1.0%以下、SiO_2
:0.8%以下、Al_2O_3:0.4%以下、Mg
O:0.5%以下、F:0.5%以下の群より選ばれる
1種または2種以上を含み、残部実質的にFeよりなり
、上記炭酸塩およびF(フッ化物)はフラックスとして
含有させると共に、それ以外の成分はフラックスおよび
金属外皮の一方または両方に含有させたことを特徴とす
るシールドガスを用いないアーク溶接用フラックス入り
ワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12631085A JPS61286090A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | ア−ク溶接用フラツクス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12631085A JPS61286090A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | ア−ク溶接用フラツクス入りワイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61286090A true JPS61286090A (ja) | 1986-12-16 |
Family
ID=14932017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12631085A Pending JPS61286090A (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | ア−ク溶接用フラツクス入りワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61286090A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0275495A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-15 | Kobe Steel Ltd | セルフシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ |
JPH0284295A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-26 | Kobe Steel Ltd | セルフシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ |
JPH0381094A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-05 | Kobe Steel Ltd | ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ |
US5378871A (en) * | 1989-08-25 | 1995-01-03 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Flux containing wire for use in stainless steel welding |
-
1985
- 1985-06-12 JP JP12631085A patent/JPS61286090A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0275495A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-15 | Kobe Steel Ltd | セルフシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ |
JPH0284295A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-26 | Kobe Steel Ltd | セルフシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ |
JPH0381094A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-05 | Kobe Steel Ltd | ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ |
US5378871A (en) * | 1989-08-25 | 1995-01-03 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Flux containing wire for use in stainless steel welding |
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