JPS60215809A - 中空糸製造装置 - Google Patents

中空糸製造装置

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JPS60215809A
JPS60215809A JP3058485A JP3058485A JPS60215809A JP S60215809 A JPS60215809 A JP S60215809A JP 3058485 A JP3058485 A JP 3058485A JP 3058485 A JP3058485 A JP 3058485A JP S60215809 A JPS60215809 A JP S60215809A
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重郎 青柳
Kazuaki Takahara
高原 和明
Yukio Kiyota
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の背景 技術分野 本発明は、中空糸の製造方法に関するものである。詳し
く述べると、人工腎臓装置等に使用される透析用中空糸
の新規な製造方法に関するものである。
先行技術 最近、浸透作用、限外濾過作用等を利用する人工腎臓装
置の発展はめざましく、医療界において広く使用されて
いる。しかして、このような人工腎臓v装置においては
極めて細い透析用中空糸が最も重要な部材となっている
透析用中空糸の代表的なものとしては、(1)全繊耀艮
ならびに全周にわたって数μmないし60μ電の均一な
壁厚および外径10μ空ないし数百μmの均一な真円形
の横断面を有し、かつ延伸配向されてなる全綴M長にわ
たって連続貫通した中空系(持分[50−40,168
@)、(2)断面構造において外表面に近い構成部分が
内面に近い構成部分および中間部分に比べて密な多孔構
造に組成されてなる銅アンモニア再生繊Ill索からな
る中空人造繊籠体(特公昭55−1,363号)、(3
)、中空コアを有する銅アンモニア再生セルロース管状
体の湿潤時における電子顕微繞的観察において、横断面
ならびに1LIF1面の全体が大きくとも200八以下
の微相聞隙を有する実質上均質かつ緻密な多孔構造体か
らなり内外表面ともスキンレスで平滑な表面性状を有す
る銅アンモニア再生セルロースからなる透析用中空ta
I/1t<特開昭49−134,920号)等がある。
しかして、これらの中空糸は、いずれも銅アンモニアセ
ルロース紡糸原液を環状紡糸孔から空気中に押出し、そ
の下方に自重落下させ、その際、線状に紡出される紡糸
原液の内部中央部に該紡糸原液に非凝固性液体を導入充
填して吐出させ、それから自重落下により充分に延伸し
Iこのも、希硫酸溶液中に浸漬し凝固再生を行なうこと
により製造している。
これらの中空糸を用いて人工腎臓装置のような透析装置
を作るには、例えば両端部付近に入口管および出口管を
それぞれ設けてなる管状本体に、前記中空糸の束を挿入
し斥のち、その両端をポリウレタン等の樹脂で前記管状
本体の両端部とともにそれぞれシールすることにより行
なわれ、例えば熱交換器におけるシェル・アンド・チュ
ーブ式装置に類似した構成のものとされている。
従来技術の問題点 しかしながら、前記のように、従来、これらの中空糸は
、いずれも銅アンモニアセルロース紡糸原液を空気等の
ガス状雰囲気中に押出して白銀落下させたのちに、凝固
液中に浸漬して凝固再生し、て製造されるので、ガス状
雰囲気中を落下する間にアンモニアがある程度分離して
表面から凝固し始める。したがって、得られる中空糸は
その製法によって程度の差こそあれ、いずれも外側表面
にスキンが生成するので、内外両表面部および内部が均
質なものは得られない。このため、このような中空糸を
透析装置に使用した場合、内側表面部および内部と外側
表曲部とで生成づる微細孔の孔径が異なるので、性能が
一定せず良好な透析効果は得られ難いという欠点があっ
た。また、前記従来法においては、紡糸ノズルはガス状
雰囲気中にあるため、吐出原液および内部非凝固性液体
の湯度管理が困難であった。
さらに、前記従来法においては、ノズルから紡出されl
、:IIA抗A状原液内部の非凝固液が洩れた場合、こ
れが凝固液の上層に浮上するので、前記線状紡糸原液が
凝固液中に浸漬づる際に該非凝固液層中をも通過するの
で、これが切糸の原因となっている。
■0発明の目的 本発明は、前記のごとき従来法の諸欠点を解消づるlこ
めになされたもので、平均重合度500〜2.500の
セルロースを用い、比重が1.05〜1.15であるセ
ルロース系紡糸原液を、該紡糸原液に対する凝固性液を
土層にかつハロゲン化炭化水素よりなる非凝固性液を下
層に充填してなる浴液の該非凝固付液中に、環状紡糸孔
から直接押出し、かつ該環状に押出された線状紡糸原液
の内部中央部に該紡糸原液に対するノに凝固性液を導入
充填して吐出させ、ついでこのようにして形成される線
状紡糸原液を前起凝固性液中を通過させて凝固再生を行
なうことを特徴とりる中÷糸の製選方法である。
10発明の詳細な説明 つぎに、図面を参照しながら本梵明方法を詳細に説明す
る。すなわち、第1図に示すように、底部に非凝固性液
W11を設けた浴槽2において、前記非凝固性液槽1に
下層としてハロゲン化炭化水素よりなりかつ前記セルロ
ース系紡糸原液に対する非凝固性液3を、また上層とし
て前記非凝固性液よりも比重が小さくかつ前記セルロー
ス系紡糸原液に対する凝固性液4を供給して二層からな
る浴液を形成させる。
原液貯[5内のセルロース系紡糸原液6をポンプ(例え
ばギヤポンプ)7により導管8よりフィルター9に圧送
し、濾過したのち、紡糸口金装置25の上向きに設けら
れIこ環状紡糸□孔(図示せず)から前記下層の非凝固
性液3中に直接押す。その際、内部液貯槽10内に貯蔵
されている前記紡糸原液に対する非凝固性液11を内部
液として自然落差により流量計12に供給したのら、導
管13より前記紡糸口金装置25に供給し、前記環状に
押出された環状紡糸原液14の内部中央部に導入して吐
出させる。環状紡糸孔より押出された線状紡糸原液14
は、内部に非凝固性液11を含んだままなんら凝固する
ことなく下層の非凝固性液3中を1:方へ進む。この場
合、線状紡糸原液14は前記非凝固性液との比重差によ
りその浮力を受けながら上昇する。ついで、この線状紡
糸原液14は上層の凝固性液4中に上昇するので、これ
を該凝固性液4中に設番プられた変向棒15により変向
させて前記凝固性液4中を充分通過させたのら、ロール
16により引上げたのち、巻取装置17により巻取って
次工程へ送る。
なお、この場合、前i、L!浴槽2には供給口18より
恒温循環液19を供給し、かつ排出口20より排出させ
ることにより凝固性液4を所定の温度、例えば20±2
℃の温度に保持させることができる。使用後あるいは液
交換時には非凝固性液3は排出口21より弁22を介し
て排出される。同時に、使用後あるいは液交拳時には凝
固性液4は排出口23より弁24を介して排出される。
本発明方法において使用されるセルロース系紡糸原液と
しては、銅アンモニアセルロース等あ金属アンモニアセ
ルロースである。セルロースとしては種々のものが使用
できるが、−例を挙げると、例えば平均重合度200〜
2,500のものが好ましく使用される。しかして、銅
アンモニアセルロース溶液は常法により調製される。例
えば、まずアンモニア水、塩基性硫酸銅水溶液および水
を混合して銅アンモニア水溶液を調製し、これに酸化防
止剤(例えば亜硫酸ナトリウム)を加え、ついで原料セ
ルロースを投入して攪拌溶解を行ない、さらに水酸化ナ
トリウム水溶液を添加して未溶解セルロースを完全に溶
解させて銅アンモニアセルロース溶液を得る。この銅ア
ンモニアセルロース溶液には、さらに透過性能制御剤を
混合して配位結合させてもよい。
透過性能制御剤としては、例えば構成単量体単位中に1
0〜70当量%、好ましくは15〜50当量%のカルボ
キシル基を含有する数平均分子量500〜2.00,0
00、好ましくは1,000〜100,000をイjす
る重合体ないし共重合体のアンモニウム塩またはアルカ
リ金mgAがある。
このような重合体としては種々あるが、−例を挙げると
、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のhルボキシル基
含有不飽和単■体と他の共重合性単量体との共重合体や
ポリアクリロニトリルの部分加水分解生成物がある。し
かして、共重合性IK量体としては、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
ブチルアクリレ−t・、ヘキシルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート等のアルキルアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト等のアルキルメタクリレート、アクリルアミド、メチ
クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリレートリル
、ヒドロ′キシアルキルアクリレート(またはメタクリ
レート)、ジアルキルアミノアクリレート(またはメタ
クリレート)、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビニル等が
あり、特にアルキルアクリレートお尋びアルキルメタク
リレートが好ましい。したがって、最も好ましい共重合
体は、アクリル蒙−アルキルアクリレート(またはメタ
クリレート)共重合体、メタクリル酸−アルキルアクリ
レート(またはメタクリレート)共重合体、ポリアルキ
ルアクリレート(またはメタクリレート)の部分加水分
解生成物である。これらの透過性能制御剤は、セルロー
ス100重量部に対し、通常1〜40重量部、好ましく
は2〜30Φ聞部、最も好ましくは3〜15mm部使用
される。例えば、この透過性能制御剤を銅アンモニアセ
ルロース溶液中に混合溶解させ、8〜30℃、好ましく
は14〜25℃の温度で20〜120分間、好ましくは
60〜100分間攪拌して前記銅アンモニアセルロース
に配位結合させることにより紡糸原液を得る。
このような紡糸原液は、通常比重が1.05〜1.15
であり、好ましくは1.06〜1.10である。しかし
ながら、後述するように紡糸孔から押出される線状紡糸
原液の内部には非凝固性液が充填されているので、通常
は紡糸原液より比重は小さく、1.00〜1.08であ
り、好ましくは1.01〜1.04である。
下層として用いられるセルロース系紡糸原液に対する非
凝固性液は、前記線状紡糸原液[非凝固性液(内部液)
を内包する紡糸原液]の嵩比重および凝固性液よりもそ
の比重が大きく、水に対する溶解性が低く、かつ表面張
力が小さいハ[1ゲン化炭化水素であり、その比重は通
常1.3以上であり、好ましくは1.4〜1.7である
。−例を0 挙げると、例えば四塩化炭素(d4 = 1、.632
、水溶解110.080/20℃−100mA、表面張
力(25℃> 26 、8 dyne/am)、1,1
.1−トリクロルエタン(d4=1.35)、1,1.
2−トリクロルエタン(d4 =1.442)、トリク
ロルエチレン(d”=1.440、水溶解度0. II
C+/25℃−100m1.、表面張力(25℃)31
 、6 dyne/c+n) 、テトラクロルエチン(
d。
=1.542)、テトラクロルエチレン(do−1,6
56、水不溶性)、トリクロルトルフルオルエタン(d
=1,565、水溶解度0.009g721℃−100
mft、表面張力(25℃)19 、 Odyne/ 
am 等がある。これらのうちでも特に水に対する溶解
1東が0.05q/21℃−100MLtt以下でかつ
表面張力(25℃)が20 dyne/cm以下のもの
を使用すると紡糸性が極めて食好となる。このような非
凝固性液としては、例えばテトラクロルエチレン、トリ
クロルトルフルオルエタン等がある。しかして、非凝固
性液層高さく第1図における距111L+)は紡糸速麿
によっても異なるが、通常50〜25On+mであり、
好ましくは100〜200tlIIlである。
また、線状紡糸原液中に導入充填される非凝固性液(内
部液)の選択は、中空糸の中空部の維持あるいは中空糸
壁面の凹凸の有無に大きく影響−する。すなわち、中空
糸の乾燥時に中空部に充填されている非凝固性液が膜を
透して急激に外部に出ると、中空部内は減辻となり中空
部れを発生させ、あるいは内壁に凹凸を生じる。そして
、用いられる非凝固性液は、乾燥時に透過性の低くかつ
比重が小さい液体から選ばれる。すなわち、セルロース
系紡糸原液の比重は通常1.05〜1.15、例えば銅
アンモニアセルロース紡糸原液の場合的1.08である
ので、前記非凝固性液体を内包jる線状紡糸原液の嵩比
重が1.00〜1.08、好ましくは1.01〜1.0
4、例えば約1.02となるような範囲から前記非凝固
性液体の比重は選択されるべきであり、通常0.65〜
1.00、好ましくは0.70〜0.90.例えば約0
゜85であり、好適な非凝固性液としては、−例を挙げ
ると、例えばn−ヘキサン、n−へブタン、n−オクタ
ン、n−デカン、n−ドデカン、流動パラフィン、ミリ
スチン酸イソプロピル、軽油、対油、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン等がある。
セルロース系紡糸原液に対する凝固性液は、前記のごと
き下層の非凝固性液よりもその比重が小さく、通常1.
03〜1.10の比重を有するアルカル水溶液である。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化リチウム、水酸化アンモニウム等がφす、好ま
しくは水酸化ナトリウムである。その濃度は水酸化ナト
リウム換算で30〜150g−NaOH/1 、好まし
くは35〜800−NaOH/(J、最も好ましくは4
0〜60Q−NaOH/IIT−あり、特に約50Q−
NaOH/1.(約4.8重量%、d=1.955)で
ある。しかして、前記非凝固性液との界面から変向棒端
までの距離(第1図における距離L2 >は、通常5〜
30III111好ましくは10〜20++++aであ
る。
前記のごとく本発明方法を行なうことにより約30m/
分以上の紡糸速度、特に0.05q/21℃−1002
以下の水溶解磨および20 dyne/cm以下の表面
張力を有する非凝固性液を使用づれば約38 rT+ 
/分繊上、特に約55 m /分繊上の紡糸速1哀が得
られる。
このようにして凝固再生された中空糸は、水洗を行りっ
で付着している凝固性液を除去したのち、必要により該
中空糸中に残存している銅等の金属を除去するために脱
金属処理を施し、ついで水洗される。脱金属処理は、通
常濃度3〜30%の希硫ill溶液あるいは硝酸溶液に
浸漬して行なわれる。
しかして、紡糸原液が前記のごとき透i牲能制御剤を含
有している場合には、この中空糸は前記アルカリ性凝同
性液中で該制御剤が除去され、これにより使用した重合
体の分子量に相当する微細孔が中空糸の管壁に形成され
る。
前記水洗後のまたは透過性能制御剤除去後の中空糸は、
さらに必要により35〜100℃、好ましくは50〜8
0℃の渇水で処理ジるが、または1〜10重h%、好ま
しくは2〜5重量%濃度のグリセリン水溶液を用いて過
疎化して、なお残存している銅、硫酸第二銅、硫酸水素
鋼、中低分子量セルロース等を除去し、ついで乾燥した
のち巻取りを行なって所望の中空糸を得る。このように
して得られる中空糸は、内径50〜500μm、好まし
くは150〜300μMであり、また膜厚5〜60μM
1好ましくは8〜30μ蛮で°あり、第2図に示すよう
に最小膜厚と最大膜厚との比が0.2:1〜0.8:1
、好ましくは0.5:1〜0.7:1であるような肉薄
部T1と肉厚部1−2とを有Jる#i面形状のものであ
る。
■0発明の具体的効果 以上述べたように、本発明による中空糸の製造方法は、
セルロース系紡糸原液を、該紡糸原液に対する凝固性液
を上層にかつハロゲン化炭化水素よりなる非凝固性液を
下層を充填してなる浴液の該非凝固性液中に環状紡糸孔
から直接押出し、かつ該環状に押出された線状紡糸原液
の内部中央部に該紡糸原液に対する非凝固性液を導入充
填して吐出させ、ついでこのようにして形成される線状
紡糸原液を前記凝固性液中を通過させて凝固再生するこ
とにより行なわれるものであるから、従来法のように空
気等のガス状雰囲気中に紡出されることなく非凝固性液
体中に直接紡出して行なわれ、このためガス状雰囲気通
過時のアンモニアの揮散はなく、したがって、得られる
中空糸は内外両面部−および内部において完全に均一の
ものが得られる。まIこ、紡糸口金装置は液中に浸漬し
ているため吐出原液(含内部液)の温度管理が容易であ
る。
ざらに、使用づる非凝固性液は不燃性であるために火災
の心配がなく、また凝固性液を上層に形成させることに
より前記非凝固性液は密閉状態となるので、環境悪化が
防止される。また、非凝固性液は少量でよいので、コス
ト安となる。さらに、内部液の漏洩があっても最上層(
凝固性液面上)に浮上して分離するので、漏洩による切
糸がなく、常に正常な界面を維持づることができる。ま
た凝固性液i1度を広範囲に選ぶことができるという利
点がある。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさら、に詳細に説明覆
る。なお、下記実施例においてパーセントは、特にこと
わらない限り1べて重量による。
実施例1 28%アンモニア水溶液5148gおよび塩基性硫酸銅
864qを1200m1の水に懸濁させて銅アンモニア
水溶液をgl製し、これに10%亜6A at!ナトリ
ウム水溶液2725m1を添加した。
この溶液に重合度FJ1000(±100>のコツトン
リンターバルブ19ooq@投入して攪拌溶解を行ない
、ついで10%水酸化す1〜リウム水溶液16001n
aを添加して銅アンモニアセルロ−ス水溶液(比重1.
08)を調製して紡糸原液とした。
一方、第1図に示J゛ような装置を用いて、浴槽2の非
凝固性液4!1に非凝固性液3として1,1.1−トリ
クロルエタンを供給して下層を形成さヒ、ついで凝固性
液として50g/l、のIII瓜の水酸化ナトリウム水
溶液を供給して上層を形成させた。
前記紡糸原液6を原液貯槽5よりフィルター9を経て、
環状紡糸孔を上向きに装着した紡糸口金装W125に導
き、2.5kg/c+a2の窒素圧で紡糸孔より前記下
層の液温20±2℃の非凝固性液中3中に直接吐出させ
た。紡糸孔の孔径は3.8amであり、紡糸原液(ce
ll 7.4%、1.750g)(7,5℃))ノ吐出
ILt6.47m1/分とした。一方、紡糸口金装置2
5に装着した非凝固性液の導入管13よりミリスチン酸
イソプロピル(比重0.854)を導入し、前記線状吐
出原液に内包させて吐出させた。上記導入管の管径は1
2−輸であり、ミリスチン酸イソプロピルの吐出mは2
 、60 ml 7分とした。ついで、吐出原液(非凝
固性液を内包)14(比重1.026)を1.1.1−
トリクロルエタン中に上昇させ、さらに上層の水酸化ナ
トリウム水溶液(20±2℃)中を上昇させたのち、変
向棒15により水平方向に走行させた。このときの非凝
固性液の層高11は150mmであり、界面から蛮向棒
15の1端までの距離L2は15−窮であり、紡糸速1
.U 60 m 7分、トラバースワインド80、走行
距@4.4mであった。この浴槽から引上げたのら、浴
良約10mで水洗を行なったのち、巻取カセに巻取った
。カセに巻取った糸条はタンクに入れ、これに温水を注
入したのも30℃に加温して10v1間洗った。
得られIこ糸条を120℃±10℃に保たれたトンネル
式乾燥炉(長さ5 rTl )中を10m/分の走1)
速度で走行させて乾燥して中空糸を得た。
このようにして骨られた中空糸は、最小内径180μ荒
、最大内径220μ電、平均内径200μ電、最小膜厚
17μ寛、最大膜厚27μm1平均躾厚21μ電の内外
両表面部および内部にわたって均質なスキンレスのもの
であった。また、紡糸性は良好で、伸長率約30±10
%、ドラフト比73であった。
このようにして得られた中空糸を用いて(膜面積0.8
8m2 ) 、分子量取卸の指標物質[尿素(BUN)
:分子層60.リン酸イオン:分子間95、クレアチニ
ン:分子11113、ビタミンB12:分子量1355
]についてダイヤリザンス試験を行なったところ、81
11表の結果が得られた。
同様にして凝固性液として使用した水酸化ナトリウム水
溶液のml夷を変えて最高紡糸速度を調べたところ、第
3図の曲線Aが得られた。
実施例2 実施例1と同様な方法において、非凝固性液3としてト
リクOルトリフルオ0エタン、凝固性液として46g/
Aの濃度の水酸化少トリウム水溶液を使(用し、紡糸原
液(cell 8. 7%、2.670p(20℃))
を6.47mj!/分の吐出ので吐出させ、ミリスチン
酸イソプロピル(比重0854) を導入して2.64
mj!/分の吐出量で前記輪状紡糸原液に内包させた以
外は同様な方法を行なって、紡糸速度83m/分で中空
糸を得た。
このようにして得られた中空糸は、最小内径150μ竜
、最大内径170μ電、平均内径160μ電、最小膜厚
12μ寛、最大膜厚22μm、平均膜厚16μ泉の内外
両表面部および内部にわたって均質なスキンレスのもの
であった。また、紡糸性は良好で、伸長率3o±10%
、ドラフト比101であった。このようにしで得られた
中空糸を用いて実施例1と同様の方法でダイヤリザンス
試験を行なったところ、第1表の結果が得られた。
同様にして凝固性液として使用した水酸化ナトリウム水
溶液のS度を変えて最高紡糸速度を調べたところ、第3
図の曲線Bが得られた。
比較例 実施例1と同様な紡糸原液を、環状紡糸孔を執着した紡
糸口金装置に導き、6 kg/ cs2の窒素圧で紡糸
孔より吐出ξせた。紡糸孔の孔径は3.81であり、紡
糸原液の吐出量は15.5mj2/111、とじた。一
方、紡糸口金装置に装6した非凝固性液体の導入管より
ミリスチン酸イソブ°ロビルを導入し、紡糸原液に内包
させた吐出させた。上記導入管の管径は1.21−であ
り、ミリスチン酸イソブ0ビルの吐出量は5 、0 m
lt /sin、とじた。
ついで、吐出原液を空間に200−自由落下させ、ただ
ちに浴温的20℃の20%硫酸水溶液を満した凝固兼再
生浴に温良12mで導入した。このときの紡糸速度は1
00m/n+in、であった。ついで、浴温的20℃の
浴槽に導き温良約4mで水洗をおこなったのち、巻取カ
セに巻取った。このようにして巻取られた糸条を、5%
硫酸水溶液を満たした鋭銅浴に温良12171で走行さ
せたのら水洗し、さらに4%水酸化ナトリウムを満した
アルカリ浴に温良8mで走行させることにより、前記共
重合体塩を除去したのち、水洗し、巻取った。このとき
の処理速度は8m/+++in、であった。カセに巻取
9た糸条はタンクに入れ、これに温水を注入したのち7
0℃に加温して260m5HO下で1時間攪拌し、排水
する。この操作を3回行なって糸条中の低分子化合物を
除去した。このように温水処理した糸条を、120℃±
10℃に保たれたトンネル式乾燥炉(長さ3・、45m
)を4.8m/sin。
の走行速度で走行させて乾燥して中空糸を得た。
このようにして得られた中空糸を用い゛(実施例1と同
様の方法でダイヤリザンス試験を行なったところ、第1
表の結果が(qられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による中空糸のll3i!i方法を行な
うための装置の一実施例を示す概略断面図、第2図は本
発明方法により得られる中空糸の横断面の模式図であり
、また第3図は本発明方法における凝固性液濃度とf&
^紡糸速度との関係を示すグラフである。 1・・・非凝固性液槽、2・・・浴槽、3・・・非凝固
性液、 4・・・凝固性液、5・・・原液貯槽、6・・
・セルロース系紡糸原液、10・・・内部液貯槽、11
・・・非凝固性液、14・・・環状紡糸原液、 15・
・・変向捧、25・・・紡糸口金装置。 特許出願人 チル七株式会社

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均重合度500〜2,500のセルロースを用
    い、比重が1.05〜1.15であるセルロース系紡糸
    原液を、該紡糸原液に対する凝固性液を上層にかつハロ
    ゲン化炭化水系よりなる非凝固性液を一ド層を充填して
    なる浴液の該非凝固性液中に環状紡糸孔から直接押出し
    、かつ該環状に押出された輪状紡糸原液の内部中央部に
    該紡糸原液に対する非凝固性液を導入充填して吐出させ
    、ついでこのようにして形成される線状紡糸原液を前記
    凝固性液中を通過させて凝固再生を行なうことを特徴と
    する中空糸の製造方法。
  2. (2)非凝固性液を内包して紡糸孔より押出される線状
    紡糸原液の比重は、該線状紡糸原液が直接押出される非
    凝固性液よりも小さいものである特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  3. (3)?l1il性液はアルカリ水溶液である特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載の方法。
  4. (4)アルカリ水溶液は30〜15.OL;J/λ濃度
    の水酸化ナトリウム溶液である特許請求の範囲第3項に
    記載の方法。
  5. (5)紡糸′a度は30 rT+ /分収上である特許
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか−一つに記載
    の方法。
  6. (6)ハロゲン化炭化水素よりなる非凝[i!J性液は
    比重が1.3以上である特許請求の範囲11項ないし第
    5項のいずれか一つに記載の方法。
  7. (7)ハロゲン化炭化水素よりなる非凝固性液は水に対
    する溶解度が0.05g/100m1以下である特許請
    求の範囲第6項に記載の方法。
  8. (8)ハロゲン化炭化水系よりなる非1囚性液はデトラ
    クロルエチレンまたはトリクOルトリフルオルエタンで
    ある特許請求の範囲第7項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57199808A (en) * 1981-06-01 1982-12-07 Terumo Corp Production of hollow fiber

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