JPS6021369B2 - シ−ト状原本複写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、共に送りスロットを形成する案内部材を有す
る送り部と、連続的に運転されるローフより成り且つ送
りスロット中に導入されて釆た原本を運搬する為の手段
とか成り、且つ原本用の運搬路を有するシート状原本複
写用装置に係る。

公知のこの種の装置に於いては、原本は先行の原本が装
置外に出た後に導入される。これは数枚の原本を連続複
写する際は重大な時間的損失を招く。本発明の目的は、
共に送りスロットを形成する案内部材を有する送り部と
、連続的に運転されるローラより成り且つ送りスロット
中に導入された来た原本を運搬する為の手段とから成り
、且つ原本用の運搬路を有し、連続的シート状原本を迅
速且つ効果的に再生し得るシート状原本複写用装置を提
供することにある。前記目的は、本発明によれば、一端
に送りスロットを有し、原本用運搬路を形成する案内部
材と、前記送りスロットより運搬路に導入される原本を
運搬すべ〈設けられており回転されるｏーフと、前記ロ
ーラの上部に当接して配置されており回動自在な球状部
材と、ローラと対向する位置に設けられた回転自在な摩
擦ロールと、前記摩擦ロールの回転軸に一端が連結され
ており池端が前記案内部材の池端に形成された開口部に
挿入される停止部材と、前記停止部材を池端が前記原本
用運搬路を閉鎖すべ〈前記閉口部に挿入され、前記摩擦
ロールが前記ローラに当接しない位置に保持される第１
の位置と、前記停止部材の他端が前記原本用運搬路を関
放すべく前記関口部よりはずれて位置し、前記摩擦ロー
ルが前記ローラに当援する位置に保持される第２の位置
とに、前記停止部材を設定すべく、前記停止部材に連結
されたレバー腕とからなるシート状原本複写装置により
達成される。

前述のように構成された本発明の装置を用いることによ
り、先行原本がまだ被処理中に新しい原本を載遣して用
意することが可能となる。

この方法により導入されて来る原本の進行側の端は常に
停止部材の運転により位置づけされる。さらに、あらゆ
る方向に回転する球状部材の運転により、原本を横方向
（運搬方向に対し垂直方向）に位置づけすることも可能
である。このように転位して進行側の端の位置が不正と
なっても再び自動的に修正可能である。ｍＭ テクニカ
ル デイスクロ−ジヤ ブレティン（Ｔｅｃｈｎｉｃａ
ｌＤｉｓｃｌｏｓｍｅＢｕｌｌｅｔｉｎ）第１４巻、７
号、１９７１年１２月刊行、第２１８１ページには特に
シート戦慣用意用の装置と見なされ得る連続的従動ロー
ラ及び該ローラと協動し得る数個の球状部材とから成る
装置が記載されている。

しかしながらシートの進行側端位置づけ用にはなんらの
工夫も施されていない。さらにこの装置ではシートの待
機位置に於いてシートが積極的に捕獲されないため、大
半が装置外に垂下している最尺的原本の場合など送りス
ロットから落下してしまうことになり本発明の目的達成
のためには不適当である。本発明の他の特徴及び利点を
添付図面を参照してさらに説明する。第１図には複写装
置の送り部が概略的に表わされており、図示の装置は、
ベルギー国特許明細書第８１０３０５号にさらに詳述さ
れているものと同種である。

．送り部は案内部材としての下部案内１０と上部案内１
１とから成り、両者の左側端は第１図に示される通りシ
ート状原本１３の送りスロット１２を形成し、原本１３
は矢印Ａの方向より手動的に導入される。

下部案内１０中には数個の四角形の関口部１４が形成さ
れ、これら閉口部は原本の運搬方向に対し垂直方向に一
直線をなしている。

関口部１４の下方にシャフト１５が設けられており、該
シャフト１５は複写装置の側板（図示せず）内で回転自
在のベアリング内に支承されており且つ矢印Ｂの方向に
連続的に運転（運転態様については図示せず）されてい
る。シャフト１５上にはリング１６が関口部１４と同一
の高さりに於いて固着しており、該リング１６の外径は
その周緑部が開口部１４を介して案内１０及び１１によ
り形成されたチャンネル内へ伸延し得るサイズである。
上部案内１１内には関口部２０の第１組と関口部２１の
第２組とが形成され、各開口部２０又は２１は開口部１
４と対向して位置している。

図示された具体例に於いてはシャフト１５の方向から見
た場合、開口部１４が関口部２０と閉口部２１とに対し
交互に対向して位置している。開口部２０は円形であり
、閉口部２１は四角形である。各円形閉口部２０はボー
ル２２と脇動し、該ボール２２は例えば関口部２０の直
径よりも僅かに大きい外径を有しており、大理石などで
、各ボール２２の周はリング１６の周綾部上に載贋され
るべく構成されている。図示された具体例では、各ボー
ル２２は重力の為閉口部２０内に保持される点に留意さ
れたい。各関口部２１にはロ−ル２３が対応し、該ロー
ル２３は以下に記載の機構により２つの位置間副ち各ロ
ール２３が案内１１より完全に上に位置する第１位置（
第１図及び第２図に示す）と各ロール２３が関口部２１
に属しつつこれを介して伸延し且つその周表面を対向リ
ング１６の周表面に対向させて押圧する第２位置との間
で移動可能である。

ロール２３が前記第１の位置に設定された場合、一端が
前記ロール２３に接続されている停止部材は、その他端
にある停止部５０が、原本用運搬路を閉鎖すべく案内１
０，１１の他端に形成されている閉口部３３，３４に挿
入される第１の位置に設定され、ロール２３が前記第２
の位置に設定された場合、停止部村は、その停止部５０
が原本用運搬路を開放すべ〈案内１０，１１の関口部３
３，３４よりはずれて位置する第２の位置に設定される
。

図示された具体例に於いては各ロール２３はボールベア
リング２５により形成され、該ボールベアリング２５の
外蓬には例えばゴムリングなどの滑り止用コーティング
２６が設けられている。

ボールベアリング２５はシャフト２７上に固定され、シ
ャフト２７は２個の平坦部２８，２９を有し、該平坦部
によりネジを使用してシャフトは弾性プレート３川こ固
定されている。このためプレ−ト３０の長手方向端には
数個の四角形の切欠がロール２３受容用に設けられ、各
四角形切欠は関口部２１に対応し且つ対向して位置する
。プレート３０の他方の長手方向端はロッド３１に固定
され、該ロッド３１は複写装置の枠板間に回転自在に装
着されている。

ロッド３１上には又Ｌ形足３２が固定され、該Ｌ形足３
２の他方は少くともロール２３の第１位置（第１図に示
す）に於いては開□部３３，３４を介して案内板１１，
１０内に伸延する。ロール２３の第２位置に於いてはＬ
形足３２は案内板１０，１１間の間隙より完全に外れた
位置にある。本発明において、停止部材は停止部とレバ
−部とから構成されており、図示された具体例におし、
ては、停止部材は、案内１０，１１の関口部３３，３４
に挿入されるＬ形足３２の一方の足からなる停止部５０
としバ一部５１とからなり、レバー部５１は、ロッド３
１に接続されたＬ形足３２の他方の足とこの他方の足に
一端が接続され他端が摩擦ロール２３に接続された弾性
プレート３０からなる。

ロール２３を第１位置から第２位置へ及び逆に移動させ
るために、ロッド３１が腕３５の一端に固着され、その
他端はヒンジピン３８により電磁つり上げ磁石３７の水
平方向に作動するつり上げ腕３６に連結されている。

このようにヒンジピン３８によよって連結された腕３５
と腕３６とがレバー腕を形成している。電磁石３７のス
イッチを切ると牽引バネ４０と停止棒４１との作動の結
果腕３５及びその結果としてロール２３が第１図に示さ
れた位置に保持され、牽引バネ４川ま一端がヒンジピン
３８に連結され他端が固く装着されたピン３９に連結さ
れる。電磁石３７が励磁されると腕３６はバネ４０の牽
引力を上まわる力で電磁石３７の方向、すなわち矢印方
向に引き付けられ、腕３６にヒンジピン３８で連結され
ている腕３５は腕３６ほ矢印方向の移動によってロッド
３１を中心として回動される。腕３５の一端に固着され
ているロッド３１に連結されているレバー部５１が、腕
３５の前記回動によりロッド３１を中心として回転し、
この結果、ロール２３が第２の位置に、すなわちリング
１６を押圧する位置に移動し、停止部５０が原本用運搬
路を開放する第２の位置に移動する。この際電磁石３７
と付随伝達機構との行程距離は、第１図のロール２３が
ロール２３とりング１６との外周の間の第１位置に於い
て存在する最小距離以上に下降して板３０が、ロール２
３がリング１６を固く押圧するべくたわむような値とす
る。本発明装置の作動は次の通りである。

原本が導入されると装置は第１図に示された位置をとる
。原本１３の進行側端がリング１６とボール２２との間
に到着すると、直ちに原本は外的助力ないこＬ形足３２
により形成された停止部材まで運搬される。ここで原本
は、ポール２２とりング１６とに対しその進行側端の全
幅に亘り停止部村に当って位置するべく移動することが
可能となる。この状態でリング１６は原本上で渚動を始
め、原本は弱い力でリングに押付けられる。一方、ポー
ル２２の押圧力は、原本（第１図左側）の主要部分がプ
レート１０より垂下している場合でも原本を定位直に保
持するのに充分である。さらに原本を送り方向に対し直
角方向、即ちシャフト１５と平行に層換えて原本をその
方向に位置修正することも可能である。

これは原本を受容材料又は光学装置に関連させて位置づ
けするような際に重要となろう。原本は他のいかなる方
向にも繰返し自動的に修正自在である。このことは又複
写装置内で原本がまだ被処理中でも次の原本を用意して
戦暦することを可能にする。前述の如く用意された原本
が、先行原本の装置外脱出又は用意済原本をさらに導入
すべく加えられた手動操作により導入されると直ちにつ
り上げ磁石３７が励磁される。

そこでロール２３がリング１６に固く押圧され、それと
同時にＬ形足３２により形成された停止部材が上昇する
。リング１６はもはやそれ以上原本に対し滑動し得ず、
さらに通路は障害のない状態となる。

そして原本はさらに進行し得る。原本の後端が関口部３
３，３４を通過すると電磁石３７が消磁され装置は第１
図の位置に戻る。

さらに外的信号、例えば小さいランプを点燈させて次の
原本を前記方法により用意してもよい合図とすることも
可能である。本発明が以上に記載した具体例のみにとど
まらず本発明の精神を逸脱しない限りに於いて多数の変
形例が可能であることは明白である。

たとえば、ボ−ル２２を４・さし、バネによりリング１
６に押圧することが可能であり、これは送り部が水平に
設置されていない場合又は特殊な必要性から装置を１８
０ｏ以上回転させる必要のある場合など重要となる。ま
たロッド３１上に均一に間隔を置いて固定された数個の
Ｌ形ピンの形態で停止を行なうことも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置を具備した複写装置の送り部
の略断面図、第２図は第１図の線０−ロに沿った断面図
である。 １０，１１…案内、１２…スロット、１３…原本、１４
，２０，２１…関口部、１５，２７…シヤフト、１６…
リング、２２…ボール、２３…ロール、３１…ロッド、
３２…Ｌ形足、４０…バネ・。 ＦＩＧ．Ｉ ＦＩＧ．２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一端に送りスロツトを有し、原本用運搬路を形成す
   る案内部材と、前記送りスロツトより運搬路に導入され
   る原本を運搬すべく設けられており回転されるローラと
   、前記ローラの上部に当接して配置されており回動自在
   な球状部材と、ローラと対向する位置に設けられた回転
   自在な摩擦ロールと、前記摩擦ロールの回転軸に一端が
   連結されており他端が前記案内部材の他端に形成された
   開口部に挿入される停止部材と、前記停止部材の他端が
   前記原本用運搬路を閉鎖すべく前記開口部に挿入され、
   前記摩擦ロールが前記ローラに当接しない位置に保持さ
   れる第１の位置と、前記停止部材の他端が前記原本用運
   搬路を開放すべく前記開口部よりはずれて位置し、前摩
   擦ロールが前記ローラに当接する位置に保持される第２
   の位置とに、前記停止部材を設定すべく、前記停止部材
   に連結されたレバー腕とからなるシート状原本複写装置
   。 ２ 停止部材は、原本用運搬路の開口部に挿入される停
   止部と、前記停止部が一端に連結されており、他端に摩
   擦ロールが連結されたレバー部とからなる特許請求の範
   囲第１項に記載のシート状原本複写装置。 ３ 停止部材は、板部材からなる弾性部材を介して摩擦
   ロールに連結されており、前記停止部材を移動させるべ
   く該停止部材に連結されたレバー腕によつて停止部材が
   第１位置から第２位置に設定された時、前記摩擦ロール
   が前記停止部材に連結された前記板部材のたわみによつ
   てローラに押圧されて当接するように、前記停止部材の
   第１位置における前記摩擦ロールと前記ローラとの間の
   距離が設定されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項または第２項に記載のシート状原本複写装置。 ４ 球状部材が重力によつて前記ローラのみと当接し協
   働することを特徴とする特許請求の範囲第１項から第３
   項のいずれかに記載のシート状原本複写装置。 ５ 球状部材がバネにより前記ローラに押圧されて当接
   していることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第
   ３項のいずれかに記載のシート状原本複写装置。