JPH054741A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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JPH054741A
JPH054741A JP14597291A JP14597291A JPH054741A JP H054741 A JPH054741 A JP H054741A JP 14597291 A JP14597291 A JP 14597291A JP 14597291 A JP14597291 A JP 14597291A JP H054741 A JPH054741 A JP H054741A
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JP14597291A
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English (en)
Inventor
Norihisa Nishimura
教久 西村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動原稿送り装置において、同自動原稿送り
装置を装着した複写機の原稿台のガラス面などを傷付け
ることなく、原稿を原稿台へ押圧する力を強くして、折
り目、しわなどが複写されないようにする。 【構成】 自動原稿送り装置の原稿押圧送りベルトの裏
面に磁石を取りつけ、複写機の原稿台あるいは光学装置
の走査部材上にも磁石あるいは着磁可能部材を設けて、
両者が引き合うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機に適用される
自動原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動原稿送り装置は、一般に複写機の上
面に、その後部を支持して開閉自在に取り付けられる。
原稿が自動原稿送り装置の原稿給紙台上にセットされ、
コピーボタンが押されると、給紙ローラにより原稿が最
上位から給紙され、駆動ローラと従動ローラに張架され
た可撓性を有する材質より成る無端ベルトにより押圧搬
送され原稿台の所定位置で停止する。つぎに複写機本体
の光学装置の走査部材が点灯・移動して原稿台の所定位
置にセットされた原稿は走査される。原稿は原稿押圧送
りベルトにより原稿台へと押圧されており、自動原稿送
り装置を装着していない場合の複写機の原稿台カバーに
より押圧されるのと同様に効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿押
圧送りベルトは2つのローラに張架された可撓性のベル
トであるため、やはり原稿を原稿台へと押圧する力は弱
く、原稿の折り目やしわなどがそのまま複写されてしま
うことが多かった。そのため原稿押圧送り装置が装着さ
れている原稿カバー全体を原稿台に押さえ付けるなどし
たため、精度が悪くなり押さえムラが発生し易いととも
に、原稿台のガラス面が傷付き易くなるという欠点があ
った。
【0004】そこでこの発明の目的は、原稿台のガラス
面などを傷付けることなく原稿を原稿台へ押圧する力の
強い自動原稿送り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願に係る第1の発
明では、原稿台上の原稿を光源を含む走査部材が走査す
る複写機の本体の上面に開閉自在に取り付けられ、可撓
性を有する無端の原稿押圧送りベルトにより原稿を前記
原稿台上の所定の位置に搬送・停止させる自動原稿送り
装置において、前記原稿押圧送りベルトの裏面側部の全
周に渡ってゴム状磁石を配設するとともに、前記原稿台
の前記ゴム状磁石に対向する部分の全部あるいは一部に
着磁可能部材を、固定あるいは原稿走査時の前記走査部
材の移動に合わせて連動可能に設けたことを特徴とるす
る。
【0006】この出願に係る第2の発明では、原稿台上
の原稿を光源を含む走査部材が走査する複写機の本体の
上面に開閉自在に取り付けられ、可撓性を有する無端の
原稿押圧送りベルトにより原稿を前記原稿台上の所定の
位置に搬送・停止させる自動原稿送り装置において、前
記原稿押圧送りベルトの裏面全幅の全周に渡ってゴム状
磁石を配設するとともに、前記走査部材に着磁可能部材
を固定したことを特徴とるする。
【0007】この出願に係る第3の発明では、原稿台上
の原稿を光源を含む走査部材が走査する複写機の本体の
上面に開閉自在に取り付けられ、可撓性を有する無端の
原稿押圧送りベルトにより原稿を前記原稿台上の所定の
位置に搬送・停止させる自動原稿送り装置において、前
記走査部材に電磁石を固定するとともに、前記原稿押圧
送りベルトの無端状の内部に着磁可能な材質より構成さ
れ、前記走査部材の移動に合わせて連動可能な押圧部材
を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この出願の第1の発明に係る自動原稿送り装置
では、複写機に取り付けられた自動原稿送り装置の原稿
押圧送りベルトの裏面側部の全周に渡ってゴム状磁石を
配設し、原稿台の前記ゴム状磁石に対向する部分の全部
あるいは一部に着磁可能部材を、固定あるいは原稿走査
時の前記走査部材の移動に合わせて連動可能に設けた。
原稿台の対向する部分全部に着磁石部材が固定された場
合は、原稿台の着磁可能部材が原稿押圧送りベルトの裏
面のゴム状磁石に引き付けられるが、原稿台の着磁可能
部材は固定されているため、可撓性有する原稿押圧送り
ベルトが着磁可能部材に引き付けられ、原稿押圧送りベ
ルトと原稿台の間の原稿を原稿台へと押圧する。また、
着磁可能部材を引き付けるのには遠い位置に配設して、
原稿走査時の前記走査部材が走査するのに合わせて、例
えば着磁可能部材を上下動させれば、光源の点灯時のみ
原稿を原稿台に押し付けることができる。
【0009】この出願の第2の発明に係る自動原稿送り
装置では、原稿押圧送りベルトの裏面全幅の全周に渡っ
てゴム状磁石を配設し、原稿走査部材に着磁可能部材を
取りつけたので、原稿を走査するときにその走査部材の
ところのみ原稿押圧送りベルトのゴム状磁石に引きつけ
られ(走査部材は上方へと動かないのでゴム状磁石の方
が走査部材の方へと引きつけられる)、原稿のその部分
だけを原稿台に押圧することができる。
【0010】この出願の第3の発明に係る自動原稿送り
装置では、走査部材に電磁石を固定し、原稿押圧送りベ
ルトの無端状の内部に着磁可能な材質より成る押圧部材
を設けたことにより、走査部材が走査するときに原稿押
圧送りベルト内の押圧部材の走査部材の所だけ引きつ
け、原稿の走査されている部分のみ原稿が押し付けられ
る。
【0011】
【実施例】図1は、この出願の第1の発明の1実施例で
ある自動原稿送り装置の概略図である。この実施例で
は、同自動原稿送り装置を装着している複写機本体の原
稿台の原稿押圧送りベルトのゴム状磁石に対向する部分
の全部に着磁可能部材を固定して設けた例である。
【0012】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の裏面
の前部には全周に渡ってゴム状の磁石10が設けられて
おり、複写機本体100の上部の原稿台101の上面内
部には磁石10の対向部分全部に渡って着磁可能部材と
してMGキャッチ12が配設されている。
【0013】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0014】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。原稿押圧送りベルト9の裏面にはその前部に全周に
渡って磁石10が取り付けられており、また複写機本体
100の原稿台101の上部にはMGキャッチ12が配
設されているため、磁石10は常にMGキャッチ12に
吸着され原稿押圧ベルト9は原稿台101へと常に引き
寄せられている。したがって間にある原稿もぴったりと
原稿台101に密着する。その状態で複写機本体100
の内部の図示せぬ光学装置の走査部材の光源が点灯し移
動して走査される。
【0015】図2は、この出願に係る第1の発明の第2
の実施例である自動原稿送り装置の概略図である。この
実施例は、同自動原稿送り装置を装着している複写機本
体の原稿台の原稿押圧送りベルトのゴム状磁石に対向す
る部分の一部に着磁可能部材を原稿走査時の走査部材の
移動に合わせて連動可能に設けた例である。
【0016】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の裏面
の前部には全周に渡ってゴム状の磁石10が設けられて
おり、複写機本体100の上部の原稿台101の上面内
部には磁石10の対向部分を矢印ab方向に移動するM
Gキャッチ26が配設されている。MGキャッチ26
は、保持台20に保持され、保持台20は保持台移動シ
ャフト21を移動する。また、ワイヤ22は保持台20
を移動させるためのもので、ワイヤ駆動プーリ23と従
動プーリ24に張架されている。ワイヤ駆動プーリ23
は駆動モータ連結シャフト25aに固定連結されモータ
25の回転を伝達している。保持台移動シャフト21は
ゴム状の磁石10と対向する部分の全域に渡り、対向す
る部分の全域を保持台20が移動可能になっている。
【0017】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0018】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。原稿押圧送りベルト9の裏面にはその前部に全周に
渡って磁石10が取り付けられており、また複写機本体
100の原稿台の上部に配設されたMGキャッチ26
は、図示せぬ走査部材とともに保持台移動シャフト21
に沿って連動するため、磁石10は常にMGキャッチ2
6に吸着される。
【0019】すなわち、走査部材の走査位置で原稿押圧
送りベルトが吸着されるので、常に原稿の走査されてい
る箇所のベルトが原稿台に引き寄せられることになる。
従って原稿の走査部分が原稿台に密着し、その密着部分
が走査部材とともに移動する。
【0020】したがって間にある原稿もぴったりと原稿
台101に密着する。その状態で複写機本体100の内
部の図示せぬ光源装置の走査部材の光源が点灯し移動し
て走査される。これにより、原稿の折り目、しわ等がコ
ピーされず、さらに走査される瞬間だけで余分に押圧さ
れないので原稿台、原稿押圧ベルトの傷、汚れ等が軽減
する。
【0021】図3は、この出願に係る第1の発明の第3
の実施例である自動原稿送り装置の概略図である。この
実施例では、同自動原稿送り装置を装着している複写機
本体原稿台のゴム状磁石に対向する部分の全部に着磁可
能部材を原稿走査時の走査部材の移動に合わせて連動可
能に設けた例である。
【0022】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の裏面
の前部には全周に渡ってゴム状の磁石10が設けられて
おり、複写機本体100の上部の原稿台101の上面内
部には磁石10の対向部分全部に渡ってMGキャッチ3
5が配設されている。MGキャッチ35はカム30の回
転により上下動し、カム30の一端はソレノイド32の
プランジャに保持されたロッド33に引っ掛けられてい
る。またMGキャッチ35の両端には復帰用のスプリン
グ31が配設され、MGキャッチ35を下方へと付勢し
ている。
【0023】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0024】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。複写機本体100に配設されたMGキャッチ35
は、走査部材が点灯・移動するとき、すなわち複写動作
中のみソレノイド32とカム30を介して上方へと移動
して原稿押圧送りベルト9の裏面前部の磁石10を吸着
する。これにより、原稿の折り目、しわ等がコピーされ
ず、さらに複写時のみなので余分に原稿押圧送りベルト
を押圧せず原稿台、原稿押圧ベルトの傷、汚れ等が軽減
される。
【0025】図4は、この出願に係る第2の発明の1実
施例である自動原稿送り装置の概略図である。この実施
例では着磁可能部材としてMGキャッチを用いている。
【0026】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の裏面
全幅には全周に渡ってゴム状の磁石11が設けられてお
り、複写機本体100上部原稿台101の下方に配設さ
れる光学装置の走査部材15にはガラス面側にMGキャ
ッチ16が取り付けられている。従ってMGキャッチ1
6は走査部材15が走査するときには、ともに移動す
る。
【0027】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0028】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。そして走査部材15が点灯・移動して原稿を走査す
るが、そのとき走査部材15の上面のMGキャッチ16
が原稿押圧送りベルト9の全幅に渡って走査箇所のみを
吸着する。これにより間の原稿も走査箇所だけ原稿台1
01に密着し、原稿の折り目、しわ等がコピーされず、
さらに複写時のみ、走査部分のみを引き寄せるだけなの
で余分に原稿押圧送りベルトを押圧されず原稿台や原稿
押圧ベルトの傷がつきにくく、汚れ等が軽減される。
【0029】この出願に係る第2の発明の別の実施例と
して、上述の実施例のMGキャチを電磁石で構成したも
のが考えられる。この場合、電磁石には走査時のみ通電
して磁力が働くようにすると、上記実施例と同様の効果
が得られる。
【0030】図5は、この出願に係る第3の発明の1実
施例である自動原稿送り装置の概略図である。この実施
例では、原稿押圧送りベルトの無端状の内部に設ける着
磁可能な材質より成る押圧部材を、原稿台に面する側が
出っ張っている円弧状の押さえ板とした。
【0031】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の内側
には着磁可能な材質より構成される押さえ板46が設け
られている。押さえ板46は原稿台101側が凸に形成
された円弧状のもので、その四方を原稿カバーの図示せ
ぬベースに固定されたスプリング45により支えられ、
通常は原稿押圧送りベルト9には接触しないようになっ
ている。押さえ板46は円弧状であり、かつスプリング
45により支えられていることにより、外力により回動
する。なお、原稿カバー本体ベースに固定され原稿押圧
送りベルト9の搬送力を補助するコロ47が配設されて
おり、押さえ板46には前記コロ47用の角孔46aが
形成されている。複写機本体100上部原稿台101の
下方に配設される光学装置の走査部材15にはガラス面
側に電磁石17が取り付けられ、走査部材15が原稿を
走査するときのみ通電し磁力が発生するようになってい
る。従って、この電磁石17が磁力を発生すると、その
上方にある押さえ板46は、その電磁石17がある部分
が吸着され、スプリングの力に逆らって原稿台101へ
と引き寄せされ回動する。
【0032】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0033】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。その後走査部材が点灯・移動して原稿を走査する。
そのとき走査部材15の上面の電磁石17に電力を送り
磁力を発生させる。押さえ板46は着磁可能な材質であ
るので走査部材15の通過とともに、押さえ板46の通
過部分のみ走査部材15の方へ引き寄せられ、走査部分
だけを吸着する。これにより、原稿の折り目、しわ等が
コピーされず、さらに複写時のみ、走査部分のみを引き
寄せるだけなので余分に原稿押圧送りベルトを押圧せず
原稿台や原稿押圧ベルトの傷がつきにくく、汚れ等が軽
減される。
【0034】図6は、この出願に係る第3の発明の別の
実施例である自動原稿送り装置の概略図である。図の原
稿カバー本体については内部のみ示してある。この実施
例では、原稿押圧送りベルトの無端状の内部に設ける着
磁可能な材質より成る押圧部材として原稿押圧送りベル
トの裏面に接触し押圧しながら回転する押さえローラを
用いた例である。
【0035】自動原稿送り装置1は複写機本体100の
上面に後部を支点に開閉自在に装着されている。自動原
稿送り装置1は原稿カバー本体2、原稿給紙部3、原稿
給紙台4などから構成され、原稿カバー本体2の内部に
はベルト駆動ローラ6、駆動シャフト7、従動ローラ8
が設けられ、ベルト駆動ローラ6と従動ローラ8に無端
状の原稿押圧送りベルト9が張架されている。ベルト駆
動ローラ6は駆動シャフト7に固定されていて、この駆
動シャフト7の一端には駆動モータ5が挿入固定されて
いる。駆動モータ5が回転すると駆動シャフト7を介し
てベルト駆動ローラ6に回転運動が伝達され、原稿押圧
送りベルト9が回転する。原稿押圧送りベルト9の内側
には着磁可能な材質より構成され、原稿カバー本体フレ
ームに水平移動可能に支持せれた押さえローラ55が設
けられている。また、原稿押圧送りベルトの裏面にはコ
ロ57が、その一端にはアーム57aを介してソレノイ
ド56と連結されていて、ソレノイド56のオン・オフ
にてコロ57を上下させ、押さえローラ55が通過する
とき障害とならないようにしている。
【0036】複写機本体100上部原稿台101の下方
に配設される光学装置の走査部材15にはガラス面側に
電磁石17が取り付けられ、走査部材15が原稿を走査
するときのみ通電し磁力が発生するようになっている。
従って、この電磁石17が磁力を発生すると、その上方
にある押さえローラ55は、その電磁石17とともに吸
着しながら回転移動する。
【0037】つぎに原稿給紙動作を説明する。
【0038】原稿が原稿給紙台4に載置されコピーボタ
ンが押されると、最上位の原稿が原稿給紙部3内部の図
示せぬ給紙ローラにより原稿押圧送りベルト9まで給紙
される。そしてその原稿は原稿押圧送りベルト9により
原稿台101の所定位置まで搬送され停止しセットされ
る。そし後走査部材が点灯・移動して原稿を走査する。
そのとき走査部材15の上面の電磁石17に電力を送り
磁力を発生させる。押さえローラ55は着磁可能な材質
であるので走査部材15が通過とともに、走査部材15
の方へ引き寄せられ走査部分だけを吸着しながら矢印c
dの方向に回転移動する。これにより、原稿の折り目、
しわ等がコピーされず、さらに複写時のみ、走査部分の
みを引き寄せるだけなので余分に原稿押圧送りベルトを
押圧せず原稿台や原稿押圧ベルトの傷がつきにくく、汚
れ等が軽減される。
【0039】以上のように、色々な実施例が考えること
ができるが、組み合わせや細部の構造など以上の実施例
に限られるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、自動
原稿送り装置の原稿押圧送りベルトに磁石あるいは着磁
可能な材質よりなる部材を設け、複写機本体側にも磁
石、電磁石、あるいは着磁可能部材などを設け、原稿押
圧送りベルトのみを原稿台に押し付けることができる。
したがって自動原稿送り装置全体を原稿台へと押圧する
ことがなくなり、さらに複写機本体の着磁可能部材を走
査部材の移動に合わせて、水平移動あるいは上下動など
させることにより、複写時のみまたは複写部分のみ原稿
台に引きつけることができ、原稿台、原稿押圧送りベル
ト、複写機本体などを傷つけにくく、余分に原稿押圧送
りベルトを押圧せず原稿台や原稿押圧ベルトの傷がつき
にくく、汚れ等が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の第1の発明の1実施例である自動原
稿送り装置の概略図である。
【図2】この出願に係る第1の発明の第2の実施例であ
る自動原稿送り装置の概略図である。
【図3】この出願に係る第1の発明の第3の実施例であ
る自動原稿送り装置の概略図である。
【図4】この出願に係る第2の発明の1実施例である自
動原稿送り装置の概略図である。
【図5】この出願に係る第3の発明の1実施例である自
動原稿送り装置の概略図である。
【図6】この出願に係る第3の発明の別の実施例である
自動原稿送り装置の概略図である。
【符号の説明】
1−自動原稿送り装置 9−原稿押圧送りベルト 10、11、−磁石 12、16−MGキャッチ 15−走査部材 17−電磁石 46−押さえ板 55−押さえローラ 100−複写機本体 101−原稿台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上の原稿を光源を含む走査部材が
    走査する複写機の本体の上面に開閉自在に取り付けら
    れ、可撓性を有する無端の原稿押圧送りベルトにより原
    稿を前記原稿台上の所定の位置に搬送・停止させる自動
    原稿送り装置において、前記原稿押圧送りベルトの裏面
    側部の全周に渡ってゴム状磁石を配設するとともに、前
    記原稿台の前記ゴム状磁石に対向する部分の全部あるい
    は一部に着磁可能部材を、固定あるいは原稿走査時の前
    記走査部材の移動に合わせて連動可能に設けたことを特
    徴とるする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿台上の原稿を光源を含む走査部材が
    走査する複写機の本体の上面に開閉自在に取り付けら
    れ、可撓性を有する無端の原稿押圧送りベルトにより原
    稿を前記原稿台上の所定の位置に搬送・停止させる自動
    原稿送り装置において、前記原稿押圧送りベルトの裏面
    全幅の全周に渡ってゴム状磁石を配設するとともに、前
    記走査部材に着磁可能部材を固定したことを特徴とるす
    る自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 原稿台上の原稿を光源を含む走査部材が
    走査する複写機の本体の上面に開閉自在に取り付けら
    れ、可撓性を有する無端の原稿押圧送りベルトにより原
    稿を前記原稿台上の所定の位置に搬送・停止させる自動
    原稿送り装置において、前記走査部材に電磁石を固定す
    るとともに、前記原稿押圧送りベルトの無端状の内部に
    着磁可能な材質より構成され、前記走査部材の移動に合
    わせて連動可能な押圧部材を設けたことを特徴とする自
    動原稿送り装置。
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