JPS6021341Y2 - 歯形ベルトとスプロケツトの防塵構造 - Google Patents
歯形ベルトとスプロケツトの防塵構造Info
- Publication number
- JPS6021341Y2 JPS6021341Y2 JP2961379U JP2961379U JPS6021341Y2 JP S6021341 Y2 JPS6021341 Y2 JP S6021341Y2 JP 2961379 U JP2961379 U JP 2961379U JP 2961379 U JP2961379 U JP 2961379U JP S6021341 Y2 JPS6021341 Y2 JP S6021341Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- toothed belt
- dust
- cover
- tooth row
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動2輪車もしくは3輪車などの、駆動ス
プロケットと従動スプロケット間に張設される歯形ベル
トと、上記従動スプロケットとの防塵構造に関するもの
である。
プロケットと従動スプロケット間に張設される歯形ベル
トと、上記従動スプロケットとの防塵構造に関するもの
である。
自動2輪車もしくは3輪車などの駆動力伝達手段として
、駆動スプロケットと従動スプロケットの間に張設され
る鋼製のチェ7の代えて、合成樹脂製の歯形ベルトを用
いることが考えられている。
、駆動スプロケットと従動スプロケットの間に張設され
る鋼製のチェ7の代えて、合成樹脂製の歯形ベルトを用
いることが考えられている。
これは、鋼製にチェ7を用いるのと比較して、騒音が小
さい上、注油の必要がなく、そのために歯形ベルトやス
プロケットを清浄に保つことができ、保守点検に勝るな
どの利点があるからである。
さい上、注油の必要がなく、そのために歯形ベルトやス
プロケットを清浄に保つことができ、保守点検に勝るな
どの利点があるからである。
ところが、上記の歯形ベルトは、鋼製のチェ7に比べて
幅広であり、かつ連続の帯状である構成上、歯形ベルト
の歯面に塵埃が付着し易く、そのため、付着した塵埃が
歯形ベルトとスプロケットとの間に侵入して、材質的に
歯形ベルトよりも弾性が小さいスプロケットを著しく摩
耗させる欠点がある。
幅広であり、かつ連続の帯状である構成上、歯形ベルト
の歯面に塵埃が付着し易く、そのため、付着した塵埃が
歯形ベルトとスプロケットとの間に侵入して、材質的に
歯形ベルトよりも弾性が小さいスプロケットを著しく摩
耗させる欠点がある。
上記の欠点を解消するために、スプロケットと歯形ベル
トを全体的にカバーで被包することが考えられるけれど
も、このような構成では、カバー自体の重量が増し、し
かも製作コストが高くなるなどの問題がある。
トを全体的にカバーで被包することが考えられるけれど
も、このような構成では、カバー自体の重量が増し、し
かも製作コストが高くなるなどの問題がある。
この考案は、上記の問題を解決して、防塵効果をあげる
ことができる防塵構造を提供することを目的とす、る。
ことができる防塵構造を提供することを目的とす、る。
以下、この考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図において、11は自動2輪車の車体フレーム、1
2はスイングアームを示し、13はフートレスト、14
は後輪である。
2はスイングアームを示し、13はフートレスト、14
は後輪である。
駆動スプロケット15と従動スプロケット16は、軽量
化のために、アルミ合金をもって形成されており、これ
ら両スプロケット15.16の間に、たとえばポリウレ
タン樹脂を素材として底型された歯形ベルト17が張設
され、歯形ベルト17の内面に形成した歯列18と両ス
プロケット15.16の円周に形成した歯列19が噛合
して、駆動スプロケット15の駆動力を従動スプロケッ
ト16へ伝達するように構成されている。
化のために、アルミ合金をもって形成されており、これ
ら両スプロケット15.16の間に、たとえばポリウレ
タン樹脂を素材として底型された歯形ベルト17が張設
され、歯形ベルト17の内面に形成した歯列18と両ス
プロケット15.16の円周に形成した歯列19が噛合
して、駆動スプロケット15の駆動力を従動スプロケッ
ト16へ伝達するように構成されている。
歯形ベルト17の上側走行部17aに対応して合成樹脂
製の安全カバー20が設けられ、下側走行部17bに対
応して合成樹脂製の防塵カバー21が設けられている。
製の安全カバー20が設けられ、下側走行部17bに対
応して合成樹脂製の防塵カバー21が設けられている。
そして、これら両力バー20.21の一端は、それぞれ
スイングアーム12に固定された支持棒22の両端に連
結して固定されている。
スイングアーム12に固定された支持棒22の両端に連
結して固定されている。
第2図に示すように、安全カバー20は横断面形状門形
を呈して、歯形ベルト17の上面と両側部を被包してお
り、走行時において後部シート(図示せず)に跨る同乗
者の下肢やスラックスなどの着衣が、歯形ベルトと接触
することを防止して安全性を高めている。
を呈して、歯形ベルト17の上面と両側部を被包してお
り、走行時において後部シート(図示せず)に跨る同乗
者の下肢やスラックスなどの着衣が、歯形ベルトと接触
することを防止して安全性を高めている。
防塵カバー21は、たとえば天板23と、この天板23
の両端を下方へ折曲して形成した両側壁24.24およ
び、両側壁24.24の下端を内側へ折曲して小間隙2
5を存して対向的に形成した底板26,26とからなる
横断面はぼ生角形のものであり、上記天板23と両側壁
24.24および底板26,26によって、歯形ベルト
17の横断方向のはS゛全周トンネル状に囲繞して、下
側走行部17bの歯列18の歯面上に塵埃が付着するこ
とを防止している。
の両端を下方へ折曲して形成した両側壁24.24およ
び、両側壁24.24の下端を内側へ折曲して小間隙2
5を存して対向的に形成した底板26,26とからなる
横断面はぼ生角形のものであり、上記天板23と両側壁
24.24および底板26,26によって、歯形ベルト
17の横断方向のはS゛全周トンネル状に囲繞して、下
側走行部17bの歯列18の歯面上に塵埃が付着するこ
とを防止している。
ここで、上記歯列18の歯面上に塵埃が付着するのを防
止するためには、上記防塵カバー21で少なくとも下側
走行部17bの上面および両側面を覆う必要があり、し
たがって、少なくとも上記天板23および両側壁24は
必要である。
止するためには、上記防塵カバー21で少なくとも下側
走行部17bの上面および両側面を覆う必要があり、し
たがって、少なくとも上記天板23および両側壁24は
必要である。
また、防塵カバー21を第2図に示す実線の状態に設定
する場合は、仮想線で示すように、底板26,26と両
側壁24.24を外側へ開放して小間隙25を拡開させ
、しかる後弾性復帰させればよい。
する場合は、仮想線で示すように、底板26,26と両
側壁24.24を外側へ開放して小間隙25を拡開させ
、しかる後弾性復帰させればよい。
第1図において、27は脅威樹脂製のスプロケットカバ
ーであり、第3図にも示しているように、従動スプロケ
ット16の開放歯列19a1つまり歯形ベルト17と噛
合していない歯列前側に対応して設定されており、その
中央部28はスイングアーム12に固定され、両端部は
上記安全カバー20と防塵カバー21の他端部に連結さ
れている。
ーであり、第3図にも示しているように、従動スプロケ
ット16の開放歯列19a1つまり歯形ベルト17と噛
合していない歯列前側に対応して設定されており、その
中央部28はスイングアーム12に固定され、両端部は
上記安全カバー20と防塵カバー21の他端部に連結さ
れている。
29はスイングアーム支軸である。
上記構成において、走行中に後輪14でかき上げられた
砂や泥は、リヤフェンダに衝突し、下方や後方に飛散す
るので、特に歯形ベルト17の下側走行部17bの上面
(歯面)と、従動スプロケット16の開放歯列前側に付
着し易い。
砂や泥は、リヤフェンダに衝突し、下方や後方に飛散す
るので、特に歯形ベルト17の下側走行部17bの上面
(歯面)と、従動スプロケット16の開放歯列前側に付
着し易い。
そこで、歯形ベルト17の歯列18における最も塵埃が
付着し易い部分、つまり歯列18が上向きに走行する下
側部17bを、防塵カバー21でトンネル状に囲繞して
いるから、歯列18に対する塵埃の付着を十分に防止し
得て、歯形ベルト17の歯列18と従動スプロケット1
6の歯列19との間に塵埃が浸入するのを阻止すること
ができる。
付着し易い部分、つまり歯列18が上向きに走行する下
側部17bを、防塵カバー21でトンネル状に囲繞して
いるから、歯列18に対する塵埃の付着を十分に防止し
得て、歯形ベルト17の歯列18と従動スプロケット1
6の歯列19との間に塵埃が浸入するのを阻止すること
ができる。
さらに、従動スプロケット16の開放歯列19aの前側
に対応して、スプロケットカバー27が設定されている
から、従動スプロケット16の歯列19に直接塵埃が付
着するようなことがなく、上記の両力バー21.27に
よって塵埃の浸入とこれに伴う歯列19の摩耗が阻止さ
れる。
に対応して、スプロケットカバー27が設定されている
から、従動スプロケット16の歯列19に直接塵埃が付
着するようなことがなく、上記の両力バー21.27に
よって塵埃の浸入とこれに伴う歯列19の摩耗が阻止さ
れる。
また、上記両力バー21.27は、歯形ベルト17およ
び従動スプロケット16の特定部分に対してのみ設けら
れており、両スブロケットト15.16およヒ歯形ベル
ト17の全体を覆うものではないから、それだけ構造が
簡略化されるとともに、軽量化およびコストダウンが実
現される。
び従動スプロケット16の特定部分に対してのみ設けら
れており、両スブロケットト15.16およヒ歯形ベル
ト17の全体を覆うものではないから、それだけ構造が
簡略化されるとともに、軽量化およびコストダウンが実
現される。
さらに、上記両力バー21.27は、スイングアーム1
2に固定されているから、後輪12が上下動しても、防
塵カバー21と歯形ベルト17との相対的な位置関係、
およびスプロケットカバー27と従動スプロケット16
との相対的な位置関係はともに変化しないから、後輪1
4の上下動により両力バー21.27が歯形ベルト17
または従動スプロケット16に接触するおそれはない。
2に固定されているから、後輪12が上下動しても、防
塵カバー21と歯形ベルト17との相対的な位置関係、
およびスプロケットカバー27と従動スプロケット16
との相対的な位置関係はともに変化しないから、後輪1
4の上下動により両力バー21.27が歯形ベルト17
または従動スプロケット16に接触するおそれはない。
第4a図と第4b図は、共にポリウレタン樹脂製の歯形
ベルトと、表面処理を施されていないアルミ合金製のス
プロケットを用いて、悪路300krn走行の前後にお
けるスプロケットの歯体29の歯形を実測して図示した
ものであり、第4a図は防塵構造を具備していない従来
例の摩耗度を、第4b図はこの考案に係る防塵構造を具
備している場合の摩耗度をそれぞれ破線で表わしている
。
ベルトと、表面処理を施されていないアルミ合金製のス
プロケットを用いて、悪路300krn走行の前後にお
けるスプロケットの歯体29の歯形を実測して図示した
ものであり、第4a図は防塵構造を具備していない従来
例の摩耗度を、第4b図はこの考案に係る防塵構造を具
備している場合の摩耗度をそれぞれ破線で表わしている
。
同図において明らかなように、従来例では歯形の摩耗が
著しいけれど、この考案に係る防塵構造を具備している
ものは、摩耗がきわめて少ない。
著しいけれど、この考案に係る防塵構造を具備している
ものは、摩耗がきわめて少ない。
第1図はこの考案に係る防塵構造を具備した駆動部分の
の側面図、第2図は第1図における2−2線断面図、第
3図は同3−3線断面図、第4a図および第4b図はこ
の考案の効果を示すスプロケラトの歯体の歯形図である
。 12・・・・・・スイングアーム、14・・・・・・後
輪、15・・・・・・駆動スプロケット、16・・・・
・・従動スプロケット、17・・・・・・歯形ベルト、
17a・・・・・・下側走行部、19a・・・・・・開
放歯列、21・・・・・・防塵カバー27・・・・・・
スプロケットカバー。
の側面図、第2図は第1図における2−2線断面図、第
3図は同3−3線断面図、第4a図および第4b図はこ
の考案の効果を示すスプロケラトの歯体の歯形図である
。 12・・・・・・スイングアーム、14・・・・・・後
輪、15・・・・・・駆動スプロケット、16・・・・
・・従動スプロケット、17・・・・・・歯形ベルト、
17a・・・・・・下側走行部、19a・・・・・・開
放歯列、21・・・・・・防塵カバー27・・・・・・
スプロケットカバー。
Claims (1)
- 駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に張設され
た歯形ベルトの下側走行部に対応して、少なくともその
上面および両側面を含め、横断方向のほぼ全周を防塵カ
バーでトンネル状に囲繞するとともに、上記従動スプロ
ケットの開放歯列前側にスプロケットカバーを対設させ
、上記防塵カバーおよびスプロケットカバーを、後輪を
支持するスイングアームに固定したことを特徴とする歯
形ベルトとスプロケットの防塵構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2961379U JPS6021341Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 歯形ベルトとスプロケツトの防塵構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2961379U JPS6021341Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 歯形ベルトとスプロケツトの防塵構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55130959U JPS55130959U (ja) | 1980-09-16 |
JPS6021341Y2 true JPS6021341Y2 (ja) | 1985-06-25 |
Family
ID=28877713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2961379U Expired JPS6021341Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 歯形ベルトとスプロケツトの防塵構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021341Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-07 JP JP2961379U patent/JPS6021341Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55130959U (ja) | 1980-09-16 |
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