JPS60213138A - パ−ソナル無線システムにおける個別呼出し受令機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、パーソナル無線システムで使用する個別呼出
し受令機に関する。

従来技術と問題点 個人が受令機を携帯することによりその個人に対する呼
出しがかかる無線式の個別呼出しシステムで現在運用中
のものには、電電公社のポケットベルシステムと私設の
微電界システムがある。ところが、ポケットベルシステ
ムはサービスエリアが広いが有料であり、しかもメッセ
イジを送れない難点があり、またＦＭワイヤレスマイク
の原理を利用した微電界システムは無料であるがサービ
スエリアが狭い（１００ｍ程度）欠点がある。

発明の目的 本発明は、パーソナル無線システムを利用することでサ
ービスエリアが比較的広く　（２〜３Ｋｍ）、しかも利
用料金を必要とせず、さらにはメッセイジを送ることも
できる個別呼出しシステムを実現しようとするものであ
る。

発明の構成 本発明は、パーソナル無線システムの制御チャンネルを
受信可能な受信部と、該制御チャンネルで受信した群番
号が自己の群番号であるか否かを照合する群番号照合部
および該群番号に続く他の群番号からメッセイジの種類
を判別する制御部と、該群番号照合部で一致検出された
とき個別呼出し用の報知をなす報知部と、該制御部によ
って判別された種類のメッセイジを増幅して拡声する音
声増幅部およびスピーカとを備え、該メソセイジは受令
機側の音声合成音発生部から発生される定型のメッセイ
ジまたは前記受信部の受信チャンネルを指定の音声チャ
ンネルに切換えて得られる送信側からの非定型のメッセ
イジであることを特徴とするが、以下図示の実施例を参
照しながらこれを詳細に説明する。

発明の実施例 第４図は本発明の一実施例を示す受令機のブロック図で
、１はアンテナ、２は受信部、３はＭＳＫ（ミニマム・
シフト・キーイング）復調部、４は群番号照合および制
御部（以下、単に制御部という）、５は音声増幅部、６
はスピーカで、これらは一般的なパーソナル無線機の受
信系統を構成する。この他、報知部７はランプまたは警
報音により呼出しを報知し、また音声合成音発生部８は
定型のメソセイジ音声を合成する。受信部２は待機時に
呼出（制御）チャンネルの電波を受信し、それを増幅し
た後中間周波信号に変換する。ＭＳＫ復開部３はこれを
復調してベースバンド帯域におとし、制御部４ばその復
調信号の中力゛１ら群番号を検出する。受信部２が制御
部４からの周波数切換信号を受けて通話チャンネルに上
がると、該チャンネルの音声信号を音声増幅部５へ与え
る。この場合、呼出し側（送信側）は通常のパーソナル
無線機である。

第２図および第３図は群番号を３組使用する場合のタイ
ムチャートおよびフローチャートである。

送信側から最初に送出される群番号■は個別呼出し用で
あることを示すコマンドで、これにより一般の交信と区
別する。次の群番号Ｈは個別呼出し番号で、この番号と
同じ群番号を有する受令機だけが呼出される。３番目の
群番号■はスピーカ６から送出されるメッセイジの種類
を選択するためのものである。

次に第３図を参照しながら第１図の動作を説明する。先
ず受令機の電源をオンにすると受信部２は制御チャンネ
ルでの待機状態になる。そして、成る群番号を受信した
ら制御部４はそれが個別呼出しコマンドであるか否かを
判断する。否（Ｎｏ）であれば他の無線機による交信用
であるので何もせず、更に制御チャンネルでの受信を継
続する。

しかし、個別呼出しコマンドであれば（ＹＥＳ）、次の
群番号を続けて受信し、それが自局の個別呼出し番号で
あるかを判断する。ＮＯであれば他の受令機に対する呼
出しであるが、ＹＥＳであれば自局が呼び出されたので
どのようなメッセイジを出すべきかを次の（３番目の）
群番号で判断する。

この３番目の群番号が自動メッセイジを指示している場
合には報知部７から報知音を送出し、その後音声合成音
送出部８から指定された番号の定型メッセイジ（例えば
「家へお帰り下さい」「自宅へ電話して下さい」等）を
送出し、増幅部５で増幅してスピーカ６から出力する。

これに対し３番目の群番号がマニュアルメソセイジを指
定している場合には、制御部４は受信部２に周波数切換
信号を送出して送信側が希望する通話チャンネル（３番
目の群番号が指定する）に移行した後、報知部７を駆動
して報知音を送出する。この後は送信側から生の音声信
号による非定型のマニュアルメッセイジが受信できるの
で、それを増幅部５で増幅してスピーカ６から出力する
。そして、このメソセイジ受信が終了したら通話チャン
ネルの電波を断ち、再び制御チャンネルに戻る。

上述した実施例は受令機として比較的高級な内容を備え
るものであるが、更に群番号■、■を含む第１の群番号
群と群番号■を含む第２の群番号群という捉え方をして
もよい。この場合、第１の群番号群の複数（３以上でも
可）の群番号の組合せが個別呼出し信号になり、群番号
の組数が多いほど誤呼出しの確率は低下する。一方、第
２の群番号群の複数の群番号は全てメソセイジ選択信号
となり、１回の受令で２以上の定型または非定型との組
合せメッセイジを送出できる。

また上記とは逆に機能を減少させることもできる。例え
ば、音声合成音発生部８を省略し、メソセイジはマニヱ
アル式だけにする方式である。或いは音声合成音発生部
８は残し、マニュアルメッセイジ機能を省略してしまう
方式である。この場合には音声チャンネルは不要となる
ので、受信部２は常に制御チャンネルだけを受信してい
ればよく、その分構成が簡単になる。また群番号列の最
も簡単なものは、１つの個別呼出し用と１つのメッセイ
ジ選択用が所定の時間内にこの順序で受信できるフォー
マットである。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、既存のパーソナル無
線システムを利用するだけで比較的広範囲に且つ無料の
個別呼出しシステムを実現でき、またメッセイジも送る
ことができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
群番号の使用例を示すタイムチャート、第３図は受令処
理の一例を示すフローチャートである。 図中、１はアンテナ、２は受信部、３はＭＳＫ復調部、
４は群番号照合および制御部、５は音声増幅部、６はス
ピーカ、７は報知部、８は音声合成音発生部である。 出　願　人　富士通テン株式会社 代理人弁理士　青　柳　稔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パーソナル無線システムの制御チャンネルを受信可能な
   受信部と、該制御チャンネルで受信した群番号が自己の
   群番号であるか否かを照合する群番号照合部および咳群
   番号に続く他の群番号からメッセイジの種類を判別する
   制御部と、該群番号照合部で一致検出されたとき個別呼
   出し用の報知をなす報知部と、該制御部によって判別さ
   れた種類のメッセイジを増幅して拡声する音声増幅部お
   よびスピーカとを備え、該メソセイジは受令機側の音声
   合成音発生部から発生される定型のメッセイジまたは前
   記受信部の受信チャンネルを指定の音声チャンネルに切
   換えて得られる送信側からの非定型のメソセイジである
   ことを特徴とする、パーソナル無線システムにおける個
   別呼出し受令機。