JPS60212840A - 情報担体ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の第１」用分野 本発明は光デイスク記録再生装置（で用いられる円盤状
基板を少なくとも２枚貼り合わせた情報相体ディスクの
構造（−関するものであるー。

従来例の構成とその問題点 従来より円盤状の透明基板の一方の面（て未記録の記録
媒体層、あるいはあらかじめ所定の情報信号を記録した
凹凸ビット等の情報媒体層を設けたものを、前記情報媒
体層を設けた面が互い（／！ｌ：対向するようにあるい
は単（て保護基板を前記清報媒体層に対向するように貼
り合わせてディスクを形成し、レーザ光によって・清報
の記９再生あるいは再生を行なう装置が開発されている
っ これらのディスク（でおける透明基板とじて、アクリル
やポリカーボネイト樹脂等の樹脂材料全使用した場合、
樹脂材料は湿度、温度の変化によってンリ変形を生じる
性質を持っている。このため２枚貼り合わせたディスク
は使用時の湿度、温度の変化に対して２枚の基板の間で
ひずみが発生しており、長期間の湿度、温度の変化の繰
り返しあるいは運搬時等の急激な湿度、温度の変化によ
ってはがれが発生しやすい欠点がある。このはがれは特
にセンタ穴端面部および外周端面部から発生しやすい傾
向がある。また透明基板としてガラス板を貼り合わせた
ディスクでは落下等の衝撃によって割れあるいははがれ
が発生しやすく、このはがれは樹脂材料を使用したディ
スクと同様にセンタ穴端面部および外周端面部から発生
しやすい欠点がある。

従来のディスク構造としては、第１図に示すようにディ
スク基板１の一方の面にレーザ光案内用のトラック溝２
を形成する紫外線重合型樹脂層３を設け、さらに記録媒
体層４を形成している。この記録媒体層４を保護するた
め接着層５を介して保護基板６を貼り合わせた構造であ
った。このディスク基板１と保護基板６を貼り合わせる
時、接着層６はセンタ穴端面部７および外周端面部８か
ら一点鎖線９，１ｏに示すように不規則にはみ出すため
、貼り合わせ後仕上げ加工を行なって第１図のような構
造を得ている。しかしこのような構造の場合、前述した
ようにセンタ穴端面部７および外周端面部８からはがれ
が発生しやすい傾向があり、一度はがれが始まるとそこ
から急速にはがれが進行し記録した情報を消滅する危険
性があった。

発明の目的 本発明は上記欠点を除去しようとするものであり、はが
れの発生しやすい十７タ穴端面部および外周端面部の機
械的強度を向上させ、貼り合わせ端面からはがれの生じ
ないような情報相体ディスクを得ることを目的とするも
のであろう発明の構成 本発明は情報媒体層を有するディスク基板を少なくとも
一枚含む複数枚の基板の全面全貼り合わせてディスクを
構成し、この複数枚の基板を接着剤を用いて貼り合わせ
る時にあふれ出る接着剤を所定の形状に成形して硬化さ
せることにより、前記テ仁スクの貼り合わせ境界を含む
端面を貼り合わせ接着剤で覆うと同時に、七／り穴にあ
ふれ出た貼り合わせ接着剤をディスクの七ツタ穴の内壁
として利用した情報相体ディスクである。

実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第２図は本発明の一実施例における情報相体ディスクの
一部切欠断正面図である。第２図においてディスク基板
１．トラック溝２．紫外線重合型樹脂層３．記録媒体層
４．接着層５．保護基板６．センタ大端面部７．外周端
面部８は第１図に示す従来例と同様でディスクを構成し
ており同一番号で示している。１１はディスクのセンタ
穴端面部７にあふれ出た接着剤で、センタ穴端面部７を
覆いその内壁１２は全周にわたって平滑な形状で構成さ
れている。１３はディスクの外周端面部８にあふれ出た
接着剤でセンタ穴部と同様に外周端面部８の全周を覆う
ように構成されている。

第２図の構成においてセフタ穴接着剤１１の内壁１２は
平滑な形状であるだめ、この内壁１２をディスクの七ツ
タ穴として使用できるものである、すなわち七／り穴接
着剤１１全接着層６と同時に硬化させる時、その形状を
規制することにより２枚の基板の端面の全周を接着し、
貼り合わせ強要を向上させる効果と同時（てセフタ穴接
着剤１１の内壁１２にディスクのセンタ穴としての機能
ももつものである。特にディスクのセンタ穴として形成
する時、その効果を発揮するものである。すなわちレー
ザ光案内用のトラック溝あるいはあらかじめ記録された
信号ビット等とディスクの回転中上・となるセンタ穴の
同心積度は高悄度である程、記録再生あるいは再生特性
の向上、検索時間の短縮化がはかれるものであるが、こ
の同心積度を高精度に且つ安定に生産することには限度
があるｔこめ例えば２枚の基板を貼り合わせた後、トラ
ック溝等を基準にセンタ穴の仕上げ加工を行なっている
のが現状である。このセンタ穴接着削１１（でよってセ
ンタ穴を形成する方法ではディスクのもとのセンタ穴７
とトラック溝等の同心精度はあまり問題にしなぐてよく
、センタ穴接着剤１１を硬化させる時トラック溝等と同
心になるように硬化させることによって、２枚の基板の
貼り合わせと同時にトラック溝等と同心精度のよいセン
タ穴を得られるものである。外周部接着剤１３も同様に
接着層６の硬化と同時にその形態を規制して硬化させる
ことにより、外周端面部８の全周に接着され２枚の基板
の貼り合わせ強度を向上させるものである。尚外周部接
着剤１３の形状は角形である必要はなく丸形あるいは台
形等の形状でも同様な効果を得られるものである。この
センタ穴接着剤１１および外周部接着剤１３の厚さは薄
すぎれば貼り合わせ強度の向上にあまり効果がなく、逆
に極端に厚くする必要もなく１屑Ｊ＋程度の厚さが適当
であった。

第３図は本発明の他の実施例における情報担体ディスク
の一部切欠断正面図である。第３図に示すように七ツタ
穴端面部了および外周端面部８のディスク基板１から保
護基板６にかけて凹溝部１４を設け、それぞれセンタ穴
接着剤１１．外周端接着剤１３を充填して構成している
。

第３図の構成においてそれぞれの凹溝部１４はディスク
基板１と保護基板らにあらかじめ凹溝部１４に相当する
段差を設けておいて貼り合わせたものであり、センタ穴
接着剤１１．タ１周端接着剤１３が凹溝部１４に埋め込
まれると同時に七／タ穴、外周のそれぞれの端面の全周
に形成されているため更に強力な接着力を得られるもの
でおる。

第４図は本発明の他の実施例における情報相体ディスク
の一部切欠断正面図である。第４図に示すように第３図
の実施例と同様（て凹溝部１４を設け、この凹溝部１４
のみに七／り穴接着剤１１を充填して構成している。

第４図の構成においてディスク基板１と保護基板６の貼
り合わせ接着層５の接着剤はセンタ穴にあふれ出るが、
このあふれ出る状態をディスクのセンタ穴子と同一面に
なるように規制したものである。第４図ではセンタ穴部
のみの構成を示したが外周端部も同様の構成にすること
は可能であり、逆に外周端部のみを第２図の如き構成す
ることも可能なものである。

第６図は本発明の他の実施例における情報担体ディスク
の断正面図である。第５図に示すように第３図、第４図
と同様に凹溝部１４を設はセンタ穴接着剤１１を充填し
ているが、この凹溝部１４を保護基板６にのみ設けて凹
溝部のないディスク基板１と貼り合わせて構成している
。

第６図の構成ではディスク基板１として凹溝加工の困難
な材質、例えばガラス基板を使用した場合に適用できる
ものであり、効果および組み合わせの構成は前述したも
のと同じである。

第６図は本発明の他の実施例における情報担体ディスク
の一部切欠断正面図である。第６図に示すようにディス
クのセンタ穴端面７および外周端面８に２枚の基板を貼
り合わせる接着層５とは別の被膜層１５．１６を形成し
ている。

第６図の構成においてセンタ穴の被膜層１６は第２図、
第３図の実施例と同様、センタ穴の端面の全周を覆って
貼り合わせ強度を向上させると同時にその内壁１７はデ
ィスクのセンタ穴を構成している。外周端の破膜層１６
も同様に端面全周を覆って貼り合わせ強度を向上させて
いる。この被膜層１５．１８はディスク基板１と保護基
板６を貼り合わせた後、その硬化状態を規制して形成し
たもので接着層５と同一の接着剤を用いてもよく。

また別の更に強力な硬化剤、例えば特開昭５６−２２３
６４号明細書、特開昭５６−１３５５２６号明細書の組
成分からなる硬質被膜材料を用いてもよいものである。

また２枚の基板を貼り合わせ後、第３図に示すように凹
溝部を設けて被膜層１６゜１６を形成することももちろ
ん可能であるー。

第７図は第２図で示した本発明のセンタ穴部にあふれ出
た接着剤の硬化状態を規制した形成法を示すだめの一部
切欠断正面図である。

第７図において１８はセンタ穴接着剤１１で形成するセ
ンタ穴の内壁１２に相当する径を有した段付ボスで、段
付ボス１８の段差部１９にディスク基板１を装着し、デ
ィスク基板のトラック溝２と段付ボス１８の心合わせを
行なった後、保護基板６を接着剤を用いて貼り合わせる
ことによってセンタ穴にあふれ出た未硬化の接着剤２ｏ
は段付ボス１８との間に充填されこの状態で硬化させる
ことによってセンタ穴接着剤１１を形成するものである
。センタ穴接着剤１１を形成後段付ボス１８を抜き取る
ことによってセンタ穴の内壁１２を構成したセンタ穴接
着剤を得るものである。この段付ボス１８は接着剤ある
いは硬質材料が接着しない材料１例えば四ふっ化樹、指
で構成している。また外周端の接着剤の形成も同様の方
法で得ることが可能なものである。

尚、以上の実施例では紫外線重合型樹脂でレーザ光案内
用のトラック溝を形成し１円盤状基板の一方の面のみに
記録媒体層を設けた構造の記録再生用の光ディスクを示
したが、トラック溝を射出成形等によってディスク基板
と一体的に成形した光ディスクあるいは両方の円盤状基
板に記録媒体層を有し、互いに対向させて貼り合わせた
構造の元ディスクはもちろん、所定の情報信号を凹凸ピ
ットとして記録した再生専用の光デイスク等２枚貼り合
わせ構造の光ディスクに適用できるものである。両方の
円盤状基板に記録媒体層を設けた場合、一方が他方の保
護基板になるものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば最もはがれの発生しやすい
貼り合わせ境界部の端面を、２枚の基板を貼り合わせる
接着剤をあふれ出させて、その形態を規制して貼り合わ
せ境界部の端面の全周を覆うことによって、はがれが発
生しにくく長期にわたって信頼性のあるディスクを得る
ことができるものである。またセフタ穴部接着剤の内壁
でセンタ穴を構成することにより、ディスクのトラック
溝等に対して同心精度のよい七／り穴全得られる等、従
来後処理の必要であったあふれ出た接着剤を利用した実
用的なディスクを得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例における情報担体ディスクの断正面図、
第２図は本発明の一実施例における情報担体ディスクの
断正面図、第３図、第４図、第５図１第６図は本発明の
他の実施例における情報相体ディスクの一部切欠断正面
図、第７図は第２図の情報相体ディスクにおける接着剤
の形成法を示すための一部切欠断正面図である。 １・・・・・・ディスク基板、５・・・・・・接着層、
６　・・・保護基板、１１・・・・・・センタ穴接着剤
、１３・・・・・・外周端接着剤。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名実　
１　図 第２図 一つ 寸　−一 の 亦　法 ΦＮ 派　截

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）情報媒体層を有するディスク基板を少なくとも一
   枚含む複数枚の基板の全面を貼り合わせてディスクを構
   成し、このディスクの貼り合わせ境界を含む端面を前記
   複数枚の基板を貼り合わせる接着剤で覆った情報担体デ
   ィスク。 ＠）ディスクのセンタ穴および外周の接着剤を硬化時に
   所定の形状に成形し、この接着剤の表面によってディス
   クの内外壁を構成した特許請求の範囲第１項記載の情報
   担体ディスク。 （３）ディスクの端面の貼り合わせ境界を含む部分の少
   なくとも片方の基板に凹溝部を形成し、こ担体ディスク
   。 （４）情報媒体Ｉｎ有するディスク基板を少なくとも一
   枚含む複数枚の基板の全面を貼り合わせてディスクを構
   成し、このデススフの七／り穴の貼り合わせ境界を含む
   端面を硬質破膜層で覆いその硬質被膜層の表面によって
   ディスクの内壁を構成した情報担体ディスク。