JPS60212684A - スクリユ・ロ−タ - Google Patents

スクリユ・ロ−タ

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JPS60212684A
JPS60212684A JP59069699A JP6969984A JPS60212684A JP S60212684 A JPS60212684 A JP S60212684A JP 59069699 A JP59069699 A JP 59069699A JP 6969984 A JP6969984 A JP 6969984A JP S60212684 A JPS60212684 A JP S60212684A
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rotor
tooth profile
curve
point
center
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Masanori Tanaka
田中 政則
Atsushi Maehara
前原 厚志
Junichi Kanai
潤一 金井
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Hokuetsu Industries Co Ltd
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Hokuetsu Industries Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/082Details specially related to intermeshing engagement type pumps
    • F04C18/084Toothed wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/14Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
    • F04C18/16Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、可圧縮性流体を圧縮し、または膨張させなが
ら移送するスクリュ機械に使用される一対のスクリュ・
ロータ、特に、その歯形曲線に関する。
従来技術 一般に可圧縮性流体の圧縮機等に使用される非対称歯形
を有するスクリュ・ロータは、その歯形の主要部分をロ
ータのピッチ円の外側に有するおすロータと、主要部分
をロータのピッチ円の内側に有するめすロータとの組合
わせからなり、通常。
蝮数枚の歯数を備えたおすロータと、その歯数よりも若
干多い歯数を有するめすロータとを噛合わせ、おすロー
タの歯先円直径と、めすロータのピッチ円直径とが、は
ぼ等しくなるように設定されている。
このタイプの一対のスクリュ・ロータを軸心が互に平行
で1、その直径が、それぞれのロータの外径に等しい二
つの円筒空間で、その軸心間の距離が相互の半径の和よ
りも短かく、また、軸方向の長さがロータの軸方向長さ
と同一な空間を有するケーシング内に回動自在に収めて
、その両開口端を端板で塞ぐと共に、その所要個所に、
それぞれ流体の吸込口および吐出「1を穿設することに
より、スクリュ圧縮機もしくは膨張機が構成されている
〔第3(a)図および第3 (11j図参照〕。
上記装置を圧縮機として使用する場合には、図で、めす
ロータは反時計方向に、おすロータは時計方向に、それ
ぞれ回転させることになるが、この際の、めすロータの
歯形曲線について云えば、その歯溝な形成する曲線中、
回転方向前側の曲線を前進側歯形、回転方向後側の曲線
を追従側歯形と呼び、おすロータの歯形を形成する曲線
についても、同様、その回転方向前側の曲線を前進側歯
形、回転方向後側の曲線を追従側歯形と称することにす
る。
前記装置を膨張機として使用するときには、それぞれの
曲線の呼び名が反対になるけれども、本発明明細書9図
面中の説明では、歯形曲線に関する名称は、すべての場
合にわたって上記定義に従って解説する。
第1(a)図および第1(b)図は、前記スクリュ・ロ
ータの回転軸に直角な平面によってロータを切断したと
きにみられる各歯形曲線、すなわち、各ロータの長手軸
端面におけるスクリュ・ロータの歯形の噛合わせ状態を
示すもので、第1(a)図は、めすロータ歯形追従側歯
先曲線と、おすロータ歯形の追従側歯先曲線とが接触し
始めた直後の両ロータの歯形の位相を表わしており、そ
れから、おすロータが20°程回転して第1(b)図示
の位相、すなわち、おすロータの歯形曲線の最高部とめ
すロータ南形溝の最深部とが対向する状態を経て回転す
る。
上記歯形曲線は、従来から、本出願人が実施している歯
形(実公昭54−25552号公報参照)であり、その
特徴は、次のとおりである。
すなわち、図中、1は、おすロータ、スは、おすロータ
1に噛合う、めすロータで、これらのロータ1.スは、
それぞれ回転中心(ピッチ円中心)3.4を中心にして
、ケーシング(図示してない)内を、矢印方向に回転す
ることにより、流体圧縮機としての作用を奏する。15
および16は、それぞれ、おすロータ1およびめすロー
タスのピッチ円で、その回転中心3および4を結ぶ直線
はピッチ円15および16の接点17.すなわち、ピッ
チ点17を通る。
第1(b)図を参照して、説明の都合上(1)めすロー
タ歯形 (イ)前進側曲線;直線3,4上で、めすロータの歯形
中心最深部の点12より歯形の先端1゜方向に向い、ピ
ッチ点17を中心にしてr、を半径に有する円弧11〜
12と、同円弧の外方部分11〜10の間を、めすロー
タの回転中心4を通り、前記半径t4の円弧11〜12
に接する直11!10〜11とにより形成し、めすロー
タ溝底部の12〜13間の曲線を、めすロータの回転中
心4を中心とし半径r、を有する円弧とし、かつ、歯先
円外径10〜14間を、めす口−タのピッチ円16と一
致させる。
(17)追従側曲線;めすロータの溝の追従側の13〜
14の曲線を、おすロータの歯形上の点8に、Lつて創
成されるエピトコロイド曲線とする。
−に閉曲線を滑かにつないで形成される。
(2)おす1−ュータ歯形 (イ)前進側曲線;おすロータ歯形の中心頂点7から、
歯元側に向う点6に至る間の曲線を、めす、おす両ロー
タのピッチ円15 、16の接点(ピッチ点)17を中
心とし、前記半径r4より回転に必要な間隙量だけ少さ
いr3を半径とする円弧とし、点6から歯元5に至る間
を、めすロータの歯先10〜11間の直線により形成さ
れる包絡線とする。
(ol 追従側曲線;おすロータ歯形の追従側の点7〜
8の間の曲線を、おすロータの回転中心(ピッチ円中心
)3を中心とし半径r1とする円弧どし、点8から歯元
点9に至る曲線を、相対する、めすロータの歯先の点1
4によって創成されるエビサイクロイド曲線とし、歯溝
の底の径の9〜5間を、おすロータのピッチ円15と一
致させることにより、点8を、わじ山に沿った稜線−L
の、めす、おす両ロータの接触線が両「ュータを収容す
るシリンダの圧縮室締切り側交純に到達するJ−う定め
る。また、点8を、各1ュータの回転中心3,4を結ぶ
直線(X :M!+ )から遠く離して形成する3、第
1(b)国手の従来歯形は、以ヒ述べたとおり規定され
ているので、 (イ)作用空間相互のブ「r−ホールを実質−に〇とす
ることができる3、 (ロ)lNb)図示のもので、おす1r−夕山形の点8
をX軸から遠く離して形成しまたことにJ−リ、低圧側
端板と、おす+ュータとめず1ュータとの歯形の接触部
に生じる空間18が、【ュータの回転に伴ない体積膨張
する割合が、後述の、他社使用歯形に比較して少ないた
め、体積膨張に基くバキューム生成作用による動力損失
が少ない。
等々の利点がある反面、F記のような問題点も指摘され
ている。すなわち、 ()9 空間容積が小さい(行程容積が小さい)。
に)めすロータ歯形の溝底部に凹凸があるため、シール
性が良好とは云えず、また、加工時に寸法測定が為し難
い。さらに、カッタのプロ^ フィールも凹凸があり複雑になって加工能率が悪い。
(ホ)歯形の追従側曲線が点創成のため、シール点が摩
耗し易く、シール効果が持続し難い。
(へ) ピッチ円付近での歯形の圧力角が、はぼ0にな
るため精度良く加工することが難しく、加工工具の寿命
も短い。特に、スクリュ・ロータをボブ加工する場合に
、ホブ工具の寿命が短かくなる。
なお、第1(a)図に示す両歯形の初期噛合位相におけ
る接触面18′は、その状態からおすロータ1が約20
°回転した第1(b)図示の位相で空間18のように膨
張するので、この部分にバキューム空間を造成する結果
、それに要する動力を(圧縮操作とは無関係な)消費す
るから、前記空間18の容積は太きくならない方が好ま
しい。上記、特性の歯形は、この体積膨張の割合が、後
述のものに比べて小さくできている。
たとえば、他社使用の従来歯形の一つ、特公昭56−1
7559号公報記載の、ねじロータ機械に用いられたロ
ータの歯形は第2図示のとおりで、図中、第1図と同一
符号を付した構成は、第1図記載のものと同一部月であ
るから、その説明は省略する。なお、第2図の歯形の噛
合い位相は、第1fb)図示と対応している。同図中、 (1) めすロータ歯形 (イ)前進側曲線、28〜29;直線17〜29上の点
36を中心とする半径r′1の円弧、29〜30;ピッ
チ点17を中心とする半径r′2の円弧。
(ロ)追従側曲線、30〜31;おすロータ歯形上の点
23によるエピトコロイド曲線、31〜32;めすロー
タのr11転中心4を通る直線の一部、32〜33;ピ
ッチ円16にに中心を持つ円弧、33〜34;回転中心
4を中心とする円弧。
34−35;ピッチ円16上に中心を持つ円弧。
(2)おすロータ歯形 (イ)前進側曲線、21〜22;めすロータ歯形(直線
17〜29上の点36を中心とした半径r′1の円弧)
による包絡線、22〜23;ピッチ点17を中心とする
半径r′2の円弧。
(ロ)追従側曲線、23〜24;めすロータ歯形上の点
31によるエビトロコイド曲線、24〜25;直線31
〜32による創成曲線、25〜26;ピッチ円15上に
中心を持つ円弧、26〜27;回転中心3を中心とする
円弧、27〜21;ピッチ円15上に中心を持つ円弧。
よりなるが、図示のバキューム空間18の容積は、第1
(b)図示の歯形に比べて、格段と大きなものとなって
いる。
目 的 そこで、本発明は、従来、本出願人が使用している第1
図示の歯形が備える前述の利点を失うことなく、もしく
は本発明技術に基く前述利点の減縮量を可能な限り少な
くして、問題点として挙げられた事項、すなわち、行程
容積を大きくし、シール点の形を変えて摩耗を防+1ニ
し、陵期使用に対し効率低減が生じないようにすると共
に、圧力角を大きくとって歯形の加工精度、工具寿命の
向上を図り、あわせて工具の成形を容易にすることがで
きる新規山形を提供することを目的とする。なお、その
他の目的および効果については、以下に述べる本発明の
詳細な説明中で明らかにする。
構 成 以下に、本発明歯形について、添付図面に示ず一実施例
に基いて説明する。
第3図は、本発明スクリュ・ロータを組込んで構成した
可圧縮性流体の1■縮機を示し、その第3(a)図は、
同(I))図におけるA−A線に沿う側断面図。
第3(b)図は、同(a)図示のB−B線に沿って切断
した横断面図である。図中、1はおすロータで、図示し
てない原動機に連結した回転軸40に31って回転駆動
されると共に、ロータ1に対し軸40ど対称位置に伸び
た支持軸41と協動して、ロータ1を各端板42および
43の輔受部44および45に、回転自在に軸支されて
いる。スは、おすロータ1に噛合う、めすロータで、前
記ロータスも、その各端面に延出する回転軸により、端
板42 、43に回転自在に軸支されている。46は、
−組の相互に噛合ったロータ1および2の外周を囲むケ
ーシングであって、その長手軸方向端面で、それぞれ流
体吸込口47を有する低圧側端板42と、吐出口48を
備えた高圧側端板43とを連結し、ロータ歯、溝面、ケ
ーシング内壁および両端板内壁により、作用空間49を
形成し、かつ区画する。前記作用空間49は、ケーシン
グ内にある作用流体用の低圧通路50および高圧通路5
1にそれぞれ連通する吸込口47および吐出口48を有
する。ケーシング46の断面は、円筒状空間を平行に二
つ並べて、その中心軸間距離が各円筒空間の半径の和よ
りも小さく、したがって両円筒空間は相互に重なる部分
を持ち、雨空間内壁が交叉する個所に稜線52が現われ
る。
めすロータ2は、−条の各らせん溝が回転軸(”長手)
方向に沿い、前記軸回りに通常200°程度捩られた六
個の溝を備え、前記溝は、その大部分がロータ2のピッ
チ円の内側にあり、溝間な区切る歯の高さはピッチ円周
よりもわずかに突出し、また、前記溝形は、はぼ内に凹
の曲線よりなる。
おすロータ1は、通常四条のらせん歯を備えていて、各
画架は回転軸(長手)方向に沿い、回転軸回りに約30
0”の捩りが与えられている。前記画架の歯丈は、一部
間ロータのピッチ円周の内側に伸びるほか、その大部分
は前記ピッチ円の外側に位置し、画架と隣接する南東と
の間には、めすロータ2の歯が入込む溝が設けられてい
て、その歯形断面は大力、外側に凸の曲線よりなる。作
用空間49はV字形に区画され、ロータの回転により低
圧側端板42の吸込口47と前記作用空間との連通が締
切られた後、両ロータの歯形の噛合線の移動(ロータの
回転に伴なう相対的な)に伴ない、前記区画された作用
空間の容積が、締切り時におけるそれに比べて縮小し、
その間に流体が断熱圧縮され高圧、高温になって、やが
て前記作用空間が高圧側端板43に穿設した吐出口48
に連通したとき高圧室511111に吐出する。
その間、ロータ歯、溝面間の噛合い、ケーシング内壁と
の間の摺動面およびロータ端面と端板内側面との間の摺
動面の潤滑および気密保持(シール作用)ならびに可圧
縮性流体の断熱圧縮による温Iffニーに昇を冷やすた
めに、冷却した潤滑油をノズル53を通して作用空間内
に噴射するようにしている。
本発明スクリュ・ロータは上記可圧縮性流体用圧縮機に
使用されるロータの歯形曲線に関する。
第4 (a)、 (1)) 、 (C)図は、本発明ス
クリュ・ロータを各回転軸に直交する平面で切断したと
きに、その切口にみられる歯形曲線を示し、図中、1は
、おすロータ、3は、その回転中心、すなわち、おすロ
ータ歯形のピッチ円15の中心で、おすロータ1は、め
すロータ2と噛合って回転中心3の周りに矢印方向に回
転する。Zは、めすロータ、4は、その回転中心、すな
わち、めすロータ歯形のピッチ円16の中心でもあり、
前記ロータスは、おすロータ1と噛合って、回転中心4
の固りに矢印方向に回転する。17は、ピッチ点で、点
3,17および4は一直線上にあり、ピッチ円15 、
16はピッ点17において外接している。なお、18は
、歯形間に生じるバキューム空間(真空造成空間)であ
る。図示の歯形の噛合い状態は、第4(a)図の位相が
、両ロータの歯溝の噛合いが始まる直前の位置で、両歯
形とケーシング内壁の稜線との間に形成されるブローボ
ールの説明図、第4(b)図は、それから10°位おす
ロータ1が回転して、両ロータの歯形が始めて接触18
′シた(回転方向上流側において)状態、第4(c)図
は、さらに、おすロータが20°程回回転して両歯膨曲
線が最も深く噛合っ−Cいる位相を示し、以下に述べる
山形曲線の説明は、第4(c)図に基いて行t〔う。
第4(c)図を参照して、図中、歯形曲線は、それぞれ
下記の条件により規正されている。なお、Afはアデン
ダム、Dmはデデンダム、歯形曲線上の点A。
はピッチ円15」二の、A、はピッチ円16上の点でも
ある。
(+1 めすロータ歯形 (イ)追従側曲線;歯先から歯底側に向って、fa) 
IT、−A2;おす「I−夕歯形曲線上の点A。
による創成、点A2でA、−B、と接する。
(bl A、−B、 ;ピッチ円16に点A、において
接する直線上であって歯溝の凹形の外側に中心07を有
する半径R7の円弧。
(c)B2−C2;おすロータ歯形曲線の一部である円
弧B、 −C,による包絡線。
(ロ)前進側曲線;歯底から歯先側に沿って、+d+ 
D2−B2 ;直線3−4上であってピッチ円16の外
側に中心0.を有する半径R1の円弧。点E2で曲線E
、−F、に接する。
(e) B2−F、;直線0.−B2の延長線上におい
てOlと反対側に中心02を有する半径R2の円弧。た
だし、歯溝側に対して凸。点F、において曲線F、−G
、に接する。
(r) F2 G2 ;直線0.− F、上であって歯
溝の凹形の外側に中心O8を有する半径R8の円弧。点
G、で、めすロータの外径と接する。
(gl Gt B2 :めすロータの外径(h) c’
を一勇;曲線B2− C,、D、−E、間を、それぞれ
に接する直線または曲線CI、 =DI、で滑らかにつ
ないでもよい。
(2)おすロータ歯形 (イ)追従側曲線;歯元から歯先側に沿って、(J) 
H+ A+ :めすロータ歯形−にの点H,による創成
、点H1で、おすロータ歯底円に接する。
+k) A、−B、 ;めすロータ歯形の一部、円弧A
2−1’(、による包絡線。点B1で、曲線B1−C,
と接する。
(Ql n、−c、 ;直線3−4と点3においてθr
5の角を挾んで交叉するおすロータの回転中心から伸び
る半径線−ヒに中心04を有する短かい半径R4の円弧
。ただし、角θr6は4°がら8°の間で、比較的に大
きく、その結果、中心04は直#3−4に対して遠く離
れた位置にある。点C1で曲線C,−D、と接する。
’rnr C,r)、 ;点3を中心とし半径R1の円
弧で、点D1で曲線r)、 −E、に接する。
(ロ)前進側曲線;歯先から歯元側に向って、in) 
D、−E、 ;めすロータ歯形曲線の一部、円弧D2E
2(近似的にD’2−E、でもよい)による包絡線。点
E1で曲線E、 −F、と接する。
(0) EI Fl ;めすロータ歯形の一部、円弧E
2−F2による包絡線。点F、で曲線F、−G。
に接する。
(p)Fl−ct;めすロータ歯形の一部、円弧F2−
G2による包絡線。点G、でおすロータ歯底円と接する
(Q) G1−Hl ;おすロータ歯底円。
により、それぞれ形成されている。
効 果 本発明スクリュ・ロータの歯形曲線の特徴は以」二のと
おりであるから、 (1)半径R4の円弧B、 −C1の中心04を、おす
ロータの回転中心3から伸びた半径線上に設けたことに
より、第5図を参照して、その点C0における接線と直
線3−4に対する垂線υのなす角θ1が、中心04をピ
ッチ点17から伸びた半径線上に設けた場合のそれθ′
1に比べ小さくでき、おすロータの追従側歯形曲線が両
ロータの回転中心を結ぶ直線3−4より大きく離れて、
めすロータ追従側歯形曲線に近づき、9聞18を小さく
できる。
(2)角θysを比較的大きめに異定することにより、
角θr6を挾む一方の半径線上に位置する円弧B1−C
1の中心0.を直線3−4から大きく離したので、さら
に空間18を小さくできる。
以上、第4(b)図および第4(c)図にみられるよう
に、空間18の体積膨張率が小さいため、バキューム造
成に基く無用な動力損失が少ない。
(3)曲@Rt−C1を円弧n、−c1ノ包絡線とし、
曲線り、−F、1を円弧馬−E、の、曲IIIEl −
Flを円弧E、−F、の、曲線F B −G @を円弧
F @ −G @の、曲線A、−111を円弧A、−1
1,の、それぞれ包絡線としたので、歯形の摺1111
面が面接触となるから当該個所の耐磨耗性が向上する。
(4)第6図を参照して、を記のとおり歯形摺動面が面
接触どなるから、@滑油Eが供給されると、くさび効果
により前記面の潤滑およびシール効果を向上させること
ができる。
以上、耐摩耗性およびシール効果を向上させることがで
き、スクリュ・ロータの長期の使用に対し効率の低下を
防止することができる。
(5)第7図を参照して、曲線A2−B2を、めすロー
タの歯溝の凹形の外側に中心07を有する円弧としたの
で、曲線B2−C2を外径まで延長した場合または回転
中心4と点B、とを結ぶ直線を外径まで延長した歯形の
場合に比べて前記ロータの歯形を切削するカッターのプ
ロフィールの裾が広がる傾向にあり、圧力角も大きくで
きるので、山形の加工精度を向上し、また、工具寿命を
延長させることができる。
さらに、曲線B2− C2を外径まで延長した場合に比
べ第7図において斜線を施して示した部分すだけ空間容
積を大きくすることができる。
(6) 曲線H2−A2をおすロータの歯形曲線上の点
A、による創成曲線としたので、当該歯形における圧力
角θ2を、曲線A2−B2を外径まで(H′2まで)延
長した場合のそれθ′2に比較して大きくとることがで
き、歯形の加工精度が向上し、工具寿命を延長させるこ
とができる。
また、第7図において、斜線で示した部分aだけ空間容
積を大きくすることができる。
(7)第8図を参照して、曲線D2−E2をめすロータ
のピッチ円16の外側に中心01を有する円弧としたの
で、点D2の位置が同じで円弧D2−E2の中心がピッ
チ円16上(ピッチ点11)にあるようにした場合に比
べ、中心0□がピッチ円16の外側にある方が、第8図
において斜線を施して示した部分だけ空間容積を増加さ
せることができる。
また、点E2における圧力角θ3を、円弧r)2−B2
の中心がピッチ点17にある場合のそれθ′3に比べて
大きくできるため、B2−B2を構成する歯形曲線の圧
力角を大きくできる。
(8)第9図を参照して、曲線E、、 −F2を、円弧
r)2−B2に対し、その中心0.と反対側に中心02
を有する円弧としたので、円弧E2−F2の中心02が
、円弧D2−E2に対して、その中心08と同じ側O′
2にある場合に比べて、第9図において斜線を施して示
した部分だけ、空間容積を大きくできる。
また、歯形曲線上の点F、における圧力角θ4を大きく
することができ(/θ4〉/θ−)、F2−F、を構成
する曲線の圧力角を大きくできる。
(9)第10図を参照して、曲線F、−G、を、めすロ
ータの歯溝の凹形の外側に中心08を有する円弧とした
ので、円弧E2−F2をそのまま外径まで延長した場合
に比べ、第10図において斜線を施して示した部分だけ
空間容積を拡げることができる。
また、歯形曲線上の点G2における圧力角θ。
を大きくすることができ(/θ、〉Zθ′5)、F2−
62を構成する曲線の圧力角を大きくできる。
(10) アデンダムAf 、デデンダムDmを設けた
ことにより、ロータの歯形空間容積を大きくでき、大巾
に空気量を増加できる。
以上、全体として空間容積を大きくして空気量を増加す
ることができるとともに、歯形曲線の圧力角を大きくで
き、歯形の加工精度が向上し、かつ−U l−を寿命を
伸ばすことができる3゜(11)なお、従来、シール点
ど1ノC市安t「個所にもかかわらす不連続点である〔
第10))図の符>4iB。
第2図の符号23参照〕のだ、〕に、ノギス、マイクロ
メータはもと、しり、三次元測定等でも、フィラーfの
先が球面のため正確な位置i1+11定か難しかった。
すなわち、第111)j図、第1Nc1図を参照して、
歯形曲線に不連続l「点があると、同じ点を泪11定す
るときにもフィシ−fと接触する位置が定まらないので
、不連続点の正確t【位置が解らない。とこ7)が第1
Na1図に示す41:うに曲fin、 −c、を円弧と
し連続曲線どした場合には、そのようなことは生じない
から測定が容易になる。したがって、正確な山形曲線を
加工し易い。
以上のとおりであるから、本発明山形曲線によれば、パ
キューノ・造成ηデ間が太きく trらないよう配慮し
て、従来歯形の利点を残す一方、シール点の歯形を円弧
および曲面の面接触構造として潤滑油による、くさび効
果を生じさせ、密封および潤滑作用を効果的に行わせて
摩耗を減少させ、シール効果を長持ちさせることにより
、効率を維持し、また、アデンダムAf、デデンダムD
mを設けるなどして空間容積の増加を図ることができる
しかも、歯形のピッチ円近傍における圧力角を比較的に
大きくすることができたから、成形工具による加工性が
良好であるばかりでなく、加工精度を向上させることが
でき、またカッターのプロフィールに極端な角部を形成
することを要しないため工具の成形が容易で、しかも耐
用時間の延長もi1丁能になる。
これにより、ホブ工具の寿命も延ばすことができ、ホブ
加工が容易にできる。
t「お、アデンダム、デデンダムを設けたにもかかわら
ず、第4(a)図示のようにブローホールは実用−に殆
んど問題にならない程度である。
要約すると、加工性に優れ、容量が大巾に増大し、かつ
耐久性ならびに効率の良い実用上有用なスクリュ・ロー
タ歯形を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図お、Lび第2図は、従来から使用されているスク
リュ・ロータの山形曲線であ−)て、m 1 fa)図
、第1(b)図は、本出願人が使用している山形の噛合
い位相を異にする図で、時間的経過は第] (a)図示
のものから第1. fh1図に移行する。第3(at図
および第3(1)1図は、本発明スクリュ・■ュータを
使用するロータ機械、詳しくはIE縮機のfllll断
面図および横断面図、第4図は、本発明スクリュ・ロー
タの一対の歯形曲線の”1%tcる噛合わせ位置を小才
もので、第4(a)図示の位相から順次、第4(c)図
イミの状態に移行する。第5図ないし第10図は、本発
明スクリュ・ロータの山形曲線の特徴を解説するため歯
形の一部を拡大して示した図、第11図は、本発明スク
リュ・ロータの歯形曲線の測定方法の説明図である。 1・・・・・・・・・・・・・・・・・・おすロータ2
・・・・・・・・・・・・・・・・めす[!−タ3およ
び4・・・・ ロータの回転中心15および16・・・
ピッチ円 17・・・・・・・・・・・・・・・・・ピッチ点18
 ・・・・・・・・・・・・・・・バキューム造成空間
−27− 第3図 (a) (b) 2− 第4図 (a) (b) 1 15 Y 1 j 共 /1′ 4ノ■ 、ニニ又二丁逮1□−一 ′ 1 − 〜型 j −・7 ≧〜 j / ・ : I ’w /1B” 第10図 第11図 (a)(b)(C) 手続補正書 昭和59年5月15日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第 69699号 2、発明の名称 スクリュ・ロータ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人〒107 住 所 東京都港区赤坂8丁目4番7号 カームビル3
B6、補正により増加する発明の数 な し7補正の対
象 出願当初の明細書の「発明の詳細な説明」の欄および添
付図面 に補正する。 第4図 (C) 手続補正書 昭和60年4月4日 特許庁長官 志賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年 特許願第69699号 2、発明の名称 スクリュ・ロータ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 新潟県西蒲原郡分水町大字大武新田113番地
14、代理人 明 細 書 1、発明の名称 スクリュ、・ロータ 2、特許請求の範囲 (1)平行な二軸の回りを噛合いながら回転する、めす
ロータおよびおすロータからなるスクリュ・ロータであ
って、めすロータの各歯形は、その主要部分が同ロータ
のピッチ円内に形成され、おすロータの各歯形は、その
主要部分が同ロータのピッチ円外に形成されているタイ
プのものにおいて、各ロータの回転軸に直交する平面内
に形成される各歯形曲線中、少なくとも、めすロータの
歯形溝は、アデンダムAfの歯先の点H,と同ロータの
ピッチ円−りの点A2との間を結ぶ曲線TI、 =A、
を、おす【コータ歯形上の点A、による創成曲線とし、
順次、fi’t−Bt間を、点A。 において前記ピッチ円に接する直線−1二で、かつ同歯
溝の外側に中心O1を有する半径R7の円弧。 B、 −C,間を、おすロータ歯形の一部である日は前
記包結線と各ロータの回転中心を結ぶ直線ジめすロータ
のピッチ円外側に中心0.を有す中心02を有する半径
R2の円弧、F2−62間を、とにより形成され、おす
ロータ歯形は、デデンダムDmの歯底の点H1と同ロー
タのピッチ円上の点A1との間を結ぶ曲線H,−A、←
−特嚇→肴養嚇芒−桐を、めすロータ歯溝上の点H2に
よる創成曲線とし、順次+ AllBl間を、めすロー
タ歯溝の一部である円弧A2− B、にょる包絡線、B
、−C,間を、おすロータの回転中心において各ロータ
の回転中心を結ぶ直線と角or、を成して伸びる半径線
上に中心04を有する小さな半径R4の円弧ア、その中
心04を前記連結線から遠く離し、C1−D1間をおす
ロータの回転中心を中心とする半径R6の円弧、また、
n、El間を、めすロータ歯溝の一部である円弧り、−
E2による包絡線、El−F、間を、同じく円弧F2 
G2による包絡線により形成し、めすロータ歯形にはア
デンダムAfを、おすロータ歯形には、そのアデンダム
Afに対応するデデンダムDmを設けたこ技術分野 対のスクリュ・ロータ、特に、その歯形曲線に関する。 従来技術 一般に可圧縮性流体の圧縮機等に使用される非対称歯形
を有するスクリュ・ロータは、その歯形の主要部分をロ
ータのピッチ円の外側に有するおすロータと、主要部分
をロータのピッチ円の内側に有するめすロータとの組合
わせからなり、通常、複数枚の歯数を備えたおすロータ
と、その歯数よりも若干多い歯数を有するめすロータと
を噛合わせ、おすロータの歯先円直径と、めすロータの
ピッチ円中心とが、はぼ等しくなるように設定されてい
る。 このタイプの一対のスクリュ・ロータを軸心が互に平行
で、その直径が、それぞれのロータの外径に等しい二つ
の円筒空間で、その軸心間の距離が相互の半径の和より
も短かく、また、軸方向のtt□ 長さがロータの軸方向長さと同一な空間を有する流体の
吸込口および吐出口を穿設することによシ、スクリュ圧
縮機もしくは膨張機が構成されている〔第3(a)図お
よび第3(b)図参照〕。 上記装置を圧縮機として使用する場合には、図で、めす
ロータは反時計方向に、おすロータは特賞」方向に、そ
れぞれ回転させることになるが、この際の、めすロータ
の歯形曲線について云えば、その歯溝を形成する曲線中
、回転方向前側の曲線を前進側歯形、回転方向後側の曲
線を追従側歯形と呼び、おすロータの歯形を形成する曲
線についても、同様、その回転方向前側の曲線を前進側
歯形、回転方向後側の曲線を追従側歯形と称することに
する。 前記装置を膨張機として使用するときには、それぞれの
曲線の呼び名が反対になるけれども、本発明明細書9図
面中の説明では、歯形曲線に関すしたときにみられる各
歯形曲線、すなわち、各ロータの長手軸端面におけるス
、クリュ・ロータの歯形の噛合わせ状態を示すもので、
第1(a)図は、めすロータ歯形追従側歯先曲線と、お
すロータ歯形の追従側歯先曲線とが接触し始めた直後の
両ロータの歯形の位相を表わしており、それから、おす
ロータが20°程回転して第1 (b)図示のfar相
、すなわち、おすロータの歯形曲線の最高部とめすロー
タ歯形溝の最深部とが対向する状態を経て回転する。 上記歯形曲線は、従来から、本出願人が実施している歯
形(実公昭54−25552号公報参照)であり、その
特徴は、次のとおりである。 すなわち、図中、1は、おすロータ、ヱは、おすロータ
1に噛合う、めすロータで、これらのロータ1.ヱは、
それぞれ回転中心(ピッチ円中心)3.4を中心にして
、ケーシング(図示してない)、内を、矢印方向に回転
することにより、流体圧縮機としての作用を奏する。1
5および16は、それチ円15および16の接点17.
すなわち、ピッチ点17を通る。 第1(b)図を参照して、説明の都合上(1)めすロー
タ歯形 (イ)前進側曲線;直線3,4上で、めすロータの歯形
中心最深部の点12より歯形の先端10方向に向い、ピ
ッチ点17を中心にしてr4を半径に有する円弧11〜
12と、同円弧の外方部分11〜10の間を、めすロー
タの回転中心4を通り、前記半径r4の円弧11〜12
に接する直線10〜11とにより形成し、めすロータ溝
底部の12〜13間の曲線を、めすロータの回転中心4
を中心とし半径r2を有する円弧とし、かつ、歯先円外
径10〜14間を、めすロータのピッチ円16と一致さ
せる。 (ロ)追従側曲線;めすロータの溝の追従側の13〜1
4の曲線を、おすロータの歯形上の点8によって創成さ
れるエビ!・コロイド曲線とする。 上記曲線を滑かKつないで形成される。 (2)おすロータ歯形 (イ)前進側曲線;おすロータ歯形の中心m点1から、
歯元側に向う点6に至る間の曲線を、めす、おす両ロー
タのピッチ円15 、16の接点(ピッチ点)17を中
心とし、前記半径r4より回転に必要な間隙量だけ少さ
いr3を半径とする円弧とし、点6から歯元5に至る間
を、めすロータの歯先10〜11間の直線により形成さ
れる包結線とする。 (o)追従側曲線;おすロータ歯形の追従側の点7〜8
の間の曲線を、おすロータの回転中心(ピッチ円中心)
3を中心とし半径r1、とする円弧とし、点8から歯元
点9に至る曲線を、相対する、めすロータの歯先の点1
4によって創成されるエビサイクロイド曲線とし、歯溝
の底の径の9〜5間を、おすロータのピッチ円15と一
致させることにより、点8を、ねじ山に沿った稜線上の
、めす、おす両ロータの接触線が両ロータを収容するシ
リンダの圧縮室締切り側交線に到達するよう定める。ま
た、点8を、各ロータの回転中心3,4を結ぶ直線(X
軸)から遠く離して形成する。 第1(b)図示の従来歯形は、以上述べたとおシ規定さ
れているので、 (イ)作用空間相互のブローホールを実質上0とするこ
とができる。 (ロ)第1(b)図示のもので、おすロータ歯形の点8
をX軸から遠く離して形成したことにより、低圧側端板
と、おすロータとめすロータとの歯形の接触部に生じる
空間18が、ロータの回転に伴ない体積膨張する割合が
、後述の、他社使用歯形に化較して少ないため、体積膨
張に基くバキューム生成作用による動力損失が少ない。 等々の利点がある反面、下記のような問題点も指摘され
ている。すなわち、 (ハ)空間容積が小さい(行程容積が小さい)。 ←)めすロータ歯形の溝底部に凹凸があるため、シール
性が良好とけ云えず、また、加工時に寸法測定が為し難
い。さらに、カッターのプロフィールも凹凸があり複雑
になって加工能率が悪い。 (ホ)歯形の追従側曲線が点創成のため、シール点が摩
耗し易く、シール効果が持続し難い。 (へ) ピンチ円付近での歯形の圧力角が、はぼ0にな
るため精度良く加工することが難しく、加工工具の寿命
も短い。特に1スクリユ・ロータをホブ加工する場合に
、ホブ工具の寿命が短かくなる。 なお、第1(a)図に示す両歯形の初期噛合位相におけ
る接触面18′は、その状態からおすロータ1が約20
°回転した第1(b)図示の位相で空間18のように膨
張するので、この部分にバキューム空間を造成する結果
、それに要する動力を(圧縮操作とは無関係な)消費す
るから、前記空間18の容積は太きくならない方が好ま
しい。上記、特性の歯形は、たとえば、他社使用の従来
歯形の一つ、特公昭56ト17559号公報記載の、ね
じロータ機械に用い1 られたロータの歯形は第2(a)図示のとおりで、図中
、第1図と同一符号を付した構成は、第1図記載のもの
と同一部材であるから、その説明は省略する。なお、第
2(a)図の歯形の噛合い位相は、第1(b)図示と対
応している。同図中、(1)めすロータ歯形 (イ)前進側曲線;28〜29;直線17〜29上の点
36を中心とする半径r′Iの円弧、29〜30;ピッ
チ点17を中心とする半径r′2の円弧。 (ロ)追従側曲線;30〜31;おすロータ歯形上の点
23によるエピトコロイド曲線、31〜32;めすロー
タの回転中心4を通る直線の一部。 32〜33;ピッチ円16」二に中心を持つ円弧。 33〜34 ; 画報中心4を中心とする円弧、34〜
35;ピッチ円16上に中心を持つ円弧。 (2)おすロータ歯形 (イ)前進側曲線;21〜22;めすロータ歯形(直線
17〜29上の点36を中心とした半径r−の円弧)に
よる包絡線、22〜23;ピッチ点17を中心とする半
径r′2の円弧。 (ロ)追従側曲線;23〜24;めすロータ歯形上の点
31によるエビトロコイド曲線、24〜25;直線31
〜32による創成曲線、25〜26;ピッチ円15上に
中心を持つ円弧、26〜27;回転中心3を中心とする
円弧、27〜21;ピッチ円15を二に中心を持つ円弧
。 よりなるが、図示のバキューム空間18の容積は、第1
(b)図示の歯形に比べて、格段と大きなものとなって
いる。 寸だ、上記めす、おす両ロータが第2(a)図に示す回
転位置にある場合、両ロータは点31 、30および6
9の三個所で作用空間からの漏洩が生じない程度の僅か
なりリアランスを有して接触している。 前記三個所の接触点によって、歯形の前進側(図でX軸
よりも上方)においては、空間73が形成される一方、
おすロータ歯形の追従側(X軸よりも下方)においても
同様に空間18が形成される。 介、吸入側端面67(第3図参照)側では、めす、お十
搗ロータが矢印方向に回転が進むと、空間18の容積が
、次第に膨張し、前述したように格段と大きなバキュー
ム空間を形成する。他方、吐出側端面68(第3図参照
)側においては、空間73は、両ロータの回転につれて
次第に、その容積を縮小し、最終的にはゼロに近いとこ
ろに進達することになる。そのため、前記空間73内に
閉込められた気体は異常に加圧されることとなるほか、
油冷式回転圧縮機の場合は、前記閉鎖空間内にめす、お
す各ロータおよびシリンダ壁によって形成された圧縮作
用空間内に冷却、シールおよび潤滑用として噴射した潤
滑油が残留するので、液体圧縮の状態となって、めす、
おすロータは異常な振動や騒音を発生し、極端な場合に
はロータの摩耗の進行および損傷の発生を促進する。さ
らには、過大な回転トルクを必要としたり、ロータおよ
びケーシングに過度の負荷が加わるので動力損失も大き
く、また、軸受の耐用時間を短縮させる結果ともなって
いた。 上述の問題点を解消するため、従来では!「1公昭58
−214693号公報や特公昭58−1.31388号
公報穿設し、そのバイパス孔を通して別個の低圧作用空
間または吸込み側空間内へ前記残留気体および潤滑油を
逃がすか、またはバイパス孔11の容積を大きくして低
圧作用空間内への流出を阻止するような手段が施されて
いるが、構造が複雑になり、コスト高となる欠点があっ
た。 目 的 そこで、本発明は、従来、本出願人が使用している第1
図示の歯形が備える・前述の利点を失うことなく、もし
くは本発明技術に基く前述利点の減縮量を可能な限り少
なくして、問題点として挙げられた事項、すなわち、行
程容積を太きくシ、シール点の形を変えて摩耗を防止し
、長期使用に対し効率低減が生じないようにすると共に
、吐出側ケーシング内壁面において吐出工程終了直前の
吐出ポート閉止時に形成される閉空間の縮小によつ石て
歯形の加工精度、工具寿命の向上を図り、あわせて工具
の成形を容易にすることができる新規歯形を提供するこ
とを目的とする。なお、その他の目的および効果につい
ては、以下に述べる本発明の詳細な説明中で明らかにす
る。 構 成 以下に、本発明歯形について、添付図面に示す一実施例
に基いて説明する。 第3図は、本発明スクリュ・ロータを組込んで構成した
可圧縮r1流体の圧縮機を示し、その第3fa1図は、
同(1))図におけるA−Alli!に沿う側断面図。 第3(b)図は、同(a)図示のB−B線に沿って切断
した横断面図である。図中、1はおす「ュータで、図示
してない原動機に連結した同軸軸40によって回転駆動
さJすると共に、「ュータ1に対し軸40と対称位置に
伸びた支持軸41と協動して、rJ−夕1を各端板42
および43の軸受部44および45に、回転ったロータ
1および2の外周を囲むケーシングであって、その長手
軸方向端面で、それぞれ流体吸!11a 込n47を有する低)1:仙1区反42と、吐出04B
を備えた高圧側端板43とを連結し、ロータ歯、溝面。 ケーシング内壁および両端板内壁により、作用空間49
を形成し、かつ区画する。前記作用空間49は、ケーシ
ング内にある作用流体用の低圧通路50および高庄通路
51にそれぞれ連通する吸込口47および吐出口48を
有する。ケーシング46の断面は、円筒状空間を平行に
二つ並べて、その中心軸間距離が各円筒空間の半径の和
よりも小さく、シたがって両円筒空間は相互に重なる部
分を持ち、雨空間内壁が交叉する個所に稜線52が現わ
れる。 めすロータ2は、−条の各らせん溝が回転軸(長手)方
向に沿い、前記軸回りに通常200°程度捩られた六個
の溝を備え、前記溝は、その大部分が口前記溝形は、は
ぼ内に凹の曲線よりなる。 ”おすロータ1は、通常四条のらせん歯を備えていて、
各肉条は回転軸(長手)方向に沿い、回転軸回りに約3
00°の捩りが与えられている。前記肉条の歯丈は、一
部間ロータのピッチ円周の内側に伸びるほか、その大部
分は前記ピッチ円の外側に位置し、歯状と隣接する肉条
との間には、めすロータ2の歯が入込む溝が設けられて
いて、その歯形断面は大力、外側に凸の曲線よりなる。 作用空間49はV字形に区画され、ロータの回転により
低圧側端板42の吸込口47と前記作用空間との連通が
締切られた後、両ロータの歯形の噛合線の移動(ロータ
の回転に伴なう相対的な)に伴ない、前記区画さねた作
用空間の容積が、締切り時におけるそれに比べて縮小し
、その間に流体が断熱圧縮され高圧、高温になって、や
がて前記作用空間が高圧側端板43に穿設した吐出口4
8に連通したとき高圧室51側に叶111する。 その間、r−7−タ歯、溝面間の噛合い、ケーシンi− ;:・・グ内壁との間の摺動面およびロータ端面と端板
内側面との間の摺動面の潤滑および気密保持(シ一温度
」二昇を冷やすために、冷却した叡1滑油をノズル53
を通して作用空間内に噴射するようにしている。 本発明スクリュ・ロータは上記可圧縮性流体用圧縮機に
使用さi]るロータの歯形曲線に関する。 第4 (a) 、 fb) 、 (clおよびfd1図
は、本発明スクリュ・ロータを各回転軸に直交する平面
で切断したときに1その切口にみられる歯形曲線を示し
、図中、1は、おすロータ、3は、その回転中心、すな
わち、おすロータ歯形のピッチ円15の中心で、おすロ
ータ1は、めすロータ2と噛合って回転中心3の周りに
矢印方向に回転する。スは、めすロータ、4は、その回
転中心、すなわち、めすロータ歯形のピッチ円16の中
心でもあり、前記ロータZは、おすロータ1と噛合って
、回転中心4の回りに矢印方向に回転する。17は、ピ
ッチ点で、点3゜は、歯形間に生じるバキューム空間(
真空造成空間)である。図示の歯形の噛合い状態は、第
4(a)図の位相が、両ロータの歯溝の噛合いが始まる
直前の位置で、両歯形とケーシング内壁の稜線との間に
形成されるブローホールの説明図、第4(b)図は、そ
れから10°位おすロータ1が回転して、両ロータの歯
形が始めて接触18′シた(回転方向上流側において)
状態、第4(C)図は、さらに、おすロータが20°程
回転して両歯形曲線が最も深く噛合っている位相を示し
、第4(d)図は、めすロータの歯底部およびおすロー
タの歯先部の歯形の拡大図である。以下に述べる歯形曲
線の説明は、第4(C)図および第4 (d)図に基い
て行なう。 第4(c)図および第4(d)図を参照して、図中、歯
形曲線は、それぞれ下記の条件により規制されている。 々お、Afはアデンダム、T)mはデデンダム、歯形曲
線−にの点A、はピッチ円15−ヒの、A2はピッチ円
16上の点でもある。 (1)めすロータ歯形 (イ)追従側曲線;歯先から歯底側に向って、線、めす
ロータのピッチ円16土の点A、でA2−B、と接する
。 [b) A2 B2;ピッチ円16に点A2において接
する直線上であって歯溝の凹形の外側に中心07を有す
る半径R7の円弧。 (c) B2− C2;おすロータ歯形曲線の一部であ
る円弧B、 −C1による包絡線で、点B、においてA
2−R’、と滑らかに接続する。 (d) C’2 D’2 ;おすロータの歯形曲線の一
部である円弧B、−C1による包絡線B2 C2(前記
線上の点C2は、また直線3−4上の点でもある。)と
、 直線3−4上であってピッチ円16の外側に中心0
□を有する半径R8の円弧り。 −B2との共通接線、 なお、前記C/、D/、間は、半径R3と同程度の緩か
な曲線を用いて滑らかにつないでもよをみて、 (el B2 B2;直線3−4上に中心01を有する
半径R1の円弧で、点E2において曲線E2−F2に接
する。前記半径R1の円弧の他方は直線3−4と点D2
で交わる。 (f) B2 ’F2;直線3−4上の点01において
、前記線と角θ6を成して交わる直線0l−B2の延長
線上においてOlと反対側に中心O7を有する半径R2
の円弧。ただし、歯溝側に対して凸。点F2において曲
線F、−G2に接する。 19− ≦1.3.ただし、PCD; おすロータのピッチ円直
径。 θ6が小さければ小さい程、D′2−E、を構成する歯
形曲線のピッチ円伺近の圧力角を大きくが1に近ければ
近い程、θ、が大きければ大きい程、めすロータの歯厚
を厚くすることができる0 本実施例においては、上記圧力角を充分に大きくするこ
とができ、かつ、強度的にも充分な歯厚を確保できる範
囲としてR1およびθ6について上述の範囲を選択して
いる。 fg) F!−G2 ;直線02−F、上であって歯溝
の凹形の外側に中心08を有する半径R8の円弧。 前記円弧は、点F2で円弧E2−F、に接し、かつ、め
すロータの外径と点G2で接する。 (h) G、 −H,;めすロータの外径で、PCD 
X(0,004〜0.01 ) m程度の巾とする。 −2〇− (2)おすロータ歯形 (イ)追従側曲線;歯元から歯先側に沿って、(j) 
Hl−Al;めすロータ歯形上の点H2による創成、点
H1で、おすロータ歯底円に接する。 (k) AI Bl;めすロータ歯形の一部、円弧A、
−B、による包絡線。点B、で、曲線B、−C。 と接する。 [1) Bt cl;直線3−4と点3においてθnの
角を挾んで交叉するおすロータの回転中心から伸びる半
径線上に中心04を有する短かい半径R4の円弧。ただ
し、角θr6は4°から8°の間で、比較的に大きく、
その結果、中心04は直線3−4に対して遠く離れた位
置にある。点C8で曲線C1−D、と接する。 (m) C1−DI;点3を中心とし半径R11の円弧
で、点D1で曲線り、 −Elに接する。 (ロ)前進側曲線;歯先から歯元側に向って、(nl 
Dl−El;めすロータ歯形曲線の一部、曲線C′2−
D−−E2による包絡線。点E1で曲線E、−F、と接
する。図中、めすロータの歯形曲線D’、−E、とけ点
D′2において接する。 to) E、−F、;めすI7−タ歯形の一部、円弧E
、−F、による包絡線。点F、で曲+IF+ G+に接
する。 (p) FI G旨めずロータ歯形の一部、円弧F、−
G、による包絡線。点G、でおすロータ歯底円と接する
。 (Q) G+ TI+:おすロータ歯底円。 により、それぞノ]形成されている。 効 果 (1)半径R4の円弧B、 −C,の中心04を、おす
ロータの回転中心3から伸びた半径線にに設けたことに
より、第5図を参照して、その点CIにおける接線と直
a3−4に対する垂線Pのなす角θ。 が、中心04をピッチ点17から伸びた半径線−にに設
けた場合のそれθ′、に比べ小さくでき、おすロータの
追従側歯形曲線が両ロータの回転中心を結ぶ直線3−4
より大きく離れて、めすロータ追従側歯形曲線に近づき
、空間18を小さくできる。 (2)角θ−を比較的大きめに選定すること罠より、角
θドを挾む一方の半径線上に位置する円弧B。 −C1の中心04を直線3−4から大きく離したので、
さらに空間1Bを小さくできる。 以上、第4(b)図および第4(c)図にみられるよう
に1空間18の体積膨張率が小さいため、バキューム造
成に基く無用な動力損失が少ない。 (3)′また、第2(a)図に示す従来の歯形において
は、吐出工程の終了直前で、かつ吐出ポートが閉じられ
るときに、おすロータの前進側に形成される空間73は
、両ロータの回転に伴なって容積が減少する。しだがっ
て、前記空間73内に閉込められた圧縮気体およびシー
ル用潤滑油は異常に加圧される。 本発明歯形においては前記空間73に相当する空間75
〔第4(d)図参照〕は圧縮工程において生ずるが、お
すロータ歯形の線B、 −C,は、直線3−4と点3に
おいて角θr’(=4’〜8°)を挾んで交叉する線3
−C1上に中心04を有する半径R4の円弧であり、か
つ前記中心04け直線3−4から大きく離れており(角
θ−=4°〜8”であることに関連して)、さらに、め
すロータ歯形の線C/、Hl、け、おすロータ歯形の前
記円弧B、 −C。 により形成される包絡線と半径R8の円弧との共通接線
または半径R6と同程度の滑らかな曲線で1あり・”す
°−タ歯形0線0・−0・け・めす°−・″夕歯形の円
弧n%−E、により形成される包絡線でさらに、吐出側
端面においては両ロータの回転に伴ない、前記両歯形の
包絡線で形成された部分が離間して前記空間75を吸入
側に連通させる。 以上により吐出二[稈終了直前の吐出ボート閉止時圧お
いて、前記空間75内で1−[縮気体の過圧縮や液体圧
縮の行われることが解消し、それに伴なう騒音や異常振
動の発生、または不測の摩耗、軸受損耗などが発生する
ことがない。さらに、従来技術において提案されている
特開昭58−214693号公報、特開昭58−131
383号公報記載のようなバイパス孔71〔第2(b)
図参照〕を設けることを要さず、構造が簡単で、しかも
安価なスクリュ圧縮機を提供することができる。 (イ)曲線B、−C,を円弧B、 −C,の包絡線とし
、曲線り、 −E、を円弧D2−E2の、曲線E、 −
F、を円としたので、歯形の摺動面が面接触となるから
当該個所の耐摩耗性が向上する。 (5)第6図を参照して、上記のとおり歯形摺動面が面
接触となるから、潤滑油Eが供給されると、くさび効果
により前記面の潤滑およびシール効果を向上させること
ができる。 以上、耐摩耗性およびシール効果を向上させることがで
き、スクリュ・ロータの長期の使用に対し効率の低下を
防止することができる。 (6)第7図を参照して、曲線A2−B、を、めすロー
タの歯溝の凹形の外側に中心07を有する円弧としたの
で、曲線B2−C2を外径域で延長した場合または回転
中心4と点B2とを結ぶ直線を外径1で延長した歯形の
場合に比べて前記ロータの歯形を切削するカッターのプ
ロフィールの裾が広がる傾向にあり、圧力角も大きくで
きるので、歯形の加工精度を向上し、また、工具寿命を
延長させることができる。 (7)曲線ll2−A2をおす1コータの歯形曲線」二
の点A1による創成曲線としたので、当該歯形における
圧力角θ2を、曲線A2−B2を外径まで(H′2ま具
寿命を延長させることができる。 (8)第8図を参照して、点E2における圧力角θ3を
、円弧D2−E2の中心がピッチ点17にある場合の圧
力角θ′3に比べて大きくできるため、D2−E、を構
成する歯形曲線の圧力角を大きくできる。 (9)第9図を参照して、歯形曲線」二の点F2におけ
る圧力角θ4を大きくすることができ(Zθ4〉/θ’
4)、B2 F2を構成する曲線の圧力角を大きくでき
る。そのため前記ロータ歯形のホブ加工時におけるホブ
カッターの側面の損傷を防止し、工具の長寿命化が図れ
ると共に歯形の加工精度が向上する。 00)第10図を参照して、歯形曲線上の点G2におけ
る圧力角θ、を大きくすることができ(Zθ。 〉Zθ’5 )、F2 G2を構成する曲線の圧力角を
に、めすロータの追従側歯先のB2−A2間を、お1 すロータ歯形曲線上のピビチ円との交点Alによる創成
曲線としたので、ロータの歯形間の空間容積が大きくな
り、かつ、めす、おす両ロータの噛合によるシール点が
長くなシ、またブローホールも小さくすることができる
から性能の向」二が図れる。 以上、全体として空間容積を大きくして空気量を増加す
ることができるとともに、歯形曲線の圧力角を大きくで
き、歯形の力1ピ[精度が向上し、かつ工具寿命を伸ば
すことができる。 (121なお、従来、シール点として重要な個所にもか
かわらず不連続点である〔第1(b)図の符号8゜第2
図の符号23参照〕のために、ノギス、マイクロメータ
はもとより、三次元測定等でも、フィラーfの先が球面
のため正確な位置測定が難しかった。すなわち、第11
. (1)1図、第1Hc1図を参照して、歯形曲線に
不連続な点があると、同じ点を測定するときにもフィラ
ーfと接触する位置が定まらないので、不連続点の正確
な位には、そのようなことは生じないから測定が容易に
なる。したがって、正確な歯形曲線を加工し易い。 以上のとおりであるから、本発明歯形曲線によれば、バ
キューム造成空間が大きくならないよう配慮して、従来
歯形の利点を残す一方、シール点の歯形を円弧および曲
面の面接触構造として潤滑油による、くさび効果を生じ
させ、密封および潤滑作用を効果的に行わせて摩耗を減
少させ、シール効果を長持ちさせることにより、効率を
維持すると共に、吐出側ケーシング内壁面における吐出
工程終了直前の吐出ポート閉止時に生ずる異常な振動や
騒音を防止し、また、アデンダムAf zデデンダムD
mを設けるなどして空間容積の増加を図ることができる
。 によ)る加工性が良好であるばかシでなく、加工精度を
向上させることができ、またカッターのプロフィールに
極端な角部を形成することを要しないため工具の成形が
容易で、しかも耐用時間の延長も可能になる。 これにより、ホブ工具の寿命も延ばすことができ、ホブ
加工が容易にできる。 なお、アデンダム、デデンダムを設けたにもかかわらず
、第4(a)図示のようにブローホールは実用上殆んど
問題にならない程度である。 −例として第4図に示さJ!る本発明歯形における各種
半径および611Wを、第1表に示す。 第 1 表 4、図面の簡単な説明 第1図および第2図は、従来から使用されているスクリ
ュ・「ュータの歯形曲線であって、第1(a)図、第1
. (l+1図は、本出願人が使用している歯形の噛合
い位相を異にする図で、時間的経過は第1(a)図示の
ものから第1 +11)図に移行する。第2(a)図は
、他の使用例、第2 (111図はスクリュ圧縮機の吐
出側シリンダーの一部断面図、第3(a)図および第3
 +131図は、本発明スクリュ・ロータを使用するロ
ータ機械、詳しくは圧縮機の側断面図および横断面図、
第4図は、本発明スクリュ・ロータの一対の歯形曲線の
異なる噛合わせ位置を示すもので、第4(a)図示の位
置から順次、第4(c)図示の状態に移行する。第4(
d)図は前記噛合歯形の拡大図、第5図ないし第10図
は、本発明スクリュ・ロータの歯形曲線の特徴を解説す
るため歯形の一部を拡大して示した図、第11図は、本
発明スクリュ・ロータの歯形曲線の測定方法の説明図で
ある。 :1.−、、、>、 、、、、、、、、、、、、、0.
おオ。−7・・′;− 2・・・・・・・・・・・・・・・めすロータ3および
4・・・・・・ロータの回転生毛・15および16・・
・ピッチ円 17・・・・・・・・・・山・・ ピッチ点18・・・
・・・・・・・・・・・・バキューム造成空間代理人 
弁理士 永 1)浩 − N(′1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平行な二軸の周りを噛合いながら回転する、めす
    ロータおよびおすロータからなるスクリュ・ロータであ
    って、めすロータの各歯形は、その主要部分が同「ュー
    タのピッチ円内に形成され、おす1−ュータの各歯形は
    、その主要部分が四ローダのピッチ円外に形成されてい
    るタイプのものにおいて、各ロータの回転軸に直交する
    平面内に形成される各歯形曲線中、少くとも、めすロー
    タの歯形溝は、アデンダムA4の歯先の点H7とピッチ
    円上の点A2との間を結ぶ曲線H,−A2を、おすロー
    タ歯形上の点A、による創成曲線とし、順次、A、−B
    、間を、同歯溝の凹形の外側に中心0.を有する半径R
    1の円弧、B2−C,間を、おすロータ歯形の一部であ
    る円弧B、−C1による包絡線、 D、−E、間を、め
    すロータのピッチ円外側に中心01を有する半径R1の
    円弧、E、−F。 間を、前記1因弧D2−F、、に対し、ぞの中心点01
    と反対側に中心O7を有する半径R7の円弧+F2−G
    、間を、歯溝の凹形の外側に中心08を有する半径R8
    の円弧とすることにより形成され、おすロータ歯形は、
    デデンダノxDmの歯底の点H1とピッチ円−1二の点
    A、との間を結ぶ曲線TI、−A、を、めすロータ歯溝
    上の点T−I2にJ−る創成曲線とし、順次、 A、−
    R,間を、めすロータ歯溝の一部である円弧A、−r(
    2による包絡線、B、−C1間を、おすロータの回転中
    心から伸びる半径線上に中心04を有する小さな半径R
    4の円弧。 かつ、その中心04を各ロータの回転中心を結んだ直線
    から遠く離し、C,−D、間をおすロータの回転中心に
    中心を治する半径R7の円弧、また。 D、 −E、間を、めすロータ歯溝の一部である円弧り
    、−E、による包絡線+ ”’I ’1間を、同じく円
    弧E2−F、による包絡線、FIGH間を、同じく円弧
    F2−G2による包絡線により形成し、めすロータ歯形
    にはアデンダl、A(を、おすロータ歯形には、このア
    デンダムAfIJ’;l応するデデンダムDmを設けた
    ことを特徴とするスクリュ・ロータ。
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