JPS6041238B2 - スクリュ−圧縮機のスクリュ−ロ−タ - Google Patents
スクリュ−圧縮機のスクリュ−ロ−タInfo
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- JPS6041238B2 JPS6041238B2 JP13483380A JP13483380A JPS6041238B2 JP S6041238 B2 JPS6041238 B2 JP S6041238B2 JP 13483380 A JP13483380 A JP 13483380A JP 13483380 A JP13483380 A JP 13483380A JP S6041238 B2 JPS6041238 B2 JP S6041238B2
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- rotor
- male
- female
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/08—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing
- F01C1/082—Details specially related to intermeshing engagement type machines or engines
- F01C1/084—Toothed wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary-Type Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスクリュー圧縮機に使用される雌雄両スクリュ
ーロータに関する。
ーロータに関する。
第1図に従来の代表的タイプの雌雄両ロータの歯形を示
している。
している。
ここに示したタイプのものは、雌ロータの各歯のピッチ
円Pfの外側にアデンダムAfを形成する一方、雄ロー
タMの各歯底のピッチ円Pmの内側に上記アデンダムA
fに対応するデデンダムDmを形成して空間容積の増加
を図ったものであり、その歯形の特徴は次のとおりであ
る。1)雌ロータ歯形 ィ)前進側歯形 ・n−d間は、ピッチ円Mと、雌雄ロー夕の中心点(軸
心)0f,○mを結ぶ線との交点1を中心とする円弧で
あって、〈mdは約10度である。
円Pfの外側にアデンダムAfを形成する一方、雄ロー
タMの各歯底のピッチ円Pmの内側に上記アデンダムA
fに対応するデデンダムDmを形成して空間容積の増加
を図ったものであり、その歯形の特徴は次のとおりであ
る。1)雌ロータ歯形 ィ)前進側歯形 ・n−d間は、ピッチ円Mと、雌雄ロー夕の中心点(軸
心)0f,○mを結ぶ線との交点1を中心とする円弧で
あって、〈mdは約10度である。
尚、点nは中心点の,0mを結ぶ線上にある。・d−e
間は、半径d−1の延長線上の点kを中心とする円弧で
ある。
間は、半径d−1の延長線上の点kを中心とする円弧で
ある。
尚、点eはピッチ円Pf上の点である。
ロ)追従形歯形
・n−c間は、点1を中心とする円弧である。
・c−b間は、雄ロータの点hにより創成される創成曲
線である。
線である。
・b−a間は、直線の−bの延長線であ
る。
尚、点aはピッチ円Pf上の点である。2)雄ロータ歯
形 イ)前進側歯形 ・p−i間は、ピッチ円pmと中心点○f,○mを結ぶ
線の交点mを中心とする円弧であって、雌ロータの円弧
n−dに対応している。
形 イ)前進側歯形 ・p−i間は、ピッチ円pmと中心点○f,○mを結ぶ
線の交点mを中心とする円弧であって、雌ロータの円弧
n−dに対応している。
尚、点P′は中心点○f,0mを結ぶ線上の点である。
・i−i間は、雌ロータの円弧d−eにより創成される
創成曲線である。
・i−i間は、雌ロータの円弧d−eにより創成される
創成曲線である。
尚、点iはピッチ円Pm上の点である。ロ)追従側歯形
・p−h間は、点mを中心とする円弧であって、雌ロー
タの円弧n−c間に対応している。
タの円弧n−c間に対応している。
・h−g間は、雌ロータの点bにより創成される創成曲
線である。
線である。
・g−f間は、略ロータの直線b−aにより創成される
創成曲線である。
創成曲線である。
満、点fはピッチ円Pm上の点である。
ところで、上記雌雄両ロータの前進側歯形は、円弧n−
d,p−iが非常に短かく、かつ雌ロータの円弧d−e
と雄ロータの創成曲線i−jが移動創成する関係にある
ためシールラインが短かし、という利点を有している。
d,p−iが非常に短かく、かつ雌ロータの円弧d−e
と雄ロータの創成曲線i−jが移動創成する関係にある
ためシールラインが短かし、という利点を有している。
1つの欠点は、雄ロータをホブ加工し縫いことである。
これは、円弧d−eが非常に長く、かつ中心点のに対し
て凹の形状になっており、この部分が肖り代の長い重切
削になっているためである。ロータを能率的に生産する
ためにはホブ加工ができる歯形であることが好ましいこ
とは言うまでもない。他の1つの欠点は、雌ロータのデ
デンダムMを余り深くできないため、空間容積の増大化
が妨げられていることがある。
これは、円弧d−eが非常に長く、かつ中心点のに対し
て凹の形状になっており、この部分が肖り代の長い重切
削になっているためである。ロータを能率的に生産する
ためにはホブ加工ができる歯形であることが好ましいこ
とは言うまでもない。他の1つの欠点は、雌ロータのデ
デンダムMを余り深くできないため、空間容積の増大化
が妨げられていることがある。
その原因は円弧d−eの中心点kがピッチ円Pfの外側
に位置せしめられていることによる。すなわち、中心点
kがピッチ円Pfの外側に位置せしめられているため、
デデンダムDfを深くしようとすれば、円弧d−eの半
径が大きくなって、雌ロータの歯の歯元の厚みが薄くな
り、流体圧に対する強度が保てなくなる。したがって、
歯元の厚みを十分確保するためには、デデンダムDfは
余り深くすることが出来ない。その結果、雄ロータの各
歯のアデンダムAmが小さくならざるを得ず、そのため
雄ロータの外蓬寸法も小さくならざるを得ず、最終的に
、空間容積が小さくなるという結果を招くのである。し
たがって、本発明の1つは(第1発明)、先ず第1に、
上記タイプの雌雄ロー外こおける前進側歯形を改善して
、ホプ加工の容易化を可能とするとともに空間容積の増
加を図ろうとするものである。上記雌雄両ロータは、さ
らにその追従側歯形にも以下の如く欠点を有している。
に位置せしめられていることによる。すなわち、中心点
kがピッチ円Pfの外側に位置せしめられているため、
デデンダムDfを深くしようとすれば、円弧d−eの半
径が大きくなって、雌ロータの歯の歯元の厚みが薄くな
り、流体圧に対する強度が保てなくなる。したがって、
歯元の厚みを十分確保するためには、デデンダムDfは
余り深くすることが出来ない。その結果、雄ロータの各
歯のアデンダムAmが小さくならざるを得ず、そのため
雄ロータの外蓬寸法も小さくならざるを得ず、最終的に
、空間容積が小さくなるという結果を招くのである。し
たがって、本発明の1つは(第1発明)、先ず第1に、
上記タイプの雌雄ロー外こおける前進側歯形を改善して
、ホプ加工の容易化を可能とするとともに空間容積の増
加を図ろうとするものである。上記雌雄両ロータは、さ
らにその追従側歯形にも以下の如く欠点を有している。
第1の欠点は、創成曲線b−cおよびh−gが夫々点h
および点bによる創成曲線であるため、特に油注入式ス
クリューロータにおいては、創成曲線c−bと点h間お
よび創成曲線h一gと点b間に歯形間のガス密封のため
に注入された油が回転時の鞍効果によって生じる油膜圧
力が小さくシール性能が悪い。
および点bによる創成曲線であるため、特に油注入式ス
クリューロータにおいては、創成曲線c−bと点h間お
よび創成曲線h一gと点b間に歯形間のガス密封のため
に注入された油が回転時の鞍効果によって生じる油膜圧
力が小さくシール性能が悪い。
また各点h,bは摩耗やすいためシール能力が早く低下
しやすいことである。第2の欠点は、点hおよびbは夫
々2つの線、すなわち円弧P−nと創成曲線h−g又は
創成曲線c−bと直線b−a、の各交点として製作しな
ければならないが、この交点を正確な位置に形成するこ
とは極めて困難であることである。第3の欠点は、ブロ
ーホール面積が大きく圧縮効率に悪影響を及ぼしている
ことである。
しやすいことである。第2の欠点は、点hおよびbは夫
々2つの線、すなわち円弧P−nと創成曲線h−g又は
創成曲線c−bと直線b−a、の各交点として製作しな
ければならないが、この交点を正確な位置に形成するこ
とは極めて困難であることである。第3の欠点は、ブロ
ーホール面積が大きく圧縮効率に悪影響を及ぼしている
ことである。
したがって、本発明の今1つ(第2発明)は、上記前進
側歯形のみならず追従側歯形を同時に改良して、前進側
歯形におけるホブ加工の容易化と密閉線の長さをできる
だけ短かく、しかも空間容積の増加をはかり、また追従
側における雌雄ロータのシール性能の向上、シール点の
製作容易化並びに雌ロータの歯先におけるブローホール
面積の減少化を図って圧縮効率の向上を同時的に図ろう
とするものである。
側歯形のみならず追従側歯形を同時に改良して、前進側
歯形におけるホブ加工の容易化と密閉線の長さをできる
だけ短かく、しかも空間容積の増加をはかり、また追従
側における雌雄ロータのシール性能の向上、シール点の
製作容易化並びに雌ロータの歯先におけるブローホール
面積の減少化を図って圧縮効率の向上を同時的に図ろう
とするものである。
以下に、第2,3,4図に基づいて第1及び第2の発明
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第2図に第1および第2発明を共に示しており、雌雄ロ
ータの歯形は次の如しである。
ータの歯形は次の如しである。
1)雌ロータ歯形
雌ロータFは、各種のピッチ円Pfの外側に圧縮効率が
技も良い2〜3%のアデンダム虹を有し、各歯底のピッ
チ円fの内側にデデンダムPfを有している。
技も良い2〜3%のアデンダム虹を有し、各歯底のピッ
チ円fの内側にデデンダムPfを有している。
前進側歯形および追従側歯形は以下の如しである。ィ)
前進側歯形 ・d2一e2間は、ピッチ円Pfと、中心点(鞠心)の
,0mを結ぶ線とのタミ点1を中心とする半径R,の円
弧であって、ムもle2は、歯元から歯先にかけての歯
厚を好適な値にするため、45〜58薮こしている。
前進側歯形 ・d2一e2間は、ピッチ円Pfと、中心点(鞠心)の
,0mを結ぶ線とのタミ点1を中心とする半径R,の円
弧であって、ムもle2は、歯元から歯先にかけての歯
厚を好適な値にするため、45〜58薮こしている。
尚、点d2は中心点の,0mを結ぶ線上の点である。・
e2一f2間は、半径1−e2の延長線上の中心点02
を有する半径R2の円弧である。
e2一f2間は、半径1−e2の延長線上の中心点02
を有する半径R2の円弧である。
この円弧e2一f2は上記円弧d2−e2に対して点e
2において変曲している。尚、点f2はピッチ円Pf上
の点である。・f2−g2間は、半径02−f2上に中
心点を有する半径R3の円弧である。
2において変曲している。尚、点f2はピッチ円Pf上
の点である。・f2−g2間は、半径02−f2上に中
心点を有する半径R3の円弧である。
尚、点g2は半径Rfの歯先円Cf上の点で歯先円Cf
に接する。・g2‐h2間は、歯先円Cfに沿った円弧
である。
に接する。・g2‐h2間は、歯先円Cfに沿った円弧
である。
この間の寸法は0.5〜1.5凧とし従来歯形のシール
エッジが持つロータとケーシング接触時の保護機能と同
じ効用をもたせることが好ましい。
エッジが持つロータとケーシング接触時の保護機能と同
じ効用をもたせることが好ましい。
ロ)追従側歯形
・d2一c2間は、雄ロータMの円弧d,一c,によっ
て創成される創成曲線である。
て創成される創成曲線である。
・c2一a2間は、点05を中心とする半径R5の円弧
である。
である。
尚、点物ま、ピッチ円Pf上の点であり、点05は、点
a2においてピッチ円Pf‘こ接する接線R′5と、点
C2における創成曲線も−c2と円弧c2一a2との共
通法線R′5との交点である。円弧c2−a2は創成曲
線d2−c2に対して点c2において変曲している。・
ゐ−〜間は、雄ロータMの点a.によって創成される創
成曲線である。尚真h2は歯先円Cf上の点である。尚
、この部分は加工性向上のため雌ロータピッチサークル
上に中心06を持ち内接円Cfに接する半径R6の円弧
としても良い。
a2においてピッチ円Pf‘こ接する接線R′5と、点
C2における創成曲線も−c2と円弧c2一a2との共
通法線R′5との交点である。円弧c2−a2は創成曲
線d2−c2に対して点c2において変曲している。・
ゐ−〜間は、雄ロータMの点a.によって創成される創
成曲線である。尚真h2は歯先円Cf上の点である。尚
、この部分は加工性向上のため雌ロータピッチサークル
上に中心06を持ち内接円Cfに接する半径R6の円弧
としても良い。
2)雄ロータ歯形
雌ロータMは、各歯のピッチ円Pmの外側にアデンダム
Amを有し、各歯底のピッチ円Pmの内側にデデンダム
Dfを有してる。
Amを有し、各歯底のピッチ円Pmの内側にデデンダム
Dfを有してる。
前進側歯形および追従側歯形は以下の如しである。ィ)
前進側歯形 ・d,一e,間は、ピッチ円pmと雌雄ロータの各中心
点の,0mを結ぶ線との交点mを中心としかつ上記半径
R,に略等しい半径の円弧であって、上記雌ロータの円
弧d2−e2に対応している。
前進側歯形 ・d,一e,間は、ピッチ円pmと雌雄ロータの各中心
点の,0mを結ぶ線との交点mを中心としかつ上記半径
R,に略等しい半径の円弧であって、上記雌ロータの円
弧d2−e2に対応している。
しかして、くd,me,は二Q1e2と同角度である。
尚、点d,は中心点の,0mを結ぶ線上の点である。・
e,一f,間は、雌ロータFの円弧e2−f2によって
創成される創成曲線である。
尚、点d,は中心点の,0mを結ぶ線上の点である。・
e,一f,間は、雌ロータFの円弧e2−f2によって
創成される創成曲線である。
尚、点f,はピッチ円Pm上にある。・f,一g,間は
、雌ロータFの円弧f2一&によって創成される創成曲
線である。
、雌ロータFの円弧f2一&によって創成される創成曲
線である。
尚封は、歯元円Cm上の点である。
・g,一h間は、半径Rmの歯元円Cmに沿った円弧で
ある。
ある。
ロ)追従側歯形
・d,一c,間は、直線○f−○m上に中心点04を有
する半径4 の円弧である半径R4は、雄ロータピッチ
円Pm上にある点mよりの円弧の半径R,の略20〜3
0%である。
する半径4 の円弧である半径R4は、雄ロータピッチ
円Pm上にある点mよりの円弧の半径R,の略20〜3
0%である。
・c,一a,間は、雌o−タFの円弧c2一a2によっ
て創成される創成曲線である。
て創成される創成曲線である。
尚、点a,はピッチ円Pm上の点である。・a,一h,
間は、雌ロータFの点h2によって創成される創成曲線
である。
間は、雌ロータFの点h2によって創成される創成曲線
である。
尚、この部分は加工性向上のため雌ロー
タピツチサークル上に中心Qを持ち外接
円Cfに接する半径R7の円弧としても良い。
以上、第2図に示されたロータ歯形を説明したが、第1
発明は、雌雄両〇−夕の進側歯形について成立するもの
であって、各ロータの追従側歯形については特に限定さ
れない。
発明は、雌雄両〇−夕の進側歯形について成立するもの
であって、各ロータの追従側歯形については特に限定さ
れない。
つまり、追従側歯形には従来例を適用することもあるい
は第2図以外の池新規な歯形を適用することもできる。
一方、第2発明は、第2図について説明した前進側歯形
および追従側歯形の両者を含んで成立するものである。
本発明に係る雌雄ロータの歯形は上記のとおりであって
、先ず、その前進側歯形を第1図に示した従釆の雌ロー
タの前進側歯形と比較すると、以下の如き利点がある。
は第2図以外の池新規な歯形を適用することもできる。
一方、第2発明は、第2図について説明した前進側歯形
および追従側歯形の両者を含んで成立するものである。
本発明に係る雌雄ロータの歯形は上記のとおりであって
、先ず、その前進側歯形を第1図に示した従釆の雌ロー
タの前進側歯形と比較すると、以下の如き利点がある。
すなわち、先ず第1に、本発明では、雌ロータFの円弧
も−e2の角度ともle2並びに雄ロータMの円弧d,
一e2の角度くd,me2を夫々略45度として各円弧
d2−e2,d,一e,を大きく形成するとともに、そ
れらの中心点1,mを夫々ピッチ円Pf,Pm上にとっ
ているので、流体圧が最も強く作用する点e近傍の歯厚
を第1図の歯形のものと同程度に形成すると、雌ロータ
FのデデンダムDfの深さをより深く、また雄ロータM
のアデンダムAmの突出量をより長くすることができ、
したがって、第1図の歯形に比較して空間容積が増加す
ることになる。点},mをさらに中心点0fに近ずけれ
ば体積Vはさらに増加するが、ピッチ円Pfを越えて近
ずけると、雌雄ロータの歯の干渉という問題が生じる。
も−e2の角度ともle2並びに雄ロータMの円弧d,
一e2の角度くd,me2を夫々略45度として各円弧
d2−e2,d,一e,を大きく形成するとともに、そ
れらの中心点1,mを夫々ピッチ円Pf,Pm上にとっ
ているので、流体圧が最も強く作用する点e近傍の歯厚
を第1図の歯形のものと同程度に形成すると、雌ロータ
FのデデンダムDfの深さをより深く、また雄ロータM
のアデンダムAmの突出量をより長くすることができ、
したがって、第1図の歯形に比較して空間容積が増加す
ることになる。点},mをさらに中心点0fに近ずけれ
ば体積Vはさらに増加するが、ピッチ円Pfを越えて近
ずけると、雌雄ロータの歯の干渉という問題が生じる。
したがって点1,mは本発明のようにピッチ円Pf又は
Pm上に位置させるのが最もよい。第2に、本発明では
、雌ロータFの前進側歯形を点e2において、円弧Q−
e2に対して変曲する円弧e2−f2を形成しているの
で、各円弧長は分断されて短か〈なる。したがって、ホ
ブ加工が非常に行ないやすくなる。これらの雌歯形の歯
先まで3つの円弧とこれに対応する雄歯形がつくる密封
線の長さは、これら曲線群によって囲まれた空間容積が
第1図歯形に比べて大きいため相対的に短かくなり、即
ち最4・の漏洩空間で最大の空間容積を有する圧縮効率
の極めてすぐれた歯形である。
Pm上に位置させるのが最もよい。第2に、本発明では
、雌ロータFの前進側歯形を点e2において、円弧Q−
e2に対して変曲する円弧e2−f2を形成しているの
で、各円弧長は分断されて短か〈なる。したがって、ホ
ブ加工が非常に行ないやすくなる。これらの雌歯形の歯
先まで3つの円弧とこれに対応する雄歯形がつくる密封
線の長さは、これら曲線群によって囲まれた空間容積が
第1図歯形に比べて大きいため相対的に短かくなり、即
ち最4・の漏洩空間で最大の空間容積を有する圧縮効率
の極めてすぐれた歯形である。
以上説明したように、本発明すなわち第1発明は、先ず
第1に、雌雄ロータの前進側歯形に関して、空間容積の
増加とホブ加工の容易化という所期の目的を達成するこ
とができる。
第1に、雌雄ロータの前進側歯形に関して、空間容積の
増加とホブ加工の容易化という所期の目的を達成するこ
とができる。
さらに、本発明に係る雌雄ロータの追従側歯形を第1図
に示した従来の雌ロータの追従側歯形と比較すると、以
下の如き利点がある。
に示した従来の雌ロータの追従側歯形と比較すると、以
下の如き利点がある。
すなわち、先ず第1の利点は、雌ロータFのd2−c2
間を雄ロータMの円弧d,一c,による創成曲線とする
とともに、雄ロータMのc,一a,間を雌ロータFの円
弧c2−a2による創成曲線としているので、それらの
間における密封は各曲線が形成する帯状面同志で密封線
を形成するので、密封点の近傍は面と面が接した面シー
ルとなり、特に油注入式スクリューロー夕の場合には挟
効果を伴った高い油膜圧力が生じ、シール性が非常に良
いことである。
間を雄ロータMの円弧d,一c,による創成曲線とする
とともに、雄ロータMのc,一a,間を雌ロータFの円
弧c2−a2による創成曲線としているので、それらの
間における密封は各曲線が形成する帯状面同志で密封線
を形成するので、密封点の近傍は面と面が接した面シー
ルとなり、特に油注入式スクリューロー夕の場合には挟
効果を伴った高い油膜圧力が生じ、シール性が非常に良
いことである。
すなわち、第3図に示すように、雄歯形のd,一c,の
円弧が雌歯形の創成曲線d2一c2に接するときA,の
帯状面同志が、又雌歯形a2一c2の円弧が雄歯形の創
成曲線a,一c,に接するとき8の帯状面同志ができる
。これらの2面間には襖形状ができ密封目的の注入油を
回転時の速い相対速度で巻き込み高い油膜圧力の発生が
みられ密封効果を高める。また、このように面シールの
構造にすれば、雄ロータMの円弧d,一c,の全体或る
し、は雌ロータFの円弧c2−a2の全体がシールに関
与するため、従来の点シールに比較して、耐摩耗性もよ
くシール性能の持続性が優れている。第2に、雌歯先部
分のブローホール面積が従来のものに比較してかなり減
少することである。
円弧が雌歯形の創成曲線d2一c2に接するときA,の
帯状面同志が、又雌歯形a2一c2の円弧が雄歯形の創
成曲線a,一c,に接するとき8の帯状面同志ができる
。これらの2面間には襖形状ができ密封目的の注入油を
回転時の速い相対速度で巻き込み高い油膜圧力の発生が
みられ密封効果を高める。また、このように面シールの
構造にすれば、雄ロータMの円弧d,一c,の全体或る
し、は雌ロータFの円弧c2−a2の全体がシールに関
与するため、従来の点シールに比較して、耐摩耗性もよ
くシール性能の持続性が優れている。第2に、雌歯先部
分のブローホール面積が従来のものに比較してかなり減
少することである。
すなわち、第4図に示すように(従来の歯形を図中破線
で示す)、c2−a2を円弧として点a2を点aより雄
ロー夕Mの中心側に寄せるとともに(第1図の歯形では
相当部分b−aが雌歯形の中心よりの直線になっている
)、雌ロータFの部分も−h2を機ロータMの点a,に
よる創成曲線とすることによりアデンダム山を従来のも
のより鋭角化することによって、図中斜線模様で示した
面積に相当するブローホール面積を減少させているので
ある。したがって、このスクリューロータによれば圧縮
効率等が向上する。以上説明したように、本発明すなわ
ち第2発明は、上記前進側歯形の利点に加えてスクリュ
ー圧縮機のスクリューロータの追従側歯形において、シ
−ル性能の向上とブロ−ホール面積の減少化を達成する
ことによって圧縮効率の向上を図ることができ、所期の
目的を達成することができる。
で示す)、c2−a2を円弧として点a2を点aより雄
ロー夕Mの中心側に寄せるとともに(第1図の歯形では
相当部分b−aが雌歯形の中心よりの直線になっている
)、雌ロータFの部分も−h2を機ロータMの点a,に
よる創成曲線とすることによりアデンダム山を従来のも
のより鋭角化することによって、図中斜線模様で示した
面積に相当するブローホール面積を減少させているので
ある。したがって、このスクリューロータによれば圧縮
効率等が向上する。以上説明したように、本発明すなわ
ち第2発明は、上記前進側歯形の利点に加えてスクリュ
ー圧縮機のスクリューロータの追従側歯形において、シ
−ル性能の向上とブロ−ホール面積の減少化を達成する
ことによって圧縮効率の向上を図ることができ、所期の
目的を達成することができる。
尚、第1および第2いずれの発明も油注入式圧縮機、無
給油式圧縮機の区別を問わず前記各効果を発揮する。
給油式圧縮機の区別を問わず前記各効果を発揮する。
第1図は従来のスクリューロータの菱部を示す鞠直角断
面図、第2図は本発明に係るスク1」ユーロータの要部
を示す鞠直角断面図、第3図は第2図のスクリューータ
の追従側におけるシール機構を示す説明図、第4図は第
3図の菱部拡大図である。 F・・・雌ロー夕、M・・・雄ロータ、Pf,Pm・・
・ピッチ円、Cf・・・歯先円、Cm・・・歯元円、0
ト・・雌ロータの中心点、0m…雄ロータの中心点、A
f,Am…アデンダム、Df,Dm・・・デデンダム、
d2,e2,ら,g2,h2…雄ロータの前進側歯形を
形成する点、d,,e,,f,,g,,h,・・・雄ロ
ータの前進側歯形を形成する点、1,m,02,03,
04,05・・・円弧の中心点、c2,a2…雌ロータ
の追従側歯形を形成する点、c,,a.・・・雄ロー夕
の追従側歯形を形成する点。 第1図 第2図 第3図 第4図
面図、第2図は本発明に係るスク1」ユーロータの要部
を示す鞠直角断面図、第3図は第2図のスクリューータ
の追従側におけるシール機構を示す説明図、第4図は第
3図の菱部拡大図である。 F・・・雌ロー夕、M・・・雄ロータ、Pf,Pm・・
・ピッチ円、Cf・・・歯先円、Cm・・・歯元円、0
ト・・雌ロータの中心点、0m…雄ロータの中心点、A
f,Am…アデンダム、Df,Dm・・・デデンダム、
d2,e2,ら,g2,h2…雄ロータの前進側歯形を
形成する点、d,,e,,f,,g,,h,・・・雄ロ
ータの前進側歯形を形成する点、1,m,02,03,
04,05・・・円弧の中心点、c2,a2…雌ロータ
の追従側歯形を形成する点、c,,a.・・・雄ロー夕
の追従側歯形を形成する点。 第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 雌ロータFの各歯のピツチ円Pfの外側にアデンダ
ムAfを有する一方、雄ロータMの各歯底のピツチ円P
mの内側に上記アデンダムAfに対応するデデンダムD
mを有するタイプのものにして、雌ロータFの前進側歯
形が、雌ロータFのピツチ円Pfと雌雄ロータの各中心
点Of,Omを結ぶ線との交点lを中心とする円弧d_
2−e_2と、半径l−e_2の延長線上に中心点O_
2を有する円弧e_2−f_2と、半径O_2−f_2
上に中心点O_3を有する円弧f_2−g_2と、雌ロ
ータFの歯先円Cfに沿つた円弧g_2−h_2よりな
り、雄ロータMの前進側歯形が、 雄ロータMのピツチ円Pmと雌雄ロータの各中心点Of
,Omを結ぶ線との交点mを中心とする円弧d_1−e
_1と、雌ロータFの上記円弧e_2−f_2が創成す
る創成曲線e_1−_1と、雌ロータFの上記円弧f_
2−g_2が創成する創成曲線f_1−g_1と、雄ロ
ータMの歯元円Cmに沿つた円g_1−h_1よりなる
ことを特徴とするスクリユー圧縮機に使用されるスクリ
ユーロータ。 但し、 (1)点d_1,d_2は夫々、雌雄ロータの中心点O
f,Omを結ぶ線上の点である。 (2)点f_1は、雄ロータMのピツチ円Pm上の点で
ある。 (3)点f_2は、雌ロータFのピツチ円P上の点であ
る。 (4)<d_1me_1および<d_2le_2は夫々
45〜55度である。 2 雌ロータFの各歯のピツチ円Pfの外側にアデンダ
ムAfを有する一方、雄ロータMの各歯底のピツチ円P
mの内側に上記アデンダムAfに対応するデデンダムD
mを有するタイプのものにして、雌ロータFの前進側歯
形が、雌ロータFのピツチ円Pfと雌雄ロータの各中心
点Of,Omを結ぶ線との交点lを中心とする円弧d_
2−e_2と、半径l−e_2の延長線上に中心点O_
2を有する円弧e_2−f_2と、半径O_2−f_2
上に中心点O_3を有する円弧f_2−g_2と、雌ロ
ータFの歯先円Cfに沿つた円弧g_2−h_2よりな
り、雄ロータMの前進側歯形が、 雄ロータMのピツチ円Pmと雌雄ロータの各中心点Of
,Omを結ぶ線との交点mを中心とする円弧d_1−e
_1と、雌ロータFの上記円弧e_2−f_2が創成す
る創成曲線e_1−f_1と、雌ロータFの上記円弧f
_2−g_2が創成する創成曲線f_4−g_1と、雄
ロータMの歯元円Cmに沿つた円弧g_1−h_1より
なり、さらに、雌ロータFの追従側歯形が、 雄ロータMの円弧d_1−c_1が創成する創成曲線d
_2−c_2と、点O_5を中心とする円弧c_2−a
_2と、雄ロータMの点a_1が創成する創成曲線a_
2−h_2よりなり、雄ロータMの追従側歯形が、 雌雄ロータの中心点Of,Omを結ぶ線上に中心点O_
4を有する円弧d_1−c_1と、雌ロータFの円弧c
_2−a_2が創成する創成曲線c_1−a_1と、雌
ロータFの点h_2が創成する創成曲線a_1−h_1
よりなることを特徴とするスクリユー圧縮機のスクリユ
ーロータ。 但し、 (1)点d_1,d_2は夫々、雌雄ロータの中心点O
f,Omを結ぶ線上の点である。 (2)点f_1は、雄ロータMのピツチ円Pm上の点で
ある。 (3)点f_2は、雌ロータFのピツチ円Pf上の点で
ある。 (4)<d_1me_1および<d_2le_2は夫々
45〜55度である。 (5)点a_2は、雌ロータFのピツチ円Pf上の点で
ある。 (6)点O_5は、点a_2においてピツチ円Pfに接
する接線R′_5と、点C_2における創成曲線d_2
−c_2と円弧c_2−a_2との共通法線R′_5と
の交点である。 (7)点h_2は雌ロータFの歯先円Cf上の点である
。(8)点a_1は、雄ロータMのピツチ円Pm上お点
である。 (9)点h_1は、雄ロータの歯元円Cm上の点である
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13483380A JPS6041238B2 (ja) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | スクリュ−圧縮機のスクリュ−ロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13483380A JPS6041238B2 (ja) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | スクリュ−圧縮機のスクリュ−ロ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5759092A JPS5759092A (en) | 1982-04-09 |
JPS6041238B2 true JPS6041238B2 (ja) | 1985-09-14 |
Family
ID=15137521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13483380A Expired JPS6041238B2 (ja) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | スクリュ−圧縮機のスクリュ−ロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041238B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59196988A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-11-08 | Kobe Steel Ltd | スクリユ−圧縮機等のスクリユ−ロ−タ |
JPS60212684A (ja) * | 1984-04-07 | 1985-10-24 | Hokuetsu Kogyo Co Ltd | スクリユ・ロ−タ |
JPS61129488A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-17 | Kobe Steel Ltd | スクリユ−圧縮機等のスクリユ−ロ−タ |
JP3823573B2 (ja) * | 1998-11-19 | 2006-09-20 | 株式会社日立製作所 | スクリュー流体機械 |
KR100425414B1 (ko) * | 2002-01-25 | 2004-04-08 | 이 재 영 | 스크류 압축기용 로우터의 치형 |
EP2088284A1 (en) | 2008-02-11 | 2009-08-12 | Liung Feng Industrial Co Ltd | Method for designing lobe-type rotors |
CN110374871A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-10-25 | 上海艾群机械有限公司 | 一种无油双螺杆压缩机转子型线 |
-
1980
- 1980-09-26 JP JP13483380A patent/JPS6041238B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5759092A (en) | 1982-04-09 |
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