JP2006214352A - 螺旋状回転子機械 - Google Patents

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後 藤 李
Zhang-Hua Fong
展 華 馮
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Abstract

【課題】 ラックに形成される曲線を回転子の輪郭として、噛合いが優れ、トルクの分配が確実で、優れた運転効率を発揮できる環旋状回転子機械を提供する。
【解決手段】 機器の作動空間内において、互いに噛合って平行に回転する1組の回転子10,30を利用する。各回転子10,30には数本の歯形11,31とその間の歯溝12,32があり、互いに噛合っている。回転子のうち、1つは雄回転子10で、その輪郭は1本のラック70から作成され、他の1つは雌回転子30で、その輪郭もまた、雄回転子10の輪郭を作成したものと同一のラック70より作成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラックの作成する曲線を回転子の輪郭とする螺旋状回転子機械に関するものであり、特に、トルクの分配の調整が可能で高効率な螺旋状回転子機械及び、このような輪郭を備えた1組の螺旋状回転子機械に関するものである。
螺旋状回転子の輪郭が、螺旋状回転子機械の効率に甚大な影響を及ぽすことは、過去の研究により明らかになっている。20世紀の70年代の初期において、螺旋状回転子における非対称の線形輪郭が対称な円弧輪郭に取って代った結果、圧縮機の効率は10%程度向上した。近年来、騒音防止や資源節約の要求が大きく、輪郭形状の設計に種々の考慮が取り入れられている。例えば、熱変形や応力変形等である。高効率の回転子輪郭の設計が一旦成功した場合、螺旋状回転子機械全体の効率が向上し、市場上での競争力も強化するものである。一般的に使用されている螺旋状回転子機械の回転子は、螺旋状の歯形とリブと、その間に存在する歯溝を備えており、機器の運転空間において、平行軸を中心に回転するものである。回転子の1つは雌回転子で、その各々の歯溝の大部分はピッチ円の内側に位置し、その他の部分がピッチ円の外側に位置している。もう1つの回転子は雄回転子で、その各々の歯形の大部分はピッチ円の外側に位置し、他の部分はピッチ円の内側に位置している。
この螺旋状回転子機械の回転子輪郭について、過去に様々な特許が公開されている(例えば特許文献1〜5等参照)。これら先行技術は、回転子輪郭の輪郭について充分な検討を行い、大いに回転子機械の運転性能の向上に貢献している。ただし、このような先行技術ではどれも、従来の技術を駆使した回転子の輪郭形状の形成過程に属するもので、即ち、1つの回転子においてその主要な歯形曲線を定義し、協働原理に基づいて、他の回転子に1つの相対する協働歯形曲線を作成するものである。しかるに、これらの形状は未だ回転子輪郭の最良設計とは言いえず、いくつかの実用上や製作上の欠点を残している。
最近、輪郭の作成方法の1つが提案されている。即ち、曲率半径が無限大であるラックに主要曲線を定義し、その後、両回転子の輪郭の形状を作成するものである(例えば特許文献6、7等参照)。この作成方法の優れた点としては、定義されたラックの形状で協働する雄、雌両回転子の輪郭を作成し、ラック上の各点において、回転子上の相対する1点を求められる。これは曲線全長の形成に属し、且つラックの形状上の直線線分は、回転子上に相対する仲開線分を生成して、両回転子のピッチ円の附近での柑対運動が、理想に近い回転接触となり、トルクの伝達に優れている。また、吹き返し孔を小さく保ちつつ、回転子の接触部の全長において完全な密封が保持される。ラックを利用して形成された雌回転子の歯形は、如何なる現存する渦状圧縮機の回転子よりも大きな断面と堅固な形状を有し、雄、雌両回転子間のトルクの伝達が優れたものである。
既知の螺旋状回転子は、雄回転子の歯先と、雌回転子の歯先と、シリンダ−壁による圧縮時の密封気体とを利用するものである。然るに輪郭の設計において、例えば雌回転子の歯厚の不足によって曲げ強度が不足したり、左右両側の輪郭曲線の圧力角の不備により回転子の受ける力が不均等になったり、更に圧縮時における回転子の熱膨脹や高圧気体の衝撃などの原因のために歯形が変形し、雄回転子の歯先や雄、雌両回転子間の磨耗、または振動による騒音等が誘起されたりすると、圧縮機の効率に種々の影響が及ぼされる。
米国特許第2622787号明細書 米国特許第3787154号明細書 米国特許第4412796号明細書 米国特許第4890992号明細書 米国特許第4406602号明細書 米国特許第4643654号明細書 英国特許第9610289.2号明細書
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、ラックに形成される曲線を回転子の輪郭として、噛合いが優れ、トルクの分配が確実で、優れた運転効率を発揮できる環旋状回転子機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、ラックに形成される曲線を回転子の輪郭として、噛合いが優れ、トルクの分配が確実で、優れた運転効率を発揮できる環旋状回転子機械を提供することを目的とする。
本発明で提供する蜘旋状回転子機械の優れた点は、互いに噛合う雄と雌両回転子の輪郭曲線は、すべて同一のラックの輪郭曲線から生じる点にある。この方法によって、回転子の歯形線の作成過程を簡素化できる。ラックの輪郭線は1つの楕円弧を含み、この楕円弧の長軸と短軸の比を調整して、ラックの底部に1段の円弧を加えて雄回転子の歯先に1段の過渡的な円弧を作成し、雄回転子の歯先を保護するものである。旦つ、雌回転子輪郭の左右両側の歯形圧力角と雌回転子の歯厚も調整可能である。このような改善された設計により、雄、雌両回転子間のトルクは適当に分配され、また、各々の運転状況と螺旋状回転子機械の類別に応じてラックの輪郭を調整することのより、回転子の曲げ強度を強化し、騒音や漏れを抑制して、運転効率が向上する1組の適当な螺旋状回転子機械が得られる。
以下、図面を参考しながら、本発明に係る螺旋状回転子機械の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る螺旋状回転子機械の雄回転子の要部を示す拡大平面図、図2は本発明に係る螺旋状回転子機械の雌回転子の要部を示す拡大平面図、図3は本発明に係る螺旋状回転子機械を示す断面図である。
図1、3に示すように、本発明に係る螺旋状回転子機械は、雄回転子10と雌回転子30を有している。雄回転子10は、5本の螺旋状歯形(リブ)11(図1には完全な螺旋状歯形11が1つのみ示されている)と、螺旋状歯形11の間に位置する螺旋状歯溝12(図1には螺旋状歯溝12が2つのみが示されている)とを備えている。また、図中には、雄回転子10のピッチ円14と回転軸16が示されている。雌回転子30は、雄回転子10と噛合うように輪郭が形成されている。
図2に示すように、雌回転子30は、6本の螺旋状歯形(リブ)31(図2には完全な螺旋状歯形31が2つのみ示されている)と、螺旋状歯形31の間に位置する螺旋状歯溝32(図2には螺旋状歯溝32が1つのみ示されている)とを有している。また、雄回転子10に対して雌回転子30にもピッチ円34と回転軸36がある。図3に示すように、両回転子がハウジング41の中で噛合って協働するとき、雄回転子10の回転軸16と雌回転子30の回転軸36は、共通の軸間平面40上に位置する。
図4は本発明に係る螺旋状回転子機械の回転子の噛合い要部を示す拡大平面図である。
図4を参照しつつ、雌回転子30と雄回転子10の輪郭の成形を説明する。
d1を、両回転子中心間の距離の0.005〜0.05倍の範囲内の所定長さとする。d2を、両回転子中心間の距離の0.15〜0.35倍の範囲内の所定長さとする。雌回転子30の回転軸36を円心とし、両回転子の中心間の距離に雌回転子歯数を乗じた後、両回転子歯数の和で割って得た長さを半径としてピッチ円34が得られる。ピッチ円34の半径からd2を引いた長さを半径として歯底円34bが得られる。そして、ピッチ円34の半径にd1を加えた長さを半径として歯先円34aが得られる。また、雄回転子10の回転軸16を円心とし、両回転子中心間の距離に雄回転子歯数を乗じた値を両回転子歯数の和で割った長さを半径として、ピッチ円14が得られる。ピッチ円14の半径にd2を加えた長さを半径として歯先円14aが得られ、ピッチ円14の半径からd1を引いた長さを半径として歯底円14bが得られる。そして、円14、14a、14bは各々円34、34b、34aと外接する。歯先円14aと歯底円34bは、回転軸16、36が設けられる軸間平面40上の点50で相交わり、両ピッチ円の相接する点から平面40に垂直線を引いてピッチ線60とし、ラック70を定義する。歯のピッチは、雄回転子10のピッチ円14の円周の長さを雄回転子10の歯数で割った値である。
雌回転子30の歯先円34と雄回転子10の歯底円14bは、歯先線60aで互いに外接している。
ラック70の一側で、d1の1〜2倍の長さを半径r1として、歯先線60aと接触させて円71cを描き、円71cが歯先線60aと接触する点を始点71aとして終点71bまでの円弧を第1線分71とする。円71cの中心が軸間平面40から上方へ歯のピッチの0.3〜0.5倍離れたときの、高圧側圧力角uを6°〜15°の間と定義し、第1線分71の始点71aと終点71bが、円71cの円心を挟む角度t1を(90°−u)とすると、終点71bは必ずしもピッチ線60上にはなく、u及びr1の値により決定される。r1が大きすぎれば、圧縮機内の圧縮気体の漏洩が増加し、またr1が小さすぎれば加工が困難となる。さらに、点71bを始点とし、水平線から角度uの方向に向かって反時針回りに、(2.0×d1−r1)より短い直線(または曲線)である第2線分72を描き、終点72aを得る。
図5Aはラックと雄回転子の相対運動における座標図、図5Bはラックと雌回転子の相対運動における座標図、図6はラックのサイクロイド形成時の平面図である。
図6に示されるように、ピッチ円34は概略図であり、実際の寸法で描かれたものではない。終点72aから第2線分72の法線方向に沿って、円71cの半径r1より長い距離kだけ延長すると点73aが得られる。また、終点72aから第2線分72の法線に沿って、点73aの逆方向に延長すると、ピッチ線60と接する点90が得られる。この点90上でピッチ円34とピッチ線60が接するようにピッチ円34を移し、点73aがピッチ円34に対して固定されていると見なせば、点73aとピッチ円34との相対的位置は転動中不変である。ピッチ円34を、点90からピッチ線60上を下方に向って1/18〜1/16回転の範囲で転動させると、点100に達する。そしてピッチ円34に固定された点73aは、1条の一定長さの軌跡を描き、この軌跡線が第1サイクロイド73cである。第1サイクロイド73cの法線方向に、この第1サイクロイド73cと一定距離を隔だてた等距離線を得ることにより、第2線分72の終点72aと接する第3線分73が得られる。距離kだけ延長すれば、回転子30の歯形の、ピッチ円34における曲率半径が決定される。
図6に示されるように、ピッチ円14は概略図であり、実際の寸法で描かれたものではない。第3曲線73の終点73bで、第3曲線73の法線方向に円71cの半径r1より長い距離lを延長して点74aを得る。点100上でピッチ円14とピッチ線60が接する位置にピッチ円14を移し、点74aをピッチ円14に対して固定されていると見なせぱ、点74aとピッチ円14の相対的位置は転動中一定不変である。ピッチ円14を点100からピッチ線60に沿って上に向って1/18〜1/6回転の範囲で転動させれば、ピッチ円14は終点110に達する。そしてピッチ円14に固定された点74aは点74bまで1条の一定長さの軌跡を描き、この軌跡線が第2サイクロイド74cである。第2サイクロイド74cの法線方向に、第2サイクロイド74cと一定距離を隔だてた等距離線である第4曲線74が得られ、先の第3曲線73と点73bにおいて接する。距離lだけ延長すれば、雄回転子10の歯形の、歯先円14aにおける曲率半径が決定される。
ピッチ円14と34は、点80において外接する。点80を円心とし、長さd2を半径として、点50と点74bに接触する円弧である第5線分75を得る。点80が第5線分75の両端点50と74bの間に挟まれる角βを、ラックで作成した雄回転子歯形上の歯先保護角とする。この角の大きさは0°〜10°の範囲の値である。
第3線分73と第4線分74の長さを定義するには、両者が点73bにおいて接触し、且つ、曲線74の終点74bにおける法線が点80を通る条件を満足させることを原則とする。
ラック70の軸間平面40に対して点71aと反対側の歯先線60a上で、点71aから1つのピッチ分の長さ離れた点79aを得て、歯先線60aに沿って、中心間距離の0.02〜0.06倍の長さを有する1本の直線(または曲線)である第6線分79を引いて終点79bを得る。この第6線分79の長さは、形成される雌回転子30の歯厚に影響する。長さが長い程、雌回転子の歯厚も厚くなり、より大きい荷重に耐えられる。長さが短い程、雌回転子の歯厚も薄くなり、耐荷重力が減少し、変形の程度も大きくなる。
d1の1〜5倍の長さを半径r2として、点79bにおいて歯先線60aと接するように、円78aを設け、第7線分78を得る。円78の円心は、軸間平面40から垂直な下方へ、ピッチの長さからd1を差引いた距離の点に位置する。低圧側圧力角vを30°〜45°の間と定義し、第7線分78は、点79bと終点78bで円心を挟んだ角t2を(90°−v)として定義され、終点78bは必ずしもピッチ線60上に位置しない。これは、低圧側圧力角vと半径r2の値によって決定されるものであり、半径r2が過少であると、機器の製造が困難となる。
点78bを始点とし、水平線と低圧側圧力角vをなす方向に(6×dl−r2)より短い直線(または曲線)である第8線分77を引いて終点77aが得られる。
点77aと点50を求めた後、第8線分77および第5線分75と、両端点において接線及び接点が連続的となるように連結される楕円弧である第9線分(76)を選定する。選定において満足すべき条件は、中間楕円孤76が、点50と点77aにおいて連続的に接触することである。特に重要な点は、連続的に接触できるように楕円弧の自由度が許容されて、連続の条件を満足することにある。故に、設計に臨んで、先に中心間距離の0.5〜3.5倍の長さの楕円長軸を与え、連続条件を満足できる状況下で楕円の中心の位置、楕円を中心に対して回転させる角度、及び楕円の弧を決定するパラメータの範囲を求める。
図5に示すように、ラック70がピッチ線60に沿って水平移動し、雌回転子30もその回転軸36に対して回転する際、雌回転子30単一の歯形輪郭は、この相対運動の関係及ぴ、噛合条件から求められる。ラック70上の曲線は、各々相対する雌回転子30の輪郭曲線を形成し、相対する各曲線は運動中完全に噛合うものである。
ラック70がピッチ線60に沿って水平移動し、雄回転子10もその回転軸16に対して回転する際、雄回転子10の輪郭は、この相対運動関係と噛合条件に基づいて求められる。ラック70上の曲線は、各々相対する雄回転子10の輪郭曲線を形成し、相対する各曲線は運動中完全に噛合うものである。
以上の説明から下記の結論が得られる。
A)ラック70は数条の曲線よりなるものであり、必要な場合、個別に各線を調整し得る。例えば半径r1やr2、楕円長軸、各直線自体の長さ、角度β、u、vの大きさ、距離k、lの長さ等を調整することができる。これにより、様々な応用分野における圧縮機、例えば冷媒圧縮機や空気圧縮機等に好適に応用できる。
B)1つのラック70から容易に雄、雌両回転子の歯形が形成でき、両者は互いに協働可能で、回転子の設計が容易に達成できる。
C)A)項で述ベたラックの曲線の調整により、性質や状況の異なる回転子の歯形に容易に応用できる。調整が適当に行われれば、効率が高く、トルクの分配も確実的な雄、雌回転子の歯形が得られる。
D)雄回転子10の歯形はラック70で形成されるものであり、ラック70上の各曲線により、雄回転子歯形上の相対する曲線が得られる。この相対する曲線は形成運動中(図5(A)参照)完全に噛合うため、ラック曲線の全長で形成される。なお、歯形全体の輪郭は、歯先円14aと歯底円14bとの間に存在する。
E)雌回転子30の歯形もラック70で形成されるものであり、ラック70上の各曲線により、雌回転子歯形上の相対する由線が得られる。この相対する曲線は形成運動中(図5(B)参照)完全に噛合するため、ラック曲線の全長で形成される。なお、歯形全体の輪郭は、歯先円34aと歯底円34bの間に存在する。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
本発明に係る螺旋状回転子機械の雄回転子の要部を示す拡大平面図である。 本発明に係る螺旋状回転子機械の雌回転子の要部を示す拡大平面図である。 本発明に係る螺旋状回転子機械を示す断面図である。 本発明に係る螺旋状回転子機械の回転子の噛合い要部を示す拡大平面図である。 ラックと雄回転子の相対運動における座標図である。 ラックと雌回転子の相対運動における座標図である。 ラックのサイクロイド形成時の平面図である。
符号の説明
10 雄回転子、
30 雌回転子、
11 雄回転子の歯形、
12 雄回転子の歯溝、
14 雄回転子のピッチ円、
14a 雄回転子の歯先円、
14b 雄回転子の歯底円、
16 雄回転子の回転軸、
31 雌回転子の歯形、
32 雌回転子の歯溝、
34 雌回転子のピッチ円、
34a 雌回転子の歯先円、
34b 雌回転子の歯底円、
36 雌回転子の回転軸、
40 軸間平面、
41 ハウジング、
60 ピッチ線、
60a 歯先線、
70 ラック、
71 第1線分、
72 第2線分、
73 第3線分、
73c 第1サイクロイド、
74 第4線分、
74c 第4サイクロイド、
75 第5線分、
76 第9線分、
77 第8線分、
78 第7線分、
79 第6線分、
p1 ピッチ、
u 高圧側圧力角、
v 低圧側圧力角。

Claims (11)

  1. 互いに噛合う螺旋状の歯形と歯形間の歯溝を有する雄回転子(10)および雌回転子(30)を含む螺旋状回転子機械であって、
    前記雄回転子(10)と雌回転子(30)の輪郭は一条のラック(70)によって形成され、当該ラック(70)は複数の線分からなり、前記ラック(70)の始点(71a)と終点(79a)間の距離は雄回転子(10)のピッチ円周の長さを雄回転子(10)の歯数で割った値であるピッチ(p1)であり、
    雄回転子(10)のピッチ円(14)の半径は、前記雄、雌両回転子(10,30)の中心軸間の距離である中心間距離に雄回転子(10)の歯数を乗じた後、さらに両回転子の歯数の和で割った値であり、
    前記雌回転子(30)のピッチ円(34)は、雌回転子(30)の回転軸(36)を円心とし、中心間距離に雌回転子(30)の歯数を乗じた後、さらに両回転子の歯数の和で割った値を半径として得られ、
    前記雌回転子(30)の歯底円(34b)は、当該雌回転子(30)の中心を円心とし、雌回転子(30)のピッチ円半径から中心間距離の0.15〜0.35倍の長さ(d2)を減じた値を半径として得られ、
    前記雌回転子(30)の歯先円(34a)は、当該雌回転子(30)の中心を円心とし、雌回転子(30)のピッチ円半径に中心間距離の0.005〜0.05倍の長さ(d1)を加えた値を半径として得られ、
    前記雄回転子(10)の歯先円(14a)は、当該雄回転子(10)の中心を円心とし、雄回転子(10)のピッチ円半径に中心間距離の0.15〜0.35倍の長さ(d2)を加えた値を半径として得られ、
    前記雄回転子(10)の歯底円(14b)は、当該雄回転子(10)の中心を円心とし、雄回転子(10)のピッチ円半径から中心間距離の0.005〜0.05倍の長さ(d1)を減じた値を半径として得られることを特徴とする螺旋状回転子機械。
  2. 前記雄回転子(10)のピッチ円(14)、歯先円(14a)および歯底円(14b)は、各々、前記雌回転子(30)のピッチ円(34)、歯底円(34b)および歯先円(34a)と、前記両回転子(10,30)の回転軸を含む軸間平面(40)上で外接しており、前記両ピッチ円(14、34)に接すると共に前記軸間平面(40)に垂直である線をピッチ線(60)とする請求項1に記載の螺旋状回転子機械。
  3. 前記ラック(70)の輪郭は、
    前記雌回転子(30)の歯先円(34a)と雄回転子(10)の歯底円(14b)とが接する歯先線(60a)に接する円弧であって、円心が前記軸間平面(40)より所定距離離れて位置し、半径(r1)が前記長さ(d1)の1〜2倍であり、円弧の始点(71a)が歯先線(60a)上に設けられ、終点(71b)までの弧角が90°から高圧側圧力角(u)を減じた値である第1線分(71)と、
    前記第1円弧の終点(71b)を始点とし、終点(72a)までの長さが前記長さ(d1)の2倍から前記半径(r1)を減じた値より短く、水平線との間に所定の挟角である高圧側圧力角(u)を有する直線または曲線である第2線分(72)と、
    前記第2線分(72)の終点(72a)からこの第2線分(72)に垂直線(73d)を引き、前記ピッチ線(60)と交わる点(90)を得、この点(90)上で前記雌回転子(30)のピッチ円(34)とピッチ線(60)が接するように雌回転子(30)のピッチ円(34)を移し、さらに、前記垂直線(73d)上に、雌回転子(30)のピッチ円(34)との相対位置が一定に保持される点(73a)を設け、前記雌回転子(30)のピッチ円(34)を前記ピッチ線(60)上の点(100)に至るまでピッチ線(60)上で回転させて、点(73a)の軌跡として得られる第1サイクロイド(73c)を得、当該第1サイクロイド(73c)の等距離線であって前記第2線分(72)の終点(72a)と連結する第3線分(73)と、
    前記第3線分(73)の終点(73b)から長さ(l)の法線を引いて点(74a)を得、前記雄回転子(10)のピッチ円(14)を前記点(100)と接するように移し、前記点(74a)と前記点(100)を直線で結び、点(74a)の雄回転子(10)のピッチ円(14)との相対位置を一定に保持しつつ、前記ピッチ線(60)上で雄回転子(10)のピッチ円(14)を回転させ、前記点(74a)の軌跡として得られる第2サイクロイド(74c)を得、第2サイクロイド(74c)の等距離線であって前記第3線分(73)の終点(73b)と連結する第4線分(74)と、
    前記雄回転子(10)と雌回転子(30)のピッチ円(14,34)が互いに外接する点を円心とし、前記長さ(d2)を半径として得られる円の円弧である第5線分(75)と、
    軸間平面(40)に対して前記第1線分(71)と反対側で、前記歯先線(60a)上に位置し、前記第1線分(71)の始点(71a)からの距離が前記ピッチ(p1)と等しい点(79a)を始点として、歯先線(60a)に沿って終点(79b)まで所定長さ延びる直線または曲線である第6線分(79)と、
    前記歯先線(60a)と接し、前記軸間平面(40)との距離が前記ピッチ(p1)から前記長さ(d1)を減じた値である点を円心として、前記長さ(d1)の1〜5倍の範囲の値である半径(r2)を有し、第6線分(79)の終点(79b)を始点として終点(78b)までの弧角が90°から低圧側圧力角(v)を減じた値である円弧である第7線分(78)と、
    前記第7線分(78)の終点(78b)を始点とし、長さは前記長さ(d1)の6倍から前記半径(r2)を減じた値より短く、水平線との間の挟角が低圧側圧力角(v)に等しい直線または曲線である第8線分(77)と、
    前記第8線分(77)および前記第5線分(75)と、両端点において接線及び接点が連続的となるように連結される楕円弧である第9線分(76)と、を含む複数の線分より構成されることを特徴とする請求項2に記載の螺旋状回転子機械。
  4. 前記第1線分(71)は、円心が前記軸間平面(40)から前記ピッチ(p1)の0.3〜0.5倍の距離にあり、半径が前記長さ(d1)の1〜2倍の長さであることを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  5. 前記高圧側圧力角(u)は6°〜15°の範囲の値であり、前記低圧側圧力角(v)は30°〜45°の範囲の値であることを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  6. 前記第2線分(72)の長さは、前記長さ(d1)の2倍から前記半径(r1)を減じた値より短いことを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  7. 前記第1サイクロイド(73c)および前記第2サイクロイド(74c)を作成するために、雌回転子(30)と雄回転子(10)のピッチ円(34,14)を、各々1/18〜1/6回転の範囲内で回転させることを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  8. 前記第5線分(75)の弧角は10°以下であり、この角度は雄回転子(10)の歯先の保護角(β)であることを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  9. 前記第9線分(76)の楕円を設計するために、先ず楕円の長軸の長さを中心間距離の0.5〜3.5倍とし、第9線分(76)の両端点の連続条件を満足させるように、楕円の中心の位置、楕円を中心に対し回転させる角度及び楕円の弧を決定するパラメータの範囲を求めることを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  10. 前記ラック(70)が雌回転子(30)のピッチ円(34)に沿って水平に移動し、雌回転子(30)がこの移動に対応して回転軸(36)を中心に回転する場合、雌回転子(30)の単一の歯形輪郭は、この相対的な運動関係と噛合条件から求められ、且つラック(70)上の曲線が、各々対応する雌回転子(30)の輪郭曲線を形成し、各々対応する曲線同士は、運動中に完全に噛合うことを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
  11. 前記ラック(70)が雄回転子(10)のピッチ円(14)に沿って水平に移動し、雄回転子(10)がこの移動に対応して回転軸(16)を中心に回転する場合、雄回転子(10)の単―の歯形輪郭は、この相対的な運動関係と噛合条件より求められ、且つラック(70)上の曲線が、各々対応する雄回転子(10)の輪郭曲線を形成し、各々対応する曲線同士は、運動中に完全に噛合うことを特徴とする請求項3に記載の螺旋状回転子機械。
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