JPH06123294A - スクリューロータ - Google Patents

スクリューロータ

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JPH06123294A
JPH06123294A JP4296555A JP29655592A JPH06123294A JP H06123294 A JPH06123294 A JP H06123294A JP 4296555 A JP4296555 A JP 4296555A JP 29655592 A JP29655592 A JP 29655592A JP H06123294 A JPH06123294 A JP H06123294A
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rotor
addendum
arc
pitch circle
female
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Akira Matsui
昭 松井
Takayuki Kishi
孝幸 岸
Toshio Nishio
敏生 西尾
Keisuke Kasahara
敬介 笠原
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Mayekawa Manufacturing Co
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/08Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing
    • F01C1/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or engines
    • F01C1/084Toothed wheels

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はスクリューロータ機械において、雌
ロータ2のアデンダム21の形状と、雄ロータ1のデデ
ンダム11の形状に着目し、両者の形状に工夫を凝らす
事により、シール線の長さの低減とほとんど無関係にブ
ローホール面積の低減と共に、両ロータの歯面と吐出側
端面板に囲まれて形成された空間4が半閉じ込み状態と
なる事のないスクリューロータを提供する事を目的とす
る。 【構成】 前記アデンダムの軸直角断面プロフィルが、
ピッチ円の内側に中心をもつ5個以上の円弧から形成さ
れる複数円弧曲線であり、 一方雄ロータ側のデデンダ
ムが、前記複数円弧曲線から創成される創成曲線である
事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機、送風機、膨張
機、液送ポンプ等に適用可能なスクリューロータに係
り、特に互いに噛合して回転する雄ロータと雌ロータか
らなり、雌ロータがピッチ円の外側にアデンダムを有す
るスクリューロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より前記スクリューロータを用いた
流体機械は一般に、高圧口(圧縮機の場合吐出口)と低
圧口(同吸気口)を有し平行な軸線をもつ相交わる2つ
のボア(筐筒)からなる作用空間を有するケーシング
と、前記ボア内に配置され、360°以下の包み角を有
する型の雄、雌ロータからなる。雄ロータは各ランド及
び溝部の少なくとも大部分がピッチ円の外側にあり、一
方、雌ロータは前記雄ロータに噛み合う各溝部とランド
の少なくとも大部分がピッチ円の内側にあり、そして一
般には雄ロータは4枚のランド、雌ロータは6枚のラン
ドからなる。ここでランドとは一の歯底から次の歯底に
至るまでの凸歯部分を指し、一方溝部とはランド間に挟
まれる凹部空間を指す。
【0003】そしてかかるスクリューロータ機械には、
同期歯車を介して前記両ロータを同期回転させ、両ロー
タ間が非接触の状態で回転させるものと、前記ロータの
内一のロータ、具体的には雄ロータを駆動ロータとし、
該雄ロータを雌ロータに接触させつつその回転トルクを
雌ロータに付与させる事により前記両ロータを回転させ
るものが存在する。しかしながら前者は、ロータ間の直
接接触を避ける為に、同期歯車を非常に正確に製作しな
ければならず、コストアップにつながる。この為現在流
通しているスクリュー流体機械の多くは、後者の駆動/
従動ロータからなる接触式ロータ回転方式を採用すると
共に、雌ロータのランド部先端をピッチ円の外側まで延
在させ、アデンダムを形成すると共に、一方前記アデン
ダムと噛み合う雄ロータの歯底側をピッチ円の内側まで
延在させてデデンダムを形成し、理論押退け量の増大を
図っている。ここでアデンダムとはピッチ円の外側に位
置するランド部先端部を指し、又デデンダムとはピッチ
円の内側に位置する歯底部位を指す。尚、このようなロ
ータ形状は一般には油噴射式のロータ機械に多く適用さ
れるが、これのみに限定される事なく無給油タイプのロ
ータ機械にも適用可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記雌ロ
ータ2アデンダム21を設けると、例えば特公昭56−
17559号(先行例1)に示すスクリューロータ形状
を用いて前記ロータ接触式の圧縮機を構成した場合に、
図4に示すように雄、雌の両ロータが回転して雌ロータ
2のアデンダム21が雄ロータ1の溝部13歯底11と
噛み合う吐出行程途中において、両ロータの歯面と吐出
側端面板3に囲まれて形成された空間4が回転に伴って
減少していくとともに、この空間4から吐出室に通ずる
逃げ通路41が狭くなっていた。このため、この空間4
中の作動流体は流出抵抗のために半閉じ込み状態とな
り、逃げきれず圧縮されるため無駄な圧縮仕事を行って
いた。特に作動流体中にガスは勿論油噴射機構よりの油
や凝縮した作動流体等の液体がこの空間4に閉じ込まれ
た場合、液圧縮を起こして大きな振動と騒音が発生し、
なおかつ圧縮動力が増大するため、圧縮機の効率と信頼
性が著しく低下していた。
【0005】また、特公平2−50319号(先行例
2)に示す様に雌ロータ2のアデンダム21を雄ロータ
1歯底のデデンダムプロフィルの創成曲線とした技術が
提案されている。しかしながらかかる技術においても図
5に示すように先行例1に比べてやや小さいものである
が半閉じ込み空間4が形成され、尚前記欠点の完全なる
解消にはつながらない欠点があった。
【0006】次に前記雌ロータのアデンダム21を用い
た場合の第二の問題としてブローホールの問題がある。
即ち、雌ロータ2がピッチ円の外周にアデンダム21を
もたない場合のスクリューロータ機械において、雄及び
雌ロータ2のランドの先端と、作用空間の胴壁との密封
線は、V字形室の頂点が一致する作用空間のボアの相交
わる線上の同一点で一致するから異なるV字形室は互い
に完全に密封されるから理論上はブローホールは生じな
い。
【0007】しかしながら図6に示すように、前記雌ロ
ータ2にアデンダム21を設けるとボア交点を前記ピッ
チ円状まで延在する事は不可能である為に、前記ボア交
点5と雄ロータ1のランド部12頂部付近と雌ロータ2
のアデンダム21付近の前進側フランクとの間にブロー
ホールと呼ばれる三角形状の吹き抜け穴が形成されてし
まう。ここでフランクとはランドを前進側と後進側に分
けてその片側部位を指す。
【0008】かかる欠点を解消するため、例えば特公平
3ー4757(先行例3)においては、前記雌ロータ2
の溝部を円弧、創成曲線、双曲線と共に、前記溝部の歯
底よりアデンダム21付近に至る前進側フランクの曲線
を半径がプロフィル角度と共に変化する円弧以外の特殊
な曲線に設定し、一方雄ロータ1のランドを、円弧、創
成曲線と共に、前記ランドの頂部付近の後進側フランク
の曲線を半径がプロフィル角度と共に変化する円弧以外
の特殊な曲線に設定する事により前記ブローホール面積
を低減させている。
【0009】さてスクリューロータ機械においては一般
にシール線の長さとブローホール面積は相反する関係に
あり、特に前記技術の様に雌ロータ2の溝部と雄ロータ
1のランド22の組合せにおいてブローホールの低減を
図ると、併せてシール線の長さの低減を図る事が極めて
困難である。
【0010】そこで例えば前記先行例1において雌ロー
タ2溝部の後進側フランクに対する切線との間の角度γ
を出来るだけ90°に接近させる事で対処しているが、
図3に示すように尚十分なる低減にはつながらない。
【0011】そこで、本発明は従来全く着目されていな
かった雌ロータ2のアデンダム21の形状と、雄ロータ
1のデデンダム11の形状に着目し、両者の形状に工夫
を凝らす事により、シール線の長さの低減とほとんど無
関係に而も前記従来技術以上に前記ブローホール面積の
低減を図り得るスクリューロータを提供する事を目的と
する。本発明の他の目的は、例えば前記ロータ機械を圧
縮機として適用した場合に、吐出行程途中において、両
ロータの歯面と吐出側端面板に囲まれて形成された空間
4が半閉じ込み状態となる事のない、而も雌ロータ2の
強度低下や、理論押しのけ量(理論風量)の低減が生じ
る事なく前記半閉じ込み状態を阻止し得るスクリューロ
ータを提供する事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の第一発明
は前記ブローホールを低減するために、前記雌ロータ2
のアデンダム21の前進側プロフィル21aに着目した
もので、その特徴とするところは、前記前進側プロフィ
ル21aが3個以上の円弧、好ましくはピッチ円DPF
内側に中心をもつ3個以上の円弧から形成され、そして
より好ましくは該円弧間が滑らかに接続されている複数
円弧曲線(O1〜J〜K〜L)であるスクリューロータ
にある。ここで前進側プロフィル21aと規定したの
は、本ロータが圧縮機のみに特定されるという趣旨では
なく、前記アデンダム21頂部中心を中心としてその両
側に位置するフランク面を特定するために、単に呼び名
として規定したもので従って本発明及び後記する第三発
明はいずれも液ポンプとしても、送風機としても又膨張
機としても適用し得る。そして前記の場合雄ロータ1側
のデデンダム11の前記雌ロータの2のアデンダム21
の前進側プロフィル21aに対応する部位は、前記複数
円弧曲線から創成される創成曲線で形成するのが好まし
い。
【0013】請求項3記載の第二発明は前記雌ロータ2
の強度低下や、理論押しのけ量(理論風量)の低減が生
じる事なく前記半閉じ込み状態を阻止するために、前記
雌ロータ2のアデンダム21の後進側プロフィルに着目
したもので、その特徴とするところは、前記後進側プロ
フィル21bが3個以上の円弧、好ましくはピッチ円D
PFの内側に中心をもつ3個以上の円弧から形成され、そ
して好ましくは該円弧間が滑らかに接続されている複数
円弧曲線(P〜Q〜R〜S〜O1)であるスクリューロ
ータを提案している。この場合前記複数の円弧のうち、
頂部円弧に隣接し且つピッチ円DPFにまで到達しない一
又複数の円弧の内少なくとも一の円弧(Q〜R)を、ピ
ッチ円DPFに到達する他の円弧(Q〜P)より大幅に大
なる直径にするのがよい。そして更に前記雌ロータ2の
アデンダム21頂部を、雌ロータ2軸心を中心とした後
進側から前進側に亙る一の円弧曲線(S〜J)で形成す
ると共に、該円弧曲線の軸心を中心とした狭角を4°以
下に設定している。尚、前記半閉じ込み状態は主として
圧縮機の場合特に問題になるのであり、従って本発明に
おいては、特に圧縮機、液ポンプ若しくは送風機として
極めて有効である。そして前記の場合雄ロータ1側のデ
デンダム11の前記アデンダム21の後進側プロフィル
21bに対応する部位は、前記複数円弧曲線から創成さ
れる創成曲線で形成するのが好ましい。
【0014】請求項7記載の発明は、前記ブローホール
と半閉じ込み状態阻止の両者に対応させたもので、前記
雌ロータ2のアデンダム21の軸直角断面プロフィル
が、5個以上、好ましくはピッチ円DPFの内側に中心を
もつ5個以上の円弧から形成される複数円弧曲線(P〜
Q〜R〜J〜K〜L)であり、一方雄ロータ1側のデデ
ンダム11が、前記複数円弧曲線から創成される創成曲
線である事を特徴とするものである。この場合前記雌ロ
ータ2のアデンダム21頂部を、雌ロータ2軸心を中心
とした後進側から前進側に亙る一の円弧曲線(S〜J)
で形成すると共に、該円弧曲線の軸心を中心とした狭角
を4°以下に設定するのがよい。
【0015】
【作用】請求項1記載の作用を図5に基づいて説明する
に、プロホールは図3に示すように図6のA−A線断面
方向から見ると三角形の形状をしており、曲線ABは雌
ロータ2の前進面アデンダム21付近を軸に平行でかつ
ロータケースのボア交点5を通る垂直平面で切断したと
き切断面の縁の曲線であり、一方曲線BCは雄ロータ1
の頂部付近をこの垂直平面で切断したときの曲線であ
る。直線ACはケースのボア交点を水平方向から見たと
きの稜線である。 従って図3より明らかなようにブロ
ーホール面積を小さくするためには、曲線ABを曲線B
Cに近づけるようにすればよいことになる。本発明にお
いてはこの点に着目し、雌ロータ2の前進面アデンダム
21を3個以上の円弧で構成し、よって点A近傍の曲率
半径を大きくとれるようにして、曲線BAを曲線BCに
近づけるようにした。この結果、図3の曲線A1、B1、
C1に示すようにブローホールが従来のロータ先行例1
のA2,B2,C2に比して大幅に小さくすることができ
た。而も本発明は、シール線の形成に影響の少ないアデ
ンダム21の前進側プロフィル21aについてのみ規定
してあるために、前記アデンダム21形状と無関係にシ
ール線を低減する事が可能であり、トータルとしての体
積効率が大幅に向上する。更に本発明は先行例2に記載
したように角度変数に基づいて半径が変化する複雑な形
状を取る事なく、複数の円弧でのみ形成されるものであ
る為に、その製造も容易である。
【0016】次に請求項3記載の発明の作用について説
明する。半閉じ込み空間4は、図2、図4及び図5を検
討するに雌ロータ2の頂部円筒角度φが大きくなると増
加する傾向があり、逆にその角度を零とすれば完全に半
閉じ込み空間4は形成されないことになる。しかし、従
来のロータでは、頂部を除く雌ロータ2のアデンダム2
1の形状は機械的破損を恐れるために、その頂部曲線を
偏平形状で且つその頂部両端側からピッチ円DPFに至る
稜線を夫々単に1つの円弧(特公平2ー46796、特
公昭61ー8242)で形成するか若しくは1つの円弧
に対応する創成曲線(特公平2ー50319)で形成し
ていた。しかしながら1つの円弧で且つその頂部角度を
小さくしようとすると、結果的に先行例3のように肉薄
になるのは避けられず、雌ロータ2の強度低下や、理論
押しのけ量(理論風量)の低減が生じてしまい、従来の
技術ではこの方策を取る事が出来ない。そこで本発明は
頂部角度を4°以下に小さくしつつ而も幅広化という相
反する2つの作用を円滑に達成するために、本発明にお
いては雌ロータ2の前進面及び後進面を3個以上の円弧
で構成することにより、より具体的には前記複数の円弧
のうち、頂部円弧に隣接し且つピッチ円DPFにまで到達
しない一又複数の円弧の内少なくとも一の円弧(Q〜
R)を、ピッチ円DPFに到達する他の円弧(Q〜P)よ
り大幅に大なる直径にする事により前記作用を円滑に達
成し得る。これにより雌ロータ2の歯先が雄ロータ1の
歯底と噛み合う際両ロータの歯面の間にできる吐出室に
通ずる逃げ通路が広くなり、半閉じ込み空間4が形成さ
れず、閉じ込み圧縮が発生せず性能と信頼性が向上する
とともに、雌ロータ2のアデンダム21の歯厚を薄くす
る事なしに前記作用を達成し得るために雌ロータ2の強
度低下や、理論押しのけ量(理論風量)の低減が生じる
事がない。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等
は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲を
それに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。図1は本発明の実施例に係るスクリュー圧縮機とし
て適用した場合のスクリューロータの軸直角断面形状を
示し、1は雄ロータ1で90°対称位置に4個のランド
12を有し、該ランド12間に挟まれる溝部13の歯底
側をピッチ円DPMの内側まで延在し、デデンダム11を
形成すると共に、駆動軸及び歯車列を介してモータ(い
ずれも不図示)に連結する駆動ロータとして機能させ、
矢印方向に回転可能に構成している。
【0018】一方前記雄ロータ1と噛み合う雌ロータ2
は、60°対称位置に6個のランド22と、該ランド2
2間に挟まれる溝部を有し、該ランド22のピッチ円D
PFの外側にアデンダム21を設けている。そして前記雄
ロータ1の駆動トルクを受けて矢印方向に従動回転可能
に構成している。
【0019】次に前記雌ロータ2及び雄ロータ1夫々の
歯形プロフィルについて説明する。先ず雌ロータ2のア
デンダム21頂部より回転方向先進側の歯底に至るまで
の先進面側の歯形(O1〜J〜K〜L〜M〜O3)形状に
ついて説明する。先ずアデンダム21頂部のO1−J間
は、雌ロータ2の軸心OFを中心とする半径rF(DF
の円弧で形成する。該頂部に隣接しピッチ円DPFまで至
らないJ−K間は、ピッチ円DPFの内側に位置するOKJ
とする半径rKJ(=0.038×CD、CD:ロータ軸
心間距離)の円弧で形成する。ピッチ円DPFに至るK−
L間は、ピッチ円DPFの内側に位置するOLKとする半径
LK(=0.034×CD)の円弧で形成する。前記ピ
ッチ円DPFより溝部を形成するL−M間は、雄ロータ1
bの円弧C−Dによって創成された曲線である。歯底頂
部に至るM−N間は、ピッチ円PFと雌雄両ロータの軸心
F,OMを結ぶ線との交点OPMFを中心とする半径rMN
の円弧で形成する。そして前記O1〜J〜K〜L(ピッ
チ円DPFに至るまで)がアデンダム21の前進側プロフ
ィル21aを形成する。
【0020】ロ次に前記歯底より雌ロータ2のアデンダ
ム21頂部に至る後進側の歯形(O3〜N〜P〜Q〜R
〜S〜O1)形状について説明する。先ず歯底頂部付近
よりピッチ円DPFに至るN−P間は、雄ロータ1aの円
弧EFによって創成された曲線で形成する。ピッチ円D
PFよりアデンダム21側の前記第4の円弧に相当するP
−Q間は、ピッチ円DPFの内側に位置する中心OPQとす
る半径rPQ(=0.06×CD)の円弧で形成する。次
にアデンダム21頂部付近に至る第3の円弧に相当する
Q−R間は、ピッチ円DPFの内側に位置する中心OQR
する半径rQR(=0.15×CD)の円弧で形成する。
更に頂部円弧と隣接するR−S間は、ピッチ円DPFの内
側に位置する中心ORSとする半径rRS(=0.04×C
D)の円弧で形成する。アデンダム21頂部円弧O1
S間は、雌ロータ2の軸心OFを中心とする半径rF(=
F)の円弧で形成する。尚、雌ロータ2のアデンダム
21の頂部円筒(S〜J)角度、即ち軸心OFの頂部を
なす狭角φは、1.4°の角度に設定する。
【0021】次に雄ロータ1の歯形について説明する。
先ず雄ロータ1の前進側の歯形プロフィル(O2〜I〜
H〜G〜F〜E〜O3)において、デデンダム11のO2
−I間は、雌ロータ2のアデンダム21の円弧O1−S
によって創成された曲線で形成する。デデンダム11の
I−H間は、雌ロータ2のアデンダム21の円弧R−S
によって創成された曲線で形成する。。デデンダム11
のH−G間は、雌ロータ2のアデンダム21の円弧Q−
Rによって創成された曲線で形成する。。デデンダム1
1のG−F間は、雌ロータ2のアデンダム21の円弧P
−Qによって創成された曲線で形成する。。雄ロータ1
のランドの前進フランク面を主として形成するF−E間
は、ピッチ円DPMの内側に位置するOFEを中心とする半
径rFE(=0.297×CD)の円弧で形成する。
【0022】次に雄ロータ1の後進側の歯形プロフィル
(O3〜D〜C〜B〜A〜O2)において、雄ロータ1の
ランド頂部のE−D間は、ピッチ円DPMと雌雄両ロータ
の軸心O F,OMを結ぶ線との交点OPMFを中心とする半
径rMN(0.238×CD)の円弧で形成する。該頂部
に隣接するD−C間は、交点OPMFと点Mを結ぶ線上に
位置する中心OCDとする半径rCD(=0.02×CD)
の円弧で形成する。雄ロータ1のランドの後進フランク
面を主として形成し且つデデンダム11の一部をなすC
−B間は、雌ロータ2の円弧K−Lによって創成された
曲線で形成する。デデンダム11のB−A間は、雌ロー
タ2の円弧J−Kによって創成された曲線で形成する。
デデンダム11の頂部をなすA−O2間は、雌ロータ2
の円弧O1−Sによって創成された曲線で形成する。
【0023】従ってかかるロータ構成によれば前記した
本発明の作用を円滑に達成し得るとともに、特に本実施
例はブローホールが先行例1(特公昭56−17559
号)に比較して約40%減少し、又図2に示すように吐
出室に通じる逃げ通路も広くできたので、半閉じ込み空
間4が形成せず無駄な圧縮動力が不要となったため、本
スクリューロータを圧縮機に適用し、先行例1(特公昭
56−17559号)と同一条件で運転した場合におい
て、圧縮効率が約5%向上した。
【0024】
【発明の効果】以上記載したした如く請求項1記載の発
明によれば、従来全く着目されていなかった雌ロータの
アデンダムの形状と、雄ロータ1のデデンダムの形状に
着目し、両者の形状に工夫を凝らす事により、シール線
の長さの低減とほとんど無関係にブローホール面積を有
効に低減し得る。又請求項3記載の発明によれば、前記
ロータ機械を圧縮機として適用した場合に、吐出工程途
中において、両ロータの歯面と吐出側端面板に囲まれて
形成された空間が半閉じ込み状態となる事がなく、而も
雌ロータの強度低下や、理論押しのけ量(理論風量)の
低減が生じる事なく前記半閉じ込み状態を阻止する事が
出来る。そして更に請求項7記載の発明によれば前記い
ずれの効果も満足する事が出来、結果的に圧縮効率の向
上を図ったスクリュー圧縮機等の提供が容易である。等
の種々の著効を有す。尚、本発明は油噴射式ロータ機械
のみならず、無給油タイプのロータ機械にも適用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるスクリューロータの軸
直角断面を示す要部拡大図である。
【図2】雌ロータと雄ロータの噛み合い状態を示し、特
に半閉じ込み状態が生じない状態を示す。
【図3】図6のA−A線側から見たブローホール面積を
示す作用図である。
【図4】先行例1にかかる雌ロータと雄ロータの噛み合
い状態を示し、特に半閉じ込み状態が生じている状態を
示す。
【図5】先行例2にかかる雌ロータと雄ロータの噛み合
い状態を示し、特に半閉じ込み状態が生じている状態を
示す。
【図6】先行例1にかかるスクリューロータの軸直角断
面を示す要部拡大図で、ブローホールが発生する状態を
示す。
【符号の説明】
1 雄ロータ 11 デデンダム 12 雄ロータのランド 13 雄ロータの溝部 2 雌ロータ 21 アデンダム 22 雌ロータのランド 23 雌ロータの溝部 21a アデンダムの前進側プロフィル 21b アデンダムの後進側プロフィル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに噛合して回転する雄ロータと雌ロ
    ータからなり、雌ロータのランド部がピッチ円の外側に
    アデンダムを、又雄ロータの溝部がピッチ円の内側にデ
    デンダムを有するスクリューロータにおいて、 該スクリューロータを回転機械として適用した場合にお
    ける前記雌ロータのアデンダム頂部中心から回転方向に
    対し先進する側のピッチ円に至るまでの軸直角断面形状
    (以下前進側プロフィルという)が、3個以上の円弧か
    ら形成される複数円弧曲線である事を特徴とするスクリ
    ューロータ
  2. 【請求項2】 雄ロータ側のデデンダムの前記雌ロータ
    のアデンダムの前進側プロフィルに対応する部位が、前
    記複数円弧曲線から創成される創成曲線である請求項1
    記載のスクリューロータ
  3. 【請求項3】 互いに噛合して回転する雄ロータと雌ロ
    ータからなり、雌ロータのランド部がピッチ円の外側に
    アデンダムを、又雄ロータのピッチ円の内側にデデンダ
    ムを有するスクリューロータにおいて、 該スクリューロータを回転機械として適用した場合にお
    ける前記雌ロータのアデンダム頂部中心から回転方向に
    対し後進して来る側のピッチ円に至るまでの軸直角断面
    形状(以下後進側プロフィルという)が、3個以上の円
    弧から形成される複数円弧曲線である事を特徴とするス
    クリューロータ
  4. 【請求項4】 雄ロータ側のデデンダムの、前記雌ロー
    タのアデンダムの後進側プロフィルに対応する部位が、
    前記複数円弧曲線から創成される創成曲線である請求項
    3記載のスクリューロータ
  5. 【請求項5】 前記雌ロータのアデンダム頂部を、雌ロ
    ータ軸心を中心とした後進側から前進側に亙る一の円弧
    曲線で形成すると共に、該円弧曲線の軸心を中心とした
    狭角が4°以下である事を特徴とする請求項3記載のス
    クリューロータ
  6. 【請求項6】 頂部円弧に隣接し且つピッチ円にまで到
    達しない一又複数の円弧の内少なくとも一の円弧を、該
    円弧に隣接しピッチ円に到達する他の円弧より大幅に大
    なる直径にした事を特徴とする請求項3記載のスクリュ
    ーロータ
  7. 【請求項7】 互いに噛合して回転する雄ロータと雌ロ
    ータからなり、雌ロータのランド部がピッチ円の外側に
    アデンダムを、又雄ロータの溝部がピッチ円の内側にデ
    デンダムを有するスクリューロータにおいて、前記雌ロ
    ータのアデンダムの軸直角断面プロフィルが、5個以上
    の円弧から形成される複数円弧曲線であり、 一方雄ロータ側のデデンダムが、前記複数円弧曲線から
    創成される創成曲線である事を特徴とするスクリューロ
    ータ
  8. 【請求項8】 前記雌ロータのアデンダム頂部を、雌ロ
    ータ軸心を中心とした後進側から前進側に亙る一の円弧
    曲線で形成すると共に、該円弧曲線の軸心を中心とした
    狭角が4°以下である事を特徴とする請求項7記載のス
    クリューロータ
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