JPS6020500B2 - 繊維又はその構造物の処理法 - Google Patents

繊維又はその構造物の処理法

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JPS6020500B2
JPS6020500B2 JP52067172A JP6717277A JPS6020500B2 JP S6020500 B2 JPS6020500 B2 JP S6020500B2 JP 52067172 A JP52067172 A JP 52067172A JP 6717277 A JP6717277 A JP 6717277A JP S6020500 B2 JPS6020500 B2 JP S6020500B2
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    • D06M14/00Graft polymerisation of monomers containing carbon-to-carbon unsaturated bonds on to fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials
    • D06M14/08Graft polymerisation of monomers containing carbon-to-carbon unsaturated bonds on to fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials on to materials of synthetic origin
    • D06M14/12Graft polymerisation of monomers containing carbon-to-carbon unsaturated bonds on to fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials on to materials of synthetic origin of macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維又はその構造物に、耐久性(永久性)吸
汗性、吸湿性、制電性を付与し、かつその風合を改善し
得る新規な処理方法に関する。
繊維を、アクリル酸、アクリルアミド、N●N′ーメチ
レンービスアクリルアミドの如き水落性モノマーと過硫
酸塩等の重合開始剤を含有する酸性溶液中で重合させて
帯電防止性や吸水性を附与する処理法が知られている。
しかしながら、この方法では重合処理に長時間を要する
ばかりでなく、工業的実施に際しては例えば反応温度や
昇温速度等の処理条件を一定に調節し難いため、そのモ
ノマーが繊維に比較的グラフト重合し難く、処理液中に
多量のホモポIJマーが生成し、重合処理装置を汚して
、その掃除に余分の手間を要し、またホモポリマーを含
有する処理液の廃棄は産業公害の一因ともなる。またこ
の方法で処理された繊維の表面には、比較的多量のホモ
ポリマ−が付着しているために、洗濯回教が少ない(1
〜10回)うちは、可成り良好な吸汗性、吸湿性、帯電
防止性を示すけれども洗濯回数が更に20回、30回、
50回と増加すると、脱落、除去して、その性能が著し
く劣化する。またそれらのモノマーと過酸化水素、過硫
酸海等の重合開始剤とを含有する溶液を繊維に付着して
から熱処理して重合処理する方法では、重合反応の開始
及び進行に長時間を要し、また繊維に付着したそのホモ
ポリマ−が洗濯により容易に脱落し、帯電防止効果、吸
水効果を永く保持することができない。
また、それらの方法のように、過硫酸塩や、過酸化物等
の重合触媒を処理液中に使用することは、コスト高を招
くのみならず、処理装置の材質の考慮が必要となり、ま
た空気中の酸素が反応の阻害要因となるため窒素ガスの
使用が必要となる。
更に、水熔性モノマーを通常の重合開始剤と共に繊維構
造物に施与し、次いでモノマーの非溶剤(炭化水素等)
中で加熱処理する方法では、溶剤の回収や衛生上、作業
性に問題があり、しかもホモポリマーの発生が少なくな
るだけで反応効率も充分でない等、工業的実施に際して
は不適である。
本発明者等は上述の如き従来技術の欠点を改良せんとし
て鋭意研究した結果、過硫酸塩や過酸化物等の通常の重
合開始剤を使用することなく、ポリマー中に活性水素を
有する繊維を、水可溶性重合性モノマーと酸と水とから
なる処理液の共存下に加熱処理するときは、前記繊維が
水溶性モノマ−のグラフト重合促進剤として作用し、モ
ノマーと接触している繊維の内外部において、選択的か
つ有効に反応してグラフトポリマーを生成し、特に処理
液中にホモポリマーを生成しないので、反応後の処理液
を再度反覆して多数回活用し得ると共に、しかも処理さ
れた繊維物質は多数回(例えば50回)洗濯を繰返して
も尚、永久的な優れた吸汗性、吸湿性、帯電防止性と優
れた風合を保持していることを見出し、本発明を完成し
た。
本発明の目的は、通常の重合開始剤を使用することなく
、水溶性モノマーを効率よく繊維にグラフト重合すると
ができ、かつ多数回の洗濯にも安定で、永久的な優れた
吸汗性、吸湿性、帯電防止性と優れた風合を保持し得る
改良された処理方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、新規なグラフト重合処理方法を提
供することにある。
即ち、本発明は、活性水素を有する繊維又はその構造物
を、少なくとも一つの水可溶性重合性モノマーと酸と水
とからなる処理液の共存下に加熱処理することを特徴と
する繊維又はその構造物の処理方法である。
以下、本発明の実施態様を詳述する。
本発明に使用する活性水素を有する繊維とは、繊維を構
成するポリマ−分子中に遊離のNH2基、OH基、SH
基、CH20日基、COO日基等の活性水素含有基を具
有する繊維であって、例えば、セルローズ繊維、絹、羊
毛、蛋白質再生繊維、ポリアミド繊維多量(40モル%
以上)の遊離水酸基を有する、アセテート繊維、ポリビ
ニルァセタール繊維等を挙げることができる。
一般に比較的結晶化度が低い繊維、非結晶領域の大きい
繊維程反応速度が早くなり、反応活性が高く、また比較
的結晶化度が高くても−NH基や−N星基を有する繊維
は比較的速やかにグラフト重合反応を進行せしめる煩向
がある。例示した繊維の中で好ましいものは、ポリアミ
ド繊維、絹、羊毛、セルローズ繊維等であり、またポリ
アミド繊維は、重合速度の調節が容易でかつ吸汗性、吸
湿性、帯電防止性、風合等において著しく改良されるの
で特に好ましいものである。また、繊維又はその構造物
とは、それらの繊維の単独または二種以上の組合せから
なる糸、パッド、泰幕、織物、編物、不織布等を意味す
る。
水可溶性重合性モノマーとは、水溶性でかつ重合性の不
飽和基を有する化合物であって、例えばN・N′−メチ
レンービスアクリルアミド、N・N′ーメチレンービス
メタクリルアミド(N・N′−メチレンービスメチレン
ーQーメチル−アクリルアミド)、N・N′ーメチレン
ービスーQ−エチルーアクリルアミド、アクリルアミド
、アクリル酸、メタクリルアミド、トリアクリロィルヘ
キサヒドロトリアジン、2ーヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアル
キレングリコールモノアクリレート(ポリエチレングリ
コールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリレート等)、ポリアルキレングリコ−ルモノメ
タクリレート(ポリエチレングリコ一ルモノメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコ‐ルモノメタクリレート等
)、スチレンスルホン酸等を挙げることができる。水可
溶性重合性モノマ−は、単独又は二種以上組合せて使用
される。
その使用量は、処理液重量に対して0.01〜1の重量
%、好ましくは0.03〜5重量%、更に好ましくは0
.05〜2重量%である。0.01重量%未満では反応
は進行し難く、1の重量%よりも多くなるとホモポリマ
ーが生成し易い。
次に、処理液に含有せしめる酸としては、例えば操燐酸
、硫酸、塩酸、酢酸、ギ酸、綾酸、酒石酸、モノクロル
酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸等を挙げることが
できる。処理液中の酸量としては、その重量に対して0
.05〜3.の重量%である。0.05重量%よりも少
なくなると反応は進行し難く、3.の重量%よりも多く
なるとホモポリマーが生成し易く、また風合が硬くなる
場合がある。
尚、本発明の上記処理液には、必要に応じてアニオン型
、ノニオン型、カチオン型等の界面活性剤を含有するこ
ともできる。
本発明の処理液は、極めて安定で加熱して煮沸させても
、含有する水溶性モノマーの重合反応は進行せず、長期
保存し得るのも本発明の一つの特徴である。
本発明の方法は、この安定な処理液の中に前記の繊維物
質を浸潰し、その状態で所要温度に加熱処理するか、あ
るし、は浸債後ドクターで余分の処理液を取り除くか、
処理液をパッディング法、頃霧法等により繊維物質に所
要量含浸、施与した後蒸熱処理法等により加熱処理され
る。
この場合、処理液中の水溶性モノマーは接触している繊
維の内外部の活性水素により励起、活性化され、接触部
分の繊維内外において選択的かつ速やかにグラフト重合
を進行することができる。
特にグラフト重合後の処理液は、無色透明でかつそのホ
モポリマーを含有(生成)していないので、そのまま多
数回(例えばモノマー濃度が0.1重量%の場合は連続
5回まで、濃度が0.2重量%では連続10回)再使用
することができるのも本発明の一つの特徴である。本発
明の浸濃処理法における浴比(繊維重量対処理液重量)
は、1対5〜1対400である。
1:400よりも小さい場合は、活性水素を有する繊維
量が、グラフト重合促進剤として少なすぎるため反応は
進行し難くなり易い。
繊維物質に反応液をパディングするときの「ピックアッ
プ率は50〜300%、好ましくは100〜200%で
ある。
本発明の処理方法における重合反応は、水を媒体として
進行するので、水が多量共存する浸債法では、反応速度
の調整、反応の円滑性、吸水性、制電性等の効果等にお
いても最も好ましい。
そして、処理液を施与(含浸)した繊維物質の加熱処理
は、水を蒸発させる乾熱処埋よりも、蒸熱処理の方がよ
り好ましい。蒸熱処理温度は80〜130℃、好ましく
は90〜110qoである。80qoよりも低いと重合
反応は進行し難く、13000よりも高い風合が粗硬と
なり易い。
以上、要するに本発明は、通常のラヂカル重合触媒を使
用することなく、活性水素含有繊維物質を水可溶性モノ
マーと酸と水とからなる処理液の共存下に加熱処理する
ことによって、活性水素含有繊維をグラフト重合促進剤
として作用せしめ、モノマーと接触している該繊維の内
外部において選択的かつ有効に反応して、ホモポリマ−
の生成を防止し、更に処理残液はそのまま再使用できる
と共に、しかも処理された繊維物質は、多数回洗濯を繰
返しても、尚永久的な、優れた吸汗性、吸湿性、帯電防
止性と良好な風合を保持し得るものであって、その商品
的価値及び工業的意義は極めて大きい。
以下実施例について説明する。
尚、実施例に示す%とは重量%を意味する。
実施例中の帯電性、電気抵抗、吸水性、洗濯性、被処理
物の処理後における重量増加率及び吸湿性は、次の如く
して測定したものである。すなわち、帯電性は、京大化
研式ロータリースタテックステスター(興亜商会製)を
用い、電気抵抗はェレクトロメータ−(タケダ理研製)
を用いた。吸水性は、ビュレットより、蒸留水を試料上
5肌上より1滴滴下し、その水の表面反射が消えるまで
の時間を示す。尚吸水性はその時間が短い程良く、0秒
とは時間的に水の表面反射が消えたことを意味する。洗
濯はニューワンダフル(花王石鹸社製)2夕/夕、裕比
1:40、4000で15分間家庭用洗濯機を用いて行
なった。洗濯後流水で15分間水洗を行ない自然乾燥し
た。重量増加率(ポリマー固着率)は下記に示す式で算
出した。重量増加率力ロー後の絶乾虫量一如工肌の絶乾
里量xloo加工前の絶乾重量実施例1 ‘1’ 本発明の方法(無機煤法) 精練リラックス処理、プレセットを行なった30デニー
ルナイロンバックハーフをN・N′−メチレンービスア
クリルアミド0.1%、ギ酸0.5%、水99.4%か
らなる処理液中に浴比1:20で、浸潰して、100o
oで時間処理した。
その後縁洗(50qCで20分)、水洗(20分)を行
ない乾燥した。反応後の処理液は無色透明で、ホモポリ
マーの発生は全くなかった。{21 比較例(触媒法) 比較のために、同じ布を使用し、N・N′−メチレンー
ビスアクリルアミド0.5%、触媒としての硝酸第2セ
リウムアンモニウム0.5%、ギ酸0.5%、水擬.5
%からなる処理液中に浴比1:20で浸潰してN2気流
中、時々燈拝しながら常温から70午0まで20分で昇
温を行ない70qoで30分間処理を行なった。
その後傷洗(5000で20分)、水洗(20分)を行
ない乾燥した。処理後は反応の後で強く白濁し、湯洗、
水洗の後でも繊維の間に多量のホモポリマーが付着して
いることをも認めた。これらの処理布を、10回、50
回洗濯したものの重量増加率、帯電性、吸水性を調べた
結果を第1表に示した。
第1表 実施例 2 実施例1の本発明方法の処理液の反応残液を、80午0
まで冷却し、精練、リラックス処理、プレセツトを行な
った同じ30デニールナイロンバックハーフを裕比1:
20にてその反応務液中で100℃、1時間反応(処理
)した。
その後、湯洗(50℃で20分)、水洗(20分)を行
ない乾燥した。以下、数回同じ操作をくりかえし、行な
った。その結果、第2表の通りである。
尚、その場合、反応は毎回有効に行なうことができ、ホ
モポリマーも全く発生しなかった。第2表 (注)吸水性、風合の結果は、各処理布の50回洗濯後
の結果である。
風合の評価は次の通りである。
1・・・・・・ナイロン特有のヌメリ感あり2・・・・
・・ある程度のヌメリ感あり3・・・・・・ヌメリ感殆
んどなし 4・・・・・・ネメリ感全くなし 実施例 3 精練、IJラックス処理、プレセットを行なった70デ
ニールナイロンバックハーフを、N・N′−メチレン−
ビスアクリルアミド0.05%、ギ酸0.6%、水99
.45%からなる処理液中に裕比1:50で浸潰して1
1000、30分間反応した。
その後、湯洗(50qoで20分)、水洗(20分)を
行ない乾燥した。処理液は、反応の前後で水の様に無色
透明で、ホモポリマーの発生は全くなかった。比較のた
めに同じ布を使用し、裕比1:50にてN・N′−メチ
レンービスアクリルアミド0.3%、過硫酸アンモン0
.1%、硫酸0.5%、水99.2%からなる処理液に
浸潰し、常温から7ぴ0まで3び分で昇温を行ない、7
0℃で1時間処理を行なった。
その後、湯洗(50午0で20分)水洗2粉ごを行ない
、乾燥した。反応後の処理液は、著しく白濁して湯洗、
水洗の後でも繊維の間に多量のホモポリマーが認められ
た。この処理物を、10回、50回洗濯したものの重量
増加率、電気抵抗、風合は第3表のとおりである。
このように過硫酸アンモニウム等の触媒を使用すると、
モノマーのほとんどが溶液中で自己重合し、繊維に強く
結合している量が少ないことが理解できる。第3表 実施例 4 糊抜、精練、プレセットを行なった70デニールナイロ
ンタフタを、N・N′ーメチレンービスアクリルアミド
1.0%、酢酸0.15%、水98.85%からなる処
理液に浸潰させた後、ピックアップ率100%に絞り、
10000、1時間スチーミング(蒸熱処理)を行なっ
た。
その後湯洗(6000で20分)、水洗(20分)を行
なったが、水洗液の中に繊維より遊離したホモポリマ−
の発生は全く認められず、効率よく反応が進行している
ことが確認された。比較のために、同じ布を使用しN・
N′−メチレンービスアクリルアミド1.0%、触媒と
しての過硫酸カリウム0.2%、硫酸0.5%からなる
処理液に浸潰した後、ピックアップ率100%に絞り、
100℃で1時間スチーミング処理を行なった。その後
、湯洗(60qoで20分)、水洗(20分)を行なっ
たが、水洗液の中に、繊維より多量のホモポリマーが遊
流してきた。この処理物を、10回、50回洗濯した後
の吸水性、風合は第4表のとおりである。
第4表 参考例 実施例1の本発明の中で、ギ酸を使用しない場合は全く
同様に行なった。
その結果、重合反応は全く進行しないことを認めた。実
施例 5 N・N′ーメチレンービスアクリルアミド1.0%の代
りに、N・N′ーメチレンービスメタクリルアミド(N
−MMAと略記する)1.0%、N・N′ーメチレンビ
スーQ−エチルアクリルアミド(N−M旧Aと略記する
)1.0%の夫々を使用する他は、実施例1の本発明法
(無触媒法)、及び比較例(触媒法)と同様に行なった
その結果を第5表に示した。尚本発明による反応後の処
理は、無色透明でホモポリマ−の発生は全く認められな
かつた。これに反して触媒法で反応液は白濁し、また処
理後の繊維の隙間には多量のホモポリマーが付着してい
た。第5表 モノ マ−試料布 重電増加率鰍 帯電
防止性M 吸 水 性 感め無海虫煤法 触媒法
無触媒法 触媒法 無触媒法 触媒 法N−MMA処
理布く未洗濯) 0.26 0.32 96
0 1350 0 010回洗濯後
0.25 0.13 1150 210
0 0 35 0回洗濯後 0.2
5 0.06 1250 4900 1
92N−MEA処理布く未処理) 0.25
0.34 970 1400 0
010 回洗濯後 0.24 0.1
3 1200 2200 0
45 0回洗濯後 0.25 0.06
1300 4900 1 93(注)
:未処理布の帯電性及び吸水性は第1表に記載の通りで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性水素を有する繊維又はその構造物を、少なくと
    も一つの水可溶性重合性モノマーと酸と水とからなる処
    理液の共存下に加熱処理することを特徴とする繊維又は
    その構造物の処理方法。 2 水可溶性重合性モノマーが、 N・N′−メチレンビスアクリルアミド、N・N′−メ
    チレン−ビスメタクリルアミド、N・N′−メチレン−
    ビス−α−エチルアクリルアミド、アクリルアミド、ア
    クリル酸、メタアクリルアミド、トリアクリロイルヘキ
    サヒドロトリアジン、2−ヒドロキシエチルアクリレー
    ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアルキ
    レングリコールモノメタクリレート、ポリアルキレング
    リコールモノアクリレート、スチレンスルホン酸からな
    る群から選択された化合物の少なくとも一つである特許
    請求の範囲第1項記載の処理方法。 3 水可溶性重合性モノマーが処理液中に0.01〜1
    0重量%含有されている特許請求の範囲第1項記載の処
    理方法。 4 酸が、燐酸、硫酸、塩酸、酢酸、ギ酸、蓚酸、酒石
    酸、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸あ
    るいはそれらの組合せである特許請求の範囲第1項記載
    の処理方法。 5 酸が、処理液中に0.05〜3重量%含有されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の処理方法。 6 処理液共存下の加熱処理が、前記繊維又はその構造
    物を処理液中に浸漬した状態で加熱処理することである
    特許請求の範囲第1項記載の処理方法。 7 浸漬した状態で加熱処理するときの浴比(繊維量対
    処理液量)が、1対5〜1対400である特許請求の範
    囲第1項記載の処理方法。 8 処理液共存下の加熱処理が、前記繊維又はその構造
    物に処理液を含浸した後、蒸熱処理することである特許
    請求の範囲第1項記載の処理方法。 9 加熱処理の温度が80〜130℃である特許請求の
    範囲第1項記載の処理方法。 10 加熱処理した後で、水洗を行なう特許請求の範囲
    第1項記載の処理方法。 11 活性水素を有する繊維が、絹、羊毛、セルローズ
    繊維、ポリアミド繊維、遊離水酸基を有するアセテート
    繊維、ポリビニルアセタール繊維である特許請求の範囲
    第1項記載の処理方法。
JP52067172A 1976-11-05 1977-06-06 繊維又はその構造物の処理法 Expired JPS6020500B2 (ja)

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