JPS6020445A - ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はランプ、特にガラスバルブの開口端と端板と
をガラスフリットと呼ばれている封着用低融点ガラスに
より気密に封着した構造を有するランプ（：関する。

この種の構造を有するランプの一例として、第１図に示
すような小形放電ランプがある。すなわち第１図におい
て、（１）は開口端（２）を有するガラスバルブであり
、（３）は一対の電極（４）及び一端がこれらの電極（
４）を夫々気密態様に囲み、他端が開放している２本の
Ｕ字状内管（５）を配設し、中央部に排気用細管（６）
が挿通されているセラミック端板である。このセラミッ
ク端板（３）はその周縁部にバルブ（１）の開口端（２
）を受容するバルブ受は溝（７）が形成されており、バ
ルブ（１）の開口端（２）と端板（３）とは、バルブ受
は溝（７）内でガラスフリット（８）によって気密に封
着されている。第２図は上記第１図のランプの封着部分
を拡大して示したものである。

このような構造のランプにおいて、現在量も問題となっ
ているのは、封着部近傍の強度が弱いということであり
、ランプ取扱い中、あるいはランプ点灯中の温度上昇等
により封着部近傍が割れるという事故がしばしば発生す
る。

上記第１図のようなランプは製造工程においてバルブ開
口端（２）と端板（３）を封着する（二は９通常。

端板（３）のバルブ受は溝（７）内にガラスフリット（
８）を塗着し、バルブ開口端（２）を上記塗着したガラ
スバルブＩ−＋８）に当接させて加熱しガラスフリット
（８）を溶融させ、バルブ開口端（２）を溶融したガラ
スフリット（８）中に埋没させてから冷却し、ガラスフ
リクト（８）を固化させる方法で行って〜・る。ここで
使用するバルブ（１）、端板（３）及びガラスフリット
）（８１１１゜当然のことながら近似した熱膨張係数を
持つものを使用しているが、しカル上記のような封着工
程で加熱しガラスフリット（８）を溶融した後の冷却過
程（＝おいて、バルブ（１）と端板（３）はその熱容量
や形状の違いにより温度差を生じ、ガラスフリット（８
）が固化した後、封着部分に歪が生じる。一般（ニジま
バルブ（１）の方が端板（３）より速く冷却されるので
。

封着部ではバルブ開口端（２）が先に熱収縮し、冷却速
度に対応してやや遅れて端板（３）が熱収縮す゛る。

しかし温度がガラスフリット（８）の固化する温度まで
低下すると、端板（３）とバルブ開口端（２）は一体化
されるので、最終的にバルブ（１）と端板（３）が常温
まで冷却された時、バルブ開口端（２）には内側に縮径
される方向に応力がかかつている。このような状態では
、ガラスフリフト（８）に埋没して（Ｘる近傍のバルブ
（１）には、ガラスフリット（８）の表面近くの内部、
第２図に示す（９）の位置に強い剪断力がかかり。

バルブ（１）の外面とガラスフリット（８）の表面の接
点付近、第２図に示す＋ＩＧの所（二局部的にり１つ張
り応力がかかつている。このため、このような構造のラ
ンプは取籾い中（二封着部近傍（二外ブＪ　７Ｊ’　］
ＪＩＪｉフつたり、又急激な温度変化があると破損しや
す〜・と（・う欠点を有している。

この発明は上記の点に鑑みなさ」ｔたもので、）＜ルブ
開口端と端板とをブｊ゛ラスフ１４ット（二より封着し
た構造のランプにお〜・て９　）くルフ゛Ｄｉ口端（二
、端板と接する面を平坦とした白部りを周縁部す全周（
二亘って形成し、封着部の強度の向上したランプを提供
しようとするものである。

以下この発明のランプを図（−よって説明する。

第３図はこの発明のランプの一実施９１３を示す封着部
分の断面を示したもので、　ｆｉｌ）ｉ開口端（２）を
有するバルブ、（３）は端板、（７）＋ま端板周縁部（
二形成されているバルブ受は溝であり、こ１１らｔま第
１図のものと同様に形成されて（・る。αＨまノクル〕
゛（１）のロｉロ端（２）に形成された底部が平面状の
白部りである。

そしてこの白部りＵｔ＋は、ノ＜ルブ受は溝（７）（−
受容され、ガラスフリット（８）によって端板（３）（
二封着されている。封着部分がこのような構造となって
いるこの実施例のランプは、第１に、ガラスフリット（
８）中に埋没している近傍のバルブ（１）の開口端（２
）が白部り状となっているので、熱容量が大きく、従っ
て封着工程での冷却過程で封着部分のバルブ（１）と端
板（３）の間に生じる温度差は、第２図に示すような従
来の構造のものに比べて小さく、このため封着部分近傍
のバルブ（１）に加わる応力が小さくなる。又第２に、
封着部分のバルブ（１）の剪断応力がかかる部分、すな
わち第３図に示す（９）の部分のガラスの肉厚が厚いの
で剪断応力に対する強度が増大し、従来のものに比べて
封着部近傍のバルブ（１）の強度は格段に向上したもの
となる。なお、バルブ開口端に形成する白部り（１１１
は、その底部の端板（３）に当接する部分を平面状にす
る必要があり、第４図に示すような単なる白部り（１１
１を形成した場合には、バルブ受は溝（７）の中のフリ
ット（８）の量のバラツキにより、バルブ（１）の剪断
力力を加わる部分（９）の肉厚が変動しやすく、このた
め強度のバラツキが大きくなる。

以下、この発明の実施例について述べる。

外径７０−高さ１００ｍ、肉厚１門の、内部カー中空で
一端が開放しているソーダライムガラス製ノ＜ルブの開
放端をガスバーナーで加熱し軟化させてから、下部より
ローラーを当て℃厚さ２．５ｍｍの底部ｌＪ″一平面状
の白部りを形成し、電極、内管及び配設したセラミック
製端板な上記開口端に、硼酸と酸イし鉛を主成分とする
ガラスフリットにより、第３図に示すような状態で封着
してから内部を真空（二し。

少量の水銀と希ガスを封入して放電ランプ°を製イ乍し
た。次にバルブ開口端に白部りを形成しな℃・でバルブ
と端板を封着し、封着部が第２図（二示すような形状の
従来のランプを製作した。上記２種類のランプを夫々１
０個づつ用意し、恒温槽中で８０℃に加熱してから２０
℃の冷水中（二投入する方法で熱衝撃試験を行った結果
、封着部が従来の形状のランプは１０本中種本に封着部
近傍の］＜ルフ゛；二害りれが発生したが１本発明の形
状のランプは割れの発生は皆無であった。

以上述べたように９本発明は端板面にノクルブの開口端
を受容する溝を設け、この溝内で端板とバルブをガラス
フリットにより気密に封着したものにおいて、上記バル
ブの開口端はその周縁部に底部が平面状の肉溜りを形成
しであるので、封着部近傍の強度が一段と向上し、破損
を軽減させる効果がある。

なお、上記実施例では、外管バルブと端板の封着部につ
いて述べたが、内管を端板に固着させる手段としてガラ
スフリットを使用した場合にも。

当然のことながら同様の効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はバルブと端板とをガラスフリットにより気密に
封着した構造の放電ランプを示す断面図。 第２図は第１図のランプの封着部分の拡大断面図９第３
図はこの発明のランプの封着部分の断面図。 第４図は本発明の詳細な説明するための封着部分の断面
図である。 図において（１）はバルブ、（３）は端板、（７）はバ
ルブ受は溝、（８）はガラスフリット、αＤは肉溜りで
ある。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人大岩増雄 第１図 第２図 第　３【×１ 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 端板面にバルブの開口端を受容する溝を設け。 この溝内で端板とバルブをガラスフリットにより気密に
   封着したものにおいて、上記バルブの開口端はその周縁
   部全周に亘って上記端板に接する面を平坦とした自溶り
   を形成したことを特徴とするランプ。