JPS6019926Y2 - 内燃機関のバルブシ−ト - Google Patents

内燃機関のバルブシ−ト

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Publication number
JPS6019926Y2
JPS6019926Y2 JP13598679U JP13598679U JPS6019926Y2 JP S6019926 Y2 JPS6019926 Y2 JP S6019926Y2 JP 13598679 U JP13598679 U JP 13598679U JP 13598679 U JP13598679 U JP 13598679U JP S6019926 Y2 JPS6019926 Y2 JP S6019926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve seat
valve
internal combustion
combustion engine
alloy
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Expired
Application number
JP13598679U
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English (en)
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JPS5654206U (ja
Inventor
晃三郎 大川
泰夫 中島
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関に配設された吸気見方および排気弁の
バルブシートに関する。
近年、内燃機関にあってはノッキングと密接な関係にあ
る点火時期に着目し、機関のノッキング状態を検出しな
がら点火時期をこれに対応して進退させてMBT (m
inimum advance for bestto
rque)とし、機関出力および燃費特性が最良となる
ようにしたものがある。
この種の装置にあってはノッキング状態を検出するノッ
キングセンサが必要不可欠なものとされ、従来ではノッ
キング発生のときに機関本体に伝播される特定な機関振
動を測定する振動検出センサが一般にノック・メータと
して用いられている。
しかしながら、かかる従来のノッキング検出装置にあっ
ては前記振動検出センサを機関本体に装着しである関係
上、第1図に示すようにノックによる振動N以外に動弁
系の振動、具体的には吸気弁、排気弁の閉弁時にそれら
のバルブヘッドがバルブシートに当接するときの衝撃に
よる振動によって発生するI、Eの高周波成分をノッキ
ングとして検出し易く、ノッキングの検出感度が不充分
になり、適正な点火時期に制御することができにくいと
いう問題があった。
(例えば8産自動車−1971年発行“ブルーバードU
装備要領書゛°及びSAE 197師3 月発行テクニ
カル・ベーパー・シリーズ第780155号を参照) 本考案はかかる従来の問題点に鑑み、バルブシートに振
動伝達低減材を設けて、吸、排気弁の閉弁時に発生する
衝撃を減衰するようにしたものである。
以下本考案の実施例を吸気弁ののバルブシートに例をと
り図によって詳述する。
第2図において1は燃焼室2、およびこれに連通ずる吸
気通路3を形成したシリンダヘッドである。
4は前記吸気通路3が前記燃焼室2に連通ずる開口部3
aを、図外のピストンの行程位置に応じて開閉する吸気
弁である。
5は前記開口部3a周縁に配設され、前記吸気弁4が閉
弁したとき、それのバルブフェース4aと密着し、燃焼
室2内のガス漏れを防止するリング状バルブシートで、
このバルブシート5は通常、シリンダヘッド1とは別体
に形成し、該シリンダヘッド1に形成した段部1aに装
着しである。
本考案では前記バルブシート5上面に振動伝達低減材6
を後述する接着剤で接着し、該振動伝達低減材6を介し
てシリンダヘッド1に前記バルブシート5を配設しであ
る。
ところで、この振動伝達低減材6は高温に耐える材質で
なければならず、強磁性形合金、双晶形合金等の防振合
金により形成する。
強磁性形合金は通常、磁極方向が互いに様々な方向に配
されて、全体的に安定した微粒な磁区により構成されて
おり、この合金に外部より応力が加わり変形すると、各
磁区の磁極が全体的に一定方向に配列される。
このとき、前述した応力のエネルギーが磁区の配列転換
のエネルギーに費されるので、前記合金の一端に加わっ
た衝撃は他端に伝達されにくいという性質を有する。
また、双晶形合金は外力に応じて双晶が他の双晶を吸収
して成長する過程で、前記外力のエネルギーを消費する ところで、前記振動伝達低減材6を装着したバルブシー
ト5を、シリンダヘッド1に装着する際、該振動伝達低
減材6に前述した防振合金を使用した場合、圧入により
装着すると該防振合金に応力が加わり、防振効果が減少
するので、燃焼時の高温にも耐え得る熱硬化型接着剤、
たとえばアロンセラミックD等で接着する。
この接着剤は前述したようにバルブシート5と振動伝達
低減材6との接合にも使用される。
尚、振動伝達低減材6をバルブシート5、シリンダヘッ
ド1に接着するにあたって、その接着面をりん酸亜鉛、
りん酸鉄等で酸洗いして微少な凹凸面を形成し、接着強
さを増大するようにした方がよい。
第3図は他の実施例を示し、バルブシート5の上面およ
び側面を振動伝達低減材6で覆ったものである。
このようにバルブシート5の側面にも振動伝達低減材6
を設けることで、該バルブシート5の側面よりシリンダ
ヘッド1に伝達される振動を防ぐことができる。
第4図は更に他の実施例を示し、バルブシート5自体を
振動伝達低減材6で形成したものである。
この場合、吸気弁4のバルブフェース4aが直接振動伝
達低減材6に接触するので、該振動伝達低減材6が閉弁
時の衝撃で破損した場合に生ずる燃焼室2内のガス漏れ
を防止するため、バルブシート5の前記バルブフェース
4aとの接触面に、硬質クローム若しくは弁4が着座す
るに適正な材質のメッキ層7を施しである。
このようにバルブシート5自体を振動伝達低減材6によ
り形成することで、接着面を減少して製作工程を簡略化
できる。
尚、前述した実施例は吸入弁4のバルブシート5につい
て開示したが、排気弁に本考案のバルブシート5を用い
て、それら吸、排気弁の閉弁時の衝撃を減衰するように
することはいうまでもない。
以上説明したように、本考案の内燃機関のバルブシート
にあっては、該バルブシートに振動伝達を低減する強磁
性形合金或は双晶形合金よりなる防振合金材を設けて、
閉弁時に発生する衝撃を減衰するようにしたので、機関
本体への衝撃による振動伝達が少なくなり、該機関本体
に振動検出型ノッキングセンサを装着しである場合は、
その誤動作をなくして該ノッキングセンサのSN比が向
上する。
また、閉弁時の衝撃を減衰することにより、衝撃時に発
生する騒音を低減することができるという実用上優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の機関に生ずる振動をピストンの工程位置
に従って表わした図、第2図は本考案のバルブシートを
シリンダヘッドに装着した状態を示す部分縦断面図、第
3,4図は本考案の他の実施例を夫々示す断面図である
。 1・・・シリンダヘッド、2・・・・・・燃焼室、3・
・・・・・吸気通路、4・・・・・・弁(吸気)、5・
・・・・・バルブシート、6・・・・・・振動伝達低減
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関に配設された吸気弁および排気弁のバルブシー
    トにおいて、該バルブシートに振動伝達を低減する強磁
    性合金或は双晶形合金よりなる防振合金材を設けて、前
    記吸、排気弁の閉弁時に発生する衝撃を減衰するように
    したことを特徴とする内燃機関のバルブシート。
JP13598679U 1979-10-01 1979-10-01 内燃機関のバルブシ−ト Expired JPS6019926Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13598679U JPS6019926Y2 (ja) 1979-10-01 1979-10-01 内燃機関のバルブシ−ト

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JP13598679U JPS6019926Y2 (ja) 1979-10-01 1979-10-01 内燃機関のバルブシ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS5654206U JPS5654206U (ja) 1981-05-12
JPS6019926Y2 true JPS6019926Y2 (ja) 1985-06-15

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ID=29367502

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